中年空道家日記2011年度版

 

(9月某日)

 駒場柔道部。限りなく蒸し暑い。打ち込み200本、乱取り3本だけで疲れる。最後に5分のバービー、息上げも付き合う。学生5人連れて、晩飯。駒場には焼き肉屋がないのが残念なり。 

 

(8月某日) ビジネスマンクラス。あまり多くなく、15名ほどで行う。組み技の週。鈴村さんが肉離れ、高木君が小指を負傷。


・アップ
・基本
・シャドー3分
・ミット 単発、フリー
・首相撲の技術、基本
 首を取られ腰を折られてから、クロスに腕を入れ、肩まで入れて切る・・
・道衣の技術として、襟をつかまれて指で指をはがして持ち勝つつ稽古、引き手を一方的に持つ、組み勝って煽る

 打ち込み
・組みスパー 3本
・グローブスパー2分
・スパー3本
・寝技一本


 自主トレには内田君が参加。仲田さんと、三本。 
 懇親会はさくらにて。カラオケで12時近くに・・
 

 

(8月某日)柔道部、七徳堂。慶応が出稽古に来てくれる。5本ほど乱取り。

 部員は八月に週6日、午前中は稽古3時間、午後はラントレ。夜は2回出稽古、週に14回やっている。昔と違い、就活は早まり会社はインターンシップを要求してくるし、運動会がやっていける時代ではない。それでも本気で文武両道に取り組もうとする意気やよし。

 ただし自分は午前中はまったくダメ。気持ち悪くなる。

 

(8月某日)前からお誘いを受けていたので、吉田道場のプロ練へ。Deepに5人が出場する直前。初MMAなり。

 しかし開始時刻を聞き間違え、遅刻。さっそくにスパーすると5分2ラウンドで気持ち悪くなる。打撃から投げ、間をおかずに寝技でパウンドというのは疲れる。立ったときにきつい。中村和裕さんと昼飯。ありがとうございました!

 

(8月某日) 遅くなりましたが、先々週の報告です。ビジネスマンクラス。大変多く、30名ほどで行いました。元早稲田準支部の選手だった泉さんが稽古に参加して下さいました。

・ストレッチ
・基本
・ミット
 単発
 フリー
 
・ここで色帯は松並クラスへ

・二人組み技研

 右ロー、右フックから襟をつかむ、スネに内股からキメ、引き上げて足払い、
 パンチに合わせてコノネンコ式テイクダウン
 道衣をつかまれて、切る・バックハンド 

・グローブスパー2分
・面スパー3本
・組み乱取り1本
・寝技乱取り1本

 懇親会は、さくらにて。

 

(8月某日)大道塾は盆休み。スネークピットへ。清野氏は試合直前。3人なので6ラウンド、調子良し。

 

(8月某日)  夕方まで仕事した後、スネークピットでプロ練。160ほどサンドバッグを蹴り、スパー。大江先生、歌川・清野各選手と9ラウンド。シャツ3枚がぐっしょりに。気持ち悪くなったのは、大江先生のハイをもらったからか?何も食べる気がしないので某蒙古タンメン。仕事に復帰。

 

(8月某日)  8月6,7日、那須塩原駅下車黒羽体育館にて、関東各地区の合宿稽古。宿舎はホテル花月とあと三カ所。170名ほど、うち一般黒帯が20名足らず、ビジネスマンは計105名の参加。

 本部ビジネスマンだけで20人が参加。

 6日は14:30より、4班(一般の黒と級、ビジネスマンの黒と級)に分かれて、打撃飯村、打撃加藤、立ち組み基本or上級、寝技基本or上級のうち二つを受講。

 そののちに、スパー。一般は1.5分、ビジネスマンは1分。10本ほどやる。

 私は森支部長と組んで立ち組み基本コースを担当しました。柔道の投げ、首相撲の投げに共通するものとして「崩し」の概念を説明し、それが打撃を加えながらもできることを示す。
 
 柔道組みだと、引き手をバック肘の要領で掲げて自分の額に付け、腰を入れて投げます。面白いのは前手のフックで、これで受け手にガードさせると受け手は下半身と上半身が捻れますので崩れる。そこに大外刈が有効になる。

 夜は二段以上が幹部懇親会となりましたが、森支部長の司会が(飲めない酒のせいか)絶好調。指導といい、新たな面を光らせていた。

 しかし森支部長が布団に入った寝入りばなを塾長が我々を連れて襲い、起こして深夜二時半まで宴会を行う。「僕の布団をどうしてくれるんですか」と泣き顔の森支部長。しかし携帯画面で娘さんの写真を「日本一かわいいでしょ」と全員に見せつけ始めてから目がランランと輝かし始め、それを合図のようにして、お開きとなる。

 私は昇段審査のすべての組み合わせを完了。吉祥寺の小野亮さんが「俺に相手させろ」とうるさいので、準優勝の魚津礼一選手に当てておく。

 翌日のランニングは、放射線量の加減で自己責任にて行う。40人が走る。ご苦労様。

 稽古は、各班が残りの二つのコースを受講。

 その後、いよいよ審査。

 体育館で解散したが、外に止めてある車を見たら、イホリ沢さんのミニクーパーの後部窓が吹っ飛んでいた。どうやら熱さでボンベが爆発したよう。ガラスが粉みじんに。
 
 私は塾長の車で、清水和麿さんの運転で帰ったが、途中高速で事務局長が、清水さんの目が閉じているのを発見。塾長と交代したが、そのあとゲリラ豪雨。車両火災で渋滞と、3時間半かかる。

 しかしイホリ沢さんのミニクーパー、孫さんが同乗していたが、後ろの窓なしにあのゲリラ豪雨と渋滞をどう凌いだのか・・恐ろしくて、電話する気になれない。無事であることを祈る・・・
 

 

(8月某日)高木道場にて朝稽古、7:30より。四時間睡眠で出る。子ども、高校生相手。朝は身体に悪いな。

 

(7月某日)ビジネスマンクラス。18人ほどで行う。打撃中心の週。暑い、暑い。

・ストレッチ
・基本
・なわなし縄跳び
・軸を意識しながら、前後ステップ、回るステップ、足を交互させてのステップ
・全員でステップしてのパンチ、
 ジャブ、下がってジャブ、ストレート、フック、アッパー、左右にジャンプしてのフック
・グローブを着けストレート・フック・アッパー×15
・大きく膝を上げて膝蹴り、大きく膝を上げて前蹴り
・対人で膝蹴り、前蹴り
・大きく外に踏み込んで、左右ミドル
・サンドバッグ;4ラウンド
・対人 頭を振って防御
    ジャブにジャブ返し
   
・グローブで二分
・面で一分×3
・組み技
・寝技

 暑いながら自主トレ。栢木さんが遅れて来たので皆で相手。懇親会はさくらにて。

 澤井君が栄転で群馬大に移るので、栄町通り「ワインバー葉隠」にて延長戦。

 

(7月某日) ビジネスマンクラス。20名ほどで行う。組み技の週。


・アップ
・基本
・シャドー3分
・ミット 単発、フリー
・首相撲の技術、基本
 片手は首、片手は二頭筋を内側から取って脇を開けさせて崩す、首をとられてクロスに腕を入れ、肩まで入れて切る・・
・道衣の技術 掌でつっぱる、引き手を一方的に持つ、持たれた道衣を切る、組み勝って煽る
 打ち込み
・組みスパー 3本
・グローブスパー2分
・スパー3本
・寝技一本


 暑い、あまりにも暑い。自主トレはタラタラ。 
 懇親会はさくらにて。ママと喋っていて12時近くなる
 

 

(7月某日)スネークピット、初・望月クラス。ストレッチゆったり、遠くへ膝、前蹴りを出しつつバランスを取る。望月さん教えるのに情熱あり。

 

(7月某日)久々、高木道場。立ち技も久々。切ったりして汲まないことに。大変な汗をかく。立ち技はきつい。  三人で立ちくらみ。

 

(7月某日)台風が来た後、少し涼しくなったとはいうものの、やはり暑い。

銀座にてシンポジウム「 3.11後の社会デザイン――東北の再生と日本の再編」の後、ビジネスマンクラス。20名強で行う。白帯の方が入会される。伝統派をやっていたという。門間さんのお連れと所さんのお連れ、二人の女性の体験入門者。仲田さんが久々復帰。

寝技中心の週。

・アップ
・基本
・ミット 基本、連打、フリー 
・受け身、エビ、這い、自転車こぎ、立ち、足回し
・以下、二人組みで
 ニーオンザ・ベリー対人
 横四方(膝で腰を押す、肘で腰を押す)
・五種類の攻めと防御
 三角絞めと逃げ(腰を突き出す)
・寝技スパー3ラウンド
・面1分3本
・ダウン

 自主トレ組は二階でグローブスパー。
 今後、自主トレ組は試合対応もやろうということで、伊東さん、頃安さんは3分。仲田さんはいつも通りもと立ち。

 懇親会はさくらにて。しゃも鍋、暑くて美味しかった。女性を囲んで、カラオケ大会と相成りました・・・

 

 

(7月某日)

   七徳堂にて、柔道部。大泉君が来てくれたので、本郷・桂苑にて乾盃。もう一軒でもワイン。

 

(7月某日)

 暑い一日。東北本部からアレクセイ・コノネンコ師範代をお招きして指導いただく。最初から30名を超える参加者があり、大変な熱気になる。

 大阪・北河内支部から坂崎夫婦が出稽古、牧さんの娘さんの茜さんが入門。鳩山太郎さんも参加。

 基本中の基本として、「軸を意識して重心をそこからはずさないこと」を置き、そこからパンチを打つ姿勢、三種類のステップ、左と右カウンターのパンチ、システマの応用としてのテイクダウン等、積み上げ式に空道の全体系が派生するという見事な内容だった。

 自分は撮影に当たったが、撮影中にビデオの容量が満杯になるというアクシデントがあり、中村創さんのビデオを借りて難を逃れる。

 コノネンコさんと対談。今月末発売のゴング格闘技に掲載される予定。

 コノネンコ師範代って、塾長の空道をもっとも正統に分析・継承していたんだと感心する。

・準備運動
・基本の基本、「軸と重心」についての説明
・ストレートの打ち方
・パンチの基本稽古
・肩と腰を水平に保つ
・膝は内股に、曲げてボディを打つ、軸は垂直に保つ
・連打へ
・フックとアッパーの打ち方
・前蹴り
・回しけりの際の手の振り方
・後ろ蹴りはまっすぐに
・蹴りの基本稽古
・金的は腰を押し出して
・シャドーの注意、
 両足に均等に体重をかけるステップ
 左右交互に足を出しつつ上体は逆に回転させて連打
 サークリング
・左のみのシャドー
・リズムを崩すパンチ
・足踏みゲーム
・逆らわないダンス
・おでこ・膝タッチゲーム
・右ストレートを打つ時の右足の送り
・振り下ろしの右ストレート
・拳のどこを当てるか
・左パンチのみのスパー
・左パンチ、蹴りのみのスパー
・ボクシング
・ボクシングと左蹴りのスパー
・四つのシステマ式テイクダウン
 左足のカカトを救う
 右膝をかっくんとさせる
 左足ズボンを内側からひく
 左足に膝で大外刈
・質疑応答

 懇親会はさくらにて。コノネンコさんを迎え、大いに盛り上がる。自分は以前からの約束ゆえ、田仲信介さんを連れて「美熟女癒し会」に途中で参加する。

 

 

(7月某日)

 暑くて稽古していないが、東塾長、相談役とヒミツの会合をした後、銀座で皇軍バーというか、藤井という店に行ったので、面白くて東大の寺田元主将呼ぶ。ベンチ175キロと言うと塾長は私を疑った様子だったが、寺田が登場すると一変。尋常ではない身体しているからな。稲垣大王も来て、盛り上がる。

 しかし、寺田君が「この銃弾(10cmくらい)の模型を持っています」というのには、「?」

******************

 続けて、桂ももせずに市川大野の柏崎師範邸へ。武大卒、教員のカメちゃんが師範と一緒に刺身やらサラダやら作って下さる。遅れて奥様も登場。幹部部員三年生七人と、これまた盛り上がる。「投げられる方がおかしい」という師範の受けの秘技を深夜に目撃。タクシーにて帰宅。 

 

(7月某日)

 

(6月某日)

 講談社30枚と木曜に4本原稿を書いたため、一週間身体を動かせず。一時から四谷の坂町のスタジオにて、塾長と北斗旗の音入れ。終了後タクシーでビジネスマンクラス。えらく暑い。20名ほどで稽古。

 牧さんが娘さんを稽古に連れてくる。

・ストレッチ
・基本
・ミット
 単発
 フリー
 
・ここで色帯は松並クラスへ
・二人組み技研

 右ロー、右フックから襟をつかむ、スネに内股からキメ、引き上げて足払い、

 パンチに合わせてテイクダウン

 畠さんの説明で、ジャブをパリーしつつ大外刈

 回しながら大内、小内

 スネ受けからの膝返し

・グローブスパー2分
・面スパー3本
・組み乱取り1本
・寝技乱取り1本

 あまりにも汗をかき、着替えのTシャツも持っていないので疲れた。タラタラ寝技などやり、懇親会はさくらにて。

***************

 早朝から講道館にて、全国国公立柔道大会。

 予選リーグ、東北大戦。七大戦ではやられたが、国際ルールだとこちらに分がある。5−1で勝ち。
 大阪教育大戦、0−7。

 希望通りに本戦トーナメントへ。山口大戦、3−2で勝ち、ベスト8。しかしここで鹿屋体育大と当たり、0−7で跳ね返される。河野太郎監督はこの専門家を投げて一本勝ちしたんだから、大したもんだったんだな。

 淡路町の中華屋で、部員たちとはじけて騒ぐ。主将がこれて交代だ。トレーニングの鬼、ベンチ175キロの寺田君、一年間お疲れ様。部員をよく鍛えてくれました。 

 

(6月某日)

 金曜というのに、朝から武道館、柔道の全国大会。学生スター選手、上川とかがうろうろしている。

 東大は国際武道大。まあ、手堅く相手をしていただいた。0−7で完敗。

 講義後、門前仲町へ。審判に来られた1956年生まれの柔道家の会で「魚三酒場」。今回は山下泰裕師範も来られ、吉岡・松井・元谷の全日本準優勝トリオと凄いメンバー。末席を汚させていただく。うまい酒である。

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 ビジネスマンクラス。20人ほどで行う。打撃の週。

・ストレッチ
・基本
・なわなし縄跳び
・移動の要領で
 まっすぐ前進、後退 ジャブ連打、二歩進み一歩下がる
 蹴り、軸足を回転させての蹴り、大きく外に踏み込む
・全員でステップしてのパンチ、
 ジャブ、下がってジャブ、ストレート、フック、アッパー、左右にジャンプしてのフック
・グローブを着けストレート・フック・アッパー×15
・サンドバッグ;左右ミドル連打
・対人 頭を振って防御
    ジャブにジャブ返し
    右vs左
・グローブで二分
・面で一分×3
・組み技
・寝技

 自主トレは二階、半面にて寝技。懇親会はさくらにて。田中元則さんが、かんぽ生命仙台支店長にご栄転。ということで、記念に「お見合い」をセット。

 

(6月某日)

 七大戦でずっと行けていなかったスネークピットプロ練へ。

 サンドバッグ200、スパーは大江先生、歌川、清野、女子と10ラウンド。久々なので大汗かいてフラフラになる。深夜まで汗が出続ける。

 

(6月某日)

 雨降り、いよいよ蒸し暑くなってきた。ビジネスマンクラス。20名ほど。寝技中心の週。

・アップ
・基本
・ミット 基本、連打、フリー 
・エビ、這い
・以下、二人組みでの対人
 横たわった人の上で受け身、
 蹴り、 足廻し、
 横四方(掌で首と腕を押す)
・寝技での打撃の研究
 インチキ三角からクロスに腕を取り、片側に落として顔面パンチ
 横四方からの膝蹴り
・寝技スパー3ラウンド
・グローブ2分
・面1分3本
・組み1本
・ダウン

 自主トレ組は二階でグローブスパー。

○今週の気づき
インチキ三角からの下からのパンチは、下から上へというよりも横に倒した方が当てやすい。しかしオモプラッタで殴ろうとすると自分が上に位置してしまうから、反則になる。

 

 

(6月某日)

 深夜に仙台から帰ったばかりだというのに、5時起き。6:50羽田集合、北海道に乗り込む。札幌で神社の中にある遺族会館なる宿舎。トイレが詰まっている。部員たちと夜にラーメンを食べたが、柏崎師範が到着されたので、監督とともにお食事(と酒)にお付き合いさせていただく。

 早朝、6:30体操。

 第一試合、東大vs東北大は今大会もっとも白熱した試合と言われたが、大将決戦となって葛西にしてやられた。惜敗。対東北用に、葛西対策を藁谷浩一さんに講演してもらったりしたただけに、残念至極。審判が例年とあまりに異なる判定で、タックルしたただけで反則負けにされたり信じがたいところもあった。試合当日に突然ルールが変わるというのは、選手を腐らせてしまう。

 大魚に逃がしてガックリ。しかしすぐに北大戦。呆然としたまま戦ったせいか、保坂に5人も抜かれてしまう。試合にならない。こちらの大将の寺田も、平尾にクロスのピストルグリップで引き分け。万事休す。7人残しで破れる。

 試合終了後、やけくそでジンギスカンを食べに薄野に出る。ソーランをやっている。

 翌日、ナゴヤvs北海道は良い試合だった。涙目で観戦する。

 学生達が食堂でどんちゃん騒ぎしているところに行くが、本当は部長は出禁らしい。そのまま帰京。今年も魂の抜けたままの夏を過ごすのであろうか・・・

 

(6月某日)

 駒場へ柔道部。試合前最後の稽古。緊張が高まる。

 

(6月某日)

 過ごしやすい陽気、稽古日和、ビジネスマンクラス。オーストラリアから審査のために帰国された佐藤さんが参加。

 審査が来週のため、移動を牧さんの声掛けで行う。

・移動
・約束組み手
・投げ・寝技

 残り時間は、組み技。
・首相撲
・ロックをはずして帯をとり、相撲からのテイクダウン
・道衣をとり、煽りからの投げ

・組みスパー3本
・グローブスパー2分
・面スパー3本
・寝技

 自主トレは二階にて。八王子大会に出る中村さんの特訓。

 懇親会はさくらに移動しましたが、事務局長、塾長から連絡があり、佐藤さんを連れてさつきに移動。

○今週の気づき
・空道は個別の武道を集めたものというより、その「際」に面白さがある。首相撲のロックをはずして相撲からのテイクダウンは一例

・自主トレで「インチキ三角」下からのパンチを試す 

 

(6月某日)

   講談社の原稿34枚終わり、講義の後、柔道部。七大戦まであと一週間、気合いが入る。自分も4本ほど乱取り。

 

(5月某日)

    ビジネスマンクラス、雨模様。梅雨入りか。汗をかく。15名ほどで稽古を行う。盛岡から白帯の方が1年ほどの間在京ということで、初参加。

・ストレッチ
・基本
・ミット
 単発、パンチ二発連打
 左ミドル、右ストレート、左フック、右ロー、左ボディ、右ハイ
・ここで色帯は村上・伊東クラスへ
・二人組み技

 孫さんの解説で、横四方から腕枕でがっちり抑えられたときの対処
→上の相手の腕を押し上げて腕枕にさせない
 抑えられても距離をとりつつ、「二」を「丁」に戻して正対

 打ち込み
・右ロー、右フックから襟をつかむ、スネに内股からキメ、引き上げて足払い
 掴まれて切る
・相手のパンチに合わせて抜重、かかとを拾ってテイクダウン(コノネンコ式)
・グローブで前蹴りフェイントで半歩進んで膝、掌は相手頭に

・グローブスパー2分
・面スパー3本
・組み乱取り1本
・寝技乱取り1本

 懇親会はさくらにて。見学に知り合いの女性が来たので、懇親会に誘う。まじめな女性で、稽古の終わりに礼法をしているとき、椅子から降りて一緒に正座していて、感心。ところがカラオケに誘うと清志郎の「キモチE〜」を絶叫。びっくり。また1人、新年会要員が誕生の予感有り。


(今週の気づき)
1.パスされ、のしかかってくる相手を下から押し上げるとき、首へ手刀を入れるだけでなく、もう片方の手を相手の腕に当て、エビをする
2.上になった者は「二」のように胸で押しつぶす。下になった者は横転して「丁」の形にして空間を作り、正対に戻す
3.パンチに合わせてしゃがみ込むと、タックルはいらない。右手でかかとを取ると、左手は尺骨を相手の膝の内側に打ち付けるようにすると相手が倒れる

*******************

 武道館にて、都学生団体。今年は国際ルールもかなり上位が見込める。

 9時半から試合開始のはずが、15分くらいからか繰り上げ開始。着いたらすでに明星大学戦が始まっており、大将が巻き込まれて負けたが6−1の勝ち。

 しかし帝京の壁は厚く、0−7。

 気を取り直して敗者復活で正念場、ライバル(とこちらが思っている)学芸大と先行、逆転、再逆転で3−3、内容勝ち。私が部長になって初めての学芸戦勝利。射手矢師範が呆然としておられて申し訳ないが、笑みが自然と湧いてきて止まらない。続けて、日本文化大に5−1。

 昨年と同じく、本来なら全国大会出場を賭けて慶応と激突するところまでこぎ着けた。ただし今年は記念大会のため、出場できる。ご褒美は9月の個人戦に14人を出せること。武者震いするな。
 

 

(5月某日)

   駒場で東大柔道部。新入生も全員出てきて、現役だけで26人、総勢30人で賑やかに稽古する。大勢いるのは壮観だ。これもここ数年、雰囲気がよくなっていることの表れだろう。

 私も一緒になってスピード打ち込み階段式、などやる。

 終了後、部員たちに「飯を食いに行こう」と誘うと20人がやってくる。懐との相談で、お好み焼き屋へ。豪快に食う。なかなか20人におごることはないな。これで日曜の都学生団体、6月の七大戦を乗り切るぞ!!

 

(5月某日)

 七徳堂。もう二週間と少し。なかなか良い調子で皆、稽古できている。

 いろいろと細かい修正。京大OBから、バックから足の絡め方を教わる。これは京大では体系化された指導プログラムのひとつだそうだ。

 

(5月某日)

 スネークピット。

 サンドバッグ300、シャドー

 スパーは歌川・清野両選手と6ラウンド。疲れた〜

 前後ステップ、重りパンチ、腹筋

 

(5月某日)

 過ごしやすい気温。20名ほど。ドバイから帰国された方、水道橋支部から出稽古の方が来られる。打撃の週。

 東北でコノネンコに習った対人をややってみる。

・ストレッチ
・基本

・なわなし縄跳び
・全員でステップしてのパンチ
 ジャブ、下がってジャブ、ストレート、フック、アッパー、左右にジャンプしてのフック
・移動の要領で
 まっすぐ前進、後退 ジャブ連打、二歩進み一歩下がる
 蹴り、軸足を回転させての蹴り、大きく外に踏み込む
 パンチから蹴り
・グローブを着けストレート・フック・アッパー×15
 2セット目は前後ステップで

・サンドバッグ;膝蹴り

・対人 頭を振って防御
    ワンツーに対してカウンター

 軽く面なしスパー ジャブのみ、ワンツーのみ、蹴りのみ、右vs左
・グローブで二分
・面で一分×3
・組み技
・寝技

 自主トレは二階、半面にて寝技。懇親会はさくら。

 

 

(5月某日)

 毎日新聞の震災復興会議に出るために、仙台に。さっそく東北本部へ。新装再開だ。

・基本
・移動
・対人 ジャブ、ワンツー、左だけマススパー
・面スパー

 脱力して右に右パンチを合わせるのが面白い。

 終了後、石巻の鈴木清治さん、本部の佐藤順さん・コノネンコさんから取材する。

 鈴木さん、佐藤さんとラーメン。

 

(5月某日)

 雨降り。暑くも寒くもなく稽古にうってつけの一日。いつもの通り20名ほど。寝技中心の週。今週は原稿が終わって飲んでばかりだったので動きが悪い。

・アップ
・基本
・ミット 基本、連打、フリー 
・受け身、エビ、這い
・以下、二人組みで
 蹴り、その対人
 足廻し、その対人
 ニーオンザ・ベリー対人
 横四方(膝で腰を押す、肘で腰を押す)
・サンボ十字固めと逃げ(顔にかかった足をはずして枕に)
 三角絞めと逃げ(腰を突き出す)
・寝技スパー3ラウンド
・面1分3本
・組み1本
・ダウン

 自主トレ組は二階でグローブスパー。
 懇親会はさくらにて。馬刺しの予定が、生肉に敏感なご時世で寄せ鍋に。形成外科医・杉田さんが初来訪。

 田仲さんが久々、稽古に戻って来てくれる。さらに、仲田さん、糸井さんがメールをくれる。

******************

 翌日曜。中野区柔道大会。東大から、高木道場で黒帯を取らせていただいた廣澤を団体戦に出す。二勝一分けで仕事をしてくれた。

 優勝はグラバカ柔道部。七大戦のような戦い方。でも大将の釣り込み腰は強烈。 

 

(5月某日)

 駒場で講義をしてBSの打合せをしたら遅くなり、そのまま柔道部。打ち込み、一年生と乱取り。

 早稲田で極真、それからサンボで世界大会五位(五木田勝選手と激闘の経験もあるという)藤井さんが来て下さる。

 

 

(5月某日)

   本郷、七徳堂にて東大柔道部。

 中村和裕さんが、グルジア人でモスクワのワールドカップで優勝したことがあり、MMAに取り組んでいる「どすこいラズマゼ」さんを連れて出稽古に来て下さる。部員はコテコテに絞られる。

 私はぼちぼち。相手のズボンを引き下げるパス等。

 

(4月某日)

 ビジネスマンクラス、20名強で稽古。組み技の週。自宅でひどい目眩、目を瞑っても暗闇がぐるぐるまわっている。軽い吐き気も。しかし家を出る。組み技の週。

・アップ
・基本
・シャドー3分、拳立て、腹筋、ケンケン
・ミット 単発、フリー
・首相撲の技術、基本
 片手は首、片手は二頭筋を内側から取って脇を開けさせて崩す、腰に掌を当てて投げる、首をとられてクロスに腕を入れ、肩まで入れて切る・・
・道衣の技術 掌でつっぱる、引き手を一方的に持つ、組み勝って煽る
 打ち込み
・組みスパー 3本
・グローブスパー2分
・白帯〜黄帯は伊東さん
・面で近づいて組む約束組み手。相手のパンチをかいくぐる。立て肘でガードしながら組む。
・スパー3本
・寝技一本
 

 アップをしているうちに目眩はなくなった。自主トレで数本、寝技も。
 懇親会はさくらにて。軍鶏鍋。おじや、鈴村さんが作るが、自分は雑炊派なので蒸らす前によそって食べる。

 結局、問題は講談社の30枚が完成していないことなのだと思う。明日から、書くぞ。

 

(4月某日)

 曇天、暑くもなく空道的には絶好の日和。20名ほどで稽古。

・ストレッチ
・基本
・ミット
 単発
 右ミドル(蹴り足で押す)、左ミドル、右ストレート、左ロー、左膝
 
・ここで色帯は松並クラスへ
・二人組み技研

 打ち込み、軽く横四方と頭の方向で押さえ込まれて正対へ、頭に回り込まれて足を入れて戻す

 右ロー、右フックから襟をつかむ、スネに内股からキメ、引き上げて足払い、浮き落とし、隅返し
 掴まれて切る

 前蹴りフェイントで半歩進んで膝、掌は相手頭に

・グローブで肘
・グローブスパー2分
・面スパー3本
・組み乱取り1本
・寝技乱取り2本

 なんだか疲れたので自主トレはやらず。懇親会はさくらにて。

 

 

(4月某日)

 スネークピット。サンドバッグを120蹴ったところでスパーの時間に。しかし3ラウンド目、歌川選手との蹴り合いでマットに左足が挟まり、外側靱帯が伸びたように。大事をとって中止。鈴川・井上・定の試合前組み技グループも一緒だったのでやりたかったのだが・・。

 望月さんが皆をしごく。パンクラスの防衛戦を控えた井上選手はミドルが凄くよくなっている。

 

(4月某日)

   最初は五人ほど、うち一人は入門したての方。もう一人が青帯。しかし次第に増え、最後はいつものように20名。打撃の週。

・ストレッチ
・基本

・なわなし縄跳び
・円運動 大きく、一人で
・まっすぐ前進、後退 ジャブ連打、二歩進み一歩下がる

・全員でステップしてのパンチ
 ジャブ、下がってジャブ、ストレート、フック、アッパー、左右にジャンプしてのフック

・グローブを着けストレート・フック・アッパー×15
 2セット目は前後ステップで

・腿上げ50
・軸足を回転させての蹴り、大きく外に踏み込む10、ワンツーミドル、ストレートフックミドル各10

・サンドバッグ;ミドルから足で押してパンチへ

・対人 ミドル ロー 前蹴り
・対人約束組み手 ジャブ、ストレート、ワンツー、フック、アッパー、ボディ、左右ミドル、ロー、前蹴りに対して防御・反撃

・グローブスパー、右vs左
・グローブで二分
・面で一分×3
・組み技
・寝技

 自主トレは二階、半面にて。懇親会はさくら、その後さらに花見。しかし花は半分散っていて、無粋にも我々はローの蹴り合いに終始・・

 

(4月某日)

   駒場にて、講義のあと柔道部。新入生が七人、稽古に参加している。背の高い学生が三人、みな力がありそう。

 自分も加わって乱取り。抑えたり、抑えられたりする。

 

 

 

(4月某日)

   ビジネスマンクラス。当初、四人しかおらずどうなるのかと思ったが着実に増え、最後はいつもの通り20名ほど。寝技中心の週。


・アップ
・基本
・ミット 基本、連打、フリー 
・受け身、エビ、背中で歩く、這い、仰向けから一気に起きる、蹴り、足廻し
・上から五つの攻め(さばき、落とし、抱え、かつぎ、ジャンプ)、下から四つの防御(足回し、遠回し、えび、背中歩き)
・横四方のコツ(膝で腰を押す、肘で腰を押す)
・横四方スパー
・寝技スパー3ラウンド
・面1分3本
・組み1本
・ダウン

 自主トレ組は二階でグローブスパー。

 懇親会後、吉祥寺へ。田中俊輔が故郷に帰るというので、送別会に十二時過ぎに到着。三時まで飲み、話す。

***************

 翌10日は中村和裕さんに依頼されていた吉田道場での講演。

 中村さんの後輩や教え子、桜庭道場、アライアンスのみなさんが3時間の稽古を終えた後、江戸末期の武道がいかに現在の総合格闘技や吉田道場という「クラブ形式の町道場」に立ち至ったかを1時間で語る。

 「お家」のために流派と命を賭けた幕末、流派間でルールある乱取りという形でのMMAを創始した講道館、国家のために命をかけるよう武道を再編した武徳会、寝技に特化した高専柔道、一対多の実戦を想定したため一対一の寝技を否定した嘉納治五郎、戦後に欧州に渡り、クラブで教えた元武徳会師範・・・といった話である。

 宇野薫選手が危機に来て下さる。光栄至極。


 

 

(4月某日)

 スネークピット。講談社明けでやっと行ける。

 サンドバッグ200、スパーは望月先生と歌川・清野両選手と、9ラウンド。久々だ。清野選手は、日曜にJnetの新人戦。

 望月先生には、猫がネズミをいたぶるようにいじめられる。仕方ないので、いちいち変則のパンチを合わせる手に。そうしたところ、望月先生は「武田幸三作戦」で、ローのみだれうち。まあ、ローはなんとかこらえる。しかしミドルをレバーに食い、悶絶。

 「死んだふり」から最後に10連打大爆発作戦に移行したところ、カウンターで眼球にフックを合わせられて、轟沈。

 明日の入学式は、専攻長として壇上で挨拶するのだが、青タンかなあ?

 腿上げ300、前後ステップパンチ、重りパンチ、腹筋。

 

 

(4月某日)

   朝7時まで講談社の「ケインズとハイエク」、30枚書く。

 ビジネスマンクラス、20人強。佐野君が川崎から出稽古生を連れて来て下さる。顧問の鳩山邦夫代議士の息子さんの太郎さんが入門。

 組み技の週。

・アップ
・基本
・シャドー3分、拳立て、腹筋、ケンケン
・ミット 単発、フリー
・首相撲の技術、基本
 片手は首、片手は二頭筋を内側から取って脇を開けさせて崩す・腰に掌を当てて投げる、首をとられてクロスに腕を入れ、肩まで入れて切る・・
・道衣の技術 掌でつっぱる、引き手を一方的に持つ、組み勝って煽る
 打ち込み
・組みスパー 3本
・グローブスパー2分
・白帯〜黄帯は松並クラス
・面でスパー3本
・寝技一本

 自分は武田鉄矢さんから「海援隊40周年コンサート」の招待を受けたため、6時に上がる。舞台は二時間半のぶっ通し。わんわん沸かせる。凄いなあ。武田さんとは、「武道と(金八)教育」というテーマで、来週に対談予定。ゴング格闘技の来月号なり。

そのコンサートの共催であるTBSの牧さんに、その後を仕切ってもらう。

 懇親会は、さくらにて。

 次回は、さくらの後に深夜花見予定。

 吉祥寺の田中俊輔選手は故郷の帯広に帰ると聞く。プロは引退かな?ちょうど花見をやっている時間帯に、送別会同時開催とか・・・

 

(3月某日)

 ビジネスマンクラス、審査二週の後に久々の定例稽古。

 最初、5人でスタート。徐々に増えて、最終的には20名強。接近戦(テンカオ、もしくはサイドにつく)の週。


・ストレッチ
・基本
・ミット
 単発×3
 ミドル・ストレート・フック・ロー・膝×5
・二人組み技研
 テンカオ
 右ロー、右フックから襟をつかむ
 掴まれて切る、バック肘

・グローブでフックを受けてフック返し
 フックを受けてアッパー、肘返し
・グローブスパー2分
・面スパー3本
・組み乱取り1本
・寝技乱取り1本

 懇親会はさくらにて。軍鶏鍋と馬刺し。カラオケ歌いまくる。
 久々、酒井さんに電話がつながる。しばし待って欲しい、とのこと。

 不器用な人だなぁ。そこがいいんだけど。
 

 

(3月某日)

 ビジネスマンクラス、審査。震災で、昇段審査6人の希望者が、4人棄権。2人だけで行う。

 終了後、伊東君と植竹君と3人で面スパー。二分二週、4ラウンド。

 帰りは中華で飲み放題なり。

 

(3月某日)

 ビジネスマンクラスの審査は地震で中止。

 本日はスネークピット。

・サンドバッグ200
・スパー、大江先生、今度Jネットの新人王トーナメントに挑戦する清野選手と6ラウンド。「動けてる」と大江先生はおっしゃるが、スタミナ切れで倒れる。反応はできてるが。
・腹筋
・ロー、膝サンドバッグ

 

(2月某日)

    ビジネスマンクラス。25名ほどで行う。次週が審査のため、対策。

・アップ
・基本
・移動
・対人約手
・受け身
・投げ
・寝技

・畠さんの8人組み手、練習
・孫さんの7人組み手、練習
・松田ルカ君の10人組み手(5+5相撲)

その後、スパーを行いました
・顔面3本
・組み1本
・寝技1本

 終了後、自主トレを行いました。グローブでのスパーと寝技です。

 懇親会は、さくら。私は仲田さんとカラオケに興じる。


 

 

(2月某日)

 午後、東大柔道部の引退式。まずは引退生と現役の試合から。それから現役+引退生対OBの対戦。OBはみな息が上がっていく中、毎日二部練をやっている現役組はさすがに攻めまくる。

練習となったので、自分も3日連続ではあるが道衣に着替えて三人と乱取り。終了後、パーティー会場に向かうために部室で着替えていると、ネクタイを締めたことのない部員同士が互いに締め合っている。ほほえましいというか・・・一年生・林は背中がなかなかのでかさになっている。

パーティーでは六人が祝福を受ける。そのまま二次会はさくら水産へ。終了後、路上でエールを切ることに。これが本郷の冬の風物詩だ。

 

(2月某日)

 ビジネスマンクラス。渋谷から白帯の出稽古があったが、尋ねるとかつて北斗旗にも出場した選手。佐野君とバチバチに打ち合う。

 気温が上がってきて過ごしやすくなった。最初から大勢で、最後は30人近く。いつものように少年部2人。女性は清水さん。北斗旗出場経験者は3人、世界大会出場者が佐野君と、バラエティーに富んだメンバーだ。

打撃の週。

・ストレッチ
・基本

・なわなし縄跳び
・円運動 大きく、一人で
・まっすぐ前進、後退 ジャブ連打、二歩進み一歩下がる

・全員でステップしてのパンチ
 ジャブ、下がってジャブ、ストレート、フック、アッパー、左右にジャンプしてのフック

・グローブを着けストレート・フック・アッパー×15
 2セット目は前後ステップで

・腿上げ50
・軸足を回転させての蹴り、大きく外に踏み込む10、ワンツーミドル、ストレートフックミドル各10

・サンドバッグ;パンチ4連打を20回

・対人約束組み手 ジャブ、ストレート、ワンツー、フック、アッパー、ボディ、左右ミドル、ロー、前蹴りに対して防御・反撃

・グローブを着けて、ジャブを受けた側が素早く左右どちらかのロー・ミドルを返すのをしっかり防御する
 ストレート・フックを受けた側が左右ローと前蹴りを返すのをしっかり防御する
・グローブスパー、右vs左
・グローブで二分
・面で一分×3
・組み技
・寝技

 自主トレは二階にて。寮生内田君、出稽古の中村さんも参加。バチバチにやり合う。

 懇親会はさくらにてしゃも鍋。美味しゅうございました。先週の佐野さんの後ろ蹴りについて、またしても盛り上がる。
 

 

(2月某日)

 ゼミ帰りに吉祥寺で飲んでいるという飯村支部長に合流。

 スタミナ稽古もせず、計4試合うち延長二試合でトーナメント4位とは。凄すぎる。相手はみな二十歳代前半。飯村支部長43歳。半分やないの。

 しかし技術おたくと言われる飯村支部長が、「いついかなる場面でも受けて立つ」護身武道の精神をもっとも発揮して下さったのは、大道塾史に残る出来事だ。

 まあ、昔の総本部のように毎日強豪とスパーできる環境は吉祥寺だけが作っているということか。選抜選手合同稽古といっても、飯村支部長が毎日やっているメンバーと水準は同じだからなあ。それを三ヶ月だけでなく、年がら年中やっておられるわけである。そうした場を持つ者しか、世界では勝てないということなんだろうな、今のロシア事情からすれば。

 その席で、望月竜介先生から、「金曜日に久々、やりましょう」と恐怖のお誘いをいただく。

********************

 で。東大入試の監督を終え、そそくさと阿佐谷へ帰宅、スネークピットへ。

 サンドバッグを160蹴ったところで望月さん現る。

 「ミットやりますか?」と明るく言われたが、これがきつい、きつい。単発でパンチを打つと、ローやミドルがバチーンと帰ってくる。反応は半分しかできない。ミドル連射、前蹴り、パンチ、腿上げが秒単位てせ押し寄せてくる。

 青息吐息で終了。長いと思ったら4分だった。

 そのまま、プロ練スパー。3人で、いきなり望月さんにレバーをきかされて、勘弁してよ、となる。望月さんとの3回目は、「最後の30秒だけラッシュ」作戦だったが、大江先生から「行け〜行け〜」と指令が出たので、仕方なく、一本背負い、首投げ、大内刈りで三回投げる。シュートポイントである。しかし自分は大の字、打撃では反撃せず。なさけなや。

 重り、腹筋。ふらふらでロー、膝蹴り、首押し。

 

(2月某日)

 柔道部、行ってみたら4時始まりかと思いきや、春休み日程になっていて、すでに部員は組んずほぐれつ。

 さっそく白帯をつかまえて寝技乱取り。黒帯も捕まえて寝技をやるが、一本を取れない。

 帯を巻き直していると白帯が「もう一本お願いします」。かわいいやないの〜と組んずほぐれつ。

 部員は元立ち15分とかでやる気満々。いい雰囲気だ。

 

(2月某日)

 ビジネスマンクラス。25名弱。佐野君が、「わざわざ」所嬢に新年会ビデオを見せるために来てくれるた(夜寝る前に一度見ないと寝付けないという)。寝技の週。


・アップ
・基本
・ミット 基本、連打、フリー 
・受け身、エビ、背中で歩く、這い
・膝からの支え釣り込み足で受け身
・上から五つの攻め(さばき、落とし、抱え、かつぎ、ジャンプ)、下から四つの防御(足回し、遠回し、えび、背中歩き)
・横四方のコツ(膝で腰を押す、肘で腰を押す)
・横四方から腕を取り、腕ひしぎ、腕がらみ、十字への体移動
・横四方スパー
・寝技スパー3ラウンド
・面1分3本
・組み1本
・ダウン

 自主トレ組は二階でグローブスパーのみ。延々とやる。 久しぶりだったんだもん。懇親会は8時半着、さくらにて。
 

 

(2月某日)

 灘高、東大教員の会とかで、教授だけで30名ほどいるとは、なんともはや。その懇談会が本郷であるというが忙しいこともありパスしようかと思っていたら、会場がなんと「講道館地下」。ならば稽古がてら、と七階に。

 一時間しかないのでアップしていると、寝技を白帯に教えている方がいるので一手お願いする。

 三回ほど押さえ込んで別れ際、「私は七十一才」と囁かれる。あらら。

 次に汗を拭いていると「やりましょう」と声ょかけていただく。体重は50キロほどか?軽快に動く老人だ。この方も別れ際、「七十歳だよ」。さすが、講道館。

 知り合いのTさんが見えたので、一手。力入れまくりで5分。良い汗をかく。

 そのまま地下で汗を拭きながらワインを飲んだのでした・・・ 

 

(2月某日)

 2時まで仕事、2時半に道場に着いたら、皆さん汗だくで移動稽古。そそくさと着替える。

 すぐに支部長審査のスパー始まる。もう少しからだ慣らしできるかと思っていたが。

 伊東君と澤井君も相手。山田支部長の相手など、大変な役割を果たす。山田支部長は、飛び込みの肘、ミドル、テンカオ、煽りからの支え釣り込み足と、空道の醍醐味を見せて下さる。やっぱりこの方は凄いわ。脱帽。

 自分はずーっと呼ばれず、寂しい。最後の高橋師範の打撃の相手。

 アッパーと肘と前蹴りが当たったような気が。しかし膝蹴りとフックで反撃をもらう。師範は息を切らしていないところが凄い。

 私54歳、師範56歳である。ガチンコのしばきあいできたのは、上々ではなかろうか。

 そのままBCに突入。最初は10人ほどだったが次第に増え、20人強で。組み技の週。

・アップ
・基本
・シャドー3分、拳立て、腹筋、ケンケン
・ミット 単発、フリー
・首相撲の技術、基本
 片手は首、片手は二頭筋を内側から取って脇を開けさせて崩す・投げる・・
・道衣の技術 
 打ち込み
 相手の胸につっかえ棒をする
 引き手を一方的に持つ
・組みスパー 3本
・グローブでパンチをかいくぐって組み付く
・グローブスパー2分
・白帯〜黄帯は松並クラス
・面でスパー3本
・寝技一本

 「和さび」で支部長さん方と宴会。伊東君、澤井君とお相伴。その中で田中俊輔選手がワールドカップ病気欠場と飯村支部長が頭を下げに来るも、塾長は「あー。ビザは補欠のは取ってないよ。セコンドでビザもあるから、飯村、出るように」とのお達しが。飯村さん、私とスパーしてる場合じゃない。酒を朝まで飲んでる場合じゃない。ワールドカップ・トーナメント、最高零下12度のモスクワで、どうなる、飯村名人!?

