| 発生日・場所 | 『国家なる幻影』(1999)p.26 |
| キーワード | [安保] [女性] |
| 文脈 | 60年安保闘争に関する回想 |
| 内容 | しばらくして『展望』という雑誌に日本人の思考方法の欠陥について書いたことがある。
その往々にして盲目的な絶対主義志向と粗雑な二元論について指摘し、安保騒動で死んだ樺美智子のことを、「自分で自分を踏み殺した女子学生」、とレトリックしたら私の論旨にいかにも共鳴したといっていた編集者がそのくせ、このいい回しだけはどうしても抵抗を感じるといいだし、私はゆずらずに通したら、出来上がった雑誌ではその部分が一方的に削除されていたのにあきれたことがある。 |
| コメント | およそ他者の痛みというものを想像することができない、どうしようもない無神経さ。 |