Message-Id: <199902201430.XAA07830@mail.jca.ax.apc.org>
Subject: [aml 11182] 「ガス室」場内整理をお願いします。
Date: Sat, 20 Feb 99 23:32:09 +0900
From: 木村愛二 <altmedka@jca.ax.apc.org>
To: "aml" <aml@jca.ax.apc.org>
Reply-To: aml@jca.ax.apc.org

 木村愛二です。
 
 

 中宮、山崎、安原、山下、各さんのmailへのお答えと、小倉さんへのお願い。
 
 

 やっと愚問続出の口喧嘩マニアから解放されて、ああ今度は、誰かが
aml-stoveでデタラメな悪口書いてら、呵々、と笑っていたら、またまた、奇妙なこ
とになりました。ここはaml管理人の小倉さんにも議長役を引き受けて頂いて、納得
のできる整理をお願いしたいと思います。
 
 

[aml 11174] RE: [aml 11168] で、中宮さんは、以下のように書かれました。
 
 

「えっと、aml-stoveでやってくれとおっしゃっていたのは確か山崎氏自身であっ
たとおもいますが、他人に対して偉そうに言うことを自分自身では守らないという
のは、AMLで一般的に見られる性質のようですので、こういう特定カルト集団の中で
発言しても、ポアされるだけかもしれませんね」
 
 

 私は、amlが「特定カルト集団」だとも、「ポア」されるとも思ってはいません
。しかし確かに、山崎さんは、[aml 11083] で、「ホロコーストはなかった、ガス
室はなかったといいたてる人々」[中略][具体的には私に]、amlがそのような場
のひとつを提供するべきではないと思います」と書いています。
 
 

 これに呼応して、[aml 11098] で安原さんが、

「この論争はaml-stove でやってください。特に木村氏にはこの話題をさまざまな
形でしゃべりたい欲求がおありのようですが、必ず反論の出る話題ですので決めら
れた場所で発言してください」と書かれました。
 
 

 なお、一言だけして置きますが、安原さんのAPなどの紹介は、必ずファイルして
います。参考にはなりますが、やはり、この際、欧米の大手メディアの記事の紹介
でしかないこと、裏は全く取れていないことだけは指摘しないわけにはいきません
。私も、altmedka: alternative medium by kimura aiji をアドレスにしています
が、alternativeとは、大手メディアに替わるであり、私の強引な訳では「取って替
わる」の意味です。湾岸戦争を煽り、イラク爆撃を煽り、日本にTMDを押しつける情
報操作をしているアメリカ中心の大手メディアなのに、なぜ、イスラエルに関して
だけは、ホロコーストに関してだけは、同じ大手メディア報道を信ずることが正し
いのですか。
 
 

 また、ユダヤ人なら、たとえば『ニューズウィーク』(89.6.15)「『ユダヤ人は
自然死だった』で揺れる歴史学会」の主人公、メイヤー教授も、『マルコポーロ』
廃刊事件の際、私が呼んだというよりも、本人が怒って記者会見にきたコールも、
ユダヤ人なのです。
 
 

 ともかく私は、山崎さんの「amlがそのような場のひとつを提供するべきではな
い」という主張にも、安原さんの「決められた場所で発言してください」という意
見にも賛成はできませんでした。しかし、これで愚問から解放されるなら、当面、
それでも結構と思いました。
 
 

 メーリングリストは、基本的に管理者が編集長のような権限を握って運営するし
かないもので、例えば西部の酒場で酔っ払いが拳銃を抜き合った場合に、腕っ節の
強い用心棒が、双方の首を掴んで表に放り出すようなことがあっても、仕方ないと
思っています。
 
 

 ところが、この時には同時に、aml管理人の小倉さんが、
 
 

[aml 11103] aml管理人より(ガス室の件)と題して、
 
 

「すでに参加されている何人かの方からの提案がありましたので、もし今後この問
題で議論を続けたい場合は、amlの討論用のメーリングリストaml-stoveをご利用く
ださい」と指示されると同時に、つぎのような見解をも示されたのです。
 
 

「amlと議論用のメーリングリストを分離しているのは、議論を密室化するためで
はありません。単純に、投稿数が増えることによる受信者の負担を軽減するためで
す。amlは、さまざまな市民運動や民衆運動の情報交換の場なので、論争のように投
稿数が特定の課題で多くなるのは好ましくないと考えています。とはいえ、質問や
問い合わせ若干のやり取りまで禁止するものではありません。『長くなりそうだな
』とか『もっと徹底的に議論したい』という場合には、ぜひこころおきなく議論で
きるaml-stoveをご利用ください」
 
