ひとりよがり豆知識−道具編

まずは身の回りの片付けから
 道具の確認の前に、当たり前のことを言っておきますが、これから作業を始めるという時は必ず身の回りのものをしっかり片付けましょう。そうしないと私のようになります。どうなるって?例えば、カッコいいイラストが表紙のあのプラモの箱を見て、はやる気持ちが抑えきれないあまりに、あなたが片付けをおこたって作業を始めてしまったとしましょう。作業を始めて数十分、鼻歌を口ずさみながら快調に部品を切り離していたあなたは、それでも物足りなくなったのか、おもむろにスナップをきかせてニッパーに力を込めたのでした。部品はあなたの気持ちをしっかり受け止め、はるか彼方へ飛び立ち・・・もう分かりましたね?そう、小さい部品などは特に、一度飛んでいっってしまったら、片付けていない部屋などでは探すのがたいへん!机と壁の間などに入ってしまっても取れなくなってしまうことがあるので、できればそいうところも注意しておく必要がありますね。これに限ったことではないのですが、プラモ造りにおいてこのような失敗を減らす奥義は、他でもない危険予測だと思うのです。この場合は、部品が万一飛んでいってしまったら?という危険予測をあらかじめするということです。それに応じて対策をねっておけば、部品をなくすという最悪の事態を回避できますね。・・・と言いながら、かくいう自分も「このフタ、しめ忘れたら、あとで絶対こぼすだろうな?」って考えていた五分後に、プラカラーの瓶のふたをグイッと持ち上げて畳の上にラッカー塗料をぶちまけたことがあります。逆に言えば、一度失敗をしてみなければ分からないこともたくさんあるのです。さっき言ったことと矛盾してしまいますが、失敗を恐れず突き進む!というのも、大事なことかも知れませんね。たくさん失敗をする、それが上達への一番の道だと思います。(なんか人生みたいですねぇ?!<−−−いみしん)
 では、片付けが終わったら、道具の確認をしていきましょう!


当然ですが−工具箱
 実は、はじめは私も持ってませんでした。(かつては、おまんじゅうの箱が工具箱だったりしました・・・)でも、今の工具箱を買ってからは、やっぱり無いととても不便ですね。持ってない人はぜひ買いましょう。ディスカウントストアなんかに売ってるプラスチックのがちょうどいいです。(軽いし、安いし!)あと、中の仕分けはできるだけ細かいのがいいと思いますが、細かすぎてニッパーやデザインナイフが入らないのでは困りものです。自分の道具の大きさをよく確認して買いましょう。

あるととっても重宝−カッターマット
 ひとむかし前はあまり文房具屋さんには置いていなかったのですが、最近はどこにでもあるみたいですね。私はプラモ以外にも、カッター作業をよくやるので、このマットは十年来の必需品です。プラモ用にはB4サイズではちょっと小さいかな?やっぱりA3ぐらいの大きさが欲しいですね。これがあると、カッター作業の便利さもそうなのですが、机を汚さなくていいし、作業が終わった後にゴミをサラッと捨てられるのです。こんな便利なもの、プラモをやらない人も、持っていていいのでは?

ニッパーは二種類持ってます
 ひとつは、刃こぼれなど気にせずガシガシ切れる一番安いプラ用ニッパーです。もう一つは、ちょっと高めのプラ用精密ニッパー。どちらも、プラモ屋さんに行けば、だいたい置いてあるでしょう。どうやって使うかは工作編を見てね!

これも必携−デザインナイフ
 プラモ初心者の最初の関門に「合わせ目消し」というのがあるのですが(もしかしたら私はいまだに関門・・・)、これはそれをやる時にあるととっても便利。ほかに、モールド(最近のガンプラに多いのですが、機体の表面にかいてあるミゾのこと)を深く彫り込んだりするのにも使えるので(結構慎重にやらないとムズいですが・・・)必ず持っていたほうがいいでしょう。
 ちなみに「合わせ目消し」という言葉が出てきましたが、これが分からない人はガンプラ造りのマニュアル本なら必ずと言っていいほど載っているので、参考書編に私があげた本をお読みください。


私の好みは「流し込み」接着剤
 これは普通の人とはちょっと違うかもしれません。普通、接着剤は(プラモ造りのマニュアル本などを見ても)はけで塗る形式のものを使うみたいです。でも私はせっかちなので、どうしても接着剤が乾くのが待ちきれず、次の作業に入ろうとしてしまいます。そんな私と同じようなせっかちさんには、これ。はけで塗る形式のものよりも接着力が強力なので、より早く乾きます。それに心なしか、塗るのよりこっちの方が、乾いた後硬くなって作業がしやすいような気がします。もし詳しい方が読んでいらしたら、そのへんのところはどうなんでしょうか?ご存知でしたら教えて下さい。
 これをどのように使うかは工作編でね!


