| (3月某日) 東大柔道部。七徳堂。大人は私と柔術の茶帯の方、明治大学同好会の方。お二方はえらく強い。 寝技の研究、寝技乱取り、立ち技乱取り。六分一本なので飛ばし飛ばし。黒川ともやったが、男と思って当たる。 |
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| (3月某日) 東大柔道部にて、部員に部長就任の挨拶と方針を伝えるため、集まってもらう。寒い部室にて、七大戦を基本目標とし、その延長で国際ルールも戦う、という方針と、そのための心構えを確認。 |
| (3月某日) ビジネスマンクラス、春の審査。 いつものように、基本と移動から。塾長より「一般よりもよくできている」旨の講評をいただく。暮れの審査会では基本と移動で保留者が続出したので、なるべく春に受けるのがいいかも。 昇段には四人が挑戦、二人が合格、一人が審議、一人が保留に。「この結果を厳しいものと見られる方がいるかもしれないが、大道塾は昇段審査を厳しくすることで黒帯の権威を保ってきた。そのように了解してほしい」と塾長から説明。 大半の塾生にとってもっとも重要な舞台が審査なので、なるべく公平に、しかし危険のないように進めるよう配慮したつもりだ。 これまでの大道塾は、少なくとも総本部では、基本・移動という入門編にスパーという実践編を組み合わせるのを指導方針としてきた。しかしスパーでは寮生や選手がガチで強打するので、一般塾生は淘汰されてしまっていた。私としては、入門者と選手との間をつなぐのが指導のノウハウだと考えている。それでとくに私のクラスでは、私の知る限りの技術で指導してきた。ビジネスマン大会の各階級で優勝者を出し、その中から三人が一般部へ選手として進出していることで、成果を示せてきたと思う。 そしてその後に着手したのが女子部だった。女子にかんしても、他のクラスではスパーや約束組み手をやらない初心者クラスとガチスパーの選手クラスに二分裂してきた。そこで私のクラスの女子部では、この二年弱、試行錯誤で約束組み手とスパーを行い、ノウハウを蓄積、自主トレ・メニューも渡してきた。その一番手として、二号君が初めて顔面の審査を受けたのである。 結果は、最高の出来だった。パンチと蹴り、防御と攻撃を両立させるという方針が見事に実現されていた。立ちくらみを治すために入門してきたフツーの女の子が、これだけのパワーと技術で上級者を圧倒したのである。それを、誇りに思う。フツーの人が空道での強さを修得できるのが、我々が「塾」を名乗るゆえんであるのだから。ゆくゆくは、ビジネスマンクラス女子部の技術が女子部で最低限修得すべき技術になっていくだろう。 今後も、この線で指導メニューを組み立てていきたい。そのために、私自身も出稽古に精を出さねばならぬ。 あまりに嬉しかったので、終了後、さくらを経て、カラオケへ。さらに残党でキャバクラへ、さらに沖縄そば。最高の一夜だった。 |
| (3月某日) 東大柔道部。七徳堂。暖かくなってきたが、柏崎先生は京葉線が風で停車したとかで、遅れてこられる。しかし部員は集中力が上がっている。亀取りで立て返し、横返しという基本と、スーパー・ローリング・サンダーSRTとを教わる。柏崎先生の到着とともに質疑応答もあり、充実。ちゃんこ浅瀬川にて鍋。 |
| (3月某日) 久しぶりに高木道場。東大もあり、なかなか参加できないできたが、盛況である。 新入門の東大生や白帯の諸君とやったあと、高校生主将のT君と激闘。返しで三回投げたが、自分からは仕掛けられなかった。しかし稽古しているせいか、息は切れない。東大楠監督も出稽古に来られたので乱取り。 |
| (3月某日) 五日中、四日稽古している。何が目的なんだか。しかし強くなっている実感があるから面白いものではある。 スネークプロ練。いつもの縄跳び、サンドバッグ、シャドー小一時間。防御の腕の振りから短いミドルの練習。 スパーは、まずいことに四人の偶数。大江先生・望月・歌川選手。逃げ場がない、休みもない。これで四分9ラウンド。最後に大江先生から、膝連打からのハイを食らってダウン。しかし何故膝の距離からハイを蹴られるのか、謎である。ロープをつかんでいたせいか?大江先生からは腰の使い方など、多くを学んでいる。 私が持って行った「宇城空手」DVD、ジムで結構受けているのが面白い。宮戸会長は、昔、名レスラー・ビリー・ライレーと会ったとき、「握手」と言われて手を差し出されたので握ろうとしたらすっと引かれて、どうしても握れなかったことを思い出したと仰る。このDVDで宇城氏がやっているのと同じかも、と言うことなのだが、はて。 調子づいて朝まで仕事。そのせいで風邪をひくはめに。疲れて時は、頭が冴えていても早寝は必須であるな。 |
