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明るい紅色が特徴的な、大きさ250g程度の中型のりんごで、果肉の質が少し粗で酸が強く、購入したりんごでは糖度が15%に達してるものもありましたが、甘さを楽しむりんごではありません。 加熱しても青り24号よりは、果肉が崩れにくいようですので、各種の料理用にも適していると思います。生で食べても、酸っぱいりんごをお好みの方には結構な味です。室内に置くと、ジョナゴールドのように、果実表面から、ろう(蝋)質物を分泌して、油を塗ったように次第にベタベタしてきます。 このりんごの特徴の一つは、抗黒星病遺伝子Vf を持ち、りんごの有名な病気であるクロホシ(黒星)病に強い抵抗性をもつことです。 昔は紅玉や祝に抵抗力があると言われ、近年はさんさ、あかね、彩香の方がより強いと言われてきました。しかし、この遺伝子Vf をもつりんごの黒星病に対する抵抗力は、もっと強力なのです。わが国で、この抗黒星病遺伝子Vf をもつ食用りんごの品種が育成・公開されたのは、青り25号が初めてで、画期的なことです。 その遺伝子Vf は、普通の食用りんごには見られないものでしたが、米国、ニューヨーク州の農業試験場が、1955(昭和30)年に、食用りんごMaCounに、インデアナ州のPurdue 大学Ralph Shay教授から提供された、抗黒星病遺伝子Vf をもつ、同大学の研究用リンゴPurdue 54-12(カイドウズミMalus floribunda:観賞用クラブりんご)の花粉を交配し、長年月をかけて抗黒星病遺伝子Vf をもつ食用りんごを育成し、1974(昭和49)年にリバティLibertyとして公表しました (文献1、2)。Libertyとは、ご存知のように自由のことです。黒星病の恐怖から解き放された関係者の喜びなのでしょうね。そのリバティが、今回、青り25号の花粉親として使われたわけです。 なお、カイドウズミは、徳川時代末期に、日本から欧米に持ち出され、今でも、、欧米各地でJapaneseCrabappleとして人気のある、病気に強い観賞用のりんごで、その遺伝子Vf が、この度、日本に里帰りしたことになります。 青り25号の果実は、2011(平成23)年12月3日に、青森市のA-FACTORY で購入しました。また、このりんごにはVf 遺伝子があるので黒星病に強い抵抗力があることは、りんご研究所の専門職の方に伺いました。 青り25号は正式な品種名ではなく、青森県りんご研究所(試験場)の育成系統番号の一つと思って下さい。やがて正式な品種名や商標(愛称)が決まると思います。
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