トップ
>
ま・ね・とちの活動
> コラム まちの駅物語
§コラム まちの駅物語§
第2話
まちの駅のこころ (2005年4月)
2004年10月23日。大地震で新潟県中越地域に甚大な被害が出ていることを知った時、いくつも
の顔が思い浮かびました。中越地域のまちの駅のみなさんです。
「何かしたい」。そう思って訪ねた「NPOとちぎボランティアネットワーク」で、事務局長さんからこんな
ことを言われました。「生活再建にお金がかかるし、倒産などもでてくると、買い控えで地元の経済は
冷え込んでしまう。新潟へ行き、おいしいもの食べたり、おみやげ買ったりして地元にお金を落とすこ
とも、大事なボランティア」。
この話を聞いた時から、「いずれ、まちの駅仲間で新潟へ行こう」と決意。
3月27日。栃木県大平町のまちの駅「香秘と芸術と人の駅」の駅長さんと仲間のみなさん、まちの駅
「ながおか市民センター」のみなさんはじめ、たくさんの方のご協力のおかげで、長岡市へ行き、
「街頭な春の詩人たち花まつりフォークライブ in 長岡」&「まちの駅連携物産展」
を開催してきました。
歌い手さんたちは、「自分にできるのは歌うことだけ」と言って、ある人はギターを抱え、ある人は音響
機材を積んで、車に揺られ、電車を乗り継いで、秋田・岩手・福島・東京・埼玉・栃木から手弁当で長岡
に駆けつけてくれました。
「物産展」で売り子になった駅長さんたちは、長岡市、見附市、新潟市、東京都町田市、大平町から、
「これぞ印」の品を背負って参加してくれました。
みんなの胸には、「長岡の人たちと元気を分け合いたい」との願いがありました。
そして、準備に奔走してくださったながおか市民センターのみなさんや、会場に集まったみなさんは、
そんな私たちを快く迎えてくれました。
歌い手さんたちの心に響く歌声。お客さんからの暖かい拍手。
それぞれのまちの駅の「これぞ!」という品々を飾った駅長さん、駅員さんの笑顔。
ライブ帰りに「私の孫にも伝えたい。よかった。ありがとう」と言ってくださったおばあちゃんの涙。
みんなのこころが一つになった会場には、その日長岡にふりそそいでいた春の陽射しのように、ぬくもり
のある優しい時間が流れていました。
まちの駅のこころのつながりが生んだ今回のイベント。
またひとつ人の輪が広がった、越後の春の一日でした。
「まちの駅は人の駅。こころとこころの交差点」。
Copyright (C) 2005 "まちの駅ネットワークとちぎ" All Rights Reserved