(11月某日)

 祝日。2時〜4時の稽古。最初はさすがに8人ほど、酔狂な人は少ないものだと思っていたら次々に増えて最終的には20人オーバーになっていた。寝技の週。

・ストレッチ
・防御の動作・基本
・シャドー・腕立て・腹筋・ケンケン
・ミドル・打ち込み
・受け身、後ろ・横・膝車
・匍匐・足回し・足蹴上げ
・攻撃の基本:パス・崩れ袈裟・横四方・マウント
・パス・ニーオンザベリー
・防御の基本:足回し・足け上げで持ち手を切る、遠くから足をこじいれて正対に戻す
・対人約手:ジャブにジャブ返し
・パンチにリズムをとってローを合わせる
・スパー五本

稽古終了後、新婚太田さん登場。せっかくなのでミドル10連打などをやっていただく。体に悪そうだ。

飲み会組は、猪木酒場に行こうとしたものの満員で断念。神楽坂はずれの幻の日本酒居酒屋「たまねぎや」に出撃。監督も合流。東大西沢君にHPに指導者紹介文を書くように電話すると、二十分後に「できました」との返事が。この子はこの手の作業が異常に早くて正確だ。文章も、いい。ご褒美に○ャバクラに連れて行くことにする。

発泡酒、初亀、禮泉、70年代のテキーラ、クエ・カマトロ・シロイカの刺身など。したたかに酔って、記憶は定かでない・・  

 

 

(11月某日)

11/4、台東リバーサイドにて空道関東予選会。BCからは上野さん、高野さん、佐藤さん、中野君、宮崎さんが出場。

優勝は当たり前のように藤松泰通(総本部)選手。
準優勝は能登谷佳樹草加支部長。第一回世界大会以来か?パラエストラでも活躍しているから、試合勘はあるのかもしれない。

佐藤さんは見事一回戦を突破。前蹴りとつかんでバンバンが強力。指示通りにやってくれた。前に出る組み手の形ができてきたようだ。
二回戦も前蹴りで圧倒していたが、延長でハイをもらって負け。これはずっと稽古してきた欠点だが、まだ詰め切れていない。しかし相手の小林知昭選手は三位に入賞。互角に戦ったのは評価される。

中野君も効果2を取り初戦を圧勝。二回戦では、パンチの打ち合いでガードが崩れ、膝蹴りももらって「く」の字に。投げを連発して勝機があっただけに、これも修正次第で次ぎが見込める。相手のキーナン・マイク(成田)選手は五位だったので、こちらも大健闘。右手のガードを修正、フックを捨てさせたらきっちりと型ができてきた。

上野正さんは小林選手との日本拳法対決で惜しい敗戦だったが、特別賞を獲得。本戦出場だ。おめでとう。

高野さんは、パンチャーに対する基本である、「パンチにリズムで合わせるロー」を最初に食ってしう。私は、パンチャーは蹴りをステップバックではずしてインしないと、蹴り潰されると認識している。

宮崎さんは、初戦で寝技で敗退。やはり顔面は、ある程度やられるスパーが必要と再認識した。男性相手手では無理なので、その点を考慮して出稽古計画を立る必要がある。

みなさん、お疲れ様。週に一度の稽古という環境ながら、見事な健闘でした。

昼過ぎに中野へ帰る。東大柔道部の黒川さんを中野区大会に出場させるべく付き添いである。中野体育館の指導者から、参加する女子が固定されているので相手を連れてきて欲しいとの要望があったためだ。「普通に投げてしまって良いのか」とお尋ねしたところ、「うちの女子は高校生の男子相手でも負けていないんだから、手こずりますよ」との返事。しかし黒川はまったく問題なく三人相手に秒殺。最後の試合は相手の女性を絞め落す。鼻が高いぜ。気持ちよく祝勝会で酔った。

 

(11月某日)

 東大柔道部、七徳堂。柏崎先生の師範稽古。帯取り返し、寝技打ち込みなどから。横から縦へと方向を変えていくことを学ぶ。乱取りも数本。師範から、背負いの手首の返しについて指導を受ける。引き出して180度回転させよ、とのこと。

