ハウルの動く城の犬のヒンについて

スタジオジブリの、ハウルの動く城のFAQへの追加です。




「ハウルの動く城」に出てくる謎のキャラクターの一人(一匹?)に、犬のヒンがいます。


小説では、カカシや犬(犬になったり人になったりする犬人間として登場)は、実は国王の弟のジャスティン殿下や魔法使いサリマン(映画とは異なる設定)といった人間達が、荒地の魔女によって変身させられた姿なのです。

そのためか、ジブリが初期に出していたグッズ(マグカップ)を見ても、犬のヒンは、もうちょっと高貴な顔(?)をしています。





しかし、映画では最終的に、宮崎監督の友人でもある押井守監督そっくりの顔になりました。
(すいません!どっかにリンクはればよかったのですが、ちょっと見つからなかったので、数十年前の写真を手元の雑誌からコピーしました。ヒンに似ていると思いませんか?)




なぜ、最後の最後になってヒンが押井守監督の顔に似せられたのかはわかりませんが、宮崎駿監督は、犬と押井監督の関係について、いつもうれしそうに語っています。

(押井守監督について聞かれて)
宮崎監督「いや、なにを犬に狂ってるんだ、バカってね(笑)」

−よく知ってますね。

宮崎監督「知ってますよ。人の犬に悪口言ってきてね、それで、喧嘩したんですから(笑)。汁かけ飯がなぜ悪いってね。

僕は汁かけ飯で犬飼ってたんですよ。それで17年も生きましたからね。

だけど、押井守は、なんか犬のために伊豆に引越ししたでしょう。家の周りに犬の通路作ったりしてね、そのバカ犬をさ、雑菌に対する抵抗力がないから外に出さないとかね。

それを聞いたとき、なにやってんだこいつ、って思ったんですよ。大体、ブリーダーってみんな胡散臭い顔してるでしょ(笑)。

押井さんに言ったんですけどね、『そんなに犬が好きなら、愛犬物語作れ』って。くだらないもの作ってないでね。人間の脳みそが、電脳がどうのこうのなんて、そんなんじゃなくてね」

「自分が短足だからって、短足の犬飼うなってね。そのバカ犬がさ、家の中にウンコとかおしっことかしてると聞くと嬉しくてね」

「基本的に友人ですからね。」

「そのくせジブリはスターリン主義だとか、いろんなこと言うんですね(笑)」

(以上、「風の帰る場所」より抜粋)



さて、以上の宮崎駿監督の言葉から想像するに、宮崎監督は、ハウルの原作の犬人間を映像化するにあたり、最初は原作のイメージでキャラを作っていたものの、途中で犬人間には押井守監督がぴったりだと思いなおし、かなり後(既にグッズまで作ったあと)になってから、急遽顔を作り変えたのではないでしょうか?



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