高橋亨です。
さて、清掃作業その1に掛かります。
In [aml 15343], 西岡さんwrote:
>2)その手段として、ドイツが「ガス室による大量殺人」を行なったと
> 言う話は本当か?
..snip..
> その上で、この2)に関連して、重要な医学的事実を指摘しておきます。
>それは、
>
> −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
>
> ガス室で殺された死体は一体も発見されていない
>
> −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
>
> と言う、驚くべき法医学上の事実です。この点について、自分の本で
>恐縮ですが、自著「アウシュヴィッツ「ガス室」の真実」(日新報道)から
>引用させて頂きます。
よくまあこれだけ二重三重に誤ったことが平気で書けるものだと感心してし
まいます。
第一に、ガス殺死体の不在はガス殺が行われなかったことの証拠にはなりま
せん。ナチはガス殺後の死体をただちに焼却していたし、ほとんどの収容所
ではナチが収容所を放棄するずっと前にガス殺そのものが中止されていたの
で、ガス殺されたことが確認できる死体が残っていなくてもそれは当然の結
果に過ぎません。
第二に、にもかかわらず、実はガス殺死体は発見されています。ソ連軍の進
撃が急だったため証拠隠滅が間に合わなかったマイダネクでは、ガス殺され
た犠牲者の遺体が焼却されずに多数残されていました。マイダネク解放直後
にその調査を行ったポーランド-ソ連特命委員会は、これらの遺体が一酸化
炭素により中毒死したものであることを報告しています[1]。ガス殺死体が
発見されていないなどというのは、西岡さんの無知または嘘を示すものでし
かありません。
> 高橋亨さん、「対抗言論」の中であなたは、この問題を避けて
>いますね。どうしてなのですか?
そして第三に、私は既に一年近くも前にこの問題を取り上げているのです
([aml 10899] -- 1999年1月30日投稿)。もちろん「対抗言論のページ」に
も掲載済みです[2]。私のページをろくに調べもせずに難癖を付けてくる否
定派の杜撰さにはあきれるほかありません。
本投稿への反論があるならaml-stoveへ。aml本体での継続は認めません。
*参考*
[1] "COMMUNIQUE OF THE POLISH-SOVIET EXTRAORDINARY COMMISSION FOR
INVESTIGATING THE CRIMES COMMITTED BY THE GERMANS IN THE MAJDANEK
EXTERMINATION CAMP IN LUBLIN", (MOSCOW 1944) pg 17
http://www2.3dresearch.com/%7ejune/Vincent/Camps/MajdanekReport.html
[2] http://village.infoweb.ne.jp/~fwjh7128/genron/holocaust/aml10899.htm