きざしは、1969(昭和44) 年ニュージーランドの国立科学産業研究所において、ガラふじを交配し、翌年得られた種子を果樹試験場盛岡支場(現 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構果樹研究所リンゴ研究拠点)で播種し、1974(昭和49) 年にその実生を高接ぎにより結実促進し、1977年(昭和52)年初結実、昭和55年に選抜、56年からリンゴ盛岡41号の系統名で系統適応性検定試験を行ってきたもので、1990(平成2)年農林水産省育成農作物新品種となりました。
 成熟期は育成地の盛岡で8月中下旬で、
つがるより20〜30日早く成熟し、収獲前の落果はほとんど認められないということです。
 品種名は極早生種で「りんご」の季節の到来を告げる品種となることから、「萌す」「兆し」に因んだものです。
 果実の大きさは200g前後でやや小さめで、果形は円形。萼はやや開き、がくあ(萼窪:
萼側の窪み)は浅く、狭い方です。こうあ(花梗側の窪み)はやや深く、中ぐらいの広さです。高温期においても着色が優れ、全面が濃紅〜濃褐紅色に着色し、縞模様がはっきりします。外観良好で、うまそうに見えます。果肉の色は白色、硬さは中程度、肉質はち密で多汁。糖度約13%で、早生としては甘いりんごです。酸味がやや強いですが盛夏期のりんごとしては味が濃厚で爽やかな風味があります。