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633 Squadron 〜世界のマーチ名曲集 D・S・ステフェンス大尉指揮/英国空軍士官学校軍楽隊 映画「暁の出撃」より「ダムバスターズ・マーチ」(コーツ)/映画「素晴らしきヒコーキ野郎」のマーチ(グッドウィン)/映画「633爆撃隊」のマーチ(グッドウィン)/映画「空軍大戦略」のマーチ(グッドウィン)/先導機のマーチ(ロックヤー)/バトル・オブ・ブリテン・マーチ(ラングフォード)/スピットファイアー前奏曲(ウォルトン)/双頭の鷲の旗の下に(J・F・ワーグナー)/ワシントン・ポスト(スーザ)/エル・アバニコ(ハヴァロイェス)/チャンピオン(グラハム)/草原の騎兵(クニッパー)/ラデツキー行進曲(J・シュトラウス1世)/剣士の入場(フチーク)/剣と槍もて(シュタルケ)/自由の鐘(スーザ)/足取り軽く(ラタン)/発砲(ホルツマン)/英国空軍分列行進曲(デイヴィス)/(全19曲) |
| 輸入CD Chandos CHAN 6585 STEREO |
英国空軍は有名な中央軍楽隊を筆頭に、複数のバンドを有するが、士官学校軍楽隊(RAF
College)もその一つ。虚飾を排した硬骨な演奏で、多彩なマーチのプログラムが楽しめる。注目曲は「足取り軽く」だろうか。作曲者のカール・ラタンは代表作「フライ・ヴェック!」で知られるドイツ海軍の軍楽隊長だが、このマーチは英国で広く愛奏されている。 白眉の演奏はアーサー・グラハム(1875-1947)の「チャンピオン」だ。グラハムは名門ネラーホール陸軍軍楽学校を卒業した後、英国陸軍の在インド軍楽隊を長きに渡って務めた。このマーチは在インド時代の1910年、グラハムがボクシングの試合に触発されて書き上げた傑作だが、悲壮痛切な短調から、晴々とした長調へと転じる構成力が見事だ。(1974-75年頃録音) |
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エリザベス女王誕生日祝賀大閲兵式 ロドニー・バッシュフォード中佐指揮/英国近衛グレナディア連隊軍楽隊 (POCL-4787 STEREO) 1970 第1部:軍旗敬礼式(行進曲「歩調も軽く」/英国国歌/緩歩の巡閲/戴冠式行進曲/清教徒の行進/行進曲「ネルソン子爵」/小太鼓の信号/ブリティッシュ・グレナディアズ/英国国歌/グレナディア行進曲)/第2部:分列行進(緩歩の行進/速歩の行進/鼓笛隊の行進「リリブルレロ」/並足の分列行進/速歩の分列行進/英国国歌/行進曲「女王誕生日)/(全17曲。なお、作曲者名は割愛致しました) |
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ミリタリー・ミュージカル・ページェント 演奏:英国近衛師団合同バンド、鼓笛隊、ビューグル隊、他 (POCL-4790 STEREO) 1969 合同軍楽隊/軽歩兵師団合同軍楽隊&ビューグル隊/合同バグパイプ隊&鼓笛隊/近衛騎兵軍楽隊(乗馬演奏)/近衛師団歩兵合同演奏/全隊合同演奏〜大序曲「1812年」/(全6曲。なお、曲目の詳細は割愛いたしました) |
| 国内CD Universal STEREO |
意外にも、“紳士の国の軍隊”は「お祭り大好き」だ。野外での壮麗な祭典を大編成の合同軍楽隊が盛り上げる。もちろん、「王室への忠誠」「国威発揚」の要素も無いではないが、偏狭な国家主義をヒステリックに叫ぶことなく、第一級のエンターテイメントに仕立てるスマートな演出はさすがだ。 女王陛下の誕生日を祝う「祝賀大閲兵式(Trooping the Colour)」や、スタジアムでの大軍楽祭「ミリタリー・ミュージカル・ページェント」はその代表だろう。これら野外の大祭典は臨場感あふれるライヴ盤に記録されたが、ご丁寧にもスタジオ録音による擬似実況盤も制作された。何れも“黄金時代の英国軍楽隊”の力量に圧倒されるが、大軍楽隊の行進演奏は“動く交響吹奏楽団”そのもの、一糸乱れぬ精緻なアンサンブルは特筆に価する。 |
