著 者:北村 邦夫
(社)日本家族計画協会クリニック所長
発行所: 株式会社 集英社
東京都千代田区一ツ橋2-5-10
電話:03-3230-6393発行者: 谷山 尚義
定価:680円(消費税別)
本書の主な内容
第1章:ピルはどう受け入れられているか
ピル承認
なぜ、34万件を超える中絶が繰り返されているのか
不確実な避妊法
緊急避妊法からピル服用へ
ピルは、几帳面さが要求される
カミングアウトできないピル・ユーザー
男性の避妊参加の現状
ピル服用を健康管理の機会に
「GATHER」をキーワードに避妊指導
第2章:なぜピルで避妊できるのか
ピルとは?
排卵、妊娠、月経とは?
排卵・月経と各種ホルモン
ピルの避妊効果、その主な作用
ピルの多様な作用が避妊効果を高める
一相性ピルと段階型ピル
ピルにはどのような副作用があるのか
深刻な副作用とは
ピルと血栓症
ピルの「副効用」
第3章:ピル誕生の歴史
1.初めてのピルが発売されるまで
古代の避妊法
ピル以前
マーカーと「プロゲストーゲン」
家族計画の母、マーガレット・サンガー女史
産児制限相談所をオープン
ピルの父、ピンカス博士との出会い
産婦人科医ロックの協力
日本において、最初に研究結果を発表
プエルト・リコで大規模な臨床試験を行う
米国食品医薬品局が高用量ピルを承認
「エストロゲン」の低用量化を勧告
新しい「プロゲストーゲン」の開発に成功
二相性、三相性ピルが登場
2.日本のピルの二重構造
とまどう日本の専門家たち
治療薬として発売された『エナビット』
有効性や副作用に対する調査が始まる
首相夫人の発言が原因?審議が突然中断される
田中角栄首相は避妊に用いることを認めた
ピルの二重構造が続く結果に
第4章:早期承認に向けた私の戦い
1.リプロダクテイプ・ヘルス/ライツとの出会い
エイズ蔓延を理由にピル承認が再び凍結
避妊は女性が主体的でなければならない
女性が自由を得る道「エンパワーメント」
リプロダクティブ・へルス/ライツの定義
海外のフェミニストとの出会い
日本の支援金ではピルを買えない
2.ピル承認への度重なる障害
カイロ会議報告会に飛び込む
北京で発言。その反応
第三世代のピルと血栓症
菅厚生大臣がピル鎖国を終焉?
「ピル承認、国民の声を聞く」の矛盾
新たな課題。ピルは環境ホルモン?
3.バイアグラとピル
颯爽と登場した「バイアグラ」
「バイアグラ」のスピード承認、五つの疑問
男性優位社会の象徴
「バイアグラ」がピル承認をあと押し?
第5章:ピルについてのさまざまな疑問
元厚生大臣、小泉純一郎氏とピル
小泉氏への反論の手紙
ピルの副作用問題は解決したのか
ピル承認によって性のモラルが乱れ、エイズが蔓延するのか
承認の遅れは中絶減少を嫌う産婦人科のせいか
ピル承認によって、出生率の低下に拍車がかかるか
ピル処方を年齢で制限するべきか
女性だけが避妊の負担を負うことになるのか
第6章…ピルの将来展望
様子見の時期
メディアからピル情報がどのように提供されていくか
ピル服用に伴う経費が軽減されるか
ピル服用に伴う検査が軽減されるか
ピルを入手しやすい医療体制を作れるか
日本人の中絶観がどう変わるか
産婦人科医に「中絶から避妊へ」という意識改革ができるか
コンドーム避妊へのこだわりを捨てられるか
避妊研究に対する関心の高まりが起こるのか
私たちのクリニックでは
おわりに
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