  稽古後、師範を囲んで車座になって柔道談義。「正調の蟹挟みとは」「空気投げは実在する」に話が及び、師範が立ち上がって河野君を吹っ飛ばして見せた。蟹挟みは右足を胸まで上げるのが正しく、避けるにはその足を空手のように捌く必要がある、とのこと。うーん。贅沢な遊び時間をいただいたものだ。

 

(11月某日)

 高木道場。東大の楠監督から「部員に示しをつけるためには部長も講道館の月次試合に挑戦しないといけない」との指令を受け、三段の部に申し込む。 やる以上は、稽古を積んで自分の組み手につき試行錯誤しておきたい。

白帯四人、黒帯三人とやる。稽古のしすぎか、体が痛い。

 

(11月某日)

 東大柔道部。千代田区体育館に出稽古。ついに七日のうち五日稽古である。昼間に講義で一時間半立って、それから博論の指導で一時間半話を聞く。そのあとだけに疲れが抜けないが、三段で試合するのだから、自分なりの組み手のきっかけをつかんでおきたい。寝技一本、立ち技三本やった。昼間にとんかつを食ったが、部員諸君に何を食いたいか聞くと「とんかつ」。五人を引き連れて、神田駅前で食べる。部員は三杯お代わりをしていて感心だ。

 

(11月某日)

 肌寒い一日。ビジネスマンクラス。関東予選での戦績、今後の方針などを報告、各選手の成果と目標について、自分なりの技術解説を行う。パンチャーは、蹴り主体の相手と闘いを意識すべきだと思っている。25名ほどで稽古。白帯で極真経験のある女性、門間さんのお知り合いの体験入門の女性、入門者の男性が来られる。蹴り中心の週。

・基本
・シャドー
・腿上げ50ミドル50で歩く
・ミドルの基本 手かざし足入れ替え・蹴り上げ
・二人組み 打ち込み20
・左右・交互に蹴って戻る(遠いミドル)
・ミドルを蹴って、押して戻る(近いミドル)
・ミドルを取られて回る
・ベタ足の前蹴り
・ミドルを背中で受ける、脇で取る
・ミット ジャブ、ストレート、1−2、ミドル、パンチからミドル、ミドル・右・左フック・右ロー・左フック・右膝
・対人、パンチを蹴りで防御、右VS左
・グローブスパー
・スパー、一分四本
・ストレッチ


終了後、有志が二階で寝技スパー。畠・村上・秋庭の諸君で、距離を意識しながらのグローブでのライトスパーをやってもらう。軽くリラックスして、距離感をつかんでもらう。このグループにスパーの軸になってもらいたいものだ。

懇親会はさくらへ。酒井さんが実家に帰られて不在、所さんと植竹さんも不在なので、なんだか調子が出ない。電話魔になって、両氏に電話する。

 阿佐ヶ谷、久しぶりにコモンスペースへ。一年ぶりなのに、覚えていてくれる。二時過ぎまで飲む。

 

(11月某日)

 東大、七徳堂。スポーツマッサージのM先生が東大病院に検査入院しておられるので、見舞い。検査でぐったりしておられる。

 自由乱取りでは、三年幹部ともやる。これまでは女子や一年生を相手にしてきたが、これからは取り役ともぐちゃぐちゃになって稽古していこうと思う。

 良いところを取っても、すぐに巻き替えられるので、こちらもすぐに動かさねばならない。動き回るのが学生柔道なのか、と合点。

 柏崎先生と二人でいつもの加賀屋へ。いつものごとく、濃い柔道談義となる。OBがあまり来てくれないので、集合してもらって来年まで「七大戦優勝プロジェクト」として来ることを義務づけるようお願いしようと思う。OBにとってはいつまでも柔道部にかり出されて大変たろうが、優勝に向けては何でもするつもり。

 

(11月某日)

 高木道場。月次までの最後の稽古だ。当日の組み手を想定して、高校生たちと乱取り。

 帰り、ラーメン屋に入って一人つけ麺を食べていると後から入ってきた二人の声に聞き覚えがある。「会議がうんぬん」と言っているのでまさかとは思ったが振り返ると歌川・ヨースケ両選手。練習帰りらしい。歓談する。

 

(11月某日)

 月次試合。五時に講道館着。アップしようとするが、道衣を学生にもってきてもらうよう頼んであって、それが届いていないのでストレッチ。ぎりぎりに打ち込みする。本当は三十分前には終わらせておきたいのだが。試合に勝つためにではなく、一度息を上げておかないと心臓に悪いからだ。

