| (4月某日)
家族サービスの旅行で沖縄に行ってきた。島に住んでいる知人の家はビーチの脇にあり、奇岩が点在していて美しい。珍しく小説など読む。あと、仕事で『1976年のアントニオ猪木』、植木等のDVD6本。那覇の桜坂で夜中徘徊、7軒はしご。「桜坂g」「別館」なるかっこいいバー発見。「茶館」なるカフェもいい。宜野湾でも「モフモナ」「ユニゾン」などのカフェ見つける。これらが沖縄文化の現在なのかな。ひりひりする。 帰って早速スネークプロ練。なぜか大江先生不在。望月選手は良い骨休めになったのでは。次の大輝戦は正念場だが、 修羅場をくぐってきた自力の違いを新鋭に見せつけてくれるだろう。サンドバッグを早々に終え、スパー6ラウンド。 |
|
|
| (4月某日)
清水和磨選手のインタビューを一月に行ったが、その記事をようやくアップすることができた。A4で32枚ある。雑誌では選手名鑑でしか紹介されない大道塾にとっての重要人物 。その生の声を聞ける。総本部のHPなどで旅行記も掲載されているが、そちらはよそ行きだから、ぜひ読んでいただきたい。私が喋りすぎているかもしれんが、そこは本音を引き出したいためで、ご了解下さい。 http://bmc.versus.jp/modules/tinyd0/rewrite/tc_14.html 今回のタイトル・コピー「ラスト・サムライin空道」は、なかなかの出来、と自賛しておきたい。清水君が渡辺謙に似ていることもあり、大道塾直系の戦い方としては最後の選手だということもある。テープ起こしとバナーを作成してくれた一号・西村嬢、結婚前の忙しい時期にどうもありがと。いつもながらバナー作成は才を感じる。 ************
春らしい気候で、ビジネスマンの稽古。小雨模様で予定していた花見は中止とするが、日曜に行われた関東大会に出場した5選手の闘いをさくらにてDVDで鑑賞する。DVD作成は五号・嶋君。こちらもいつもありがとう。チャプターまであって、凄いぜ。 |
| (4月某日)
ジャズクラブ新宿PIT INNにて、親友であるドラマーののなか悟空が驚愕の馬鹿企画挙行。題して「D−1選手権」、八人の若手ドラマーが二人ずつステージでドラム合戦を繰り広げ、トーナメントで勝ち上がるという趣向である。私は評論家の副島輝人先生、PITINN支配人の鈴木寛路氏とともにジャッジ。赤と青の旗を持ち、どちらかを挙げて判定する役だ。 http://homepage2.nifty.com/nonakagoku/d1/ ***************************** のなか氏のHPより。 よりデカく、より速くあれ! 第1回、『D-1ドラム選手権』とは?
ステージに数台のドラムをセットし、シード、友人ミュージシャンたちの推薦、DVDで応募して合格した者、下見で合格した者、自宅に来て手合わせした者たちが勝ち抜き戦をする。勝敗はジャッジの判定。客の拍手も参考にするかも? 曲/テンポ
老舗としてジャズクラブの最高峰であるPITINNがよく受けてくれたなあとは思ったが、始まってみるとこれがまた最高のイベントだった。ステージに二台のドラムをセット、のなかの「はい、始め」の合図で全力疾走で叩くのである。一回戦は10分、二回戦は15分、三回戦20分、準決勝20分、決勝20分をソロでもたせようというのだから体力気力技術の限界に挑む闘いである。 トーナメントがよく出来ていて、若手同士に体力勝負をさせた後でのなか、大沼志郎、小山彰太というシニアと対戦するのである。もっともこれはエキジビションに近く、若手同士がつぶし合いをするところを逆にシニアが若手良いところを引き出してやるというもの。しかしそうはいっても食われるだけではいけないので、勝たせてやるとは言いながらも余程の自信がないと受けられない。まあ、ガチスパーで選手の相手をしてやる師範といったところか。 私たちジャッジはステージの真ん前、ドラムから二メートルのところに陣取る。生音直撃である。観客は満員、立ち見まで出た。さすが、これだけおかしな企画には鋭く反応する人がジャズファンにはいるものだ。マスコミは、音楽関係は来なかったが、東スポが来てくれたところが素敵。模様は新聞に出るだろう。 他の楽器が入っていなかったので、アンサンブルという音楽的な観点は関係ない。