素材の話

 カーテンの素材について、解説いたします。
おそらく、ほとんどの方がカーテンの素材なんて気にしていないと思います。ですが、素材の違いによってお手入れ方法や、特性がまったく違うので、注意が必要です。
 カーテンに使われる素材は、綿や麻などの自然素材と、ポリエステルやアクリルなどの化学繊維との2つに分かれます。ここではそれぞれの特性についてお話します。

自然素材 化学繊維
代表的な素材  綿、麻、シルク など  ポリエステル、アクリル など
代表的な製品 多くの輸入物。特にプリントに多い。 国産カーテンのほとんど
寸法特性 伸縮が多い 伸縮が少ない
洗濯方法 ドライクリーニング 家庭の洗濯機で洗濯OK
防炎加工 できないものが多い ほとんどの物でできる
ここまで聞くと、「化学繊維の方がどう見ても良いなぁ」と、ほとんどの人が感じると思います。現に多くのメーカーやお店ではここまでしか話しません。しかし、それ以外にも重要な特性があるので下の表をご覧ください。
自然素材 化学繊維
       綿、麻、シルク など  ポリエステル、アクリル など
静電気 起こりにくい

ホコリが付きにくい

付いても叩けば落ちる
起こりやすい

ホコリが付きやすい

水で洗わなければ落ちない
洗濯(クリーニング)の
頻度
7年から10年に1回

生地が傷みにくい
1年に1回

生地が傷みやすい
色合い 自然な発色が出やすい 光沢感が出たり、強い色になりやすい
それを避けようとすると、色がくすみやすい
どうですか、ここまで聞けば自然素材にも良いところがたくさんある事がお分かりいただけるはず。
重要なのは静電気の問題で、自然素材は叩いたり、掃除機をかけたりすればほとんどのホコリはきれいに除去されてしまいます。ですから、洗濯が面倒な人は自然素材を選んだほうがいいですし、反対に洗濯しなければ気がすまない人は化繊を選べばいいでしょう。

ちなみに “レーヨン”は、原料も製造工程も自然素材と化学繊維の中間的な成り立ちなので、特性も中間的になります。現在では、単独でレーヨン100%で使われている生地はほとんどなく、綿やポリエステルに混色されているので、その混色される繊維によってその生地の特性が決まります。

店頭で何の説明もなく、ウォッシャブルのカーテンとそうでないものが掛かっていたら、ほとんどの方がウォッシャブルのカーテンを選ぶと思いますが、そうでない自然素材にも良いところがたくさんあります。カーテンを選ぶときには、素材にも注目してください。