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日本、フランス、アメリカのそれぞれの避妊法の実態についてみますと下図のようになります。 |
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フランスは、主な避妊法1つのみの選択ですが、ピル、IUDと続き、コンドームは、わずか5%にしか過ぎません。したがって、女性主導の避妊法の形態といえます。 アメリカも、フランス同様、主な避妊法1つのみの選択ですが、女性の避妊手術が多く、ピル、コンドームと続いております。女性が主体ではありますが、男女相互の避妊法の形態ともいえます。 |
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日本、フランス、アメリカ女性における妊娠したときの帰結ですが、フランスは「望まれた出産」が、66%とあります。アメリカは43%です。それに対し、日本は36%と低い値を示しております。その上、「意図しない出産」が36%と同じ値で、できちゃった出産が多いのには驚かされます。 |
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1974年12月4日にヌーベルト法の改定により、避妊の自由化は大きく改善し、避妊薬・避妊具、検診、検査の費用は社会保険の対象となり、無料で行えるようになってきました。今まで男性主導であった避妊法を産む側の女性自身の手に戻すことができたのです。これは、産む・産まない自由の獲得により、従来の男女関係を変え、女性の選択の幅を大きく広げたといえる大変な出来事でした。
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変えたもの |
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| この20年間で女性の人生を変えることに最も貢献したものはなにかとの問いかけをした調査結果があります。それによりますとフランス人女性の意識の中で人生を大きく変えたものとして、避妊の自由化、特にピルの使用を挙げている女性が59%を占めています。しかも、法改定の際に16歳以降であった35-54歳のグループでは65%と最も高い値を示しているのです。一方、当時小学生未満の女性は、「男性向きだった仕事につけること」を第一にあげております。ここに時の流れを感じさせられます。 | |||
の実態 |
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これは未既婚女性を対象とした調査で、避妊実行中の女性のうち現在行っている避妊法1つを選択させたものです。これによりますと、若い世代ではピルが70-80%に使用されており、年齢が上がるにつれ、IUDや避妊手術へと移行しております。コンドームはわずか6-7%にしかすぎません。フランスでは、女性自らが確実な避妊法を選択している様子が窺えます。 |
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さらに、1994年の調査では、各年代層での上昇がみられます。これは、第三世代のピルや段階型のピルの登場により安全性が向上したとして服用者が増えたとあります。また、若い世代では、周期の調節性などの理由で、40歳代女性での上昇は、ホルモン補充療法的な意味合いも含め積極的に医師が処方しているからとあります。 |
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一方、男性は1985年までの避妊未実行率が60%台から50%とわずかに減少しているものの高い値です。ピルで避妊をしていると答えるものも少なく女性の半数以下で、コンドームの使用率も10%前後と低い値を示しています。1985年より女性同様コンドームの使用が急増し1993年には男女ほぼ同じ値となっています。 |
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女性は自ら望まない妊娠を避けるためにピルを選択し、そのことを必ずしも男性に伝えていないことが示唆されます。次に、エイズ問題により急激にコンドームの使用が上昇したのは、男性側の意識改革だけではなく、女性側からの働きかけも強かったと考えられます。1993年には男性側のピル使用の認知が高まり、コンドーム使用の上昇が伸び悩んだことは、初体験時においてお互いに避妊法やエイズを含めたSTDの問題を十分に話し合われていることと指摘されております。 |
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認識 |
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フランス人のコンドームに対する認識を調べたものです。コンドームの使用経験の有無については、男性で61%が、女性で46%が経験をしております。それを同棲、非同棲に分けて過去1年間での経験率、過去1ヶ月での経験率をみますと、後者で大きく減少し、同棲の男女間でほぼ同じ値の6-7%となっております。お互いの関係が浅い、初めの頃の避妊法は、女性は自らピルで避妊をし、男性に対してコンドームという認識、それはSTD予防を考えてと思われます。さらに、お互いの関係が安定すると確実な避妊法一つへと移り変わり、コンドームは一過的な避妊法と捉えているようです。 |
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それを同棲者と非同棲者とに分けてみるとその認識の違いが明らかです。同棲女性のコンドームに対する考えは避妊が93%であり、STD予防は9%と少なく、非同棲女性は避妊のみが15%で、STDをも意識するのが84%と高い割合となっています。男性はSTD予防という考えがより顕著に現れています。同棲の男女ともに避妊のみという認識が非同棲に比べ高いのは、ピルやIUDなどの他の避妊法ができなくコンドームを避妊法と捉えているためと考えられます。非同棲者間でのコンドームに対する認識は、明かにSTDを予防するものだという考えが強く浸透しているように思われます。 |
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