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Festival of Music 1984 〜フェスティヴァル・オブ・ミュージック・1984 エリック・バンクス中佐指揮/英国空軍合同軍楽隊 (輸入LP:PRM 103D STEREO) 1984 国歌/英国空軍分列行進曲(デイヴィス)/熊蜂の飛行(R=コルサコフ)/サウンズ・オブ・グレン・ミラー(ジョーンズ編)/戴冠式行進曲「王冠」(ウォルトン)/映画「暁の出撃」より「ダムバスターズ・マーチ」(コーツ)/映画「スター・ウォーズ」セレクションズ(ウィリアムス)/ホラ・スタッカート(ディニーク)/ザ・タッチ・オブ・ユア・リップス(ノーブル)/映画「633爆撃隊」のテーマ(グッドウィン)/ルール・ブリタニア(アーン)/行進曲「威風堂々」第1番(エルガー)/(全12曲)廃盤 |
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Marches 〜ロイヤル・エア・フォース、マーチ名曲集 バンクス中佐、ヒングレー中佐指揮/英国空軍合同軍楽隊 (輸入CD:QMPR 606D STEREO) 1984-96 映画「暁の出撃」より「ダムバスターズ・マーチ」(コーツ)/コルディッツ行進曲(ファーノン)/メドレー「マーチング・ウィズ・スーザ」(スーザ/ラングフォード編)/友情のマーチ(ヒングレー)/行進曲「星条旗よ永遠なれ」(スーザ)/先導機のマーチ(ロックヤー)/行進曲「アウト・オブ・ザ・ブルー」(バス)/ジャガー行進曲(リチャーズ)/行進曲「空中分列式」(ヘイウッド)/「バトル・オブ・ブリテン」より「行進曲」(ウォルトン)/76本のトロンボーン(ウィルソン)/映画「来たるべき世界」より「行進曲」(ブリス)/映画「633爆撃隊」のマーチ(グッドウィン)/ナイツブリッジ行進曲(コーツ)/英国空軍分列行進曲(デイヴィス&ダイソン)/行進曲「威風堂々」第1番(エルガー)/(全17曲) |
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Central Band of the Royal Air Force 〜バトル・オブ・ブリテン60周年 ロブ・ウィフィン中佐指揮/英国空軍中央軍楽隊、空軍ビッグ・バンド、他 (輸入CD:QPRM 135D STEREO) 2000 組曲「バトル・オブ・ブリテン」(ウォルトン)/ナイツブリッジ行進曲(コーツ)/サウス・ランパート・ストリート・パレード(ドーシー編)/戦時歌謡メドレー集(ウィフィン編)/英国空軍分列行進曲の主題によるエレジー(ヒングレー)/スクランブル(ヘス)/バトル・オブ・ブリテン50周年記念曲「ファイター・コマンド・マーチ」(オルウィン)/全ての労働者を呼び集めて(コーツ)/ギャロッピング・メジャー(ジェイコブ)/ペンシルヴァニア6-5000(シグマン&グレイ)/イン・ザ・ムード(ラザフ&ガーランド)/タキシード・ジャンクション(ホーキンス他)/ロジャース&ハート名歌集(マーティンデール編)/英国空軍分列行進曲(デイヴィス)/(全14曲) |
| Polyphonic STEREO |
