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授業はすべてインターネットを通じて日本で勉強したので、卒業証書をもらいにカナダへ行ってきました。同時に、カナダのプログラムもいろいろ見学してきました。
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いざ、トロントへ |
旭川から丸一日かけてトロントに夜7時頃着くと、リタ・ローゼン博士がMAMI HAYASHIの紙を持って立っていて下さいました。以来、次の日から、各種の家庭支援施設の視察や、授業への特別参加、ライアソン大学による取材、生涯学部学長室でのアフタヌーンティ、メインの卒業式(まるで映画みたいでした!)、マーサ先生主催のお祝いディナーと、至れり尽せりの日程にずっと付き添ってくださいました。 彼女は週末ジェロントロジー(老年学)の学会があるということで、今度は、インストラクターのトム先生の御宅へホームスティ。トム先生も、いくつかの視察をアレンジしてくださったほか、カナダの一般家庭の日常を味わいながら、いろいろなテーマで話し合いをしました。唯一の観光、ナイアガラも彼の世界一メッシ−な(本人談)マイカーで。 リタ先生、トム先生のほか、カナダの子育て支援を学んだ方ならよくご存知の、ペアレントリソーシズのパット・ファノンさん、ストアフロントのマリアンさん、ライアソンのマーサ先生など、そうそうたるメンバーに歓待され、目の眩む思いでした。まるで一年分の経験をした気分です。 |
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リタ・ローゼン博士 |
ファミリーライフエデュケーション課程のコーディネーター、リタ・ローゼン博士と、卒業式の後に取った写真です。 70ウン歳の今も老年学という新しい学問に挑戦中。二年半の間ずっと、メールを通じて勉強を支援してくださった方です。空港で私を出迎えてくださった後、様々な家庭支援施設に案内してくださり、卒業式では、終始お世話係を買って出てくださり、私は、「トロントの母」と呼んでいます。カナダ人だから大柄な方と勝手に想像していたのですが、彼女は特別背が小さくて、とてもかわいらしい上品な方でした。 |
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見学して感じたことなど |
各施設を見学して感じたのは、施設もプログラムも、結局はそれを運営する中心者のカラーがでるということ。また、日本で理想的と語られることの多いカナダもけしてバラ色の状態ではなく、しかし、その中で前向きにやっているのだということ。そして、親しみやすい、素晴らしい施設は総じて、少しメッシ−(散らかっている)気味だということなど。 とにかく実際にこの目で施設を見たことは、貴重な体験でした。中でも、ペアレントリソ−シズで、障害児も中国人も誰も彼も、ごっちゃになって遊んでいた光景は忘れられません。私もリタ先生も思わず涙ぐみ、それに気づいたパットさんが私を抱き寄せてくれました。 (写真が横でごめんなさい。写真はマーサ先生です) |
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10年ぶりの海外 |
10年間、家事、子育て、勉強に追われていた頃は、海外旅行に行きたくてたまりませんでした。しかし今回、とびきりの海外経験をして一番感じたのは、当たり前の日常というものが、どんなにかけがえのない大切な宝物であるかということでした。毎日、夢のような体験を重ねながら、私は1日目から日本に置いてきた4歳の一番下の子が恋しくて、帰る日を指折り数えていたのです。 カナダの移民たちは、憧れの海外生活をしているわけではなく、どうしようもない理由で祖国を去っている。カナダは離婚も多く、両親が揃っていて子どもがいて、といういわゆる“一般”家庭はそれほど多いわけではない。 そんな事実をあげるまでもなく、特別な体験は、日常の非日常性を炙り出すことになったのです。いつまでも続くような、そこから逃れられないような気がしていた、私の当たり前の日常、それが実はもろく壊れることもある、そして貴重な手に入りにくいものであることを、私は改めて知りました。 (写真が横でごめんなさい。これが卒業証書です) |
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