Message-Id: <199902211428.AA00240@lequio.altavista.net>
From: TAKAHASHI Toru <toru-tk@altavista.net>
Date: Sun, 21 Feb 1999 23:28:26 +0900
To: aml-stove@jca.ax.apc.org
Subject: [aml-stove 127] Re: なぜ議論をしないのか
In-Reply-To: <199902170455.NAA38038@tku.ac.jp>

高橋亨です。

in [aml-stove 123] 山崎さん wrote:
> 彼らに対してできることは、別の土俵で議論することだと思います。なぜこの時期
>に否定派が騒々しく登場してきたのかを、きちんと分析することはそのひとつでしょ
>う。ピエール・ヴィダル=ナケの『記憶の暗殺者』(人文書院)がフランスでやった
>ことを、日本でもやる必要があり、木村さんの発言も、そのための素材に使えるので、
>どんどんご自分のホームページを充実させてほしいものです。
> さらに、彼らが依拠している「論拠」を、その発信元にいたるまで追求して、否定
>論が人種・民族差別やネオナチ運動と深くかかわってしか展開されてきていないこと
>を明らかにすることも重要だと思います。

「ロイヒター報告」のようなものが典型的なのですが、予備知識のない普通の
人がこのような疑似科学文献を振りかざす否定派のプロパガンダに遭遇した場
合、きちんとした反論がないと不安に陥ってしまいます。その人が予断と偏見
を排した中立的立場に立とうと意識するほど、否定派の主張にも一定の道理が
あるのではないかと考えてしまいかねません。(実際、マルコポーロ事件の際、
養老孟司氏や『中村敦夫新聞』がそのような反応を示していました。)

別の土俵で議論すること、つまり「否定派について」議論し、彼らの嘘の背後
にある差別主義や政治的意図、否定派と極右組織との繋がりなどを解明してい
くことはもちろん重要なことだと思いますし、私も可能な範囲でその議論に参
加したいと思います。しかし、やはりそれ*だけ*では不十分で、あえて彼らと
同じレベルで論争し、彼らが主張する「事実」なるものの誤りを逐一暴いてい
くことも、同様に重要なのだと私は考えます。

というわけで、私の方は木村さんがAMLにばらまいたデタラメの中身を粉砕す
る「後始末」作業を、もうしばらく続けて行くつもりです。


[ HOME ] [ UP ] [ PREV ] [ NEXT ]