極細油性マジックの使いどころ
 「スミ入れ」に使うんだろう?って思った人、まだまだ初心者ですなぁ。(自分のこと棚に上げて何を言うか・・・)これを使ってスミ入れできるのは、塗装をしてないキットだけですね。(塗装したものだと、かえって見栄えも悪くなるし、第一はみ出したら取り返しがつきません。)ちなみに、「スミ入れ」に関しても参考書編に挙げた本をお読み下さい。
 では、私は何に使うのかと言いますと、仮組みの段階でちょっとした改造箇所が思い付いた場合、このペンを使ってそこに印をしとくんです。例えば、削り取る部分に斜線をかいておくなどして。ほかには、完成したキットの足の裏に完成日の日付を書いたりということにも使ってます。


使えなくなった歯ブラシも使えます!
 歯ブラシの先が毛羽立ってしまったもの、ありますよねぇ。あれもひとつ、プラモ用にもらっちゃいましょう。(といっても人が使ってたのじゃ、イヤかも・・・)あとは、旅館に泊まったときとかに付いてくる安もんでもいいですね。(これなら新品、安心です。)これは、紙ヤスリやデザインナイフでパーツを削ったときなどに出るカスを落とすのに使えます。ただ、強くこすりすぎるのは禁物です。パーツ表面を傷つけてしまうかも知れないので。紙ヤスリの作業で出た細かいチリなどは、柔らかい筆のようなもので掃き落とすほうがいいと思います。

プラモのカスも道具のひとつ!
 部品を切り終わったあとのフレーム(ランナーといいます)、あれを有無を言わさず捨ててしまってる人はいませんか?あんなゴミでも、ガンプラでは立派な道具のひとつになってくれるのです。すべてとっておく必要はありませんが、まっすぐの棒の部分だけをニッパーなどで(高いニッパーはダメですよ!刃こぼれします。)切り取っておけば良いのです。時たま変な形のヤツもあれば便利なこともありますが。これらがあると塗装がとても楽です。(というか、無いと塗装作業ができません。詳しくは塗装編で!)それと、色々な太さのものを用意しておくと、より便利ですよ。

これがないと絶対アカン!−エアブラシ
 ぶっちゃけた話、これがないと、私の場合永久に初心者からの脱出は不可能です。それだけ不可欠なツールなのです、これは。でも、高いんですよね。ハンドピース(塗料を吹き付ける道具)だけでも一万円くらいするし、その上コンプレッサー(空気を送る機械)なんか買ったら、そのお金でマスターグレードのガンプラが10体ぐらい買えてしまう。でも、上手くなりたい(上手く見せたい?)のならなくてはダメです。筆塗りがとても上手な人はいますが、エアブラシの仕上がりと同等に見せられる人がいたら、その人はたぶんプロです。(カーモデルなどは筆塗りが命らしいので、カーモデルをやってる人なら上手い人もたくさんいるかも知れませんが。)もちろんガンプラにおいても、筆塗りは使い方によっては効果的で、あなどることはできませんが、一度エアブラシを使ったら、その便利さと速さと仕上がりの良さに感動し、後戻りはできなくなること間違いなしです。
 とくに、筆塗り塗装に自信がなくて、かつエアブラシを持っていないという人は、こづかいを前がりしてでも買う価値アリです。これであなたも、脱初級モデラー!(詳しくは塗装編で!)


そのほかは?
 そのほかに私の工具箱を覗くと、ピンセット、瞬間接着剤(低白化タイプ)、塗料かき混ぜ棒、プラ用ノコギリ、けがき針、平彫刻刀、棒ヤスリ(荒目・細目・四角の3種)、Pカッター(けがき用カッターです)、金属定規、金属製テンプレート、ピンバイス、スポイト、塗料皿、綿棒、十円玉、金属のクリップ(大きさ様々)、輪ゴム、つまようじ、ラッカーパテ、ポリエステルパテ・・・などがあります。
 工具箱のそとにも、もちろん必要なものはあります。当然ですが、まず塗料。色を自分で塗る人は必要ですね。私もできる限り余分に買ってあります。また、それらがラッカー塗料やエナメル塗料だったら、専用のうすめ液も必需品です。あとは、。細かいところを塗る筆、エナメルシンナー(スミ入れ時)用筆、ラッカーパテ(合わせ目消し時)用筆と、たとえ筆塗りがほとんど無くても、用途に応じて必ず使います。それから、缶売りのサーフェイサー。(サーフェイサーは塗装の前に表面を滑らかにしたり、細かい傷を見つける目的でぶっかけるものす。でも、これも結構高いんですよね。)ダメにしてもいいハンドピースがあれば、ラッカーパテをシンナーで溶いてサフの替わりに使う手もあるそうですが・・・(まだ試したことはありません。やったことある人、もしいらしたら、成果をお教え下さい。)あとは、マスキングテープ、マスキングゾル、合わせ目消し時の傷埋め用に自分で薄めたラッカーパテが入った瓶、等があります。




以上が私の愛用ツールたちです。初心者の方はたくさんあるように思われるかも知れませんが、これの全部がプラモ造りに必要というわけではないと思います。(実際、未だに一回も使ってない道具もあったりします・・・)とにかく、いろいろ試してみるのが一番です。自分にあった道具かどうかは、結局のところ使ってみないと分からないので・・・そんなにたくさんの道具、買う金ねーよ!なんて言わずに。私も四年間かけて集めたのです。おそらくまだこれから必要な道具もあるでしょう。色々なことに挑戦して、失敗して、余計なことにお金を使ったなぁと反省して・・・この繰り返しです。だからこそ趣味って面白いんだと思います。まだかけ出しの初心者の方、かつては私もそうでした。(実は今もそうです?!)めげずに頑張れば、道は開けます。(と人には言えるのですよね・・・(^-^))ま、お互い頑張りましょう!


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