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☆ 消えゆくソフトウェアの保存活動に立ちはだかる著作権法の壁(上) (HOTWIRED)
前に映像ソフトについて著作権が切れる前に流通にのらなくなるソフトはとても多くあるというリストがでていましたけど、今後はもっと増えていくことにもなりかねません。誰かがまとめて保存しておく必要はあるのでしょう。
日本では確か国会図書館がそういうプロジェクトをやろうとしていましたっけ。映像ソフトとかWebページとかの話であって、ゲームソフトは入っていなかったように思いますけど。
こうやって保存されたとして、次は閲覧・貸出・複製可能かどうかという問題が出てきます。個人が簡単に閲覧・貸出・複製を求めることが可能になると、今度は著作者がそれから対価を求めようとする話が出てくるのでしょう。誰にも見ることのできない作品に独占権を与える必要がどこにあるのかって思ってしまうわけですけど。購入可能であるのならともかく、すでに絶版だったりする場合には。(※最近読みたい本が絶版ということが多いため個人的感情が入ってるかもしれません・笑)
著作権法31条で許されている絶版資料の複製は、個人向けじゃなくて著作権法施行令の1条の3で規定されている機関に対してだけですしね……。図書館でできる複製は一部分しか認められていません。(国会図書館で全部複製してもらおうと思ったら著作権者の許可か文化庁長官の裁定が必要です。ついでに複写費用はかなり高いので注意のこと)
さらにいうなら、ゲームソフトの場合にはハードウェアごと保存しておかないと、結局プレイできないものだけが残ってしまいかねないですよね。エミュレーターとかとともに残すにしても。
ゲームソフトに文化的価値なんて無いっていうのなら、別に保存する必要も個人に対して見せる必要もないわけですけど……。文化に資するものがないんだったら、そもそも著作権法で守るのも定義規定からしてどうかと思いますね(苦笑)
(追記)
映画については新しい試みも行われようとしているみたいです。色々なメディアで保存されている作品をMPEG2形式に変換しておき、配信等が行えるようにするのだとか。
☆ Distributed Library Project (Lessig blogより)
The Distributed Library Projectという面白いプロジェクトが紹介されていました。
このプロジェクトは、個人が自分の持っている蔵書・映像資料と、自分の住んでいる地域を登録しておき、それをリスト化しています。そして、登録者は、そのリストを検索して自分の欲しい本を持っている人がいたら、その人に郵送して貸してもらうわけです。近い地域に住んでいる人から借りるようにという感じみたいです。
貸出期間もあらかじめ定めておいて、それを守る人にはいい評価が、守らない人には悪い評価がついていきます。そうやって、図書館のような物ができていくというわけです。
面白いプロジェクトですけど、出版社などは忌み嫌いそうな話ですよね。ただ、別に対価を取るわけではない個人間での貸し借りを止めることができるわけではない(?)ので、合法なプロジェクトではあるようです。
ただし、日本の場合にはちょっと事情が違うかもしれません。書籍については特に問題はないのですけど、映画の場合は、無償の貸与であっても、特定の施設でのみ可能で、相当な額の補償金を支払う必要があるとされています……。
☆ ニュースクリップ
▽ 首相の髪の毛 (Lenz Blog 日本語)
シュレーダー首相の髪は染めているのだろうと書いたことが、人格権の侵害になったのだそうです。保護されない言論と判断されたのだとか……。
▽ 子どもにアダルト迷惑メールを送ると……懲役刑も含む法規制を提案へ (MYCOM)
アメリカには「National Do Not Call Registry」というリストがあって、この登録者にセールス電話をかけると最高11,000ドルの罰金が科せられるそうです。(ただし、言論表現の自由の侵害ということについて違憲の疑いがあるという判決も出ています。)
それのspam版をつくろうという話をすすめているのだとか。「National Do Not Spam Registry」という名前だそうです。これで防げるかどうかは謎ですけど……。ついでにこれも修正第一条違反に問われそうなものではありますね(苦笑)
▽ 米SCO、Linuxライセンス請求プランを撤回 (CNET)<
▽ RIAA、個人提訴の第2ラウンドへ (ZDNET)<
▽ 「IP電話は、通常電話とは別物」:判事が裁定の詳細を公開 (CNET)
▽ 英国の大手小売りチェーンがRFIDタグを試験導入 (CNET)
▽ 口止めされた住基ネットのセキュリティー (ネット時評)
▽ 廃盤CDをネットで大放出 (Slashdot)
▽ Windows版iTunesリリース (Slashdot)
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