アーケード版「ムーンウォーカー」の紹介です。

アーケード版のゲーム「ムーンウォーカー」を初めてプレイしたのは、20年近く前、ゲームセンターでであった。
当時、メガドラ版は話題になっていたが、アーケードゲーム版はそれほどでもなかった。
斜め上からの視点といい、2人同時プレイ可能である点といい、テレビゲーム版との違いは明確だったが、私も、実はほとんど遊ばなかった。
斜めの操作は動きが難しく、敵も多いため、すぐやられてしまうのである。
しかし、その斬新さとインパクトの強さは、強く心をうった。
そして、後にアーケード版ムーンウォーカーを買ったのも、もう10年以上前だと思う。
家では、無制限に遊ぶことができる。そうして初めて、この作品の素晴らしさを充分味わうことが可能になった。
<面構成>
1.BAD
2.ビートイット
3.スリラー
4.Another Part Of Me
5.BAD
エンディング:ビリージーン
<特徴>
1.どの面も、始まる前にアメコミ調のタイトルが表示される。




2.2人同時プレイ可能(白マイケルと赤マイケル)


3.バブルスがくると、ロボットマイケルに変身


といったところが主な特徴だが、最も本質的な点は、オリジナルな世界観が強い作品という点である。
メガドラ版は、結構忠実にマイケル・ジャクソンの様々なビデオ・クリップのイメージを集約させたつくりになっていたが、こちらは、敵キャラの設定やデザインは、ほとんどがオリジナルである。
たしかに、最後の敵はミスタービックだし、中にはスリラーのようにゾンビが出てくるところもある。


しかし、敵ロボットや敵キャラ、演出を含め、オリジナルが多い。
しかも、それらが、なんと映画ムーンウォーカーの出来を上回っているのである。



映画ムーンウォーカーは、たしかにB級映画である。
しかし、マイケルが本当に持っていたイメージ、マイケルが本当に望んでいたムーンウォーカーの魅力を表現しているのは、このゲームなのではないか?
マイケル・ジャクソンが、スピルバーグと作ろうとしていたというSF映画には、このようなロボットや、幽霊発生装置が出てくるのではないか?


などなど、いろいろな事を考えさせる。
ゲームとしては成功しなかったアーケード版「ムーンウォーカー」だが、マイケルが長年構想しつつも作れなかったSF映画のイメージが、最もかっこよく表現されているのは、このゲームであろう。
