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| 性感染症とは、性行為によってもたらされる感染性疾患であり、梅毒、性器ヘルペス、コンジローム、そしてもっとも世界で恐れられているエイズがあります。 特に、最近再流行の兆しがみられているともいわれております。淋菌による感染、これは、現在でも、男性の方に罹患患者が多くみられているようです。 ここで、私たちが、最も注意しなければならないものに、クラミジア感染があります。若い女性のあいだで、驚くほどの静かな広がりをみせているのです。 クラミジア、淋菌による感染は、男性は排尿痛などで気づくことが多いのですが、女性は無症候で進展することが多いので注意しなければなりません。 |
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年次推移 |
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全国106施設の定点観測による最近10年間の主なる性感染症患者の推移をみますと、エイズ問題が日本で話題となり、ピルの認可が凍結されるとなった頃の1992年から1993年にかけてクラミジアや淋菌感染者は一時的に減少を示しましたが、再び上昇してきております。 特に、クラミジア感染は、約半数以上の女性に無症候で進展していきますので、潜在的なものを含めて考えますとかなり蔓延していることが予測されます。 |
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1993年から1997年と、日本人男性のHIV感染者が直線的に増加し続けていたのが、ようやく翳りを見せ始めたのか、1998年にはやや減少が見られています。 HIVの感染効力が弱いといえども、クラミジアや淋菌に感染していると、容易にHIVを引き受けてしまいますので、十分な注意が必要です。 セックスの影に、クラミジアありと言われるほど、セイフセックスに心がけることはいうまでもありません。 HIV感染は、死に至る大変恐ろしい感染なのです。 |
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エイズを含めたHIV感染者の14年間の累計数値をみますと、男性が、圧倒的に多く85%を占めております。女性は、少ないのですが、クラミジア感染などを引き受けていると、容易にHIVまでをも引き受けかねないですから、注意しなければなりません。 その年齢分布についてみますと、男性は50歳代が最も多いのですが、累積の数値であり、どの年代においてもあまり変わりがないように見えます。 女性は20歳代と若い年代に多いことに注目しておきましょう! |
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新たなる報告 |
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これは厚生省性感染症センチナル・サーベイランス研究班が、纏め上げた1998年の報告です。 全国7地方より1県づつ選び各県内の産婦人科、泌尿器科、皮膚科、性病科の総ての医療施設から、1998年の6月と11月に受診した全性感染症症例の調査報告を集計したものです。 それをもとに、全国の疾患別、性別、年齢別に、年間の罹患率を10万人の人口に対して推定値を算出しております。 |
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淋菌感染症は女性に比べ、はるかに男性に多く、20歳後半が最も多いことが示されております。そして20歳前半、30歳前半と続いています。 女性は10歳後半、20歳前半、そして20歳後半と若い女性に多いことに注目しなければなりません。 |
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クラミジア感染をみますと、男性よりも女性に多いことが理解できます。20歳前半では、10万人あたり971人という驚くべき数値が示されております。次いで10歳後半、20歳後半と続いております。 この数値は、症状を訴えて受診した数より推計しておりますので、潜在する無症候の数を考えると、およそ、その3倍ともいわれております。 クラミジア感染は、後々、卵管癒着などを起こし、不妊症につながることが多く、このように若い女性での感染では、早期発見、早期治療がとても大切なことになります。 |
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の報告では |
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このグラフは、東京都予防医学協会の1992年から1998年までの間に検査されたクラミジア陽性者の数を示しております。 総検査数52,698例に対し、陽性者は5,408例(10.3%)で、未婚女性が7割近くを占めております。そしてそのうちの約半数が20歳前半の女性なのです。 そして検査検体の中からの陽性率を見ますと、右図のようになり、10歳後半の未婚女性が25%と4分の1となっております。 なお、この値は、各医療施設でクラミジア検査が必要と認められた検体が、予防医学協会に依頼された結果であることをご了承ください。 |
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同様に東京都予防医学協会での淋菌検査の結果です。検査数は6,645検体で陽性者は266例で陽性率4.0%とあります。陽性率は全体として右図に示されてますように、未既婚女性とも大きな違いはないように思えますが、陽性者での未婚女性の占める割合が72.2%と極端に多く、しかも20歳代以下の女性に集中しているのです。 クラミジア同様、若い女性にこれら性感染症が多いという事実から、私たちは何かを学ばなければならないと考えます。 |
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職業別にクラミジアと淋菌の陽性検出率をみたものです。クラミジアは全体で10%、淋菌は4%です。 職業別でみますと、学生の陽性検出率が、クラミジアではホステスに次いでいます。また、淋菌も高い値を示しております。 このような数値をみていますと、自分は絶対大丈夫と思っていても、意外とSTDは思わぬところから忍び寄ってくることがあります。 STDはセックスによって感染するのです。感染予防にはコンドームは欠かすことはできません。でも、確実な避妊法と考えるには、コンドームは男性の絶対なる協力が必要となります。 |
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