H O M E リプロヘルス 掲 示 板 資料・参考文献 L I N K
  男性の性について

自己注射法の実体験例
「今だから語れる、男たちの思秋期」
−EDは心の問題?−
症例:54歳男性 
  心循環器系疾患の既往、4年前二次性糖尿病に罹患(当初は薬物療法、食餌療法を行  ったが、現在、血糖値は安定しており、特に薬剤を必要としていない)
パートナー:妻53歳 49歳閉経、健康状態良好、ホルモン補充療法受療
序章:  ベランダで誘う小鳥たちの囀りが私の眠りを、ふと現実に呼び戻してくれた。目をベランダにやると、白いレースのカーテンが揺れていた。窓越しに見える鉢植えのスイトピーが朝の光を浴びながら露に濡れているのがみえる。隣に寝ている妻の亜紀子は、静かな寝息をたてていた。白いバスローブの間からふっくらともりあがる胸元がなぜか眩しく私の目に飛び込んできた。50を超えた胸元の肌がとてもつややかで柔らかく新鮮な気持ちを与えてくれる。
昨夜の激しくお互いに燃えたことが、今朝の目覚めを快いものにしてくれたのだ。ここ数年来味わったことのない充足感であった。そっと、亜紀子の太腿に手をおいてみた。ふくよかな張りのある温かみが感じられる。今まで、こんな感じを抱いたことはない。また触れようとしたこともなかった。手を少しずらして、昨夜の交わったところへまわしてみた。薄い茂みが濡れた感じで、温かい息遣いを感じるようだ。昨夜のできごとは夢ではない。ここ4-5年もの間遠ざかっていた妻とベットをともにしていたのだ。しかも、久しく途絶えていた営みを叶う事ができたのだ。まるで信じられないことが起きていた。

フラシュバック:  どうすれば昔のように亜紀子とのセックスを楽しむことができるのだろうかと思い悩んでいた。30歳代までは、週に1〜2回は夜を楽しんでいた。お互いの仕事も忙しくなり、帰りも遅く、くたくたに疲れた身体を癒すには、お互い休みの朝に、まどろんでいるレム睡眠時、肌を絡め合うことを覚えた。不思議と燃えて身体が熱くなり燃焼できるといった経験があったのだ。終わった後にシャワーを互いに浴びるという習慣が、私たちの間ではこころよい癒しのエピソードとなっていた。

 40歳代に入っても、朝の癒しの営みは2週に1度と回数こそ減ってきたものの続いてはいた。それでもお互いに十分と満足していた。いつの頃だろうか、4~5年前に糖尿病を患ってからは、朝の営みも私にとっては苦痛となり始めていた。そこには、激しく疲れて緊張した身体を毎夜のアルコールでストレスを解消していた自分があり、休みの朝の営みも全く疎遠になっていた。時に、目覚めた横に亜紀子の身体をみながら、彼女をまさぐることはあった。いつものように亜紀子のそこは答え始めて身を差し出してくるのだが、いざ挿入となるといささか硬度の衰えたペニスでも反応を示し、彼女の濡れうるおったなかに分け入れてスラストを試みるが、しだいに小さくなり、ペニスも腟の締め付けを感じることなく入り口周辺を漂うことが繰り返されたのだ。