 

 

(2月某日)

   支部長審査で相手をせよ、と塾長かせお達しが。柔道部も試験休みで身体が動かせんなあ、ということで久々吉祥寺へ。

 飯村先生にミットをもっていただく。3ラウンド。サクサクとミットを蹴り、いい塩梅に息が上がってサンドバッグを蹴っていたら、先生が「スパーでもやります?」とお誘いが。喜んで、お願いする。

 しかーし。飯村先生はフェイントをかけまくるので、外見的には何もしていなくても、もの凄く脳が疲れるのだ。

 2ラウンドだけあしらっていただき、終了。

 で、さっそく家に帰るとハイヤーが。待ち合わせ時間を間違えていたらしい。BSフジ、プライム・ニュースへ直行。相撲八百長問題につき、話す。

 結構、エキサイト。

 

(2月某日)

   水曜に講談社のメルマガ原稿を一日で30枚書いて、今月も乗り越える。ほっとして、ビジネスマンクラスの丸亀ちゃんが神楽坂で新開店して「marugame」へ。翌日はNHK新書の打ち上げ、金曜は深酒と三連チャン。

 二日酔いが抜けないまま、ビジネスマン。

 20名強。今野さん、小嶋さんがOBとして稽古に復帰される。川口さんも五年ぶりだかに復帰。


・ストレッチ
・基本
・ミット
 単発
 つかみからのパンチ、肘、膝
 二分フリー

・ここで色帯は松並クラスへ
・二人組み技研

 打ち込み、軽く横四方と頭の方向で押さえ込まれて正対へ
 「左手のばし面を押し、右手おでこ前に尺骨当て」ガード。押し返したら膝、下がったら前蹴り
 右ロー、右フックから襟をつかむ
 掴まれて切る

・グローブで目ならし
・グローブスパー2分
・面スパー3本
・組み乱取り1本
・寝技乱取り1本

 懇親会はさくらにて。川口さん復帰祝い。

 

 

 

(1月某日)

 ビジネスマンクラス。新年会の翌週のせいか、少人数でスタート。しかしじきに増え、25人ほどに。打撃の週。

・ストレッチ
・基本

・なわなし縄跳び
・円運動 大きく、一人で
・まっすぐ前進、後退 ジャブ

・全員でステップしてのパンチ
 ジャブ、下がってジャブ、ストレート、フック、アッパー

・グローブを着けストレート・フック・アッパー×15
 2セット目は前後ステップで

・軸足を回転させての蹴り、大きく外に踏み込む
・サンドバッグ;膝蹴り連打

・対人

・頭を振る
・ミドルを左右、遠い距離から蹴る
・前蹴りに対して攻防

・スパー、右vs左
・グローブで二分
・面で一分×3
・組み技
・寝技


 自主トレはなし。懇親会はさくらにてしゃも鍋・馬刺し・鴨。佐野さんが、新年会のビデオを持参、鑑賞する。やはり面白い
 

 

(1月某日)

 毎日に著者インタビューを受け、そのまま七徳堂で撮影。

 寒い、寒い。あまりやらないつもりだったが、結局は四本ほど。

 出稽古の藁谷さんから、ノースサウス、サンボ式十字の腕切り、正対の解除など、沢山ヒントをもらう。

 

(1月某日)

   ビジネスマンクラス、新年会。

 ゆっくりした進行と思ったら、佐野一座の「新橋の夜」小一時間。門間さんの酔っぱらいは、あまりに堂にいっている。上手い演技というより、素ではないのか?キャサリンの「お客さん、官僚?」、いほり澤さんの絶品客引き、もんもんの畠さん、指導中にビールを飲む佐野さん、どれも爆笑した。

 この日のために一年間口説いた宮崎ノリピーも参加。かわいかったです。

 続く潮SM劇場にも絶句。金髪ノリピーと格好良い音楽に乗せて、松田さんを踏みしめる。

 「アズマニアクイズ」罰ゲームも、指名制で潮さんにケツ叩きの刑。

 二次会はさつき。いほり澤さんはここでも絶好調。田仲さんとユニットを組んでのワンナイト・カーニバルでは、田仲さんがバック宙を決めたのにびっくり。

 どこまで行くのだろうか、我が新年会。ま、私はさくらで飲みながら仕切るだけなのだが。

 

 

(1月某日)
 
 柔道部、今年初稽古。七徳堂。

 東海大・高木道場の平野賢人君が全日本選手権の東京都大会に挑むので、その稽古に来たいという。
 
 寒い、寒い。走っても寒い。

 寝技打ち込み、腕取り、亀取り、1分間抑え、七大戦ルール。息が上がっても学生が次々にやってくるので結構相手をした。10本はやったか?

 腰を下から散々蹴られて、パンク。久々である。

 フランス人の若者が出稽古に来る。寝技はなかなか強い。カンボジア、ラオス、コロンビア・・と一年間、世界を回っているそうな。講道館の朝稽古はすべて出た、と平野君が証言。ということは、君もすべて出たのだな。

 平野君は、夜勤で学費をすべて払い柔道を週六続けるという、脅威の柔道家である。

 風呂に入って、天国へ。

 

(1月某日)

   ビジネスマンクラス。30名弱で行う。体験入門一人、見学女性が一人来られる。
 
 この冬一番の寒さ。しかし、植野さんが窓を全開に・・組み技の週。

・アップ
・基本
・シャドー3分、拳立て、腹筋、ケンケン
・ミット 単発、フリー
・首相撲の技術、基本
 片手は首、片手は二頭筋を内側から取って脇を開けさせて崩す・投げる
・道衣の技術 道衣を持っての膝蹴り、佐野選手に習う「こかし」
→釣り手を持ち上げる、引き手は下げる。足の裏を相手の足に当て、自分は膝を伸ばす
・組みスパー 3本
・グローブでパンチをかいくぐって組み付く
・グローブスパー2分
・白帯〜黄帯は松並クラス
・面でスパー3本
・寝技一本

懇親会はさくらにて。いよいよ、新年会の内容が固まる。
 

 

(1月某日)

 スネークピット。新年初。ところが、打撃プロは誰も来ず。仕方なく、一般稽古に参加する。

・サンドバッグ160

・空ジャブ左右40ずつ
・空ストレート左右40ずつ
・空ワンツー20
・空1.2.3.4、10
・足スイッチ60
・足スイッチから足上げ左右20ずつ
・左空ミドル20
・右空ミドル20

・ミット
 左ミドル20 持ち手の前足を境にして、右にしっかり踏み込んで正面から蹴る。右手は顔につけて、頭が動かないように固定する
 右ミドル20
 左右ミドル連打10
 ジャブ40
 ストレート40
 ワンツー20
 1.2.3.4、10
 ワンツーミドル10
・補強
 腹筋腿上げ30
 腹筋左右20
 背筋
 握力160
・ストレッチ

 結構、疲れた。

 

 

(1月某日)

 新年初ビジネスマンクラス。 最初は10人ほどだったが次第に増え、20人ほどで。

 今年は女子同士もスパーしましょう、と宣言するが、所君はいきなり目にたんこぶができていて棄権したいという。締まらないぜ。

・ストレッチ
・基本

・シャドー
・ミット
 単発
 二分フリー

・二人組み

 「左手のばして顔に当て、右手おでこ前に尺骨当て」ガード。左手で推して、押し返したら膝・肘、下がったら前蹴り、止まったらミドル
 右ロー、右フックから襟をつかむ攻防→道衣を持たれて切る稽古。

・グローブで肘の攻防。
・グローブスパー
・面スパー3本
・組み乱取り2本
・寝技乱取り1本

 自主トレはなし。

 さくらには、郵政田中さんも久々に参加される。新年会につき、密約。

 帰りの電車で、私と所、門間さんの三人に対し若い男がふらふら近づいてきて「殴りてぇ〜殺す!!ファック」、とつぶやきながらホームをついてくるので、隣の車両に避難。所嬢は「殴ってやる」と息巻くので、落ち着かせる。まあ、垂直に金的を蹴り上げるチャンスは滅多にはないものではあるが・・

 新宿で降りたら、その男が誰かにKOされていた。世の中、捨てたものじゃないね。

 

(1月某日)

 新春恒例、高木道場の稽古。新年二日、朝11時から。

 少し打ち込みをやり、さっそくに元立ち。白帯を着けているが、元二段くらいらしい人、高校生二人とやる。身体が朝では動かない。いささか酸欠気味に。

 それでももう一本やる。

 終了後、道衣のままで高円寺を闊歩しつつ、風呂へ。髪の長いガタイのいい人、年寄り、唄を歌っている人など、不思議なのどかな雰囲気。高円寺の新春である。

 引き続き、新年会。

 

 

(12月某日)

 中村和裕さんからチケットを頂戴したので、佐野君を誘って「戦極」へ。スネーク・ピットの井上学選手は、残念ながらトーナメント準決勝で敗退。2ラウンドしかないと、一回テイクダウンされると印象が悪い。せめて3ラウンドできないものかしら。そうすると15時間の大会になったりするからかな。

    途中、中村さん、小見川さんが客席に来られる。ともにお子さんがうまれたばかり。奥さんは美人だなあ。

 中村さんと一時間ばかり歓談。最近、ニュージーランドで世界ベルトを奪取された試合、私はパンチの防御が素晴らしいと思った。小さいグローブだけに、MMAでは防御は丁寧にやる必要がある。

http://www.youtube.com/watch?v=N0lt4v43EI8

 

 今年も格闘技に明け暮れた。実生活では、本を一冊書いて、さらに毎月30枚の連載もしていたのだけれど。

 2011年度も、よろしくお願いいたします。

 

 

 

(12月某日)

 最終回の稽古。自分は一時から湘南の藤沢・朝日カルチャーセンターで、「今年1年の日本を振り返る」という講演会。二時間やって、一時間質疑応答をする。

 そのまままっすぐに道場に向かう。五時半池袋着。

 幸い、スパーに間に合う。五本ほど。

 さくらは借り切られたので、またまた「永利」へ。皆、よく食うなあ。ここで4500円とは凄い食欲である。伊勢エビのスパイス炒めうまし。

 

(12月某日)

 年末審査。九時に池袋スポーツセンター集合。

 今回は審査改定の過渡期ということで、私は二三日前までにどのルールで受験するのか知らせてほしかったのだが、当日となった。

 さっそくに全員から希望ルールを聞き、その場で昇段希望14名の連続組み手の相手を組む。以前は人間を駒のように並べてやっていたのだが、それだとグダグダになってしまうので、事前に組んでいたのだ。

 なんとか組み技をやる頃には組み終わったが、相手が少なく、受験者を数分待たせることになり、うまく連続組み手の形にならなかった。

 私は、アマ武道組織は末端から日本代表までのそれぞれが武道を体験できるところに良さがあると思っている。最近では海外勢には普及が進んでいるが、国内で試合以前の塾生へのサービスは劣化している。なんとかしなくてはならないと思う。

 終了後、西池袋「永利」。中華だがエスニック系。東北と謳うが東北臭は強くない。どれもニンニクがきいてうまい。

 さらに道場忘年会にも出る。

 

 

 

(12月某日)

 年末のせいか、35名ほどの満員で稽古。今回も、23日の審査に向けてのメニュー。

 省略。

 スパーは、通常のように三本、それと組み技、寝技を一本ずつ。

 終了後、三階ではワールドカップの選手稽古が行われたので、自主トレは中止。懇親会は、さくらにて。

 さらに、若手を引き連れて小学校同級生の美熟女3人と飲み会。娘さんが28歳だと。若手が喜んでくれて嬉しかった。

 ただ、今回が最終回と認識していたのは間違いと寮生から知らされ、焦る。自分は7月、12/25に講演を依頼され、本部事務に尋ねたところ「12/23で稽古は終了」とのことだったので、受けてしまった。

 土曜の講演依頼は結構あるが、ほぼすべて断っている。それなので慎重を期したのに、やっぱりというか、なんというか。

 

(12月某日)

    ビジネスマンクラス。久しぶりに検察の田仲さんが復帰。よかった、よかった。
 23日の審査に向けて、そのための稽古を行う。

(1)移動稽古
手技
1.ステップインジャブ、ステップバックジャブ
2.ステップインワンツー、ステップバックワンツー
3.ステップインワンツーフック、ステップバック(ワン)ツーフック
4.ステップインワンツーアッパー

足技
5.前屈立ち前蹴上げ(後ろ足)
6.組手立ち前足中段前蹴り
7.組手立ち上段回し蹴り:振り抜いて半回転
8.組手立ち前足スイッチ上段回し蹴り:振り抜いて半回転
9.組み手立ち横蹴り
10.組手立ち後ろ蹴り
11.組手立ち上段後ろ回し蹴り
12.組手立ち膝蹴り

(2)約束組手
◇ねらい:審査の対象は、攻撃側と防御側の双方。
    対人で距離感とフォームを修得する。防御の基本を学ぶ。各二回ずつ。
ディフェンスに用いるのは、
@ 腕・脚でのブロック、パリー
A スリップ、ダッキング、スウェイ、ステップバック等、よける・かわす
B 受け流し(蹴り足を掬う、はじく等)
C パンチに対して腕で肩を押す、パンチ・蹴りに対し前蹴り等のストッピング

1本目.先手はジャブを放つ。後手はそれに対するディフェンスを自由に行う。
2本目.先手はワンツーを放つ。
3本目.先手はワンツーフックを放つ。
4本目.先手は右ロー(前足へのアウトロー)を放つ。
5本目.先手は左ミドルを放つ。
6本目.先手は右ミドルを放つ。
7本目.先手は右ハイを放つ。
8本目.先手は左中段前蹴りを放つ。
9本目. (攻撃側が左構えになって)左ストレート・右フック
10本目.先手はタックルを行い、これに対し後方に脚を投げ腰を沈めて切る(帯取り返しを施すべく先手の脇に内側から片手を差すのも可)

■白帯はディフェンスだけで終わる。青帯以上は、ディフェンス→反撃まで行う(例:ジャブをパリーしてジャブ返し)

(3)投げ技等
1. 受け身と動作
白帯:後ろ受け身 蹲踞から自分の勢いで後方に受け身を取り、蹲踞に戻る、五本
青帯:後ろ受け身(蹲踞から他の人間に押してもらって勢いを付け後方に受け身、蹲踞に戻る、五本
黄帯:前方回転受け身 (左右。正しい足・手の形で受け身が取れているか)
エビ(緑帯)

2.投げ技:以下は、打ち込みの最後の一本で投げる。投げられる側の受け身も審査の対象となる。

a. 緑帯:技の打ち込み
任意の投げ技をその場にて打ち込み二本。前方に一種(首投げ、背負い投げ、体落とし、払い腰等)、後方に一種(大外刈、大内刈、小外刈、小内刈、タックル等)

b. 茶帯以上:上記のうち、前方もしくは後方に移動しながら相手の移動する力を利用しつつ、投げ技る(移動打ち込み)二本
1種類 (首投げ、背負い投げ、体落とし、小内刈等)


3.寝技

a. 緑帯(基本技)
関節技を一種(腕ひしぎ系十字固等、腕絡、アキレス腱固、膝十字固、脇固から選択)
絞め技を一種(送り襟絞、裸絞、十字絞、三角絞から選択)

※投げ技からの流れで極める(例:ミドルを抱え、大内刈りからアキレス腱固へ)。

b. 茶帯(応用技)
下からの攻めの習得度を見る
一本目:緩く横四方で抑えられてからエビで正対に戻す動作
二本目:正対で下からの三角・十字・絞め・スイープから一種

c. 昇段(実戦)
上からと下から、各45秒のスパー
効果(マウントパンチ)および一本で勝敗を決する。

(4)スパー

スパーは、通常のように三本、それと組み技。

自主トレは二階にて。グローブと寝技。
懇親会は、さくらにて。

 

 

(12月某日)

 柔道部。境君、新田君の「卒論」を撮る。ああ見えて、結構よく考えてやっているんだな、と感心する。

 責了に向け、寝不足で疲れている。2本寝技をやったらふらふら。

 

(12月某日)

    我が人生でもっとも忙しい一週間。よく乗り切れたと思う。二冊同時進行というのは、自分には難しいな。
 本の校正一冊分なんとか渡し、ガオラの音入れ、鉄学収録、それから講談社の原稿30枚書く。

 書ききったのは深夜2時過ぎ。疲れて駒場から阿佐谷に帰り、忘年会の打ち合わせで「青二才」に寄る。
 すると店主が酔っていて「水は飲まさないですよ〜」と焼酎をがばがばつぎ、暴れるので、頭突きをかます。かなり凄い音が店内に響いた。
 そのまま店主およびもう一名と、土砂降りの中、延長戦で「山路」へ。二人は朝方、水たまりで水泳していました・・・

 すっかり「海老蔵飲み」である。しかしスッキリした。

******************

 ビジネスマンクラス。最初は10人ほど、じきに25名ほどに。ロシア支部の白帯旅行者が見学。

・ストレッチ
・基本

・なわなし縄跳び
・円運動 大きく、一人で
・まっすぐ前進、後退 ジャブ

・全員でステップしてのパンチ
 ジャブ、下がってジャブ、ストレート、フック、アッパー

・グローブを着けストレート・フック・アッパー×15
 2セット目は前後ステップで

・軸足を回転させての蹴り
・サンドバッグ;膝蹴り連打

・対人

・頭を振る
・ミドルを左右、遠い距離から蹴る
・ミドルの防御
・前蹴りに対して攻防

・スパー、右vs左
・グローブで二分
・面で一分×3
・組み技
・寝技

 終了後、二階にて自主トレ。門間さんが遅れて来たので、6本元立ち。所君も昇段希望というので、元立ち。

 懇親会はさくらのしゃも鍋で。

 

(11月某日)

 ビジネスマンクラス。本部BCにかつて在籍しておられた練馬支部の橋本さん、来たる。30名弱。寝技の週。


・アップ
・基本
・ミット 基本、連打、フリー 
・受け身、エビ、背中で歩く、這い
・上から五つの攻め(さばき、落とし、抱え、かつぎ、ジャンプ)、下から四つの防御(足回し、遠回し、えび、背中歩き)
・横四方、マウント、極め一つ、ニーオンザベリー
・寝技スパー3ラウンド
・グローブスパー二分
・約束組み手
・面1分3本
・組み2本
・ダウン

 自主トレ組は二階でグローブスパーのみ。懇親会はさくらにて。
私は翌日早いというのに、飲みにだけ来られた佐野さん、澤井さん、所嬢と、西池袋で二次会・・

 

 

(11月某日)

 柔道部。二部大会直前の稽古。「野獣になれ!!」と激励。

************

 で、大会当日、講道館にて。

 1回戦は二松学舎と、7−0勝ち。のびのびやれば、このチームは強い。

 しかし2回戦は決勝まで行った創価大と。

 最初の新田は、相手の強豪に有効負け(しかしこの相手は軽量ながら相当に強い)。次鋒の金田一は、120キロを豪快に投げて一本勝ち。

 ここで、リードする。次の光武が、もう少しで優勢負けで終わるところを踏ん張りきれず一本負け。

 問題は、寺田である。この子は怪力で、本当に強い。しかし試合で自分を過小評価しているというか、わざわざ小さく振る舞うところがある。
投げて技ありをとっておきながら、なぜか下がり続けて反則3で負け。残念至極である。その後は一本負けが続き、終わり。

 創価大といっても、試合は男と男の勝負なのだから、大学の名前には関係なく気迫を見せてもらいたかった。
 1-6負けというのに、準決勝よりも時間がかかったというのは、接戦だったはずである。体力・技術はかなり伸びているが、武道としての人間力で及ばないものがあったと思う。

 午後に、オープン戦で東大はなんと「国士舘」と当たる。しかし先鋒の清水は下から十字を極めかかる。そのまま体幹の違いで押しつぶされ、ねじるような絞めで負けたけれども、不思議と試合勘の良い奴である。今年、東大ではもっとも勝ち星を上げたのではあるまいか。

 

 

(11月某日)

  北斗旗前日。鳩山会館にて、大道塾30周年パーティー。

 帰りに、多田天骨さんが経営している店があると知り、中野で下車してみる。

http://luna-base.net/

 うーむ。こ、これは。バーなのに、地球防衛軍女子部がいて、少尉が酌をしてくれるらしい。しかも、口はきかないらしい。

 この日は、地球防衛はしていなかった。

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 翌日、午前中は締め切りに向け読書、午後に代々木第二へ。

 

 新人の加藤が一年半のキャリアで無差別優勝。これを、凄いと見るか、他がだらしないと見るか。

 仲間の佐藤君が出場したが、審判などあり、よく見られず。佐藤君の歓迎会をやるが、当人は財布を落として散々であった。

 

 

 

(11月某日)

 スネークピット。一月ぶりか?アップ、サンドバッグ200
 
 歌川・松重両選手と3人で三周スパー。調子良い。久しぶりに松重選手とやったら、強くなっていた。さすがプロは伸びが早い。

  腿上げ300、前後ステップパンチ、錘パンチ180、腹筋2種80、背筋80。

 

(11月某日)

 ビジネスマンクラス。今週は豊岡で講演があったこともあり、疲れて国立のみなみ治療院に行ったら見事に効かされた。ぐっすり二日寝たため、出稽古できす。心配ながら池袋へ。

・ストレッチ
・基本
・ミット
 単発
 二分フリー

・二人組み技研

 打ち込み、頭に回られて足を入れて正対
 短距離のミドル、押されて踏ん張る
 「左手のばし、右手おでこ前に尺骨当て」ガード。左手で推して、押し返したら膝・肘、下がったら前蹴り、止まったらミドル
 右ロー、右フックから襟をつかむ攻防→ヤスケピッチで十字まで。

・グローブで肘
・グローブスパー
・面スパー4本
・組み乱取り1本
・寝技乱取り2本

 自主トレは寮生の内田君が参加してくれたので、彼が元立ち。全員一周、私は二回。

 さくらは男ばかり。しゃも鍋旨し。カラオケ強行する。

 

(11月某日)

 ビジネスマンクラス。なんとか噂は広まったようで、本部のみ8名集まる。支部は6日前の通知にあきれて来なかったのか?塾長からは、松原さんのたっての願いだから仕方なくやる、というように伝わった由。別に私は願っていない。年に二度の全国大会がなかったらおかしいのと同じく、道場の行事がないのはおかしいと考えただけなのであるが。

 ともあれ、審査は新しいルールでは初めて。サクサク進んだのはよかった。青帯・黄帯も顔面にて審査。

 終了後、4人で自主トレ。2分で面を3本、寝技3本。病み上がりなので大の字になる。

 しかしさくらのカラオケは好調。やけくそのT嬢が友達を連れて来たので、盛り上がる(少なくとも私は)。

 

(11月某日)

 大学で柔道部の稽古に行ったら、部員は講道館の月次試合に出払っていた。仕方なく、数人で自主トレ。一年生をつ構えて寝技などやる。組み手の切り方などを部員と研究。

 

(10月某日)
 

 ビジネスマンクラス。講談社の毎月30枚の原稿と、NHK出版での次回作とが重なって眠れず、風邪をひいた。最悪。
 
・ストレッチ
・基本

・なわなし縄跳び
・円運動 大きく、一人で
・まっすぐ前進、後退 ジャブ

・全員でステップしてのパンチ
 ジャブ、下がってジャブ、ストレート、フック、アッパー
 左右にもステップ

・グローブを着けストレート・フック・アッパー×15
 2セット目は前後ステップで

・軸足を回転させての蹴り

・サンドバッグ

・対人

防御として、@頭を振る、すかす、Aブロック、スネ受け、Bはじく(前蹴り)、Cストッピングがあることを念頭に置きつつ

・ジャブに対して
・アウトローに対して
・インローに対して
・前蹴りに対して

・スパー、右vs左
・グローブで二分
・面で一分×4

 終了後、二階にて自主トレ。私は風邪ひきだったので、さくらへ早退しました・・カラオケ道に邁進して、ママと懇親を図る。

 日付が変わって帰宅すると、キューバの塾長からメール。来週審査やります、とのこと。前週である本日の稽古で伝えられなかったから、伝える手段がない。一応掲示板には書いてみるが、何人が知ることになるものだろうか・・

 

 

(10月某日)

   ビジネスマンクラス。30人近くで行う。寝技の週。


・アップ
・基本
・ミット 基本、フリー 
・受け身、首相撲からの支え釣り込み足での受け身
・エビ、這い、背中で歩く
・上から五つの攻め(さばき、落とし、抱え、かつぎ、ジャンプ)、下から四つの防御(足回し、遠回し、えび、背中歩き)
・下からのスイープとその防御(上から持ち手を切る、前屈して足裏を胸につけさせない)
・横四方、マウント、極め一つ、ニーオンザベリー
・寝技スパー3ラウンド
・グローブスパー二分
・面目慣らし、1分4本
・ダウン

 寮生に、毎週、秋の審査はいつ行われるのか聞いているのだが、返事がない。夏は合宿でだから、ビジネスマンは大半が行けない。とするとその前は六月か?年に何度も行えなくなってしまう。直前に発表というのでは審査に向けて稽古するという修行ができなくなってしまうのだが・・

 自主トレ組は二階でグローブスパーのみ。仲田さんが元立ち。懇親会は欠席、秋葉原にて小学校の同窓会があるのでそちらに移動。しかし、刺身にマヨネーズとは。絶句しつつ、河岸を変えて「たまねぎや」へ。
 
 

 

(10月某日)

 東大柔道部員のH君に黒帯を取らせるため、高木道場へ連れて行く。

 自分は海兵隊のレスリング王者とくんずほぐれつ。かみやにて、久々に飲む。

 

(10月某日)

 雨、雨の嫌な一日。さくらの一件もあり、心もどんよりしている。ビジネスマンクラス。接近戦の週。

・ストレッチ
・基本
・ミット
 単発
 ミドル5連打階段
 二分フリー

・ここで色帯は松並クラスへ
・二人組み技研

 打ち込み、頭に回られて足を入れて正対
 短距離のミドル、押されて踏ん張る
 「左手のばし、右手おでこ前に尺骨当て」ガード。左手で推して、押し返したら膝・肘、下がったら前蹴り、止まったらミドル
 右ロー、右フックから襟をつかむ攻防

・グローブでローへのカウンター
・グローブスパー
・約束組手
・面スパー4本
・寝技乱取り2本

 自主トレは打撃数本。寝技。

 さくらに行く。 上野さんが先行、二号の上司と仲良く飲んでいる。さすが、武道家。間合いの取り方が絶妙である。一階にて、銘酒・赤霧島をいただきつつ、カラオケ。松並、澤井、伊東の各君と、就職が決まった明大生のお祝い。

 来週からは元通りのシフトに戻すとママの言葉をいただく。嬉しい。

 つい、澤井氏と駒込のみっちゃんの居酒屋へ。

 

(10月某日)

   スネークピット。ホテルに缶詰になっていたので、完全に身体がなまっている。サンドバッグを蹴っているときから調子が悪い。

 アップ、サンドバッグ200
 
 大江先生は新居の片付けで来られず、四人で三週スパー。くたくた。久しぶりに気持ち悪くなる。望月さんがいなくてよかった。

  腿上げ300、前後ステップパンチ、錘パンチ、腹筋2種、背筋。

 

(10月某日)

 きつい一週間。まったく身体を動かさないまま。今週は週イチの運動だ。ビジネスマンクラス、打撃の週。

 秋田同好会の小松会長が稽古に来てくれる。明日は関東大会、お弟子さんが出るらしい。そういえば若いと思っていた彼も、去年の世界大会では三位になり、後進を育てる立場になっていたんだな。反応の早い人で、「オ」とか「キ」とかいう発音が出るとすぐに反射して答えてくれるので面白い。

ストレッチ
・基本

なわなし縄跳び
・円運動 大きく、一人で
・まっすぐ前進、後退 ジャブ

・全員でステップしてのパンチ
 ジャブ、下がってジャブ、ストレート、フック、アッパー

・グローブを着けストレート・フック・アッパー×15
 2セット目は前後ステップで

軸足を回転させての蹴り

・サンドバッグ;膝蹴り連打 

・対人

防御として、@頭を振る、すかす、Aブロック、スネ受け、Bはじく(前蹴り)、Cストッピングがあることを念頭に置きつつ

・ジャブに対して
・アウトローに対して
・インローに対して
・前蹴りに対して

・スパー、右vs左
・グローブで二分
・面で一分×4

 終了後、二階にて自主トレ。仲田さんと小松さんが元立ち。

 小松さん歓迎会をふくろにて。帰りにさくらに寄ったら、叱られる。来週からの懇親会や、いかに(続く)。

 

 

(9月某日)

   突然涼しくなったものの、稽古中はやはり暑い。ビジネスマンクラス、30名弱。寝技の週。


・アップ
・基本
・ミット 基本、連打、フリー 
・受け身、エビ、背中で歩く
・上から五つの攻め(さばき、落とし、抱え、かつぎ、ジャンプ)、下から四つの防御(足回し、遠回し、えび、背中歩き)
・横四方、マウント、極め一つ、ニーオンザベリー
・寝技スパー3ラウンド
・グローブスパー二分
・約束組み手
・面目慣らし、1分4本
・ダウン

 自主トレ組は二階でグローブスパーのみ。仲田さんがまたしても元立ち。懇親会はさくらにて。 ゼミがあり(一冊本を読む)週刊鉄学の収録があり(二冊本を読む)毎日の書評がありそれから30枚の原稿があって自分は来週一週間、どうしても時間がとれない。仕方なく、30年史の原稿をしゃべりながら、ワンセグでDREAMを見ながら書く。
 

 

(9月某日)

   ビジネスマンクラスの稽古後のさくらにて、こんなものを書きました・・・・30年誌に、いくつ掲載されるかな?

岩崎弥太郎)

 '58年宮城県生まれ。高校時代はレスリング56kg級で全国制覇。空手に転向後、初期の大道塾をリードする。'81年初めて開催された北斗旗無差別で優勝、初代王者となる。軽量級ながら目にも止まらぬ連打で西・長田という巨漢を相手に'82年の無差別も制し、二連覇。 158センチ62キロでニックネームは「小さな巨人」。連打の重要性を知らしめ、大道塾の方向性を決定づけた。'83北斗旗無差別優勝。'83,'84,'87年北斗旗体力別軽量級優勝。現在、仙台北支部代表師範代。

(長田賢一)

 長い手足、類い希なる運動神経に独特の武道観を兼ね備えたご存じ「ヒットマン」。強烈な右ストレート、膝・肘でKOの山を築いた。85,'86,'89,'92北斗旗無差別優勝・'84,'87準優勝。先輩である西良典、後輩である山田との激闘は初期大道塾の華であった。89年の市原戦、92年の加藤戦では先輩として高い壁となった。'84,'87,'89北斗旗重量級優勝・83'86,'88準優勝。80年代末にタイ遠征、ムエタイ初体験で王者と対戦。90年代初期にはオランダに武者修行に渡り、第一回「THE WARS」ではグローブ技術を披露。「たった一夜で実力日本一を証明」の活字が雑誌の表紙に踊った。180cm現・仙台西支部長

山田利一郎) 

 巨体からの強烈な左ミドルに精緻な技術、組みからの膝と投げ。打つ・組む・投げるが一体化した、寝技導入以前の「格闘空手」の体現者である。'87,'88,’94北斗旗無差別優勝・'86準優勝。'88北斗旗重量級優勝・'87準優勝。とくに’94での優勝は後輩王者市原海樹を制しての復帰優勝となった。指導にもすぐれ、右利きをサウスポーに仕立てる方針で知られる。岩木秀之、高橋腕らの王者を育成する。現・新潟支部長、北信越地区運営委員長。

飯村健一)

 80年代にデビュー、いまだ稽古で一線の選手を圧倒する、進化し続ける業師。早くからムエタイに注目、カウンターの膝と肘は他の追随を許さない。「THE WARS」ではグローブ戦でも連勝。寝技解禁後も打撃にこだわる打撃の職人。'89,'92,'94'04北斗旗中量級優勝、'99軽重量級優勝。'01第一回世界大会出場。現・吉祥寺支部長。支部開設後はキックと総合のプロ選手も多数指導、空道では短期間に志田、小野亮、田中俊輔、末廣智明らの王者を輩出した名伯楽でもある。

加藤清尚)

 二代目「小さな巨人」の加藤は初の全階級制覇達成者でもある。小柄ながら異様なほどの反射神経と「タテの回し蹴り」など独自の技、極限までのウェイト・トレーニングが作り上げた肉体美を誇る。'91北斗旗無差別優勝、'92準優勝。'88,'91北斗旗軽量級優勝、'93北斗旗軽重量級優勝、'01北斗旗中量級優勝、'01第一回世界大会中量級出場。「THE WARS」のグローブ・マッチでも当時無名のライアン・シムソンと激闘を繰り広げ、実力を称えられた。渡米修行中はキックの世界タイトルを保持。栄光から一転して大腿骨粉砕骨折の瀕死の事故を負い、そこからも立ち直った奇跡のファイターである。現・東中野行徳支部長。

小川英樹)

 体力別8回、世界大会1回の優勝を誇る軽量級の雄、人呼んで「天才」。他流派から北斗旗に挑戦、敗退して入門後は連勝街道をばく進。スープレックス、足払い、絞めなど誰も思いつかぬ技の開発ではまさに天賦の才を見せる。'93'97'99 '01北斗旗軽量級優勝、'05準優勝。'98北斗旗中量級優勝、'01第一回世界大会軽量級優勝。フランスでの「ゴールド・トロフィー」大会では投げられざま空中で相手を締め落とし、大道塾の実力を世界に示した。現・四日市支部長

 (酒井修)

 中量級から無差別を制した「浪速の超特急」。KOに対する嗅覚には芸術的な才があり、とくに95年の対・森直樹戦、対コノネンコ戦のKOで見せた一瞬の煌めきは今も語りぐさとなっている。'91北斗旗中量級優勝。'94北斗旗軽重量級優勝・'92準優勝。'95北斗旗無差別優勝・'91 6位。

アレクセイ・コノネンコ)

 ウラジオストク出身。考古学専攻の学者でありながら、東北支部師範代でもある「ロシアのサムライ」。畳上をすべるような流麗な足裁きに強烈無比のワンツー、ローは軽重量級三連覇からついに無差別をも制した。第一回世界大会には母国であるロシア枠から出場、第三回は日本代表となる。98北斗旗無差別優勝。'04,'07,'08,'08,'09 全日本軽重量級優勝・'03準優勝。'04北斗旗重量級優勝。'01第一回世界大会軽重量級準優勝・'09第三回準優勝。

 (山崎進)

 日体大柔道部を卒業後、各種総合格闘技大会に参戦、大道塾に入門した変わり種。大学柔道の雄・日体大仕込みの柔道をベースとし、頭突き・背負い投げからのキメを初めて北斗旗大会で活用したイノベーター。「面を着けても表情が分かる」と言われる激しい気迫の持ち主。96年無差別では一回戦でセム・シュルトを投げ捨て、負けはしたものの満場の喝采をさらった。稲垣拓一との対戦は一時代を築いた。'03北斗旗無差別優勝・'99,'00準優勝。'05北斗旗重量級優勝。'04北斗旗軽重量級準優勝。総本部指導員

 (稲垣拓一)

 '99,'00北斗旗無差別優勝。久々に現れた無差別二連覇の荒武者。つかみからのアッパーを得意とし、ケンカを彷彿とさせる組み手は空道のフロンティアを画す。'01第一回世界大会では超重量級に出場、最軽量ながらロシア人選手を次々に撃破する。準優勝ながら強い印象を残した。総本部伝統の「ガチンコ」の激しい稽古で知られる。体力別大会には登場しない社会人ファイターでもあった。総本部指導員

セム・シュルト)

 1973年オランダ・ロッテルダム出身。大会が開かれる以前の初期極真で最強と言われた外国人であり柔道でもヘーシンクのライバルであったオランダのジョン・ブルミン極真武道会会長が、秘蔵っ子として北斗旗無差別大会に送り込んだのが、2mを超える身長のセム・シュルト。初参加の1994年は現・岸和田支部長の品野圭司に一回戦で敗退、翌95年は寝技での顔面殴打の反則により三位に止まったが、身長もさらに伸び続けて2m10cmを超え、9697年とついに北斗旗無差別二連覇。外国人として唯一、無差別大会で連覇した王者となった。対戦相手が顔を見上げただけで顎が上がってしまうほどの身長差も大きな武器で、ジャブからのつかみと膝蹴りだけでKOの山を築いた。ローも強烈。後にパンクラスに参戦、プロ格闘家としても各方面で頂点を極めたが、なかでも得意とした試合ルールが道衣・面着用の北斗旗であったことは衆目の一致するところ。世界大会参戦以前に北斗旗から遠のきロシア勢との本格的な対戦が見られなかったのは惜しまれる。

藤松泰通) 

 静岡県浜松市出身。高校時代に柔道を経験、サンボでは全国大会優勝を果たし、大道塾入門。加藤・稲垣らに鍛えられ、組み技、強烈な極め技に加えて打撃にも避ける勘に独特な才を示した。着実に成長して2001第一回空道世界大会超重量級で優勝。日本勢の面目を保つ。体力別でも020305と重量級・超重量級を制覇したが、やはり特筆されるのは03年の大会で優勝しながら脳内出血し、一年半の長期欠場を余儀なくされたことだろう。その間に試合スタイルを再考、前蹴りを多用して間合いを取り、相手に打たせないスタイルを編み出して再起。05第二回空道世界大会超重量級も優勝を果たす。世界大会では日本人唯一の連覇者となった。北斗旗無差別は02040607と優勝、初優勝後は一敗もしななかった。

市原海樹)

 高校時代にボクシングを経験、170cmバンタム級だったが大道塾入門後、ウェイト・トレーニングにより半年で90kgまで増量。1988年、黄帯ながら北斗旗無差別5位。199093北斗旗無差別優勝、9192北斗旗 重量級優勝。上背はないながら独自に開発した強烈無比の(後に言う)ロシアン・フックと正確なローで、KOの山を築く。頭突き、投げも得意とし、格闘空手の荒々しさを象徴する存在であった。9192の北斗旗無差別では3位だったが、加藤との連戦は北斗旗史でもっとも観客を魅了する試合のひとつとなった。王者になった後、長田との再戦がなかったのが惜しまれるが、92の絶頂期に渡米、日本人として初めてUFC参戦、ホイス・グレイシーと戦う。準優勝した94北斗旗無差別では、渡米に帯同した山田利一郎と決勝で相まみえた。

 

(9月某日)

 高木道場。膝を悪くしてからなかなか背負いをかけられないので、他の技を模索。足車なんてどうかと思うが、なかなかかからないな。

 井澤先生、高田先生と、かみや。

 

(9月某日)

 久しぶりにスネークピット。 今夏は四回も神戸通いしたため、なかなか来られず。その間に井上学チャンプはパンクラス王座を防衛。ずいぶん絞れた身体になっていた。

 アップ、サンドバッグ120をやったところで歌川、新人2選手およびプロ志望の女性とスパー12ラウンド。シャツは三枚、びしょびしょだ。

 ここでは最軽量の相手なので、サウスポーでパンチのみとか、いろいろ試してみる。しかし、60キロに満たない人が、いくら額にジャブを受けてももひるまないのは、さすがプロ志向。私とは15キロも違うのに、アッパーを何発受けても倒れない。女性も、突っ込んでくので、ついついアッパーを入れてしまう。こんなことを大道塾でやったら女性から総スカンを食うだろうが、プロだから構わないのだろうか。と怪訝に思いつつ、すべてを躱すわけにもいかないのでつい殴ってしまう。

 腿上げ300、前後ステップパンチ、錘パンチ、腹筋2種、背筋。

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 そういえば、イノキゲノムに出場する元・若麒麟の鈴川選手が稽古していた。さすがに元幕内、でかい、でかい。サンドバッグで突っ張りをやっていたが、腕に力が入っておらず、ストレートがしっかり打てている。グローブを着けない限りパンチ力は相当にありそうだった。

 

(9月某日)

   週刊鉄学終了後、本郷の七徳堂へ。東大柔道部。

 大泉君が来てくれたので、打ち込み。そのまま学生と二本だけ乱取りをしたら、研究の時間となった。

 風呂に入り、部室で主将を食事に誘う。主務・高渕、二年の石井両君も来てくれる。世界大会についての感想など、肴に飲む。

 

(9月某日)

 9月に入っても暑い。ビジネスマンクラス。20人強。

・ストレッチ
・基本
・ミット
 単発
 左ミドル・右ストレート・左ボディ・右ロー・右膝
 二分フリー

・ここで色帯は松並クラスへ
・二人組み技研

 左手で押して膝をガード

 「左手のばし、右手おでこ前に尺骨当て」ガード。左手で推して、押し返したら膝、下がったら前蹴り、止まったらミドル

 右ロー、右フックから襟をつかむ攻防

・グローブスパー
・約束組手
・面スパー4本

 自主トレは打撃数本。寝技。道衣が濡れたままで気持ち悪し。着替えを持って来なきゃなあ。

 さくらに大勢で行く。

 

(9月某日)

 東北大が東京に出向いてくれたので、合宿。朝9時からと午後2時からの稽古に参加する。

 葛西主将にリクエストして、エビのコツや亀取りの脇の差し方を習う。東北の選手と亀取りを実際にやってみる。一本取られ、取り返せなかった。なかなか良い稽古になった。

 

 

(9月某日)

 朝9時から、武道館にて、東京学生個人、東大は団体で全国大会の直前まで行ったので、15人が参戦。

 広い日本武道館になんと「8面」の試合場がある。選手係はいないので、選手が自分から試合場と試合番号を見て、出て行く。「8/9」と買い手れば、第8試合場の第9試合だ。

 正直行って、去年はこてんぱんにやられた。なにしろ東京の柔道部員といえば、全国から推薦で集まってくるのだから、ここに出てくる選手たちは皆、毎日二部練、キックのプロと同じ意味で「プロ」である。団体は100キロ以上の選手が出るような強豪校では、いくら強くても軽量級は個人戦が主である。柔道に賭けていて、一年の総決算が全国個人だから、この予選からひとつひとつ息を抜かない。

 その大会で、三人が一回戦を突破。負けた組も、今年は時間切れまで戦い抜いたり、相手との差が見える試合ばかりだった。力の差、スピードの差、寝技の差と、多くの点で差はあるのだが、稽古の方針が立つような負け方だった。

 元主将の境は日体大の寝技主体の選手と寝技で押していた。頭を下げられた反則の有効で負けたが、当人も互角以上にやれたことに驚いたんじゃないか。高渕が戦った相手の松木武士(国士舘大学)は優勝している。主将の寺田は三回戦進出。

 驚いたのが、清水。一昨日の宣言通り、本当に一回戦で勝ってしまった。しかも飛びつき十字で一本勝ち。強い歴代主将が勝てなかったこの大会で勝てたのだから、OB会では数十年、威張れるな。おめでとう。

 

 

 

(9月某日)

 依然として、暑い。道衣がずぶ濡れになる。

ストレッチ
・パンチをストレッチのように。頭を振るのもストレッチのように。
・基本
・右ローを蹴りスイッチした状態から、逆構えで左ストレート、右フックのみ基本。

なわなし縄跳び
・円運動 大きく、一人で
・まっすぐ前進、後退 ジャブ

・全員でステップしてのパンチ
 ジャブ、下がってジャブ、ストレート、フック、アッパー

・グローブを着けストレート・フック・アッパー×15
 2セット目は前後ステップで

軸足を回転させての蹴り

・腹筋
・首

・サンドバッグ;前蹴り連打が必修 

・対人

防御として、約束組み手@頭を振る、すかす、Aブロック、スネ受け、Bはじく(前蹴り)、Cストッピングがあることを念頭に置きつつ

・ジャブに対して
・ワンツーに対して
・ワンツーフックに対して
・アウトローに対して
・インローに対して
・左ミドルに対して
・前蹴りに対して

・スパー、
・グローブで二分
・面で一分×4

 終了後、二階にて自主トレ。打撃を数本と寝技。

 懇親会はさくらにて。六人しか来なくて寂しい。伊東夫妻は家を購入すべく物件探しらしいが、我々の年代だとそういう時期もあるのだな。

**********

 翌日、家内の「ひねもすのたり」にて、奄美展。所嬢に来て貰う。といっても、プロジェクターのコードを買いにお使いに出てもらったのだが。フットワークが軽くて、助かります。

 

 

(9月某日)

 駒場にて、夏休み明けの委員会があったので柔道部。

 終了後、元主将の境、二年生の清水を連れてお好み焼き屋へ。

 そういえば最近、私がずいぶん昔に小沢一郎氏の勉強会で講演した折りに謝金を「50万円」いただいたという件を聞かれる。ネットに出ているそうな。小沢氏が流すはずがないから、検察が押収資料をネットにリークしているんだろうか?

