青森県りんご試験場が、ゴールデン デリシャスデリシャス(花粉)を1932(昭和7)年に交配し、1947(昭和22)年選抜、1949(昭和24)年園芸学会に金鈴として発表。1951年(昭和26年)に王鈴として種苗登録したものです。 収穫期は10月下旬。

 樹勢が優れ、花芽の着生もよく、生理的落果や収穫前落果は少なく豊産性ですが、果重が150〜200gと小さいので、収量は
ゴールデン デリシャス陸奥に劣ります。小さいといっても個人で食用にするにはちょうどよい大きさなのですが…。
 果形は独特の長円形です。果肉は黄白色、肉質は硬く、芳香も豊かで、酸味が少なく、甘味が強いので、万人向きの誰からも好かれる味だと思います。貯蔵性はよく、普通冷蔵で4月上旬までは保存できます。

 昔は相当に出回って、リヤカーにりんご箱を積んだおばさんが玄関先まで売りにみえたものです。そのおばあさんは「私たちはこのりんごを田舎娘と言うんですよ」と言っていましたが、昭和40年代後半には次第に市場から姿を消してしまいました。
 いろいろと探しましたが、今は市販品には巡り会えなくなりました。
 
写真のりんごは青森県庁前庭のりんご園の果実をいただいたものです。