 そんなことしかできないことが続いた。当然、ほってた亜紀子の身体は夜明けの誘いのレム睡眠で楽しみ、現実に火がついたところで満足することなく、朝の忙しい時間となる惨めな日々を繰り返させたのである。亜紀子のため息ともつかぬ声と自らも発するうめきがいっそう惨めさをつのらせ、それがお互いのストレスともなっていた。彼女の肌にふれることすら控えるようになり、疎遠な関係が続き、やがては寝室も別にして、会話もないままで、暗い日々の連続とでもいえるようになった。50も超えると、もう年だともいい糖尿がそれに拍車をかけたのだろうと、亜紀子も思っていた。血糖値も今は安定している。これは心因性の勃起障害(ED)という認識、そして治療をすればとの思いがつのってきた。およそ2年が経過していた。
夜明けへの誘い:
 2ヶ月前新聞広告に載っていた「勃起障害に悩むあなたへ」という記事をみて、思わず手にし、記事広告を切り抜いて財布の中にしまいこんだ。早速、書かれてあったホームページ「性の相談室」というアドレスにアクセスしてみた。そこに書かれていた産婦人科医師の体験談には、思わず身をのりだすようにして読み込んでしまった。あまりにも自分と同じような体験であり、まさにそのようなことになれば、現在の暗い気持ちが解消されるかとも思った。妻の亜紀子にも話をしてみようか、そんなことも考えたが、一笑に伏されそうで怖い気持ちもあった。様々な治療法が記されてあった。確かに、バイアグラは心疾患のリスクがあり怖かった。そこで書かれている治療法の一つである「自己海綿体注射法」というものに興味が湧いてきた。

 早速、メドラインというの医学関係の文献検索機能で「self injection(自己注射)」と「erectile dysfunction(勃起障害)」というキーワードで検索をかけてみたのである。すると、かなりの論文があった。しかも、最近のものも多く、そのアブストラクトをみても有効性が高く、副作用も少なく安全なもののようだ。そのうちの2~3報を手にして読むと、アメリカでは、バイアグラを第一次選択剤にして、効果のないものには自己注射法を選択するという記載もあった。糖尿を患ったときインスリンの自己注射を選択しなければならない寸前までいった。周りの患者も、何人かはやっているのをみたし、話を聞いている。確かに少量の薬液を局所に注射をすると陰茎の静脈系に疾患がなければ必ず勃起が起きるとある。しかし、陰茎に注射までしてという思いもあった。自分のペニスをだして、ここにあの注射針を刺し込むのを想像するだけでも痛いのだろうなと、萎えてしまっている惨めな自分のペニスを眺めていていた。

 ホームページから相談をかけるのは、E-mailのアドレスだけしか知られないからと思い、現在の悩みを投げかけてみた。すると、専門医らしいEDに関する症状や治療法についての回答があった。今度は、診察を受ける際の受付やその診察時のシステム、さらには注射に対する痛みなど、一度、聞き出すと2度、3度目は容易に抵抗なく問い合わせができる。
決断のとき:
 そこで住所を特定し、池袋、新宿周辺にそのようなクリニックがあるかを問い掛けてみた。すぐに返事が返ってきた。池袋のサンシャインシティの中にあるクリニックが記載されていた。さらに、完全予約制になっており日時を決めておけば、受付の窓口に名前を告げるだけで、他の患者と区別がつかないようなシステムとある。予約をとるには、相互の時間調整をとらなければならないので、フリーダイヤルに電話をするようにとあった。メールのやり取りにはハンドルネームを使っていたので、はたと困惑した。でも、思いきってかけてみようと電話をとって、プッシュホンのボタンを押した。呼び出し音の後、直に「性の悩み相談室です」という男性の声が返ってきた。ハンドルネームで、そのクリニックを受診したい旨を告げると、今までメールでやり取りしていた私であることが直ぐに解ったらしく、何時が良いのかと受診日の希望を聞いてきた。今度の木曜日というと、しばらくして、午後5時なら受診可能だという返事が返ってきた。保険証を必ず持参する旨の説明があり、最後に「お名前は?」と聞かれ、思わず偽名を使ってしまった。うそをついてしまったことを悔いて、なんと馬鹿なことをしてしまったのか、行きづらくしてしまったのである。木曜日まで4日間ある。

 いよいよ受診日の木曜日がやってきた。もうここまできたら開き直りしかないと観念ができていた。午後5時にサンシャインの8階へあがり、その受付に「予約しているものですが…」と偽名で名のった。「予約の患者さんですね。ハイ。カルテを作りますので保険証をお見せください」といってきた。心臓の高鳴りを感じたが、「はい、これが保険証です」といって差し出した。「はい、分かりました。気にしなくていいですから、呼ばれるまで、そこの3診室と書いている部屋に入って、この問診表に記入してください」といわれて問診表が手渡された。そこは、1診、2診室を横切って処置室の隣にある小さな部屋であった。勃起障害の治療法と書かれた下敷きのようなチャートが机の上に置かれており、机の向うに医師の座る椅子があった。落ち着いた雰囲気の部屋だと思った。