   そのありがたい浄財は、このように柔道部の栄養費に使わせていただいている。

 

(8月某日)

   あいかわらず暑い一日。20名ほど。寝技の週。明大、門間さんの学生さんが入門。


・アップ
・基本
・ミット 基本、連打、フリー 
・受け身、エビ、背中で歩く
・上から五つの攻め(さばき、落とし、抱え、かつぎ、ジャンプ)、下から四つの防御(足回し、遠回し、えび、背中歩き)
・横四方、マウント、極め一つ、ニーオンザベリー
・寝技スパー3ラウンド
・グローブスパー二分
・約束組み手
・面目慣らし、1分4本
・ダウン

 終了後、自分私は疲れ果てて早々に着替えたのだが、自主トレ組は二階でグローブスパー。畠さんは元立ち。3時間、寝技も立ち技もスパーをやったというのに、まったくこの中年の方々は、よくやるなあ。

 懇親会はさくらにて。 翌朝七時起きで大阪でしっ゛か売却の契約なので、早く帰る。といっても、阿佐谷で青二才に立ち寄りはしたが。

 

(8月某日)

 インターハイ100キロ超級の田上創君から、電話あり。ゴング格闘技で取り上げた件の礼を述べてくれたのだが、「ただ、ちょっと、一点だけ違っています」と言う。「なんですか」と聞くと、「ボク、100メートルは14秒ではなく、12秒台の前半なんです」(!!)。

 なんと、120キロの巨体でありながら、12.3秒とかで走るというのだ。14秒と聞いたような気がしており、それでも凄いと思っていたのだが。やはりこの子は怪物である。

 

(8月某日)

   息子の小学校のPTA会長をながらく務めて下さった阿佐谷の大橋整骨院長から電話で、子どもNGOに対し「夢先生」なる講演を一時間ほどやってくれないか、との要請。大橋さんは早朝からの百マス講師とか、杉並区立第一小学校には大変貢献して下さったが、私はというと小学校に対しては何も貢献できなかったので、お引き受けする。

 大橋さんは一方で「道志塾」という空手道場を開いておられる。以前は阿佐谷の区民センターで教えておられたので、見学に行ったことがある。現在は三鷹駅前の好立地に進出。http://www.karatedou.jp/index.html

 たしか宮城出身という縁で、大道塾にもなんどか足を運ばれたことがあるそうな。西良典先生とも親交をお持ちである。

 で、「ふところ(懐)」という子どもNGOなのだが、ミャンマー人を夫人としておられる高森 拓也代表が、アジアへの支援に兵庫の「浜坂」の子ども達を同伴させるという試みである。息子は小学校で、高橋さんの講演を聴いたことがあるという。

http://sky.geocities.jp/matchan1300sb/

 今回は三鷹の道場に、浜坂から十名ほど小学生〜大学生までやってきている。私は、「学ぶということ」につき、一時間半、質疑で半時間、喋った。

 面白いのが、この高橋さんが、ミャンマー拳法の「ラウェイ」を招聘しておられるということ。ロンチョーらを呼んだのは、この方だったのだ。この点、大道塾はかつておかしなまがい物を呼んだ経験があるだけに、不思議な出会いではある。西先生、藤原敏夫先生らと団体を組んでミャンマーに試合に出かけたこともあるという。

 話が終わると子どもたちはマイクロソフトへ見学に出て行く。私がギャラ代わりの食事をいただいていると、阿佐谷出身、大橋さんの知人である元リングスの成瀬昌由さんが来られ、「前田日明先生の厳しさ」につき伺う。目のキラキラした方だ。やはり不思議な一日ではあった。

 

(8月某日)

   やはり暑い一日。20名ほどが参加。体験入門者一名。組み技の週。

・アップ
・基本
・シャドー3分、拳立て、腹筋、首
・ミット 単発、フリー
・首相撲の技術、基本
 片手は首、片手は二頭筋を内側から取って脇を開けさせて崩す・投げる
・道衣の技術 道衣を持っての膝蹴り、佐野選手に習う「こかし」
・打ち込み20本、
・組みスパー 3本
・グローブスパー2分
・拳サボで約手、アッパー・フックに反撃、インローに反撃、前蹴りに反撃
・白帯〜黄帯は松並クラス
・面でスパー4本

 ****************

   八巻建弐師範がロスアンゼルスから一時帰国とのことなので、獏さんが声をかけて下さって九品仏にて焼き肉。自分は稽古があるので、飲み会からの参加なり。

 八巻先生は、現在が人生で最強、七〇才で最強というのを実現してみまます、と仰る。現在46歳で、いまだささみしか食べない生活とのこと。

 夢枕獏、板垣恵介、林家彦いち、関根勤、八巻建弐、寺田克也、長尾迪、あと編集者小峰、お座敷を持って下さった秋田書店というメンバー。

 各界の凄まじい豪華顔合わせである。しかし、普通に考えれば接点はないな。マニアにしか分からない顔合わせ。

 マス・オーヤマに睨まれて、顔をそむける千葉真一のものまね、というのを関根さんが披露して下さる。爆笑。

 

 

 

(8月某日)

 スネークピット。今週は久しぶりに仕事が迫っておらず、三回目の稽古。

 アップ、サンドバッグ200、大江先生・歌川、新人2選手とスパー12ラウンド。久しぶりなので、ふらふら。

 シャツは三枚、びしょんこ。

 大江先生は左ミドルがきついので、左手で押して左に回る。ロープにぶつかるので、そのまま組む。
 ここで引くとミドル・ハイを食うので、我慢して組み。
 パンチを誘ってスウェイ直後のストレート等試す。

 腿上げ300、前後ステップパンチ、錘パンチ、腹筋。

 ラーメン横町で「背脂味噌つけめん」というのを食ったが、完食できず。透明感のないラーメンはジャンク・フードだと思う。 

 

(8月某日)

 七徳堂。学生は、朝すでに3時間やっている。午後の2時間は研究。

 最初に寝技の亀取り。3本裏表、一年生は強い奴もまだ取れるが二年生はなかなか成長している。

 正対下からの横返し、十字、三角、オモプラッタを反復。

 岡君が留学するので、作成した卒論DVDを主将に手渡す。岡君には挨拶もしてもらう。

 四年間、いろいろと苦労した話を25分間しているが、こうした新手の卒論というのも嬉しい。

 

(8月某日)

 久しぶり、飯村先生の吉祥寺に。お盆明けなので、やっているのはここだけ。

 アップから3ラウンド、ミットを持って頂く。いろいろとコンビネーションを思い出す。

 

(8月某日)

 お盆で大道塾が休みなので、初めて土曜に東大柔道部。

 それにしても暑い。しかも夜明かし。ふらふらで、立っているだけで汗が垂れる。

 打ち込み100、一〜二年を相手に4本。しっかり投げるには膝が怖いので、引きずり倒してバックから絞めと十字。

 くたくたで、高円寺にてマッサージ。固まっていた筋肉が緩む。

 

(8月某日)

 沖縄へ、東大・境主将とともに、インターハイ観戦&東大に稽古に来ている田上創君の応援に。柔道、100超個人戦だ。

 田上君は、最激戦区東京予選で、国士舘の二大エースを破って代表に。この二人は個人戦に出られない鬱憤を団体戦の本番で昨日、東海に勝ってはらしている。超重量級でこの学年にはもうひとり、東海の王子谷選手がいるが、田上君は中学時には二度勝っている由。

 一回戦は弘前実業の189cm130kgのS選手。引き手で襟を持ち両襟でひきつけられるが、二度やりとりした後、内股一閃!見事一本勝ち。二回戦は愛知・桜ヶ丘の180cm110kgF選手。もつれて亀になったところをいったん押さえ込まれて、逃げる。危ない。しかし大内から内股につなぐと横倒しに、一本勝ち。三回戦は簑島の173cm125kgO選手。これは凄かった。組むなり内股、立ったままで相手は空中で一回転する。

 四回戦はいよいよ強敵、嘉穂の170cm125kg、棟田のようにずんぐりしたO選手。組み手も厳しく、なかなか持たせてもらえない。しかし組み勝つと相手が頭を下げ、反則。指導も二つあり、判定勝ち。準決勝は福島・田村の184cm145kgO選手。あっさりと二度大内でころがして、見事決勝進出。

 田上君はおちついて椅子に腰掛け、監督とずっと喋っている。他の選手はみな学校・部や後援会とともに来ているので、声援は個人単位ではやりにくいものらしく、ほとんどかからない。アウェイである。お母様が「創、がんばれー」と試合ごとに声をかける。これが大変心強いらしい。私たちも大きな会場を相手に声援。しかし次々と投げてくれるので、実に爽快。

 

 決勝はやはり東海の王子谷と。東海は研究したらしく、釣り手で背中を叩いてくる。これだと大内に行けない。相手も技を有効には出せないのだが、かける姿勢にはなる。このまま試合終了。戦略負けだが、しかし堂々たる試合ぶりに、場内からはため息とともに拍手が。

 都立戸山高校といっても、部員はひとり。要はフリーである。自分で出稽古先を決め、自分で考えて行動する。団体で師範の命令通りに動くのが高校の柔道。しかも毎日死ぬほど稽古させられて初めてインターハイに出るのが常識である中、週に二回の稽古。これで決勝まで行った選手は史上初ではないか。進学校で決勝まで行ったとしても、団体ならばその選手は勉強もできるというだけである。個人で考えて行動したという点は、柔道界では類を見ない。しかも、技のキレは井上康生なみなのだ。場内を不思議な空気が支配した。

 

 終了後、ご家族と監督、東大OBの方で食事。私のサイズから、田上君がどれほど大きいか分かるだろう。といっても、お父上も大きいのではあるが。素晴らしい一日であった。

 

 

(8月某日)

   新連載の原稿を書き、高木道場の朝練に参加。六時半では、ほとんど身体が動かない。それでも高校生と打ち込み後に乱取り三本。

 帰宅すると、なんと原稿が消えている!どうしても修復できず、昼過ぎまでかけて20枚書き直し。夕方、自民党の根本匠氏と会食、そのまま神戸へ、草むしりに里帰り。

 

 

(7月某日)

   忙しくて稽古ができん。前日に朝日の音楽家自伝紹介(空道衣の写真使用)、中日新聞に民主党の参院選評、建築雑誌の原稿と三つ仕上げる。大道塾サマーキャンプ。

 所クンが一緒に行こうというので、上野待ち合わせ。勝田で昼食と駅の周りを探したら、「Friday」というラーメン屋を発見。これは中野に移転した「地雷原」が日替わりでやっていた店名ではないか。ということで、回転鮨を食いたいという所クンを「回転のネタは冷凍物の南米産だから」と説得。つけ麺を食べたが、流石にうまい。

 タクシーで「阿字ヶ浦クラブ」へ。着替えて体育館。審査の内容を、関東のBCと女子部に伝える。

 夕食後、二段以上と支部長さんが集まり、審査改訂について喋る。眠くなり、十時に就寝。

******

 四時起き。ふらふらして、五時からランニング。自分は2往復、前傾で足が砂浜から離れなかったから、競歩だな。佐野君が、クールダウンと波間にプカプカ浮いている。さすが、漁師。

 稽古は、約手。二分ずつ、一応ほぼ全部とマスをこなす。再び、今度は一般部に審査改訂を紹介。演武を、渡辺慎二、佐野、平田、能登谷の各専門家にお願いする。なかなか良い感じ。能登谷さんから、寝技を習う。

 帰りは塾長運転の車に同乗させていただく。楽ちんなり。

 本部について、「武蔵」にて鮨をご馳走になる。

 早目に帰り、バー「青二才」の清掃パーティーに参加。店員ポロシャツを買うと二杯飲み物が付いてくるのだが、せっかくだからそれを着て町内清掃するというプロジェクト「ポロニサイ」に発展させる。自分は遅れていったので、ひとりで中杉通りのたばこ拾い。ジェラード屋の女性に感謝されたので、「当店はずっと開店しておりますので、ぜひどうぞ」と営業もしてみる。町内掃除は恥ずかしいが、店員ポロシャツを着ていると恥ずかしくないから不思議である。渡辺金物のゴミつかみは実に高性能。

 

 

(7月某日)

ストレッチ
・パンチをストレッチのように。頭を振るのもストレッチのように。
・基本

なわなし縄跳び
・円運動 大きく、一人で
・まっすぐ前進、後退 ジャブ

・全員でステップしてのパンチ
 ジャブ、下がってジャブ、ストレート、フック、アッパー

・グローブを着けストレート・フック・アッパー×15
 2セット目は前後ステップで

軸足を回転させての蹴り

・腹筋
・首

・サンドバッグ;ロー、パンチを重視 

(松並クラスは分かれて)

・対人

防御として、@頭を振る、すかす、Aブロック、スネ受け、Bはじく(前蹴り)、Cストッピングがあることを念頭に置きつつ

・ジャブに対して
・ワンツーに対して
・ワンツーフックに対して
・アウトローに対して
・インローに対して
・左ミドルに対して
・前蹴りに対して

・スパー、右vs左
・グローブで二分
・面で一分×4

 終了後、二階にて自主トレ。打撃を数本と寝技。東大・境主将に下から帯を取って返すコツを教わる。

 懇親会はさくらにて。

 

 

(7月某日)

 高木道場にて、稽古。この道場も今週末で夏休みに入るので、私はこれが最後。次は夏の朝練か?

 久々に強豪の坪川さんともやる。藤井省太式に釣り手の掌で押すと、投げられなかった。自分としては、ここから背負いに入りたいのだが・・。

 

(7月某日)

 前に東大柔道部の女子に優勝祝いの飯を奢ったので、今度は男子四年生のねぎらいの会をやろうとしたら、もれなく女子二人がついてきた。別々にやらなくてもよかったかなぁ?

 東十条、「さいたまや」に三時半から並ぶ。豪快に食べて、カラオケ。

 岡君は灘高の後輩だが、はじけていて面白かった。一回帰ったのに、戻ってきた。『保健室の先生』という歌に爆笑。境主将はブルーハーツばかり歌う。趣味が私と同じかいな。騒いで面白かった。

 二日後、就職が内定した三人を祝うため、両師範にお声をかける。五反田、中村屋。中村和裕さんは、津澤先生、柏崎先生が来られるというので、駅で直立不動で待っている。

 さんざん飲んで、いつものように佐竹君が騒いで、こちらも面白かった。小見川選手もなぜか合流。小見川さんは野村忠宏にも勝ったことがあるらしい。諸君、世に出ても柔道の精神を忘れないように。

 

 

(7月某日)

 月曜に試合があるということで、伊東君は来ず。しかし基本ルールに挑む方は三人来ている。今回で稽古で基本ルールを行うのは打ち止めだ。

 今週いっぱい、塾長から依頼を受けて夏の合宿で発表になる審査を整理していた。その内容につき、紹介をして実体験してみる。


(1)移動稽古
◇ねらい:基本で学んだフォームを移動しながらも維持し、蹴りは振り切る感覚も修得する。

手技
1.ステップインジャブ、ステップバックジャブ

2.ステップインワンツー、ステップバックワンツー

3.ステップインワンツーフック、ステップバック(ワン)ツーフック

4.ステップインワンツー左アッパー(ボティもしくは顔に)

足技
5.前屈立ち前蹴上げ(後ろ足)

6.組手立ち前足中段前蹴り

7.組手立ち上段回し蹴り:振り抜いて半回転

8.組手立ち前足スイッチ上段回し蹴り:振り抜いて半回転

9.組み手立ち横蹴り

10.組手立ち後ろ蹴り

11.組手立ち上段後ろ回し蹴り

12.前屈立ち膝蹴り

※黄帯以上は、パンチとの連携で蹴る

前屈は1回のみで良い?

(2)約束組手
◇ねらい:審査の対象は、攻撃側と防御側の双方。
    対人で距離感とフォームを修得する。防御の基本を学ぶ。各二回ずつ。
ディフェンスに用いるのは、
@ 腕・脚でのブロック、パリー
A スリップ、ダッキング、スウェイ、ステップバック等、よける・かわす
B 受け流し(蹴り足を掬う、はじく等)
C パンチに対して掌底で肩を押す、パンチ・蹴りに対し前蹴り等のストッピング

以上を用いつつ

1本目.先手はジャブを放つ。後手はそれに対するディフェンスを自由に行う。

2本目.先手はワンツーを放つ。後手はそれに対するディフェンスを自由に行う。

3本目.先手はワンツーフックを放つ。後手はそれに対するディフェンスを自由に行う。

4本目.先手は右ロー(前足へのアウトロー)を放つ。後手はそれに対するディフェンスを自由に行う。

5本目.先手は左ミドルを放つ。後手はそれに対するディフェンスを自由に行う。

6本目.先手は右ミドルを放つ。後手はそれに対するディフェンスを自由に行う。

7本目.先手は右ハイを放つ。後手はそれに対するディフェンスを自由に行う。

8本目.先手は左中段前蹴りを放つ。後手はそれに対するディフェンスを自由に行う。

9本目. (攻撃側が左構えになって)左ストレート・右フックに対するディフェンスを自由に行う。

10本目.先手はタックルを行い、これに対し後方に脚を投げ腰を沈めて切る(帯取り返しを施すべく先手の脇に内側から片手を差すのも可)

■白帯はディフェンスだけで終わる。青帯以上は、ディフェンス→反撃まで行う(例:ジャブをパリーしてジャブ返し)

■「同じ支部内で同じ日に審査を受ける者が複数いる場合は、事前に約束組手のペアを決めて受験するも可」とするが、息の合わない相手との審査でも不利にならないよう、先手・後手のいずれが下手であるのかをしっかり判定する。もしくは、全員で回りながら、相手を二・三人変えて行う。以上、号令をかけつつ行う。


(3)投げ技等
◇ねらい:護身として、また打撃においても転倒した場合に必須である受け身は、白帯から確実に修得する。投げ技は、現時点では連携なしで緑帯が打ち込み、茶帯以上が移動しての投げ込みを修得する。寝技は、基本の攻撃を緑帯で修得、下からの体さばきもしくは攻撃を茶帯で修得する。自由乱取りは、昇段審査で行う。

1. 受け身と動作
白帯:後ろ受け身 蹲踞から自分の勢いで後方に受け身を取り、蹲踞に戻る、五本
青帯:後ろ受け身(蹲踞から他の人間に押してもらって勢いを付け後方に受け身、蹲踞に戻る、五本
黄帯:前方回転受け身 (左右。正しい足・手の形で受け身が取れているか)
※ 組み手が出来ても受け身が満足にできていない者に対しては不合格にする等、高配点の審査項目とする。

緑帯:エビ

他に、審査項目ではないが、稽古では腹ばいでの「匍匐前進」と仰向けでの「背中歩き」は修得すべき。

2.投げ技:以下は、打ち込みの最後の一本で投げる。投げられる側の受け身も審査の対象となる。

a. 緑帯:技の打ち込み
任意の投げ技をその場にて打ち込み二本。前方に一種(首投げ、背負い投げ、体落とし、払い腰等)、後方に一種(大外刈、大内刈、小外刈、小内刈、タックル等)

b. 茶帯以上:上記のうち、前方もしくは後方に移動しながら相手の移動する力を利用しつつ、投げ技る(移動打ち込み)二本
1種類 (首投げ、背負い投げ、体落とし、小内刈等)


3. 寝技

両膝を持った位置から、
a両膝を持って左右に振り入る。
b.両膝を割って入る。
c.片膝を担いで入る。
d.両膝を片手で抱えて胸で膝を圧迫し両手で抱える(縦四方へ)
e.両膝を畳に圧迫して入る
等から横四方・マウントになり、もしくは

正対下から、もしくは

正対上から


a. 緑帯(基本技)
関節技を一種(腕ひしぎ系十字固等、腕絡、アキレス腱固、膝十字固、脇固から選択)
絞め技を一種(送り襟絞、裸絞、十字絞、三角絞から選択)


b. 茶帯(応用技)
下からの攻めの習得度を見る
一本目:緩く横四方で抑えられてからエビで正対に戻す動作
二本目:正対で下からの三角・十字・絞め・スイープから一種

c. 昇段(実戦)
上からと下から、各45秒のスパー
効果(マウントパンチ)および一本で勝敗を決する。
※審判の恣意性をなくすため、判定勝ちはなし

(4)スパー

1. 白帯:黒帯もしくは茶帯が、手もしくは脚を用いたストッピングで相手をする。白帯はジャブ、ストレート、蹴りを用いる。一分間。
2. 双方白帯の場合は顔面なし、蹴りだけで一分間
3. 8級でジャブのみ+蹴り
4. 7級ストレートまで+蹴り
5. 6級でフックまで+蹴り
6. 5級でアッパーまで+蹴り
7. 4級で肘まで+蹴り+投げ
8. 3級で頭突きまで+蹴り+投げ
9. 2級からは寝技も加える空道ルール


以上、対戦者の級が異なるとき、下の級に合わせたルールで行う。


昇段審査の連続組み手は、
1.寝技なし空道ルール
2.講道館ルール(ズボンつかみは無制限に可)+膝蹴り
3.寝技

の三項目で行う

*******
 級ごとにパンチの種類を変えるというのは、審査を考えるとなかなか難しそう。フックとストレートの違いは、クロスカウンターではなくなりそうだ・・

 自主トレは打撃を数本。寝技も。
 懇親会はさくらにて。男だけで久々に集まる。
 

 

(7月某日)

 大学柔道部がオフになったので、久々、高木道場。

 火曜日なので人が少ない。しかも立ち技は久しぶりなので、疲れる。打ち込みと三本やって、帰りに高校で指導している福井君とかみやで談笑。 

 

 

(7月某日)

   空道の指導だったが、前日学生たちと食事中に中村和裕選手から電話をいただき、ドリームに誘われた。

 今回は、空道の白帯を着けて出場するとのこと。プライドがなくなり、いったんは戦極に移ったものの戻ることになり、気分一新ということだろうか。私としては、空道にお誘いしたのに優勝していただくことができず、勝ち星に飢えておられるのかと思い、悩んだが応援に行くことにした。さいたまスーパーアリーナだ。

 客席から応援と思ったが、控え室に挨拶に行ったらそのまま試合に登場する花道までご一緒することに。一時間前に田代トレーナーのミットにストレッチするように正確に打ち始め、5分ほどを3〜4本。30分前に畳を敷き、長南さんの指示でミット打ちから蹴り、タックル、下からと上から確認。お二人とも素晴らしい指示で、直前にやるミットとはこのように身体を覚醒させるものかと感動した。これは自分の指導にも生かしたい。

 何度も汗を拭き、青道着に着替える。白帯は本当に空道のもの。前面に「空」の字が見える。

 小見川選手も田代トレーナーのミットを打つが、入る時の身体の振りが素晴らしい。そこからフック三連打とかアッパー二連打とか変則のパンチも打つが、その前にターンしたりするので相手は付いて来れないのではないか。長南 指導の寝技もパウンドからアナコンダ・チョークへと流れるよう。完璧な仕上がりだ。

 私の横に座って気分統一していた中村選手は「究極は無だな〜」とぶつぶつつぶやく。そこから立ち上がり、私の肩を抱え控え室にいた全員を呼び、大きく円陣を組む。「大きな声を出して行こう、やってきたことは間違っていないぞ。行くぞ!」と声を上げ、全員で唱和 する。そのまま列を作ってゾロゾロと舞台裏に向かう。

 客は結構入っている。一万くらいか。このリングの中に、人生を賭けて一人で乗り込むのだから、チームを信じないととてもやっていけない。痺れるようによく分かった。

 試合は相手の蹴りは見切り、パンチを当て、タックルでテイクダウンを繰り返す。しかし相手はクロスガードから三角を狙うばかりで膠着。しかし1ラウンド目が10分なのでカズさんもバテてリスクを追い切れなかった。そのまま試合終了。判定は大差だが、次は一本を取りきる試合が求められるだろう。しかし10分だとつい安全策をとってしまう。5分の方が選手もアグレッシブになるのではないか。

 大汗をかいて控え室に。跳び膝はすべてプッシュで封じた。「飯村先生にアドバイスされたやつです。空道の試合に出た収穫です」と言ってくれた。本当に前向きな方だ。私まで気分が前向きになれた。あの小さなグローブだとどうしてもパンチがいくつかは貰うし、跳び膝を避けるにはムエタイの前手で押さえるのが最適と私も考えている。頭を振るパンチの入りは裸では必修だろうが、それと組み合わせていただければ本当に嬉しい。

 小見川さんの試合も凄かった。出る前に舞台裏で全員と抱き合ったのだが、その前に「絶好調ですね」と私が言うと「試合は分からないですから」と不思議なほどクールだった。試合はたんたんと一本的にやっつけて終了。ちょっと今の小見川選手を倒す人材は見あたらない。本当にビビアーノくらいしか試合にもならないのでは。30を過ぎてスタミナを使う試合ができるところが素晴らしい。パンツに何故か「愛」の字とマルクスの写真が縫い込んであるのが面白かった。

 引き返すとちょうど隣の控え室から青木選手を先頭に中井先生、八隅さん、マスクの北岡さんが出て行く。凄い緊迫感だが目があったら青木さんは黙礼して下さった。「極めるぞ、極めるぞ」とつぶやきながらの出陣。試合は、まさにその通りに。この人、やはりただ者ではない。

 全試合後、望月竜介さんご夫妻に誘っていただき、飯村さんの親戚ともども新宿の妙なスナック風居酒屋で青木さんの祝勝会、というか青木さんはいないので飯村さん・望月さんらコーチの慰労会。さんざん飲んだところに中村さんから電話あり、「五反田の『中村屋』で打ち上げやってま〜す」とのこと。この方は、試合で心身ともに疲弊しているはずなのに、どうにも人を惹きつけてやまないところがある。

 ご挨拶に五反田へ。しばらくお仲間の社長さんやテレビ局のみなさんと歓談していたら、吉田秀彦先生が来られる。まさにオーラの固まりだ(体重は110キロくらいか?)

シャンパンをさんざんご馳走になり、騒いで、最後は社長の車で送っていただく。若いがやり手の方である。ありがとうございました。

 

(7月某日)

 東大柔道部、七徳堂。

 一分間抑え、境前主将を抑えてみるが、30秒ほどで逃げられる。さすがに暴れて丸まる力が凄い。しかし二年生とは足抜きで上も下も抑える。腕取りにも挑戦、こちらも二年と、上も下も取る。ここで息が上がる。若い部員は汗まみれで続けている。現役大学生というのは体力が違うな。

 仕方ないのでベンチを久しぶりにやってみる。80キロが6発上がる。打ち込み80、乱取りは絞めるもののまた息が切れる。

 大泉さんに、バックにつかれてからの逃げを教えていただく。

 終了後、女子部三人を連れ、湯島のフレンチに祝勝会。当初、希望は「焼き肉」とのことだったが、さすがにいつも焼き肉はないだろうということで、「鶯谷苑」は回避。黒川君は残念そうだった。

 バルセロナ銀メダリスト、現博士課程松原ゼミ生の溝口紀子さんも激励に来て下さり、大泉さんも交えて濃い〜い柔道談義。

 黒川君が背中の写真を見せてくれる。蟹の甲羅みたいに筋肉がついて、正三角形になっている。恐ろしい。それを見た溝口さん、「私は銭湯で前面を見せたのに、『男が入ってきた!』と騒がれたことがある」、と述懐。それは、腹筋がボコボコに割れていたからじゃないのか。しかも連れが田辺陽子先生だったという。女子柔道界で史上もっとも男らしい二人である。溝口さんは選手時代、田辺先生のつながった眉をカットしようとしたことがあるそうな。爆笑の一夜だった。

 

(7月某日)

 スネークピットプロ練。どうしようもなく蒸し暑い。

 アップからサンドバッグ160。そこに望月選手が。お会いするのは半年ぶりか。さっそく憂鬱になる。

 スパーは望月さん、歌川・松重・清野各選手と女子のプロ志願者。13ラウンド、ふらふらになる。望月さんには反応できないので、顔面ガードの体勢でボディを打たせて相打ちでローを蹴るという「極真」作戦に。こうでもしないと何も出来ない。

 腿上げ300、前後ステップパンチ、錘パンチ、足上げ腹筋、上体上げ腹筋。よれよれで帰途につく。

 

(7月某日)

  暑い暑い一日。夜に雨が降ったが、道場は蒸す。組み技の週。今週も酒井さんは来てくれた。しかし珍しく植竹さんが顔を見せなかった。お遍路断行か?

・アップ
・基本
・シャドー3分、拳立て、腹筋、首
・ミット 単発、フリー
・首相撲の技術、基本
 片手は首、片手は二頭筋を内側から取って脇を開けさせて崩す・投げる
・道衣の技術 道衣を持っての膝蹴り、こかし
・打ち込み20本、
・組みスパー 3本
・グローブスパー2分
・拳サボで左フックに反撃、インローに反撃
・白帯〜黄帯は松並クラス
・面でスパー4本

 自主トレは二階で。仲田さんが元立ち、顔面数本、マウントからの返しを稽古。

懇親会はさくらにて。

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 翌朝、9時に講道館。全国国公立の大会である。東大はさっそくに弘前大・神戸大と七人戦。

 弘前はインターハイ出場選手も数人含む強豪で、昨年は5−1の完敗。身体が違う。先鋒の中野が彼にしては動き悪く、最後に技ありをとられる。金田一は押し気味に分け、新田も分けるが、境が組み手に厳しく互角に攻めていたので彼のベストバウトかと思いきや、最後の数秒で相手の組み手となり内股で飛ぶ。大将のマッスル寺田は投げから抑えて一本勝ち。昨年に比べれば見た目が互角と進歩しただけに、結果が1−4、それも終盤に飛ばされるというのは淡泊な印象。津澤師範からも、「執念が足りない、拳骨もの」と厳しい評。

 神戸大は、後半に大きな選手、大将が背負いの名手。しかし前半三人が次々に一本勝ち、境も逆転の一本勝ちで4−2の勝利。このあたりだと余裕があるのは、自力はついた証拠か。

 東北は、白帯から二年しかやっていない主将の葛西がどんな組み手をするのか注目していたら、引き込みというより尻を畳につけたシッティング・ガードからバックにつき、するすると腕をとって十字固めで一本勝ち。審判からすれば見たことのない引き込みなので反則も取れず、寝技ではまったく止まることがないので「待て」もかけられず、といったところか。面白い選手ではある。二戦完勝して決勝トーナメントに進むも、一回戦の相手が「準優勝候補」の埼玉で負け。

 名大も対千葉4−2、対電通大7−0で決勝リーグ進出、しかも初戦は対広大4−0で準々決勝に進出している。さすがに筑波戦では0−6だが、見事な結果である。

 七大の仲間が勝ってくれるとうれしいものだ。 

 

 

(6月某日)

   博論の審査があり、夕方に終わったので、久々に本部へ。佐野クラス。そのうち勉強に期待と思っていたが、七大戦でなかなか時間が取れなかった。いつも出稽古ばかりなので、本部は若い者が温かいな。

 約手。ジャブへの反撃、右ストレートへの反撃・・・とずっと続ける。

 首相撲、道衣の操作・・・低強度長時間で、結構疲れた。それでも内田、深沢らと打撃をして最近の選手のレベルが分かった。

 終了後、塾長に呼ばれて食事させていただく。

 

(6月某日)

 ビジネスマンクラス大会の組み合わせを行う。基本ルール軽量級5名、重量級6名。格闘ルール軽量級8名、重量級7名。空道ルール軽量級9名、重量級8名の参加である。

 数年前まで、この大会は基本ルールも空道ルールもすべてごちゃまぜで行われていた。軽い方の希望するルールに合わせるというやり方だ。当然、基本ルールが下の帯が勝ち抜くと、決勝まで延々と基本ルールが続くことになる。参加者はせいぜい15名くらい。全員でトーナメントを戦っていた。「参加者が少ないから仕方ない」というのが理由とされていた。

 私はこのやり方が大変に不満だった。日頃顔面のみならず組み技、寝技の稽古をしているのに、基本ルールだけを数試合するはめになりかねないからだ。試合は稽古の延長であるはずなのに、これではわけがわからない。

「参加者が少ないからこのルール」ではなく、「このやり方だから参加者が少ない」のである。そう確信していたので、私は当面は人数が足りなくともルールを分けることを強く提案した。塾長に受け入れていただいたので、ここ数年は私が組み合わせを組んでいる。その過程で、ビジネスマンともなると高齢者が決勝あたりでは不利になると気づいたので、年齢もハンデに加えるビジネスマン指数も提案し、これも了承された。

 今年は43名の参加を数えたが、この数字の多さはたんに「高齢者の方が元気」といったことを意味するのではないと思っている。P.ドラッカーも言うように、顧客というのはもとから存在しているのではない。「生み出す」ものである。30名近くの増加は、ルールを分けたことにより生み出された「顧客」なのだ。

 翻って、一般部でもそうした顧客の創造は可能なはずである。稽古や大会への参加者が少ないとすれば、それは「時代の趨勢」や「若者の覇気のなさ」が原因ではない。「顧客」が創出されていないだけなのだ。これは「空道の試合や稽古」というサービスを提供する側の問題である。

 江東支部の黒木支部長が道場開きをされたので、「目標道場生は?」と尋ねてみた。300人くらいが答えかなと思っていたら、なんと「目標は1000人」とのこと。さすが新興プロレス団体で顧客を創出してきたマグナムである。意気や良し。互いに頑張っていきたいものだ。

 

(6月某日)

  スネークピットプロ練。

 サンドバッグで160、すでにシャツ一枚がずぶ濡れに。

    着替えて松重選手、清野選手、歌川選手とスパー。大江先生、ボンちゃんも加わり10ラウンド。肩でブロックする構えに変えて、打ち合ってみた。 さらにシャツがずぶ濡れ。

 腿上げ300、前後ステップ、おもりでパンチ、背筋、足上げ腹筋、腹筋。腹踏み20、ロー左右15。汗をかきすぎ。

 

 

(6月某日)

 蒸し暑い一日。

 ビジネスマンクラス。前回から、本格的に白帯にも顔面を教える体制にする。松並さんに大いに働いていただいている。感謝。

・ストレッチ
・基本
・ミット
 単発
 左ミドル・右ストレート・左ボディ・右ロー・推して「後ろ蹴り」
 二分フリー

・ここで色帯は松並クラスへ
・二人組み技研

  身体に当てる
 「左手のばし、右手おでこ前に尺骨当て」ガード。左手で推して、押し返したら膝、下がったら前蹴り、止まったらミドル

 ガードから首をつかんで膝

・グローブ目慣らし
・スパー
・面スパー4本

 自主トレは打撃数本。寝技。黒ひよさんに、クロスで持って引き込み、バックからキメの流れを説明。

 疲れに疲れてさくら。 所君・村上君と阿佐谷へ流れる。所君は騒ぎながらも、ちらちら携帯でミクシィしている。書き込みを見つけては泣いている。往生際の悪い奴だ。

 

(6月某日)

 七徳堂。柔道部は一週間オフだった。柏崎師範が試合の感想をおっしゃる。自分も尻馬にのり、感想。もうちょっと個人個人が七大戦用に型を持って欲しいと思っている。とはいえ一般論ではなく、現在の他大学を眺めてのもの。そのためには相互に批判し合うことが必要ではないか。

 大泉君も着てくれたので、打ち込み、軽く乱取り。組んだら投げるのではなくテイクダウンすることを繰り返す。バックについて送り襟絞め。

 加賀屋にて、大泉君と一杯。そのまま西日暮里の美奈子に流れる。月末で閉店である。 

 

(6月某日)

 七大戦以来、仕事が煮詰まっていて、十日は稽古できていない。

 暑い一日。初めての夏日、ビジネスマンクラス。大汗をかく。村上・澤井のサッカー・ファンは、現れず。門間君も家族で観戦とか・・・日本vsオランダ戦、8時キックオフ。

 半年休んでいた酒井さんがいよいよ復帰。よかった、よかった。


・ストレッチ、基本
・なわなし縄跳び
・円運動、ステップ・インで前進
・ステップイン・ステップバック・パンチ
・グローブを着けスト・フック・アッパー、移動しても
・腿上げ50
・遠いミドル
・シャドー
 腕立て、腹筋、首上げ
・対人
 頭を振る、スリップ、ウィービング、ダック
 グローブで攻撃から頭を振って避ける
 蹴り、ロー・ミドル・ハイを当てる
 ミドル腹へこめてすかす、ハイすかす
 前蹴り
 打ち込み、遠回し
・サンドバッグ
 ミドルの左右連続蹴り
・対人
 グローブ2分スパー
・面でのスパー4本

 自主トレは二階にて。打撃数本やったあと、寝技も。

 懇親会はさくらにて。日本はなかなかに善戦。一点取られたところで疲れ果て、寝てしまう。

 

(6月某日)

   朝八時台に東京駅集合。名古屋着、あおなみ線で競馬場前。武道観へ歩く。暑い。

 着くと名大が稽古中。高濱師範と眼が合うと、「お。東大は体が大きくなっている。稽古してきたな」。流石師範、お目が高い。

 他校も偵察。

 主将審判会議で組み合わせの抽選。ほぼ願い通り。一回戦は阪大とだ。

 栄へ戻り、食事してからミーティング。部屋に戻るがあまり眠れない。授業の構想など練るが、朝三時半に起きてしまった。自分は戦うわけではないので、眠くても構わない。そのまま構想を練ったら、結構はかどる。

 六時半に体操、食事。黒川君は笑っている。さすが今大会の中心人物である。豪快なり。

 タクシーにて武道観へ。

 アップ、開会式からいよいよ阪大戦。

 一時先行されるも、抜き返して対等のまま副将へ。境が二人抜いて、東大の勝ち。これで二日目へ進出だ。

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 二日目。昨年と同じ名大戦である。昨年は八人差の大差で敗れた。

 今回は頑張った。しかしそれでも中ノ森、中川の壁は厚かった。六人差で敗退。三位となる。その名大も北大に三人差で敗退。今年の北大は強い。

 北大と名大の決勝、北大の次期主将・保坂が勝ち抜いて、名大は白帯の大将・島井選手が対戦した。私の記憶では、錬成大会には出場しているが、公式の七大戦は初出場のはずだ。いわゆる「置き大将」、自軍が勝ち抜いたら戦わなくてすむ位置での登場である。名大はそれまでの試合では島井選手を起用しなかったが、おそらく故障で出番を急遽与えることとなったのだろう。島井選手は、アクシデントがなければ今年も出場はなかったのではないか。

 この島井選手とは、私は昨年名大の稽古に参加させていただいた折り、乱取りをした。白帯から始めて、強豪の揃う名大でひたすら 稽古に打ち込んできたと聞いた。どの乱取りも引き込みから始め、必死の形相でしのいでいたのが印象に残っている(私は一本を取ることが出来なかった)。その島井選手の試合は、実に立派だった。強豪・保坂相手に、自軍の大将として一身に重責を担い、引き込みからいったんは帯をとって背中に回って攻めたのだ。そこを逃げられ最後には胴絡みにもかかわらず袖車のようにして絞められてしまった。参ったもせず落ちてしまったのだが、終了後、泣き崩れる様に、覚悟の程は「連覇に挑むほんものの大将」として試合に挑んだのだなと感銘を受けた。島井選手当人は悔しいだけだろうからかける言葉もなかったが、それだけの覚悟をもつ選手がいるようでなければチームは優勝などできないのだと改めて感じ入った。この大会でもっとも印象に残った選手(MIP)。東大に足りないのはこの気迫かと思う。

 続いて女子。昨日は着実に北大・東北大合同チームに勝ち。本日は決勝だ。

 

 見よ、黒川の勇姿を。これだけ雰囲気のある選手は、プロでもそうはいない。

 米山は日本女子大から出稽古に四年間通った選手。七大戦はこれが初めての参加だが、身体が強い。おまけに気も強い。胴がらみを持ち上げ、パスターにして相手の膝をひっぱたく。道場内の空気がささーっと引く音がした。

 結果は三引き分け、名大と引き分けてともに優勝である。名大の池永選手とも、昨年私が名大に行ったときと、今年の京都での合宿でも稽古した。着実に実力をつけていた。おめでとう!

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 大会終了後、京大・丹羽先生、名大・二村師範、増田さんと座談会。ちょっと喋りすぎたかな?

 とぼとぼ帰宅。また二ケ月は、ぼーっとして過ごすことになるのだろうな。

 

 

(6月某日)

   明日はいよいよ七大戦の移動。最後の稽古ということで、駒場にて参加。津澤師範も来られる。凄いなあ。この雰囲気に、師範も共鳴しておられる。

 疲れを抜くために、サーキットと打ち込み。自分も、10本投げてみる。久しぶりで学生に戻ったような気が。

 乱取りはそこそこに、打ち上げ。

 いよいよ、七大戦である。 

 

 

(6月某日)

 続けて。今日は駒場なので、チャリで行ってみる。40分ほど。

 打ち込み、100。乱取り数本。サーキットをやるというので、上半身裸にて付き合う。3分を二本(腿上げ、ジャンプ、バービー、腕立て、腹筋、背筋等)。これだけだとあまり息が切れないな。

  部員たちは、四年生が次々に丸坊主になり、肩のあたりも異様に盛り上がってきて、別の星から来た妙な生物みたいになっている。だんだん闘いのモードになってきた証拠だ。

 ○一にて焼き肉を食べて帰宅。

 

(6月某日)

 七大戦一週間前なので、本郷・七徳堂へ。柏崎師範も来られる。

 乱取りに数本参加。部員には、本番を想定するよう、指示が出る。良い感じの仕上がり。

 

(6月某日)

   ビジネスマンクラス。来週は審査なので、その稽古を行う。なんだかんだで30人弱。

・アップ
・基本
・移動(以上、伊東さんの指揮)
・グローブで目慣らし
・グローブでスパー
・松田さんの8人組み手予行演習
・面スパー
・ダウン
・道場訓 秋庭さん

 自主トレは二階にて、グローブで。そのあと、寝技を数本。

 懇親会はさくらにて。

 

(6月某日)

 東大柔道部。津澤師範もお見え下さり、熱気ある稽古ができた。幹部学年はぐちゃぐちゃになって乱取りしている。

 自分はというと、アップ後にいきなり寝技乱取りで苦しくなる。やはり打ち込みで息を上げてからでないと、きつい。現役部員はこのやり方で平気だが、やはり若いのだろうな。

 一年生に小宮山君の指導マニュアルを教えたりして、息を戻す。乱取り4本。

 

 

(6月某日)

 塾長とともに、空道体力別の解説。結構、好き勝手を喋ってしまった。選手のみなさん、失礼があったらスミマセン。とくに曳田祐一君(と、先に謝っておく)。

 喋り尽くしたが、唯一言い残したのが、空道連盟個人加盟の所属フリー、女子決勝まで進んだ「櫻井未奈」選手について。さすがに公式の解説では個人的な感想は挟めませんでした・・・

 どんな実績なのかネットで検索してみてビックリ。3月に新空手、4月にグラップリングの試合に出て5月に北斗旗、と続けざまに様々な大会に挑戦しておられる。一人でアウェイの大会に出るのは勇気がいるだろう。大したものだ(余計な感想を言ったらぶっとばされるところだった)。空道の女子部は以前から試合数が少ないと嘆く向きもあったが、これくらい貪欲にやる意欲が必要なのかも。対ロシアを考えるとなおさらだ。今後、空道にもぜひ参戦していただきたい。初回で準優勝だから、大道塾の女子部はうかうかしていられないぞ。

 

 

(6月某日)

   スネークピットプロ練。

 サンドバッグで200、いまさらではあるが、二連打は腰の回転と息上げにいいな。

 松重選手、清野選手、歌川選手と9ラウンド。肩でブロックする構えに変えて、打ち合ってみた。

 腿上げ300、前後ステップ、おもりでパンチ、背筋、足上げ腹筋、腹筋。腹踏み20、ロー左右15。

 

(5月某日)

 曇り空、気温は絶好の穏やかな一日。ビジネスマンクラス、20名ほどで稽古。寝技の週。


・アップ
・基本
・ミット 基本、連打、フリー 一ラウンドのみ。
・エビ、受け身、背中で歩く
・上から五つの攻め(さばき、落とし、抱え、かつぎ、ジャンプ)、下から四つの防御(足回し、遠回し、えび、背中歩き)をみなで実習
・寝技スパー4ラウンド
・グローブで目慣らし
・スパー二分
・面目慣らし、1分4本
・ダウン

 終了後、自主トレはグローブ。寝技もスパーを行う。
 懇親会はさくらにて。
 

 

(5月某日)

   駒場にて、柔道部。いよいよあと二週間で七大戦。一年生、二年生と乱取り、打ち込み。

 皆、顔色が変わってきた。

 

 

(5月某日)

 絶好の空道日和。組み技の週。支部長会議を受け、白帯の方にも顔面を想定して指導することとした。

 危険ではあるので、どのようにするのか研究しなければならない。


・アップ
・基本
・シャドー3分、筋力
・ミット 単発、フリー
 防具着用の上で、ボディに蹴り、パンチ
・打ち込み20本、
・首相撲の技術、基本
 片手は首、片手は二頭筋を内側から取って脇を開けさせて崩す・投げる
・道衣の技術
・スパー 4本
・対人打撃
・グローブで防御
 スパー2分
・白帯は、足を止めて面のさわり合い、蹴りマス
・面でスパー4本

 自主トレは二階で。数本やったところで澤井さんがバック肘を食い、目尻を切る。

 懇親会は五反田に移動、中村和裕選手の店「中村屋」にて。中村選手も交えて、盛り上がる。澤井さんも、当たり前のように飲んでいた。
 

 

(5月某日)

   東大柔道部、七徳堂にて。中村和裕さんが稽古をつけに来て下さる。金髪の怖そうな方も一緒なので誰かと思ったら、誠吾選手。吉田秀彦さんの最終興業、初戦を戦っておられた。六本木の居酒屋で支配人をしておられるので、昼間は辛いようだが、何しろ国士舘出身の重量級。寝そべっているだけで部員たちも攻略できない。

 もうひとり、昨年の部員が海外遠征した際にご一緒させていただいた明石一成さん(綜合警備)が参加される。国士舘では鈴木桂治と同期で副主将を務められたそうで、小柄ながら軽くひょいひょいと部員たちをこかしていく。まったく組み手争いをやらず正面から持って投げている。鮮やかなのでコツを伺うと、力の入っているところから急激に抜き、肩の柔らかさで崩すのだとか。まさに正統派柔道である。 さすが、インターハイ王者である。

 稽古終了後、中村さんと食事。先日の試合を振り返り、楽しく飲む。

 

(5月某日)

 スネークピットのプロ練。サンドバッグで200、近い蹴りの踏み込みを横にしたり、遠い蹴りで軸足をスライドさせてみる。

 新人さん、歌川選手、大江先生と9ラウンド。新人の方は、一週間見なかっただけというのに、もうバランスが良く強くなっている。疲れるなあ。

 腿上げ300、前後ステップ、おもりでパンチ、背筋、足上げ腹筋、腹筋。

 

(5月某日)

   東大駒場で柔道部。中井祐樹先生が来て下さる。部員、一同緊張の面持ち。次々に乱取りをお願いする。

 自分は一年生を中心に寝技、立ち技。途中、怪我した出稽古の方がいたので、救急車で搬送。

 稽古後、中井先生、幹部部員と焼き肉食べ放題の風風亭。中井先生の「日本の底上げ宣言」に、感銘を受ける。

***********************

 翌日、名古屋に移動。北斗旗体力別。会議にて、審査の移動稽古が簡略化、対人約手と受け身・組み技を入れることが塾長の要請で決定。それに合わせて、スパーも白帯から顔面を導入することになった。今週から、稽古は白帯から組み替えねばならない。

 北斗旗。中村和裕さんが参加されるので、ルール他で分からないことがあってはと、仲介者として同伴させていただく。以前稽古にお連れして懇意になった飯村支部長とともにセコンドに付く。

 一回戦、すくい投げからアキレス腱固め。二回戦は相手が場外際に逃げるので仕留め切れず、効果判定勝ち。

 中村さんは三試合前まで着替えず、リラックス。経験者は凄いなあと思う。次の試合が出番と待っていたところ、延長になると、ぱっとトイレへ走る。私がはらはらしてしまう。

 準決勝は対・加藤戦。加藤はデビュー戦ながら、予選から圧倒的な強さで一本を連取している新鋭。

 いきなり加藤のストレートが当たり、勢いで出てくる加藤を中村さんが払い腰で一回転させる。館内に大きなどよめき。その後は加藤のパンチをよけフックで首を取る展開。そのまま組み技になってテイクダウンするが、極めきれず、延長戦へ。

 延長も同じような展開。ダッキングしながら掌底を当てて首を取り、大内刈りなどでテイクダウンするが、マウントなりながらも首に抱きつかれて極めを取り切れず。それからも再三投げるが、一回転させるには至らず効果は取れない。加藤のパンチも さして当たらず、たまにポコンと音がするものの効いたパンチはなし。最後に、パンチに合わせてタックル、持ち上げて背中から落としたところで主審は「やめやめ」と制止。これはおかしいのではないか。主審はタックルからの投げを寝技に移行するための技としてしか理解していないようだが、投げ自体が効果につながる技であり、効果未満であってもポイントになるはずである。ここで終了。

 判定は、2−3で、加藤の勝ち。このまま加藤が決勝も勝ち、優勝。

 私は、道衣を使えてこそロシアのパワーを凌げるかと思い、中村和裕さんの参戦を歓迎してきた。確かに空道の細かいポイントを取る技術を欠いていたのは事実だが、しかし打撃で互角、組んで終始コントロールしたのは中村さんだから、これは中村さんの勝ちにしないならば、ロシアとはパンチのみでしか戦えなくなってしまう。藤松は打撃で互角でも組みで数回倒したら、それでいつも勝ちを与えられていた。何か釈然としないものが残る。 中村さん自身は、マウントで距離をとって極めとかニーインザベリーでの極め等の空道の細かなコツにこだわってまで効果を取ろうとはせず、打撃の許される中での柔道組みという課題に挑戦しているように見えた。

 加藤は次代の大道塾のエースとなるべき選手だと思うし、良い経験をしただろう。こうした選手が優勝したのは嬉しいが、期待の新鋭だけに判定に守られずに大敵を突破する試練を与えるべきではないかと思う。

 試合後、中村さんは「アウェイで一本を取れなかったから仕方ないですよ。加藤君は強かった」とだけ言っていた。白帯を付け自腹で参戦、閉会式にも参加して、清々しい印象のみを残して下さった。大道塾がこの経験をどう生かせるのか、これは我々の側の課題ではないか。

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 帰り、新宿支部の佐野君と、菊地選手の三位入賞を手羽先屋さんで祝う。菊地選手は何回か私のクラスにも来てくれたが、今回、蹴りよりも遠くに立ち、両手を下げてアッパー気味に打つ、「大月晴明」スタイルで挑んだ。短い稽古時間を最大限に生かすスタイルをよく編み出したものだと思う。おめでとう。

 

(5月某日)

 久々、スネークピットのプロ練。といっても、望月さんもヨースケさんもいないので、少し寂しい。

 サンドバッグで200、新人さん二人、歌川選手、大江先生と12ラウンド。汗はたっぷりかいた。とはいうものの、休めるのがヨースケさんとのラウンド(彼からしたら私とのラウンド)だけなので、互いに示し合わせたかのように手を出さないという、かつての地獄の大江・望月・歌川・ヨースケさんらとの12ラウンドを思えば、楽ちんだった。

 パンチを誘ってロー、カットを誘って軸足にロー、コーナーにつめてミドル、顔を押さえて膝、とかいろいろ試してみる。ミドルの軸足の返しを大きくするために、ジャンプをしてみる。

 腿上げ300、前後ステップ、おもりでパンチ、腹筋。

 

(5月某日)

 柔道部の赤門総会のため、駒場でまずは稽古。乱取りは一月ぶりだし、連休中は旅行していたので、一気に息が上がる。四本ほど。

 そのまま会議へ。

 懇親会でOBと懇談。現役は押さえ込みの鍛え方がなっていない、という話題になった。横四方で抑えるのに腹を引いて畳につけず、乗りすぎという方が結構いる。

 ただ、私からすれば、ちょっと違うんじゃないか、とも感じる。というのも、私もかつて同様の考えを持っていたのだが、柏崎師範の指導を伺っていて、その寝技体系だと、腹を乗せすぎて畳との間にできた空間は、腰を切ってつぶし、しかも相手の動きで抑えが緩めば、無理に力で抑えるのではなく別の技に移行するのだと理解するようになったからだ。

 腕力と腹ばいで抑える「静」の高専柔道vs腰切りと技の移行で抑える「動」の柏崎流、の違いである。後者は、国際ルールに則して編み出されたものだ、ともいえるだろう。

 私が気になるのは、OBが柏崎師範の指導に接することなく、現役の動きを「間違っている」と断じること。私は武道においてはいつまでも修行者だと自認しているので、自分の知らない動きを見ても「間違っている」と断じる前に「どうなっているのか」と尋ねるのが癖になっている。それからすれば、OBは武道に対し好奇心をあまりお持ちでないように見受けられた。七大学のどこでもOBの指示を現役が聞かない、といった話を耳にするが、現役は現役で現在の流れの中で現実に戦っているので、昔の知識を持ち出されても仕様がない、と思っているのではないか。

 もっとも、こんな話が出るのも、現役が相手を抑えながら逃がしているから。高専柔道のようにがっちり力で抑えるのか、柏崎流で華麗に抑えるのか、半端ということなのだろう。OBに批判を浴びないよう、後一と月、しっかり稽古してもらいたい。

 

(5月某日)

   暖かな一日。空道に絶好の日和。遠距離での打撃を中心に行う。

・ストレッチ、基本
・なわなし縄跳び
・円運動、ステップ・インで前進
・ステップイン・ステップバック・パンチ
・グローブを着けスト・フック・アッパー、移動しても
・腿上げ50
・遠い蹴り
・シャドー
 腕立て、腹筋、首上げ
・対人
 頭を振る、スリップ、ウィービング、ダック
 ミドル腹へこめてすかす、ハイすかす
 前蹴り
 打ち込み、遠回し、コマ、かつぎへの対処
・サンドバッグ
ローの連続蹴り
・対人
 グローブ2分スパー
・面でのスパー

 皆は自主トレしていたが、自分は講演と自宅の庭掃除のため、神戸へ。

 

 

(4月某日)

 吉祥寺にて、小一時間稽古。飯村先生にミットを3ラウンドもっていただく。毎回、コンビネーションが替わっていくのが実に面白い。

 五反田に移動、中村和裕さんの営んでおられる「中村屋」にお邪魔する。中村さんが来ておられるので、先日の吉田戦をねぎらい、おでん、手羽先、サラダ、ジンギスカンなどをいただく。美味しい。運んでくるのが先日の「アストラ」にも出場していた長倉選手なので、妙な感じ。

 中村さんは、次戦として空道の全日本大会への参戦を決意された。5月16日、愛知県武道館である。超重量級でのエントリーだ。全国の空道 超重量級選手たち、あと二週間、心して準備されよ!

