● (結果編)2008 テニアン・ターコイズブルー・トライアスロン&リーフスイム
  (2008/6/14(土)テニアン島:タガビーチ)




東京の南に点在する小笠原諸島をさらにずっと南に下った
赤道近くのマリアナ諸島。

そこに浮かぶテニアン島といえば
日本の近代史を語るうえで避けては通れない名前です。

19世紀にドイツ領だったこの島は、
第一次世界大戦の賠償として日本に割譲され、
太平洋大戦では、その地理上の戦略性と飛行場設営に最適な地形から
日米決戦の天王山となります。

そして、日本軍守備隊の玉砕後にここを基地としたB29の大群が
東京・名古屋・大阪をはじめとする日本各都市の空襲、そして
広島原爆、長崎原爆、・・・と一般市民大殺戮の世界記録を打ち立てていくわけです。


・・・と、こんな因縁深いこの島で平和な海泳ぎの大会に参加してきたのが
われらが海泳ぎ会長、さくやのおとうと氏です。

以下、さくやおのとうと氏による大会エピソードです。
(写真のコメントもさくやのおとうと氏によるものです)


    ◆   ◆   ◆   ◆   ◆   ◆   ◆


そろそろ海外の海にも出てみましょうか、というわけで、
海泳ぎ会長・さくやのおとうとは、海外調査隊長をかって出て、
今回はサイパンの南にあるテニアン島で開催される
トライアスロン&リーフスイムに行ってまいりました。


実は今回のテニアンは数年前から計画していたのですが、
私、さくやのおとうとは2005年の宮古島の後一時期全身不随になるという病気に見舞われ、
その後もドクターストップがかかっていたため、今回はようやく念願かなっての出場です。
しかも宮古島以来の海復帰戦でもあります。


●6/12(木)出発

8時半に成田空港に集合ということで、5時起き。

朝は雨だったのでタクシーで駅まで行こうと思いましたが、タクシー会社に電話をしてみたら
この日は皆出払ってしまっていて、6時半頃にならないと車がまわせないとのこと。
それでは集合時間に間に合わないので、仕方なく傘をさして、荷物を引きずりながら駅まで歩くことに。


横浜からリムジンバスで成田に集合時間に無事到着。

集合とは名ばかりで、団体用のカウンターで搭乗券を渡されておしまいで、
あとは個別に航空会社のチェックインカウンターに行って手続きをするだけなので、
いったいツアーにどのくらいの人が参加するのか全然わからず。

搭乗券を持ってノースウェストのカウンターに行って荷物を預けると後は搭乗まで自由時間なので、
空港内のレストランで朝食を頂きました。



さて飛行機に乗り込み3時間。無事にサイパンに到着。

ツアーの説明書では空港を出たら、ツアーデスクに行くように指示があったのですが、
実際はツアー会社の人がカードを持って立ってるだけ。しかもツアーがたくさんあるので、
誰が今回のツアー会社の人なのか全然わからずうろうろ。

出迎えのツアー会社の人は大抵日本の現地スタッフか日本語のできる方だったので助かりました。
サイパンからは高速フェリーでテニアンに渡るのですが、フェリーの時間までは時間があるので、
とりあえず空港からサイパンのホテルに行って一休み。

ケータイもネットワーク設定を海外用に切り替えて座間味組の皆さんに無事を知らせました。



フェリーは揺れるので酔うという話を飛行機の中で隣り合わせた方に聞いたのですが、
朝が早かったせいもあってフェリーではぐっすり眠ってしまい、気が付いたらもうテニアン島でした。
フェリーの窓は水滴で曇っており、外が見られるわけでもないし、ま、いいか。
港からはバスでホテルへ。



ホテルに着いたのはすでに夕方で、部屋で荷物を解いたら夕食です。
夕食は同室になった方とそのお知り合いの方たちとホテルの中華料理レストランへ。
なかなか美味しい料理でしたが値段が・・・
今回、あまりお金を用意していなかった私としては、この先帰国までの食費をどうするかを考えさせられました。



●6/13(金)水中撮影会&選手登録


朝はホテルの売店でサンドイッチとカットフルーツを入手して安めに済ませて、
テニアン散策のプラン作りです。

バスやタクシーなどはないので、基本的には歩きになります。

テニアンには戦争時にアメリカが空港を作り、原爆を積んだB29もここから飛び立ったということで、
原爆搭載の場所などが観光ポイントにもなっているのですが、さすがに徒歩で行くのは無理な距離なので、
徒歩で回れる範囲でのプランになります。



