はやてまたははやてつがるは、1989(平成元)年ごろ、青森県三戸郡五戸町の村上恒雄氏が、自然交雑で生じたつがるの種子を、自宅の圃場に播種し、その実生を育成・選抜した品種です。
 種苗店の話では、「8月上旬にはある程度熟しているが、目標とする収穫時期の1週間ほど前に除袋すると着色し、収穫可能となる」ということで、夏りんごとしては、高値(1箱当り3万円)で取引されたということです。収穫期は8月初旬〜下旬で、山形県の奨励品種とのことです。
 最初は、2002(平成14)年8月21日に弘前市で購入し、珍しいと思っていましたが、次第に小売店に姿を見せるようになり、2007(平成19)年には、青森県内の農産物直売所などでしばしば姿を見せるようになりました。
 8月早々に、有袋果実が店頭に盛んに姿を見せます。淡緑色にほんのりとピンクに着色して人目を引きますが、まだ、味は十分ではありません。中旬以降は、店頭から姿を消しますが、8月末かた9月初めに、農産物直売所などに再び姿を現すことがあります。8月31日に、三戸町で購入したのは無袋果で、果梗付近にたくさんサビが見られ、濃赤色の縞のある赤いりんごでした。
 果形は偏円形(高/径=0.84)、果重は200〜300g。種苗店のカタログには全面濃紅色の縞状に着色するとありますが、購入したものは果実の下面は黄緑色で、全面が赤い色にはなりませんでした。
 果実はつがるに比べると、歯ざわりがあり、味も濃く、甘いと思います。見かけたら購入して楽しまれるのがよいと思います。夏りんごとしては美味しいと思います。