 ひょっこり真騎士選手が来られる。レスリングで仙台育英に留学、国体やインターハイを経て全日本選手権で華々しく活躍、母国ベネズエラ代表として世界大会にも出場した。現在はMMAでパンクラス王者である。打撃も純粋に吉田道場だけで磨いている選手だ。「出稽古すると試合みたいになっちゃうから」とのこと。

 次戦はホドリゴ・ダムとSRCにて戦う。本日は大会のチラシを持ってこられた。私に「彼女募集中!!」と連呼していた(ただし、セクシーな人に限る、とのこと)。底抜けに明るい、好青年だ。

 

 

(4月某日)

 東大柔道部、学習院定期戦。

 七人戦は順調に二人が勝ち、一点リードしていたが最後に大将が投げられ、同点で内容負け。

*************

 翌日、七徳堂。柏崎先生も来られる。中村カズ選手は、吉田戦の直前は精神的にかなり大変だったらしい。師範にもお世話になった、とのこと。自分はいろいろと研究。

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 柔道全日本。一階最前列という特等の席を「講道館長」から東大OB経由で頂戴したので、仲田さんを誘って見に行く。内容は一般には低調とされるかもしれない(決勝に残った二人が、ともに外人には通用しなさそう)が、自分としては面白かった。高木海帆は将来有望。最後に「金次郎返し」を仕掛けて数秒差で決まらなかったのが、残念。

 吉田秀彦さんが来ていて、山下・篠原らの先生方が表敬挨拶をしていた。追い出したはずの人なのに、この歓迎ぶりは奇異には感じたが、 これまで全柔連の方針で拒否していたものの、本心はみなさん吉田さんには歓迎したかったのだろう。私としては吉田さんの柔道界への外部からの貢献(私財をはたいてのvivajudo等)や柔道普及の情熱はとてつもなく大きいし、本物の打撃を経た人が柔道界に戻るのは実に結構なことだと思う。せっかくなので、パンチを頭上から振り下ろす荒唐無稽な護身の形を作り替えてもらえないものか。 警察官に柔道経験者も多く、実戦には必要だろうから。(一部、改稿)

 

 

(4月某日)

   ビジネスマンクラス。武道に絶好の良い日和。20名ほどで稽古。寝技の週。
 今回は、先に東大の小宮山君が実演してくれた「足が利く防御」を空道に援用してみた。五つの攻め(さばき、落とし、抱え、かつぎ、ジャンプ)と、四つの防御(足回し、遠回し、えび、背中歩き)だ。

・アップ
・基本
・ミット 基本、連打、フリー 一ラウンドのみ。
 伊東君は3分
・エビ、受け身、足回し、足蹴り、背中で歩く
・上から五つの攻めを実演。下から四つの防御を実演。みなで実習
・寝技スパー4ラウンド
・グローブで目慣らし
・スパー二分
・面目慣らし、1分3本
・ダウン

 終了後、自主トレはグローブ。孫さんも北斗旗出場が決まったので、特別にミットで2ラウンド打撃。寝技もスパー。
 懇親会はさくらにて。
 

 

(4月某日)

 七徳堂、柔道部。柏崎先生来たる。

 部員がこの間にたまった疑問をいろいろ質問。研究を重ねる。

 自分は、小宮山紘平コーチの「東大柔道部修論」DVDを完成させたので、主将に手渡す。十分に活用してくれたまえ。

 終了後、池袋へ。中華料理屋にて、東塾長、麻生師範と総合格闘技の未来について相談。麻生先生は稽古中にふくらはぎを断裂したとかで、体調悪いとのこと。それでいて、喧嘩した帰りという。さすが、渋滞で割り込んだ車ともめて、先方が出てきて「オラ、やくざと知ってんのか」と凄んだのに対し、「馬鹿野郎、こちらはかたぎだ」とやり返した師範だけある。見た目の派手さは師範が上。

 本日も、「金色」のバスケットシューズを履いておられた。

 運悪く門間さんが通りかかったので、帯同してカラオケ。清水君も呼び出される。「自分は12時間も連続勤務して大変なのに、民主党は子どもに税金をばらまくのか〜」と憤っておられた。

 

(4月某日)

   四月というのに雪まじりの雨が降った翌日。組み技の週。

・アップ
・基本
・シャドー3分、筋力
・ミット 単発、フリー
・組み技は、これからは首相撲・柔道組みのどちらかできなく、自分の目指すべき組み方を決めるようにと注意する。
・打ち込み20本、遠回し、コマ
・首相撲の技術、基本
 片手は首、片手は二頭筋を内側から取って脇を開けさせて崩す・投げる
・道衣の技術
・スパー 4本
・対人打撃
・グローブでパンチあり首相撲
・グローブで防御
 スパー2分
・面でスパー4本

 自主トレは二階で。グローブで各自四本程。上野さん、孫さんと研究。上野さんが素面なのに口頭でしっかり指導したので、一同驚く。

 懇親会はさくらにて。奄美の焼酎二本持って行ったが、あっという間になくなる。

 アエラ記者庄村さん来たる。15年ぶりくらいか?「いまでこそ紙で読みたい本」という企画のインタビュー。装丁家・間村俊一さんの『鶴の鬱』を押す。一緒に飲む。
 

 

(4月某日)

 スネークピット、プロ練。

 サンドバッグ、蹴り200、シャドー

 大江先生が遅れて来られ、プロ志望の新人と一般生の方、ヨースケ選手を交えてマススパー6ラウンド。大江・望月・歌川各先生がいないので、ラクチン。 

 首回し3ラウンド、首押し60、腿上げ300、前後ステップ、錘パンチ、腹筋足上げ60、背筋60、腹筋50等、補助を1時間。

 

 

(4月某日)
   
 花見のシーズンなのに、肌寒い。関東大会前日で、15人ほどと少ない。ビジネスマンクラス。

・ストレッチ
・基本
・なわなし縄跳び
・円運動
・ステップ・イン・ジャブで前進、後退
・ ステップイン・ステップバック・パンチ10ずつ
  ジャブ・下がってジャブ・出て前手フック・下がってフック出てストレート・出て前手アッパー・左右ステップで右フック
・グローブを着けストレート・フック・アッパー15左右
 2セット目は、前後ステップしながら
・蹴り 大きくミドルを蹴って回転
・シャドー3分
 腕立て 腹筋 

・サンドバッグ4分4ラウンド
 課題はロー20

・対人
@ミドル短いもの長いもの
A前蹴り
 はたく、腹へこめてかかとをつかまえる
B打ち込み えび回転

・対人
・右vs左
・蹴り合いスパー2分

・スパー
 グローブ2分スパー
・面つけてガード
 スパー1分4本

 自主トレは、東大柔道部の寝業師・小宮山紘平君に来てもらい、『ザ・パーフェクト・マニュアル・オブ・正対』というタイトルで、「下からの防御体系」を実演してもらう。

 足回し・サイドからの足入れ・エビ・コマといった基礎運動が有機的につながり、目から鱗のビデオ撮影となった。

 懇親会は、「ふくろ」。

***************

 翌日は、関東大会。

 BC関係では、上野さん、佐野さん、伊東夫妻、孫さんが出場。上野さんは三位、佐野さんは準優勝。二人は、塾長から「ベテランに辛勝するようでは、若手はダメ」という言葉を頂戴する。凄いなぁ。伊東夫妻は、結婚記念日というのに、ともに殴り合いに挑む。信頼がないとできることではないな。
 

 

(3月某日)

 早朝出、9時から七徳杯柔道招待試合。南はラサール、北は函館ラサール。

 優勝は白陵だが、生田という小柄な選手に感心。どんな大きな相手にも丹念に組み勝っている。二位は初出場、今年東大に20名入った大阪星光、三位は川越、函館ラサール。

 宇都宮の、すべて一本背負いで決めた選手、城北のすべて内股で決めた選手など、ポイント・ゲッターがいるチームは見ていて面白い。終了後に中高生と四本ほど、稽古。

 ****************

 翌日も、灘高・川越・開成等四校に残ってもらい、朝から稽古。自分も10本はやる。朝稽古は実に久しぶり。酒が抜けた。

 

(3月某日)

 朝日の原稿書きで、稽古できていない。

 ビジネスマンクラス。今週も、30名近くで稽古。練馬支部から出稽古の方が来る。寝技の週。
 来週の関東予選に出場する上野さん、伊東夫妻、孫さんは特訓。

・アップ
・基本
・ミット 基本、連打、フリー 一ラウンドのみ。
 「三人」は3分2ラウンド
・エビ、受け身、足回し、足蹴り、背中で歩く
・上からパス・ニーオン・決め一種ずつ、下からスイープ・止め一種ずつ
・寝技スパー3ラウンド(「3人」+畠さんで6本回す)
・グローブで目慣らし
・スパー二分(3人で回す)
・面目慣らし、1分4本
・ダウン

 終了後、四人には、それぞれ5秒ずつの10人掛けを行う。瞬間的に防御する稽古。前蹴りなど使うかと思いきや、バチバチの殴り合い。来週は頑張って下さい。

 懇親会はさくらにて。友人女性お二人、Sさん、Kさんを招いて宴会。帰りに夜桜見物。まだ一分咲き。

 

 

(3月某日)

 先週は審査。  ビジネスマンクラス。30人近くが集まり、賑やかに行う。組み技の週。

・アップ
・基本
・シャドー3分、筋力
・ミット 単発、フリー、膝
・受け身
・首相撲の技術、基本
 片手は首、片手は二頭筋を内側から取って脇を開けさせて崩す・投げる
 内側から取れないとき、腰に当てて崩す
・道衣の技術、打ち込み
 片襟を両手で持ち、ケンケン内股の要領で亀にしてキメ
・スパー 3本
・対人打撃
・グローブで防御
 スパー2分
・面でスパー3本

 自主トレは二階で。グローブで各自四本程。組み技についてり研究、ミドルを捕まれて、袖を持ちつつみずから引き込み、草刈りで上下逆転、キメという流れを考える。

 懇親会はさくらにて。植竹さんの昇段をお祝いする。かんぱーい!
 

 

(3月某日)

 スネークピットが大江先生お休みのため、吉祥寺支部へ。

 試合に出る選手ばかり。田中俊輔は日曜に北海道にて試合。歌川・末廣両選手は21日。青木選手は渡米してストライク・フォース。四月四日は空道予選、石橋・宮地選手。

 アップ、ストレッチ、シャドー。ミットでは、手かざしガードから肩固め・膝と、同じ体勢からスウェイで膝。フェイントから肘。3ラウンド。末廣選手とパンチマス。青木真也選手、総合の選手、飯村先生、歌川選手と四ラウンド。疲れた。首相撲も。

 飯村さん、総合の選手と吉祥寺「真希」にて食事。

 

(3月某日)

   東大柔道部。七徳堂。今年の柔道部卒論の上映会を、寒い寒い道場にて行う。

 見たのは現役部員ばかりだったが、どう映ったのか?私はとりあえず、渡辺前主将の「前転してのキムラ」を稽古。

 これ、空道にも使えるな。「片袖を両手で持ち、膝を入れる→両手で煽りつつ、内股を軽くかけて亀に→足で腕を四の字に極める→左手でキメ→右前方に回転、相手も腕が極まるので前転後ろ袈裟からどうする?」というもの。

 乱取りを三本ほど。打ち込みは柏崎先生が来られたので、全員で捨て身技。帯取り返し、浮き技、前進する巴等。

 先生、学生を交えて、加賀屋で飲む。

 

(3月某日) ビジネスマンクラス。先週の支部長審査、ミットは支部長のアンケート結果次第らしい。25人ほどで行う。一週間、稽古をしていなかったので、疲れる。

・ストレッチ
・基本
・ミット
 単発
 左ミドル・右ストレート・左ボディ・右ロー・推して膝
 二分フリー
・二人組み技研
 「左手のばし、右手おでこ前に尺骨当て」ガード。左手で推して、押し返したら膝、下がったら前蹴り、止まったらミドル

 相手の右ストレートを左手で押す。左手で首つかみ、相手左フックをウィービングして肩固め。膝から膝車

 相手の右ストレートに右クロス、首つかんで肩固め。左手は相手の腰骨に当てて押し上げ、右後ろに投げる。

・グローブ
・ガード
・組む
・スパー2分
・面スパー4本

 自主トレはスパー3本。技を伊東、上野、松並の各君と。

 疲れに疲れてさくら。小学校同級生から電話あり、新宿にいるというので、上野・澤井・庵沢各君と。盛り上がって、一時間で引き上げる。

***************

 東大でいつも部員に稽古をつけて下さる落合雄太コーチ(セコム)が、会社での廃部とともに引退されることになった。巣鴨高校から中央大に進み、団体で全日本優勝を収めた中央最盛期の主将であられた。

 最終試合は全日本選手権の東京都予選。朝から綾瀬に出かける。部員にも花をもってきてもらう。

 一回戦で明治の現役に、有効をとったものの寝技でおさえられる。無駄をそぎ落とした組み手が身上の落合コーチだが、学生は雑な組み手で、返ってやりにくそう。美しい組み手は学生たちにも深い印象を残したようだ。全員で試合後のコーチを囲み、拍手する。長い間、お疲れ様でした。

 

(2月某日)

   東大柔道部卒業試合。延々続く、足先は寒い。

 終了後、懇親会。自分が作った卒論ビデオを流す。

・碇君 巴投げ 前三角からもぐり、スイープして三角のまま抑える。
・佐竹君 正対での防御の工夫。下から十字と見せかけて、逆の腕にオモプラッタ
・柳生田君 巴投げ 隅返し
・渡辺君 大内 背負い 前転キムラからの攻防 立ち姿勢からのキムラ

 いつものことだが、安堵感が漂う。これは運動会の部活に特有なのだろう。

 深夜、三次会の細雪で飲む。

 

(2月某日)

 スネークピット、プロ練。

 あまりサンドバッグ蹴りの調子がよくないので、空蹴りを繰り返す。構えは猫背で、蹴りは伸び上がってと大きく空間を使えるように。後ろ足に体重が残ると、スウェイができないので、修正。

 サンドバッグ蹴り160、シャドー5ラウンド

 大江先生、歌川・ヨースケ各選手とマススパー9ラウンド。歌川選手は、2試合を連勝して三月にも試合が決まり、好調。6ラウンドの時点で息が上がり、抜けたくなったがもみあっているうちに三週目。パンチでガードを上げさせてのミドルを練習する。大江先生に滅多打ちにされたので力なく倒れるふりからバックハンドを合わせたら、ヒット。先生が目に内出血。返り討ちで酷い目に合う。

 腿上げ300、前後ステップ、錘パンチ、腹筋足上げ60、背筋、腹筋、ロー30等、補助を1時間。

 

(2月某日)

 東大柔道部。春は朝9時からと午後のトレーニング2時間を週六でやっている。さすがに午前のみ参加。上智の諸君も来ている。

 寝技を四本ほど。打ち込みは100ほど、スピード打ち込みも。

 そのまま池袋へ。長らく編集してきた、大道塾の審査改定案を塾長にお示しできることとなった。私は支部長会議には参加できないが、入念に仕上げる。慎二さん、朝岡さん、飯村さん、山崎さんからもらった素案が、この時点ではよくまとまったものと思う。もちろん足りないところもあるが、それには2年後の再改訂を待つという条項を入れた。うまくいくことを願っている。

 

************

改訂案は支部長会議で承認されるが、各氏から出していただいた素案を級別に構成し直し、塾長と私とで詰めたのは、次のようなもの。

(T.移動)
手技

1.ステップインジャブ、ステップバックジャブ
2.ステップインワンツー、ステップバックワンツー
3.ステップインワンツーフック、ステップバック(ワン)ツーフック
4.ステップインワンツーアッパー

足技
5.前屈立ち後ろ足からの下段蹴り。
6.前屈立ち横蹴り
7.組手立ち前足中段前蹴り
8.組手立ち上段回し蹴り:振り抜いて半回転
9.組手立ち前足スイッチ上段回し蹴り:振り抜いて半回転
10.組手立ち後ろ蹴り
11.組手立ち上段後ろ回し蹴り
12.組手立ち膝蹴り

※黄帯以上は、パンチとの連携で蹴る

 

(U.約手)
◇ねらい:審査の対象は、攻撃側と防御側の双方。
対人で距離感とフォームを修得する。防御の基本を学ぶ

(1本目)先手はジャブを放つ。後手はそれに対するディフェンスとして、

1回目=規定内容 ・ジャブを右手でパリー
2
回目=自由。推奨例としては、右サイドへのヘッドスリップ→右ストレートなどでの反撃右手でパリー後、ジャブや右ローを返す等

(2本目)先手はワンツーを放つ。後手はそれに対するディフェンスとしてジャブを右手でパリーした後、

1回目=規定内容・右ストレートを左手でパリー
2回目=自由。推奨例:右ストレートの出端に、前蹴りでストッピング、右ストレートに対し、左ヘッドスリップ→左ボディアッパー、右ストレートの出端に、左インローを合わせる

(3本目)先手はワンツーフックを放つ。後手はそれに対しジャブを右手でパリー、右ストレートを左手でパリーした後、
 

1回目=規定内容:左フックを右前腕でブロッキング
2回目=自由。推奨例:左フックをウィービングで空振りさせ相手のサイドを取り、右ストレート等を返す                                                                     
 

(4本目)先手は左ロー(前足へのインロー)を放つ。後手はそれに対して

1回目=規定内容:左脚を内向きに絞り、左スネでブロック
2回目=自由。推奨例:左足を後方に引いて相手の蹴りを空振りさせて、右ローを返す

(5本目)先手は右ロー(前足へのアウトロー)を放つ。後手はそれに対して

1回目=規定内容:左脚を外向きに開き、左太腿前面(もしくは左スネ)でブロック
2
回目=自由。推奨例:左足を後方に引いて相手の右ローを空振りさせて、左ローを返す、右ローに合わせて、右ストレートを返す

(6本目)先手は左ミドルを放つ。後手はそれに対して

1回目=規定内容:左ミドルに対し、両腕でのブロッキング
2回目=自由。推奨例:左ミドルに対し左フックを合わせる、右スネでブロック

(7本目)先手は右ミドルを放つ。後手はそれに対するディフェンスを自由に行う。

1回目=規定内容:右ミドルに対し、両腕でのブロッキング
2回目=自由。推奨例:右ミドルをキャッチし、各種の投げに繋ぐか、リリースして右ストレートなどを返す、右ミドルに対し左スネでブロック

 

(8本目)先手は左ハイを放つ。後手はそれに対するディフェンスを自由に行う。

1回目=規定内容:両腕でのブロッキング
2回目=自由。推奨例:スウェイ→右ロー、両腕でのブロッキングをした後、回し受けで蹴り足を流して右ローを返す

(9本目)先手は右ハイを放つ。後手はそれに対するディフェンスを自由に行う。

1回目=規定内容:両腕でのブロッキング
2回目=自由。推奨例:スウェイ→左ロー、両腕でのブロッキングをした後、蹴り足を流して左ロー

10本目)先手は左中段前蹴りを放つ。後手はそれに対するディフェンスを自由に行う。

1回目=規定内容:下段払い
2回目=自由。推奨例:下段払い→右ロー、左腕で下から蹴り足を掬い、パンチに繋ぐ

11本目)(攻撃側が左構えになって)左ストレート・右フックを打つ。後手はそれに対して

1回目=規定内容:右手でパリー、左腕でブロック
2回目=自由。推奨例:右外にヘッドスリップ→左にウィービング、両腕でブロックをしながら右前蹴り

12本目)(左構えで)先手は左ミドルを放つ。後手はそれに対して

1回目=規定内容:両腕でのブロッキング
2回目=自由。推奨例:ブロッキング→ボディに右ストレート、右スネ受け→右ミドル

 

(V.ミット)
 

◇ねらい:審査の対象は、攻撃側とミットの持ち手の双方:ミット持ちの指示に対し、正確かつ強く攻撃する。それでもフォームを崩さない。いつ何が来るか分からない反撃に対し、的確に反応する。

     ミット持ちは、自ら攻撃の指示を出す。正確にミットを構え、的確に反撃する。

◇ポイント:ミット持ちは、第三者の号令を受けて構えたりサンドバッグの代わりに打撃を受けるのではない。ミット持ちは、スパーの相手をしている感覚にする。互いが上達すれば、激しいスパーの一部に代替でき、怪我をする危険が減る。

◇出来る限り近い段級でミットを持ち合う(白帯は例外)

(白帯):1分間。

    ストレート、ジャブ、ワンツー、左右ミドル、前蹴りのみ

    反撃はなし、ただし白帯に限りミットを持つのは色帯以上。

*ハイ、ローは、ミドルの蹴り方の応用であるので、青帯以上とする。

*ミット持ちは、「構え」で攻撃の指示を行う。左手を顔の横に出したらジャブ、右手でストレート、両方ならワンツー等。攻撃側は「言われて攻撃する」のではなく、「相手の構えに反応して攻撃する」ことを心がける。

(青帯):1分間。

    ストレート、ジャブ、ワンツー、左右ミドル、前蹴りのみ

   ロー、ミドル、ハイ、パンチによる反撃あり。蹴りに対してスネ受け、パンチにはブロック等の防御

(黄帯):1.5分間。

    フック、ロー、ハイ、膝を追加。連打もあり

   (ワンツー・ミドル、ジャブ・ロー、ワンツーフック等)。

    ロー、ミドル、ハイ、パンチによる反撃あり。蹴りに対してスネ受け、パンチにはブロック等の防御

(緑以上):2分

    パンチにアッパー、肘も追加。コンビネーションも複雑化する。

防御は、そのまま攻撃につなげても良い。(中段前蹴りでの反撃に対し、踵をつかみ流してフック等)。

 

(W.組技)

◇ねらい:護身として、また打撃においても転倒した場合に必須である受け身は、白帯から確実に修得。投げ技は、現時点では連携なしで緑帯が打ち込み、茶帯以上が移動しての投げ込みを修得。寝技は、基本の攻撃を緑帯で修得、下からの体捌きもしくは攻撃を茶帯で修得する。自由乱取りは、昇段審査で行う。

1.受け身(全員)

前方回転受け身 (正しい足・手の形で受け身が取れているか)

後ろ受け身 (自分の勢いで行う/他の人間に押してもらって勢いを付けて取る)

組み手が出来ても受け身が満足にできていない者に対しては不合格にする等、高配点の審査項目とする。

2.投げ技:以下は、投げられる側の受け身も審査の対象となる。

a.技の打ち込み(緑帯)

任意の投げ技2種類 (その場にて打ち込み:大外刈、大内刈、内股、払い腰等の柔道技、タックル等)

b.下がりながら(移動しながら)相手の前に出る力を利用する投げ技(茶帯以上)

1種類 (首投げ、背負い投げ、体落とし、小内刈等)

3.寝技

a. 基本技(緑帯)

・エビの動作。

・上対下の正対の状態から、上が足を捌いて横につく動作を一種(股を肘で割る、膝を揃えて横に流す)

・関節技を一種(腕ひしぎ系十字固等、腕絡、アキレス腱固から監督者がその場で選択)

・絞め技を一種(送り襟絞、裸絞、十字絞、三角絞から監督者がその場で選択)

※投げ技からの流れで極める(例:ミドルを抱え、大内刈りからアキレス腱固へ)。それぞれの極めへの流れは、DVDで示す。

b.応用技(茶帯)

下からの攻めの習得度を見るために、

・緩く横四方で抑えられた状態からエビで正対に戻す

・下からの三角・十字・絞め・スイープから一種を選択

c.実戦(昇段)

上からと下から、各45秒のスパー/ 効果(マウントパンチ)および一本で勝敗を決する。

※審判の恣意性をなくすため、効果以上のみを勝ちとする。

************************************************

 それと、以前から私が塾長に申し入れていた改革についても、大幅に承認していただけた。嬉しい。これで活気づいてくれればよいのだが。

1.「35歳以下は全員が一般部で受験する」という塾長案につき、それならば「北斗旗をめざす選手/一般部(35歳以下)/ビジネスマン(35歳以上)」に分けて欲しいと申し入れた。

→最終的に「一般部/ビジネスマン」という区分は変えず、35歳以下には双方とも体力チェックを行う、という変更に止めることとなった。

2.一般部のうち、世界大会選手だけが開催年に合宿を行っているが、関東圏では各支部の黒帯・選手を集めて定期的にスパーを行って欲しい。

→二月から実施。

3.大学生のうち、週に五回稽古する者には月謝免除と休暇中のウラジオストック合宿を

→「週に五回稽古する者はいない」ので、却下。情けない。東大柔道部は春休みの現在、週に六回・一日二部練を行っているが。

4.外部団体から強豪を積極的に空道大会に招いてもらいたい。

→吉田道場の中村和浩選手を塾長に紹介した。春の大会にも出場していただくことになった。

5.空道普及や選手育成、社会貢献に努力された支部長を顕彰し、表彰してもらいたい。

→今回の支部長会議から、年間表彰を行うこととなった。
 

 

 

(2月某日)

 いつもの通り、30名近い参加者でビジネスマンクラス。

・ストレッチ
・基本
・なわなし縄跳び
・円運動
・ステップ・インで前進、後退
・ ステップイン・ステップバック・パンチ10ずつ
  ジャブ・下がってジャブ・出て前手フック・下がってフック出てストレート・出て前手アッパー
・グローブを着けストレート・フック・アッパー15左右
 2セット目は、前後ステップしながら
・蹴り 大きくミドルを蹴って回転
・シャドー3分
 腕立て 腹筋 首上げ
・対人
@頭を振る
スリップ ウィービング ダック
Aミドル短いもの長いもの
B前蹴り
 はたく、腹へこめてかかとをつかまえる
C打ち込み えび回転

・サンドバッグ4分4ラウンド
 課題は前蹴り20

・対人
・相手のジャブにローを強く合わせる
・蹴り合いスパー2分

・スパー
 グローブ2分スパー
・面つけてガード
 スパー1分4本
 

 終了後、五反田へ。中村和浩さんが飲食店を始めるというので、下見。『中村屋』とは、しゃれている。有名な国保さんと初対面。柏崎師範ともう一軒。しかし、西五反田は安い。「カツオのたたき200円」が、「本日は半額デー」とのこと。デフレ真っ盛りである。

 

(2月某日)

 30名近い参加者と、ビジネスマンクラス。審査の移動稽古改革案から、ミットの部と組み技の部を稽古する。

・アップ
・シャドー
・ミット
 一分 ジャブ・ストレート、ワンツー、ミドルのみ反撃なし
 二分 フック、ロー・ハイ、反撃を含める×2
・受け身
・その場での打ち込み二種
・移動しながら投げる
・寝技 関節・絞め各一種
・下から攻めもしくはスイープ
・乱取り3本
・グローブ目慣らし
 スパー二分
・面 3本

 自主トレは二階にて、各自四本ほど。
懇親会は、さくらにて。

 私と澤井、所、植竹各氏は、駒込の「アズマニア(第九回極真全日本を会場で見ている)」の店、「かつま」に移動。カラオケにまで移動、つい、始発帰り。

 「40以下お断りのカラオケ店」で、鍋釜でチャンチキやりながら練り歩く。ヨシコと同等にディープかも。かつまのみっちゃんは、私が同伴した素人の中では最強にカラオケがうまい。感動した。

 

(2月某日)

 移動改定案の相談のため、吉祥寺に。そのまま稽古。石毛慎也選手が来ている。

 縄跳び、踏み台昇降、ボールで腹筋、錘でパンチ。ミットは3ラウンド。

 スパーを4ラウンド。今度前田尚紀選手と対戦が決定した末廣君と久々にやる。首相撲を2ラウンド。石毛さんにお願いして、一分で1ラウンド。

 しばらく喋ったら志田君がやってきたので、さらに二分で4ラウンド。

 終了後に飯村さん、深草さん、志田君と隣の焼き鳥屋で飲む。休み前とあって開放感ありすぎ。迷惑も顧みず2時半までいてしまった。みなさん、すみません。

 

(2月某日)

 東大柔道部が期末試験でオフなので、久々の高木道場。武大に行く谷が来ている。

 立ち技はあまりやっていないので、膝が怖くておっかなびっくり。それでも釣り手の掌で圧し、相手の釣り手側に回ることで防御はできた。あとは崩しをどうするかだ。 

 子どもとやったあと、東洋大出の方、早稲田出の先生、谷、黒帯二人と乱取り。

 引き手も、肩を入れて引きつけられないようにしないといけないな。しばらくやっていないと忘れてしまう。

 

(2月某日)

   ビジネスマンクラス。30名近くが参加、途中から大野信一朗さんに指導いただく。さすが元ルンピニー王者から首相撲でスタミナを奪った技術は素晴らしいものだった。次いで15本ほど、スパーでも皆が稽古をつけてもらう。

 中村さんが膝を悪くしてから二年弱ぶりに復帰。うれしい。

 ミットは、現在。移動の改定案を試作中。飯村さんの素案を試してみる。最大のポイントは、持ち手も審査されるという点。持ち手は、リードするとともに、反撃も行う。

・アップ
・基本
・シャドー
・ミット:移動の改定案に沿って
 1分(白帯):ストレート、ジャブ、ワンツー、ミドル、前蹴りのみ反撃なし
 1.5分(青・黄帯):フック、ローを入れる。連打あり(ワンツー・ミドル、ジャブ・ロー、ワンツーフック等)蹴りに対してスネ受け、パンチにはブロック等
 2分(緑以上):アッパー、肘も入れて

<大野先生の指導>
・ミットではなく、相手の目を見ること
・ミドルを蹴る際に、踏み込まない。立った位置で小さくステップして蹴る。

・首相撲
<大野先生の指導>
 相手に首を取られたとき、上から両手を巻き付けて掌を組む。首の真後ろではなく、耳の後ろで組み、自分の額を相手のあごと自分の掌にすりつけるようにする。脇の下に肘を入れるようにすると、支え釣り込み足の要領で崩して投げることが出来る
 

 手だけで相撲するのではなく、膝を入れて相手の手を下げさせて首を取る。

・スパー 2分で10本ほどやりました。
<大野先生の指導>
 相手の目を見ていない人が多い。とくに極真ルールでやっている方は相手の目をみていないので、相手の動きに対応できていない。

 相手が膝を上げたままで構えているとき、大外刈の要領で上げた足にからめてこかすことができる。

 

(2月某日)

   スネークピット、プロ練。歌川選手が来ていたので、遠藤戦勝利を祝う。

 一部には、反則減点となった遠藤選手の頭突きが合法の肘だったんじゃないかとの声があるとのこと。しかし大江先生がサムライで入手したビデオを見たら、立て肘は顔の横にずれている。明らかに頭突きである。といっても、当人も故意ではないから分からなかったんだろう。

 空蹴り200、サンドバッグ200。スパーは望月コーチ、歌川・ヨースケ選手と6ラウンド。調子が悪く、望月さんに圧されてどうにもいかなくなる。左右ミドルから膝をためす。

 腿上げ300、腹筋腿上げ60、前後ステップ、錘パンチ、腹筋。ストレッチ。

 宮戸さんがタカ・クノウさんとスパーをやっていた。レスリング対柔術で、バックを取る差し手争いが面白い。

 

(1月某日)

 ビジネスマンクラス。先週の新年会に疲れたのか、15名ほどの参加。さほど寒くなく、結構汗をかいた。アメリカ人のレスラー・ボクサーであるブレッド君がやってきた。

・アップ、ストレッチ
・打ち込み、足入れを内から、外から
・ミット(単発/左ミドル・右ストレート・左ボディ・右ロー・推して膝/二分フリー)
・推して、押し返したら膝、下がったら前蹴り、止まったらミドル
・ジャブから、出てきたら膝、下がったら前蹴り、止まったらミドル
・パンチ連打で止めてからミドル
・出てくる相手にロシアン・フックから投げ
・グローブをつけて防御
・グローブスパー二分
・面スパー一分4本
・ダウン

 自主トレは打撃、みなで仲田さんを中心に四本ほど。

 懇親会はさくらにて。新年会の反省。よくやったな、と感嘆。

 

(1月某日)

 東大柔道部。そそくさとアップしたら、いきなり六本の寝技乱取り、それから打ち込み、七大乱取り。半分に参加。

 一年の三人ともやるが、力がついてきた。腕がしびれる。

 

(1月某日)

    ビジネスマンクラス新年会。早朝から院入試。部屋待機だったので、首の具合が悪くなった。

 午後は三時間、一人の受験生を二人で監督。

 七時に池袋西口、大馬鹿地蔵。三時間の新年会である。

 次から次から、出し物がある。といっても私が酔って先週に電話で指示したものだが、驚くほど真面目に叶えてくれる。佐野君など、「川越の夜」という注文に、一週間かけてシナリオを書いてくれた。デュエットの入るミュージカルだ。苦心の余りノイローゼになりそうになったらしい。すまん。しかし畠君はご乱行だし。

 黒ひよさんのボンデージ、アズマニアクイズ等、来年からに繋がる演目が現れた。チンチン電車などとともに、将来性がある。「さよならはダンスの後で」はやりつくしたから、仕分けかな。

 しかし、懇談の時間がまったくなく、隠し芸もない、不思議な新年会である。隠し芸は空道でだから、飲み会でやっても仕方ないからだが、面白い。ここまでぶっ飛んだ新年会は、滅多になかろうと思う。これもまたBC。

 

(1月某日)

 スネーク、プロ練。歌川選手が週末に元全日本キックのチャンピオンと試合ということもあり、軽めの調整。サンドバッグ、空蹴りを200ほどやったあと、歌川・井上学両選手とスパーを6本。これくらいの本数だと、自分からもかなり動ける。ただ、ミドルがちゃんと蹴られず、踵を井上さんの肘に当ててしまった。サポーターのない箇所でもあり、申し訳ない。

 腿上げ、背筋、腹筋、ベンチ。井上さんにパスの封じ方を教えていただく。

 

(1月某日)

 懇意にしている某VIP格闘家が空道を体験してみたいと仰るので、稲垣さんにお願いし、また学生諸君にも集まってもらう。横浜北の稲田さんも来て下さる。

 塾長も降りて来られて、見て下さる。アップの後、寸止めでスパー、面付きでスパー、寝技スパーを二分で回す。自分も一本おきに参加、12〜3本はやったかな。学生諸君はよく動くので、こちらもフェイントをかけたりして面白い。自分も結構動けることを確認。皆、VIPにお願いしていた。結構ふっとばされていたが、臆するところがないのは頼もしい。

 終了後、塾長のお招きで、社会人とVIPを囲んで会食。武道話で盛り上がる。

 

(1月某日)

 ビジネスマンクラス。30人近くで稽古。寝技の週。

 Uさんが友人のアメリカ人のブレッドさんを連れてくる。レスリングとボクシングをやっていたそうで、スパーにはすぐ参加。Nさんとハードヒットのスパーを繰り広げていた。

 

・アップ
・基本
・ミット 基本、連打、フリー 一ラウンドのみ。
・エビ、受け身、足回し、足蹴り、背中で歩く、仰向けから立つ
・上からパス・ニーオン・決め一種ずつ、下からスイープ・止め一種ずつ
・寝技スパー3ラウンド
・グローブで目慣らし
・スパー二分
・面目慣らし、1分4本
・ダウン

 二階で自主トレ、6本ほどスパー。懇親会はさくらにて。来週新年会の相談をし、電話をかけまくって、いろいろ段取りを取り付ける。

・コスプレスナック川越の夜
・さよならはローキックの後で
・アズマニアクイズ
・カラオケ道選手権
・ちんちん電車

等々。乞う、ご期待!
 