対戦相手にいかに上回るかというドラム・バトルである。意外や、本当に格闘技に似ているのだ。というか、音楽性では敗者にも素晴らしいテクニックや趣向がある。しかしここは大会の趣旨を生かして、私としては「格闘技として」とらえることにした。他意はないので、判定で敗者にした諸氏は気を悪くしないでいただきたい。トーナメントでもあるし、この対戦はふだんとはかなり別の演奏をしなければならない。その辺りが自分の格闘技体験からしても実に面白かった。 (一回戦)山岡vs弓座。いきなり、弓座が戦略を駆使。山岡に叩かせて、すべての局面で音量で上回るという作戦だ。せっかくの山岡のテクニックがすべて巨漢の出すでかい音に塗りつぶされてしまった。 HIKO vs シブケン。シブケンは変拍子ばかりという奇妙なドラマーで秀逸だったが、ハードコアバンドGAUZEのドラマーである坊主頭のHIKOのアタックが強い。というか、タコのようなヘンな顔をし続けたのがおかしくて、私はこちらに挙げた。 卯木vsMASATO。卯木はテクもあり体幹が安定していて音量も速度も出せるタイプ。タトゥーだらけのMASATOはなんというか、色気のある演奏をする。ドラムを抱きしめるようにして雄叫びを上げるのだが、これはちょうどサンドバッグを30分も蹴っていて、たまにすこーんと抜ける感じがあって恍惚とするのに似ている。会場もふたりの演奏に聴き惚れて、思わずアンコールが出るほど。2−1で負けたが、私はMASATOに旗を上げた。いやこれ、格闘技の稽古そのものだよ。休憩中に美女に呼び止められ、立ち話したら、驚いたことに阿佐ヶ谷の飲み屋で五年も前によく会った女性。MASATOの彼女なのだそう。この奇縁は、好きなものが同じだからとしか思えない 。 竜巻太郎vs若杉。若杉は小山彰太の弟子、なるほどそっくりの演奏をする。ところが相手が今回の台風の眼となった竜巻太郎。これが本名だというのがおかしいが、演奏にはぶっ飛んだ。いきなりドラムを対戦相手に向けて、椅子から立ち上がって挑発しつつ叩くのである。モヒカンで風貌はボクサーの「悪魔王子」ハメドにそっくり。舌を出し頭を高速で振り、頭突きで太鼓を叩くに至っては何をかいわんや。しかし強烈なリズムが印象に残り、勝ち上がった。 (二回戦) 弓座vsHIKO。これがまた格闘技として傑作。巨漢の弓座はスタミナが切れたこともあり、テクを生かし掛け合いに持ち込もうといったん音を止めるのだが、HIKOはまったく無視して轟音で出し続けたのである。フェイントをかけてもまたく見ておらず、強力でつっこんでくるタイプだ。しかも音量でも弓座と同じ。これはHIKOの無視作戦が生きた。しかし、バンドでこれやったら大目玉を食うな。格闘技戦ならではの勝利である。 卯木vs竜巻。卯木が正当派なのに竜巻が変態で行くのかと思いきや、一気にスタイルを変えて、正面突破で来た。信じられないことに、竜巻は対戦相手によってスタイルを変えることができるのだ。しかも、演奏中にスティックを投げ上げて受け止めるという小技まで出してきた。トーナメントで試合ごとに相手を見て戦い方を変えようという格闘家の心意気に感じて、竜巻の勝ち。しかし卯木もただ者ではない。 (三回戦) HIKOvs大沼。実はこの二人、バンドを組んでいるらしいのだ。大沼さんとは五年ぶりくらいか、旧交を温めたが、相変わらず優しい演奏だ。一本調子で強烈な、三瓶啓二のような組み手のHIKOにいろいろな技術を出させるように、し向ける。手のひらで踊らせる感じ。しかし判定としてはHIKOに。 竜巻vsのなか。竜巻はどうやらのなかをリスペクトしているらしい。真後ろにシンバルを置き、振り返りざま叩くなど、のなかの見栄をよく研究している。しかしのなかさんって、こんなに相手の音を聞いて反応していたっけ?ひょっとしてベストの演奏ではないかと思ったほどだ。20分やって、最後は二人でシンバルを掲げて中央でどかんと衝突。傑作だった。「延長!!」と判定したのだが、ゲロを吐くために棄権したので竜巻の勝ち。しかしここで竜巻は粋なことをやる。ユーモラスなドラムソロで出演者全員のメンバー紹介をやってのけのだ。ファイターに見えて実に冷静。一時間以上どつきあって冷静というのは、格闘家としてもただ者ではない。 (準決勝) HIKOvs竜巻。竜巻は引きながら相手に演奏させ、それを上回る作戦でここまで勝ち上がった。HIKOはそれを無視して轟音とスタミナで勝負をかけてきた。その二人がやりあったのだが、最後にHIKOも竜巻に合わせ始める。私としては、小山さんとは掛け合って欲しかったために竜巻に上げる。 (決勝) 小山氏、ブラシで静かに開演。そうしたところ、竜巻はスティックでドラムの縁を叩き、こすり、微少かつ繊細な音で応じる。こいつはまったくただ者ではない。どこまで底があるのだろうか。マレットには指で対抗、最後にドカドカときて、大団円。小山氏のリードで新しい面も出た。あまり使えない言葉ではあるが、天才の出現を見た思いがした。 総じて、ドラムソロだけでこれほど時間を短く感じ、音色や色気の違いを知ったことはない。それは観客も同じ感想だっただろう。日本の音楽シーンに新たな一面を開いたといっても大袈裟ではない。若手はどちらかといえばパンクやロック畑の者も多く、頭の固いジャズファンなら見向きもしないだろう。しかし企画のあり方が音楽の新たな面を見いだすという方向は、ジャズそのものだ。私にとっては格闘技がいまだにジャズであるということも確認できた。のなか氏には不発の企画もあるのだが、今回 のは、まだストリートライブなどという言葉もなかった86年に決行した富士山頂ライブ以来の感銘を受けた。長文を書いたのもそのせいだ。PITINNの名物企画として、来年も決行されるだろう。いまから楽しみである。 |
| (4月某日)
東大駒場で新入生の身体測定があり、その出口のあたりでサークルが勧誘をしており、我が柔道部も主将以下が稽古を休んでそちらに回っているというので、研究室から激励に行く。ところが突然土砂降りになり、どこで勧誘しているのか分からずうろうろしているうちにずぶ濡れに。学生時代でもサークルの勧誘にこんなに熱心になったことはなかったな。 教室で部員が新入生に説明しているところをようやく発見。数名、確保した模様。 翌日、駒場にて東大柔道部の稽古に参加。五名ほど、新入生も来ている。私は三十年前、この時期に三回ほど稽古しただけで酒を飲ませてもらって逃げたクチなので、半数はそうした心境なのではないかと想像する。しかし現在、あの頃を思い返して後悔しているので、そのように翻意させるのが勧誘ということなのだと思う。稽古で、東大で柔道部に入ることの意義を示さねばならぬ。 さすがに半年以上稽古していないからだろう、新入生はみなふらふら。中でひとり、女子がにこにこしている。この子は小学三年生からやっているといっていた。さっそく乱取りをすると、釣り手で上をもってきて、強引に投げようとする。いや、豪快な人材がいたものだ。うれしい。 男子はまだまだ少年の体型である。これから慣れていってほしい。 とはいうものの、私自身がどうも東大の稽古では途中で体調が悪くなる。先に打ち込みをして息を上げないせいで、酸欠を起こしているのだろう。このあたり、酸素のめぐりが歳とともに悪くなっている。別枠で縄跳びでもしようか、と思案。 |
| (4月某日) スネーク・プロ練。望月選手は試合前なので軽い調整。サンドバッグとシャドー終了後、スパー。歌川・井上・タイソン選手と9ラウンド。井上選手は、総合系の打撃なので、面白い。腰を低くしてタックルに備えてみる。 |
| (4月某日) ビジネスマンクラス。昼間はTシャツでも構わないくらい暖かい。前回、体験入門した女性が、早くも白帯を締めている。55歳の男性も入門、それに30年来のつきあいである池袋西口のジャズバー・ぺーぱーむーんのお嬢さんが体験入門。女子部は総勢五名の参加となった。一般部から白帯女子まで、いよいよ多様な参加者である。これを受け止めるだけの組織作りが必要だ。がんばろう。 組み技中心の日。 ・ストレッチ 終了後、自分はのなかの演奏があるのでPITINNへ。久しぶりである。川下・近藤・片山の3Kテナー。ヒゴヒロシはおとなしい、穏やかな人なのに、超絶技巧で狂ってた。後方で歌ったり騒いだりしている奴がいるので誰かと思ったら、渋さバンマス、世界の不破。というか、ただの酔っぱらいだった。それにしても、わざわざ見に来るあたり、愛を感じる。先週のD−1選手権、「ちゃんと情報収集してるよ」とのこと。さすが。 |