1984年、アルバート・ホールでの英国空軍軍楽隊による合同演奏会“フェスティヴァル・オブ・ミュージック”は、全英吹奏楽界の耳目を集めた大イベントであったが、その期待は裏切られず、200人の大編成バンドが織りなす華麗な音絵巻に、世界中の音楽愛好家が酔いしれた。有名な中央軍楽隊を含む、4つの空軍バンドによる合同演奏のライヴ盤は絶賛をもって迎えられたのだ。 その成功は空軍バンドの音楽総監督を務めたエリック・バンクス中佐の才腕によるところが大きい。伝統的なマーチはもちろん、グレン・ミラーや映画音楽に至るまで、幅広く咀嚼する驚異の表現力には舌を巻く。しかも、これが総勢200人の一糸乱れぬ精緻なアンサンブルなのだ。海兵隊軍楽隊のマウントバッテン音楽祭と並んで、これほど吹奏楽を満喫できるコンサートが他にあろうか。 バンクス中佐が退役した後の“フェスティヴァル・オブ・ミュージック”はマンネリ化の感を否めないが(特に選曲の面に於いて)、聴き手を大切に考えるサービス精神は一貫していた。一部吹奏楽人のように、演奏会を「現代音楽」の実験工房と捉える傾向は感心できないが、これくらい徹底して娯楽性を追及する姿勢も悪くない。RAFのライヴ盤はそのセンスとヒントに溢れた宝庫である。 |
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The Mountbatten Festival of Music 1999〜マウントバッテン音楽祭 R・A・ウォータラー中佐指揮/英国海兵隊合同軍楽隊 ファンファーレ「スター・トレック・ジェネレーションズ」(マッカーシー)/英国海軍旗の下に(ダン)/陸と海を越えて(アルフォード)/鼓楽「百年祭」/ビューグル「兵士と水兵」(マクダーモット)/ゴールデン・リザーブ(グールド)/祝典序曲(ショスタコーヴィチ)/トランペット独奏「アイズ・オブ・ラブ」(M・ハムリッシュ)/オリンピック・ファンファーレ(ウィリアムス)/トロンボーン独奏「スターダスト」(カーマイケル)/フランク・シナトラに捧ぐ(マクダーモット編)/映画「ロッキー」のファンファーレ(コンティ)/海の祭典(マクダーモット編)/(全16曲) |
| 輸入CD Blue Band RMB CD9 STEREO |
現代オリジナル曲一辺倒の「理詰めの吹奏楽コンサート」には閉口するが、この英国海兵隊軍楽隊のライヴ盤は「理屈抜きに楽しめる」。
ロンドンの有名なアルバート・ホールを舞台に、4つの海兵隊軍楽隊(ポーツマス、プリマス等)による合同演奏は、大編成の音の迫力はもちろん、コンサートの洗練された雰囲気、プログラム選曲の妙も定評がある。 1973年にアルバート・ホールで始まった海兵隊慈善コンサートは、1979年にテロで倒れた海軍提督マウントバッテン卿の名を冠して再編されたようだ。このディスクは第27回コンサートの実況盤で、幅広いレパートリーを難なくこなす表現力は、海兵隊軍楽隊のお家芸と言っていいだろう。大編成バンドによるライヴの熱気や臨場感がダイレクトに伝わってくるようだ。(1999年録音) |
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World War 2 Film Themes〜第二次大戦・戦争映画テーマ曲集 C・J・ロス中佐指揮/英国陸軍軍楽学校軍楽隊(Kneller Hall) 映画「暁の出撃」('55)より「ダムバスターズ・マーチ」(コーツ)/映画「荒鷲の要塞」('68)のテーマ(グッドウィン)/映画「遠すぎた橋」('77)のマーチ(アディソン)/映画「633爆撃隊」('64)のマーチ(グッドウィン)/映画「戦艦シュペー号の最後」('56)のテーマ(イースデール)/映画「大脱走」('63)のマーチ(E・バーンスティン)/映画「殴り込み戦闘機隊」('56)のテーマ(アディソン)/映画「空軍大戦略」('69)のマーチ(グッドウィン)/映画「クロスボー作戦」('65)のテーマ(グッドウィン)/映画「史上最大の作戦」('62)のマーチ(P・アンカ)/映画「生き残った二人」('55)より「小船の英雄」(ダン)/映画「戦場にかける橋」('57)より「クワイ河マーチ」(M・アーノルド)/映画「ナバロンの要塞」('61)のテーマ(ティオムキン)/映画「グレン・ミラー物語」('55)より「セントルイス・ブルース・マーチ」(ハンディ)/映画「空軍大戦略」('69)のテーマ(グッドウィン)/(全15曲) |