 

 私は、この場合、この相手と、「もっと徹底的に議論したい」などとは思いませ
んでしたから、異論を保留しつつ、aml-stove利用の「論争」の方は、お断りしまし
た。
 
 

 個別の反論についても、小倉さんがホームページでと言われるのに従い、そこで
自分なりの順序で展開する予定でした。それが正しいというよりは、その方が楽な
のです。
 
 

 拙著『アウシュヴィッツの争点』についての山崎さんのデタラメな罵倒、言い掛
かりについては、ここでいちいち反論しません。やはり、直接、その元の拙著の前
後関係を確かめて頂くことを、お願いします。特に「ナチ関係者云々」には、誇張
も曲解もありますが、私はまず、様々な立場の発言を、虚心坦懐に聞くことを心掛
けました。それ以上に、裁判で言えば、というよりもニュルンベルグ裁判と称した
のに、被告の弁明の機会を与えず、反対尋問を許さなかった経過があります。これ
では事実が解明できるはずがありません。私は、拙著『アウシュヴィッツの争点』
の「はしがき」に、こう書いています。
 
 

「人類数千年の歴史の文化遺産としての裁判制度は、現実はどうあれ、どのような
極悪人にも自己弁護の機会を保障する建て前になっている。ヒトラーの自己弁護も
、聞けるものなら直接聞いて吟味した方が良いのである。ナチズム擁護派どころか
、そこにいささかでもつながる組織、個人には、絶対に発言の場をあたえるべきで
ないというような立論の仕方には、むしろ、シオニズムもしくはイスラエル建国支
持派の方の、ファッショ的性格を指摘せざえるをえない」(p.30)
 
 

 非常におかしなことには、「ガス室」実在論者、または絶滅論者は、元親衛隊員
が拷問に屈して「告白」した「証言」の方は、絶対に真実だと言い張るのです。実
際には、ニュルンベルグ裁判で、そう決まってしまって以後は、言われた通りに認
めた方が罪が軽くなったから、言われた通りに署名しただけのことなのです。その
証拠の典型は、山崎さんが言い掛かりを付けるような「極右」「否定論者」の本で
はなくて、拙著『アウシュヴィッツの争点』(p.188)で紹介した1949年のアメリカ上
院「シンプソン陸軍委員会」の24頁にも及ぶ議事録です。数々の拷問の状況が、そ
の調査報告書には、詳しく記されいます。国会図書館の議会記録専門の部屋に行け
ば、すぐ入手できますから、確かめて下さい。
 
 

 現在、ドイツなどの言論弾圧法の下で、「ホロコーストは嘘だ」と発言するのは
、戦後の命乞いに「ガス室」を認める告白したのとは違って、実際にも命懸けの覚
悟が必要なのです。ソ連支配下のマインド・コントロール「左」には、そういう弾
圧を覚悟して真実を究明す勇気も理論もありません。そこで、「無謀」な「右」が
「ガス室は嘘だ!」と主張するのです。そうすると、今度は、「右だ!」「右だ!
」と騒いではパレスチナ侵略をごまかすシオニストの思う壺に嵌まるのです。この
パターンは、戦後一貫して続いています。欧米崇拝の日本で、その真似をする人が
出るのは、むしろ、当然でしょう。
 
 

 山崎さんは、その他にも、嘘を付いています。私が独自に入手した資料、たとえ
ば全世界の見直し論者に先駆けて、私が、ポーランドの第2の都市、クラクフで国立
法医学研究所を探し当て、帰国後に航空便で入手した英文報告書のことなどが、完
全に欠落しています。おそらく、私が、「ある本に書いてあるから証明されたと思
い込むのは小学生以下」という主旨の批判をしたので、「怒りで身が眩む」状態だ
ったのでしょうが、そんなことで、私に、「嘘をつくのは泥棒の始まり」という主
旨の罵倒を投げ付けるようでは、大成は望めませんね。
 
 

 なお、全体と関連することですが、[aml 11068] で山下さんは、拙著『アウシュ
ビッツの争点』の後書きから引用して、意見を述べています。その一部について、
答えます。
 
 

「フォーリソンは、国際電話でわたしが不用意に『否定』という言葉をつかったさ
い、即座に、『見直し』のほうが良い、言葉は重要だと注意してくれた。その意味
では『見直し』の材料の存在を世間に知らせることが大事だろう。むしろこのさい
、ひろく共同研究をよびかけることに、よりおおきな意義を見いだす心境である。
そのために、できるだけおおくの資料探索の手がかりをのこすように心がけた。誤
解や見落としもおおいと思うが、遠慮なく指摘していただければさいわいである」
 
