学校を「教わる場」から「学び合う場」にしたい。

生活の中から見えるさまざまな問題を一人ひとりの力を集めてどう解決したらよいかを子どもたちと一緒に考えたい。

こんな思いから私たちは、生活の中で日常的に目にしている「もの」や「現象」を題材にして、

その「ものごとの向こう側」に気づくことを大切にする授業づくりを学校とともに進めています。

 

CSまちデザインでは、この秋“総合的な学習の時間”講師養成コースをスタートします。

講師養成コースを修了することで、あなたもご自身の地域で、このプログラムによる授業を

行うことができます。

 

■授業プログラム

@食をテーマにしたプログラム

「私の食が世界・地球をつくる」

 私たちの「食べる」ことのまわりには、食材を作る、加工する、販売するというさまざまな過程があります。

現在の日本は食材を作る部分の大半を海外に頼っており、石油などのエネルギーを使って大量に食料を輸入しています。このことを単に輸入が多いという事実だけに終わらせず、「フードマイレージ」という概念を取り入れることで「環境への影響」につなげるとともに、「食料生産国に及ぼす影響」「食料自給率が低いという不安定な国情」「飢餓に苦しむ国がある一方で飽食して捨てている状況」「地産地消という新しい動き」など。多角的な視点で考えます。「買う」「食べる」行為から出発して、食べ物の生産・流通・販売の問題まで掘り下げて考え、 食をめぐるさまざまな問題が起こる中で、あらためて消費者のあり方(買い方・食べ方・暮らし方)が問われていることに気づきます。

 

@環境をテーマにしたプログラム

「身近なもののひとかけらから、日本と世界の今が見える」

 私たちの生活に欠かすことのできないプラスチック製品を授業の導入としながら、原料であるナフサ・石油を始めとしてさまざまなものを輸入に頼る私たちの生活を確認します。世界中から物を買い集めることが地球環境に負荷を与えていること、日本に輸出している国々にさまざまな影響を与えていることについて考えます。

日本の実情を知った上で、「地産地消」「自然エネルギーの利用」「4R運動」など私たちにできることを考え、日本人の暮らしを見直す必要性とその具体的な行動を考えます。

 

■授業手法の特徴
  • 子どもたちを4〜6人ずつの班に分け、グループワークや話し合い、発表を中心に進めます。各班には1名アシスタントがついてアドバイスするのが基本です。
  • 社会問題など、難しい内容をわかいやすく見せるために、グラフや図など手作りの教材を豊富に使うとともに、スタッフによる寸劇を取り入れて、理解を深める工夫をしています。
  • クイズやゲーム、ロールプレイを導入し、子どもたちが主体的に授業に参加できるようにしています。
  • 全員の理解度を確認しながら進めるために、「ワークシート」を配布し、子どもたちが授業のポイントを書き込みます。
  • 授業の最後には、毎回、子どもたちの感想を回収し、次回に活かす工夫をします。

ワークシート

感想シート

 

■授業風景

 

CSまちデザイン地域チームに、保護者の皆さんも加わり、役割を分担しながら協力して授業を行います。

チームメンバーは何度も打ち合わせを重ね、息はピッタリ!

準備は万端。

 

 

そして、ワクワクドキドキ・・授業当日を迎えます。

 

難しい内容かもしれないけれど、大切なことだから

しっかり聞いてほしい。説明にも力が入ります。

 

 

 

 

 

 

 

グループワーク『自給率アップ大作戦』では、子どもたちの素直でまじめで、奇抜なアイデアにびっくり!

 

 

 

寸劇では、小道具にも工夫を凝らして役作り。

子どもたちも大いに盛り上がります。

授業を行うメンバー自身も、身近な生活の課題をあらためて見直し、

仲間との協働・チームワークの大切さに気づいていきます。

 

■授業実績

■2008年度は、小・中・高等学校で17回(食11回29クラス、環境6回17クラス)で授業を実施しました。

 

「自給率アップ大作戦の自分たちが出来ることとして、『好き嫌いをしない』『残さず食べる』と書いた子どもたちが、給食を残さないようになった」などの反響が寄せられています。

 また、総合的な学習の時間のためのオリジナルプログラムについてまとめたわたしと地球がつながる食農共育を出版しておりますので、ご参照下さい。

 小中学校、PTA、自治体、教育関係に携わる方々や関心のある方のための“大人のための総合学習の時間体験講座”も企画しております。お気軽にお問合せ下さい。                    

 

 

Copyright© 2007 NPO法人コミュニティスクール・まちデザイン