三光作戦 -- 皇軍指揮官の末裔たち
殺しつくし(殺光)、焼きつくし(焼光)、奪いつくす(槍光)。これを「三光」と呼びます。旧日本軍が、意のままにならない「敵性」地域において、一般民衆の生命・財産・生産基盤の徹底的破壊それ自体を目的として繰り広げた軍事作戦を指す言葉です。行為の残虐性・非人道性から言っても、直接間接に生命を奪われた被害者数の膨大さから言っても、ナチによるホロコーストにも匹敵する、人間の尊厳に対する最悪の犯罪と言うべきものです。
ここでは、この三光作戦の犯罪性を否認しようとする論者たちとの論争のサンプルを示します。事実関係については記事の方を見て頂けば明白なので繰り返しませんが、特に注目して頂きたいのは、彼らの視点や発想が、三光作戦を発案し、あるいは実行した皇軍参謀や指揮官たちのそれとほとんど変わるところがない、という点です。
私は彼らとネット上で議論しただけなので、彼らの素性については知る由もないのですが、その文章から見て、私と同様戦後教育を受けた(もしかすると私よりも若い)世代に違いないと思います。にもかかわらず、対ゲリラ戦では住民虐殺も当たり前と広言して恥じないその感性は、まるで「忠良なる帝国軍人」の亡霊と対話しているかのような印象さえ感じさせます。
戦後50年以上もの間、ついに自らの行ってきた侵略戦争とそれがもたらした惨害に正面から向き合うことなく、詳細な事実の解明も、真摯な反省と謝罪も避け続けてきたこの国が、今再びこのような世代を産みつつあるのは、いわばそのあり方の当然の帰結と言わざるを得ないのかも知れません。
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1997.01.28
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1997.04.01
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