| (4月某日) 人は、崖っぷちで何を信じるのだろう? 望月竜介選手の試合が全日本キックのダブル・メインとして行われた。相手は一階級下の全勝チャンピオンで、階級を上げてきた格闘技界注目の大輝選手。まったく弱みを見せずに正確な基本と圧倒的な体力だけで12 戦全勝、稽古量も最大限と言われている。この穴を見せない新鋭にどう立ち向かうか。師匠の大江先生は前蹴りを伝授されたが、それが効果があるのかどうか、相手を凌ぐための連日の超ハードトレーニング(試合直前に筋肉が痙攣するほどの)に意味があるのか、なにしろ欠点をさらけ出したことのない王者が相手だけに、大江先生の方針に従うのは一種の信心だ。 その方針の洞察力がずばり的中、前蹴りで出足の圧力を抑え、ローで気持ちが下にいったところに右フック一閃!見事ダウンを奪い、反撃にも要所要所で前蹴りと右フックで迎撃。初めて大輝選手が背中を見せて「亀」ガードした。欠点が初めて見えた瞬間だ。そのまま押し切って約3ポイント差の判定勝ち。感無量である。 複線はいろいろあって、ドラマとして最高に楽しめた。階級王者の山内選手に一月の大会で望月選手は善戦しつつKO敗、しかし山内選手もK−1MAXに突然の参戦でKO敗。ここで下から来た新鋭に望月選手が遅れを取れば一歩も二歩も差をつけられてしまう。私としては、大輝選手が「基本と体力だけでは圧倒できない ような本当に強い選手とは凌ぎ合いをしていない」点で、これまで骨折など修羅場を超えてきた望月選手の精神的な強さが上回ると期待していた。 試合前一月間、スネークピットの稽古の間の望月選手はじつに穏やかだった。スパーでは、左右前蹴り連打からロー、変則ステップからの右フックで私は毎回ボコボコにされた。新鋭王者も後退しダウンしたのだから、私は ファンとして最高の体験をさせていただいたことになる。これほど臨場感ある観戦というものはない。後楽園ホールの最前列で、胸が熱くなった。毎日何百回も同じ蹴りを繰り返して精度を高めるというのは、反復練習とはいえ気力と信心の要る作業だ。体力・気力・知力の限界を大幅に超える作業である。それを見ていただけに、 崖っぷちで勝利した心境はいかばかりか、と思う。 興味深い複線がもうひとつあった。この日、何試合か前に大輝選手のジムメイト佐藤選手が敗戦して、ジムの会長に会場で殴打されたことだ。「見たあれ、ひどいね〜」と隣の女性が引いていた。タイならば負けた選手が会長に殴打面罵されるのは通例で、このジムはもっともタイ的であろうという方針だから、本格ムエタイジム を目指す以上、当たり前といえばその通りだ。しかしそれで次の試合の大輝選手が気負ったと考えるのは穿ちすぎだろうか。気負いとリラックスの差も微妙に結果を左右したのだろう。 そうしたドラマを編み込んで、一つの試合を乗り越えた。これで横一線に押し戻した。望月選手、おめでとうございます。 |
| (4月某日) 東大柔道部、七徳堂。大道塾の稲垣大王が、仲間の東洋大レギュラーだったOBのFさん、プロレスラーでベンチ180キロのAさんを出稽古に連れてこられる。東大側としては、強い選手たちはFさん、引き込みからガードの練習をしている選手たちは稲垣さん、Aさんと稽古すれば自信がつくのではないか、と思う。 稲垣さんについて、「喧嘩は強い人だから、こんな人とモメたらすぐに引き込むように」と冗談ながら本気で指示。柔道界ではそんなことは考えないから引き込みの評価は低いのだが、立って国際ルールで組んだらぼこぼこにされるよ、柔道家諸君。 自分はバルボーザ柔術のDVDが面白かったので、その技術を練習してみる。柏崎師範と、監督、出稽古の方々と食事。もの凄い量の雑炊が、あっという間になくなった。 日が改まり、新入生歓迎茶話会で夕食。灘高校からは10人以上、柔道部と経験者が集まったが、他のサークルにも目移りしている模様。女子は成果あり。 |
| (4月某日) スネークのプロ練。大江先生はタイ行きの準備をしておられ、先日の試合にかんして歓談。一息つかれた模様。早くテレビで見たいものだ。 サンドバッグ。スパーは歌川・井上両選手と。歌川さんにはコーナーにつめられてしまう。うー。 |
