放射線取扱主任者試験について(Japanese)

放射線取扱主任者試験について


放射性同位元素を用いるトレーサー実験が生化学実験の重要なパートである ことも勘案し、核物理学・放射化学の知識の向上も兼ねて1997年に第一種放射線取扱主任者 試験を受験、無事合格しました。なかなか難しい試験でしたので、 少し古くなってしまいましたが受験手記でも書いてみようと思います。

受験資格

技術系の資格のはずなのに、受験資格は特にない。

日程

概ね4月に公告、5〜6月に願書提出、8月に受験だが、 科学技術庁に問い合わせた方が良い。

学習計画

第一種試験は例年8月、お盆明けの2日間で行われる。 私の場合年末年始休暇の前に教科書を購入、休暇から学習を開始した。化学系の人間には 最初の物理学(最も基本となる)の敷居が高いので、休暇を利用して攻略す ると後が楽なようだ(会社の先輩もそう言っていた)。

1つ1つ独学で理解しながら基礎→応用の順で物理→化学→生物と進み、また一方で法令に手をつけた が、結論からいうと、法令は全てをカバーすることは不可能で、 試験に出るところだけを覚えた方が良いようだ。この意味では通商産業社の 「放射線概論」はよくできている。しかし物理学がやや手薄なので、万全を期す にはもう1冊参考書を持った方が良いかもしれない。 化学分野での壊変式(指数関数式) も取り付きにくいところではあるが、私は薬物動態解析で指数関数式には慣れていたので 比較的簡単にクリアできた。

また、7月に通商産業社のセミナーを会社の厚意で受けることができ、解答のテクニック的なところを学んだのは有益で あった。7月から本格的に過去問に取り組み、盆休みに追い込んで盆明けの 受験に臨んだ。

余談だが、受験会場で受験者の緊張度が低いのに驚いた(休憩時間に少年マガジンの最新号を読む者もいたし、 答案を丁寧に読み返している者は少ないように感じた)。法令などは助詞を一つ読み落としただけでも 答えが変わってしまうので、慎重に読み返した方が良いと思うのだが。

教科書

教科書:放射線概論(通商産業社)石川友清編
過去問題集:第一種放射線取扱主任者試験問題集(通商産業社)

セミナー

通商産業社主催のもの。1日1科目で物理・化学・生物・測定・法令・ 管理で6日間。6万3千円くらい。他にもセミナーはあるが、会社の 厚意で集中通学方式のにしてもらった(多分これが単価は最も安い)。 通商産業社の教科書(放射線概論)に申し込みチラシが入っている。

願書

通商産業社の教科書(放射線概論)に願書取り寄せ代行(通商産業社)の チラシが入っていたので、便利に使わせてもらった。

その後

免状を手に入れるには、アイソトープ協会・原子力研究所などの指定講習 期間で講習を受ける必要がある(5日間、有償、15万円くらい)。これは合格証と ともに案内が送付されるのでその指示に従えば良い。

参考リンク

資格取得体験
放射線取扱主任者試験受験の詳細な体験記が記載されている。


インデックスぺージへ