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Paul E. Bierley: The Works of John Philip Sousa (Integrity Press, 1984) ポール・E・バイアリー著 『ジョン・フィリップ・スーザの作品』 |
| スーザ研究の権威・バイアリー氏による「スーザ作品解説」です。マーチはもちろん、喜歌劇・組曲・歌曲・編曲など、スーザの全作品について詳細な解説が付されています。スーザの著作(自伝・小説等)も紹介されています。なお、本書のマーチの部分については、鈴木耕三氏の訳により日本語版(前掲書)が発売されております。(総234頁) |
| Paul E. Bierley: The Music of Henry Fillmore and Will Huff (Integrity Press, 1982) ポール・E・バイアリー著 『ヘンリー・フィルモアとウィル・ハフ』 |
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| ヘンリー・フィルモアは7つのペンネームを持っていて、そのひとつに「ウィル・ハフ」がありました。ところが、偶然にもウィル・ハフ(1875-1942)というバンド作曲家が実在していたのです!驚いたフィルモアは直ちにペンネーム「ハフ」の使用を止めて・・・。巻末には、フィルモアのペンネームごとの作品目録と、実在ハフの作品目録付き。(総62頁) |
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Paul E. Bierley: Hallelujah Trombone! The Story of Henry Fillmore (Integrity Press, 1982 *Carl Fischer社より再発売中) ポール・E・バイアリー著 『ヘンリー・フィルモア伝』 |
| ヘンリー・フィルモア(1881-1956)は、「我らアメリカ人」、「彼の名誉」など優れたマーチを作曲しました。また、フィルモア自身がトロンボーンを学んだ経緯があるため、「トロンボーン」と名の付くマーチが複数あるのも特徴的です。本書はスーザ研究の権威・バイアリー氏によるフィルモア伝で、フィルモアの貴重な写真、作品目録付き。(総156頁) |
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Jon Newsom: Perspectives on John Philip Sousa (Library Congress, 1983) ジョン・ニューサム編著 『スーザへの視点』 |
| ワシントンの議会図書館が発行したスーザ関連書籍で、アイドル歌手の写真集並の大きさです。フレデリック・フェネルの小論「スーザ・マーチの個人的見解」、スーザの孫(スーザ3世)による手記など、様々な視点からスーザへのアプローチがなされています。スーザの自筆譜や手紙、メロディのスケッチ、貴重な写真も収録。(総144頁) |
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Thomas C. Railback and John P. Langellier: The Drums would Roll A Pictorial History of US Army Bands on American Frontier (Arms & Armour Press, 1987) T・C・レイルバック、J・ランゲリアー著 『草創期の米国陸軍軍楽隊』 |
| アメリカ南北戦争後、豊富な写真による1866年から1900年間の米国陸軍軍楽隊史です。当時、アメリカ国防省は、省令により歩兵と砲兵のバンドは24名編成、騎兵バンドは16名編成と定めていました(南北戦争の激化により人員減少しましたが、1866年に復活)。現在のワシントン陸軍軍楽隊(1922年創設)と比べると隔世の感。(総64頁) |
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ポール・E・バイアリー著 (鈴木耕三訳・編): スーザ・マーチ大全 全曲完全解説版 (音楽之友社, 2001) 定価(本体5,500円+税) |
| スーザ研究の権威・バイアリー氏の著書「J・P・スーザの作品」の、マーチ曲目解説の日本語訳です。数々の名曲が成立したエピソードや、関連図版が豊富。更に、本書は訳者の鈴木耕三氏による丁寧な訳注、関連資料の部分が非常に充実しています。原タイトルによる索引も親切で、スーザ・マーチを深く鑑賞する手引きとなります。(総378頁) |
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ジョン・フィリップ・スーザ著 (川島顯治訳): マーチング・アロング〜星条旗よ永遠なれ〜 ジョン・フィリップ・スーザ自叙伝 (共同音楽出版社, 2000) 定価(本体2,500円+税) |
