バーチャルネット法律娘 真紀奈17歳
(過去ログ)


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12月5日 / CCjpドラフト公開 / 12月10日 / Communitas ex Machina
12月5日
(追記 22:15

週刊私のレッシグ教授

 単に今週がレッシグ教授でいっぱいだなって思っただけです。真紀奈的に。
 こういうのあっても……やっぱり売れないでしょうか。「週刊私のレッシグたん」だったら売れるかなぁ? あとは「自由を守る戦士達」という題名でレッシグ教授とかストールマンさんとか…… (暴走中) そうするんだったらそれの対抗シリーズで「著作権の闘士達」とか題して、バレンティ会長とか久保田さんとか……(さらに暴走)
 なんとなく思っただけです。でも出たらかなり買いそうです(笑)
 レッシグ教授のスケジュールとしては、3日までくらいがだいたいクリエイティブ・コモンズ関係の話で、4日くらいからは通信の開放についての話になっているのだとか聞いています。真紀奈的には3日あたりまでの話がメインかな? 通信の開放の方はあまりよく知らないので……。

 レッシグ教授のイベントについてはそのうち書く……と思います。色々とやらないといけないことがあるものですから(苦笑)
 2日の講演についてはGLOCOMから速報として要旨が公開されていますので、そちらを見てみるのもいいかと思います。
 ローレンス・レッシグ「無意味な規制を廃し文化の自由を守れ


クリエイティブ・コモンズ・ジャパンのドラフト公開

 2日のイベントにあわせてクリエイティブ・コモンズの日本語版ドラフトが公開されました。
 真紀奈も少し関わらせていただいたのですけど、結構複雑になっていたりします。変更箇所も多いし……。チェックしてみて、気づいた点があったら、CCjpの方にメールを送るといいかと思います……ってMLが指定になってますね(苦笑)
 真紀奈宛にCCjpへの意見という形でメールをいただけたら転送しますので、そういう形でもかまわないかと思います。返答なども全部みたいというのであれば、MLに加入してしまうのが一番いいと思いますけど。(実はあのアーカイブは技術的な問題ですべてのメールが表示されているわけではありません。mbox形式でDLすると全部見られるそうです)
 12月20日までとのことですので、意見のある方ははやめに送ってみてはどうでしょうか?

 また、これに伴ってCCのライセンス選択ページが日本語で表示されるようになりました。ただ、まだライセンス自体はアメリカのものにリンクが張られています。これも来年の1月15日には、日本語化されたものに変更されることになるでしょう。

 ライセンスの変更点の大きなものとしては、著作者人格権の導入があります。この権利の詳細については第3回をみてください。
 これを導入したのは、日本の著作権法の下ではこれを不行使にするとか、この権利を放棄するとかの特別の約束を結ぶことにしたりすると、契約そのものが無効になってしまいかねないからです。(それ以前に、CCは契約ではなく、単に意見を表明しているだけでその表明に縛られているだけだという話もありますけど。同様の意味で、GPLも契約では無いという風にいわれることがあります。
 追記:小倉弁護士GPLは契約と判断されうるって言っていますね。こう解釈すると、CCも同様に再頒布や改変の行為が行われることによって契約と判断出来るかもしれません。

 人格権の導入による問題点はHOTWIREDでも書いたように判断が統一出来ないということです。これについてはアーティストさんそれぞれで色々と思うことがあるのではないでしょうか。

 他の変更点としては、CCの使用者として著作隣接権者を含めてみたら記述が膨大になってしまったとか、準拠法が日本法になったということなどがあります。
 各所で指摘されていた表明保証については、6条をみてもらえばわかるように、表明保証という形式はとっていません。あくまでも、CCでライセンスして著作物を公開した人に、故意または重過失があった場合のみ責任を問われます。結局著作権侵害をしていたら責任を負うわけですけど、表明保証をするよりは気が楽だと思います。

