| タイトル | 投稿日 |
| C級適用事例(was: memoさまへ) | 2005.09.24 |
| C級適用事例(was: memoさまへ) | 2005.09.25 |
| Re:とほほさんへ(「無条件降伏」、C級犯罪) | 2005.09.26 |
| 36982 | 返信 | C級適用事例(was: memoさまへ) | URL | 高橋 亨 | 2005/09/24 21:25 | |
▼五番街さん(36932) > > 「ほとんど」という言葉は、「BC級戦犯裁判」(岩波新書)の以下の文から引いたのですが、具体的な事例は知りません。 > > > > > ところで日本に対してはほとんどB級犯罪しか適用されていないので、BC級戦犯裁判という言い方はやや不正確である。 > > (p3) > > この文章は、ごく少数ながら、C級戦犯がいたことを示唆していますが、その事例が上げられていない のは残念です。 日本に対してC級戦争犯罪(人道に対する罪)が適用された事例としては、花岡事件(秋田県花岡鉱業所鹿島組への中国人強制連行・強制労働事件。被害者986人中、過重労働、暴行拷問、飢餓等で419人が死亡[1])があります。 この事件は横浜裁判(米第八軍)において、『絶滅的な大量殺人、奴隷化、強制的移動その他の民間住民に対する非人道的行為……』に対する管轄権を根拠として裁かれています。[2] 今のところ、これ以外には日本に対する「人道に対する罪」の適用事例は見つかっていないようです。 [1] 林博史『BC級戦犯裁判』岩波新書 2005 p.10 [2] 洪祥進『朝鮮人強制連行の概念―日弁連勧告から―』戦争責任研究 2003年春季号 | ||||||
| 36997 | 返信 | Re:C級適用事例(was: memoさまへ) | URL | 高橋 亨 | 2005/09/25 23:57 | |
▼とほほさん(36985) > > 日本に対してC級戦争犯罪(人道に対する罪)が適用された事例としては、花岡事件(秋田県花岡鉱業所鹿島組への中国人強制連行・強制労働事件。被害者986人中、過重労働、暴行拷問、飢餓等で419人が死亡[1])があります。 > > この事件は横浜裁判(米第八軍)において、『絶滅的な大量殺人、奴隷化、強制的移動その他の民間住民に対する非人道的行為……』に対する管轄権を根拠として裁かれています。[2] > > > > 今のところ、これ以外には日本に対する「人道に対する罪」の適用事例は見つかっていないようです。 > > あーー、そうだったのですか。 > そうしますと日本の教科書全てから花岡事件が今回の採択で消えた。と言うのはかなり重要な意味を持つわけですね。 そうですね。。 花岡事件は、かつて日本が犯した膨大な人道に対する罪の全体から見ればほんの一断片にしかすぎませんが、この事件一つとっても、1000人近い人間を拉致・連行し、地獄のような労働収容所でわずか1〜2年の間にその半数近くを殺してしまったわけです。戦後、米軍が生存者から供述書をとっている間にも、衰弱した被害者たちが次々に死んでいくという悲惨な有様だったそうです。 この国では、こうした自分たちによる加害事実は忘れられ、しかしこのわずか一事件にすら満たない北朝鮮による拉致などの被害は記憶されて、歪んだ被害者意識と憎悪が蓄積されていくのですね。。 | ||||||
| 36998 | 返信 | Re:とほほさんへ(「無条件降伏」、C級犯罪) | URL | 高橋 亨 | 2005/09/26 00:15 | |
タラリさん、こんばんは。 ▼36996 > 第二にナチスドイツによる被害者は白人ユダヤ人であったのに対し、日本による被害者は中国人、朝鮮人であり、裁判を指導的な役割をはたしたアメリカ人が彼らの人権に対して敏感でなかった点もあると思う。裁判官には、大きな被害を受けた中国人がもっと多く入れられるべきであったということは言えます。 そのとおりですね。 例えば、米兵捕虜3名を惨殺した石垣島事件のケースでは最終的に7名が死刑になりましたが、419名の中国人が死に追いやられた花岡事件では死刑判決3名、しかしいずれもその後禁固刑に減刑、という結果になりました。 単純に人数比で考えるわけにもいきませんが、ものすごい人命の価値の格差です。 | ||||||