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| Rome Beauty ( 芹川 ) は、アメリカ ・ Ohio州 Lawrence County で、皆に知られるようになったりんごです。 1817年、Joel Gillet氏(名前のスペルが、子孫によってGillettまたはGilletteと変わっている)は、船で運ばれてきた苗木屋からの積み荷のなかで、1 本だけ生き残っていたリンゴ苗木を見つけました。彼はそれを、子息のAlanson Gillet氏に与えます。Alanson Gillet氏は、この苗木を、Ohio河の土手に植えました。数年後、この樹が、赤くて、立派で、しかも美味しい果実をつけるようになります。 Alanson Gillet氏の従兄弟の Haratio Nelson氏 と H.N.Gillett氏 によって、この樹の接ぎ木苗が、Gillett's Seedling として売り出されました。やがて、このりんごの優秀さが評判を呼び、1832年には Rome Beautyと再命名され、各地に伝えられて行くことになります。原木は、1850年頃までは元気でしたが、植えられていた土手がOhio河に浸食されて、失われてしまいました。文献1) 日本には1871(明治4)年に開拓使によってアメリカから導入されました。この試植苗を受け取って植えたのが旧弘前藩士の芹川高正氏です。やがて高正氏の長男・得一氏がその仕事を引き継ぎ、栽培に成功しましたので、津軽地方では芹川と呼ばれるようになりました。その後、日本各地でも栽培され、いろいろな名称で呼ばれるようになり、混乱が生じてきましたので、1900(明治33)年に芹川という品種名に統一されたということです。しかし、芹川得一氏は後に、政財界に進出します。文献2) この品種は、アメリカ、カナダ、フランス、イタリアなどでは今でも主要品種として広く栽培され続けていますが、何故か、日本ではやがて流通市場から姿を消してしまいました。 500gを超えるものもありますが、普通は300〜400g程度の円形で、淡黄色〜オレンジ色の地色に紅縞が入り、上の写真のような赤い果実を付けます。肉質は、ジョナゴールドと陸奥を合わせたようで良質です。糖分は糖度12%とそんなに高くありませんが、美味しい酸味があり、甘酸適和の美味いりんごです。収穫期は10月中旬でしょうか。 熱を加えても形が崩れないし、酸味も十分なので、料理用のりんごとしても優れています。 果実は青森県りんご研究所からいただきました。 |
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