タンバリンのBさんが父親になった。 母親はロビー活動家達の間で評判の良くない踊り子さんである。 ロビイストの話は一方的であてにならないと思っていながらついつい先入観ができてしまう。 次つぎと離れていったタンバリンさんの中でBさんは最後まで応援し続けた。 Bさんは私の顔を見ながら「あいつは気性が激しく、わがままで・・・」と頭を掻いた。 私は首を横に振った。 Bさんの表情からロビイスト達の誤解を確信したのだ。 「だいじょうぶ、だいじょうぶ、幸せになってくださいよ」と私はBさんの肩を叩いた。 Bさんは再び頭を掻いた。
[舞太郎](1997.11.17)