クリニックに入って:
 手にした問診表には、現病歴などから始まり、何時頃からそう思うようになったとかセックス時の状況や早朝勃起の有無、勃起の程度などの質問が克明にしたためられている。ここまできたら、もう隠すことなくありのままのことが不思議と素直に書き込むことができた。ほぼ書き終える頃にふくよかな温かみのある看護婦さんが部屋に入ってきて、「いかがですか、もう書き終わりましたか?何かわからないことがありますか?」と声をかけてきた。「はい、すべて、書き込みました」、「それじゃ、先生を呼びますから、そのままお待ちください」といって、直に、医師が私のカルテを持って入ってきて、「私が院長の山口です。今までずい分と独りで悩んでいたようですね。なかなか人に相談するようなものではないですからね。大体のことは「性の悩み相談室」からメールで送られてきていますから、あなたの心配事はよく覚えていますよ」と話し掛けられ、問診表に目を注いでいた。

 最近は、50歳代で勃起時の硬度が弱くなり、セックスの途中で萎えてしまう男性が増えてきているという。お互いに満足の得られないままのセックスに走ってしまい、次第にお互いの関係も疎遠なものとなり、男性としての自信も持てないセックスレスになってしまう。でもセックスをしたいという気持ちはあるが、できない惨めさを抱えて悩む姿は、男性としては耐え切れないものという。それは男だけに限らず相手の女性も同じようにセックスに不満を抱きひそかに悩んでいることが多いという。欧米人に比べると日本の男性はセックスが下手だともいう。特に中高年の男性は相手の反応を待つことなく自分の欲求のみを果たしてしまうのが多いという。しかも1度のセックスに要する時間も年齢とともに短くなっている。一方、欧米では50歳を過ぎた女性の多くがホルモン補充療法(HRT)を受けていて膣萎縮も予防され、月経からの解放、妊娠からの解放で、よりセックスを楽しむことができ、そのなかで男性も相手が喜ぶように努力をする。したがって、性生活重視の傾向が強くなっているという。

 また、夫婦連れでくる足の不自由な車椅子の患者が2度目の受診のとき、奥様が輝いた表情で、何の恥じらいも無く私に何度も何度も頭を下げてきたのが、とても印象に残っているといった。「夫婦間において、この問題がとても大切なものと身に沁みて感じ入りました」とも話されていた。
オフィステスト:
 「糖尿病も比較的軽度のようで心因的なストレスが強く加わってきたものと考えられます。早朝勃起もみられていないようですね。あなたの勃起障害の程度はかなり深刻なようですが、なにも心配することはありません。また、心疾患の既往もあるので「バイアグラ」の処方も難しいようですね。ここでは陰茎の海綿体に少量の薬液を直接注入する方法があります。局所投与ですから、全身的な影響もありませんし、あなたのような症状には最良の方法かと思います。いかがされますか」といわれ、「私もそれを望んでいます」と答え、海綿体注射法の細かな説明がなされ、その治療法の同意を求められた。その同意書にサインをすると、「それでは、オフィステストを始めますね」といわれ、薬剤配合表をみつめながら、看護婦さんに「T液20ユニットとU液10ユニットをお願いします」といった。