 

(1月某日)

 大学で時間があったので、柔道部に。連続なので、あまり息が切れない。やはり、週に三回、心臓を動かすことは心臓の鍛錬にも必須であるな。

 一年の技が切れるM君と初めて立ち技でやってみる。背負いを崩してバックから絞めたが、次は背負い崩れから逆に押さえ込まれた。力が強くて、実に有望だ。細いS君ともやるが、袖口を持たれて攻めきれない。

 ちょうど良い加減の運動をして、後にパルコ社長と会食。実に楽しい一夜だった。

 

(1月某日)

   今年初、東大柔道部。七徳堂である。寒い、寒い。

 行ったらすでに足抜きをやっている。名大OBや武大の齋藤さんが来て下さり、部員に稽古をつけて下さる。自分は最初にC君とやったら奥を持って引きずり回され、引き込んで十字を取りはしたものの、息切れ。女子等と数本やって、ふたたびC君とやったら今度は圧力をかけられて押さえ込まれた。力も強く、楽しみではあるが、久しぶりだとここまでパワーでスタミナを削られるものか。

 風呂で温まって、なんとか復活。家族と新宿で会い、ラーメン屋に行く。外食といってもこれだもんな。

 

(1月某日)

   今年初めてのビジネスマンクラス。30人近くで賑わった。組み技の週。

・アップ
・基本
・受け身
・ミット
 単発・コンビネーション、フリー、膝連打
・組技の確認
 首相撲:首の取り方、折り方、回して崩す、ルームを作る、シュラッグ、足を上げて防ぐ
 道衣組み:片襟で崩す、サイドに回る、背中をつかむ(浮き技)

・組みスパー 三本
・グローブを着けて目慣らし 防御
・スパー  グローブ二分
 面3本

 終了後、本部の黒木克昌(=マグナム・トーキョー)指導員が江東支部・黒木道場を開設したので、お祝いに行く。自分は開設祝いの生花花束を贈ってある。場所は都営新宿線・東大島駅至近。

 行ってみるとすでに大宴会。帯広や広島からの支部長さんが。全体で50人はかなり超えているのでは。

 中井先生が居られたので、さっそくに青木事件についてお話させていただく。師匠としての心痛はかなりの様子。四方に頭を下げておられたが、決して破門にされないのが素晴らしい。師匠も何が起きたのかは全部分かっているわけではないので、弟子の不始末を背負っていく、ということのようだ。

 最後には塾長が樽酒をひっくり返して頭にかぶったりされたので、そろそろ潮時、と稲垣大王とともに辞す。終電だった。黒木、頑張ってくれ。

*************

(メモ)

この日も加藤清尚支部長と長く話しさせていただいたが、大道塾は仕組みを変えないと世界の流れについていけなくなるのではないか、と痛感した。以下、その場で喋った自分の勝手な制度改革構想をメモしておく。

1.現行の「一般部・ビジネスマン」という区分につき、塾長から「ビジネスマンは35歳以上にしたい」旨要望が出ているが、ビジネスマンにきつくして、一方でロシア=プロ、他はアマとくくるのは整合しない。そこで、
「選手=専門家クラス・一般部・ビジネスマン」の3区分が適当と考える。選手クラスは北斗旗に挑戦し、可能性としてはロシア人とも戦う塾生(専門家枠)である。
一般部は35歳以下で、昇級・昇段を目指すが北斗旗には当面かかわらないクラスである。

2.選手クラスのうち、東京圏でとくに北斗旗全日本をめざす人々には、「黒帯研(略称)」に、月に一〜二度の参加を義務づける。本部で週に一度スパー、技術研究を行う。これは、20年ほど前にあった本部での活気あるスパークラスを復興させ、選手の切磋琢磨を目指すことを目的とする。仕切りは稲垣さんにお願いしたい。合宿は、世界大会の年だけにやっているのでは間に合わない、という発想である。関西圏、中部地区などでもどこかで音頭をとってもらえないものか。

 中井先生も金曜に打撃を含む着衣総合のクラスをもっていただける予定とのことなので、それと連動してもよい。

3.大学生のうち、「週に最低5回」の稽古を行う者については、「選手クラス」塾生の区分とするとともに、月謝大幅免除を行う。大学の部活(運動会)では、部員は月に1000円ほどの雑費を払うのが相場であり、安く活動できることが特典となっているのでそれに合わせ、寮生に準ずる存在とさせる。該当者には黒帯研参加と、年に一度のウラジオストック合宿等を義務づけ、世界大会・ワールドカップの主力を目指させる。

4.学生の資金については、一般部・ビジネスマンについての「ワンマッチ戦」を東京圏支部長の回り持ちで開催し、収益を当てる。これまで私が開催したビジネスマンのワンマッチ戦では、参加費1500円ほどを徴収して会場費と専業支部長への謝金に充てたので、何千円かアップして開催者の取り分、残金を学生支援資金としてはどうかと考える。

5.日本国内の空道の強化のために、外部団体で関心をもってくれる強豪を大会に招く。

6.選手指導については、ムエタイ流・MMA流・空手流等、支部長各位にいろいろお考えがあるので、方針を統一しない。チャンピオン・スポーツにおいては、柔道がそうであるように、技は進歩するからだ。しかしかつての名選手の技には、新技術の開発においても振り返るべき点が必ずあるので、名選手についてはそれぞれの技術(極意)をDVDに収録し、本部でアーカイブとする。塾生はそれを自由に閲覧することで、自分なりの空道を組み立てることが出来る。私はゴンカクの藁谷さんとともに柏崎克彦師範の組み・寝技について、入門動画を収録したが、同じことを空道でやってみたい。近いところでまずは塾長や加藤支部長にお願いしてみたいが、どうだろうか。

 

(1月某日)

 身体を動かしていない日々が続くので、きついとは承知でスネークのプロ練。

 サンドバッグ160、大江先生、望月コーチ、歌川・ヨースケ選手と12ラウンドのスパー。歌川選手の試合が23日にあり、ミットは過酷を極める。こうなるとスパーも半ガチ。歌川選手はほとんど当たりを止められないようだ。望月さんも含め、メッタメタにやられる。新年早々きつい、きつい。

 腿上げ300、前後ステップパンチ、錘パンチ、足上げ腹筋80、腹筋50、背筋30

 息も絶え絶えて稽古終わり。

 井上学選手に、フロントチョークの対処法を教えていただく。クローズガードはまずいので、横四方の方向に足をずらす。それでもクローズされたら、腕を自分の腰方向に下げると、少し絞めが弱くなる。

 

(1月某日)明けましておめでとうございます

   高木道場、恒例の新年二日の朝稽古。一週間、身体を動かしていない上に朝はもともと動けない。まず大学生のT君と乱取りして息が上がる。そこで元立ち。高校生三人とやったが、受けているだけ。まったく動けない。

 へたりこんで酸欠をやり過ごすと、少し気分がよくなった。白帯ともう一本やったら、少し攻撃できた。

 風呂屋に皆と行く。道衣姿で新年の街を歩くのは、風情がある。私はこの雰囲気が好きだ。

 新年会を道場にて。二時間ほど飲んで、中閉めの言葉を述べるように指名されるが、酔っていて、心許ない。「私も東大の部長を引き受けて余り来られないが、戻ってくるべき場というのはあるもので、皆さん、一年間仕事で稽古には出られなくともまた来年ここに戻ってくるつもりで、できればその間に何回かは顔を出して下さい」などと述べる。

 今年もこうやって、私は稽古していくのだろうな。

 

 

(12月某日)

   スネークピットのプロ練。寒い、寒い。しかしTシャツ二枚が絞れるほどのずぶ濡れに。披露困憊しました・・

 サンドバッグ200、スパーは大江先生、望月コーチ、歌川・ヨースケ選手と久々12ラウンド。二ラウンド目の望月さんに煽られて、いきなりスタミナ切れでしゃがみ込む。しかし不思議なもので、8ラウンド目から呼吸が元通りに。三周目の望月・ヨースケ・大江先生とはガンガン行けた。その結果、大江先生のナタのようなミドルをレバーにもらって悶絶。

 いつもの通り、先生とコーチがバチバチにやり合っているのが面白い。次の選手とのラウンドで、お二人とも手が出せなくなっていた。

 腿上げ300、前後ステップ200、錘パンチ240、腿上げ腹筋80、背筋50、腹筋50、ロー30。

 終了後、井上学選手にハーフからのオモプラッタを教えていただく。外の膝を腹にねじ込んでミドルの格好で背足を返し手で押して距離を取る。いったん相手の逆の肩にかかとを乗せ、自分が相手に近づくように背中で回って完成。って何のことが分からないだろうが、自分が覚えておくために書いてみた。MMAなら、下でもパンチをもらわない。柔道で使ってみよう。

 

(12月某日)

 ビジネスマンクラス。今週も移動稽古と審査の準備。20名ほど参加。

 移動は、酒井師範代がお休みだったので、伊東大地さんに。後ろ回しなど、うまいな。

・アップ
・上体を動かしての防御
・基本
・移動
・投げ 前技、後ろ技
・絞め、関節

・面スパー

 自主トレを二階で。寝技もやって、計4.5時間。懇親会はさくらにて。家内の店のお客さんの女性を招き、出会い系懇親会となりました・・・

 深夜24時から川下直広トリオがライブをゴールデン街でやるというので、行ってみる。10人も入れば満席の店に30人が立ち見。自分は最前列で座って聴けた。20年も前に彼らを最初にこの店のママに紹介したのは私だが、まさかこの狭い空間にドラムスまで入れてライブを行うとは思いも寄らなかった。不破大輔は渋さ知らズでエイベックスの売れっ子なのに、わざわざ川下とこの店でベースを弾くところが素晴らしい。アングラであり密室芸である初心がいつまでも初々しい。

 いつものことながらイケイケの演奏だった。マイ・フーリッシュ・ハートなどスタンダードから最後にロックンロールをやって、「ケセラセラ」を全員で合唱。二度目のアンコールは川下が八代亜紀。岡村がシンバルを外して太鼓にかぶせ叩くなど、完全燃焼だった。

 

(12月某日)

   塾長と意見交換するために、大道塾総本部に。ビジネスマンと一般部の区分、一般部と学生・寮生の区分、学生・寮生を中心とする関東黒帯稽古会の発足、一般部ワンマッチ戦の再開、支部長表彰などについて所論を申し上げる。

 せっかくなので二部の稽古に出てみると、鈴村さんがひとりで道場におられる。半年近く顔を見なかったが、仕事の関係で試験を受けるために閉じこもっていたという。仲間がタフなところを見せてくれて、心から嬉しい。相変わらずマニアックなトレーニング話に盛り上がる。東大柔道部に進言しておこう。

 サンドバッグをやる。

 

(12月某日)

   『Rocks』vol5発売される。私は「考える格闘技」なる四ページを担当。次のページが長沢まさみというのが、なんとも。

 長尾迪さんに素敵な写真を撮っていただく。

 

 

 

(12月某日)
 
本郷、七徳堂にて柔道部。月曜は参加者が少ないが、OBが実験中、仕事中に顔を出してくれる。大泉さんも。大変ありがたいことだ。
 
私は6本ほど一・二年生、女子と乱取り。佐竹君の卒論を撮る。下からの正対、片襟片袖での展開について説明してくれた。この体勢だと捕っていない襟の側に回られやすいので、その場合は襟を持つ手を離しかかとにひっかけて制する、というのが面白かった。
 
また、下からの十字を狙うときにもう一方の肘も「シレッ」と押さえておき、十字が取れなかったときにそのままオモプラッタに移行するというのも感心した。佐竹君は寝技を専門にやってきたが、昨年の小宮山君を継いで、着実に広げてくれている。頼もしい。
 
自分は横四方で肩を固めると、なぜか押さえた下から足を入れられてしまうので、大泉さんに質問したところ、面白いことが判明。柏崎先生の「寝技で勝つ柔道」から、まず肩を固めるのだが、そうすると相手の手前の肩が浮いてしまい、その空間に足を入れられるのだ。このミスは先の二部大会でも部員にも散見されたが、手前の肩を押さえるにはしっかり腰を切らねばならない。もちろん柏崎先生著には腰切りが書いてあるのだが、それは「足を絡められないよう」という文脈になっているので、手前の肩と腹の空間を潰す働きがあるという点に気づかなかったのだ。七大の伝統では、別解として、腹を突き出して手前の肩の方を押さえるというものがある。また、横四方の体勢でズボンをもつ手をブリッジに合わせて相手の背中と畳の間に滑り込ませるというのも教えてもらう。これだと横に見えて、上四方になっているのである。
 
さらに本日は、前からやっているバックからの攻めを試す。後ろからの袖車をするときに、脇を上げさせると決まりやすいと判明。これと(元谷)金次郎返しの併用だと、波状攻撃できる。
 
大風呂に、ひとりつかる。極楽なり。

 

(12月某日)

 ビジネスマンクラス。年末に審査があり、十名近くが受けるため、移動稽古を行う。30名ほど参加。

 移動は、酒井師範代がお休みだったので、伊東大地さんにお願いする。私は横で見ていてチェック。

・アップ
・上体を動かしての防御
・基本
・移動
・投げ 前技、後ろ技
・絞め、関節

・昇段組のために連続組み手

 ここで稲垣大王登場。次々に吹っ飛ばされる。

 私も当たって、一分間ガンガン殴り合う。ふー。

 二階に降りたら審査のためのスクワットと腕立てをやっていたので、その後に自主トレでスパー。終わったら、五時間経っていました・・

 懇親会はさくらにて。新人お二人が参加。

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 日曜というのに、昼間から神楽坂にて道場生の丸亀さんによる「クラブ○亀」開店。私は息子の期末の手伝いとゴン格のゲラで三時過ぎまでかかり、四時から参加。昨日も23時まで飲み、酒が抜けないのに、また飲みました・・・

 いつも通り、格闘技の話ばかり。佐野、伊東夫妻、所クン、植竹、牧、いほり澤、私の家内・連れの女性で盛り上がりました。

 まあ、いつものように首の絞め方等、実践したりしただけですが。

 

 

 

(12月某日)

   スネークピット、プロ練。サンドバッグ200、スパーは歌川・ヨースケ選手と4ラウンド。ミドルを腕に当てるのをいろいろやってみる。

 腿上げ300、前後ステップパンチ、錘パンチ80、背筋80、足上げ腹筋80、腹筋50、ロー30、膝蹴り30。

 ベンチ20。 

 

(12月某日)

 東大柔道部。やっと膝が気にならなくなった。

 今年一番、乱取りに参加した。アップ、基本運動、寝技打ち込み、乱取り8本、立ち打ち込み。めいっぱい疲れたが、扉が開いて寒く、汗が出なかった。

 風呂で温まってから、阿佐谷に戻る。かわ清にて、忘年会の打ち合わせ。60度のどなん。  

 

(12月某日)

小雨の降る一日。30人近い参加者で賑わった。

 前回から、
・遠距離(打撃のみ、フォームの確認)
・近距離(打撃と組み、投げの「際」)
・組み(首相撲、柔道、ニーオンザベリー他)
・寝技

というように、空道の核心を「際」にあると見立てて、稽古メニューを作ることにした。今回はその第二回。

・ストレッチ、基本
・シャドー三本
・スタビライゼーション、腕立て・仰向け、首横回転左右
・ミット
ジャブ
1−2 
フック
近い左ミドル、右ミドル
左ミドル・右スト・左フック・右ロー・左フック・右膝

・二人組み
@ミドルを蹴って、押して戻る(近いミドル)
A1−2−フックーミドル
B押す
押し返してきたら膝・ミドル
押し返してきたら首をとって崩し・投げ
相手が下がったら前蹴り・ミドル
Cミドルをつかむ 背中で受ける
つかまれて切る
引き込んでも良い
C袖をつかんで打撃、袖を切る
D襟をつかんでぴょん、つかみかえす
E打ち込み


・スパー
・グローブ
・面、パンチにガード
・面スパー

終了後、二階で自主トレ。さくらがお休みだったので、「ふくろ」で懇親会。佐野君、上野さんのいつもの話。

 

(12月某日)

  スネークピット、プロ練。一週間、あまり汗をかかずに酒を飲んでばかりだったので、ものすごい大汗をかく。

 サンドバッグ180、腕立て50、大江先生、歌川・ヨースケ選手と9ラウンドのスパー、腿上げ300、足上げ腹筋80、前後ステップ10セット、錘三連打パンチ80、背筋50、腹筋40、サンドバッグでロー30、膝蹴り30。

 下がるとメタメタにやられるので、押しつつガードから反撃したが、額に結構パンチが当たったらしく、傷ついている。武田鉄矢さんに、また何か言われるかしら。

 

(11月某日)

 防大戦。横浜から30分、馬橋海岸まで行く。東大は立ち技で押されたが、寝技で確実に取り、3(3一本)−3(1一本2指導)で内容勝ち。それは幸先良かったのだが、非公式戦はなんと0−10。七大ルールを国際ルールに変更できているのは、レギュラーだけということか。まあ、寝技が早くなっているのは進歩ではあるのだが。

 最近、スタイルの変わった三年の伊藤君が、以前同様のごたごたした試合をしたので試合後に気合いを入れに行ったら、次は見違える試合をして支え釣り込み足から一本勝ち。こうした中堅の変身はうれしい。

 体を動かしたくて、道場の床の間みたいな上座で道衣に着替えて座っていたが、そのまま乱取りに乱入。打ち込み、防大の白帯、小柄な黒帯と三本。足は気にならない。

 懇親会中に朝日の校了が混じり、コンビニでファクスのやりとり。7時に懇親会が終了、学生はみなで横須賀に繰り出した様子。私は横浜経由で帰るが、途中で連絡したところ、ビジネスマンはさくらで懇親会をしているというので、池袋まで戻る。指導してくれた仲田さん、伊東君に感謝。所嬢が帰りがたそうなので澤井君と共にバーで説教する。

 

(11月某日)

 吉祥寺、飯村道場の開設五周年祝賀会。いつも稽古にいらしているプロ選手による、「スック・イイムラ」。エキジビション・マッチである。

1.井上学(スネークピット、パンクラス王者)vs大野信一朗(新日本キック王者)、キック・総合混合マッチ

2.瀬尾尚弘(KU王者)vs正木和也(新日本キック王者)。これぞ顔面極真!!我慢合戦でした。

3.小野亮(大道塾王者)vs石橋(早稲田)。小野のキメ効果2勝ち。

 

4.浜川レフティー・ジム会長(全日本キック一位)ミドルで倒しに行って、凄かった。会長の蹴り。

5.望月竜介(スネークピット、全日本70キロ優勝)vs石毛慎也(NKB王者)。幻のカード。ガチ体質の両者だけに、押さえてはいたもののパンチが結構顔に入り、やんやの歓声。

6.ヌンポントーン(ルンピニー一位)vs青木真也(Dream王者)。40歳ヌンポントーンのミドルを青木さんはまったくカットできず。ムエタイ、恐るべし。

 ものすごいカードである。エキジビションとはいえ、金がとれるメンバーと内容だった。笑いも取れたし。

 それからは一気に飲み会になだれ込み、手品等披露がある。私は六時に失礼したが、何かひと言ということになり、「90年代前半、加藤さんや飯村さん、市原さんがガチガチやっていた本部の雰囲気は、今吉祥寺に再現されています。プロのみなさん、塾生のみなさん、吉祥寺支部をもり立てて、空道の発展をリードして下さい」と挨拶。

 

(11月某日)

   ビジネスマンクラス。今回から、指導の方針を変えようと思う。

 これまでのパンチ/組み/蹴り/寝技

ではなく、遠距離の打撃と構え/近距離の打撃から組み・投げ/組み技からニーオン・ザ・ベリー/寝技

で4週を構成しようと考えた。「際」が総合格闘技としての空道の特徴だからだ。

 今週はその一回目。

・アップ
・上体を振って避ける
・基本
・背中を張って構え、ワンツー、ワンツースリーを軸中心に
・ステップ、前後、サークリング
・腿上げ
・ミット
・対人。パンチを避ける
・ミドルの位置を確認する。外にはずれて蹴る
・グローブでスパー
・面で目慣らし、スパー四本

**********

 世界大会の打ち上げをビヤホール「ライオン」にて。今回は酒井さんにチケット200枚を完売してもらったので、事務局長からトレーナー、塾長から感謝状の授与。よかった、よかった。UAEとアメリカの支部長とともに、さつきまで移動。四時帰りなり。

 

(11月某日)

 スネークピット。折れたかと思った足首も、お灸と冷却で回復した(依然として腫れ上がっているままだが、歩けるようになった)。蹴ることもできるようになった。

 サンドバッグでミドル180。スパーは大江先生、歌川・ヨースケ各選手と。蹴りが混じると異様に疲れる。前回はほぼパンチだけだったので、こんなに疲れなかった。倍はスタミナを使ったか?全員の圧力が半端ではないこともあるけれど。ロシア人に対した空道の日本人選手はこんな気持ちだったのかな。9ラウンドでシャツ二枚がずぶ濡れに。かなり寒い秋日なのだが。

 腿上げ300、前後ステップパンチ、錘パンチ240,足上げ腹筋60、背筋60、腹筋50、ロー30、膝蹴り30、それとベンチ60kgを10回。

 定アキラ選手(15歳)がスクワット3000をやっている。一時間半で終わっていないというので、先生に叱られていた。

*******************

 一晩経ち、少し気分が落ち着いてきたので、空道世界大会についての感想を書く。

 ロシアに完敗したことはショックだったが、一方でわくわくしている自分もいる。これは何なのか?

 マスコミも、試合前は『ゴング格闘技』が「先生の顔を立てて白黒で一ページ」と言っていたのに、試合後には「カラーでやります」と言ってきた。「日本の空洞化」がタイトルなのだという。まったく・・・。しかし、修斗も、バリジャパで格通に「日本最弱」と書かれて奮起した。

 このところ日本の空道は、細かな技術が洗練されてきて、戦い方が似通っていた。大きなスタイルの枠をぶちこわすような技術革新というか、型破りな個性が現れなかったということだ。マスコミが使ってくれなくなったのも、そのせいだろう。

 しかしロシア勢の戦い方には、負けはしたものの、奇想天外な発想と、それを実現するだけの技術や稽古量に目を見張った。これは、長田・山田・加藤・市原各選手がそれぞれの「ありえない」スタイルで鎬を削った1990年代の再現ではないのか。しかも、ロシア勢の戦い方は、MMAともまったく似ていない。ある意味で、総合の世界に誰も見たことのない新しいページを加えているのだ。ロシア人で裸体のMMAをやっているのは在米ロシア人が中心らしい。

 中でも、カリエフ・アダン。後ろ回しを連発する選手である。後ろ蹴りは、サイドステップしてかわせばバックに付かれてしまう。襟首を持って引きずり倒されればキメを入れられるので、大道塾ではいったん廃れたはずの技だ。 せいぜい、虚をついて出せるだけだ。しかしアダンは、相手が分かっていても連発する。近くても遠くても、飛び上がっても、サイドにかわされても、確実にレバーに踵をめり込ませ、相手を吹っ飛ばすのだ。これはよほどの正確性がないとできないし、こういう発想を持つこと自体がユニークである。

 +270のビンゲルト・ニコライは、前傾のロシアン・フックの打ち終わりにミドルを見事にぶちかます。なんという下半身の強さだろう。ところがそれに対するラーサノフ・イブラギンは、パンチだけで叩きつぶしてしまうのだ。パンチだけの選手をミドルで潰すというのなら分かる。そのミドルを、さらにパンチだけでやっつけるのだから、何重にも進化している。

 田中俊輔と戦ったズロビン・アンドレイだったかと思うが、俊輔がミドルを抱え取られても膝を反転させて倒れないのに対し、襟をつかんでからスイングして倒れ込む引き込みを見せていた。これはなんと、七大柔道の技(柔術でも使うかもしれない)である。東北大の高橋実の技で、片襟を持って振り回しつつ倒れ込み、相手を亀にしてSRTでひっくり返し押さえ込むのである。高橋はこの秘技で、国際ルールでも東北予選を勝ち抜き、全国大会に進出した。彼は立ち技はほとんど何もできないのだから、驚きである。その技で俊輔(=飯村)流の立ち続ける技術を破ったのだ。

 おそらくロシアでは、新しい技術を開発しなければ、勝ち上がれないのだろう。パワーばかりが目立つが、それは必要条件にすぎない。それに続く新しい技が出てこないと勝ち上がれないのは、前回の出場者が国内予選で負けていることからも分かる。来年はワールド・カップがロシアで開かれるそうだが、ロシア人が大挙して出るなら、実力世界最高峰の大会ということになってしまう・・・・。日本でも、いまいちど、奇想天外な技術革新をしなければ勝てないような環境を取り戻さなければならない。 それには、1990年代前半までの本部寮生の稽古に相当するものを再現するしかないと思うが、どうだろうか。

 ヒントがないわけではない、と思う。中村知大はサウスポーで正面に立たない位置をキープし、被弾しなかった。勝と俊輔もロシアを破っている。青木の試合は引き分け延長でも良かったと思うが、彼は珍しくロシア人に気後れしない。何かコツをつかんでいるのだろう。山田壮(対ウクライナ)や笹沢も、負けたとはいえ良いポジションで戦っていた。かつて酒井修は、コノネンコを右ハイ一発でKOしている。まだまだ考えるべきことはあるはずだ。

***********************

 最後に私ごと。

 前回の世界大会からお願いしていた、試合場ごとに○と◇を付した番号をつけ、それの左右に国名のカードを置くという案が、今回は事務局に実現していただいた。これで、途中から来たお客やパンフで選手が入れ替えになった場合でも、誰と誰が戦っているのか分かるようになった。しかも、私はカードを旗のようにして置くという案を出したのだが、ループで綴じたやつにするという進化したアイデアになっている。

 紙と手動でやったのも、アマらしくて良いと思う。事務局長、どうもありがとうございました!!

 見事に万事をさばいた牧君の司会と、異様に発音のよい伊東潮さんの英語。二つの試合場を的確に紹介したアナウンス陣。選手を確実に試合場に立たせる選手係。試合進行は審判だが、それは国際基準の資格を持つ審判が務めた。それ以外の高名な支部長さんが、掲示・計時といった下働きに当たった。もっと見えない仕事は会場設営。みなさん、本当に良くやって下さった。「大道塾の大会が時間通りに進行するのは、偶然ですよ」と言った人がいたが、いやいや。今回の運営は、最高の出来だったと思っている。

 

 

(11月某日)

 空道の世界選手権が11/14〜15と代々木第二体育館で開催された。

 しかし、試合はというと。準決勝まで、女子一階級、男子六階級で、日本人11人、同じくロシア11人。残りはウクライナ3,リトアニア2,イタリア1。それが決勝の残ったのはロシア10、日本3,ウクライナ1。そして決勝はロシアが全勝した。

 日本は準決勝で総崩れ、決勝で全滅した。ロシアが男女全階級を制覇し、14人の出場者のうち外国人に負けたのは2人だけ。残りの一人は欠場である。

 とくに−230の軽量と−240の中量は、ロシア一人を日本人三人で包囲するという、戦略通りの展開だった。それを正面突破されての完敗だ。

 悔しいというより、呆然としてパーティー会場へ。

友人の土井啓輔さんhttp://chikushin-sha.com/の尺八に、太鼓は小泉謙一さん。これはよくある陣太鼓みたいなのとはまったく異なる、素晴らしいインプロビゼーションだ。選手たちも聞き惚れていた。

ラーメン屋に牧君、所君とともに寄り、帰宅。疲れた。

 

*************************

 大道塾はどうなってしまうのか。明白なのは、何も改革しないなら、次回も全階級ロシアに制覇されるということだろう。

 正直言って、いつかこうなることは、予想がついていた。何年か前の本部での飲み会の席で私は改革案を述べたのだが、何も変わらなかったし、私も責任を取ることもできないので言いっぱなしにしていた。今回も自分では動けないので言うことに責任は取れないのだが、私が提言できる改革の方向は明らかではあるので、もういちど備忘のために書いておく。

1.今回こうした結果になった原因は、寮生が激減したことに尽きると思う。少なくとも稽古づけになる寮生の期間を三年以上送る者が30人はいなければ、ロシアには対抗できない 。

 今回日本人で最後まで残ったのは、早稲田の中村と、吉祥寺の田中俊輔だった。早稲田優位は、笹沢・勝が健闘したことからも明かだろう。俊輔はほぼ吉祥寺の寮生である。

 ロシアの倍は稽古しなければ勝てないのは、柔道で実証されている。石井慧がロシアを恐れないのも、稽古時間のおかげである。稽古漬けにしないで手先の技術を使っても、体力で押し切られてしまう。

 寮生がいないなら(俊輔や堀越に当たる者がもっといればよいが、残りの28人が不足している)、大学の運動会空道部を作るしかない。早稲田が活躍したのは、彼らが寮生に近い稽古量を誇っているからだ。

 今の大道塾に、東大柔道部や七大柔道部と同じ稽古をしている選手が何人いるだろうか。少なくとも東大と同じだけの稽古をしなければ、ロシア人と試合するだけの体力は持てない。週に6日、平均2時間稽古。週二回のウェイト。月に一週間の合宿(最近はこれに代えて、週に二回の実業団と中大への出稽古)、夏休み・冬休みには午前・午後の二部稽古。七帝大は、みなこれくらいはこなしている (名大は毎日三時間)。つまり100人が帝大生でこれくらいやっている。国士舘・東海大・日大など一部校は質量ともにもっともっときつくやっている。つまり柔道では、寮生に当たる者が、2000人は存在するのではないか。

 大道塾に当てはめるなら、週に六回の稽古。二回のウェイト・毎日の走り込み。週に一回の、本部での黒帯研。パラエストラへの出稽古。年に二週間の、ウラジオへの出稽古合宿。こんなところだろうか。 学生は、少なくともこれくらいはやってもらいたい。加藤清尚さんたちは、毎日二部練、三部練をやっていたという。

 しかし一方で、大学生には特典もある。OBが何百万円か寄付するので、遠征費、大会ごとのパーティー代、四年のうち一度の海外遠征費はまかなってもらえる。会費は1000円ほど払っているだけではないかな。つまりほとんど経費は不要で、三年半、稽古漬けになるのだ。

 大道塾を大学運動会にするには、改革が必要だ。

・熱心な大学生は月謝は免除、もしくは月に1000円。大会参加費も免除として、それと引き替えに大学で同好会を作る意志を確認、実行させる。
・支部に出稽古しても、出稽古料免除とする。
・運動会に入り、運動部への昇格を数年内に果たすようにする。師範への謝金(東大なら月に三万円ほどか?)を拠出してもらう。誰か師範を派遣し、それを受け取 り指導する(OBから寄付がある場合は、師範への支払いには追加がある)。
・運動会の活動内容については、師範がしっかり把握し、指導する。大学生が指導員になれば、その者に指導させればよい。

 要するに寮生と同じ待遇にするということで、そうでなければ稽古漬けにすることは不可能だ。しかし大学生は集団になると精神が凝縮して異様な状態になるので、かつての(私の知っている時期では)長田さんや山田さん、加藤さんのように化けることができる。

 私は東大で週に一回稽古しているが、二年生の後半まではなんとか相手にできるものの、三年生になるとついていけなくなる。というのも、技術をいくら駆使したところで、道衣をつかんでふりまわされただけで息が切れるからだ。これは、ロシア人に対したときの日本人と同じではないか。

 現役運動部員の体力は、凄いものがある。しかもそうした彼らも、現役を退くと、あっという間に体力が減退して普通人になる。体重が10kg減るにも稀ではない。ぱんぱんに盛り上がっていた大胸筋や三頭筋が、女子部員ですら消えてなくなるのだ。

2.大学から白帯で始めるのでは、遅い。柔道で白帯から初めて活躍するのは不可能だ。空道でも、高校時代に、基本ルールと、体幹を作るために柔道・レスリング・相撲 ・サンボのうちどれかを三年間はやらせるべきである。それらが終わってから、三年半、空道に没入させるのだ。

 高校に空道部があるところは、極真ルールだけでなく、組み技も柔道部に出稽古するくらいにやるべきだ。

3.関東圏では(他の地区も)、世界大会合宿に相当する選手練習をするべきである。

 現在、選手は出稽古を頻繁にはしていない。総本部でも、堀越は数人の先輩と稽古しているだけだと聞く。私は、関東大会の上位に入り全国大会に出る選手は、本部のスパーの日には月に二回は本部に集結するべきだと思う。もっと交流していかないと、自分の支部だけでは稽古相手にも事欠くことになる。

4.空道の国内大会に、外部から強豪を招くべきである。

 すでにロシアに全敗したのだ。国内で大道塾と他流派が対抗心を持つのは、講道館と国士舘が対抗心をもつようなものだ。そんな小さなことより、日本選手団として強い選手を育て、ロシアに対抗するしかないではないか。これについては私にも心当たりがあるので、大道塾が国内大会でも鍛え上げられるような他流派を発掘したい。

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(11月某日)

   東大柔道部。「週刊鉄学」に大泉さんが見学に来られたので、一緒に本郷へ。

 一時間のみ稽古に参加したが、まだ左膝は具合がよくない。それで寝技をしていたら、いきなり「ゴリッ」という異様な音が。

 80kgはある学生が、走ってきて私の右の足首に乗ったのである。折れた、かと思った。動けなくなり、そのまま氷を取りに行かせ、寝転がる。一晩冷やしたら、足首の周囲にくぼみがまったくなくなった。腫れまくり、である。

 柔道は恐ろしい。自分は何もしていないのに、両足が使えなくなった。滅多打ちにされても打撃では怪我をしないのに。

 

(11月某日)

 スネークピット。まだ膝は完治していないが、サンドバッグを蹴り、慣らしてみる。

 望月さんも来られたので、大江先生、歌川・ヨースケ選手と乱打戦でガードの上から滅多打ちにされる。まだ蹴りはなかなか怖くて出せない。不思議なことに奥足へのインローは心配なく出るのでそればっかり。スパーは11ラウンド。

 

(11月某日)

 8時出、講道館にて柔道部の東京二部大会である。

 一回戦は、上智に7−0、全一本勝ち2不戦勝ち。二回戦は理科大に逆転で3−2勝ち。準々決勝進出は、私の代では初めてのことである。取るべき選手がきっちり取って、勝った。嬉しい。

 

 しかし次の慶応戦は、自力の差が出て0−7。かろうじて全一本負けは回避。その慶応がこの日は優勝した。

 正午から中野へ。一昨年に中野スポーツの田中先生から「東大の女子部を中野区に出して欲しい」旨の依頼を受けたので、高木道場枠で出場してもらっている。中野区は、高千穂大と帝京医大の女子しか出場していない由。

 で、一昨年・昨年と黒川・塩苅が優勝。今年は熊王の番だったが、あっという間に大内刈りで二試合に勝ってしまった。

 男子二段・三段は高木道場の平野賢人が優勝。

 高円寺の「かみや」に移動。祝杯を上げる。賢人のトーク(父上の「トムさん」の奇行について)が爆発、面白すぎて腹がよじれる。いつもクールというか浮かない顔をしている塩苅君も大声で大笑い。楽しい会だった。

 池袋に戻り、津澤師範も交えて部員たちとモーモーハウスで打ち上げ。これで四年生は卒業だ。I君は今日団体戦には出られなかったが、「一年生が頑張っていたので仕方ないと思えた」と言ってくれた。勝負の世界なのでいろいろあると思うが、チームを支えて準決勝に進出できたことを人生の糧としてくれれば嬉しい。

 

(11月某日)

 朝にNHKの経済番組があり、柔道部のOB会議を経て、少し寝て ビジネスマンクラス。

 寝技中心の週。

・アップ
・基本
・ミット 基本、連打、フリー 一ラウンドのみ。
・エビ、受け身、足回し、足蹴り、相手に対し亀から反転して正対へ
・正対からつかみを足で切り、その足を下げて立つ
・打ち込み
・上からパス・ニーオン・決め一種ずつ、下からスイープ・止め一種ずつ
・寝技スパー3ラウンド
・グローブを着け、押す、引き寄せて飛び膝
・スパー二分
・面目慣らし、1分3本
・ダウン

 懇親会はさくら。所君が旅行先からサービスショットなるものを送ってきたのでここに貼り付けてやろうかと思ったが、武士の情けでやめる。

 同級生からメールが来て、四人美熟女で飲んでるというので、村上・門間両君を連れて新宿へ。あ。本当に美女連だった・・

 初対面の女性の首を絞めたりしつつ、楽しく一時間ほど飲む。全員、盛り上がっていた。

 

 

 

(11月某日)

 駒場で柔道部へ。二部大会前で津澤師範もお見えになり、緊迫した稽古になっている。いい感じ。

 終了後、女子部四人と、ルヴェ・サン・ヴェールへ。七大戦三連覇・準優勝を含む活躍に対してお祝いである。いつも焼き肉屋ばかりであとは武道漬けというのも教育上どうかと思い、フレンチに連れて行きたいとOB幹部に諮ったところ、五名が時間を空けて下さった。お金だけ参加して下さる経産省の方もおられ、嬉しい。

 お見合いのように6対6で並んで、優雅な時を過ごした。

 しかし渋谷駅前の居酒屋で二次会になり、ずらずらと料理を食べて平らげたのには唖然。三十分前に高い方のフレンチのコースを完食したばかりなのになぁ。OB恐るべし。 

 

(11月某日)

 東大柔道部。七徳堂へ行ったら、学習院が来て合同稽古だった。寝技では押しているが、組みになると圧倒されている。良いライバルだ。

 まだ自分から反転したりするのが怖い。四本やって、Krush観戦へ。神興業なり。

 

(11月某日)

 世界大会まであと二週間。酒井チケット販売委員長から、総本部ビジネスマンクラスだけで198枚まで販売した旨報告がある。私は別枠で25枚ほど売ったので、220枚。

 
パンチ中心の週。


・アップ
・基本
・ステップ
・ステップからのパンチ
・重りを持ってのパンチ
・サンドバッグ4×5
・対人でパンチから蹴る。軸の確認
・対人約束組手 フックから肘、
・グローブ・スパー
・面スパー4本
 

 終了後、事務局長から当日の担当の割り振りの説明をいただく。
さらに塾長がお出ましになり、懇親会は、寿司屋の「むさし」。

  帰宅して、小津の『秋日和』見る。友人が亡くなった後、親友三人組が未亡人の原節子をそのうちの一人と再婚させようと暗躍する話。娘が母親を置いて嫁に行けぬと悩むのだが、いまなら近所に住まわせるんじゃないか。それにしても、小津はカラーも美しい。緑に統一された社長室、ロゴも斬新なバー等。

 

 

(10月某日)

   東大柔道部、七徳堂。久々、柏崎先生にお目にかかる。先生も、柔道のルール改定には疑問を持っておられた。タックルを防御をするのでなく、禁止してしまおうというのでは、武道でなくなる。現場の選手も大変だろう。

 膝が悪いがなんとか引き込んで寝技。四本ほどやる。

 終了後、一年生を連れて、本郷駅前の中華「桂園」。ここは安くてなかなかうまい。四人腹一杯になって、一万円しなかったぞ。

 

 

(10月某日)

    小雨が降る一日。ビジネスマンクラス。蹴り中心の週。

 月一、朝日校了の日。皆には悪いが携帯でやけとりしながら稽古する。

 BSフジの収録があるというので、膝はまだ悪いがスパーする。足を捕まれると怖くて自分からこけてしまう。


・ストレッチ
・基本
・シャドー、腕立て・腹筋・ケンケン
・腿上げ、ミドルの基本
・対人で蹴ってみる
・ミドルをつかむ、受けを切る
・前蹴り、前蹴りの受け
・ミット。パンチ単発、ミドル。ミドルの連打。フリーミットと合わせて2ラウンド。
・対人約手:右vs左。
・グローブスパー
・面で目慣らし
・スパー3本

自主トレは二階で、懇親会はさくらにて。五人でつつましく飲む。自分はそのあと三軒はしご。
 

 

 

(10月某日)

 引き続き、スネークピットでのスパーを撮影していただく。大江先生、望月さんに井上選手・定アキラ選手という試合組も混じってスパー。歌川・ヨースケ選手もいて、15ラウンドはやった。

 でも皆さん怪我人にやさしくして下さり、何とか終了。蹴りも格好だけはなんとか。ほっとした。

   途中、人数が半端で休んだ際、リング内を見ていたら、大江先生と望月コーチがマジで殴り合っていた。先生とコーチが、取材でもない普通のスパーでガチをやっているのだ。この ジムでは当たり前の光景だが、すごいと言えばすごいな。昔の大道塾みたいだ。

 

(10月某日)

 膝の具合はなかなか戻らないが、「Rocks」誌の取材で撮影をしていただくため、動くことにした。格闘技カメラの第一人者・長尾迪さんに撮っていただくのだから、これ以上の幸せはない。ビジネスマンクラス。25人程集まる。組技の週。

・アップ
・基本
・ミット
 単発・コンビネーション、フリー
・組技の確認
 首相撲:首の取り方、折り方、回して崩す、ルームを作る、シュラッグ、足を上げて防ぐ
 道衣組み:片襟で崩す、サイドに回る、背中をつかむ(浮き技)

・組みスパー 三本
・グローブを着けて約手:前手を伸ばし、後ろは肘を入れるようにして首相撲へ
 防御
・スパー  グローブ二分
 面4本

 終了後、二階で自主トレ。

 さくらで懇親会。

 

(10月某日)

   体力維持のため、スネークピット。スパーはできないが、ウェイト、踏み台昇降、腹筋等。自転車も漕ぐ。

 

(10月某日)

   ビジネスマンクラス。自分は左膝がダメなので、指導に専念する。とはいっても、ミットは左パンチのみ、スパーもパンチのみで参加。後ろ足に体重をかけてパンチを出したらまっすぐストレートが出て、妙な成果があった。寝技中心の週。

・アップ
・基本
・ミット 基本、連打、フリー 一ラウンドのみ。
・エビ、受け身、足回し、足蹴り、背中で這う
・アキレスの指示
・上からパス・ニーオン・決め一種ずつ、下からスイープ・止め一種ずつ
・スパー3ラウンド
・スパー1分4本
・ダウン

 世界大会の合宿があるというので、六時で稽古は終わり。これは普通の時間ではあるが、これだけで終わるとなると他のクラスはいったいどれだけの技術を伝えることができているのかしらん?

 懇親会はさくら。こちらも十時過ぎに早終わり。しかし所君がもう一軒、人生横町にあった飲み屋に行きたいというので行く。

 駅の登り階段で上から人が転落。紳士であるが、頭は打つなかったもののいびきをかき始めた。通りがかりの女性が「財布でも携帯でも探してご家族に電話しましょう」というので、一緒に介抱する。しかし終電が来てしまったので、駅員に任せて飛び乗る。脳溢血だろうか。なかなか救急車へ移送できなかったので、危険ではある。
 

 

(10月某日)
 
 東大柔道部、駒場。足が曲がらず、押さえ込み、下からの寝技のみ数本。まだ痛い。

 部員はなかなかよいメニューをこなしている。

 

(10月某日)

   中野区で昇段させる東大生を連れて高木道場。東亜学園の高校生が多数参加。

 稽古をつけるが、正課の生徒にしては野球部とかで足腰が良い。大きく投げて怪我させるわけにもいかないので技をかけさせていると、大内刈りでしがみついて倒れ込んでくる。バキっといやな音がしい、靱帯が伸びてしまう。

 治療していただき、かみやで飲み、自転車をひきずって帰る。

 

(10月4日)

  夏場から進めてきたビジネスマンクラス・ワンマッチを、交流戦の後の会場を借りて行った。

 ルールは当日に詳細を話し合う。
 中島さんが十字で肘を痛めましたが骨には異常がないようで、14試合が無事に終わり、ほっとする。

 結果は以下の通り。


◇基本
@石原透雄(31)浦和、171cm、62kg、5級/○田仲 本部5級177cm、68kg /本戦1.5分決着
A○赤塚栄文(42)浦和、172cm、70kg、6級/坂本一宏本部無32歳176cm77kg/本戦1.5分決着
B原田浩樹(44)浦和、174cm、67kg、無級/○庵澤雅夫 本部無38 164cm 59kg /本戦1.5分決着
C岡田健 27 1本部62cm 55kg /○森超 本部7級 172cm 60kg /本戦1.5分


◇格闘
D水野 浩(51)浦和、174cm、71kg、6級/○佐藤広隆練馬168cm 74kg4級37才2分1R
E○宇佐美亮吉祥寺175cm、65Kg、49歳、初段/戸谷誠練馬179cm・69kg5級36才 2分1R
F○生島隆渋谷53歳177センチ83.5キロ1級/大槻栄一浦和(60)178cm80kg4級/1.5分1R


◇空道
G○頃安延幸 本部185cm90kg2級/小久保隆陽行徳 179cm 81kg 39才 2分本戦引き分け 1.5分延長
H小林一也、吉祥寺35歳170cm72kg4級/倉本和男横浜北36歳174cm73kg初段 2分2R本戦引き分け、延長引き分け
I○深草宏之、吉祥寺46歳167cm68kg1級/田中春雄渋谷47歳164センチ65キロ1級 1.5分
J○小姓堂智勝、吉祥寺42歳174cm69kg初段/波多正俊大宮170.0cm65kg 2分2R
K○崎山和義、吉祥寺36歳172cm72kg初段/葛西(平石欠場) 行徳167cm 2分2R
L中島雄三、吉祥寺47歳176cm75kg初段/○平田祐二(39)、171cm、80kg、4級、2分十字固め
M○生島隆53歳渋谷177センチ83.5キロ1級/糸井 陽一53歳本部1級173cm 72kg、1.5分1R

 

 

(10月某日)

   ビジネスマンクラス。涼しくて良い気候になった。Tシャツだと薄ら寒い。パンチ中心の週。

 明日は交流戦とBCワンマッチ大会があるので、選手は来ないのが普通だが、それでも田仲・庵澤・岡田の三君は参加。

・アップ
・基本
・ステップ
・ステップからのパンチ
・重りを持ってのパンチ
・左右連打70
・サンドバッグ4×4
・対人約束組手 蹴りを空かして、ハイ・ミドル・前蹴りの対処
・グローブ・スパー
・面スパー
 

 終了後、自主トレ。2分を5本ほどスパーする。

 懇親会は、さくらが休みなのでふくろ。明日が早いので帰る、と言いながら阿佐ヶ谷ルーディー。下品な話で盛り上がっていたら、相手が『読者です』と。話は選ばなきゃいかんな。

 

 

 

(10月某日)

   久々、高木道場。

 警察官のK君、高校教諭のSさん、白帯の方、井澤先生と四本。立ち技をやる感覚がなくなっているな。

 かみやにて懇親会。高田先生も合流。

 

 

(10月某日)

   スネークに稽古に行くが、打撃選手はみなさんタイへ出払ったとのこと。

 ひとりサンドバッグを蹴っていると、出稽古に来られたタカ・クノウ選手とお弟子さんに混じらないか、と宮戸先生から指示をいただく。グラップリングである。

 一人目は、二度支え釣り込み足と大内でテンクダウンしたもののアキレスに行ったところ逆襲を受け、タップ。肩固めもはずされてまたもやアンクルでタップ。足関節のうまい方だった(DEEPに参戦しておられるらしい)。アキレスについて技を教えていただく。

 二人目はすでに疲れてへろへろになっておられたが、無理に相手をしていただく。やはり足が下がったところに支え釣り込み足でテイクダウン。肩固め。

 タカさんから、肘を使う嫌がらせの指導をしていただく。ありとあらゆる部分を正確に極める技術をお持ちである。ブラジル人柔術家から柔道的な寝技(送り襟絞め)で一本勝ちしただけあり、七大戦ルールならば現在最強ではないだろうか。

 

(9月某日)

 涼しくなって、気持ちよく稽古ができる。25人程集まる。組技の週。

・アップ
・基本
・ミット
 単発・コンビネーション、フリー
・組技の確認
 首相撲:首の取り方、折り方、回して崩す、ルームを作る、シュラッグ、足を上げて防ぐ
 道衣組み:片襟で崩す、サイドに回る、背中をつかむ

・組みスパー 三本
・グローブを着けて約手
 防御
・スパー  グローブ二分
 面3本

 終了後、二階で自主トレ。伊東さんの相手を仲田さんにしていただく。壮絶な殴り合い。直後にミット3本。田仲さんもスパー後にミット三本行う。

 さくらで懇親会。さくらにも10人以上集まる。先週沖縄に行った所嬢、澤井さんから島らっきょ、アグー豚ソーセージをいただく。

 

(9月某日)

 午前中は京大と合同稽古。中学生・高校生に足払いなどやってみる。

 午後二時より、東大・京大定期戦、復活第二回。前回は京大が勝っている。京大側にけが人が多く、十人にて行う。

 細川・新田・寺田と順調に取る。相手は二人取ったが、一年の光武と三年の伊藤ががんばり抜いたのは収穫。主将の境が相手の大将・安藤の猛攻を凌いで一人残しで東大の勝ち。境主将は七大戦の敗戦から三ヶ月、よく新しいチームを率いてくれていると思う。

 終了後、部長・監督・主将で会議。移動の道すがら、安藤君に得意技について尋ねる。彼は組み合ったところからズボンの横に手を伸ばし、そのままテイクダウンするのだ。不思議な技だと思ったら、以前は相撲をやっていたのでその応用だという。相撲と柔道!創造的な組み合わせだ、と感心する。七大戦には、まだこのような技の発展があるのが素晴らしい。ところが国際ルールときたら、こうした技を反則にする方向だ。柔道に創造性がなくなり、武道ですらなくなって、愛好家が減るだろうと危惧するばかりである。

 レセプションでも、閉会式に続き挨拶。文武両道を高い水準でやり抜こう、という意味のことを喋る。部員たちは大騒ぎ。

  両校が交互に登壇し、部歌を斉唱、エールを交換する。年齢を超えた先輩後輩が肩を組んで歌う光景は、現代日本では稀なものではないか。一つのことを継承できるというのは、素晴らしい。

 自分は稽古を東大につけてくれている大泉君とともに帰京。車中でも飲み続ける。

 

 

(9月某日)

 東大柔道部、京大合宿。二校に加えて高校と街道場からも参加がある。OBも混じっている中に自分も入れてもらう。

 打ち込みのあと、京大の一回生と二回生を捕まえて、乱取り。二回生はさすがに足が利く。6回ほど。

 いろいろ発見がある。午前中に元谷師範が来られて教えて帰られたという「金次郎返し」を大泉君から教わる。なるほど。

 終了後、いったんホテルへ帰り、京大と東大のM2、東大のK女史を呼んで飲み会。 京大の川本君、木下君、占部君、松原君、古野君、楽しい柔道談義をしてくれて、どうもありがとう。

