ちょっといい話
最近のタイのニュースを見れば、プージャッドガーン紙のオーナーがタクシンパパを不敬罪で刑事告発したとか、相変わらず南部でドンパチやってるとか、どこか陰湿な感じのニュースが多いのは皆さんもご存知のことかと思います。女子大生のスカートが短いのはいいんですけど、殺人や強姦などの重犯罪が多発しているのは頂けません。
1976年10月6日にタマサート大学で国境警備警察を先頭にヴィレッジ・スカウトなどの右翼団体が起こした虐殺事件の特集記事なども見かけたのですが、写真も酷いし、文章が長いので訳せませんでした。スミマセン。リンク部分をクリックして、下のほうにスクロールすると当時の写真が見れます。その写真を更にクリックすると写真集みたいになっています。ただし、繰り返しますが酷いので気をつけてください。普通の神経の持ち主なら間違いなく凹みます。
しかしタイの若者はといえば下の画像でも分かるように、、、
結構青春を謳歌しているようです。謳歌するところを間違えてるんじゃないかという老婆心も湧いてきますが。女の子の可愛さと男の子のオタクさの落差に、越えられない壁みたいなものを見出してしまうのは私だけでしょうか。女の子:更正可、男の子:後戻りできない、みたいな。
そして更に、みんなのすさんだ心を洗ってくれるような、短編小説的なFWメールが出回っているとのこと。タイの女子学生向けサイト、K@POOK!.comでその内容が紹介されていたものです。以下内容紹介。
六十歳になるある男性と、結婚して家を出てから何年も経っていない、帰省してきたばかりの息子との会話。
老人:ジャック(息子の名前。何故か毛唐名)、あれはなにかね。ぼんやり見えるんだが。
息子:ああ、あれは野良牛だよ、父さん。
そのニ、三分後
老人:ジャック、あれはなにかね。
息子:さっきと同じ牛だよ、父さん。まだどこにも行ってないね。
そのまたニ、三分後
老人:ジャック、あれは一体なんだろう。
息子:(ここらでキレ始めて)牛だよ牛、父さん。さっき訊かれたばかりの、さっきと同じ牛だよ。
それから更にニ、三分後
老人:ジャック、あれはなんだろう。
息子:え!父さんどうしたの?何度も同じことばかり訊いて。これが最後だよ、、、牛だってば。
それからまた更にニ、三分後
老人:ジャック、あれはなんだろう。
息子:うゎー!父さんがボケてしまった。何言ってるか分からない、もう父さんとは喋らないよ。
そしてジャックは最悪の気分で父親から離れた。
時は経ち、夕方になり、夕食の時間になった。父親の姿が見当たらないのでジャックは、父親の部屋に行ってみた。
そこで彼は、老人その人を見つける。
ぼんやりと座っていて、その近くに、今日のことを書き終えたばかりの旧い日記が一冊あった。
ジャックがそれを手にとって読んでみれば、、、
三十年前、私達は一人 の息子を授かり、大変愛し、彼にジャックと名付けた。
あるさわやかな日のこと。その当時ジャックはよく喋っていた。私が彼を裏庭に連れて行ったところ、丁度牛が通りかかった。
ジャックは、父さん、あれは何?と訊ねた。牛だよ、と私は答えた。
それから一分もしないうちにジャックは同じ質問をし、私はさっきと同じように答えた。このような繰り返しは二十五回に及んだ。
私は飽きるとか嫌になるなどとは感じなかった。それらの質問に同じように答えた。
むしろ却って、子供が私に飽きることなく興味を持ってくれるのがすごく嬉しかった。
だが今日、同じ場所にかつて同じ質問をした二人が。
訊ねるのが私で、答えるのがジャックでさえなければ、、、。
たった五回で、息子は私を怒鳴りつけ、私のことをボケたと罵った。
これから私と話すことさえ嫌悪した、、、。
なるほど。これはつまり、成長した自分の息子であるジャックは、自分が与えただけの愛の五分の一も返してくれなかったという話で、これを読んだ若者に、父親の恩に報いなさいと暗に問うているFWメールなわけですね。
で、書いている途中で気がついたんですが、これの元ネタみたいな西洋の童話か何かがあるような気がしてきました。
とりあえず、ジャックは親父の日記を本人がいる前で盗み読みしたらしいのだが、これってどうなんでしょう?
ボケてないのにボケた振りをするお父さんも人が悪い。三十年前、二十五回牛のことを訊かれたってのも細かいし、ジャックの父さん割と粘着質かと私は見ました。
とにかく三十年間野良牛が通りかかる環境に変化が無かったのは間違いない模様。最初はちょっといい話かなと思って訳してたんですけど、牛の他には通りかかる動物はいないのかと笑ってしまいました。私の人間性の問題なのでしょうか?