| タイトル | 投稿日 |
| Re: 靖国神社のA級戦犯合祀 | 2005.08.08 |
| Re: 靖国神社のA級戦犯合祀 | 2005.08.21 |
Date: Mon, 08 Aug 2005 00:28:01 +0900
Subject: [AML 2885] Re: 靖国神社のA級戦犯合祀
高橋亨です。
in [AML 2884], 省港旗兵さんwrote:
>> −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
>> 靖国問題は外交問題ではなく内政問題だ、との反論もあろう。内政問題と見て
>>も、二つの疑問が浮かぶ。
>> 第一に「A級戦犯」の政治責任である。東京裁判の正当性や彼らの対外的な戦争
>>責任については、確かに多分に議論の余地がある。だが、結果として負けたからでは
>>なく、初めから勝算のない戦争に導いた点で、「A級戦犯」の多くは、国民に対して
>>政治的責任をもつのではないだろうか。
>> 法的責任とは別に、指導者は没後も国民に対して政治的責任を負うものだと、一
>>国の最高指導者たる首相は考えないのであろうか。
>> −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
>>
>もう、釈迦に説法でしょうが、日本民族の発想は、半月城さん他朝鮮人・中国人
>の死生観とちがって、死ねば神様仏様というので、没後も政治責任を負うものだ
>という考えは不適当じゃないでしょうかね?
「死ねば神様仏様」であるなら、敵味方も軍人だったかどうかも関係なく、
すべての戦争犠牲者を祀るべきでしょう。
まさに靖国というのは、「日本民族の発想」に反する差別的イデオロギー
装置だということがよくわかりますね。
Date: Sun, 21 Aug 2005 22:51:18 +0900
Subject: [AML 3199] Re: 靖国神社のA級戦犯合祀
高橋亨です。
in [AML 2886], 省港旗兵さんwrote:
>いやいや、あれ(靖国)の本質は国家に殉じた人の顕彰の装置ですから(笑)
「国家に殉じた人」(正確には、天皇制国家権力の引き起こした戦争にお
いて役に立った死者として認定された人)だけの「顕彰の装置」という差別
装置としての靖国と、「死ねば神様仏様」だという「日本民族の発想」とは
どうつながるのでしょうか?
論理的な説明を求めます。
>怨親平等の戦争犠牲者については境内に鎮霊社がありますしね。
鎮霊社については既に[AML 2936]で半月城さんが詳しく説明されているの
でパス。
一人ひとりの名前が霊璽簿に記され、遊就館にはずらりと写真が並べられ
ている靖国の祭神と、「世界各国すべての戦死者や戦争で亡くなられた方々
の霊」などと鎮霊社に十把ひとからげに「祀」られている無名不特定の霊と
はまったく「平等」ではありません。鎮霊社とは、要するに言い逃れのため
の付け足しの社ですよ。
>しかしながら思うのですが、民族宗教である神道って、基本的に死んだ人を仏教
>的な施餓鬼の供養というよりも化けて現世を祟らないように鎮めるために祀るん
>ですよね。 天神さまなんかまさにそのもの。
>
>だから、靖国神社で「軍神」を祀らないと、それこそ中国を侵攻した軍人含めた
>「鬼」が復活するんだよ。
>そうならないように、戦争で死んだ人の魂を鎮めるために日本人は参っている。
>別に軍国主義者の霊を召還しようというんじゃなくて、その逆なんだよ。
なるほど、そうなんですか。
では日本遺族会に行って、非業の死をとげたお前たちの親や兄弟は放って
おくと鬼になってこの世にタタリをなすから靖国に祀ってやっているんだと
ご高説を説いてやってください。
ついでに、東京大空襲で生きながら焼き殺された犠牲者たちや、原爆で一
瞬のうちに蒸発させられた人々や、それこそ「中国を侵攻した軍人」によっ
て拷問虐殺された人々はなぜ靖国に祀って鎮めなくてもいいのかについても、
論理的説明を求めます。
なお、靖国に代表される国家神道がいかに日本の宗教的伝統からかけ離れ
た人工的な宗教装置であるかについては、例えば村上重良『国家神道』(岩
波新書)を参照ください。
備考: ある方から、広島原爆の爆心直下でも、人間が「一瞬のうちに蒸発」するようなことは起きなかった、とのご指摘を受けました。この部分は「原爆で一瞬のうちに黒焦げにされた人々」に訂正します。(2005.09.03追記)