 すると看護婦さんは、ツベルクリンの注射筒に0.3mlほどの薬液を入れて医師に渡した。患者自らでも簡単に薬液を陰茎に注入できるように開発された「セルフジェクター」を取り出した。その薬液の入った注射筒をセルフジェクターに装填した。「殆どの人が痛みを感じないようで、注射後には皆さん信じられないことが起きたと驚きの声を挙げる人が殆どなのですよ。それじゃ、テストを始めましょうね」といいながら、私の陰茎の付け根に「セルフジェクター」を当てると、バッシという低い音がした。「今針が刺さったところです。痛かったですか」、「確かに何か蚊にでも刺されたようでしたが、痛みはないですね」と答えた。10数秒たったのだろうか、セルフジェクターを陰茎から離した。「今から、奇跡が始まりますよ」といった。
奇跡の薬液:
 妙な気分に襲われてきた。気分が充実してくるようであり、確かに、私の股間に気合が入ってくるのが感じられる。するとみるみるうちに陰茎の海綿体に血液が鼓動に合わせながら流れ込んでくるのが分かる。脈打つごとに硬度を増して鎌首をもたげ、揺れ動きながら天井を向くようになってきた。きつく締められるほどの勃起だ。かつて味わったことのない思いに駆られた。

 「完璧な勃起状態ですね。いかがですか、100%です。しばらくこの緊張感を味わっていてくださいね」といいながら、先生はカルテに何かを書き始めていた。「これはテストですから、実際処方時の半量ほど少なくしています。直に収まりますからね」といい、しばらくはセルフジェクターに注射筒を装填して、陰茎に刺入する練習をさせられた。一度やってみると確かに簡単だ。

 先生は、私に自己注射用の薬液の入った注射筒2筒を処方し、「これで、もし勃起時間が3時間も4時間も続くようなことがあれば、必ずこの番号に電話をすること、そのときの処置のための緩和剤」といって一本の注射筒を差し出し、「その時は同じようにこの注射液を注入してください。直ぐにおさまります。そして、この2本を使い終わったら、次回受診時に必ず空の注射筒を持ってきてください。それから、弱いからと言って一度に2本を絶対使ってはいけません。1日2回もだめですよ。したがって、今日はだめで、明日から使用できます」といいながら、新しいセルフジェクターの入ったポッシェトをとりだして、その中に3本の注射筒を収めて、にこやかに渡してくれた。

 およそ、40分くらい掛かったのだろうか、クリニックをでるときには、入るときに感じたようなおどおどとした後ろめたさはなく、清々しい気持ちに満たされ、受付の女性にもはっきりと「ありがとうございました」と声をかけることができた。心の中に余裕がうまれている。明日の金曜日は亜紀子の誕生日、それに合わせて試してみようと考えながらクリニックを後にした。

8年ぶりのデート:
 金曜日、待ち合わせ時間である午後6時半に「名鉄メルサ」の1階の喫茶店にはいった。既に、亜紀子は来ていてレモンティを飲んでいた。
「どうしたの、今日は、私の誕生日といって、外で食事をするなんて10年もなるのかな。珍しいことだわ」と、そして「なにかたくらんでいるの?」開口一番にいってきた。「まあ、それもあるけど、8年前、夕紀の高校受験合格の時に、そこのホテルで食事をしたのを思い出して、たまには」と話を進めながら、昨日クリニックに行ってきたことを話した。「また、糖尿がでてきたの?」と心配そうにしてきたので、「詳しくは食事をしながら」といって、銀座のホテルのレストランに足を向けた。

 食事をしながら、いつもとは違って、私のほうから、独り立ちしていった夕紀の仕事振りや生活状況や恋人ができたのかと聞き入っていた。娘のことになると、妻もしきりに話してくれる。身近に自分のことと絡み合わせて、若かった頃を思い出しているのだろう。久しぶりに食事中の会話がはずんだ。それも尽きると、今度は亜紀子のほうから、昨日クリニックに行った理由などを、しきりに問い掛けてきた。「そう、糖尿のことで診てもらいに行ってきた」とワンクッションおいた形で切り出した。

 食事も終わりかけだったので、ホテルの最上階にあるラウンジで話をすることにした。そこでは、お互いに水割りを飲みながら、昨日、クリニックで起きた、一部始終を素直に亜紀子に話をすることができた。不思議と亜紀子も興味を示しながら私の話を頷きながら聞いてくれた。
お互い食事時からのアルコールも十分にまわっていたのか、若い頃に戻ったように、少しふざけながら、ポシェットを取り出し、その注射筒をみせた。「へえ、これがそうなの」ともの珍しそうにセルフジェクターを見ながら、私の股間に手をあててきた。「ここに注射するの、痛くないのかしら」と少し眼を潤ませながら眺めていた。

