どのくらい普遍的に言える事か確信がないのですが,一つのトピックとして挙げておきます.
LC/MSをpositiveまたはnegativeどちらかの極性で連日使用していると,感度が低下してくることがあります.この現象について,科学的な議論は充分なされていませんが,一つに質量分析計各部のcharge up(汚染物などが電荷を帯びること)によるという考え方があり,測定休止中に極性を逆に切り換えて電圧をかけておくことで問題を解決できる場合があるともいわれています[1].
特に古いモデルの質量分析計では生体試料由来の汚染物がイオン源内部やsample cone等に付着してcharge upを起こしやすいので,考慮すべきポイントといえるでしょう.
[1]RL Foltz(Northwest Bioanalytical社),第24回BMSコンファレンス(京都)(1997).講演要旨集の該当箇所は67ページ.
Apr.2003, Makoto Niwa