 試合開始。まずは四十歳の方と。私は初めてだが、この方はすでに二十回は月次三段に出ているという。それくらいの難関ではある。ケンカ四つに組み合う。釣り手の持つ位置はよいが、双方が見合って技が出ない。いろいろ振ってみるが、崩れない。そのまま引き分け。三分は早い。

 それで終わりかと拍子抜けしたら、審判から居残れと指示される。次の方は、五十代。組み合うと力が強い。ケンカ四つで組み勝つと、さっさと相四つに組み替えられてしまう。腕でつっぱってくるので、当方も何もできない。次第に息が切れてくるが、これもそのまま時間終了。

 反省点としては、背負いだけでなく組み勝ったときに別の技に入ることも試みるべきだということ。釣り手は組み勝ったのだから、両襟を取って引きつけるべきではなかったかと思う。組み手を変える必要があると感じる。

 数人後に学生主将の本田君が出て外人を投げて一本、東海大出の講道館職員と力負けするものの粘って引き分け。学芸の一年、山手選手が掃除するかのように七人ほど秒殺して終わった。こうした現役学生が、一応、同じ枠に並んでいる。なんともはや。

 十人ほどの東大生とともに津沢師範の講話を伺う。学生達はそのまま千代田体育館に出稽古へ。私は師範と会食。

 

(11月某日)

   先日の予選会を経て、今年の北斗旗全日本大会に私が指導を行っている本部ビジネスマンクラスから二名(最近は飲み会のみ参加の上野正さんを含めれば三名)の出場が決定した。

 佐藤和浩さん、中野雅史君、おめでとう。本大会でも、いろいろと戦略を立てるつもり。特訓を行いましょう。

 かの北斗旗が、射程に入ってきた。私にとっては痛快だが、日頃おつきあいしているような、週に六回(打撃系)から十二回(東大柔道部)もトレーニングしている格闘家の眼にはずいぶん頂が低くなったように見えてしまうだろうな。

 

(11月某日)

肌寒い一日。首相撲中心に組み技の週、20人ほど参加。北斗旗まであと三週間、中野君を長身の四人相手に特訓させる。

・ストレッチ・基本
・シャドー
・スタビライゼーション
・受け身、タックル受け身
・首相撲の基本、片手で腕、片手で首を取る打撃に安全なポジション。頭は相手の顔の横に。腹を後ろに引いて、空間を作る。
・つむじに向け指を上にして取る、つま先立ち、「抜重」で相手の腰を折る
・回して崩す。
・左に踏み込み、膝を相手左太ももに当てながら右手で首を取って回す→相手太もも4点で
・膝裏に踏み込んで倒す
・首を取られたら、反対の腕をクロスに首にかける。
・肩をシュラグから、脇をさす。バンザイさせる
・相手膝攻撃に、膝を上げて邪魔する
・片手で相手の肩あたりを押し、他の掌で膝をブロック。そのままアッパー
・首相撲三本
・対人、テンカオ
・グローブスパー2分
・スパー四本、

終了後、二階で中野君にミット。我々は寝技スパーを二分二本、その後、五人でグローブスパーを七ラウンド。

さくらの懇親会に、山家君が小説の勉強で知り合った絵描きの女性を酒井さんに引き合わせるために連れてきてくれる。腕にぶら下がってもらう。展開やいかに。
 

 

(11月某日)

 東大柔道部、七徳堂。師範はお休みだが、柔術の選手、東北の先輩、OBなどが出稽古に来て下さる。

 自分は5本ほど。めずらしく早く帰って息子の塾をのぞきに行く。

 

(11月某日)

   久々、吉祥寺支部。昼間に伺う。新人の住み込み稽古生のT君に挨拶される。

 ロープ2ラウンド、サンドバッグ2ラウンドのあと、飯村支部長に3ラウンドミットを持っていただく。以前よりはミドルが蹴れるようになったかな?