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(3月某日) ビジネスマンクラス。酷い風邪を引いたが、インフルエンザではないようなので稽古へ。 先週審査だったせいか、はたまた陽気のせいか、大勢参加。綾瀬の野上先輩、ひよこの所さんが来られる。帯が上がられた方にお渡しする。今週はパンチの週。
アップ
初めてスパーする所嬢には、相手の体を直接打撃する感覚をつかんでもらう。素振りしているだけではローの当たる角度が分からないので、人体に当てることは必須。 終了後の寝技研究では、一般部予選に向けて組みからサイドにつく技をいくつか確認。 ・ タックルからのすくい投げ ・ 膝から変形(首相撲)小外掛け ・ 相手の首投げに対し抜重から相手軸足の外へ足をかけて倒す
さくらにも20人あまり集結。私は風邪が酷くなったのでお湯割りをいただき退散。翌日終日ふとんから出ず治す。 |
| (3月某日) 風邪が酷くなり、稽古できず。打撃の出稽古をすると体は極限まで疲れるのに頭は冴えてしまう。それで朝まで原稿を書いたのが失敗。悪寒がして熱はあるのに、手のひらと足の裏が極端に冷たい。ホカロンをいちんち貼っている。漢方系では体の中央に熱がたまるので末端は冷えるという理屈のようだ。これが激しくなるのは身体が敏感で結構なこと、とマッサージの先生は仰る。 歳を考えて、早寝体質にしなければならないようだ。 それでも、インタビューその他はこなす。「美と芸術、書評」「ジャズの歴史、書評」「石原慎太郎、都知事評価インタビュー」「ハケンの品格をどう見るかインタビュー」「格闘技の歴史、短文」「探偵!ナイトスクープ顧問出演」など。まるでつながりがないな。 |
| (3月某日) ビジネスマンクラス。体力別予選に出る四人(高野・佐藤・伊藤・畠)が参加、激しく稽古した。
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| (3月某日) 日曜ではあるが、九時過ぎから試合・朝練。 群馬では、県警・機動隊・前橋商業にお世話になった。朝から迎えに来ていただく。至れりつくせりである。学生は14日から5日間、監督は二日間、師範は前日から参加して下さった。私は最終日である。 さっそく前橋商業と試合。さすが、県下の強豪校。勝ち抜き・一本勝ちのみ・寝技時間無制限という七大戦の慣れないルールなのに、じきに適応していた。柔道界ではあまり考えないことだろうが、街場で喧嘩になれば、「国際ルールでやってくれ」などとは言っていられない。その場でルールをみずから設定しなければならないのだ。国際ルールであっても、外人とやればほとんど柔道とは思えぬ技をかけてくる。そうしたときに対処するには、七大戦のようなルールにも動じない心構えが必要だ。そうした課題を見事クリアーしていた。さすが強豪校である。
その後の稽古で前橋商業の女子に寝技の相手をしてもらうが、なんとなく憮然とした表情。ひょっとして、男子とはやらないのだろうか?しかし、かなり寝技も強かったな。時計絞めなども仕掛けてきたし。県警に実に寝技の柔らかい方を二人見つけて、バックから足をからめる技術をおしえていただく。 |
| (3月某日) 東大・七徳堂で柔道。二十人ほとで活気がある。右手は突き指したままで、まったく使えない。また風邪からの病み上がりで、いきなりの寝技は疲れる。それでもバックからの足のロックなどを試す。立ち技では体全体を使った煽りが必要と痛感。 早川光由氏の柔術のDVDを学生に寄付。それからライブラリーを充実させていきたい。余暇のすべてを潰して毎日稽古している学生には、設備だけは十二分に提供したいものだ。 監督から稽古後に電話あり、台湾料理屋で痛飲。いろいろ学生に指示してくれ、と仰るので、「ならば七大戦優勝を指示します」と答える。これは悲願であって、指示ではないかな? |
| (3月某日) 風邪ひきで2週間ぶり、スネークのプロ連。選手たちも先週は風邪をひいていたそう。 サンドバッグで近距離のミドル200、シャドー。 スパーは大江先生、望月選手、タイソン選手。望月選手は大輝戦に備えて、先週から練習が本格化しているという。ミットは、まさに「稽古で死ね」と言わんばかりの量。見ているだけで気持ち悪くなるほどだった。当人も顔が青ざめているが、気迫は凄く、声を振り絞って蹴りこんでいる。しかしその声も枯れてきた。まさにプロのお仕事である。 4分9ラウンド。望月選手の身体から、青い炎が出るかのよう。これほどの圧力を感じたことは、自分のスパー史上でもかつてない。三回当たったが、マジ、怖かった。散々に被弾して、沈没。 ステップ、ダンベルでワンツー、腹筋などこなす。 |