 

 山下さんは、「この記述を見るかぎり、木村氏は決して『否定』論者ではなく,
『見直し論者の主張がまちがいならまちがいで、それが検証され、真相がよりあき
らかになればいい』という考えの持ち主であると思われます。そうであるならば、
『誤解や見落とし』について具体的に指摘している高橋氏を煙たがる理由は何もな
いと思います」という疑問を投げ掛けています。
 
 

 山下さんの以上の疑問については、まず、山下さんが私の文章の中の「ひろく共
同研究をよびかける」という部分を見逃していることを指摘しないわけにはいきま
せん。

 基本的には、「見直し」の「共同研究」の土台作りのためにこそ、私は、一冊の
ハンディな本を作ったのです。つまり、拙著を読んだ上で「見直し」のために「遠
慮なく指摘して」もらうことを目的として、この「あとがき」を記しているのです
。当時は、自分がインターネットを始めるなどとは、まったく考えていませんでし
た。ですから、「指摘」してもらう相手の想定は、拙著を読み、たとえ、あら捜し
の喧嘩腰の反論ではあっても、少なくとも雑誌記事以上を想定していました。一応
の雑誌ともなれば、掲載には編集長の判断が必要です。本なら、なおさらのころで
す。
 
 

 結局は名誉毀損の提訴にまで至った『週刊金曜日』の場合でも、一番長い5回の
連載の金子マーチンの場合には、一応、拙著を読んだという前提になっています。
それは当然のことではないのでしょうか。本当の「共同研究」ともなれば、私が設
けた「核心的争点」などの設定条件についても、まずは友好的な話し合いがなされ
てしかるべきです。
 
 

 こういう「議論の土俵」の設定では、裁判の手続きが典型的です。「訴状」「答
弁書」「求釈明」「準備書面」の交換による「争点整理」「口頭陳述」などの手続
きを経て、双方の主張の整理が行われ、一致点が確認され、争点が明確化され、そ
れでやっと証拠調べに入るのです。「論争」の場合でも、討論会形式ならば、裁判
長の位置に相当する議長や司会がいます。「激論」を売り物にする「朝生」にだっ
て、司会がいます。
 
 

 そういう世間常識を踏まえてみると、高橋さんだけのことではありませんが、ネ
チケットとかなんとか、もっともらしい隠語を使うわりには、こういう基本的な常
識を無視して、お前の本など読む必要あるかとばかりに、いきなり後ろから切り付
けるような喧嘩マニアが、言葉だけ「論争」と称する世界には、とてもまともに対
応する気にはなれません。
 
 

 なお、「見直し」と言う言葉に関してですが、その後、フランスでフォーリソン
とも会い、ガロディの裁判も傍聴しました。その結果、「見直し」という言葉につ
いての私の考え方は、いささか複雑化しています。ホロコーストに関する言論弾圧
は、現場を踏んでみると実に厳しいものです。フォーリソンだけでなくて、ガロデ
ィの本の編集者なども、私が写真を取らせてこれと言うと、すぐに周囲を見回すの
です。フランスでは公開するなと言うのです。刑事罰を食らうからです。ホロコー
ストを「否定」と言ったら、即有罪ですから、「見直し」と言う側面があります。
しかし、「見直し」と言っても、「お前は否定している」と告発されるのです。
 
 

 ここは一丁、わが日本で、彼らの代わりに大声で「否定!」「嘘だ!」と叫ぶべ
き時期なのではないだろうかなどと「馬鹿は死ななきゃ直らない」愚考中なのです
。呵々。
 
 

 以上。

 *****************************
 99元旦 週刊『憎まれ愚痴』創刊。下記E-mailで原稿・投稿募集。

 木村愛二:ある時は自称名探偵。
 ある時は年令別世界新記録を夢見て励むマスターズ生涯水泳選手。
 ある時は武蔵野市と地方自治を自由に語るML: musacity管理人。
 ある時は独創を旨とするホームページ『憎まれ愚痴』管理人。
   URL: http://www.jca.ax.apc.org/~altmedka/
   E-mail:  altmedka@jca.ax.apc.org
   altmedka: ALTERNATIVE MEDIUM by KIMURA AIJI.
   Big big name, aha, aha, aha...
 *****************************


[ HOME ] [ UP ] [ PREV ] [ NEXT ]