| 輸入CD EMI 7243 8 53022 STEREO |
英国の軍楽隊は伝統的なマーチや現代オリジナル曲はもちろん、クラシックの名曲、ポピュラー音楽、ビッグ・バンド・ジャズをも難なくこなす表現力を有するが、映画音楽も重要なレパートリーの一つだ。いわゆる「映画マーチ名曲集」と称する音盤は数あれど、英国の軍楽隊が示す演奏センスは格別である。
このディスクは名門ネラーホール陸軍軍楽学校軍楽隊が吹き込んだ好企画盤。 厳しい演奏訓練に明け暮れるネラーホールだけに、オリジナル・サントラ盤を凌ぐ熱気は感じられないが、コンサート・マーチ風に聴かせる手腕はさすがだ。多彩な選曲も魅力的である。惜しむらくは、映画「ケイン号の叛乱」(1954年)のテーマ「全速前進」も収録すべきであった!(映画の全邦題は、キネ旬臨時増刊「戦争映画大作戦」に拠った) |
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バグパイプの魅力/ブラック・ウォッチ ブラック・ウォッチ連隊第1大隊軍楽隊、第2大隊軍楽隊 高地の若者/ソロパイプのジグ演奏(モナー湖/アーガイルの人々/カーリュー/バルモラル邸の小銭/金槌と鉄床)/メドレー(ロード・マクファーソン・オブ・ドラモクター/オールド・アダム)/スロー・マーチ(レニー将軍/リバートン・パイプ・バンド)/6/8拍子の曲(ラブの結婚/ハイ・アイランド)/メドレー(モラグ・オブ・ダンヴェガン/レディ・マデリナ・シングレア/ドラモント家のパイプ吹き/リントンへの道/大騒ぎ/タロッホのリール踊り)/剣舞曲のメドレー(すてきな帰営ラッパ/レディ・マデリナ・シンクレア/台所の悪魔/ギリー・コーラム/ラーセイ家のマクロード夫人/織工のジェニー・ダン/ショーン・トラベス)/メドレー(コリン・キャンベル卿のクリミアへの別れ/コリンの牛/わが青春の地)/ジョン・F・ケネディにささぐ(霧につつまれた山/ジョン・F・ケネディ)/メドレー(ドナルド・マックィーヴァー/ロスキン湖/ガラム・キャンベル)/メドレー(ガーロッホ/第79連隊のジブラルタルへの別れ/国境を越えるスコットランド兵)/行進する合同バンド(ビューグル・ホルン/勇敢なスコットランド人/黒熊/高地の若者)/(全12曲)廃盤 |
| 国内LP KING SLA 6336 STEREO |
英軍のスコットランド師団は多くのバクパイプ隊を擁しているが、このブラック・ウォッチ連隊第1大隊軍楽隊はその頂点に立つ存在であった。パイパーの超絶技巧もさることながら、軍楽隊の演奏技量が水際立っていたのだ。勇壮な「高地の若者」は両者が渾然一体となった最高の名演である。 ブラック・ウォッチはユニークな“民族衣装”も印象的だ。 黒の上衣に濃緑のキルト(スカートに類似。パイパーは赤色)。つまり、王立高地連隊の通称“ブラック・ウォッチ”は「黒い上衣の警備兵」に由来する。このアルバムで見事なタクトを振るダンカン・ビート中佐は、後に近衛スコッツ連隊軍楽隊の楽長、ネラーホール陸軍軍楽学校の音楽監督を歴任した。 |
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Marching with the Beatles〜マーチング・ウィズ・ザ・ビートルズ C・H・ジェイガー少佐指揮/英国近衛アイリッシュ連隊軍楽隊 シー・ラヴス・ユー/イエスタデイ/アイル・キープ・ユー・サティスファイド/フロム・ミー・トゥ・ユー/ア・ハード・デイズ・ナイト/オール・マイ・ラヴィング/キャント・バイ・ミー・ラヴ/今日の誓い/ミッシェル/イッツ・フォー・ユー/抱きしめたい/ヘルプ/(全12曲)廃盤 |
| 輸入LP EMI TWO 125 STEREO |