 K女史は肉食、いや野獣である。あまりの猛威に男は一同毒気を抜かれる。まあ、これだけのファイトがなければ七大戦3連覇とはいかんなあ、とため息。

 もつ鍋、アイリッシュパブからロッキング・チェアというバーを経てカレーうどんを食べて帰る。

 

(9月某日)

 スネークピット。久々に望月さんとお会いする。小生は明日から岐阜・神戸・京都と旅行で試合に行けないが、ヨースケ選手と大道塾の末廣君がともに23日に試合で、稽古をつけておられるという。

 しっかし。体が切れているだけに、まさにどうにもならん。スパーでは、前に出た瞬間にクロスの右を食うなどボコボコにやられた。望月さんがいなくなったせいでライバルの山内裕太郎選手が不調に陥ったんじゃないか、と言いたくなるくらい強い。

 サンドバッグ200、スパー7ラウンド(望月・歌川・ヨースケ各選手)、腿上げ300、前後ステップ、錘パンチ、腹筋200、ロー30、久々ベンチプレス。

 

(9月某日)

   学芸大にて、京大の合宿に参加。東大・一橋・上智が合流。

 五本ほど乱取り。高本さんからスパイダーからのスイープを習う。

 

(9月某日)

だんだん涼しくなってきた。20人ほどが集まる。ビジネスマンクラス、寝技中心の週。

・アップ
・基本
・ミット 基本、連打、フリー
・エビ、受け身、ブリッジ、足回し、足蹴り
・打ち込み、足にかみつかれたときの蹴り、かつがれたときの足回し
・上からパス・ニーオン・決め一種ずつ、下からスイープ・止め一種ずつ
・スパー3ラウンド
・グローブで頭を押さえて膝
・グローブスパー2分
・スパー1分4本
・ダウン

自主トレは、試合に出る伊東さん、頃安さんと仲田さんが面で。激しくやりあう。頃安さんは指示した課題をすぐにマスターしている。試合が楽しみだ。

自分は4本ほど。懇親会はさくらにて。

 

(9月某日)

  「週刊鉄学」収録後に七徳堂。部員は黙々と課題をこなしている。

 打ち込み、乱取りを4本ほど。終了後、大泉さん、境主将と浅瀬川へ。ちゃんこをいただく。

 

(9月某日)

 スネークのプロ練。

 サンドバッグ200。

 スパーは大江先生、歌川・ヨースケ両選手と。9ラウンド。少し体調が戻ったかと思っていたが、それなりに相手もきつく当たってくるのですぐ息が上がる。ヨースケさん のストレートをもらい、後ろに倒れたらロープで跳ね返り、ダウンせずに打ち合ったりする。びしょびしょに。

 腿上げ300、首押し、前後ステップ、錘パンチ、体幹トレ(きつい)、腹筋。家に帰って食事。息子の顔を四日ぶりに見た。

 

 

(9月某日)

 ビジネスマンクラス。道場へ遅れて行くと、いつもと違うかけ声が。塾長である。

 基本で合流、すぐにスパー。面なしで。息を上げないままいきなり塾長と当たる。頭突き、肘と来られるので、すべてクロスの持ち手で防御。こちらは膝で反撃。合計10本もやったか?いきなりのスパーはきつい。

 組み際での頭突き、押し、押して来たのへの足払い等教わる。

 中華料理屋にて、塾長主催の世界大会決起集会。酒井さんをチケット販売委員長に指名。200枚を売ってくれると宣言をもらう。自分は誕生日だったが、最近ではmixiのお陰でそんな情報が流れ、店からあんまんをいただく。

 さつきに移動。塾長が遅いなあ、と思っていたら、なんと、バースデーケーキを抱えてご来場。「りゅういちろう」さんへ、とある。ありがたや。

 

(9月某日)

   「週刊鉄学」収録のあと、七徳堂へ。一時間だけ。打ち込み、一年生と女子相手に三本のみ。それでも久々、疲れる。

 

(8月某日)

   旅行で十日は何も体を動かさなかった。だからきついのは分かっているが、スネークのプロ練。

 股間が痛いために脛の内側で蹴ってこなかったが、いろいろ支障があるためサンドバッグで蹴り方を変える。160。

 スパーは大江先生、歌川・ヨースケ両選手と。9ラウンド。ヨースケさんは試合が決まったので、メタメタに絞られている。自分は動くので精一杯。前手を押さえてのアウトローや膝、脛の内側でのミドル等を試す。なんとかずぶ濡れになって終了。

 腿上げ300、首押し、前後ステップ、錘パンチ、体幹トレ(きつい)、腹筋。試合の決まっている井上選手も一緒に。すべて終えると、台風が来ていたはずだが、雨は上がっていた。

 

 

(8月某日)

今夏一番の暑さ。そのうえ蒸して、大変な汗をかいた。それでも20人程が集まる。組技の週。

・アップ
・基本
・ミット
 単発・コンビネーション、フリー
・組技の確認
 首相撲:首の取り方、折り方、回して崩す、ルームを作る、シュラッグ、足を上げて防ぐ
 道衣組み:片襟で崩す、サイドに回る

・組みスパー 三本
・グローブを着けて約手
 前手を押さえて肘、前手を押さえて膝
・スパー  グローブ二分
 面3本

 終了後、二階で自主トレでスパー。各自5本ほど。余りにも道衣が濡れ、いったん脱いだら二度と着られない状態になったので、道場に忘れ物になっていたTシャツをかりる。快適。大量に汗をかいたため、体がバリバリになった。

 

(8月某日)

 久々に高木道場。暑い。

 白帯がおらず、師範ばかりなので、私と井澤先生、マルちゃんと関根さんが総当たり。浮き技や帯取り返しなどやってみる。

 立ち技は普段ほとんどやっていないので、三本だけでえらく疲れた。かみやにて飲む。

 

(8月某日)

 中国と実家の神戸へ行って、さっぱり稽古していない。ストレッチばかり。

 オフ明け始めての柔道部、七徳堂、と思いきや、行ってみたら午後は休み。月刊予定にはそう書いてあるのに、自分の早とちりだ。

 仕方ないので、サンドバックを200蹴り、ストレッチ。部員に受けてもらい、打ち込みを100。汗をいっぱいかいた。釣り手の切り方を工夫したので、いろいろやってみる。

 

(8月某日)

 スネークピット。暑い、というか、蒸し暑い。サンドバッグを200叩いていたら、汗の異様な臭いがする。ずぶ濡れになり、さっそくTシャツ一枚着替える。

 大江先生が遅く来られたので、歌川・ヨースケ両選手とスパー。暑い、ダルいと言いながら、さすがプロはよく動く。圧力で再び汗まみれに。

 腿上げ、首、前後ステップ、重り、腹筋。

 帰りに食事しつつ三杯ビールを飲んだら、えらく回ってしまった。

 

 

(8月某日)

   グラップリングをやりたいという学生がいるので、ともどもパラエストラへ。

 中井先生に、この時間を主宰しておられる八王子の塩田先生をご紹介いただく。実は二週間ほど前、吉祥寺で首相撲をさせていただいたのは、誰あろう塩田先生だったのだ。奇遇に驚く。今回はお弟子の金原選手が戦極のチャンピオンになられたところだ。

 学生には自由にさせて、自分もスパーに入れていただく。道衣がなく膝蹴りもないので、どうテイクダウンすべきか分からなくなる。アームドラッグでバックにつこうとするが大量の汗を踏んでこける。一人目の方はしのいだが二人目には一度極められ、三人目には二度極められる。下になると汗が降ってくる。ものすごい湿度だ。

 毎度感じるが、この空間は新しい競技を作る、ないし先端で追求しているという熱気が充満している。明治期の講道館ってきっとこんなだったんだろうな、と思う。ムエタイの超人・ランバー先生もスパーしておられるが、凄い光景ではある。

 塩田先生は学生時代はプロレス研究をしておられたそうだが、戦極決勝で明治柔道部系の吉田道場と対面するとは感慨深かったそうな。なにしろ柔道界で明治と一般学生が同列なんて、ありえないことだから。大人と赤ん坊が戦うようなものだ。これを演出したのが中井先生なのである。

 

 

 

(8月某日)

 ビジネスマンクラス。寝技中心の日。昨日みなみ治療院に行き、骨まで染み込んだ疲れを抜いてもらったら、一日では疲れから完全には回復していない。

 先週ほどではないが、やはり暑い。最初から24名で開始。

・アップ、ストレッチ
・連打では、引き手に注意すること。引き手はガードにもなる。
・基本
・ミット 基本、連打、フリー
・エビ、受け身、ブリッジ、足回し、足蹴り
・足回しでかつぎをはずす。十字・足をはずされて枕で十字・頭に馬乗りで腕絡み
・上からパス・ニーオン・決め一種ずつ、下からスイープ・止め一種ずつ
・スパー3ラウンド
・グローブで相手のフックに縦肘
 相手のミドルにフックを合わせる
・グローブで防御
・グローブスパー2分
・スパー1分4本
・ダウン

自主トレは各自5本ほど。

さくらで土曜三部の今後につき、Kさん、Fくんと話す。

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 中村和浩さんにお誘いいだいたので、「戦極」を見にさいたまスーパーアリーナへ。

 レベルの高い試合つづきだった。中村さんは残念ながら敗戦。再起をお祈りしている。

 しかし総合では、膝が有効と再確認。小さなグローブでパンチだけだと危険だし、前蹴りやミドルは取られると危険である。パンチの合間に膝をはさむとかなり有効に見えた。飛び膝はタックルに対する牽制にもなるのだし。

 

 

(7月某日)

 吉祥寺。時間で出来たのでのんびり稽古。飯村さんにミットを持っていただく。3ラウンド。息が切れなかった。テンカオに行くときのパンチの処理を練習する。

 先日、首相撲をさせていただいたのは柔術黒帯の修斗のプロ選手だったようだ。さすがスタミナがあったわけだ。

 

 

(7月某日)

   またまた、間が開いてしまった、スネークピット。開くと二度と戻れないんではないかといつも怯えてしまう。歳が歳ですから。

 ヨースケ選手が切られてスパーできず、歌川選手と3ラウンド。大江先生はタイへ行かれたそうな。

 サンドバック200蹴った後だが3つなら、動ける。ということで、自分としてはもっともやれた。暑いだけ暑かったので、2キロ以上は絞れたかな?

 股上げ300、前後ステップ、重り80セット、腹筋。汗をかくだけかいた。

 ちなみに昨日は高木道場へ行ったが、情報足りず、お休み。仕方なく息子相手に自宅で打ち込み。釣り手を引き手で切るには、手首を極めることかと分かる。持ち上げればよいのかと(詳細はヒミツ)。

 

(7月某日)

 今期一番の暑さ。ピーカンの照りである。

 またまた朝日の校了。なんとかならないものか。稽古中に机に携帯を置き、やりとりする。

・アップ
・基本
・ステップ
・ステップからのパンチ
・重りを持ってのパンチ
・左右連打30
・二人組み、寝ての足回し、打ち込み
・サンドバッグ4×4
・対人約束組手 蹴りを空かして、ハイ・ミドル・前蹴りの対処、パンチへのパンチ返し
・グローブ・スパー
・面スパー
 

 終了後、自主トレ。2分を5本ほどスパーする。

 懇親会は、さくらが休みなのでふくろ。上野君が路上歌手に話しかけて、メンバーの男が心配して遮っていたのが面白かった。しかし、あの歌手はうまかったな。佐野君が「歌だけで惚れそうですね」と言っていたが、さもありなん。探偵ソウル、というバンドらしい。「マイマイ」というのが女性の名だが、泣かせるよ、この人。

http://www.myspace.com/tanteisoul

http://gakutakigawa-blog.seesaa.net/

 

 

(7月某日)

 祝日。空道世界大会合宿が開かれているので、九時に文京体育館へ。まずスパー。すね当てを持っていないので、女子と。

 柏崎先生をお招きして、演武をしていただく。空道は寝技を柔術に学んできたが、時間制限という点ではむしろ柔道のテイクダウンに学ぶ点は多い。選手に、以下のような呼びかけ文を書いた。

 自分としては、柏崎先生の世界第一線の神業を、選手諸君に目で見てもらいたかった。世界に出るとは、どんなことかを体験してもらい、安易に「達人」等に惑わされないようしてもらいたかったのである。

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 世界大会強化合宿に参加される選手のみなさん

 総本部の松原隆一郎です。 7月20日の合宿で、午前の部(10時より)に国際武道大学の柏崎克彦師範(マーストリヒト世界大会金メダリスト、モスクワ五輪不参加代表)をお招きし、セミナー形式で稽古をいたしますので、この件についてご説明申し上げます。

 柏崎先生は、『寝技で勝つ柔道』(ベースボールマガジン社)のご著書もあるように、柔道における寝技の第一人者です。

 これまで空道では、柔術と決まり手が近い(押さえ込み一本が認められない)こともあり、もっぱら柔術の研究が進められてきました。みなさんも柔術的な寝技の攻防については、日頃から稽古しておられることと思います。

 しかし空道では寝技の時間制限が30秒であり、柔術のようにフェイントをかけたり時間を使って極めることができません。その点では、むしろ短時間で立ち技から寝技に展開するタイプの柔道国際ルールの寝技に近い面もあります。

 柏崎師範は、各種のオリジナルな巴投げ(世界王者になられたのは、独自の「振り子巴」が決まり手でした)を駆使され、そこから一気に押さえ込んだり極めたりする寝技を得意としておられます。また、テイクダウンの技術としても、背負い投げや内股などのように相手に背中を見せる投げ技ではなく、巴投げや隅返し、浮き技や小外など正対しての技を開発してこられました。

 今回の世界大会では、打撃ではロシアと差をつけるのは難しいでしょう。そこでテイクダウンからの「決め」ポイントが日本人選手の活躍には必要になると思います。そこで、柏崎師範にいくつかのテイクダウンの技術を演武していただき、試合でのヒントとして持ち帰っていただきたく、セミナーを開くことにいたしました。

 私・松原としましては、メニューは以下を考えています。

・各種巴投げ
・隅返し・浮き技
・カニ挟み

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 二時間やって、師範をお送りし、池袋体育館に移動。夏期BC大会である。先週にトーナメント表は組んでおいた。

 本部の私のクラスからは、伊東・頃安・糸井各選手が出場。残念ながら優勝には到達できなかった。いろいろ反省点があるので、今後生かしていきたい。疲れたところで事務局長から打ち上げに呼ばれる。BCの仲間はみな行きたくないという。朝八時集合でせっかくの休みだから、羽を伸ばして飲みたいだろうに。というわけで、自分が人身御供として行く。疲れて寝てしまった。気がついたら酒井さんと上野君、牧君が乱入していた。酔ったら合流も厭わない、ということか。タクシーで帰宅。 

 

 

(7月某日)

 自分にとって、特別な日。山下トリオが日比谷野音で復活演奏するのだ。

 山下トリオは三期14年間続いた。私は1974年の10月10日に彼らを初めてピットインで見た。母親に連れられて入試の下見に上京したが、抜け出して聞きに行ったのである。18になったばかりだった。

 その演奏は衝撃的だった。極限まで速く、大きな音が、クリアーに叩き出される。「東京に出てくるとは、こんなことか」、と脳天を殴られたような気がした。

 しかしそのトリオは私が翌年に再び上京して、半年で解散してしまう。ドラムスの森山威男が脱退したからだ。最期の厚生年金での演奏は聴きそびれてしまった。生涯、悔いが残っている。

 メールスで収録された『クレイ』は、何百回聞いたか知れない。他人にはただの騒音と聞こえるかもしれないが、自分にとってはすべての音楽の中で、これだけが特別なものだ。世紀の名演とは、この盤のことだけを指す。特別な人間が特別なコンディションでのみ達する、人類の奇跡である。

 山下洋輔・坂田明・森山威男の三人は、互いに音を叩きつけあう。これに匹敵するものは、シュガー・レイ・レナードとハーンズの「ザ・ウォー」しか思い当たらない。あのボクシング戦も人類の奇跡だった。なにしろレナードのパンチは、遅送りにしても見えないのだから。

 森山は、自分の人生の師である。彼の音のように、ものを書きたい。大きく、速く、クリアーに。誰にもおもねらず、自分の出したい音を出す。そう念じて、ものを書いてきたが、森山の身体感覚を知りたくて、しかし音楽では微塵も近づけないと思い、武道を始めた。もう二十年になるが、三分間だけだったら、あのように強く速くクリアーにいられる。週に三回の稽古は欠かせないが。

 その森山が、30余年ぶりに山下トリオで叩くという。近所のジャズ屋のママは、「どうせ、だめでしょ」とつれない。ポスターが張ってあるのにな。森山も60をとうに過ぎている。全盛期のように2時間やれとは言わないが、せめて3分だけなら再現できるのではないか。できなければ、私の方がコンディションが良いことになるではないか。

 もし無様な舞台だったらどうしよう。森山への崇敬が音を立てて崩れるではないか。武道に対する情熱も冷めてしまうかも。見たいような、見たくないような。

 しかし、森山はやはり「神」であった。出てきて、いきなり「クレイ」を叩く。山下と坂田も、ゆっくりの出だしから、次第に加速する。三人が向き合って、絡み合う。フェイントを駆使してどつきあう組み手が展開される。坂田は少し苦しいか?山下は、いつもの手抜きではなく、たたみかけている。さすが。30年の時空をこれほど濃密な演奏と再会できるとは。思わず涙が出てきた。

 もう、会えないのかもしれない。しかし、それでもいい。60過ぎて、これほどのコンディションを保つ人がいるのだ。自分も、生涯、武道のスパーを続けることにした。

 

(7月某日)

   二日酔い。昼まで寝て、ビジネスマンクラス。暑い。組技の週。

・アップ
・基本
・ミット
 単発・コンビネーション、フリー
・組技の確認
 首相撲:首の取り方、折り方、回して崩す、ルームを作る、道衣で煽る、クロスではずす、シュラッグ、足を上げて防ぐ
 道衣組み:片襟で崩す、サイドに回る

・組みスパー 三本
・グローブを着けて約手
 自分から膝けり
・スパー  グローブ二分
 面4本

 終了後、二階で自主トレでスパー。各自5本。
 

 

 

(7月某日)

 夕方から東十条の「埼玉屋」に行くので、汗をかきに吉祥寺支部へ。総合のプロ選手二人が先着。飯村さんがスパーの相手をしておられる。膝をきかせいてる。

 私も首相撲には入れてもらうが、二人と終わったら息が切れた。それからミットを三ラウンド。再び息がきれる。

 東十条へ急ぐ。七人にて。埼玉屋は相変わらずうまいな。レモンサワーも絶品。親父さんが仕事を終えて宅に来られたので、話す。ちょうど新作『金融危機はなぜ起きたか』(新書館)ができていたので、サインして差し上げる。

 西日暮里「美奈子」にも寄る。ノスタルジーツアーであった。

 

(7月某日)

 久々、高木道場。前週に柔道の試合にエントリーしていたが、稽古がまったくできなかったのと、突然右手首に激痛が走ったため、とりやめにしていた。

 高木接骨院で湿布をしてもらい、いくらか握れるようになる。

 道場は暑い。ブランクのせいで、調子が悪い。白帯の方、高校の先生、大学生T君とやったら気持ち悪くなった。それでもT君からは小内と裸締めで優勢に。

 フランスの柔術家が見学に来て、形を珍しそうに見ていた。

 

(7月某日)

いよいよ暑くなってきた。更衣室に行くと天国のよう。24人で稽古。蹴り中心の週です。


・ストレッチ
・基本
・シャドー、腕立て・腹筋・首
・腿上げ、ミドルの基本
・打ち込み、足入れ
・近いミドル、遠いミドル
・ミドルを受ける、受けを切る
・前蹴り、前蹴りの受け
・ミット。パンチ単発、ミドル。ミドルの連打。フリーミットと合わせて3ラウンド。
・対人約手:右vs左。
・グローブスパー、スパー3本

自主トレは二階で、懇親会はさくらにて。
 

 

(7月某日)

   講演、ゲラでまったく稽古ができない。

 ビジネスマンクラス。次第に暑くなってきた。寝技中心の週。

・アップ
・基本
・シャドー
・ミット 基本、連打、フリー
・打ち込み、
・エビ、受け身、ブリッジ、足回し、足蹴り
・足にかみつかれたときの蹴り、かつがれたときの足回し
・上からパス・ニーオン・決め一種ずつ、下からスイープ・止め一種ずつ
・スパー3ラウンド
・グローブで防御
・グローブスパー2分
・スパー1分3本
・ダウン

自主トレは5本ほど。津澤師範が還暦ということで、新宿に移動。各学年からの贈り物贈呈。

二次会、さらにふらてへ、楠元監督と。一時半まで飲む。


 

 

 

(6月某日)

 一週間、ゲラと会議、授業で右往左往。まったく稽古できなかった。

 その上、朝日の論壇時評は月曜掲載のため、土曜六時校了。二・三日前に送稿しても、結局は四時頃から校正の質問が入ってくる。私が校了の時間を優先して稽古しないと先方では考えているのかもしれないが、まさか。原稿は朝九時に送り、二時間ほど寝たが、暑くて起きてしまった。脳が興奮しているのか、元気である。

 稽古中に机に携帯を置き、スパーの一分の休憩時間にやりとりする。スパーそのものはすべて自分もこなした。

・アップ
・基本
・ステップ
・ステップからのパンチ
・重りを持ってのパンチ
・1.5分、左右連打(パッキャオになったつもりで)
・二人組み、道衣をもって崩し合い、寝ての足入れ
・サンドバッグ4×5
・対人約束組み手 パンチに防御、蹴りに防御、ハイ・ミドル・前蹴りの対処
・グローブ・スパー
・面スパー
 

 終了後、自主トレ。2分を5本ほどスパーする。

 高円寺の高木道場で年に一度の例会「青畳を守る会」があり、私は稽古で行けなかったが二次会をやっているので、急いでそちらに回り、中途参加。高架下の「じじばば」。

 会長が急逝された山口先生から井澤先生に代わり、二代目会長体制で初の例会だが、二次会というのにまだ30人が残っている。これも、館長の人望の厚さのたまものだろう。 井澤せんせいも、篤実な方であるし。私の関係者なんかは、私が高齢になったらこんな風には集まったりしないだろうな。ゼミ生の結婚相手や生まれた赤ん坊でも、顔を見たこともないのもいるし。まあ、私が関心を持っていないせいもあるだろうが。

 

(6月某日)

 ビジネスマンクラス。七大戦が終わって疲れが出たのか、新刊書のゲラ直しのせいか。風邪をひいたようで、ずっとダルい。

 息子の学校の参観もパス。寝込んだままで起き出し、池袋へ。組みを中心とした週。

・アップ
・基本
・ミット
 単発、コンビネーション、フリー
・組技の確認
 首の取り方、折り方、回して崩す、ルームを作る、道衣で煽る、クロスではずす、シュラッグ、足を上げて防ぐ
・組みスパー
・グローブを着けて約手
 ランダムなパンチに合わせて首を取る
・スパー  グローブ二分
 面4本

 終了後、二階で自主トレでスパーを行う。さすがにきつく、受けに回ってしまうが相手が出てくるとつい打ち合ってしまう。それでも2×4本。

 懇親会はさくらにて。風邪の調子が悪く、中座する。
 

***************

 翌日、一日ウチでごろごろしていたら、復調。やはり疲れていただけだったか。

 後楽園ホールに、歌川選手の試合を見に行く。全日本キック。

 歌川選手は残念ながら僅差の判定負け。アウェーなので、ついパンチで打ち合いに行ったのが裏目に出たか。

 残りの試合もなかなか面白かった。なかでも凄かったのが、ピンサヤーム。04年度のMVP、元ルンピニー王者のスーパースターである。

ゆっくりした動きから、相手選手のすべての蹴りを膝カットする。腿上げは完璧であり速い。そのリズムからハイをガツーンとふり出すのだが、これも桁違いに速い。

見せパンチを数発、ゆっくり手打ちで打っておいて、いきなりガツーンとストレート。ダウンを奪う。

藤原あらしと言えば、タイの王座も狙おうかということになっている選手だが・・まったく何の技も当たらない。そのまま圧倒され、振り抜かれて粉砕。

アタチャイ、センチャイといった技術優先の化け物、ノンオーのような俊敏な化け物、アヌワットのような豪腕の化け物など見てきたが、ここにも化け物がいた。いったいどれくらい奥が深いのか、ムエタイ。

ピンサヤームは、相手の技術をすべて捌くスタイルは飯村さんに一番近いだろうか。しかし、日本でこういったスタイルはキック選手にもあまりおらず、その上に破壊力も凄い。どうすればこういった化け物に近づけるのか、想像 もつかない。

メインは前田vs石川というカードだったが、あまりにも平凡に見えてしまう。落差が大きすぎ、彼ら日本人なら自分でも戦えるのではないかと錯覚してしまうから、怖い。いったい、他の観客はこの落差をどう感じているのか、不思議である。マスコミは、ピンサヤームについてはほとんど触れていないが、私的には今年 観戦した格闘技で一番の衝撃だった。

 

(6月某日)

 前日まで七大戦では委員長として正面に座っているだけだったので、解放されて、自分の稽古ができるようになった。翌日、さっそくスネークピットへ。

 三澤選手=社長死去の話で持ちきり。業界トップの評価されるべき仕事がそれほど危険だったということだ。魔裟斗もジャンルこそ違え同じように危険な試合をし、今年引退するという。プロレスラーは試合結果ではなく、観客 の好むような危険なパフォーマンスをすることが仕事である。魅力的であればあるほど危険にさらされるわけで、構造的に死と隣り合わせということになる。地上波で放映される(NOARは打ち切りになったばかりだった)ことは、選手をギリギリの立場に置いているのだろう。

 サンドバッグを100ほど蹴ったところで大江先生が来られる。歌川・ヨースケ両選手、大江先生とスパー、9ラウンド。2週間ぶりなので調子が出ず、つい飛ばしすぎた。休みラウンドなしの9つはさすがにきつい。やっぱり週一はやらねば。

 腿上げ300、前後ステップパンチ、重りパンチ、足上げ腹筋、腹筋、背筋。

 土砂降りの中、帰る。

 柔道部の新主将に、部運営につき自分の考えを送る。

 

(6月某日)

 朝の体操はなし。

 女子部は凄くて、昨日はきっちりと阪大・名大に勝つ。三人制で一人いないのだから、一敗か二人引き分けでも負けてしまう。それでも勝つのだから、凄い。阪大には二人ともに勝ち。

 名大は、試合前から注文を付けられる。東大が敗者枠に入っているのはおかしいとのことなので、平等に抽選する。名大は三人女子部員がいるのに、外部の出稽古生を入れたいと言うので、これも飲む。その女子は、かなり強い選手だった。これを黒川に当て、引き分けて、さらに熊王とも強い久保が引き分ければ勝てるとの読みか。実際、オーダーも名大の注文通りになってしまった。

 しかし、それでも勝つのが東大女子の凄いところ。黒川が強豪・石田に、寝技で一本勝ち。熊王は引き分けて、延長で黒川が久保に一本勝ち。すべて相手の注文を飲み、正面突破で粉砕する。

 私は名大に出稽古に行かせていただき、女子部とは稽古したので、彼女らが寝技も相当にできることは知っている。 熱心な稽古風景を見て、本気なのだと感じた。東大が相手でなければ、応援しただろう。名大首脳陣も、本気で勝ちに来たのだろうな。それでも東大は勝つのだから、地力があるだけでなく、試合カンも素晴らしい。

 男子。東北・名古屋は、ふたたび死闘になった。黒木を一人抜き、中川を二人抜きで止めたのに、高橋実が二人抜きで小柄な158センチの水谷に止められたのが痛かった。水谷は、次戦の北大とも五藤と殊勲の引き分け。今回の七大戦の、MVPは中川・中の森だが、殊勲・技能賞は水谷で決まりだろう。

名大   東北大
森本   高橋佑
早稲田 葛西
黒木   佐藤
小塚   福尾
中川   伊藤
佐藤   高橋光
高木   木村
水谷   高橋哲
平野   高橋実
高     品川
武馬   高橋英
加藤   小畑
中ノ森 檜森
高橋   石丸
松元   西田中

あとは我慢強く引き分けを続ける。石丸が、一人ビハインドで中の森と当たる仕方なく立ち技に行ったところを内股一閃。呆然となる石丸。このまま中の森は西田中も投げて三人差勝ち。堂々のリベンジだ。

ここで上村春樹講道館長ご来臨。隣の椅子に座られる。ほぼ同時に、板垣恵介さん、来る。

いよいよ、決勝だ。女子は、九大と。

一人目、黒川は鬼武と引き分け。これで後がなくなった。熊王は勝つしかない。下になったところ、ヒップスローで押し倒す。縦四方で抑える!!なんと、28秒で抑えを解かれてしまった。そのまま引き分け。負けた訳じゃないが、これで優勝は逃してしまう。残念なり。

いよいよ男子決勝である。

名大   北大
中ノ森 高橋
松元   山本
黒木   赤松
森本   根元
佐藤   保坂
早稲田 平尾
高     廣瀬
高木   藤原
水谷   山下
加藤   小林
平野   五藤
武馬   川端
高橋   林
中川   本間洋充
小塚   畑中

なんと、中の森先鋒、黒木三将。前倒し、先行逃げ切りオーダーだ。中の森は一人抜くが、山本が引き分けに。赤松が取るが黒木に取り替えされる。保坂が抜くが早稲田・高と名大がコツコツ抜くのが効いた。この後、七試合連続の引き分け。中川と大将を二人残し、名大が地獄からはい上がって、見事優勝した。

 

 

 

そのまま閉会式へ。賞状を授与する。閉会の辞。

*******************

選手のみなさん、お疲れ様でした。

男子・名大、女子・九大、優勝おめでとう。

開会式に当たって、嘉納師範のお写真に、七大戦の歴史をご理解いただけるような試合をするようお願いしましたが、内容も熱気も、そのお願いに価するものとなりました。

七大戦はもとより寝技の大会ではありますが、団体のため、強い者は攻め、小さな者は守るというように、等しく役割を全うするところにも特徴があります。

このような特異なルールを持つ七大戦を、柔道の仲間としてお迎え下さり、講道館で開催することをお認め下さいました。七大学を代表して、 上村春樹講道館長に御礼申し上げます。

主管校の東大としましては、運営に不備があったやもしれぬと存じますが、皆様のご協力を得て、無事一切の行事を終えることができました。感謝いたします。ありがとうございました。

**************

 続いて、館長からご感想をいただく。精神性は素晴らしい、と。

 反省会終了後、板垣さん、獏さん、増田さんと座談会。オフレコに終始する。

 せっかくなので、学生のレセプションに三氏をお連れする。板垣さんは、七大生にもっとも影響力ある人物なのだそうだ。行列ができ、サインをしてもらっている。ありがとうございます。自分は空洞になりました・・・・

 

(6月某日)

 六時起き。いよいよ、である。一年の総決算だ。

 体操、食事。

 講道館に着く。四面の大道場で、すでに四校が稽古を始めている。壮観だ。テレビカメラも、NHK、ニュースター、晋遊社と三機回っている。華やかで、痛いほど緊迫して雰囲気だ。

 開会式。委員長なので、優勝旗・優勝カップ返還で、受け取る。委員長、挨拶。

**************

 おはようございます。

 選手諸君、引率の先生、OBのみなさん、ようこそ東京へいらっしゃいました。
今日、これから第58回の全国七大学柔道優勝大会を開催いたします。選手諸君は、一年間に培った力を存分に発揮して、思い残すことのない試合をしていただきたく願います。

 今回の七大戦は、ここ講道館で開催されることで、これまでの57回の歴史に大きな意味が付け加わろうとしています。

 七大学柔道大会の母体は、戦前の高専柔道大会であります。そして柔道の創始者であられる嘉納治五郎師範が、生前に寝技に偏っているという理由から高専柔道ルールに対し修正を求めたという経緯があります。

 それにもかかわらず七大戦は昭和27年(1952)にが開始されて以降、「引き込みあり、団体15人勝ち抜き戦、一本取り」という三原則に加えて、「守り一辺倒も認める」という方針で、講道館ルールや国際ルールとは異なる特異な柔道を築き上げてきました。

 本大会の審判規定前文は、「日本の学生柔道を牽引していくような立派な七大学柔道を作り上げていかなければならない」と謳っております。しかし、我々の七大戦ルールはこれまで、ほぼ七大学を中心とし、親交関係にある大学との交流戦でのみ用いられてきました。

 本日ここ講道館で七大戦が開催されるということは、七大戦が「日本の学生柔道を牽引していく」という文言に相応しいものに成長したのか否か、嘉納師範の写真の前で披露することを意味しています。

 本件につき、七大戦を講道館で開催することをご許可下さった上村春樹講道館長、そして仲介の労をおとりいただいた津澤寿志・東大師範には、心から感謝いたします。


 七大学柔道部は、多くの部員が大学院に進むほど、文字通り「文武両道」を追求しております。七大戦は、スポーツとしての国際柔道ルールの常識からははずれて見えるかもしれませんが、嘉納師範が追求しておられた「教育としての柔道」という考えに対し、ひとつの答えを出してきたと自負しております。

 選手諸君は、先輩方が築き上げてきた七大戦の歴史を嘉納師範にご覧いただけるような、立派な試合をして下さい。また、観客のみなさんには、歴史の証人となっていただきたい。以上を願って、開会の挨拶といたします。

東京大学柔道部長  松原隆一郎

****************
 

 普段は空で喋るのだが、今回ばかりはそうもいかない。自分としては、これで半分は仕事が終わったということか。ほっとする。

 いよいよオーダー発表。三試合が同時に始まる。

 京都は、信じがたいことに、先鋒の取り役・長崎がいきなり取られる。北大強し。平尾が二人抜き、小林・五藤・山本と、次々に抜いていく。京都が一方的にやられている。取り役の安堵はきっちり分けられた。信じられない。結局、五人差である。

 阪大・九州は、二番手の九州・宮崎が三人抜きで勝ち残り、四人差勝利。

 凄かったのは、やはり東北・名古屋。名古屋が黒木・早稲田と先行。東北の怪人・高橋実が抜き返すが、名古屋は二番手・中の森をぶつけて引き分けさせる。次に名古屋の佐藤が抜き、一人差に。このまま東北は三将の石丸だ。つまり東北はエース石丸のあとに二人置いておいたことになる。この配列は絶妙だ。

 石丸は、当たり前の顔をして、さっさと二人を抜く。抜かれた方も、分け役としては強いのだが、あっさりと抜くだけの正確さが石丸にはある。ついに逆転。ここで石丸は、名古屋のエース・中川ともついでに引き分けてしまう。取り役のくせに、分け役としても強いのが東北の特徴だ。これは東大にないところだ。

 

 ここで残りは名古屋一人、東北二人。東北はきっちり分けて、一人残しで勝利である。いやな名古屋が敗復に回ることとなった。

 東大・阪大は、寺田が四人抜く。しかし次に投げられるところも寺田らしい。しっかり分けろよ、コラ!!

 東大は、一年生の中野が、勝ち。教わったばかりの防御で、次を分ける。山村も良いセンスで分ける。この二人は試合カンに見るべきものがある。

 しかし、伊藤は相手が逃げているのに、監督の「攻めろ」の指示が聞こえず自分も逃げる。取り役・武田は一人抜きのあと、阪大のエース・竹内に抜かれてしまう。このあたりは石丸との差だ。結局、武内に三人をゴボウ抜きされて、二人残しの勝ち。僅差である。

 引き続き、名大戦。

名大   東大


早稲田 岡
佐藤   新田
森本   中野
中ノ森 碇
松元   武田
加藤   寺田
小塚   堀内
中川   渡辺
武馬   境
高     柳生田
水谷   伊藤
高木   高渕
黒木   佐竹
平野   細川
高橋   山村

 岡は良い感じに引き込んでいたが、なぜか一回前に出てしまう。まずい、と思った瞬間、投げられて一回転。続く新田が取り返すかと思ったが、これもなぜか得意の隅返しをやらないで引き分ける。「ノーミスで行け」とアドバイスしたのに、いきなりミス続きである。それでも一年中野が強い佐藤と必死の引き分け。取り役・武田が中の森と当たったので、ここで分けてくれれば試合になる。

 と思ったが、腕を決められる。寺田まで取られ、堀内は仕方ないにしても、大将・渡辺まで引っ張り出される。これでは試合にならない。境がようやく苦労して一人抜くが、最後はエース中川が笑いながら五人をごぼう抜き。八人差の大完敗である。呆然。

 津澤師範、柏崎先生も、あまりのことに怒りながら笑っておられる。いや、笑いながら激怒しておられる。ご自分ではこんな負け方をしたご経験がないので、どうしたらよいのか分からないご様子。勝てないにしても、八人差もつけられるような相手ではない。中央や国士舘とやっているんじゃないのだから。自分の力が出せないのは、自己評価が誤っているせい、もしくは怖がっているせい。気迫が感じられない。弱者が知性もしくは気迫で光るのが七大戦なら、これは七大戦ではない。がっくり。

 師範に呼び止められて、喫茶。次いで、OBレセプションで学士会館まで歩く。遠征歌・部歌など大合唱、自分は浮かれない気分で師範と飲み直し。さらに一部ともんじゃでビール。ホテルに帰ると反省会しているので、ひとことと言われて、10分喋る。監督・コーチとさらに深夜まで、ホンネ反省会。

 去年は、決勝で敗れ、胸に穴が空いたような感じになった。今年はまた、まったく違う。北大に勝ったのは、去年の金丸君とかの引き分けがあったからで、それだけの地力が見えた。今年は、とにかく分けることすらできない。試合にならないのだ。

 

 

 

(6月某日)

 昼過ぎ、キャリーを転がして講道館へ。いよいよ、七大戦だ。もう、各大学の稽古が始まっている。

 東大が始めた頃に、各大学の稽古を視察。皆、いろいろ工夫してやっている。北大はいかにも体格が良い。東北は皆丸坊主で、精悍である。

 五時から主将審判会議。自分は今回の式次第全体の委員長だ。司会は東大OBの宇野さん。控えめだが、実に的確な仕事をされるOBだ。

 最初に、抽選。ごそごそやって勘ぐられないよう、中央にテーブルを置く。せっかくだから、劇的にやる。抽選のくじをひく順の抽選をまず行う。今回は、北大・東北・京大・名古屋が横一線の四強と思われていた。東大は主管校で最初から敗者復活枠。東大以外の6校が一回戦をやるので、少なくとも一校は敗復に回ってくる。そこと東大が準決の残り一席を争うのだろうか。

 と思っていたら、仰天の結果に。

 一枠に阪大・九大。ここから一校は準決勝に行けるということだ。両校とも、主将はニコニコしている。

 緊迫しているのが、北大・京都、名古屋・東北。とくに後者は優勝候補同士。緒戦から事実上の決勝で、しかももし負けたら初日に敗復も含め三試合、二日目に残ればまた同じ対戦が準決勝となる。地獄のトーナメントだ。

 茅場町のホテルまで部員と行き、食事、ミーティング。監督・コーチがオーダーを組むというので、参加。デニーズで深夜まで四時間かけて、大枠を作る。

 

 

(6月某日)

 朝10時から衆議院会館で、議員さん100名ほどとともに臓器移植法について討論会。東京財団主催で、私も委員会に参加しているので、場違いなのに呼ばれたようだ。自分の意見を述べておく。この件、中日新聞に次回書くつもり。

 そのまま稽古のため駒場へ。津澤師範、落合コーチもお見えになる。サーキットを一本、落合さんとともに加わる。

 津澤師範にお誘いいただいたので、西森氏も連れて駒場の居酒屋「山口」へ。ここは、娘さんが小学生の頃、子供会に入っていて、一緒に遊んだ縁。小生、子供会員だったのだ。大学で社会復帰したかったからね。

 柔道談義していると、親父さんがなぜか「もちだ」と書いてある焼酎ボトルを出してくる。「はやま」とも書いてあるから、「持田先生」、「葉山充」選手のことではないか?葉山さんは大道塾の試合に出ようとした強豪だ。美味しくいただく。次回、こちらから一本入れておかねば。

 夜、開会式の挨拶の下書きを書く。

 

(6月某日)

 週刊鉄学で、都倉俊一さんと二時間歌謡話の後、七徳堂。

 いよいよ週末に七大戦。

 乱取りの後、息上げのサーキット・トレ。私も参加する。

 20秒ずつ、その場走り、腿上げ、抱え込みジャンプ、バービー、腕立て(高速で60回やった)、腹筋、打ち込み10本、走って往復、打ち込み10本、往復。これを2セット、「優勝するぞ!!」と絶叫しながらやった。高揚する。 この一週間、頭がずっと七大戦モードになっている。まあ、憑依した感じ。

 一年生も勢揃い、良い雰囲気である。団体の勝ち抜き一本取りらしい、緊迫感だ。

 終了後、銀メダリスト・溝口紀子さんが女子部二人を食事に誘うと仰るので、二年の堀内君も連れて、同伴。若手三人は、450gのステーキをぺろりと平らげる。いよいよ、明日が最後の道場稽古である。

 

 

(6月某日)

 七徳堂。追い込みなので、一年生も全員集合をかけて、柏崎先生に見ていただく。指名して、乱取りをやらせる。

 自分はもっぱら一年生と。四年の碇君とやったら、二本取られてしまう。さすがに力強い。

 院生連と一年生を連れて、8人でちゃんこ「浅瀬川」へ。都市工時代の教官・市川先生と偶然同席。ビールを4本ご馳走になる。ありがたや。市川先生はアメフットの「ウォリアーズ」を立ち上げたメンバーだったそうな。

 

(6月某日)

 ビジネスマンクラス。寝技中心の日。昨日の稽古後にサプリメントも飲まず風呂も入らずだったので、身体中が痛い。新宿文化・パラエストラの柳田さん来る。

・アップ、ストレッチ
・基本
・シャドー
・ミット 基本、連打、フリー
・打ち込み、隅返し
・エビ、受け身、ブリッジ、足回し、足蹴り
・上からパス・ニーオン・決め一種ずつ、下からスイープ・止め一種ずつ
・スパー3ラウンド
・グローブで防御
・グローブスパー2分
・スパー1分4本
・ダウン

自主トレは各自5本ほど。

懇親会は、さくらが閉まっているので、久々「ふくろ」へ。無愛想で愛嬌のあるややこしい姉さんが、今回は上機嫌。

 

(6月某日)

   先月本を出したばっかりだというのに、次の本の企画があり、脱稿。息と胸が詰まります。夜、眠れないし。

 しかしとにかく原稿を出したので、イケイケ。授業のあと、駒場の稽古。あと一週間で七大戦である。

 寝技ばかり五・六本?打ち込みもやったが、やはり疲れる。

 終了後、今度は三年生を誘って、「風風亭」。焼き肉食べ放題、6人である。どうなることかと思ったが、一人当たりが安く、助かった。

 話は・・・秘密。試合に向けて、頑張ろう。約束通り、優勝したら、異国で爆発するぜ!!

 

(6月某日)

   七徳堂。柏崎先生は北京五輪出場の佐藤愛子選手を連れてこられ、熱心に指導。指導者として、外部からこのように指導を受けに来られる方がいるというのは、素晴らしい。

 ゴンカク藁谷さん、日本総研・大泉さん、デンマーク王者の留学生が入り交じって稽古している様は壮観。終了後、渡辺主将、碇君、佐竹君を誘って食事。七大戦まで後二週間、頑張ろう!!

