装甲騎兵ボトムズ PS2版ゲームの感想
<ゲームの感想>
ひとことで言えば、ボトムズの映像作品の諸世界の魅力を満喫できるゲームといったところでしょうか?
TV版全編に加え、OVA最新作(というか、まだ1巻しか発売されていない)ペールゼン・ファイルズまで入っています。
私は、TV版ボトムズ全編が入ったソフトを以前から希望していましたが(参考:ボトムズ ウド・クメン編への熱い思い)、TV放映終了から20年以上たって、そのようなゲームが本当に発売されるとは、不思議なものです。
最初に、ゴウトがATの扱いについてレクチャーしてくれるところからして、うれしくなってしまいます。(設定上は変ですが・・まあ、それはおいとくとして)
ゲームは、ボトムズ好きなら、誰もが楽しめるゲームだと思います。
<ATについて>
ATは、TV版とOVA作品のものが、50種ぐらい用意されています。
ストーリー・ミッションでも、TV版とまったく同じ設定というわけでもなく、ATの選択は思いっきり自由なので、遊び方としては、自分の好きなATを使って、好きな面を遊ぶという感じです。
ただし、ある程度本編を進めなくては、選択できるATも増えませんし、プレイ可能なミッションも増えません。
なお、自分のマシンの細かい改造はできません(例えば、昔PSで出ていた「青の騎士ベルゼルガ」のように、あの武器をもたせたり、色はこう変えたりといった)。
ただし代表的なATのバリエーションはあらかじめ用意されているので、その中から必要なマシンを選ぶ形となります。
また、ミッションディスクという、必殺技の組み合わせパターンみたいなものがあり、それをいろいろとりかえて、動きや技のバリエーションを増やしたりします。
それから、購入したATを換装することができるので、スコープドックを買ったあと、予算状況に応じてレッドショルダーカスタムに変えたりとか、ブルーティッシュ・ドックをストライク・ドックに変えたりとかする形での改造はできます。
<キリコの戦い方>
ゲームの特徴のひとつに、キリコがATから降りて戦えるということがあります。
このゲーム全編のなかでも特に印象深かったのが、サンサでのゾフィーとの戦い(というか逃避行)でした。
相手を倒すわけにもいかず、酸素は必要だし、ヂヂリウムは必要だし・・といったTV版の印象深いシチュエーションが、1ミッションの中に盛り込まれており、様々なセリフも含め、とても好きな面です。
(ただし、クリアには若干慣れが必要でした)
また、ハッチを開けて、敵を撃つ技も使えます。
しかし、このゲームのウリのひとつであり、キリコの真髄でもあるのが、破壊されたATを捨て、敵のATを奪って戦うシーンでしょう。
私は、まだそのようなシチュエーションに成功していませんが、とりあえずTV本編は最後まで行ったことでもあり、今後は、達成度を高めるよりも、のんびりと、そのような遊び方を追求したいと思っています。
(なお、ボトムズにおけるキリコの行動の真髄についての論考はボトムズ論を参照ください)
<ボリュームと難易度>
ウド編の最初の方が簡単で、ブルーティッシュ・ドックも弱いため、ゲームバランスが簡単すぎではないかとか、すぐ終わっちゃうのではないかと思いましたが、進めていくと、なかなか難しい面も多く、ボリュームもかなりあります。
対戦ゲームとしての完成度は、まだ対戦してないのでわかりませんが、一人用ゲームとしての遊び方の多彩さとしては、ここ数年のPS2向けロボットアニメゲーム(一連のガンダムゲームや、エウレカセブンなど)よりも上ではないかと思います。
AT選択の多彩さや、シナリオ選択の豊富さに加え、ミッション・ディスクを使った技の追加や、キリコ単体での遊び方の追求などが、TV版エンディングを見た後の主な遊び方になるでしょう。
<ATの操作について>
ATの操作は、以前出てた「ウド編」などに比べると、ずっと一般的で操作がしやすいものになっております。
ミッションディスクによるコンバットプログラムの発動は、格闘プログラムにおける、いわば必殺技みたいなものです。
また、うれしいことのひとつが、レンズをズーム、精密照準、広角と変えられることです。
狙い撃ちのほか、ペールゼン・ファイルズの渡河作戦などでは、暗視カメラのようや役割も果たします。
ちなみに、歩兵を攻撃するのは、ロックができないために難しいです。
私がいままでやった範囲では、ATでひいてしまうのが、最も有効な歩兵対策のようです。
ウド・クメン編等で免疫がない人には、ちょっと気になるかもしれません。
<ストーリの表現>
一番ベースは、ストーリー・ミッションのようです。
そのため、ストーリー・ミッションではあらすじ説明がいろいろなされます。
あらすじ説明(ブリーフィング)では、背景はTVの静止画になります。
本当はもっとTVの動画も見たかったところですが、あれだけボリュームがあると、しょうがなかったのでしょう。
なお、ストーリー・ミッションが全体説明を行っているために、フリー・ミッションでの説明とだぶったり、順序が狂ったりすることはある気がします。
フリー・ミッションは選択性なのでしかたないのですが、混乱しないように気をつけましょう。
<その他>
また、ミッションをクリアしていく本編のほかに、
でてきたATを使って自由に戦えるバトリング・・画面分割で2人対戦可能
音楽やムービー、ATの3Dモデルなど楽しめるギャラリー
などがあります。
以上、順不同に思いついたことを書いてきましたが、まだ発売して2日ほどしかたっておらず、私もまだ40%の達成率ですので、いろいろ追加していきたいと思います。