米国ウェストバージニア州クレイ・カウンティで、ムリンス氏により、1890(明治23)年に発見され、栽培されていた自然交雑実生で、親はGolden ReinetteGrimes Goldenではないかといわれています。1914(大正3)年に初めて市場で公開されて評判を高め、1916(大正5)年に種苗会社スターク兄弟商会が取り扱って一般に広めました。
 青森県農業試験場園芸部(現青森県りんご試験場)がニューヨーク農試より、1923(大正12)年に導入し、1928(昭和3)年頃から市場に出回るようになりました。成熟期は10月下旬〜11月上旬です。

  果実の大きさは250〜300gで中程度で、果形は円〜長円形。果皮は黄色です。開花後、1ヶ月あまり雨が降らないと肌のきれいな果実になるのですが、日本では時々雨が降り、無袋栽培では、上の写真のように果点がはっきりとした、ざらついた感じの、「さび」の多い果実になることが多いようです。しかし、これでは商品価値が下がるので、二度の袋掛けをして、きれいな黄色の果実に仕上げることが多いようです。
 ヨーロッパなど雨の少ない地域では、無袋栽培でも「さび」の発生がほとんど見られません。この品種は世界中で栽培されています。特にヨーロッパでは最主要品種で、雨が少ないので全部無袋栽培だそうです。フランスで食べたゴールデンデリシャスは、形は小さいのですが日本のものよりとても美味しく、上の写真のように別品種のようでした。

 日本での栽培量はあまり多くありません。しかし、それでも、袋をつけたまま熟させ、店頭に出す直前に袋をはずした白い果実、収獲の少し前に除袋したきれいな黄色果実などの有袋果実のほかに、果点が粗く、陽光面が淡紅色に色づき、サビが多くて果皮が汚れた感じの無袋果実などを、農産物直売所などで目にすることができます。
 一般的に、無袋果実は見た目はあまりよくありませんが、有袋栽培のものより味が濃いようです。
 あおり14あかぎアキタゴールドガラ東光弘大1号マオイみさきメロー王林王鈴金星紅月ゴールデンメロン静香ジョナゴールドスパイゴールド清明世界一つがるはつあき陸奥陽光レッドゴールドジャンボ王林太陽5号シナノゴールドなど50種類以上の優良品種の交配親で、優れた育種素材であると認められています。