 『東天の獅子』の夢枕獏さん、七大学部員に強い影響があるという『バキ』板垣恵介さんが七大戦にご来臨下さるとの電話あり。選手諸君、立派な試合を見せてくれたまえ。

 

(5月某日)

 ビジネスマンクラス、今回は審査。火曜日に受験者名簿が送られてきたが、なんと昇段挑戦者が七人。対する緑帯以上が茶帯の二人だけ。

 従来はこうした場合、昇段組同士当たることとなっていた。しかも今回のケースならば2回当たっていたはず。しかし審査として、私は以前からこれはおかしいと思ってきた。「対戦相手が二級以下で規定人数」なのか「一級以上」なのかが時によって異なるというのでは絶対的な昇段の基準がないことになるし、半数が顔面で不利になることが決まっている審査というのもおかしいと考えるからだ。

 そこで

・対戦相手になってくれる方を募る。その方には、自分の審査で今回分として0.5〜1点を差し上げる。
・昇段組同士が当たることは避ける。
・同じ支部同士もなるべく顔面では当たらないようにする。

 というルールを基本として、対戦カードを組む。それでも本部四人、吉祥寺二人、草加一人の昇段挑戦者なので、本部だけから対戦相手を探すわけには行かず、野々山さん、植竹さんにお願いするとともに、飯村支部長に初段も含めて対戦相手を探して下さるようメールする。

 その結果、自分で言うのも何だが、大変気迫溢れる、しかし気持ちの良いができた。加藤さんが宇佐見・深草という吉祥寺勢と壮絶なドつきあいをし、篠塚さんも勝ち越し、遠藤さんは4.5ポイント獲得、吉祥寺の日吉さん、草食系金子さんもともに見事基準をクリア。加藤さんは三段に。

 自主トレは、宇佐見さん、深草さんを迎えて5人で行なう。組みから少し押し、背後に投げるのをいろいろやってみる。「浮き落とし」と同じ要領だ。

 激しくも武道らしい組み手に感銘を受けたのか、懇親会も盛り上がる。飯村支部長、志田・俊輔両チャンプも来て、さくらの路上まで溢れる。スナックとは思えない様子。20人を軽く越えていた。

 調子に乗って阿佐ヶ谷に佐野さん、澤井さん、村上さんを誘う。ひねもすにカニを蒸して持って行く。佐野・澤井両氏は、私の仕事場で爆睡することに・・

 

 

(5月某日)

   ニュースター「武田鉄矢の週刊鉄学」で、慶応・草野厚先生と「テレビと政治」、元国交相技官・大石久和先生と「国土学」。終了後、七徳堂へ。数本、乱取り。黒川さんと絞めについて、議論。帰りに辛い物が食べたくなって久々に「栄児中国家庭料理」にて麻婆豆腐。しかし、これは辛い、辛い。頭が沸騰して、すぐ帰宅。

 

(5月某日)

   久々、スネークピット。バトラーツの澤選手が来ていて、パンクラスチャンプの井上さん、IGF鈴木さんとスパーしている。

 自分は少しサンドバッグを蹴ったら、大江先生が「先にスパーしましょう」とのこと。

 ヨースケ・歌川両選手も交えて、休み無しの9ラウンド。久しぶりということもあり、ラウンド間に毎回座り込む。大江先生は「フェイントが珍しいですね。飯村流?」と言って下さるが、いや、きつくて疲れてるだけです。

 

 

(5月某日)

 朝から東京学生柔道団体戦。一回戦は拓大。さすがに一部校は皆大きい。先鋒の新田が技あり・有効で先行するが、そのあとは取られて0−7。

 敗者復活戦、東工大には4−2。学習院には勝ち越していたのにチョンボから3−3の内容負け。勝てた試合を、もったいない。

 しかし東大女子部は恐るべし。3人制に2人で参加したのに、成蹊・桜美林と連破。一敗からのスタート、一人でも引き分けられたら負けのところを二人で連勝したということだ。優勝の創価には一引き分け一敗、一不戦負けで、三位入賞、次は全国大会だ。おめでとう。

 

(5月某日)

 ビジネスマンクラス。

 朝日の時評は今年は毎月土曜六時校了。ということは、稽古中にやりとりしなければならない。今回も机に携帯とゲラを置き、やりとり。歴代の執筆者でこれをやった人はおらんだろうなあ。

 今回は四人も体験入門者がいる。塾長ご夫妻の還暦祝いもあって、30人も参加。満員だ。

・アップ
・基本
・ステップ
・ステップからのパンチ
・重りを持ってのパンチ
・1.5分、左右連打(パッキャオになったつもりで)
・二人組み、道衣をもって崩し合い、寝ての足入れ
・サンドバッグ4×5
・対人約束組み手 パンチに防御、蹴りに防御、ハイ・ミドル・前蹴りの対処
・グローブ・スパー
・面スパー

 終了後、正哲君の墓参り。昨年はできなかったので、うれしい。そのままファミレスで食事を経て還暦祝いへ。おめでとうございます。

 「100曲組み手」を塾長にお願いしたが、結局はただの宴会へ突入。

 

 

(5月某日)

 山上会議所にて、朝から七大戦の打ち合わせ。主管校はこれから一月、大変である。私は名目上は大会委員長だが、実際に動いて下さるのは院生や一部OBである。感謝。

 昼からOBも交えて稽古。夕方より赤門総会。さらに懇親会。七時過ぎに終了、そのまま仙台へ。

 北斗旗では、上野正さんのセコンドに付く。予備戦、一回戦と勝ち上がり、二回戦で相手の「待て」後の頭突きで負傷。判定負けとなったが、反則勝ちじゃないか?力闘であった。牛タンを食べ、青森へ。初めてである。親父が死んだり本の出版で、ムダに時間を過ごすことがなかったので、カニを食べに行く。

 寝ずに深夜3時、中央卸売市場へ。港ではなく、山の麓にある。雨の降る中、立ちつくして店が開くのを待つ。河岸はどこも威勢がよくて楽しい。

これが目当ての生けトゲクリガニ。ひと箱買ってしまった。毛蟹を濃くしたような味。子持ちである。

 東青森駅は東北本線なのに、無人駅であった。自転車の歩道橋のような構内。津軽ラーメンを食べた帰り。

 青森は食の宝庫だと知る。太平洋・日本海双方から潮が流れ込むからであるらしい。寿司屋は高級なところは3万を下らない銀座値段というが、いろいろ調べて「吉野寿司」へ。4000円ほどで大間のまぐろを含む お任せの握りを供している。コストパフォーマンスは最高の店であった。ホッケの握りは脂が乗ってうまい。右から二つめ。別に注文した殻つきウニは海水がないと出せないので、青森の名品である。 烏賊も透き通って、絶品。

 

(5月某日)

 授業後、灘高校の柔道部の後輩であるM君のお誘いで、恵比寿の一軒家にて美人連の割烹「園山」にて会食。K1君と、品川のエキナカを開発されて著名な女性K2さんも同席して下さる。私もM君も、K1君も、ともに主将だった。K2さんはM君とともにJR東日本に属し、K2さんの入社時にM君が面接した上司であるとか。

 これも武道の縁ではある。

 

(5月某日)

 会議に出ようと大学へ行ったが、今年その会議には別の先生が出ることになっていると判明。しかし六時過ぎから取材を受けるのでせ、急遽、それまでの時間、柔道部の稽古へ。一年生と乱取り。なかなか筋が良い。

 取材後、家内のやっているカフェ「ひねもすのたり」のお客様である料理研究家・伊野由布子さんの新著『俺のつまみ』(日経新聞)の出版パーティーで渋谷「食幹」へ。100人はいようかという大所帯だが、伊野さん自身がカウンターの中を飛び回ってサービスしている。

 平松洋子さんとひさびさにお会いする。今年は朝日で書評委員になられた。四方山話をしていると、80年代もののワインが出てくる。絶品。

 

(5月某日)

   七徳堂にて、柔道。主務を一年間務めた佐竹選手を誘い、寿司。日本総研、人口論の大泉さん、NHK西森大さんも来て下さる。両氏とも、熱心に部員に稽古を付けて下さっている。大泉さんはかつて京大のコーチであった由。

 

(5月某日)

約30人で三階は一杯。組みを中心としたミットの週。体験参加者二名。

・アップ、ストレッチ
・基本
・打ち込み、対人でミドルの当てどころを確認
・組技の確認
 首の取り方、折り方、回して崩す、ルームを作る、道衣で煽る、クロスではずす、シュラッグ、足を上げて防ぐ
・組みスパー 一分3本
・腹当てを付けてミット
 単発のパンチ、蹴り、膝蹴り、
 コンビネーション
 ランダムに応答 2分
・グローブを着けて約手
 ランダムなパンチに合わせて首を取る
・スパー  グローブ二分
 面四本


 懇親会はさくらにて。しかし自分は「和さび」にて稲垣大王主催の古株による塾長・事務局長還暦祝い。

 青木支部長がいまだに初段なのは、飯村支部長が十人組み手の時、八人目で相手をしてキメを入れたのにいまだに恨みをもっているからとのこと。 リベンジは一番手でやってやる、と飯村談。

 高松支部長による、降臨・大山館長による還暦祝辞など賑わう。

 黒木君と稲垣さんのツーショット。

 

(5月某日)

  酒井さんすら休みの連休中、20人ほどでビジネスマンクラス。蹴り中心の週。


・ストレッチ
・基本
・シャドー、スタビライゼーション
・腿上げ、ミドルの基本
・打ち込み、足入れ
・近いミドル、遠いミドル
・ミドルを受ける、受けを切る
・前蹴り、前蹴りの受け
・ミット。パンチ単発、ミドル。ミドルの連打。フリーミットと合わせて3ラウンド。
・対人約手:右vs左。パンチに蹴りで防御。
・グローブスパー、スパー4本

自主トレは二階で、少人数だったので広いスペースで行う。

懇親会は、「鮮Q」にて。なぜか「三国志」で盛り上がる。
 

 

(4月某日)

   スネークピット。タカ・クノウ選手が出稽古に来ておられる。国士舘高校出身だそうな。寝技に見惚れる。

 歌川・ヨースケ両選手と6ラウンド。右ミドルに固執、結局左右とも蹴れず。自分は左しかうまく出せない。

 

(4月某日)

 東大柔道部。七徳堂へ。柏崎師範が来ておられるので、新著をお渡しする。久々に中村和浩選手が来て下さる。

 自分も5本ほど乱取り。

 風呂に入り、夕食を食べるのに前主将の本田君を誘う。桂園。安いしうまい。

 

(4月某日)

 岐阜へ講演に行ったり、テレビを一日三本撮りしたり、まったく稽古できていない。しかも朝八時までかけて朝日の論壇時評を書く。新著見本が送られてきている。ふらふらで二時まで眠り、ゲラ直しをして道場へ。ビジネスマンクラス。20人ほどで行う。寝技の週。

 校了が6時であるため、指導しかつ自分もミットやスパーをしながら電話に出、ゲラも受け取って修正する。いやはや。

・アップ
・基本
・シャドー
・腕立て・腹筋・ケンケン
・ミット 単発/コンビネーション/フリー
・受け身
・えび・肩ブリッジ・蹴上げ
・二人組みで、パス・ニーオン・極め、足回し・スイープ
・寝技スパー四本
・目慣らし
・グローブスパー二分
・面スパー四本

 二階に移動してグローブスパーを5本ほど。懇親会でさくらへ。ふらふらである。身体は硬くなり、痛い。

 伊東君に背中に乗ってもらうとボキボキいって、気持ちよい。復調したので、所・澤井両君と飲み直し。電車がなくなったので、タクシーで阿佐ヶ谷へ。自分は本が出来てきたことだし、時評も終わったのですっかり打ち上げ気分。「青二才」でもつ鍋を食べ、いやがる澤井君をなだめて「山路」へ。五時過ぎまで暴れる。

 

 

(4月某日)

 陽気が良いせいか、30人近い参加者で稽古、ビジネスマンクラス。パンチ中心の週。

・ストレッチ
・基本
・ボディワーク(擬似縄跳び、サークリング、前進)
・シャドー、スタビライゼーション
・二人組で、スリップ・ダック・スウェイ、膝蹴りに足払い、ズボンをもたれて足回し
・サンドバッグ 4×5
・蹴りに対して反撃(ローにカウンター、前蹴りをはずす、ハイをすかす)
・パンチに防御
・グローブ・スパー2分
・面スパー 4本

 自主トレでは、各自が5本以上を行う。

 さくらでの懇親会は、たけのこご飯!美味しかった。

 東大柔道部で私が作成したDVDを鑑賞。部員は、ふだんから自分で考えることを課題にしている。その成果を喋ってもらっているシーンを見てもらう。とくに西沢威人君 の亀に対して上からコムロックを掛けてスイープし、押さえ込むという技術について細かく20パターンほど場合分けを解説するあたり、一同凝視。

 「考える格闘技」が実現していることの、生々しい証拠である。

 

(4月某日)

 スネークピット。ひさびさだ。

 サンドバッグ200。腰を出したり引いたりしていろいろな形で蹴ってみる。

 スパーは、大江先生、歌川・ヨースケ両選手と。偶数だから連続9ラウンド。ヨースケさんは右手を怪我しているので、右ミドルだけで対応してみる。

 腿上げ300、前後ステップ、重りパンチ、腹筋足上げ他。きつい。

 

(4月某日)

   一週間まともに稽古できなかったのに、二日連続はきつい。少し風邪気味。

 日中はかなり暖かくなってきた。桜も散った。陽気がいいせいか、30人近い参加者。ビジネスマンクラス。組みを中心としたミットの週。

・アップ、ストレッチ
・基本
・打ち込み、対人でミドルの当てどころを確認
・組技の確認
 首の取り方、折り方、回して崩す、ルームを作る、道衣で煽る、クロスではずす、シュラッグ、足を上げて防ぐ
・腹当てを付けてミット
 単発のパンチ、蹴り、膝蹴り、縦肘
 コンビネーション
 ランダムに応答 3分
・組みスパー 一分3本
・グローブを着けて約手
 ランダムなパンチに合わせて首を取る
・スパー  グローブ二分
 面三本

 二階で青木さん率いる綾瀬支部の四人+遅れてきた平田さんが稽古している。自主トレは合流。各自5本ほど。

 懇親会はさくらにて。伊東君が稽古抜きで参加。新会員・中村さんがお子さん二人と参加。

 子供に「なぞなぞ」を出そうと息子に電話で尋ねたところ、「人間の足と手以外でツメがあるのかどこ?」というもの。答えは「脳」。こんな「なぞなぞ」は小学生に受けない。

 

 

(4月某日)

  駒場にて、柔道部。新入生が来ているというので、行ってみる。四人ほどがすでに一緒に稽古している。格闘技好きという者も。私も五本ほど乱取り。

 帰りに灘柔道部から東大に受かった三人と部員二人を連れて下北沢焼き肉「太樹苑」へ。安いがうまい。歓迎をする。

 

(4月某日)

 ちくま新書「経済思想30人組み手」が完成、ゲラの二校に追われている。みなみマッサージにも行っていないので、体調は最悪。夜眠れないのに朝早起きしてしまう。自律神経がおかしくなっているらしい。

 それで風邪引き状態のまま名古屋へ。息子を連れて祖母の墓へ。七回忌も行けなかったので、ほっとする。しかし調子が悪く、叔父がご馳走してくれた名古屋一というフレンチは残してしまった。

 翌朝、六時から風邪薬を叔母が取りに行ってくれる。一気に良くなってきたので、調べ物をしていると、名古屋大学の柔道部の稽古が午後二時からあるではないか。さっそく「まことや」でみそ煮込みうどんを食べ、名大へ。

 瓜谷部長が道場の外におられる。監督者が四名ほど、指示を出す中で三時間の稽古。乱取り中は上になっても下になっても立っても寝てもずっと動き続けるように指示がある。これならばスタミナはつくし、どう動くか考えねばならない。良い稽古方針だと思う。自分は病み上がりではあったが乱取りを五本。

 神戸でも墓参りとオーディオ売却。用事が終わったので少しは旅行らしくしようと、明石へたこ焼きを食べに移動。「いずみ」食堂のたこ焼きは、東京では味わえない香ばしさだった。調子に乗って、ジェノバという船で淡路志摩へ渡航。さらにタクシーに半時間乗り、民家を改造したギャラリーへ。ここのご主人は自宅を次々に「作品」にしておられる。花畑・菜園にオブジェが混じっており、景観好きな自分にはぴったりくる「芸術」である。自分は、「閉じた」作品が嫌いなのだ、と再認識した次第。武道も、閉じちゃいかんな。

 

 

(3月某日)

   最初は10人ほど。しかしいつものように増え、20人ほどで稽古。ビジネスマンクラス、蹴りに重点を置いたミットの日。

・アップ
・基本
・打ち込み、足をきかす
・腹当てを付けてミット
 単発のパンチ、蹴り
 コンビネーション
 ランダムに応答
・グローブを着けて約手
 右vs左
・スパー
 グローブ二分
 面四本

 自主トレは二階で各自5本。

 伊東(ダンナ)さんが怪我をされたので、関東大会には出場できなくなった。しかし懇親会にはご夫婦そろって参加。こういう交流は気持ちを維持するには重要だ。もつ鍋帝王。次回は、私は不参加。親父のいなくなった実家の片付けと各地の墓参りを家族旅行である。
 

 

(3月某日)

 今週も博論審査やら息子の卒業式やらで一向に稽古できない。おまけに友人でフードライターの大谷浩巳氏死去の報。これには参った。

 やっとスネークへ。調子は最悪である。

 縄跳び・踏み段昇降からサンドバック200。大江先生が来られないので、歌川・ヨースケ両選手とスパー開始。歌川選手の相手が左ということで、自分は左でやる。このところスイッチしているので、あまり苦にはしていない。6ラウンドだけだが、ひどく汗をかいた。

 腿上げ、前後ステップ、重りパンチ、首押し、足挙げのきつい腹筋、腹筋。

 汗をかいたら調子が戻ってきた。

 

(3月某日)

 テレビで「草食系男子」「鈴木宗男さんと政治とカネ」をテーマに喋ったり、カナダの経済思想家・ドスタレール氏と対談したり、PARCO社長と会食したりでなかなか稽古できない。

 午後二時過ぎから東大柔道部は学習院と定期戦。道場に行ってみると学習院は身体が大きく、相手に持たせない稽古をしていて、いかにも自信ありげ。当方としても、易々と負けるわけにはいかない。

 ところが蓋を開けてびっくり。先方・新田は動じないで粛々とクロスの組み手を続けると、次第に相手が混乱してきて有効を二つ。完勝する。次鋒にキャプテン渡辺直人を配すると、先方は「講道学舎」と帯にある選手。これに臆さず、渡辺は先に先に仕掛けて立ち技がもつれるところを寝技に引きずり込み、さらに相手が立とうとするのを帯取り返し。これが見事に決まって素早く上四方固め、一本勝ち!寝技と立ち技の際の展開が早く、相手がついてこれない勝利だった。こうした勝ち方は東大がめざすべきものだ。さすが主将である。つづく寺田も亀の相手に強引にSRT。知らない相手らしく、これも決まって上四方で連続一本。このあと二人が引き分け、早々と勝利を決めてしまった。そのあと二人が取られて3−2。数字は僅差だったが内容は堂々たるものだった。この調子で6月まで突っ走りたい。

**********

 そのまま荷物を担いで池袋。ビジネスマンクラスである。寝技中心の週。20人ほどで行う。

・アップ
・ストレッチ
・シャドー3分
・ミット
・受け身
・パス、横四方からの極め、下から食い止める、スイープの四項目について、それぞれ一つは自分の得意を作ること
・寝技乱取り 4本
・グローブで防御2分
・スパー2分
・面スパー4本

 自主トレは二階で各自スパーを5本ほど行う。みんな距離がつかめてきたように思う。懇親会はさくら。翌朝は早くから自分主催で息子の「保育園」の同窓会。高尾山にトリックアートを見に行く。おむつの友である。
 

 

(3月某日)

   次第に暖かくなってきた。沖縄に行っている本掲示板の管理者・佐藤和浩さんが、東京出張で久々に顔を見せてくれる。

・アップ ストレッチ
・シャドー 筋トレ
・二人組で膝蹴りへの支えつり込み足 打ち込み 寝技足入れ
・ミット
 単発
 コンビネーション
 ミット持ちとやりとり
・佐藤さん元立ち 10秒で10人とのスパー
・グローブ 防御
・グローブ スパー
・面スパー 4ラウンド

 自分6時に道場を出る。いつもはキックや柔道の試合などで誘われても土曜はすべて断ってきた。しかし今回は望月さんの引退式。一年間に100ラウンド、通算で300ラウンドはスパーさせていただいたのではないか。現役のトップ選手に、ありがたいことだ。高価なチケットをいただいたので、これだけは参加させていただく。

 山本元気選手の恐ろしくなるほどの打ち合い、大月選手のノーガードとフェイントからのバックハンドKO等見所が満載の興業だったが、その中で引退式。花束贈呈・小林GMからの激励など、所属団体でない選手にはありえない厚遇に、プロもなかなか暖かいな、と思う。引退の挨拶は全員の名前を挙げて「ありがとう」と連呼する実直なもの。しかし大江先生からは、「生テレビだったら放送事故ものだ!」と冷やかされていた。その大江先生からは、タイで作られたというチャンピオンベルトが贈呈されるというサプライズ。ついに王者にはなれなかったが、粋な計らいだ。

 高円寺でパーティー。飯村さん、大野さん、正木さんや試合後の大月さんも来られる。50人ほどで盛会。

 奥さんと話していると、試合後はKOで勝ったら「いまごろ相手の選手はどうしているだろうか・・」と落ち込んでいたという。負けても当然落ち込んで、結局は二日はまともに眠れなかったらしい。それだけ真面目で実直な選手だけに私もおつきあいさせていただいているが、「恋人ほど好きな相手だからぶっ倒します」と宣言し、実際にぶっ倒して「 今日は気持ちよかった〜」と心から笑顔を見せていた大月さんとは性格が違う。そういえば石毛慎也さんも、「試合では蹴り足の指が相手の目に入って失明したとしても、なんとも思いません。お互い様だし自分もやられる可能性もあって、納得していますから」と涼しい顔をして言っていた。破壊力がありながら優しい望月さんは、私のようにアマ武道をやっているのに近い感覚の持ち主なのだろう。

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 朝イチで新幹線に乗り、京都へ。武徳殿にて「高専柔道の碑」除幕式と、東大が錬成大会に出場しているので励ましに行く。

 高専柔道はここ武徳殿で昭和17年まで行われていたが、それを物語る史跡はなにもない。岡山大学で教鞭を執られた京大卒の故・長谷川繁夫氏が遺産で建造することを言い残したのを遺族に京大OB会、京都府に府の柔道連盟がバックアップして、この日を迎えることとなった。全国から300人ほどの関係者が集まった。

右の遺影が長谷川氏。正続『寝技入門』の著作がある。抱えておられるがOB会の丹羽会長。感無量であろう。

 奥の武徳殿では、多くの大学が集まり七大ルールで団体戦を行った。東大は、滋賀大には勝ったものの、京大・名大・広島大に敗北。これから6月までにどれだけ実力を上げられるか、試練の時である。

 せっかくなので、道衣に着替え、阪大の学生と乱取り。スイープして首を狙ったところで時間切れ。

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 神戸に泊まりまたまた宮崎君と友達が務める寿司屋で一杯。

   翌日、 まずは兵庫駅へ。ボクサー坪井さんがオーナーの「気合いと情熱のつぼラーメン」。久々に来訪、元気にやっておられた。ますますメニューも増えている。白濁した汁がうまい。午後、灘校に東大の岡君・細川君とともにスカウトに出向く。中高生と寝技・立ち技で乱取り、全員に「東大に入って柔道部に来いよ」と声を掛けて回る。今年は灘の部からは三人が東大合格したらしい。確保せねば。
 

 

(3月某日)

   スネークピットのプロ練。

 縄跳び・踏み台昇降。サンドバッグ160やったところでスパーへ。

 本日は大江先生、望月さん、歌川・ヨースケ選手にイノキゲノムに出ている鈴木選手。あちゃー、6人だから休みなしの15ラウンドだ。

 膝を曲げてのミドルと後ろの手でのガード、左右の前手で相手の手を制御することに注意した。大江先生の左ミドルは如何ともしがたいので、左構えでやってみる。右でやるよりはレバーへの蹴りを食わなかったぞ。

 しかし望月さんはメタメタにフェイントをかけてくるので、なんともならない。仕方なく、「寝技(もちろん反則)」、「一切相手を見ない攻撃」、「防御しない攻撃」等をやる。まあ、どうしようもない、ということです。パンツまで替えが必要なほどの汗をかいた。しかし応答はだいぶんできるようになった。前後ステップ・重り・腹筋。

 望月さんの引退試合が土曜日に行われる。大月さんの試合もあるし、楽しみだ。

 

(3月某日)

 東大、柔道部の卒業試合。

 自分としては、恒例で昨年から「柔道部卒論」を作っている。柔道は、大学においては「やらされる」ものではなく「やる」ものであるから、考えたこと、その結果身につけたことがあるはずだ。また、週に六日稽古に打ち込んだ日々の証拠として、充実した肉体と動き、技があるはずだ。それをDVDに残そうと、八月から10回ほど、稽古中に撮影してきた。部員は恥ずかしがるのだが。

 その編集に二日かかったが、なんとか完成。11枚の表書きも終えて、七徳堂へ行く。

 卒論の内容は、

 衛門久樹:内股・酒井返しの打ち込み
 黒川瞳:右高い背負い・右低い背負い・つり込み腰・左背負い・隅返しの投げ込み。左カウンターの一本背負い、左逆(右腕に対する)一本背負い、亀取り、柴山縦の説明。
 小宮山紘平:タックル・デラヒーバの打ち込み。SRT、デラビーバ、「正対の奥義」の説明。
 塩苅恵:背負い投げ・横三角からの抑えの打ち込み
 堤ひろゆき:大内・内股の打ち込み、正対の上からの攻め(持ち手を切る)・下からのクロスを持たせないことの説明。
 西沢威人:隅返しの打ち込み。柴山縦から柏崎の絞めへの展開、上からクロスに襟を持つ攻めの説明。
 本田賢二:帯取り返し、縦返しの打ち込み。帯取り返し、裏三角、逆回転の裏三角、組み手の説明。

以上、編集は大変勉強になる。

・役職対決:上・中。新旧主将。本田と渡辺。
・OB戦:上・左。左の妙な格好をしているのが白帯から入って「柔道を知らない子だ」などとヤジをとばされながら七大戦の取り役にまで成長した寝業師・小宮山。七大学にしか生息しない柔道家である。
・上・右。現役から卒業生へのエール。
・下。津沢師範による部員へのはなむけの言葉。

 

(3月某日)

 ビジネスマンクラス。審査である。昇段は伊東夫妻、吉野さん、中島さん、寺崎さん、それに岡さん。前日にデータをもらい、組み合わせを決めて本部へファクスする。なかなかうまくいったなー。

 移動は酒井さんに一任。自分の仕事は出来る限り次の黒帯に譲ることにしている。自分もやってきて勉強になったことが多いので、次の世代の方にも体験してもらいたいからだ。

 酒井さんはなかなかよく声が通り、足が高く上がるわけではないが味のある移動をされる。声掛けは合格だと思う。また次の世代へ送ってもらいたい。

 人数が足りず、黒木・堀越両君にも対戦相手をお願いする。目慣らしでは、私も参加。マグナム・トーキョー=アラン黒木君とマス。終わると、なにやら目をうるうるさせている。「いやあ、先輩とやるなんて、10年ぶりでいろいろ思い出しちゃって」。スターでありながら、謙虚なところは一向に変わらない奴だ。しかも最近では、指導が好評。観客とのコール・アンド・レスポンスでは超一流のプロだけに、指導もその延長でやっているらしい。嬉しいことだ。

 伊東君は最初に黒星スタートとなったが、顔面で取り戻し、極真も大きな方に一つ取られたが取り返し、なんと寝技で二つ白星先行させて昇段。いわゆる寝技がうまいタイプではないが、マウントからの極めを生かした。これはこれで空道の寝技なので、組技が不得意な人にはお勧めだ。

 奥さんの潮さんは、全日本女子王者の岡さんと緒戦。驚いたことにこれをドローで乗り切る。次の所嬢とは引き分けかと思いきや、終盤に前蹴りでふっとばした。この勝ちがきいて、見事昇段。私のクラスから女性では初の黒帯誕生だ。一号から五号までも、ぜひ続いてもらいたい。

 皆の審査を見ていて、自分も身体を動かしたくなり、二階で酒井さんと5ラウンドのスパー。寝技も。

 さくらで祝杯を上げる。

 

(3月某日)

 東大柔道部。バルセロナ五輪銀メダルの溝口紀子さんが私を指導教官として博士課程に入学されるこことなり発表があったので、ついでに連れだって見学に行く。

 溝口さんは、スポーツ学・武道学では限界がある柔道の海外への伝播の歴史を、社会科学の方法で記述するという目的で志望された。私の所属する総合文化研究科には文化としての「ベースボール」の発展と普及を描いた内田隆三先生もおられる。溝口さんはフランスのナショナルチームのコーチでもあり、現場経験が豊富であるのでどのような歴史が描かれるのか楽しみだ。 

 

(2月某日)

 ビジネスマンクラス。25名ほどが参加。今回から稽古体系を変え、打撃の週はミット稽古に集約させることとする。

 打撃の稽古は、英語の勉強に似ている。

@一人で反復する→基本、移動、サンドバッグ
A相手に決まった質問をしてもらう→約束組み手、通常のミット
B実際の会話→スパー

今回やろうとしているのは、AとBの中間を補うミット。つまり、
A’相手にランダムに質問してもらったり、こちらからも質問をリードしたりする→ミット持ちが位置を変えたり何を出すかランダムに要求する。また、ボディのパンチ、膝蹴りは好きなときに出して良い。さらに道衣や首をつかんでミット持ちを操作してよい。

・アップ
・基本
・打ち込み、足をきかす
・腹当てを付けてミット
 単発のパンチ、蹴り
 コンビネーション
 ランダムに応答
・グローブを着けて約手
 ミドルを取られたときの防御
 前蹴りに対する防御
・スパー
 グローブ二分
 面四本

自主トレは二階で各自5本ほど
伊東夫妻がともに昇段審査なので、追加でミットを持つ。きつめにやったが、スタミナあるなあ。

 

(2月某日)

 毎日徹夜なので、少しは戻そうと吉祥寺支部へ。

 青木真也さん、正木和也さんが来て下さっている。田中君がキックの試合に出るので、新日本キック・チャンプの正木さんはその稽古相手である(豪華!!)。

 ミットを終えてスパー見学。互角にやりあっている。自信付けたかな?

 そのあと自分たちのスパー。飯村先生、宮地君とやるといきなり息が切れて休む。一緒になって動くと疲れるなー。

 青木選手には前蹴りで翻弄される。くそー。ミット三本、スパー四本、首相撲四本やってへとへと。

 せっかくのチャンスなので、青木選手にはアキレスの取り方など質問する。身体の使い方がまったく違うと納得。「これは北岡さんの入り方」と、いろいろアキレスを極められて喜んでいる自分って一体・・コツは極秘ということで。

 青木さん、「先生、お願いしまーす」と大きな声で一礼して道場に入り、出て行く。まるで新人。これが出来るのは、本物の格闘家だと思う。向上心を満たすすべを知っているということだからね。

 飯村先生、正木先生と、吉祥寺「真希」にて空道の未来について語る。

 

(2月某日)

 28人の参加者。白帯が5人、やっと復興か?組み中心の週。

 先日、大野信一朗先生から習った「こかし」を皆でやってみる。

・ストレッチ
・基本
・ミット。単発パンチ、ロー、ミドル
・組み技(二組に分かれる)
 打ち込み
・首相撲の組み、クロスで切る、シュラッグで切る
・大野式の「脱輪」のこかし
・首相撲と道衣の混合の組み手
・組みスパー、一分3本
・目慣らし
・グローブスパー2分一本
・スパー、一分4本

 自主トレ。同い年の仲田さんも頑張っている。
 懇親会は、さくらにて。ふー。

 

(2月某日)

 スネークピット。望月選手は引退生活を満喫されているらしいし、ヨースケ選手は右腕骨折とのこと。

 それでも大江先生からヨースケ選手に左手一本でスパーせよとの命が下り、歌川選手、先生と四人でスパー。9ラウンド。やっぱり、疲れる。本日は少々早くかえれるな、と嬉しい。

 サンドバッグ200、補強他。

 

(2月某日)

 東大、七徳堂。なんか、力が出ない・というわけで、打ち込みをみっちりやった後は一年生・二年生と三本やっただけ。

 息子の中学受験以来、なんか力が入らないな。

 

(2月某日)

   大道塾吉祥寺支部。

 昼間に飯村先生にミット持っていただきに行ってみた。

 稽古は、英会話の勉強に似ている。「形の反復(約束組み手)」=パターン・プラクティスであるが、では現実に流動する状況の中で瞬間瞬間にどう判断し反応するかとなると、いきなりスパー(乱取り)では厳しい。

 そこで飯村先生のミットは、ミット持ちが様々に反応しながら反撃もして下さる。とくに近づいてきたときの前蹴りと膝蹴りに、いまだにしっかり反応できない。

 といっても、四十分くらいで稽古を終了したんだが。

 帰りに眺めていると、稽古生の主婦が、飯村先生の蹴りとかにも反応しながらタイ人みたいにミットをこなしていた。

 やればできるもんですね。

 

(2月某日)

   歌川選手の試合を観戦。シュート・ボクシングで以前に行われて流血ノーコンテストとなった石川剛司戦の再戦だ。

 日本のプロは厳しいものだ、とつくづく感じさせられる。タイだとムエタイは賭の対象となるために、勝てば次々と試合を組んでもらえる。しかし日本だと純粋に興業プロであるため、試合数は多くない。しかも二位くらいの地位だと一位を突破しない限りタイトルマッチを組んでもらえず、他団体との交流戦にも出場できなくなったりする。

 歌川選手の場合、何年も前に王者の及川選手に負けて以来、タイトルマッチを組んでもらえず、ここ数年は勝っても勝ってもランキングに関係ない試合ばかりだった。上位三人が煮詰まったように定着してしまっているため、協会としてもタイトルマッチを組めなかったのだろう。

 しかもずっと後輩のヨースケ選手が勝ち負けとは関係なく人気を高め、次々に格上選手と試合を組まれて張り切って稽古している。毎日顔を合わせても文句も言わずともに稽古するのは、心中穏やかではなかったに違いない。そうしたところでいよいよ前哨戦となったのだった。

 試合は、歌川選手のミドルとパンチ、石川選手の投げとパンチ、両者のヒジが交錯し、ふたたび両者が流血する壮絶なものに。会場は沸きに沸いている。それでも前進を止めない歌川選手に対し、石川選手は次第にスタミナを奪われたようだ。いったん判定はドローに。このあたり、投げを安易にポイントにしなかった審判団と会長のフェアな判定に感銘を受けた。

 結末は劇的だった。延長戦で疲れた石川選手に対し、パックドロップ一閃。ダウンも奪い、完勝だ。次はタイトルマッチだろう。おめでとうございます。

 この日のシュートボクシングは、稀に見る面白い興業だった。

 修斗のマモル選手は、首相撲に足払いを取り入れ、相手の蹴りはすべてつかんでこかし完勝。とくに膝蹴りに軸足払いと蹴り足をツバメ返しにする技術は柔道的なもので、感心した。さっそくマネしてみよう。

 

 

(2月某日)

   寝技中心の週。新年会後、久々に所さんが来る。沖縄から豚角煮をおみやげにもらう。さくらで食べたが、大根と玉子がうまい。なかなか料理は上手ではないか。

・ストレッチ
・ミット。パンチ単発、ミドル。ミドルの連打。フリーミットと合わせて二ラウンド。
・シャドー
・受け身、後ろ・横。
・えび・腹這い
・足回し・蹴り

・寝技は、最低一種のパス、一種のスイープ、ニーオンザベリー、一種の極め技をもつことを目標とすること。
・アキレスの説明
・パスについて、下からの持ち手を切ること等

・寝技乱取り三本
・対人約手:グローブでパンチを防御。
・グローブスパー、スパー三本

 自主トレの時間帯に、飯村支部長と新日本キックの大野信一朗選手が指導に来て下さる。

 両先生が元立ちで、各自二分二本ほど。みな、ころころと絶え間なく投げられる。とくに、

・自分の攻撃は遠い間合いから遠くに届く蹴りで
・近くになると組んで先に良いポジションを取り、投げる

という打撃の神髄を体感させていただく。

これは、大道塾で一般に見られる、「中間距離で力任せにフック連打とローの乱れ打ち」という打撃とは根本的に異なるものであり、空道の打撃としてより適切と思う。

そのあと首相撲の講座を開いていただく。私は大野先生の話;

@組むときに頭頂部を取れなかったとしても、最低限片手は相手の腕の内側に入れ、二頭筋に手首を鎌首のようにしてひっかける

Aつま先だって頭を相手の胸につけるようにし、背中を丸めて体重を預ける

B膝蹴りしたあとの足を、相手の足の少し外に着地させる。下半身で相手をまっすぐ後ろに押しながら、上半身は斜め45度の方向に押すと、相手は崩れてこける

相手を自分の後ろに支えつり込み足のようにして投げるには、少し相手を押してから反動を使うとよいようだ。

 そのあと再び首相撲スパー。両先生が元立ち。両先生、ありがとうございました。

 懇親会はさくらにて。大野先生から差し入れのヨックモックをいただく。

 

(2月某日)

  スネークのプロ練。タカ・クノウ、松井大二郎選手が来て、宮戸先生とスパーをしている。

 息子の受験で二週ほど来なかった間に、ヨースケ選手は尺骨を疲労骨折。新人選手は来なくなってしまった、とのこと。前回もローを蹴ったら倒れたからなあ。私にまでやられたら、踏ん張りがきかなくなってしまうのかも。

 サンドバック200。大江先生・歌川選手と計6ラウンド。

 

(1月某日)

 駒場で柔道部。あまり寝ていないので、いきなり息が切れる。乱取り四本。

 

(1月某日)

    ビジネスマンクラス。先週の新年会でハッスルしすぎたせいか、中心メンバーである方々は門間さんを除き欠席。パンチ中心の週。


・防御、基本
・ステップ。前進、後退、ジャブを突きながら前進、サークリングなど
・前後ステップしながら、ジャブ、バックジャブ、フック、アッパー、ストレートなど。
・大きなグローブを着けて、「ジャブ・フック・アッパー」を左だけで15回、右だけで20回、2セット。
・シャドー

二人組みになって
・相手にストレートを出してもらってヘッドスリップ、フックでダッキング、ウィービング
・袖を持ち合い、引いて場蘭図を崩す
・寝技で足を絡め、裾を持つ

サンドバッグ(4×5)
・必修は前蹴り

グローブ
・ローにカウンターのストレートを合わせる
・パンチを上体の振りで防御
・相手のワンツーにバックステップから右ストレート返し
・2分、グローブスパー
・面1分×4

 自主トレは二階で一時間ほど。私は翌日の息子の入試に備えてすぐ帰宅。

 

(1月某日)

 柔術黒帯・総合格闘家の植松直哉さん(クロスポイント吉祥寺:パラエストラ吉祥寺)が出稽古に来て下さる。大道塾の柳田さんが寝技を習っている先生という縁で、連絡をいただいたので、東大の七徳堂にお招きする。ちょうど柏崎師範が稽古指導の日で、実に豪華な顔合わせとなった。

 植松さんは先日、サンボの世界大会にも出場されていて、その方面でも柏崎先生の後輩に当たる。稽古前から話が弾んだ。そこに突然、小林随風さんが現れる。武大で柏崎先生の教え子だが、私は高木道場での知り合いだ。高校の先生をしていたのに、突如、占星術師となり、中野ブロードウェイで店舗を開いておられる。もともとはサンボの研究なども熱心にしておられたらしい。

 驚いたことに、植松さんが小林さんと静岡で後輩・先輩の仲であるらしい。挨拶をされたのでびっくり。柏崎先生とサンボの縁で、複雑に知り合いのネットワークが絡んでいる。

 稽古では、東大生は次々に植松さんの裸締めや十字を食っている。良い稽古が出来て、ありがたい。私も5本ほど。

 加賀屋にて、五人で飲む。柏崎先生は東海で団体戦のポイントゲッターだった由。100キロ以上の一流選手を押さえ込んでいたとのことで、驚く。またまたご馳走になってしまう。

 植松さんと一緒に中央線で帰る。以前、格通だかのインタビューで五味選手とともに先輩をこき下ろしていた印象があったので不遜な人かと思っていたが、それはまったく私の誤解だった。柔道に対しても格闘技に対しても、実に真摯で礼儀正しい方である。会ってみないと分からないものだ。今後とも、よろしくお願いいたします。

 

(1月某日)

 ビジネスマンクラス。寒い中、新年会ということもあり、最初から20人オーバー。最終的には30名に近い参加者。組み中心の日。ただ柔道だけとか首相撲だけとかではなく、空道のための組みを想定してみる。

 組み方としては、

首に手をかける/襟を釣り手とする/帯を持つ/両手で襟を引く

などがある。

 空道という武道は、総合武道なので、柔道のように双方が「正しく」勝負するとか、極真のように双方が我慢比べするとかいった「合意」ではなく、相手の意図を裏切るように組むのが良いと説明する。そう考えているので、「正しい」柔道を、と求める柔道界と私は考えが合わないのだろうな。空道では、相手が柔道組みをしてきたら襟を両手でもってサイドから蹴ったり、首相撲をしてきたら帯をもって投げるなど、合意しない(正しくないようにする)ことが重要だと思う。

・ストレッチ
・基本
・ミット。単発パンチ、ロー、ミドル
・階段ミット
・組み技(二組に分かれる)
 打ち込み
・首相撲の組み、クロスで切る、シュラッグで切る
・首相撲と道衣の混合の組み手
・ロシアンフックからの膝、クロスにパンチを抑えての膝
・組みスパー、一分3本
・目慣らし
・グローブスパー2分一本
・スパー、一分3本

 終了後、 西口・大馬鹿地蔵にて新年会。今年は自分は親父の後始末と息子の入試で気分が一杯一杯。何も用意できなかった。所君に司会は丸投げ、酒井さんが仕切ってくれる。ビジネスマンは皆が役割を分担すべきだと思うので、このような積極的な参加は実にありがたい。

 達人・藤松君は、「仕事で月間一位の成績を上げた」と挨拶。指導は盛況だし、仕事も成績を上げて、充実している様子。これもビジネスマンクラスなり。もう世界大会は出ないだろうな。

 ファールカップのみ着用で四人が踊る「チンチンExile」には爆笑した。MVPは太田君だな。キャサリン所もよくやってくれた。

****************

 自分は一次会のみでタクシーで帰宅。朝、五時に目覚めてしまう。いろいろ仕事の準備をする。

 そのまま神田の学士会館にて、東大柔道部の新入生勧誘会議。なかなか充実した話し合いができた。

 午後イチで原宿の代々木体育館へ。ムエローク、ムエタイのスーパースターが突如来日し、九時間の興業を行うのだ。ビジネスマンからは八人が来る。昨晩は三時過ぎまで飲んだらしい。ボロボロである。

 ついて二試合でウディデート対大野信一朗先生。今年のムエタイMVP、センチャイと勝ったり負けたり、ノンオーと三大高峰である。大野さんはいきなり足を払いに行く。なんと、大胆な、と思った瞬間、ヒジを合わせられていきなり出血。そのあとも蹴ると足をとられ、ヒジを打たれ、組むと手を下げられてあらゆる角度からヒジを打たれる。濃密な攻撃、30発はヒジを受けたか?それでも倒れず、4ラウンドには盛り返して、下がらせる。大野さんの健闘が光った試合だった。

 末廣君の相手は現在の最高峰・ノンオー。子供みたいなのが私の前に来て前席の客と喋っていたが、それがノンオーだった。「ナカムラとやる」「え?それは190センチもある奴だぞ」みたいな会話をしていた。末廣君は、名前も覚えてもらっていないのだ。

 試合が始まると、いや、強いのなんの。あっという間にストレートで倒され、回り込んでさがったところにドンぴしゃのフックをダブるでかまされて、後頭部からふっ飛んで倒れてしまう。ノンオーが強いかどうかすら分からないほどのやられ方だ。ムエタイのリズムで行ったので、向こうにとってはかえってやりやすかったのかも。 末廣君は勘で避けるところがあるが、勘が十倍の相手には危険ということだろうか。大野さんはガードが高いので、途中からはヒジも被弾しなくなっていった(ただし、そうなってからは手を押さえられて打ち込まれていた)。

 在日タイ人と現地人の試合を見ると、高校で日本一を争った柔道選手が、国士舘へ進学する者と早稲田・慶応当たりに進学する者とに分かれて試合をしたような感じだった。同じ一部校とはいえ、国士舘は強い者しかおらず、そこで毎日何時間ももまれたら、身体もスタミナも化け物にならざるをえない。日本では、そこまではどうしても無理。

 ひょっとして、タイでやりこんでいる中村元気が帰国して試合したら、日本人でもかなりやれるのではないか、と思った。日本で打倒ムエタイを言うのは、柔道で早稲田や慶応が打倒国士舘を言うようなものだと、勝手に納得する。


 

 石毛選手がやったケムも化け物みたいな奴だった。石毛さんの蹴りもヒジも、当たらないほどケムは遠い位置にいる。それなのに、ケムはどんどん前に出てくるのだ。なぜ当たらないのか、まったく分からない。一方的にヒジで打たれ、蹴られる。ケンカすら、させてもらえない。恐ろしい一夜だった。

 

(1月某日)

   スネークのプロ練。寒い、寒い。

 サンドバック200 蹴るが、プロはヨースケ選手も歌川選手も重要な試合から一月となったので、ビッシビシにミットで鍛えられている。八時過ぎからスパー、新人Y君・大江先生・ヨースケ・歌川選手と計1 2ラウンド。 なかなか調子良い。いろいろと技術ができるようになってきた。大江先生のマネをして、右構えからスイッチせずに左構えに移して蹴ったりしている。

 

(1月某日)

 本郷、七徳堂。寒い、寒い。オヤジには応える。しかし柏崎師範、岩永監督や出稽古も多く、盛況。

 自分は乱取りを10分少しやったただけで息が上がった。寒すぎると体がきつい。

 金丸君、黒川君と焼き肉。黒川によれば、私は先月、春に一緒に京都大学に寝技研究に行こうと誘ったとのこと。さっぱり忘れていたが、それもいいかも。再び口約束。

 

(1月某日)

 日曜ではあるが、大道塾総本部で審査の改訂について会議。塾長は移動廃止案、呼ばれた関東圏支部長が移行期間を提案と、塾長の方が過激である。そう仰るなら、何も異論はない。

 そのまま神保町のイースト・プレスにて、磯部さんと柔道界について対談。ものすごく詳しい方だ。

 

(1月某日)

 ビジネスマンクラス、新年初稽古。20人ほど。佐野君が終了間際に来て下さる。

 昼間に息子の中学受験初戦があり、迎えに行った。自分としては、50も過ぎてせっぱ詰まって試されることもなくなったと思っていたら、ずっと一緒に勉強してきた息子が受験するとなるとすっかり自分のことのような緊迫した気分になる。我が子となら緊張なんかしないのに、不思議だ。

 気が散ったまま、蹴り中心の週。

・アップ
・基本
・腿上げ50、ミドルのモーションで回る50
・シャドー
・二人組みで、打ち込み20、寝ての足入れ10
・遠いミドル、近いミドルなど対人で
・キャッチされたときの外し方、膝を押さえて外されない攻め
・膝を伸ばされたときはいったん曲げて近づき、一気につきはなす。
・前蹴りの攻防
・ミット、単発、連打、左右左右、2ラウンド。
・右vs左で前手でひっかけてサイドに回ってのミドル
・グローブスパー二分
・面蹴りスパー
・面スパー、一分三本
・ストレッチ

 自主トレ、打撃スパー各4本くらい。また右足親指を膝で打ち、折れたかのように痛い。お灸せねば。
 
 寝技をやると、爪がまっぷたつに。どうも調子がおかしい。緊張しているせいかしら。

 懇親会はさくらにて。鶏鍋をいただく。来週の新年会に、自分はとても気持ちが回らないので、所嬢に丸投げ。

 

 

(1月某日)

 初スネーク。 昨日、作家で北大出の増田俊成さんから力道山vs木村戦のDVDをいただき、さっそく見たので、宮戸先生と立ち話し。どんな取り決めにせよ、力道山側は引くに引けなかっただろうし、ガードしなかったのは木村先生の落ち度と言われても仕方ない、 と宮戸先生。同感である。

 力道山は、サッカーボール・キックしていた。なかなか腕のロックなど器用だった。

 私としては、八百長のありうる相撲では、いつ裏切ってガチになるかもしれないため、力道山は注意深く、ずっとガチでやってきた木村先生は八百長は裏切りがないものと決めつけていたのではないか、という気がする。

 サンドバック200のあと、新人Y君・大江先生・ヨースケ・歌川選手と計11ラウンド。 今月・来月とヨースケ・歌川両選手に大きな試合が予定されており、好調の様子。大江先生の正面からのミドルで悶絶。

 腿上げ、重り、前後ステップ、腹筋など補強。

 

(1月某日)

   新年二日、恒例の高木道場初稽古。

 しかし、朝11時は辛い。体がまったく動かず気持ち悪し。打ち込み80本ほどやり、高校生と5本やるとますます気持ち悪くなってきた。

 風呂に入り、新年会。だんだん調子が出てきたぞ。今年もよろしくお願いします。

 

(12月某日)

 親父が亡くなり、実家を手放す計画があり、その前になんとしても合宿をやりたかった。ついに、決行。

 澤井・植竹・所の三君が深夜バスにて来神。朝から飲んでいるという。私はさっさと納骨をすませた。伊東夫妻は新幹線で。いつも池袋で会っている諸君がJR住吉改札で集合すると、感慨無量。

 大阪から夫婦が一組加わり、そのまま宮崎龍さんの指導を受けに行く。いつもの通り、流麗なかけ声だ。当方も前蹴りのテイクダウン・横四方・キメ・十字、ロシアンフックから膝・大外などのコンビネーションを披露する。

 場所を拙宅に移して宴会へ突入。宮崎君とともに幼稚園の同級生・吉川のツーちゃんに、「寒ブリ・天然タイのしゃぶしゃぶ」「同お造り」を配達してもらう。どうですか。これはお作りの写真。一人3000円なり。あと、大量の酒を宮崎君のお弟子の尾野さんが差し入れてくれる。

 

 宴もたけなわ、宮崎君は立ち上がり、極真ならではの指導をして下さる。写真は黒ひよさんに合気をかけているところ。このまま、素足の足首で足首を蹴る、伊東君のローを10発受ける、ついに裸でお出しの北原さんとスパー、ぶっとばしてCDが棚からザーって降り落ちる・・と期待通りの展開に。皆、喜ぶ。

 翌日、伊東夫妻は帰ったので、澤井・所と新世界でも冷やかそうと大阪へ。串カツ「八重カツ」で、昼間っからビール。所君は腹が痛い、澤井君は頭が痛いというが、そんなもの迎え酒で退治せよ。

 

 

(12月某日)

   東大はオフ入りしたので、高木道場へ。久しぶり。ここも年末最後の稽古である。

 立ち技に専念するのも久しぶり。若い人が大勢来たので、次々に乱取りする。井澤先生は、ついに「腕をかけない一本背負い」開発された。振り回されてころがされてしまったが、他の人とはなんとか五分に。

 稽古後、10時から道場にて宴会。東大柔道部の塩苅恵選手が中野区大会で優勝したので、ダルマに目が入った。一時間でお開き。

 そのまま若い門人たちと若先生と、「火鍋」をということで駅前の中華屋へ。柔術の人がいたりして、盛り上がる。

 しかし帰り道、猛烈な寒波到来。革ジャンなのに中まで風が入り込み、前にもうしろにも進めず、あやうく阿佐ヶ谷への高架下にて遭難しそうになる。あまり寒いので「青二才」にて暖を取る。『諸君』誌に紹介したところ、厨房のケンジ君が、「うちのおじいちゃんが読んでます」とのこと(!)