 そうそう。一つ書いておかなければならないことがありました。
 WIREDの記事で真紀奈はCCjpって今後大丈夫?というようなことを書きましたけど、GLOCOMは今後もホストしていくつもりはあるのだそうです。ネットワークユーザーがGLOCOMのホストを望まないのであれば、やめることも考えるという話でしたけど。
 真紀奈はGLOCOMがホストし続けてくれるのなら、ユーザーの声を反映しながら運営されていくので有れば、それは望ましいのではないかと思っています。ホストをするというのは大変なことでしょうし、営利企業が管理するというわけにもいかない事業ですから。

 真紀奈はGLOCOMCCjpを応援していこうと思っています。


ニュースクリップ

Winnyに参加しただけで摘発も? 〜ACCS (ZDNET)
 せっかくですから、久保田氏の動画をクリエイティブ・コモンズでライセンスして流してもらうことを希望します♪ by-nc-ndでしたらフリーでばらまいて大丈夫ということですし。プロバイダさんに怒られなければですけど、内容とサイズ次第では真紀奈もホストします(笑) あ、でも真紀奈のサイトに来ているということは著作権法の違反であることを理解しているということでもありますよね……多分。
 掲示板でも問われていた暗号の解読ですけど、これ、通信の秘密を侵害する可能性やっぱりあるかもしれません。けれど、それを裁判で主張して認めてもらえるかどうかはどうでしょう? 真紀奈はこの辺についてはあまり明るくないので、なんともいえないです……。


Winny逮捕者祭まとめ
北岡弘章弁護士講演「個人情報保護法の全容」  (INTERNET Watch)
南山大学・町村教授が講演「2003年のネットワーク判例回顧」  (INTERNET Watch)
「SCOは矛盾だらけのインチキ弁護士のよう」:FSF顧問弁護士 (CNET)
Microsoft 対 Lindows の商標権侵害訴訟、陪審裁判が再延期 (japan.internet.com)
著作権とかネットラジオとか音楽配信とか (辺境から戯れ言より)
コンテンツの流通促進に向け著作権保護制度の早期確立を  (INTERNET Watch)
ACCS、Winnyユーザー逮捕への経緯詳細を説明  (INTERNET Watch)
著作権不明12万冊のネット公開、裁定申請決める (読売新聞)
ファミコンソフト生みの親は?53本の著作権者捜し (読売新聞)
RIAA、個人攻撃第3弾で41人を提訴 (ZDNET)
P2Pユーザーを訴えた効果はあったか? (ZDNET)
Microsoft、技術ライセンスでオープン路線推進 (ZDNET)

ISPに「P2P利用料」徴収させる計画が浮上 (ZDNET)
SMEの音楽配信「bitmusic」が年内2万曲に拡充、価格も値下げ  (INTERNET Watch)
あなたも「インターネット依存症」かも? (japan.internet.com)
ベトナム政府、オンライン反体制派を弾圧 (CNET)
ICANN会議の日本報告会 (Slashdot)

英国議会、IDカード導入義務付けを検討へ (CNET)



12月10日


Communitas ex Machinaの提案

 この度真紀奈は、新しいライセンスを一つ提案してみることにしました。
 名前は"Communitas ex Machina"。内容は、その作品の複製については一切禁止する代わりに、二次創作については自由にやっていいよ、というものです。また、オリジナルの著作者表示は必須、このライセンスに従ってできた作品も、このライセンスに従うという形になります。商用/非商用はオプションです。

 これは日本の環境では、自分の作品をフリーで流通させるということを積極的にやろうとする人は少ないのではないかと考えたのがきっかけです。同人業界を見ても、基本的に二次作家の方たちが「自分で作る」限りにおいて許されているように思いますし。だから、デッドコピーを許可するライセンスというのはどうかと思ったのです。
 創作性ということを考える時に、重要なのは派生できるかどうかだと思うんですね。文化は真似て発展していくといいますけど、その時の真似っていうのはデッドコピーというわけじゃないと思うのです。コピーしてそれに自分なりの色を加えて、発展していくんじゃないかな……って。
 どういうライセンスにするつもりなのかは文書を見てみてください。これについて、意見がいただければとても嬉しく思います。メールよりも掲示板の方にいただいた方が、その意見をみなさんに見ていただけるので助かります。メールでいただいた場合、その案について更新で加えさせていただきます。その際に名前を出してもいいかどうかの連絡もいただけると助かります。
 あと、格好いい略称も募集中です(笑)

