| (3月某日)
ビジネスマンクラス。三十人オーバー。元女子ボクシングフライ級チャンピオンの八島有美さんが稽古に参加してくれる。十何年か前に私が昇段審査を受けるとき、青帯になっていたふらふらした子がこんなに鋭くパンチを打つなんてね。人は変わるものである。
防衛戦で頭部に大怪我を負い開頭手術してリタイアされたが、現在は渡嘉敷ジムでトレーナーとして活躍しておられる。以前は金曜に本部の女子クラスで指導をしていた、いわば、同僚だ。まだときには偏頭痛もあるらしいが、来てくれて、うれしい。
昇級者が多く、帯を手渡す。組み技の週。
拳サポでのガードは間からパンチが入ってしまうので、両手を手かざしするようにして肘でフックを受け止める。
というのを八島さんに習いやってみたら、あら不思議、藤松チャンプそっくりの構えに。
そういえば前回、藤松インタビューを収録したが、もうHPにアップした。HPを、大道塾の公共的な話題が集まる場にしたいものだ。
三時間近く稽古した後、二階で自主トレ。四月九日の一般部関東大会に高野さん、佐藤さんが出場するので、おつきあい。自主トレ組は20人はいただろうか?二階が満員になった。
さくらの懇親会は、ホワイトデーを兼ねる。阿佐ヶ谷の「みや野」に二日前バーで会い、「花豆を二十つぶほど煮てくれ」と頼んだら、十瓶しっかりとラップしてくれた。参加女性みんなに分ける。
八島さんと積もる話で盛り上がる。みんなの話につきあわず、すまぬ。
帰りに一緒にいた方から聞いたのだが、ネットでは大道塾の改革について意見を述べた私に賛成派と反対派があるそうな。反対派というのは、「塾長を批判するなら出て行けばいいじゃないか」といった趣旨らしい。別に覗いて見る気もしないが、もしそういった反対意見があるとすれば面白い。そうした意見が出ることそのものが、大道塾の置かれた位置をみんなが分からなくなっている証拠だからだ。
というのも、「反対意見を言う者は出て行け」というのは、組織が個人商店であるうちにのみ一理ある意見だからだ。公平であろうがなかろうが、創始者の好きにできるのが個人商店である。
ところが私が改革を、といっているのは、個人商店としての大道塾に対してではない。大道塾が個人商店であったのははるか昔、世界大会が開かれる前のこと。それ以降、NPOになり、第二回の世界大会も開かれてしまった。現在の大道塾は、すでに特定個人の意志で動いてはならない組織になってしまったのだ。そういう組織にしたのは塾長を初めとするリーダーの総意であり、現在はもっと公的な組織とすべく邁進しておられる。NPOになったからには、何か問題があれば私にではなく社会に対して申し開きをしなければならないのである。それなのにまだ大道塾には個人商店ベースで動いている部分があるので、それについては改革するしかないと思い、意見を公開することにしたのだ。すでに大道塾には、うちうちにではなく公共の場で批判されたり説明する責任が生じたりしているのである。「反対意見を言う者は出て行け」どころか、外からすらも批判を浴びなければならない組織になってしまったのである。
それでも「反対意見を言う者は出て行け」と仰る人がいるならば、同時に世界大会を中止し、NPOも取り下げるべきだと主張しなければならない。
もっとも、個人商店としての大道塾も悪くなかったと思う。うちうちで楽しく大会を開いていれば、誰に気兼ねすることもない。私はそうした頃の大道塾においては、何も改革を求める気はなかった。だが組織が公的になってしまったので、意見を言わざるをえなくなったのである。分かるかな?
(追記)そうそう。思い出したので書いておく。
私は世界大会でチケットを個人で2000円換算で70枚ほど、指導するビジネスマンクラス全体で370枚を売り上げた。370というこの数は、総本部全体の6割ほど、支部でもっとも売り上げた横浜北の1.8倍に当たっている。世界大会を開かなければお客を呼ぶこともなかったが、呼んだ以上はお金を払って来てくれたお客に責任できてしまったのだ。だからそれなりに意見を出さざるをえなくなってしまったのである。反対意見を言うなと仰る人は、それだけの働きをしているのかな?私は阿佐ヶ谷のスナックで知り合った人にもチケットを販売したが、その程度の情熱は示して下さいね。 |