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西オーストラリア州マンジマップにある研究機関 Stoneville Research Station において、1973(昭和48)年に John Cripps氏によって、オーストラリア原産品種レディーウイリアムスにゴールデンデリシャスが交配され、その実生から1984(昭和59)年に、目的とする個体が選抜されました。それがCripps Pinkという品種です。その研究機関圃場には、まだ原木が生育しており、原木前の説明板には上の様に書かれています。このCripps Pink の果実のうち、着色や糖度などが一定の基準以上のものに付けられる商標名(trademark)が、ピンクレディーです。 濃い赤色の果実をつける晩生種で、酸味が強くてしかも甘く(糖度15%程度)、肉質も風味もよく、貯蔵性に優れたいますが、収穫してすぐに食べてもおまり美味しくありません。やや貯蔵しておいて、1〜2月以降に食べる方がよいと思います。 オーストラリア以外では、米国、ニュージーランド、イタリア、フランス、南アフリカなどでも栽培されています。日本でも栽培され始め、通信販売で手に入れることができるようになりましたが、まだ、高価です。年金生活者の私どもには手が出ません。 販売用ホームページで、ピンクレディーの果肉切断面が空気に触れても、褐変しにくいという説明を見ることがありますが、容易に褐変するふじ及び褐変しにくいので有名な新品種千雪と比較してみました。 下の写真は、「千切り器」で果肉を千切りにし、小さい皿に載せ、時間の経過とともに写真を撮ったものです。ふじよりは、褐変しにくいようですが、特別褐変しにくいという品種でもないようです。
ピンクレディーの栽培に対する権利は、オーストラリアの生産団体であるApple and Pear Australia Limited (APAL)が所有しています。したがって、各国の生産者は協会をつくり、APALに対し苗木生産と商標使用に対し、一定の使用料を支払うシステムになっています。ピンクレディーを日本で生産する場合は、生産農家がAPALと栽培契約を結び、日本ピンクレディー協会(2006年3月1日発足)の会員になる必要があります。個人で苗を作ったり、生産販売することはできない国際ルールです。 |