プランを練った後は、試泳会の時間までホテル周辺の散策。

トライアスロン参加の人たちは、朝からコースの試走をしていました。


散策の後は、いよいよ試泳ということでレース会場となるタガビーチへ向かいます。
試泳用の水着は以前、海用にMACSチームで作った白の水球用水着です。

テニアンの試泳のお楽しみは、ダイバーが水中から写真を撮ってくれるということです。
これは水の透明度の高いテニアンならではのものらしいです。


久しぶりの海ということで、大丈夫だろうかと恐る恐る水に入り、ゆっくり泳ぎだしました。
事前の情報では水深は5〜10メートルくらいということだったのですが、
どうもこれは私の勘違いだったようで、たっぷり30〜40メートルは水深があります。

しかもちゃんと底まで見えます。これはちょっとした奇跡です。
ダイバーが写真を撮っているところを通りかかったので、ピースサインを出してみましたが、
さてうまく撮ってもらえたでしょうか?

試泳中エイが泳いでいるのを発見した人たちがいて皆でエイを追っかけたり、
ビーチの岩場でいきなり飛び込み大会が始まったりと楽しみました。
勿論私も飛び込みましたよ!


その後ホテルに戻って、ホテルのプールで少し泳ぎ、一休みした後はコース説明会&選手登録へ。
参加賞は海大会では定番のTシャツにスイムキャップ、それからエコバッグでした。
夕食はホテルの外のレストランへ行ってみました。



ガイドブックによれば日本人が経営しているということで、現地の料理や日本の料理が食べられるとのこと。

せっかくなので、現地の料理を食べてみましたが、妙に辛い。メニューを見ると唐辛子の絵がついています。
テニアンの名産(?)であるテニアン唐辛子を使っているということだなと納得。

テニアン唐辛子はお土産に一つ買って帰り、
座間味組との打ち上げの時に皆さんにもテニアンの味のおすそ分けをしましたがどうだったのかな。



●6/14(土)レース当日


さて、今回の大会は、トライアスロンとの同時開催ということもあり、スイムの人もトライアスロンの
ランの部(10キロ)に参加できるという企画がありました。トライアスロンの人はスイムの後にバイク40キロを
走るのですが、バイクからランに切り替わる頃あいにラン参加の人は一斉スタートするのです。

スイムが終わった私は、当初走るつもりはなかったのですが、勢いに任せてランに参加。
以前アンダンテさんに誘われて駅伝で5キロの区間を走りましたが、今回はその倍です!

5キロでも相当苦しかったのに倍ですよ倍!しかもその前にはスイムもやっているのです!
ところが不思議なことに走っても走っても全然疲れないのです。
こんなに快調に10キロを走れるなんて・・・

10キロ走り終わって、ゴールの申請をしにうろうろ・・・
というところで目が覚めました。時間は朝の5時。


ナンバリングはなんと5時から。こんな早い大会は初めてです。トライアスロンの人はスイムの後に
バイクとランがあるのでこのくらいの時間にしないとだめということでしょうか。

こんな時間にはさすがに空いているレストランも限られるので(一応24時間営業の店もあるのですが)、
前日に買っておいたパンなどで朝食を済ませ、6時ちょっとすぎに会場へ行ってナンバリング。

コースは250メートル先の沖にあるブイを左に折れて500メートル先のブイを回って帰ってくるというもの。
距離はGPSで測定しているので正しいはずだということでした。

スタートはスイム1.5キロ、3キロ、4.5キロ、それにトライアスロンの人が皆一斉に行い、しかも
スタート・ゴールのビーチは本当に猫の額ほどしかない狭いところなので、ちょっとした混雑振りです。


海外のレースということで、カウントダウンは英語。

今回はとにかく完泳が目標なので、無理して飛び出さずにゆっくりとスタート。

スタート前の周りの会話で、丁度私と同じくらいのペース(といってもしばらく泳げなかった
ために50mで5秒以上もタイムが落ちている今の私には多分速過ぎ)の方がいらっしゃったので、
とりあえずその人をペースメーカーにして泳ぎました。

水の透明度が非常に高いので、少々離れても水着の柄が見えて大変助かりました。

最後は腕が痛くて回らなくなってしまいましたが、体力も筋力も相当落ちていたのでそこは仕方がないですかね。
とにかく今回は無事に完泳出来ただけで上出来でした。
勿論ランは参加しませんでした。


