<今月の言葉:2003年10月>

プレッシャーを受けたとき俺は自分に向かってこう言うんだ。
難しすぎるか?、お前には。それともプレッシャーを受けてたつか?
              ランドゥール・カニンガム

<意味も無く(^^;)今月の花:ツユクサ>


このページは当HPの管理者が月々徒然なるままに
他愛も無いことを書き連ねるページです。とはいっても、
どーしようもないことは普段掲示板に書き散らしているので、
古(いにしえ)の識者・賢人のお言葉を借用しながら、
少しはもっともらしいことを書くことになっとります。

ということで、小田原で1500mを泳いだり、
あるいは千葉で本年最後の「対決!」をすることに
なっている人達のために、今回はこの言葉です。
#本当は市民マスターズに間に合わせたかったのよね・・・
#ゴメンサナ〜イ(^^;;)


1.ランドゥール・カニンガム


ランドゥール・カニンガムはアメリカンフットボールの最高峰・NFLで
活躍した選手です。

アメリカンフットボールという競技は、ご存知の方も多いと思いますが、
ボールを敵陣に向けて運んでいき、最終的に一番奥のエンドゾーンまで
たどりつくといわゆるタッチダウン、つまり得点となります。
各プレイごとに攻撃する側・防御する側が明確に分かれており、
さらに個々の選手の役割もきっちりと決まった分業制が敷かれています。

そんな中で一番目立つ中心的な存在が、
攻撃時の指令塔となるクォーターバック(QB)であり、
カニンガムはスターQBとして活躍しました。

カニンガムが最初に活躍したのはフィラデルフィア・イーグルスという
チームでした。彼はここで控えのQBだったのですが、「この攻撃が失敗したら
もうおしまい」というような追いつめられた局面で何度か起用され、
その都度目の覚めるようなミラクルプレーで攻撃を成功させました。
そして実力を認められ、ついにエースQBとなります。

彼はロングパスもうまかったのですが、すばらしい俊足をもっていたので
自分でボールを持ったまま敵のタックルをひらりひらりと変幻自在にかわして
敵陣深くに走り込んでいくことができました。
結果、そのシーズンにチーム内で最も長い距離を走ってボールを運んだのは、
それを本職とする重戦車のようなランニングバック(RB)ではなく、
指令塔である彼自身だった、というような記録を残しました。

がしかし、何かの怪我だったかなんだかでリズムがおかしくなり
パスもつながらない、得意のランもすぐ止められる、という状況になり、
自由契約となってNFLから去ってしまいます。

その後、しばらく彼はフットボールを離れ、靴磨きをやったり
大理石の商売をやったりして暮らしていたそうなのですが、
ミネソタ・バイキングスのコーチに「再発見」され、NFLに復帰。
見事な活躍でミネソタ・バイキングスをプレーオフ進出に導きました。

いまは完全に引退したようですが、もともと人気のある選手だったうえに
挫折・復活のストーリーも加わってNFLの歴史に名を残す存在となりました。


2.プレッシャーを受けてたつか?


さて今月取り上げた言葉ですが、言葉そのものの意味はあらためて
説明する必要もありませんね(^^)。

この言葉は、米国のTV局が作成したドキュメンタリー番組
”This is the NFL ”の中でインタビューを受けたカニンガムが
言っていたものです(まだイーグルス時代だったと思いますが)。

「これをしくじったら負け」というような追いつめられたプレッシャー最大の
状況下で、指令塔である彼がどういうふうに自分の心をコントロール
していたか良くわかる言葉ですね。
この言葉は、われわれもプールのスタート台を目の前にして
気持ちがパニクりそうになったときに役に立つ言葉かと思います。

ちなみに、NFLの試合後のインタビューを見ていると、
たまにお国柄を反映した興味深いことを言う選手がいます。

たとえば、何年か前にサンフランシスコ・49er's がプレーオフの試合で
見事な逆転勝利をおさめたことがありました。
このとき、試合終了直前の逆転タッチダウンパスを見事レシーブした選手(名前を忘れた)は、
その試合中どうも調子が悪く、何度も大事なところでパスを取り損ねていました。
試合後、彼はTV局のレポーターに向かって涙を流しながら以下のように答えました。

   「自分は今日はずっと調子が悪くて何度もミスをしてチームに迷惑をかけていた。
    それでも神様がずっと耳元でささやきつづけてくれたんだ、
    「大丈夫だ、お前なら出来る、自信を持ってプレーをしろ!」。
    そして最後にQBのスティーブ・ヤングが
    俺にパスを投げてくれて、俺はチャンスを生かすことができたんだ」


日本ではいわゆる「苦しいときの神頼み」で「あとはなんとかして〜」なんですが、
あちらの国では神様は耳元で「ガンバレ!ガンバレ!」って激励し続けるようです。
米国がスポーツの世界で強いのはこんなところにも理由があるのかも
しれませんね。


では、今月の言葉は以上です。



(補遺)
カニンガムに関してちょっとした参考ページがありましたのでご紹介しますね
http://www.mmbc.jp/mmbc/world/oono/h_981029-1.html





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