マンガ・ベンチマーク.1 「ビッグコミック スピリッツ」小学館 9303     地図へ  もどる
 
作家 たま
しい
にく コメント
『ぷりぷり県』 吉田戦車 85 67  連載当初の試行錯誤から落ち着いてきた。これまでに自分で作ってきた豊富な要素をオチのあるフォーマットで展開、勇気ある作品。これを衰弱と捉えるのは見当違いです。
『奈緒子』 坂田信弘・
中原裕
58 73  登場人物の心情の不透明度の操作で読者をうまくあやつる。坂田信弘特有の人間関係のキビの描写を、中原はかざま鋭二『風の大地』よりうまく受け止めている。
『じみへん』 中崎タツヤ 66 54  例えばありえないシチュエーションでも、なぜか確かに知っているこの感じ。意識しているコトと意識していないコトの隙間にひっそりと息づく見開きページ。
『大人袋』 中川いさみ 58 66  ギャグのバリエーションも多彩でコンスタントに一定の水準を保つ。凡才レベルの作家たちはこの才能に嫉妬しなければならない。本人は吉田・朝倉に嫉妬しているのか、あきらめているのか。
『東京大学物語』 江川達也 59 38  画期的な『BeFree!』いらい苦戦している作家。この人は、登場人物の心理を掘り下げると性格を悪くしてしまう癖がある。『タルルート』でさえ。キャラクターをブラックボックスにしてしまうのはどうだろう。
『2組のお友達。』 一条裕子 57 28  はまれば面白い。一條裕子を青年誌へ起用したこと自体がこの作品の価値。少女マンガ経験のある編集がいる功績なんだろうか。
『最終戦争ちょんまげどん』 ほりのぶゆき 27 42  遠くに行ってしまった(ダメな方向に)しりあがり寿の、ずっと昔のネタが、志の低い代理人によって描き続けられている。それでも、ここまで続けているのだから、立派だと思えるようになった。
『センチメントの季節』 榎本ナリコ 26 44  ありふれた少女の感傷をセックス描写付きでまとめてみました。援助交際を題材にしつつ、金と性欲を抜いちまったら愛さえも見えなくなって、ひと昔前の女子高生交換日記が残りました。
『おごってジャンケン隊』 現代洋子 37 42  取材対象への批評がある。(日曜研究家のうさんくささの表現)それが浜口乃里子らとの違い。また西原理恵子と違って、余裕を持って対象にあたっている点も取り柄。
『ダイヤモンド』 青山広美 18 12  モーニングくさい「怒級」新連載。キャラクターの造形法が未整理、どの方向でやっていくのだろう。主人公の表情を工夫しているが、まだまだ。『Let'sへばちゃん』とディズニーに学べ。
『ラブレター』 じんのひろあき・若狭たけし 20 14  主人公のバカ・エネルギーが中途半端か。『北の土龍』などの絵画ものと違ってコマ上で作品自体を見せられる書をテーマにしたのは良い着眼点。しかしその書が良くない。
『気まぐれコンセプト』 ホイチョイ・プロ 12 24  いやしいマンガっていわれるけど、笑えるギャグだって一応ある。ひとりバブルを続ける愚直さ、単行本を出さない割り切りはいさぎ良い、と言えなくもない。
『美味しんぼ』 雁屋哲・
花咲アキラ
13 18  くだらないイデオロギーとストーリー、へたな絵。何よりお前らの食いもん、ぜんぜんうまそうに描けてない。
『Happy!』 浦沢直樹 32 12  商売でマンガを描くことにはぜんぜん文句はないが、ここでは商売をなめてかかっているキライがある。
『いいひと。』 高橋しん 6 18  ナイーブなフリしてるんじゃねえ。ホントにバカなんだよ、性格わるいんだよ。
 
『よいこ』 石川優吾 4 2  これでもだいぶ上手くなったとはいえ、マンガがへたくそ。そのうえ当作品では著しく志が低い。
『IWAMARU』 玉井雪雄 - -  読めません。点なし。
『しっぷうどとう』 盛田賢司 - -  読めません。点なし。