「寄せ集めの天才であった彼等ではあったが、同時にロック史上最も独創的で実践的なアーチストだともいえた。(中略)ザ・ビートルズの音楽が今後も永遠に生き続けるであろうことは、恐らく間違いないのである」(ジョン・ロバートソン著「ザ・ビートルズ」シンコーミュージック刊) ビートルズは幅広い音楽を取り入れたが、他の音楽ジャンルもまたビートルズの虜になった。クラシック界のアーサー・フィードラー、ベルリン・フィルの12人のチェロ奏者たち、ジャズのカウント・ベイシーら然りである。ビートルズがLP「リボルバー」をリリースした1966年、“女王陛下の近衛兵軍楽隊”が吹き込んだ当盤は世間をアッと言わせたが、近衛アイリッシュ連隊軍楽隊の先進性を示すと同時に、極上の“ビートルズ・アンソロジー”に仕上っていた。 全篇に及ぶアーサー・ウィルキンソンの編曲が素晴らしい。堂々の連隊行進曲と化した「シー・ラヴス・ユー」に圧倒され、切々と奏でる「イエスタデイ」に聴き惚れる。ジェイガー少佐の闊達なタクト、アイリッシュ・ガーズの柔軟な表現力には舌を巻く。「マーチング・ウィズ・・・」はマーチ音盤の一種の枕詞だが、これをビートルズのLP「ウィズ・ザ・ビートルズ」(1963年)と掛け合せたアルバム・タイトルの命名もユニークだ。(1966年頃録音) |
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The Band of the New Zealand Army レス・ムーニー指揮/ニュージーランド陸軍軍楽隊 行進曲「ウェリントン将軍」(ツェーレ)/大行進曲「上院議員」(アラン)/行進曲「シン・レッド・ライン」(アルフォード)/行進曲「バンドロジー」(オスターリング)/放浪者の帰還(シーバート)/行進曲「インヴァーカーギル」(リスゴウ)/ジャック・オランタン(リンマー)/行進曲「消え失せた軍隊」(アルフォード)/バードランドの子守唄(シェアリング)/行進曲「困難を通して星まで」(ウルバッハ)/行進曲「ハルクイン」(リンマー)/(全11曲)廃盤 |
| 輸入LP FSR LPS-1265 STEREO |
金管バンド編成のニュージーランド陸軍軍楽隊は1964年の創設。新しいバンドではあるが、マーチの名曲「消え失せた軍隊」「バンドロジー」等を手堅く演奏、少数精鋭のアンサンブルだ。このニュージーランド陸軍軍楽隊を始め、カナダ、オーストラリアの各軍楽隊は英国の影響が色濃く残っている。 注目曲はニュージーランドの代表的な行進曲「インヴァーカーギル」だろう。作曲者のアレックス・リスゴウ(1870-1929)はスコットランド生まれだが、ニュージーランドのインヴァーカーギルに移住し、オーストラリアで没した。南半球の英連邦諸国を渡り歩き、各地に素晴らしい傑作マーチを残している。「王立オーストラリア海軍」「ヴィクトリア」等は有名。 6歳から24歳の間、リスゴウはインヴァーカーギルで青春の日々を過ごしたが、1909年、未発表のマーチに思い出の土地の名をつけたところ、世界的に愛奏されるようになった。だが、印税収入は少なく、壮年期は健康も優れなかった。昼間は新聞社の印刷工として働き、夜間は作曲に勤しんだ。働き盛りの59歳で亡くなった時、各地の市民バンドで活躍したリスゴウの人徳を慕って、何千もの弔問者が訪れたという。 |
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150 Years of Black Dyke Mills Band ピーター・パークス少佐指揮/ブラック・ダイク・ミルズ・バンド (CHAN 8558 STEREO) 1987 行進曲「チャンピオンズ」(ウィルコックス)/序曲「精霊の支配者」(ウェーバー)/「アルプスの響き」(ウィンザー)と「ポストホルン・ギャロップ」(ケーニッグ)/前奏曲(イェルネフェルト)/セレナーデ(ラングフォード)/交響曲第9番「新世界より」のフィナーレ(ドヴォルザーク)/ミッドウェスト行進曲(リチャーズ)/セレナータ(トセルリ)/歌劇「雪娘」より「軽業師の踊り」(R=コルサコフ)/エレジー(アイアランド)/カプリッチョ・ブリランテ(ベルシュテット)/ディープ・ハーモニー(パーカー)/フェイマス・ブリティッシュ・マーチ(ラングフォード編)/喜歌劇「天国と地獄」より「カン・カン」(オッフェンバック)/(全14曲) |