| (4月某日) ビジネスマンクラス。昼間はかなり暖かい。絶好の日和のせいか、30人ほど集まる。女子も4人参加。蹴り中心の日。珍しく、野々山さんが一部よりの刺客として参加される。酒井さんが、ビジネスマンクラス参加者の詳細な名簿を作って下さ.る。 ・ストレッチ 一般選手用のスパーでは、他の有志にも入っていただいたところ、ぶつかって危険であることが判明。 懇親会はさくらにて。一号君から来週の結婚式に向けて電話あり。「結婚カウントダウン日記」を書きたいという希望もあるとのことだが、すでに稽古日記は同時に二人が書いている。しかしよく考えたら一号はダイエット日記のページがまだ生きているので、そちらで続けてもらうことに。賑やかになる。一号、来週は乾杯の音頭、任せておくれ。 |
| (4月某日) 東大柔道部。このところ、えびやブリッジなどのアップのあとでいきなり寝技に入ると、どうも調子が悪い。どうやらそれだけでは充分に酸素が体に回らないようだ。高木道場では打ち込みをやって一度息を上げるので、その後の乱取りは調子良いのだが。そこで自分だけ別に縄跳びと踏み台昇降することにした。スネークのアップである。 あまり寝技の調子は良くなく、抑えられたり絞められたり。バックを取った後、後ろから襟を取らないと回られてしまうことが判明。稲垣さんら出稽古に来て下さる。 終了後、柏崎先生を囲んで飲み会。幻のモスクワ五輪の年、先生は膝をつくことすらない絶好調だったとか。「幻の五輪選手ではなく『幻の金メダリスト』ですよ!」と恥ずかしそうに仰るのだが、全盛期の話はどれもさもありなんと思われるものばかり。60キロ台で東海大学のレギュラー、100キロ以上の選手と対戦しても払い腰や内股で投げられる気がしなかったというから、凄い。「足がなければ投げられんやろ」とのことだが、はて。私なりに思いつくこともあるので、試してみたい。 |
| (4月某日) ビジネスマンクラス。豪雨が乗っていた電車のドアから吹き込んでいた。そのせいか10数名と少ない参加者。一般部挑戦組もいないので、ハードなスパーもなし。和やかな一日。 ・アップ、ストレッチ 翌日、一号・志田の結婚式。一次会も二次会も大規模だ。両名とも、泣きっぱなし。新郎が四回もマイクを持ち、親への挨拶は相手のばーちゃんへの挨拶まで及び、「おばーちゃん、僕が孫ですよー」とやっていた。志田ってこんなキャラだったかしら?参加された仲田さん以下、さらに媒酌人の飯村支部長、お疲れ様でした。飯村さんは三次会でキックの某会長に酔い潰され、高円寺で朝方大の字の巻。 |
| (4月某日) 柔道全日本は、オールスターの割にはあまり面白くなかった。とくに井上の不振には目を覆うものがあった。内股に拘りすぎで、かえってかからなくなっている。 空道などでは腹を蹴ってこそパンチが当たるようになる。それを思えば、内股を生かすためにも足技や背負いをやるべきではなかったか。むしろ鈴木桂が背負いを出したのにびっくり。差がついたなあ。 だがそれにしても、石井の柔道については考えさせられた。組み手を切り、自分は半端な体落としでもかけ逃げ風にかけまくる。それで技の数が多いという理由から優勢勝ちするのだ。私はこれはこれでルールの中での勝負としてはありうる戦略だと思う。しかしこれまで全柔連を代表するテレビ解説者は、外国人によく見られるこうした組み手を「一本狙わずポイントを稼ぐ」邪道の柔道とこき下ろしてきたのではなかったか。石井をなぜ日本柔道の伝統を汚すものとして批判しないのか、おかしいのではないか。私としては、外国人や石井を口で批判するよりも、そうした柔道を克服しうる戦略を見いだす方が進歩的だと思いはする。といっても、凡人にとっては雲の上の技術論ではあるのだが。 翌日、東大柔道部。防衛大から出稽古に大勢来てくれ、なんと津沢師範、柏崎先生のお二人もお越しになる。出稽古の先輩や他大学生もいて、40名近かったか?緊張感ある稽古ができた。私は 縄跳びの後、防大の諸君と寝技。後ろから十字や裸絞めなどやる。 昨日目立った組み手争いの話を監督としていたところ、津沢師範から「組み手争いは相手に切らせてそのすきにポジション取りをすること」という高度な戦法を教えていただく。逆構えから切る、体重をかけて切る、など。 両師範と会食。テレビ放映権の額を聞いて驚く。局によって差があるものだ。 |