レースの後は自由時間ということで、綺麗な海を満喫しても良かったのですが、
前日とこの日のレースで肩と背中が日焼けで痛かったので、泳ぐのは断念して島の散策へ。
(日焼け止めはサンゴに悪いという話を聞いたので、綺麗な海を汚してはいけないと
何も塗らずに泳いだのでした。他の人たちは皆日焼け止めを塗りまくっていたので、
私一人くらい頑張っても仕方がないのですが)


テニアンは島の大部分の人は今回泊まったホテルから徒歩圏内(といっても歩くと数時間ですが)
に生活しているということで(それ以外のかなりの部分は米軍の施設になっている)、
島の人々の生活環境を見るということでは徒歩で十分楽しめます。

お昼はガイドブックに出ていた24時間営業のカフェ。現地の人たちが気軽に訪れるらしいということで、
テニアンの雰囲気を味わおうということです。スペシャル・ランチというのを頼もうと思っていましたが、
聞いてみたら残念なことに平日のみのメニューとのこと。

仕方がないので、お店の名前のついているメニューを選びました(ハンバーガーセット)。
出てくるまでにたっぷり10分ほどは待たされますが、お肉もポテトもしっかり調理されたもので
美味しかったですよ。


夜はスタート・ゴール地点のタガビーチにテントをはってパーティー。

テニアンという島は、野菜があまり獲れないらしく日本から移ってきている人たちは
食べ物でかなり苦労されるようなのですが、パーティのメニューでは
サラダなどもあり、豪華ではないものの島の方々(というかレース主催者)の精一杯のもてなしが感じられました。




●6/15(日)オプショナルツアー&帰国


テニアンからサイパン行きのフェリーはお昼までない
(サイパン−テニアン間のフェリーは1日2便しかない)ので、その時間まではフリーなのですが、
主催者側でテニアンの自然動物園ツアーに連れて行ってくれるというので参加。
一巡りした後は動物園のサービスでココナツジュースを頂きました。


動物園見物が終わるといよいよテニアンとはお別れです。

空港までのバスで乗り合わせた人たちはなぜか皆さんトライアスロン組の人たち。
「トライアスロンって大変ですよね?根性がいるでしょ?」
なんて聞くと
「根性なんて全然要りませんよ。私がやってるくらいだから、誰でも出来ますよ」
だそうです。なんかこんな話を聞いていると、ちょっとトライアスロンにも出てみたくなってきます。
自転車も暫く乗ってないけどまたやるかな・・・


さて、座間味組とは現地情報やレース速報などを連絡するつもりでしたが、
電波状態が悪いのか前日からずっとつながらずじまい。
とりあえず試泳の感想はメールしたのだが、その後はずっと圏外。
テニアンからサイパンに向かうフェリーの中でようやくつながり、座間味組に無事を連絡。


サイパンについてから空港まではバス。ところが動き出して5分くらいでエンスト。

仕方がないので、みんなバスを降りて空港まで徒歩で・・・
というのは冗談で、勿論代わりのバスを手配してくれました。

サイパンの出国手続きはテロ対策ということでかなり面倒で、
預け入れ荷物は全部開けられて中身をチェックされるので、とにかくすごく時間がかかります。
手荷物検査の時には靴まで脱がなきゃいけません。
それでも定刻通りサイパンを出発し、成田へ。


成田到着後は、現地で色々お世話になった同室の方やそのお仲間の方々のバスの時間まで
少しお茶をして、リムジンバスで横浜に無事戻ったのでした。


ちなみにこのテニアン島、米軍の施設は「たまに使われる」という程度で、
使われていない時には観光も出来るのですが、北マリアナ諸島をアメリカが連邦化し、
テニアンにも米軍が常駐することになるのだそうで、米軍施設がある島の北四分の三くらいは
今後は観光が出来なくなるそうです。

今もその地域にはほとんど人は住んでいないそうなのですが、
島の環境は確実に変わってしまうでしょう。
素朴なテニアンを見ることが出来たるのは、今回が最後だったかもしれません。




