小泉は戦死者を待っている
とうとう、あらゆる反対の声を無視して自衛隊がイラクに派兵された。
ウソの理由をでっち上げて一方的にイラクを侵略したブッシュのアメリカ。
そのブッシュに尻尾を振り、公然と侵略行為を支持してきた小泉が、ブッシュへの忠誠の証しとして軍隊を派遣する。
大義も必然性もないこの派兵によって悲劇が起きる可能性は高い。
自衛隊がゲリラの攻撃を受けて死傷者が出たらどうなるだろうか?
小泉は責任を取って退陣、自衛隊は撤退か?
いや、恐らくそうはならないだろう。
昨年11月、二人の外交官がイラクで殺害された。
その葬儀で小泉は、「家族の誇りであるとともに、日本国、日本国民の誇りでもあります」「日本政府はあなた方の遺志を引き継ぎ、国際社会と協力してイラクの復興に取り組んでいく」などと述べて、泣いてみせた。
この無責任な男には、「外交官として活躍され、これからという時」に、無意味で危険な任務に追いやって二人を殺したのは自分だという自覚がないのだ。
だから平気で二人の死を美化し、「イラク復興」のためと称する派兵の理由付けに利用した。
自衛隊員の死もまた、同じように利用されるだろう。
日の丸に包まれた棺の前で、「この尊い犠牲を無駄にしてはならない」などと涙声で叫んでみせる小泉の姿が目に浮かぶようだ。
小泉は、自分は絶対安全な場所にいながら戦地への派兵を命令し、そして戦死者が出るのを待っている。
この国を、膨大な戦死者を出しながらその死を不義の侵略の正当化に利用し続けた戦前と同じ泥沼に再び引き込むために。
(2004.02.15)
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