 真紀奈はクリエイティブ・コモンズのことも支持していますし、今後もお話があれば協力等を行いたいと思っています。つまり、真紀奈はもう一つの選択肢を示してみただけです。クリエイティブ・コモンズにもいい点はいっぱいありますしね。
 実は、このライセンスをこの間レッシグ教授が来日していた際に教授に見ていただきまして、その時に取り入れるべき部分が有れば、CCにCeMの要素を取り込むことも考えるという言葉をいただきました。世界各国で色々な人が色々なライセンスを作り、それぞれがそれぞれに反映していくようになる、レッシグ教授はそういう風に考えているみたいですね……。
 そうそう、その時に教えていただいたのですけど、クリエイティブ・コモンズでも似たようなライセンスが考えられていて、近いうちに公開されるそうです。サンプリングライセンス参考訳)とサンプリング+ライセンス参考訳)といいます。これは音楽目的というのが強いライセンスみたいですね。真紀奈の意見が反映されるとしたら、多分このライセンスになる……のかな?

 ちなみに、こういうライセンスではなく、既存の法や流通構造自体に問題があるのだからそっちを改変するように促す運動を起こすべきだという意見もいただきました。けれど、ちょっとすぐにできる運動じゃないですし、真紀奈にできるかどうかという問題もあります。 ですので、まずはこれをと思っています。
 パブリックコメント等には意見を出していきたいと思っていますけど。
 (ただ、氏名:法律娘真紀奈、住所:http://homepage3.nifty.com/machina/とか書いたらやっぱり拒否されるんでしょうか……)



いろいろ

 メールや掲示板を通じての情報提供や真紀奈の記事へのご意見等、本当にありがとうございます。返答などが遅れていて申し訳ありません。とりあげてみたい記事などもあるんですけど、今のところ、ちょっととりあげるの無理そうです……。
 といいつつ、時間がぽっかり空いたりするととりあげたりもするかもしれませんけど。

 今後も当分は週1〜2回程度の更新ということになりそうです。

 掲示板にも投稿がありました文化庁のパブリックコメントについては明日か明後日にでもとりあげます。報告書(案)(PDF)に一度目を通してから書きたいと思いますので……。


ニュースクリップ

東京高裁、来春に知的財産訴訟の専門組織 (日経新聞)
小倉氏講演 GPLと日本法の整合性 (PCWEB)
GPLは契約として成り立つか---日本法との整合性を検証する (CNET)
生物に特許は認められるか――注目されるカナダの遺伝子組み換え作物訴訟 (HOTWIRED)
Linuxの上に漂う不確実性という雲  (ZDNET)
連邦裁、SCOに著作権侵害の証拠提出命じる (ZDNET)
バンダイ、「へぇボタン」の類似品差し止め請求 (日経新聞)
連邦裁、SCOに侵害の証拠提出命じる (ZDNET)
Linux裁判で強気の発言を続ける米SCO (CNET)
ローレンス・レッシグ教授との対話ミーティング【非公式私家版】 (ウェブログ@ことのは

P2Pでも有効なコンテンツ販売方法「Payshare」をスイス企業が発表  (INTERNET Watch)
スタンフォード大学Lessig教授らがブロードバンド行政について議論  (INTERNET Watch)
IP Meeting 2003 - Winnyユーザ逮捕事件後のトラフィック量は? (PCWEB)
企業内のP2Pファイル交換状況を無料診断 (ZDNET)
ユーザーを不幸にしないコピー・プロテクトかくあるべし(上) (日経BYTE)
八田氏講演 オープンソースという考え方 (PCWEB)
コピーワンスで録画スタイルが変わる (ZDNET)
NTT-AT、「電磁波による情報漏えいとその対策」など技術説明会を実施  (INTERNET Watch)

米サン、欧州にRFID試験センターを設立へ (CNET)
RFIDとトレーサビリティに関する技術者の視点 (PCWEB)
RFIDタグは20年前の過ちを繰り返すか (高木浩光@茨城県つくば市の日記)


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