| 世界の「マーチ王」ジョン・フィリップ・スーザ(1854-1932)の自叙伝で、スーザが指揮者生活50周年を迎えた節目の年に出版されました。しみじみとした口調で人生を振り返っています。貴重な口絵写真多数、巻末には作品目録も。「アメリカ人だけでなく、どこの国民も同じだが、心躍る行進曲を聴くと顔が輝く。(スーザ)」(総468頁) |
| 世界のマーチ・軍楽隊の本 世界のマーチ・軍楽隊についての本をご紹介いたします。なお、絶版書が含まれておりますが、以下のオンライン・ショップ古書店等で入手できる場合もあります。 「日本の古本屋」・・・・・・・・・膨大な古書の中から、キーワード検索で探すことが可能です。 「赤い靴(洋書専門)」・・・・・こちらもキーワード検索で、海外の古書店から取寄せできます。 (各サイトの「規約」をご参照の上、ご利用くださいます様、お願い申し上げます) |
| 掲載の書籍について: 掲載書籍の中には、絶版、入手困難なものが含まれています。また復刊等により、価格・装丁が変更になる可能性もあります。 各書籍のコメント、および洋書のタイトル表記は、すべて個人的解釈によるものです。 |
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Paul E. Bierley: John Philip Sousa American Phenomenon (Revised Edition) (Integrity Press, 1986) ポール・E・バイアリー著 『ジョン・フィリップ・スーザ〜アメリカの現象』 |
| スーザ研究の権威・バイアリー氏による評伝です。スーザの伝記、スーザの人物評、スーザ・バンド(下記新刊書あり!)について、貴重な写真とともに紹介。巻末には、「スーザの住居変遷」、「スーザ家人名録」など興味深い資料も。高橋誠一郎氏の訳で、雑誌「バンドジャーナル」(音楽之友社)に、2003年7月号より連載中です。(総270頁) |
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James R. Smart: The Sousa Band〜A Discography (Library Congress, 1970) ジェームス・R・スマート編著 『スーザ・バンド・ディスコグラフィー』 |
| ワシントンの議会図書館が発行した「スーザ・バンド名義」のSPレコード目録です。実は、SP盤の「Sousa's Band」は実際のスーザ・バンドではなく、レコーディング専用のスタジオ・バンドだったようです。「伝説のスーザ・バンド」を検証する上で、これらのSP盤を集約した本書は貴重な目録といえるでしょう。(総124頁) |
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Norman E. Smith: March Music Notes (GIA Publications, 1986) ノーマン・E・スミス著 『マーチ・ミュージック・ノーツ 〜行進曲・解説大全』 |
| 380人(!)にも及ぶマーチ作曲家の小伝、637曲(!)にも及ぶ主要作品の解説、参考音源の紹介を含む「マーチ大事典」です。有名なスーザ、アルフォード、タイケらはもちろん、行進曲「パープル・カーニヴァル」のH・L・アルフォード、行進曲「バンドロジー」のE・オスターリング、行進曲「ウェリントン将軍」のツェーレなど、ちょっと気になるマーチ作曲家の経歴や作品も紹介されています。 日本からは、團伊玖磨、須摩洋朔、片山正見、山本直純の各氏らが登場しています。巻末資料、検索性が高い各索引も非常に便利。文字通り、マーチ愛好家の「座右の書」となるでしょう。(総560頁) |
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音楽之友社編: 新版吹奏楽講座・第7巻 〜吹奏楽の編成と歴史 (音楽之友社, 1983) (絶版) |
| 錚々たる執筆陣による本格的な吹奏楽講座(全8巻)で、第7巻「吹奏楽の編成と歴史」、第8巻「名曲とレコード、人名事典」は、マーチの資料としても価値が高いものです。本書はマーチに深い愛情を注がれた赤松文治氏らによる名文で、著名な軍楽隊・吹奏楽団のプロフィールを紹介しつつ、世界の吹奏楽史を振り返っています。(総288頁) |
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大森盛太郎 著: 日本の洋楽(全2巻) ペリー来航から130年の歴史ドキュメント (新門出版社, 1986・1987) (絶版) |