 帰りのタクシーでは、私の肩に寄りかかり、股間に手を置きながら「ほんとうに痛くないの?ほんとうにそうなるの?」と耳元で囁く亜紀子の声が妙に艶かしさを感じていたが、私の股間は熱くなることはなかった。でも、あのときのみなぎってきた気持ちを思い起こし、余裕があるのか、そっと亜紀子と唇を交わすことができた。
甦った若さ:
 家に戻ると直ぐに私はシャワーを浴びて、持ち帰ったポシェットを取り出し、テーブルの上において、冷蔵庫から冷たく冷え切ったビールを取り出し、二つのジョッキに注いだ。ちょうど亜紀子もバスローブをかけながら浴室から出てきた。

 「亜紀子、これから若い頃の二人に戻るために乾杯」といいながらジョッキを飲み干した。おもむろに注射筒を取り出して、セルフジェクターに装填した。アルコール綿で私のペニスをよく消毒して射孔口をあてて、トリガーをはずした。迷いはなかった。バッシという鈍い音とともに注射液が入ってくるのが感じられる。それをそばでじっとみている亜紀子の吐息がきこえる。私の萎えたペニスを妻にじっと見つめられたことは、いまだかってない。でも惨めな思いは全くない。逆に、全身がぞくぞくするような快感に襲われてきた。15秒を数え注射器をはずすと、亜紀子は私のペニスへと手を差し出してきた。そこには、みるみるうちに膨張して脈打つペニスがあった。亜紀子と夜を楽しんだ20歳代の若さが甦っていたのだ。亜紀子は、その硬さを確かめるかのように、そっと握り締めてきた。目の輝きを増している。ペニスからにじみでているカッパー腺液の味をなつかしんでいる。お互い、ソファに横になり、目の前にある亜紀子のふくよかな胸に顔をうずめた。手を下の方にずらしていくと、あの懐かしい香りとともにしっとりと濡れている柔らかな茂みも懐かしい。

 夢中になっていた。気がつくと、前戯を楽しむまもなく、深々と亜紀子の中に勃起したペニスが挿入されていた。余裕がでてきた。しばらく彼女の中でじっとしていた。十分な締め付けを感じるし、亜紀子も腟を押し広げて子宮口にまで触れているのが分かると、そして脈打つペニスが腟の奥行きを深め鼓動のように身体を痺れさせていると耳元で囁く。このような会話を途中で交わすようなことがあったのだろうか。しばらくの間、一体感を楽しんでいた。そのとき思わず、私のペニスに大きな締め付けを感じた。と同時に、ピックと反応した。するときゅうに亜紀子の方から腰を動かしてきた。お互い激しく腰をつかいスラストを繰り返した。亀頭が子宮口に2~3度触れたのを感じると同時にいきよいよく脈打ちながら迸らせた。

 しばらくそのままの状態でいた。亜紀子もにっこりと微笑んで、「感じたわよ、あなたのを…。しばらくぶりね」とささやいた。でも、また、亜紀子の息遣いが乱れてきたのが感じる。私のペニスは、硬さを、大きさをそのまま保っていたのだ。再び、お互い腰を動かし始めた。彼女が2度目のオーガスムに襲われているのがわかる。そう言えば、これを注射すると50分から1時間は勃起が持続できるように調整していますからという言葉を思い起こした。様々な体位を楽しみながら亜紀子を幾度となく歓喜させていた。2度目の射精を迎えると、亜紀子も声を荒げオーガスムの中で果てた。二人とも久しぶりの汗をかいている。いつのまにか、亜紀子は小さな寝息を立てていた。そっと身体を離して、乾いた白いバスローブを亜紀子に掛けた。ふと私の股間をみると芯を失ってはいるものの、まだ、大きいままであった。時計を見ると、12時を過ぎていた。1時間にも及ぶ営みで、満たされた気持ちである。そして今日はありがとうと、誰にともなく言って、枕もとの明かりを消し、そのまま深い眠りについた。

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