 そのあと、昼間というのにT君がスパーにつきあってくれる。3ラウンド。このくらいの数だと、ガチと同じくらい早く動ける。実に爽快だ。いろいろ試してみる。

 

(11月某日)

 40年ぶりの小学校同窓会。というわけで、ビジネスマンクラスはお休みをいただく。メニューは酒井さんに託した。

 夜2時まで、ホテルに泊まり込んだ10名、うち女性4名と三次会。そのまま寝て、翌朝11時に別れる。

 昼飯は、ラーメン。神戸の知人のプロボクサー、ツボイ君がラーメン「ツボ」を兵庫駅に開店したというので、以前Tシャツをいただいていた。「情熱のツボらーめん」と胸に大書されている。しかし、これはどこで着ればよいのだろうか?

 ツボちゃんは三年ほど修行したのち、乾坤一擲でここに開店したとのこと。心配もあったが、塩ラーメンを頼んでみてびっくり。こりゃ、うまいやないか。チャーシューはスライサーにいちいちかけて切っているが、これが脂が落ちてコラーゲンだけでうまい、うまい。スープはクッパ状の白濁。関西ネギを山盛りかけて、こりゃいける。

 しかし、食べたばかりというのに、一時半から極真会・灘支部に出稽古である。拳友・宮崎龍支部長とともに、幼稚園に間借りしている道場に伺う。

 ストレッチ・基本・移動と、矢継ぎ早にメニューをこなす。宮崎君は白帯にも目配りして、いちいちに欠点を指摘しつつ、流れるように型を示していく。横蹴りなんぞ、足刀を返すだけでなく、親指をぐいっと鎌首もたげるように分けて、繊細なフォーム。指導の流れに感心する。ベテランに配慮しつつ、指導中は正座させてもらったり、メニューの合間には全員で礼の握手をしたり。これで息を回復するようだ。

 最後には全員7名とスパー。久々極真ルールだったが、精一杯やらせていただいた。

 この支部はほぼ壮年ばかりだが、その中から尾野選手が年末の「冬の陣」予選にチャレンジされる模様。スパー後、ミットをもってもらい、汗まみれになって蹴りこんでいた。いずこも武道修行者の思いは同じである。

 車で住吉駅まで送ってもらい、後は息抜きに独り旅。せっかくの関西なので、京都に足を伸ばす。ミシュラン三つ星なんぞ、足下にも及ばんわいと祇園「吉」へ。一時間半ほどの懐石の饗宴であった。酒のつまみ風から始まり、ひらめは河豚状に白髪ネギ巻き。にんじんの熱いすり流し。おこわの茶ずけへなど、緩急・冷暖・肉と野菜など、こちらの胃を起伏をもって楽しませてくれる。段取りはどんなに複雑化と思うが、主人は一人で涼しい顔をしてやっている。他店なら三時間はかかるコースが半分の時間で終わってしまった。倍の時間なら、腹がふくれて食べられなかっただろう。感激した。

 木屋町を歩いて、なぜか年に一度行く新宿ゴールデン街みたいなバー「きさらぎ」へ。ママさん相手に話していたら、黒メガネかけて長髪、幻冬舎編集のホバラ君にそっくりの親父が入ってくる。ちっとも喋らなかったが、突然「すぐ先でブルースのライブやってるから、行きまへんか」。こういう話には乗るタチなので、店に荷物を置いて出ると、雑居ビル四階。ドアを開けると超満員、なぜかワンピースの「ちはる」ちゃんがエッタ・ジェイムスを絶唱。しかし、唄そのものよりもMCが絶妙で爆笑。ホバラ君風のおじさん、さっくまでニヒルやったのにいきなりお釜の真似などして笑わせてくれる。隣の腰まで髪のあるネーちゃんと掛け合い漫才を始めたかと思いきや、「これ、妹なんですわ」。妹は大阪から、自分は新潟方面から来て合流したそうな。京都の不思議な一夜であった。 

 

(11月某日)

   ビジネスマンクラスに来ているT嬢が「書庫バー」なるもので一日ママをやるというので、覗く。ここは編集プロダクションの方がやっておられるとかで、編集者に聞いたら知っていた。

 なかなか良い空間で、T嬢の恋バナなどつまみに、太田さん、酒井さんというビジネスマンクラスの面々と飲む。

 帰ろうとしたところ、艶やかな女性二人が来店。ほんの五分、名刺交換などする。銀座にお勤めとか、このバーで再会の約束をゲット。

 翌日はゼミ。T嬢が近くにいるというので、ゼミの飲み会に誘う。帰り、S君も近くにいるというので、バーで焼酎。北斗旗について、密談。