| 旧海軍軍楽隊の出身で、戦後は映画「嵐を呼ぶ男」の主題歌を作曲した大森盛太郎氏による歴史ドキュメント。幕末の鼓笛隊、草創期の陸海軍軍楽隊を始め、戦後の歌謡曲に至るまで、ペリー来航から130年にわたる壮大な“日本の近代洋楽”の発展を、豊富な図版・エピソード・データとともに紹介しています。第1巻は幕末から戦前編、第2巻は戦後編に分冊されています。(全巻676頁) |
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★★スーザ関連書籍の新刊ニュース★★ Paul E. Bierley: The Incredible Band of John Philip Sousa (University of Illinois Press, 2006) ポール・E・バイアリー著 『伝説のスーザ・バンド』 New! (イリノイ大学出版会:A4版 総480頁) |
![]() ▲1923年のスーザ |
「マーチ王」の側面のみ注目されるスーザですが、本書は全世界が熱狂した“伝説のスーザ・バンド”に光を当てた決定版で、その栄光の歴史を詳細な解説、豊富な図版、膨大な資料で明らかにしています。スーザ研究の世界的権威であるP・バイアリー氏が約40年の歳月を費やして完成した労作(バイアリー氏が発刊の謝辞を捧げる方々の中には、日本の鈴木耕三氏、高橋誠一郎氏のお名前も)。精読を要するため、今回は“概要”のみご紹介致します。 本書はスーザ・バンドの「解説編」、及び膨大な「資料編」の二部構成になっています。「解説編」はバンド通史、主な名奏者たちの小伝、スーザと録音・放送、興味深い裏話(バンド内のストライキ事件etc.)等に論及しています。「資料編」は約40年に及ぶバンド在籍者の名簿(共演者の三浦環女史を含む)、約15,000回の公演年月日・場所一覧、楽器編成の推移、作曲者別の演奏曲目集計(!)等、膨大なデータを収録。 主な公演のプログラムも掲載(ウィロウ・グローヴ・パーク夏季演奏会だけでも92件)、聴衆を熱狂させたスーザの絶妙な“プログラミング・テクニック”や、当時のコンサート・バンドのスタイルが窺えます(アンコール曲も併記)。本書の緻密な研究成果によって、スーザ・バンドの全軌跡を辿ることが可能となりました。それでは、本邦初出?のスーザ・バンド小話をご紹介しましょう(出典:本書p.132-135)。 ==================================================== 全米ツアー中のスーザ・バンドは、しばしばユニフォーム着用のまま鉄道で移動していました。 そのため、楽団員はベルボーイや駅員と勘違いされることもあったようです。 ある時、せっかちなご婦人が駅頭のスーザに発車時刻を尋ねました。「奥様、申し訳ございません。私は存じ上げないのです」「知らないの?あなた“Conductor 車掌”でしょう!」。スーザは答えました。「その通りですが、私はバンドの“Conductor 指揮者”なんですよ」。 1920年代のある演奏会。最前列で2人の少年が騒いでいます。この演奏妨害に対して、元海兵隊軍楽隊長のスーザは毅然と号令をかけました。「そこの君たち、気を付け!」。驚いて立ち上がった2人の少年に、スーザは続けて「右向け右!前へ進め!」。 すると、この悪戯っ子たちは号令通りに会場から出て行きました。神経質な音楽家であれば「このクソガキ!」と激昂するところですが、冷静に対処したスーザの機転が窺える逸話です。 禁酒法時代であっても、地方公演が終了した後の一杯は格別なもの。スーザ・バンドのクラリネット奏者エディー・ウォールらは街に繰り出して、通りがかった男に尋ねました。「この辺りで“飲める”場所はありませんか?」。意を汲んだ男はウォールに“お薦めスポット”を耳打ちし、そのおかげで仲間たちは一日の疲れを癒すことが出来たのです。翌朝、駅に移動する途中で例の男を見かけました。制服を着ていた彼は、何と警察署長だった! ==================================================== バイアリー氏はこのような逸話や、当時の楽団員の日記等も交えながら、スーザ・バンドの実像を明らかにしています。「歴史を19世紀末に遡ってみよう。時は1898年4月10日、日曜日の夜。私たちはスーザと伝説のバンドの演奏会場にいる。そこはNY市メトロポリタン歌劇場。急遽、スーザは事前の公演内容を変更して、特別なプログラムを組んでいた。風雲急を告げる米西戦争が迫っている(第1章冒頭の大意)」。 以下、正確な史実に基づくバイアリー氏の描写によって、読者は興奮の坩堝と化したスーザ・バンドのライヴを疑似体験できるのです。「スーザ・バンドの待遇は?」「楽器や制服は支給されていたの?」といった初歩的な疑問も氷解しますが、伝説のスーザ・バンドがアメリカの文化や社会、世界の吹奏楽史上に与えた計り知れない影響を、これほど綿密に調査執筆した類書は他になく、スーザ愛好家、吹奏楽史研究家の座右の書となるでしょう。まさに“Incredible Book”です。 (2006年9月30日記) |