テニアン行きのフェリーの時間まで
しばし休憩したホテル

サイパンのホテルの回りは
おみやげ物屋さんがいっぱい

サイパンでも日本料理が食べられます

テニアン到着。後ろに写っているのが
サイパンから乗った高速フェリー

テニアンのホテル。
奥に見えるのはホテル内のカジノ

ホテルの部屋から裏のプールを撮ってみました

ホテルの正面。島のサイズや人口には
不釣合いなでかさです。

こちらはホテルの裏

ホテルのプールサイドまで行ってみました。
海で試泳した後に、こっちでも泳ぎました。

レース会場となるタガビーチ。まずは試泳です。

タガビーチには天然の飛び込み台があります。
テニアンではここから飛び込めるようになれば
一人前なのだとか・・・

これから試泳です。
たまたま私が真ん中奥に白パンで写ってます。

試泳では、こんな風にもぐって遊ぶ人たちもいます。

当然のごとく始まった飛び込み大会。
勿論私も飛び込みました
(これで一人前です)

ウミガメも見られます

参加賞のTシャツ

参加賞のキャップ。
ちなみに3キロと4.5キロの人はブルー。

参加賞のエコバック

前日にはだいたい会場作りが出来ています。
(夕食に行く前に寄ってみました)

テニアン島の夕日

夕食を食べたレストラン
(夜は暗かったので、写真は翌日撮ったものです)

レース当日。ナンバリングが始まっています。

ゴール地点。
スタートは海岸からですが、
ゴールは下から急階段を上がって
ここまでこなければなりません。

トライアスロンの人たちが
バイクのセッティングをしています。
ちなみに中央はトライアスロンで参加した
タレントのヒ●ミさん

レース開始前。虹が見えました

さていよいよスタートです

全種目一斉スタートなので、
スタート時はそれなりに混みます

レース終了後は島の散策。
こちらはレース会場の隣にあるタチョンガビーチ

タガビーチは何もありませんが、
タチョンガビーチはボートが借りられたり、
ウミガメツアーがあったりと
楽しめるところらしいです

タチョンガビーチには海の家もあります

テニアン島のメインロードであるブロードウェイ

ブロードウェイ上沿いにあるバーベキュー場。
この時間はまだ開いていませんでした

来年から米軍が来るということで、
関連施設らしきものを建設中のようです

なぜか馬がいます。歩いている私も暑かったですが、
馬君も暑そうです。

カマービーチ。浜にバーベキューの施設があって
楽しめるところだそうです。
私が行ったときには誰もやってませんでしたが。

テニアンは第二次大戦までは
日本が領有していたということで、
旧日本の施設跡が点在しています。
これは消防団の施設跡。

こちらは砂糖会社の跡地のようです。
テニアンにもサトウキビがびっしりと
生えていた時代があったのですね。

お昼の目的地のJ.C.カフェ。

ランチセットが食べたかったのですが、
平日のみだということで、
ショップの名前がついたバーガーと
アイスティーを注文。
コップはさすがにでかいです。

注文のバーガーセットが来ました。
出てくるまでに10分は待たされます。
アイスティーは飲まないで待っていたわけではなく、
お代わりできます。

テニアンの小学校。黄色いのはスクールバス

タガ遺跡。もっと大きいのかと思いましたが、
10メートル四方くらいのところに
石が倒れてたり、
積んであったりという感じでした。

タガ遺跡の横にある石碑。 書いてあるのはなんと日本語。
日本領有時代に出来た石碑ということですかね。

テニアンにあるもう一つのホテル。
ホテルというにはちょっと規模が・・・
それに会場が遠いので、
ここに泊まって参加するというのは
ちょっと無理があります。
(でもここに泊まって参加しているという
20代の男性がいましたけど)

最終日は自然動物園見学

動物園の鹿

七面鳥もいます

動物園はがけの上で、海が見えます。

こちらも同じく動物園から見下ろした海

トカゲがいました。
なかなか鋭い爪を持っていて、
引っかかれたら相当痛そうでした

こちらはエミュー。
放し飼いになっていると迫力があります

クジャクもいます

一回りした後はサービスで
ココナツをいただきました。
味は好みによるみたいですが、
私は美味しくいただきました

なかの汁を飲んだ後でスタッフにお願いすると
実を割ってもらえて中が食べられます。
ゼリーみたいな食感ですが、味はゼリーとはいきません
(でも私は美味しくいただきました)

自然動物園とホテルの行き来には
スクールバスが出動してくれました

サイパン空港へ向かうバスがエンスト

(ここは空欄です)

とぼとぼと徒歩で空港へ向かう人たち。
というのはウソで、日陰まで歩いただけです。




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