マンガ・ベンチマーク.8 「少年サンデー」小学館 04年10月27日/46号     地図へ  99年08月版の評価  もどる

 
鼻日曜 耳日曜
『道士郎でござる』 西森博之 95 75  ワルモノが改心している。洗脳されるんじゃなく「良い悪者」ぐらいになっていく。現在の不良少年の更正に地域や教師が役割をはたすってのはリアリティが薄れ、ちばてつやの手法が辛くなるなかで、どうにかしようとするこころみ。
『からくりサーカス』 藤田和日郎 80 65  このところ展開がバタバタしてる感があるが、信頼は裏切られていない。今週はサーカスのじいさんに見せ場をつくってあげた。この人、映画好きなんだろうな。
『史上最強の弟子 ケンイチ』 松江名俊 55 85  戦闘シーン、そんなことはボクが許さないぞ!って見栄を切るときの主人公は正義の人のステロになってる。読者の等身大からいったん離れる。暴力の末に獲得するのは「新白連合」の勢力拡大。道場に戻れば師匠たち、美羽さんとの距離はまったく縮まらない。関連日記。
『MAJOR』 満田拓也 60 70  ああこの子もここまでよく育ったねえ、ついこないだまで「おとさんっ!」とか言ってたのにねえ。メジャーで打ち込まれた吾郎にコーナーの出し入れを覚えさせたのはえらい。キツいシチュエーションのわりにキャラが厚くない。うす味仕立てが長つづきのヒミツなのかな。
『モンキーターン』 河合克敏 60 60  登場人物たちのこころねが素直・単純なまま、展開だけが怖くなってく。痛々しいので成長してほしい、そう思うくらいに親身になってる。
『KATSU!』 あだち充 65 40  土手の上、川に向かって男は立ったまま、女はしゃがんでいる。少年と少女がつれだって、おしっこをしてる。『みゆき』を描く前のあだち充、『ヒラヒラ君青春仁義』の何がなんだかわからなかったシーン。この場面の意味は大人になればわかるんだろうと思った。今もわからない。
『結界師』 田辺イエロウ 45 55  主人公がわからないこと、できないことを、そのように描写してるから、バーチャルな世界も切実になった。技術を取得していく過程がアイテム集めに堕することがない。そして少年の不器用さがかわいくなる。
『金色のガッシュ!!』 雷句誠 50 45  物語はなんどでもくり返され、典型はいくたび死んでも復活する。この作品がそういいうものであれば魔物が消失するシーンにも心うごかない。メルメル〜も無敵キャンチョメーも、いずれあのように消えてくんだ。そう思うと悲しいよ。
『俺様は?(なぞ)』 杉本ペロ 50 35  いまどき貴重なナンセンス志向。よし子先生がキレると「マカロニほうれん荘」のきんどーさんの顔に似る。やさいくんの突っ込み抜きで進行できないかなあ。
『こわしや我聞』 藤木俊 30 40  重力と遠心力の作用を利用し、正しい訓練で身につけた姿勢で、必要以上に力むことなく筋肉を動かす。さすればハンマーは、ぶれることなく、真っ直ぐに対象物に打ち下ろされる。そういう"正義の鉄槌"の爽快感をみうしなわずに続けてほしい。
『DAN DOH!!
〜ネクストジェネレーション〜』
万乗大智
/坂田信弘
45 20  もっと目を潤ませて困ったりしてくれ。
『いでじゅう!』 モリタイシ 45 10  せっかくだが君たちの楽しそうな仲間うちの会話には混ざれそうもないよ。あ、でも作者が別の話をするんだったら聞いてみてもいいな。うすた京介を勤勉にしたみたいな作品にならねえかな。
『クロザクロ』 夏目義徳 25 20  今週号で主人公、みずからの身体をコントロールする意思を表明してしまった。あらがいようもなくあやつられることの魅力、まだこの段階では描けていない。石森章太郎が参考になんないかな。
『D-LIVE!!』 皆川亮二 15 25  主人公を空白の人にしたから読める。フェティッシュな機械の描写は静的になりがち、クルマなどの疾走感には欠ける一方、建機つかうエピソードなんかはブツの魅力が生かされてた。
『焼きたて!!ジャぱん』 橋口たかし 10 30  君ら、いいわけみたいにパン作ってるよなあ。それでパン以外には何があるんだい。硬い。
『思春期刑事 ミノル小林』 水口尚樹 10 15  アイディアが少ない、って指摘はあんまり意味ないかもしんない。
『ワイルドライフ 』 藤崎聖人 5 10  キモチよさそうに調子に乗ってる主人公、すごいですねえって読者が付き合わなきゃなんない。
『ハヤテのごとく!』 畑 健二郎 5 5  久米田康治に因果ふくめて新連載させりゃあ良かったんじゃないか。久米田、そんな聞き分け悪いのか。
『犬夜叉』 高橋留美子 - -  読んでません。
『東遊記』 酒井ようへい - -  読んでません。
『名探偵コナン』 青山剛昌 - -  読んでません。
『メル』 安西信行 - -  読んでません。
『うえきの法則』 福地 翼 - -  読んでません。