良い住宅とは、そこに住むヒトが惚れられる家だと考える。

「惚れる」というのは、「満足」するのとは違う不思議なモノ。

車好きのヒトは、古い車でも「燃費が悪い」「走らない」と

ブツブツ言いながらも、嬉々として可愛がっておられる。

極端な例ではあるが、「惚れる」とはこういうことである。

 

ハードとソフトという言い回しも珍しいモノでは無くなったが、

建築も同じくハードとソフトの両輪で成り立っている。

ハードとは、「部屋数」「システムキッチン」「耐震性」などの

左脳、つまり理屈で理解できる部分。

ソフトとは、「気持ちよさ」や「美しさ」「楽しさ」といった、

右脳、つまり感覚でしか理解できない部分。

ハードは「満足」に、ソフトは「惚れる」に必要なモノだ。

 

ハードが大切なモノであることは言うまでもないことだが

もう片方の車輪であるソフトがないことには、車は進まない。

両輪のバランスをいかに計画するか、それが設計屋の仕事。

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駒村 隆至 / Man-Arch Interface 一級建築士事務所
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