<今月の言葉:2002年12月>
「我々は短い時間をもっているのではなく、実はその多くを浪費しているのである。」
セネカ 『人生の短さについて』より
<意味も無く(^^;)今月の花:椿> |
このページは当HPの管理者が月々徒然なるままに 他愛も無いことを書き連ねるページです。とはいっても、 どーしようもないことは普段掲示板に書き散らしているので、 古(いにしえ)の識者・賢人のお言葉を借用しながら、 少しはもっともらしいことを書くことになっとります。 で、2002年もあとわずかの 今回はセネカの『人生の短さについて』からです。 |
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●セネカってナニもん? ルキウス・アンナエウス・セネカ(紀元前5or4年〜65年)。 ふつ〜の人は知りませんよね。 セネカは古代ローマ時代のストア派の哲学者です。 実は大概の人は中学・高校時代の世界史の授業で一度は お目にかかっているはずなんですが、いかんせん、この周辺は 睡魔のバミューダートライアングルみたいなもんで 風変わりな歴史好きとクソ真面目な勉強好き以外は みな机の上にへたばりこんで消息不明となり有益な時間(?)を すごしているわけですわ。 ということで、まずは世界史のおさらい。 (といっても、のんぶれすもこの分野は”消息不明者リスト”に 入るほうなので、いろんなところから資料をつまみ食いして、 かなり乱暴かつテキトーにまとめると・・・・) |
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●ストア哲学 ソクラテス、プラトン、アリストテレスに始まる古代ギリシアの哲学から、 そのあとのヘレニズム時代に入ると、「ストア派」と呼ばれるグループと 「エピクロス派」と呼ばれるグループが出てくるんだそうだ。 人生をどう生きるべきかという観点で、この2つは真っ向から対立しとるんだと。 ストア派っつうのは、”ストイック”というような言葉の語源になるぐらいで、 真面目に人生と向き合いながら謹直・勤勉に毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日・・・ 過ごすのが人生幸せなんじゃ!、という御仁の一派。スイマーにたとえれば 来る日も来る日もインターバル練習やらダッシュ練習を繰り返し、 真面目にタイムを刻んでいこうとする方々がストア派ですかね。 それはそれで充実した日々を過ごせて 「ああ、あの頃は幸せだった」と回想できます。 これに対して、エピクロス派っつうのは、「人生楽しいことが大事さ!」という ある種の快楽主義で、スイマーにたとえれば大会エントリーもするし練習もするけど、 やっぱり飲み会にすべてを集中する??・・・んっ、これはまさに 酔っぱらいPart・・さん?(^^;;) で、セネカというのは前者ストア派の重鎮なそうな。 ●『人生の短さについて』 のんぶれすは学生時代に何を間違ったかこんな本を読んでしまいました。 一応、名著ということになっており、真面目な生き方を追求する人には いろいろ含蓄のある主張が盛り込まれております。 #でも個人的には、どうもこのオジさん、ちょっと苦手なんだなあ・・・ 以下、印象的な言葉をかいつまんでいきますと、 まずは、メインの主張、 「われわれは短い時間をもっているのではなく、実はその多くを浪費しているのである」 しばらく読み進めると、彼の否定するものとして 「私はとりわけ酒と性のみに熱中する者たちを第一に挙げる。つまり、これほど 恥なことに心を奪われる人間はないからである」 #そうかなあ・・・ そのあと、良く生きることが大事で、 多忙な人(ワタシ?)にかぎって良く生きることが稀という話になり 「生きることを学ぶことほどむずかしいことはない。・・・生きることは生涯をかけて 学ぶことである。そして、おそらくそれ以上に不思議に思われるであろうが、 生涯をかけて学ぶべきは死ぬことである」 と、だんだんヒートアップ。 「私の言を信じてもらいたい。偉大な人物、つまり人間の犯すもろもろの過失を 超絶した人物は、自己の時間から何一つ取り去られることを許さない。」 #ほんまかいな・・・ それから、良い生活をするために多忙な人たちを批判して 「生きることの最大の障害は期待をもつということである・・・ 将来のことはすべて不確定のうちに存する。今直ちに生きなければならぬ。・・・ 幸うすべき人間どもにとって、まさに生涯の最良の日は、真っ先に逃げていく」 #ここはちょっと耳が痛いな。。。。 で、そのあとどういう人が多忙というのかとか言う話がぐちゃぐちゃと続いて 結局どう生きるのがいいの?、ということで 「万人のうちで、英知に専念する者のみが暇のある人であり、このような者のみが 生きていると言うべきである」 #あのなあ・・・・ 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 どういう生き方が良い生き方なのかは人それぞれかと思います。 2002年もあとわずかですが、皆それぞれにあわてず無理せず それなりに有益に時間をすごして平和な年の瀬を迎えましょうね(^_^)。 では、今月のこのページは以上です。 (補足1) 「」内はすべて岩波文庫『人生の短さについて』(セネカ著/茂手木元蔵訳) より引用しております。 (補足2) 今回はそうとう乱暴なことを書いております。真面目に古代哲学を知りたい方は 検索サイトから「ストア哲学」とか「エピクロス主義」とかで検索してください。 それなりに分かりやすく有益な資料に出会うことができます。 ではでは。 |
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