 そのまま何故かテキーラ一気大会に。私は意識が遠のき、またまた何故か皆が「ヨシコ」のところに行きたいというので行った、ような気がする。すでに店が閉まっているのに無理矢理店で寝ているヨシコをたたき起こし、「マキニカリス」で服を脱いで踊ったような・・・気がついたら朝。反省しきりである。

 

(12月某日)

   大道塾の審査。

 審査では、事前に対戦カードを決めておかないと進行がぐたぐだになってしまうことが以前からの例で分かっていたので、塾長・事務局長にお願いして、受審者のデータを前日までにいただいて、私が組むことにしている。

 前日、大学の自分のゼミのあと遅くまで飲んで帰宅、明け方道場から送られてきたファクスを見たら、身長・体重が書いていない!これではカードが組めない。あわてて事務局長に携帯メール、そのまま寝た。

 朝起きてファクスを見てみると、なんと15名(女性は1名)も昇段をかけているではないか。それぞれを9,8,7,7,5,4と年齢に応じて連続組み手の人数ごとに分ける。なるべく昇段希望者同士は当てないようにするが、それだと二級以下が6回も相手をすることになってしまう。それで8名には、昇段をかけての対戦をしてもらうことにする。

 体重・身長でおおよそ二級以下を顔面と基本の六つのグループに分け、15人にふりわけていく。100キロオーバーの人がふたりいて、この人たちは一度ずつしか使えない。

 ぎりぎり一時にタクシーで池袋スポーツセンター着。一般部も一書なので、えらい人数でやっている。これで対戦カードができていなければと思うと、とゾッとする。

 道場を四面に仕切ることにして、うち三面を15人で使うことに。1回たり三人ごとのグループで計五回。昇段希望者同士が当たる二人を一グループの核に入れていって、やっと組み合わせが完了した。

 支部長各氏に主審をお願いして、次々に審査をこなしていく。最後に女性。こちらは顔面の相手がいないので、堀越・酒井両氏にお願いする。堀越君はすいすい避けて、足をはらったりする。酒井さんは観客からの拍手を受け、見事にパンチを二発被弾。女性(清水さん)の勝ち。そのまま基本ルールでも左右へのステップをうまく使い、完勝。寝技は丘さんに無理に相手を頼む。色帯同士、巨漢同士の対戦を最後にやって、ようやく終わりに。四時間かかった。

 みんなが道場に行くまでに予行演習したいというので、駅近くで一杯やっていると、事務局長から「早く来い」メール。あわてて本部に合流。みなさん、お疲れ様でした。本部の私のクラスでは、酒井さん、松並さん、先日来られた野上さんが無事昇段された。お疲れ様でした。

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 この日、吉祥寺支部の末廣智明選手が神戸でトーナメント戦のリザーバーマッチに出場。MAキック王者を判定で破った(ことを吉祥寺の人たちから聞いた)。それとともに、なんと、来年1月17日に開かれるムエタイ・オールスター戦「ムエ・ローク」に抜擢されることとなった。

 相手は、な・なんと、ルンピニー王者ノーンオー・シットオー。アタチャイ、センチャイ、アヌワットに並ぶ現役バリバリのスーパースターだ。うーん。飯村さんが昔、ベルギーで現役王者と対戦したことがあったが、師弟ともに、すごいなあ。これは、見に行かなきゃ。といっても、もともと行くつもりだったけど。関心ある方は私か直接、飯村支部長にご連絡あれ。チケット用意できるそうです!

 

 

(12月某日)

 ビジネスマンクラス。いよいよ寒い。綾瀬・野神さんが出稽古。

 23日に審査があるので、その対策。まずは移動から。

 しかし、途中で蹴りを前屈にするのか、スタンスを狭くするのかにいちいち気を取られ、蹴りのコンビネーション6種をごっそり忘れる。しかし、みなさん何も言わなかった。やりたくなかったのかな。

 続けて、投げ技。後ろへ、大外・大内・小内・タックルなど。前へ、首投げ・大腰など。寝技は首投げからの十字、アキレスなど。

 対人は、最初から面で。

・パンチに対する防御
・面スパー1分5本

 ハッスル「アラン黒木」選手から階段の掃除を頼まれる。

 自主トレは二分5〜6本ほどグローブスパー。仲田さんがパンチのみのラッシュで猛威を奮う。

 懇親会は、さくらがお休みなので「庄屋」にて。もつ鍋。10時過ぎにお開き。本稽古は今年はこれで終わりである。一年間、お疲れ様でした!来年もよろしく。

 

(12月某日)

 スネークピット。望月選手は「先日はお疲れ様、二次会には残っていたんですか?」などと仰る。どうやら司会で緊張して、二次会以降の記憶がないらしい。

 新人君は怪我でおらず、望月選手は腰を痛めたとかでアドバイサー。大江先生は仕事で遅いと、めずらしくヨースケ・歌川選手と三人。こうなるとラウンド数も少ないので、がんがん行ける。

 サンドバッグをたらたら200やったあと、スパー。結局、5ラウンドのみ。

 腿上げ、重り、前後ステップ、腹筋など補強をこなす。

 

(12月某日)

 稽古しようかと思っていたが、身体ん゛かなり疲れているので休み。国立のみなみ治療院でマッサージ。

 寝ているとカーテンで仕切られた隣のベッドで先生が患者さんに「マイちゃんおめでとう」等と言っている。試合で優勝したらしい。続けて、「新体操・・」「全日本・・」等と言うではないか。

 帰りに隣の患者さんと顔を合わせた。先週の全日本で圧勝した日高舞選手だった。この治療院にはこのレベルの選手がよく来ているな。

 

(12月某日)

 11時から、七徳堂にて、七大ルールの練習試合として、かねてから中井祐樹先生にお願いしてあったパラエストラとの対抗戦を行う。若手OB諸君がきっちりとスーツで審判をして下さる。中井先生は北大で取り役として活躍されてから後に修斗に転身されたことは有名だが、当時を懐古されておられる様子。大将戦では、パラエストラ側は全員正座で観戦して下さる。実に厳粛な雰囲気だった。

 試合はなかなか興味深い内容で進んだ。パラエストラ選手が引き込んでくるのに対し東大は引き手を切るか、持ち上げて立つ。寝てしまうと東大は守りを固めるが、パラエストラ選手は猛攻で何人かが十字を取られる。東大側の勝利は、もっぱら押さえ込みだ。このあたり、東大が出稽古させていただいている割にはいざ試合となるには 柔道と柔術の武道文化の違いが鮮明になって、興味深い。

 東大側はたんに「亀」になって動かないだけでは波状攻撃を仕掛けられると取られてしまうこと、足抜きが完璧でなかったために何回か逃がしてしまったことが反省点だろうか。七大では寝技の攻撃というともっぱら押さえ込みになるが、ここまで関節・絞めが強烈な大学は存在しないので、防御が若干おろそかになっているのかもしれない。

 勝敗は大将決戦となったので、拮抗していたと思う。ただ、ここでパラエストラから出てこられたのが、「上田将勝」選手。全日本社会人レスリング2連覇、現・修斗世界王者である。開始直後に高速タックルを決められ、渡辺主将はかなりすばやく反応したが、それでもテイクダウンされてしまう。道衣があるだけに、いっそう切りにくいのだろう。オリンピックの柔道もこうなのか、と実感した。そこからハーフのままで強烈な腕がらみで一本。団体戦はパラエストラの勝利となった。

 そのあと個人戦を四試合行い、こちらは東大が全勝した。

 東大側は、普段は技の稽古はしていても、七大戦の緊張感やその中で頭を使うことなどで貴重な経験ができたことと思う。慣れないルールにチャレンジして 生徒の技の幹を太くしようとされる中井先生の飽くなき探求心と、師範を信頼して参加されたパラエストラ選手団のみなさんに、心から感謝いたします。今後ともよろしくお願いいたします。

 試合後、合同練習の後、寒い道場ではあるが車座になって懇親会を行う。

 夢枕獏さん、ノンフィクション作家の柳澤健さんが観戦して下さる。「防御も案外面白いねえ」と獏さん言っていただき、嬉しい。

 

 

(12月某日)

   望月竜介選手の「引退記念・ファンの集い」が高円寺のタイ・ベトナム料理屋であったので参加する。ヨースケ選手も妻子とともに来ている。次に出る「Fight&Life」誌によれば、鈴木秀明氏がヨースケ選手を評して「魔裟斗の次にアッパーがうまい」と言ったとか。驚きではあるが、仲間として嬉しい。

 望月さんのお姉さんが主催ではあるが、ずっとうれし泣きしていて、微笑ましい。スネークピットの「二号」さんが立派な望月竜介物語のDVD『不屈の男』を造って下さる。パンフにインタビューまで入って、本格的。

 それをテレビで流しながら飯村さんや30名ほどと会食。デビュー戦がラジャ、必死でKO。二戦目は戦績70戦のタイ人と当たって、これもローでKOするが、大江先生には「しょっぱい!!」と批判されている。なんとも、厳しい。オロノー戦、度重なるスネの骨折を経てラジャでの再起戦は凄まじい消耗戦で、これも削るようにしてKO。感動した。ビデオに拍手が起きる。

 私としては、プロとして最高水準にある選手の能力や厳しい練習と生き方を、その最盛期に身をもって知れてこんなに光栄なことはないと思っている。夜半に爆腕モンスター・大月晴明選手、レフティージム浜川会長も合流。感動的な一夜だった。望月選手、司会をご苦労様!!

 

(12月某日)

 ビジネスマンクラス。寒くなってきた。20人ほどで稽古。新宿から菊地選手と佐野選手が参加。

・ストレッチ
・シャドー
・ミット。パンチ単発、ミドル。ミドルの連打。フリーミットと合わせて二ラウンド。
・受け身、後ろ・横。
・えび・腹這い

・寝技は、最低一種のパス、一種のスイープ、ニーオンザベリー、一種の極め技をもつことを目標とすること。

・パスについて、下からの持ち手を切ること、クロスで上から相手の手をつかみ、膝もクロスでもってパスする。パスしたら腰の横に掌をおいて腰を切り、足を利かせないようにすること。


・ニーオンザベリーでは、崩れ袈裟から腕を襟に巻き、肘でキメを入れてから十字に行く。

・寝技乱取り三本
・対人約手:グローブでパンチを防御。

・グローブスパー、スパー三本

 自主トレスパーを各自五本ほど。菊地選手も参加してくれる。グローブで私ともスパー。早く動けるのは楽しい。

 さくらの懇親会は、今年最後。今年もお世話になりました。

 

(12月某日)

 スネークピット。サンドバッグをたらたら200。プロ練に新人が来ている。

 スパーは大江先生・歌川選手・新人Y君と。計9ラウンド。 フックから回ってミドルを蹴ったりしてみる。アウトローを何発か散らしてから左ミドルを蹴ったら、新人君は倒れてしまった。その前に大江先生に蹴り倒されたレバーを 私も蹴ってしまったらしい。最初はボディはきついかも。がんばれ!

 

(12月某日)

 大道塾・総本部。塾長に呼ばれ、朝岡さんとともに「型」作成の基本方針について話し合う。型を審査に取り入れるということなので、私は、

・現在の移動稽古は、身体づくりの稽古にすぎず、「型」ではない。単独稽古でありしかも防御を含まず攻撃一辺倒なので、型ができた暁には審査から削除すべきこと

・打撃も組みも寝技も、対人で型をつくるべきこと

・四級くらいから型を審査の対象とし、二段は投げ、三段は寝技、四段は総合的に、という風に、型審査が段を追うごとに難しくなるのがよい、ということ

などを申し上げた。型の内容そのものは、無差別王者の先生方にご提案いただくこととした。

 終了後、マグナム黒木君が指導していたので、四人で食事。昔話に花が咲いた。黒木の子分と言えるのは新田明臣君(現・バンゲリングベイ会長)だけだというのに、笑った。今は二人とも超一流のプロレスラーでありキックボクサーなのだが、あのころは色帯などつけていたなあ、と懐かしく思い出す。二人とも、実に性格のしっかりした後輩だ。

 

(12月某日)

 東大柔道部で稽古。七徳堂。

 風邪を引いてきつく稽古できていなかったので、白帯や軽量級と乱取りしただけで息が切れる。学生は寝技でもずっと動いてくるし立ち技では組み手を切りに来るから、やはり疲れる。四本ほどやったが、あまり身体が動かない。

 引き込み返し、バックからの攻めを大泉君から教わる。

 前日に山口香先生の講演を聞いた話など、雑談。帰り、荻窪の区民センターで精神科医兼ts.の近藤直司さんとロシア人・ロートフ(reeds)、原田依幸(p)の即興演奏を聴く。ロートフはタンキングで打楽器のような音をテナーサックスから出し、面白い。

 

(12月某日)

 スネークピットの選手が次々と試合。

 まずはヨースケ選手が全日本キックでメインを任され、元チャンプの前田尚紀選手と対戦。ジムでは毎回スパーしているので、声を枯らして応援する。いきなりヨースケ選手が肘で切る。写真で見ると髄膜まで見えるかという深い切れ方だ。前田選手も猛然と反撃、計4回ダウンを食らう。二ラウンドでは心が折れそうになっていたので、大江先生からビンタをもらって三ラウンドに突入、ドつきあいを演じる。客は大喜び。

 結局、採点では大負けだったが、リスクを背負う闘いぶりはまさにプロのもの。私は柔道のようなアマ競技に「一本をとること」を求めるのは反対だが、プロは逆にリスクを負って闘うべきだと思う。望月選手といい、スネークの試合は、本当に倒したおされで面白い。その前の何試合かがシーンとしていただけになおさらそう思う。

 続いて、パンクラスで井上学選手が王座決定戦。井上選手とは打撃スパーするだけでなく、いろいろ寝技を教わっている。また、名古屋出身なので、名大柔道部への出稽古の仲介をしたりした。

 相手はパンチで秒殺を重ねる新鋭だが、井上選手は圧力をかけ防御としてパンチを使い、組み付く作戦であることは、スパーからも分かっていた。しかしそれを実際に試合でやるのは、勇気がいる。一ラウンドはテイクダウンから寝技で支配したのでポイントを取ったかと思ったら、最後のタックルで飛び膝を食い、これが目に当たりふらつく。

 二ラウンド目は目が見えなくなったようで下がり始め、パンチ連打を食う。それでもひたすらタックル、タックル。最後にバックにつくことに成功、必死の形相でチョークをきめ、見事タップアウト。これには私も飛び上がった。飯村さんも望月さんも歌川さんも、みな駆け寄ってくる。ロビンソン先生は、杖を振り回して喜んでいる。師弟で喜びを分かち合ったのがその一枚。

 井上選手は宮戸先生からいつも厳しく指導されているが、それが恐怖に勝って前に出られた理由ではないかと思う。アウェーなのに多くの格闘家が声援を送っていたのも、謙虚な人柄のせいだろう。おめでとう!!

 

 (12月某日)

 東大・防大定期戦。七徳堂にて。

 本戦は、1−5で大敗。今年のチームはまだこんなものか。いまひとつ寝技を生かし切れていない。

 大急ぎで中座して、ビジネスマンクラスへ。パンチ中心の週。久しぶり、20名オーバー。


・防御、基本
・ステップ。前進、後退、ジャブを突きながら前進、サークリングなど
・前後ステップしながら、ジャブ、バックジャブ、フック、アッパー、ストレートなど。
・大きなグローブを着けて、「ジャブ・フック・アッパー」を左だけで15回、右だけで20回、2セット。
・シャドー

二人組みになって
・相手にストレートを出してもらってヘッドスリップ、フックでダッキング、ウィービング
・打ち込み
・パスされて足を入れる。

サンドバッグ(4×5)
・必修は前蹴り

グローブ
・ローにカウンターのストレートを合わせる
・パンチを上体の振りで防御
・フックにフックを合わせて縦肘
・相手のワンツーにバックステップから右ストレート返し
・2分、パンチスパー
・2分、グローブスパー

・面1分×4

 終了後、すぐに本郷へ。懇親会へ合流。本来は私はホストなので抜け出すのは申し訳ないのだが、二年ごとの防大への遠征では抜け出すことは不可能だから大道塾は休むしかない。空道の指導はライフワークであるので年に三度の柔道部の行事以外にあまり休みたくないので、仕方がない。

 さらに解散後、大阪府警の元谷金次郎先生と会うことになっていたので、柏崎師範にもそうお伝えすると、「金次郎?面白いからご一緒しましょうか」。おかげさまで、戦後柔道界を代表する二大寝業師と飲むことになった。

 

(12月某日)

 とはいうものの、土曜に暴れるだけ暴れたので、日曜には自宅で本を読むなどして身体を休めないと体調を崩すらしい。大人数と一室に閉じこもっていたので、それもあったのか、喉が痛くふらふらする。喘息も出てきた。

 しかしゴング格闘技・藁谷選手が来るということなので東大・七徳堂にて、稽古。彼はえらく強く、現役は全員がやられている。さすがブラジルの黒帯からインタビューの際、名指しで「日本人で負けたのはワラガイ」と言われただけある。

 津沢師範、柏崎師範来臨。藁谷さんと四人で中華をつつく。新しい全日本チームの編成につき、興味深い観察をいただく。

 帰り際、組み手の話になった折、「政治の話はどうもね〜」と言いながらやおら両師範が立ち上がり、店内で背広の襟をつかんで立ち回りをやられる。藁谷選手、目を白黒させている。引退されてもこのように情熱と研究を絶やさない武道家は、本当に美しいと感じる。

 日大の高木師範あたりも交えてこのお二人とどこかの旅館でも借りて一晩柔道談義をしていただいたら、いったいどんなことになるのだろうか。ゾクゾクする。プラトンの『饗宴』の向こうを張って、出版してくれるところはないものか。全柔連から取材拒否されているゴンカクではいかがなものか。

 

(11月某日)

 日曜だが朝早くから七大学の主将審判会議。全国からOB、部長も参宮橋の新日鐵寮に参集いただく。こうした情熱で七大戦が成り立っているのだと再認識。写真は、脇差しからのブリッジでやられた側が頭を打つのか、実演している様子。東北大の諸君による実演である。

 

(11月某日)

いよいよ寒くなってきた。しかし、妙に調子は良い。組み技中心の週。17人でやる。

・ストレッチ
・股関節を回す、開脚で胸をつける練習
・防御の動き、基本
・ミット。単発パンチ、ロー、ミドル
・フリーミット二分間
・組み技(二組に分かれる)
 打ち込み
 ミドル左右
・首相撲の組み、クロスで切る、シュラッグで切る
 引き手をとって、倒れ込んで投げる(松並投げ)
 引き手の切り方
 首相撲と道衣の混合
 組みスパー、一分4本
・肘とフック・アッパーの連打
・ロシアンフックからの膝、クロスにパンチを抑えての膝
・グローブスパー2分一本
・スパー、一分3本

 終了後、二階で二分のスパー。6本。寝技も二本。前蹴りを膝を押してテイクダウン、パスして道衣をつかむニーオンザベリー、肘でキメ、十字という連携をやってみる。計四時間以上。懇親会はさくらにて。
 

 

 

(11月某日)

 スネークピット。サンドバッグ200やって和んでいると、案の定、望月さんがにミット持参でにこにこして いる。今回は、蹴りも、とのこと。これで、スタミナの計算はまったく立たなくなる。

 単発で強く蹴る。なんだか長いなぁと思いながら、なんとかこなす。どうやら、四分にセットしてあるらしい。「じゃ、これで」 と挨拶すると、「松原さん、スネークのミットは2ラウンド単位ですよ!」と望月先生。 ミットに単位とかあるものか、と思いながらも恐れ多いので、また渋々飲む。

 二ラウンド目の、長いこと長いこと。蹴り2連打を何回か要求された後、1から5まで連打の階段。直後に「100 !」前回と同じくパンチ100連打である。

 もうどうにでもなれ、と、グガーっと叩く。目の前に薄曇りがたなびく。終わると望月さん、いきなりぶつかってくる。「はい、前蹴り」。

 といったって、押し戻すこともできない。仕方なく膝。それから単発を殴るが、チラッと時計を見たら、後一分ではないか。気が遠くなる。「50!」と望月さん。鬼、である。

 仕方なく、雄叫びを上げながら完遂する。息も絶え絶えとは、このことだ。

 スパーは望月・ヨースケ両選手、大江先生と。計12ラウンド。 どうにでもなれ、といったところ。途中、望月さんのパンチ連打を食って、反撃していたところハイの直撃をもらう。唇が切れて、終わり。ヨースケ選手も何度となく倒されて、しかし目はギラギラしている。次は後楽園のメイン。楽しみだ。

 

(11月某日)

 「週間鉄学」がスカパー!全体で賞を頂いて、翌日。どうも、芸能人の集まりとなるとウマが合わない。武田さんとはそうでないのは、彼がインテリであるからだろうな。

 鉄学収録、朝日が校了で、ゲラをもって七徳堂へ。「老いるアジア」大泉君が今週も来てくれている。3年S君をひねっていて、驚く。

 自分は打ち込みのあと、一年と一本のみ。部員を連れて中華。本郷の角の店は、餃子といいうまく、安い。

 

(11月某日)

 秋というよりも冬を感じさせる気候。ビジネスマンクラス。20人ほどで稽古する。佐野君と、スパー二本。本稽古で打ち込まれたので、自主トレで再戦なり。つい、顔も殴ってしまう。


・アップ
・基本
・腿上げ50、ミドルのモーションで回る50
・シャドー
・二人組みで、打ち込み20、寝ての足入れ10
・遠いミドル、近いミドルなど対人で
・キャッチされたときの外し方、膝を押さえて外されない攻め
・ミドルをキャッチ、膝を手のひらで押さえてテイクダウン、足をさばいてニーオンザベリーの極め、ベースボールチョークまで。
・前蹴りの攻防
・ミット、単発、連打、左右左右、3ラウンド。
・ロー、ロー
・パンチにローを合わせる
・グローブスパー二分
・面蹴りスパー
・面スパー、一分三本
・ストレッチ

 自主トレ、打撃スパー各5本くらい。楠監督が来たので、寝技もやる。楠三分六人組み手。

 懇親会はさくらにて。着いたのが八時半だったので、稽古は四時間近くやったことに。我ながらよくやるとは思う。監督の奥さんも来られる。オメデタなり。

 

 

(11月某日)

 駒場で教授会に出るまで柔道部。学部長選挙がある。

 五人ほどと乱取り。こちらもいろいろ研究しているので、二年生からパスして押さえ込んだりして、結構うれしい。ところが一年生とケンカ四つで、ムキになって組み手でしてやられる。もっとしっかり研究しなくちゃ。

 

 

(11月某日)

   先週が北斗旗で休みだったせいか、最初から集まりがよく、20人以上で稽古。ビジネスマンクラスの寝技の週。

 先週の北斗旗の感想として、「吉祥寺田中選手の蹴り中心の防御は我々ビジネスマンにこそ向いている」旨話す。

・ストレッチ
・シャドー
・ミット。パンチ単発、ミドル。ミドルとローの連打。二ラウンド。
・受け身、後ろ・横。
・えび・腹這い・足蹴上げ・足回し(上体を立てて、寝かせて、足を頭上に上げて)

・寝技は、最低@一種のパス、A一種のスイープ、Bニーオンザベリー、C一種の極め技をもつことを目標としたい。

・パスについて、下からの持ち手を切ること、クロスで上から相手の手をつかみ、膝もクロスでもってパスすること。パスしたら腰の横に掌をおいて腰を切り、足を利かせないようにすること。
・ニーオンザベリーでは、襟を引き上げること。ここから、十字やマウントに行かなくても、左襟を左手で持ったときには右手を右襟にかけて十字絞め、左手で右襟を取ったときには右手を頭の後ろに巻いて下半身を移動させ、クロックチョークに行くと早く極めることができることを説明しました。空道では、早い極めが重要です。

・寝技乱取り四本(パスのみ、全部入れて)
・対人約手:グローブでパンチを防御。頭を振って、蹴りを入れて、反撃も入れての各種防御
・グローブスパー、スパー三本

 自主トレスパーを五本。久々、遠藤さんが参加。レフティージム仕込みの技術を披露してくれる。「捨てロー」から「即座のミドル」といった技術は基本ではあるものの、あまり空道では見られない。皆、翻弄されている。
 

 

(11月某日)

 本郷、東大柔道部。四年生の卒論を撮影するように声をかけてある。

 組み手、寝技のあと、ビデオを回す。まず本田君。普通の横三角、それをかわされた時の逆組み、腰を切られたときに自分から回転の三種。中村兼三先生に教わったものだそう。本田の三角はスピードといい、一級品である。

 次は、西沢君。東大の伝統技、亀取り「芝山縦」からの展開。これが実に面白い。返すと相手の手の位置により抑えに工夫が必要という話で、それが三種。その中に柏崎先生流の絞めが加えてある。芝山縦は返すとコムロックになっているので、芝山×柏崎×小室、という応用問題で、それを整然と整理した展開だ。さらに「これは応用にすぎないので、自分の唯一のオリジナルもやります」とのことで、上からクロスに襟を取ってパスすることの意義を説明する。クロスは柏崎先生が得意とされるが、皆継いでいない。これは相手の下からの足を防ぎ、かつ足を伸ばさせてパスする意味があるのだと力説する。これには感心した。さすが開成出身東大生、実に理路整然としている。

 こうした卒論を柔道部で作ると言っても、他大では口上がほとんどないものになるのではないか。整理や展開で、点がつながっていく様は本物の論文のよう。卒論を作る甲斐があるというものだ。ぜひ柏崎先生のご感想を伺ってみたい。

 

(11月某日)

 スネークピット。サンドバッグ200、シャドー。歌川選手はいつものようにみっちりミット。自分は休んでいると望月さんがにこにこして近づいてきて「久しぷりにミットでもやりますか」。大江先生、「ミドル20行ってみて」。いや、ご冗談でしょう?そんなことしたら、このあとのスパーに、とてもついていけない。

 しかし「パンチだけなら」ということで、渋々承知。基本的なパンチ連打を強く打つ。何か、長いなあと思っていたら、どうやら四分らしい。最後の30秒ほどになると、望月さん「じゃあ、連打、100!」。

 100?目が点になるが、乗りかかった船だ、仕方ない。うがーっと、連打、連打。

 やったー、と座り込む。

 と、そこに「あと一ラウンドね」と追い打ちの声。そりゃないですよ。

 次の四分は単発に力を込めて打つように支持される。「最後、強いパンチ50!!」もう、やけくそである。ふらふらだ。

 大江先生が、膝の皿が「三角形に欠けている」と笑って仰る(!)ので、スパーは望月・歌川両選手と。計6ラウンド。しかし、きつい。

 前後ステップ、重りでパンチ。井上選手にオモプラッタの極めを教えていただく。

 よれよれで焼き肉食べて帰宅。

 

(11月某日)

   朝から柔道部の二部大会と北斗旗が同時開催。忙しい。

 講道館は二回戦から。桜美林大学に、西沢が取るも、他が負ける。堤は数日前から腰痛で稽古できないというので心配したが、突然逆のつり込み腰。力で相手をねじ伏せて技あり、寝技で合わせ一本。大したものだ。試合は負け、四年生はこれで引退だ。お疲れ様。

 代々木第二に駆けつけると、中野君、佐藤君が終わったところだった。間に合わず。とくに佐藤君は準優勝者と引き分けに近い負けだったとか。我がクラス出身者が、よくそこまで頑張ってくれた。

 夕方、池袋へ。焼き肉屋で東大の引退打ち上げ。盛り上がる。学生達は道場へ戻り、下級生が上級生に打ち明けごとがあるらしい。私はふたたび渋谷へ、ビジネスマンクラスの打ち上げ。すでに完全に出来上がっていて、上野さんが新橋乗りで「六甲下ろし」を歌っている。店員は近寄ってこない。

 そのまま所・澤井両君とあと二軒。二つのグループのテンションがあまりにも異なり、疲れた。

 

(11月某日)

 駒場で柔道部。久々、国際ルールでやる。身体を動かしていないので、目の前をチラチラするものが走った。

 乱取りは五本。会議中に考えたパスの方法を試したらうまくいった。

 

(11月某日)

   昼から柔道中野区大会。東大の塩苅恵が出たいというので、仲介した。彼女は大学に入学して白帯から初めて、最近では一線の選手と当たっても同体重なら一本を取られないほど成長している。

 

 結果はめざましく、70キロ級の相手三人から背負い・横三角からの浮き固め・同で三連続一本勝ちで優勝。これで東大は、昨年の黒川瞳以来二連覇となった。高木道場からは二段で西川君が見事準優勝。

 夜は、望月竜介選手が仲間であるマスクマンズに引退報告をするというので、私も参加。仲間内の飲み会なのに、しっかりマスクマンズポーズ。

 翌日は、文京区民大会。こちらには、東大は男子団体の代表以外が全員出場。

 女子は、うれしいことに黒川・熊王の決勝。かなり強い選手を破っての進出だけに素晴らしい。黒川が僅差で優勝。こちにはなんと三連覇だ。この大会には引退はない。彼女は獣医学部なのでまだ卒業ではない。いったいどこまで連覇するのだろうか。

男子は二年から新田栄作が二位・真面目な伊藤理士が三位。順調に育ってくれて、これも嬉しい。

 

(11月某日)

  ビジネスマンクラス。すっかり涼しくなった。パンチ中心の週。仲田さんがひょっこり顔ほ見せてくれる。岐阜赴任、股関節を経ての帰還である。


・防御、基本
・ステップ。前進、後退、ジャブを突きながら前進、サークリングなど
・前後ステップしながら、ジャブ、バックジャブ、フック、アッパー、ストレートなど。
・大きなグローブを着けて、「ジャブ・フック・アッパー」を左だけで15回、右だけで20回、2セット。
・シャドー

二人組みになって
・相手にストレートを出してもらってヘッドスリップ、フックでダッキング、ウィービング
・打ち込み
・相手前蹴りを膝を伸ばしてテイクダウン、下は足を回してパスさせないように、上は足を捌き腰に手を置いて蝦を防ぐ。

サンドバッグ(4×4)
・必修はロー連打

グローブ
・ローにカウンターのストレートを合わせる
・パンチを上体の振りで防御
・パンチに蹴りで防御
・蹴りにパンチで反撃
・2分、スパー

・面1分×4

全員で30秒ずつジャイアント中野に励ましのスパー。

 自主トレはグローブで二分四本ほど、寝技も軽くスパー。ジャイアント中野には三分4ラウンドのミットと三人打ち込み30。来週は北斗旗、がんばってくれたまえ。

 懇親会は、さくらにて。
 

 

(10月某日)

 朝日原稿などがあり、くたくた。みなみ治療院でなんとか回復する。スネークピット。サンドバッグ200、シャドー。試合の近いヨースケ、歌川選手はいつものようにメタメタに鍛えられている。

 スパーは望月・歌川・ヨースケ各選手に大江先生。計12ラウンド。

 望月さんは、すっきりした顔をして同僚の稽古を眺めている。スパーではぼろくそにやられたけど。

 前後ステップ、重りでパンチ、腹筋して帰る。

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望月竜介選手が、Mixiで現役引退を表明された。

ヨースケ選手のミット打ちを穏やかな目をして眺めている姿を見て、引退を決意されたんだなあ、と感じてはいた。

キック界はK−1に向かっているが、先日の山内戦は、キック史に残る最高傑作の一つに数えられると思う。凡百の試合とは、技術も気迫も結末も、そして両者の相手への気遣いもまったく別次元のものだった。

望月さんの肘も右フックも何発も当たって、どちらが先に切れるか、倒れるかはまさに運だけが決めたのだと思う。技術がふんだんにあるのに1ラウンドからそこまで倒しに行く試合というのは、まさにプロのみがなしえるものだった。

試合後に山内選手が引き上げる望月さんに深々と一礼をした光景を見て、これほど武道的に美しい光景は、現在の武道界では見たことがないと感動した。

また望月さんも、いつも試合前に相手選手の肩に手をかけてレフェリー注意を聞いておられるが、そうした敬意の示し方や、それにもかかわらずKOを狙いに行くアグレッシブさに、私はたんなる格闘技を越えた武道精神を感じてきた。多くのファンが応援されるのも、そうした人柄ゆえかと思う。

本当にお疲れ様でした。

 

 

(10月某日)

   涼しい。二十名弱でビジネスマンクラス。組み技中心の週。一週間かけて作った先日の試合と審査のDVDを今野さん、酒井さんに差し上げる。

・ストレッチ
・股関節を回す、開脚で胸をつける練習
・防御の動き、基本
・ミット。単発パンチ、ロー、ミドルで身体をほぐす
・組み技(二組に分かれる)
 首相撲の組み
 道衣をつかんでの組み
 首相撲と道衣の混合
 小内・大内の連携
 組みスパー、一分4本
・グローブスパー2分一本
・スパー、一分3本

 終了後、二階で二分のスパー。打撃と寝技。中井先生に教わった三角の入り方、亀取り(ヤスケビッチの逆)を紹介する。懇親会はさくらにて。DVD鑑賞で盛り上がる。

 帰り、写真パネルを持ちペーパームーンへ。疲れてタクシーで帰る。

 

(10月某日)

 久々、パラエストラ。スパークラス。早めに行ったので、教室にも参加させていただく。

・三角に入るコツ。頭はひかず、自分の臑を引いて極める。
・足回しは、頭上で、普通に、上体を上げての三パターンで。
・亀取り。パックからつま先を腰にロックして、ヤスケビッチに見せかけ逆に十字に取る。

等。

 スパーに入ると、あまり寝ていなかったのでえらく疲れる。全三時間、いつもお会いするMさんに三角を極められてしまう。蒸し暑くて、えらく汗が出た。びしょびしょである。東大部員三人と、晩飯。

 

(10月某日)

  ビジネスマンクラス。最初は7人。次第に人数が増え、15人ほどで稽古。中野君も北斗旗に予選参加することになり、佐藤・上野君とともに出場ということで、昨年ののぼりが使えるなり。蹴り中心の週。新宿文化のYさんが出稽古に来られる。

・アップ
・股関節のストレッチ。開脚で胸まで着ける。
・腿上げ100、ミドルのモーションでで大きく回る50
・ミドルのフォームを確認、左右10

・二人組みで、打ち込み20、寝ての足入れ10
・遠いミドル、近いミドルなど対人で
・キャッチされたときの外し方、膝を押さえて外されない攻め
・前蹴りの攻防
・シャドー
・ミット、単発とフリー。
・パンチに対してプッシュ
・グローブスパー二分
・面スパー、一分四本
・ストレッチ

 自主トレ、打撃スパー各5本くらい。寝技も。やる。松波さんにリベンジ。

 懇親会には一号君が子連れ、ダンナ=志田君連れで来てくれる。大人しい子だこと・・

*******

 翌日曜、東大柔道部、対一橋定期戦。本郷の七徳堂にて。

 今年は一橋の都合により、9人戦。一人残し勝ちだったが、七大戦では考えられないような反則や技術的なミス等あり、両師範から厳しいご指導を受ける。

 懇親会は食堂にて。

 

(10月某日)

   スネークピット。サンドバッグ200、シャドー。タイトルマッチまであと三日の望月選手は早上がり。顔色は実によい。

 スパーは歌川・ヨースケ各選手に大江先生。計9ラウンド。

 歌川選手も試合が決まりそうとのこと一線の選手が試合の空白期間に所在なげにしているのはこちらも心苦しい。しかし「毎月でもいいっす」とは、恐れ入る。

 

(10月某日)

 外気は涼しい割に、室内は蒸し暑い一日。ビジネスマンクラス恒例の秋の審査会。今野さん、酒井さん、澤井さんが昇段審査に臨む。


・アップ
・基本
・移動(5号令一往復)
・組み手

今野さんが澤井さんとの一戦をフックで制止、寝技戦も引き分けて、見事60歳での三段昇段。酒井さんは前蹴りでうまく相手の突進を止めましたが、勝ちには至らず。澤井さんは今野戦が響き、生彩を欠いた。

懇親会は「さくら」にて。今野さんの「イヨマンテ」の美声が池袋の夜に響き渡い。自分は、組み手をしなかったので不完全燃焼。

 

(10月某日)

 同い年の東大OBに誘われ、柔道界1956年生まれの同期会というのに出る。門前仲町の「魚三」。

 四階に上がると、山下直前最強の座を争った松井先生や吉岡先生、皇宮警察師範の榎先生に、渋いところでは「金次郎返し」の元谷金次郎先生がおられる。

 北京五輪の慰労会で、日蔭先生、松岡義之先生をねぎらう趣旨である。


 

 元谷先生に、いきなり「あんた、ゴングに書いてるだろ!」と話かけられる。

 
「あの、木村政彦の連載(増田俊成氏)はいい!俺は二回しか読んでないが、あんたのと合わせて10ページだけで1000円払ってもいい。木村先生の話の過去の連載を買うにはどうしたらいいんだ?」とのこと。 ありがたや。

「金次郎は弱かったからなぁ」という野次が飛ぶ。いや、元谷先生、全日本で俊優勝しておられるのだが。恐ろしい層の厚さではある。

 

(10月某日)

 久々、スネークピット。タイトルマッチまであと10日の望月選手は、いつも通り延々とミット。見てるだけで気持ち悪くなるが、望月さんは結構けろっとしている。絶好調だ。

 サンドバッグ200、シャドーのあとスパー。望月・歌川・ヨースケ各選手に大江先生。計10ラウンド。結構、調子がよく、最後まで息が切れない。

 望月さんは「久々だから、軽くやりましょう」とにこやかに言っていたのに、10ラウンド目にいきなりめった打ちにしてくる。応戦したものの、腹をきかされて二度ダウン。

 ヨースケ選手はひっぱりだこらしくて、次に対戦する相手○○と××を大江先生が私だけに教えてくれたので、ものまねしながらヨースケさんとスパー。大江先生は、「似てますよ」とのことだが、ヨースケ「??」

 涼しいのに、ひどく汗をかいた

 

(10月某日)

 東大柔道部。久々、柏崎先生ご来臨。

 アップ後いきなり組み手乱取り。武田君とやる。寝技、七大ルールなど6本ほど。

 稽古後、『老いゆくアジア』大泉君といっしょに池袋へ。学芸・射手矢師範と「さくら」二階にて飲食。松茸ごはんなど出していただく。いろいろ面白い話が、ごにょごにょ。

 

(10月某日)

清々しい秋晴れ。20人弱での稽古、ビジネスマンクラス。糸井さんがカプセルホテルに泊まるとのことで、懇親会を最後まで楽しまれる。

・ストレッチ
・基本
・移動
・9/23の感想、続き
・「日下部スペシャル(襟を煽っての崩し)」の修正。右手で肘を押し上げ、抜重してロックをはずし、サイドに回り込む。
・ミドルのつかみから、膝の皿を押し上げ、膝を伸ばしてテイクダウンする。
・意識を相手よりも速く展開することについて
・グローブで防御、壁打ち、蹴りで防御
・スパー

 自主トレは、ミットとスパーを五本ほど。寝技も行う。

 来週は、酒井さん、今野さんが三段審査に挑戦するとのこと。

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翌朝、早くから綾瀬、東京武道館へ。世界柔道団体戦である。

しかし、ま〜ったく、客がいない。中に入ると、結構席は空いている。チケットをあまり配布しなかったらしいが、もったいないなあ。

テレビでもやったが、男子はいいとこなし。驚いたのが、寝技国内現役最強の一人とされる国士舘の加藤が、ブラジルのカントに加藤返しどころか一方的に二度飛びつき十字を極められ、持ち上げて逃げたものの内股から完璧に十字を極められたこと。柔術的な動きに対応できていない。私は、柔道家にとって柔術は教養であると思うので、攻撃までできなくても防御は不可欠だ。石井が柔術を学んでいたのはそのせいだろう。やはり他の柔道家とは心がけが違うな。

女子はみな、寝技がいい。立ち技で崩したらそのまましつこく押さえ込んでいる。松本という選手は正対から横返しを連発、上四方で押さえ込んだ。まったく動きに切れ目がない。

 

(10月某日)

 月曜早朝に電話、親父がいよいよ危篤になったというので、新幹線で神戸へ。息があるうちに間に合う。静かに呼吸が止まった。火曜お通夜、水曜葬儀。ビジネスマンクラスからお花を頂戴する。後始末を木曜に、町内の同級生に集まってもらって飲み会で偲んでいただく。金曜に原稿を二時間で書いて入れて、最終で帰京。

   葬儀では、読経の代わりに鍋島直昶さんの「When I grow too old to dream(夢見る頃を過ぎても)」を流す。古老の優しいビブラフォンに、泣けた。

 ビジネスマンクラス。20人弱。糸井さんがカプセルホテルに泊まるとのことで、懇親会を最後まで楽しまれる。医療と産科について、興味深い話を聞く。

・ストレッチ
・基本
・移動
・9/23の感想、続き
・「日下部スペシャル(襟を煽っての崩し)」の修正。右手で肘を押し上げ、抜重してロックをはずし、サイドに回り込む。
・ミドルのつかみから、膝の皿を押し上げ、膝を伸ばしてテイクダウンする。
・意識を相手よりも速く展開することについて
・グローブで防御、壁打ち、蹴りで防御
・スパー

 自主トレは、ミットとスパーを五本ほど。寝技も行う。

 来週は、酒井さん、今野さんが三段審査に挑戦されるとのこと。

 さくらへ行くと、牧さんがスーツで来ていました。テレビ局は番組改編期で忙しいようですね。

 神戸で合宿、という妄想計画が進行中。深夜バスで大阪へ。拙宅で一休みして午前中から極真会で稽古、午後の部は空道。東京から一流の調理人(「みや野」主人)を同伴するので、魚屋の吉川君から鮮魚を仕入れて刺身と鍋にして拙宅、もしくは道場にて宴会。夜は魚小の仲間も加え、カラオケ三昧。なかなかダイナミックになってきた。

 

 

 

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サプリメント道場

はじめに

 

松原隆一郎「ビジネスマン空手家の生活と信条」『格闘王 男24歳からの格闘技』97.1