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World Famous Marches〜世界の名行進曲集 M・アントロバス、R・ニューサム指揮/ブラック・ダイク・ミルズ・バンド (CHAN 6565 STEREO) 1978 ザ・コサック(リンマー)/パンチネロ(リンマー)/南洋州の人々(リンマー)/北国の星(リンマー)/イレジスタブル(リンマー)/黒い騎士(リンマー)/飛び行く荒鷲(ブランケンブルク)/テューリンゲンに敬礼(ブランケンブルク)/故郷にて(ブランケンブルク)/恐れず勇敢に(ブランケンブルク)/歓喜の嵐(ブランケンブルク)/皇帝の旗の下に(ブランケンブルク)/うら若き春(ブランケンブルク)/ダンラップ・コマンダリー(ホール)/ミンストレル・ジョーク(ホール)/リッチモンド軽歩兵のブルース(ホール)/死か栄光か(ホール)/レイヴンズウッド(リンマー)/連邦国家(リンマー)/オリオン(リンマー)/騎士への道(リンマー)/(全21曲) |
| 輸入CD Chandos STEREO |
英国は職場や救世軍を中心とした金管バンド(ブラス・バンド)が非常に盛んで、同国の管楽文化の厚い層を形成している。映画「ブラス!」(1996年)をご覧になった方は金管だけの繊細な表現に驚嘆されたはずだ。 「アランフェス協奏曲」のソロに聴き惚れ、「ダニー・ボーイ」に涙する。歓喜の「ウィリアム・テル」序曲は圧巻だった。ホールの行進曲「死か栄光か」はこの映画によって更なる人気を博したと言っていい(?)。 映画は実在のグライムソープ・コリアリー・バンドをモデルにしたが、長い歴史を誇るブラック・ダイク・ミルズ・バンド(現ブラック・ダイク・バンド)も名門楽団の一つだ。 本来は製粉会社の職場バンドであったが、その最高峰の演奏水準は聴き手を魅了して止まない。 近衛グレナディア連隊軍楽隊の楽長を務めたピーター・パークス少佐を迎え、表現力とレパートリーの幅を広げたようだ。 金管バンドのために、多くの作品を書いたウィリアム・リンマー(1862-1936)の傑作マーチを聴いてみよう。リンマーは軍楽隊長の子に生まれ、父から音楽の手ほどきを受けたようだ。後にプロのバンド指導者になって、多くの金管バンドを育成するとともに、指揮活動にも情熱を注いだ。リンマーの名声を決定づけたのは、自作の「コサック」「北国の星」「パンチネッロ」等のマーチであろう。金管の気高くブレンドされたハーモニーがリンマーの持ち味だ。 |
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ここで、ちょっと「ひといき」シネマ・タイム(2) 映画「ブラス!」 (1996年・イギリス映画) 監督:マーク・ハーマン 出演:ピート・ポスルスウェイト、ユアン・マクレガー、タラ・フィッツジェラルド |
| 輸入CD BMG 09026-68757-2 (サントラ盤) |
1992年、炭鉱閉山問題に揺れるイギリスのとある炭鉱街。厳しい環境の中、労働者の職場バンド「グリムリー・コリアリー・バンド」は、アルバート・ホールでのコンテスト出場を夢見て練習に励んでいました。地区予選に優勝して街に戻ると炭鉱閉山が正式に決定、全国大会への出場は絶望的に・・・。 実在する「グライムソープ・コリアリー・バンド」の本当にあった話を映画化した名作で、英国の管楽文化がよく描かれています。因みに、原題は“BRASSED OFF!”。 |