| (3月某日) ビジネスマンクラス。予選に出る選手は、これが最後の稽古になる。高野、佐藤、畠各氏が参加。新宿の「世界戦士」佐野君も来て下さる。蹴り中心の日。 ・基本 稽古後二階での寝技は、タックルでのテイクダウンからサイドへ出る動きとして、股間にスライドするものを紹介する。佐藤さん、使えますかね? さくらには、鉄人・上野君も合流。予選には当然のように出場するそうな。これでビジネスマンからの出場は五人である。 |
| (3月某日) 朝、七時起き。東大柔道部主催の「第22回七徳杯高校招待柔道大会」。大会会長は部長である自分、トロフィー返還や開会挨拶をしなければならない。 雨と風が激しい中、面倒になってタクシーで駒場へ。道場へ行くと、あららもの凄い人混み。200人は集まってアップしている。参加校は北は函館ラサール、南は鹿児島ラサール、津々浦々から集まってくれている。灘・開成・麻布・愛光などの進学校もいる。この中から一人でも東大に合格して、柔道部に入部してもらうのが当方の願いである。 九時から開会。挨拶した。「実は一般の柔道大会は条件が平等ではない、強豪校には選手を全国から集めているところもあり、勉学しなくても進学できる選手もいる。そうした学校とは違い、東大にも多く進学する環境の似た学校の柔道部が一同に会して競い合うことには、 機会平等のもとでの競争という点で意義があると思う。同じ文武両道を目指す全国の友と、熱戦を繰り広げていただきたい。また、高校で柔道は目一杯やったと考える人もいるかもしれないが、身体を使いこなす基本についてはその通り であるものの、しかし東大では、津沢・柏崎の両師範の下、『一流の指導と考える柔道』を実践している。ぜひ入部していただきたい」、うんぬん。 試合は団体、18校が三チームで予選。勝ち抜いたチームがベスト8。敗者復活に回った兵庫の白陵は勝ち抜いてベスト4まで残り、三位に。なんと、予選2試合、敗者復活2試合、トーナメント2試合の6試合をこなした。若いってのは凄いもんだ。 決勝は宇都宮vs高知学芸で宇都宮の優勝。宇都宮は東大に30人入っている県下随一の進学校だが、この決勝はレベルとしては、県大会の準決勝くらいというのが津沢先生の見立である。進学校としては異例の高水準である。高知学芸は横三角で相手を伸ばして抑えるという大学クラスの寝技を駆使。どうやら昨年に柏崎先生が一度だけ指導したのをものにしたらしい。大したものだ。三位は白陵と函館ラサール。 三時に終了後、師範演武。柏崎先生から、「寝技は考えよ」との指示。「110キロの亀を一瞬にしてひっくり返す」「裾車絞め」「空気絞め」の秘技が次々に披露され、車座になった選手諸君は目を白黒させている。「答えは東大に入ってきたら教えます」とは、なんとも洒落た演武ではないか。津沢先生からも、世界を取った6種の大内のご披露があり、そこから東大生と高校生が乱取り。自分もやりたくなって着替え、麻布・ラサールの選手と乱取り。皆が立ち技をやっているのに絞めばかりを使う。 遠路はるばるご参加いただいた以下の各校には、心より御礼申し上げる。 |
| (3月某日)
スネークプロ練。 望月選手は、依然としてものすごい稽古。人間、こんなにミットを蹴りこんで、自滅してしまわないものだろうかと不思議に思える。タイ人は10歳から蹴っているのだから追いつくにはこれだけやるしかないというのがコーチの方針だが、それでもすごい。以前は本当にきつそうだったが、今回は余裕の表情であるのが少々怖い。飯村さんが合流していた頃よりミットで倍、スパーで五割増、補助は純増。人間はどこまで慣れるものだろうか。 ここのプロ選手もみな社会人で仕事を終えての稽古である。北斗旗選手と同じ条件だが、どれだけがこのレベルでこなしているのかな?軽量級王者の平安君はやっているけど、「自分はおかしいから」とのことだったな。 サンドバッグで近距離のミドルからパンチ、ミドルと連打して崩れない稽古、200。 スパーは望月・歌川・タイソン選手と9ラウンド。望月選手はミットのままアドレナリンが出ているようで、そのまま撲殺される。いつものことだが、ファンとしては最高の観客席だ。怖いけど。 |
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