(5月某日)

   スネークのプロ練。連休中日、試合予定がないのにプロは結構な量のミットをこなしている。ひたすらに同じ蹴りを様々な組み合わせで蹴っている。よく集中が切れないものだ。だからこそトッププロと言えるんだろうな。自分は縄跳び、サンドバッグ。軸を中心に、体を開かない蹴りで200。

 スパーは大江先生、望月・歌川選手。最悪のきついメンバー。休みなし、9ラウンド。頭を休めたくて先週は休んだから二週ぶり、スタミナがきつい。それでもつま先立ってミドルを遠くに伸ばせること数回あり。逆襲を受けたけれど。先に自分から圧力をかけるのもやってみる。スパーのリズムが変わるりのが面白い。

 前後ステップ、重りをもってパンチ、腹筋。

 

(5月某日)

 防衛大におつきあいいただき、東大柔道部が七大ルールで本番を想定した試合。品川から一時間ほどかけ、横須賀へ。防大の道場は四面もあり、えらい大きさだ。湘南の風が吹き込んでくる。 うらやましい。一年生にも寝技に積極的に引き込むよう監督から指示がある。取り役はちゃんと取り、分け役はちゃんと分けた。若干の修正点はあるものの、かなりの仕上がりである。ここ数ヶ月で、かなり伸びている。相手の足にしがみついて離れず、観客の失笑を買う部員がいたが、私は逆に感動した。ああやって遮二無二行く気持ちが重要だ。

 柏崎先生から、「スタミナが不足しているので、行くべき時に躊躇している」とご指摘いただく。なるほど、師範はそこまでつっこんで見ておられるのか、と感服。実感としては先生にはごく当たり前にとらえられているのだろうが。

 早く帰るつもりで道衣を持ってきていなかったが、つい見ていてやりたくなり、学生に道衣を持ってきてもらって乱取り。寝技を二本、防大の選手と。バックからの攻めをいろいろやってみる。

 最後に部長としてご挨拶。「大会が増える時期に、慣れないルールにおつきあい下さった防大の諸君には、友情を感じました。諸君の友情に感謝いたします」。

 

(5月某日)

 連休中だが、吉祥寺の末廣選手に寝技のアドバイスをするように、と飯村さんから指令を受けていたので、昼過ぎに道場へ。

 二三人でやっているのかと思いきや、志田・末廣以外にもNJKFの石毛慎也選手を始め東北からも出稽古。スネークの井上学選手も来ていて、空道ルールでスパーをやっている。石毛選手は圧力をかけてきついミドルを連発。ロープ際では膝、相手はみなへろへろに。さすが、一流選手は圧力がきつい。それも大道塾側がミドルを膝カットもつかみもしないからで、石毛さん自身からもそう指摘があった。

 井上選手は寝技要員とのことで、終了後に寝技講座。私も気づいた点を指摘させていただく。七大ルールからすれば、「草刈り」への対処が甘くみえた。終了後、井上選手と5分、スパーをさせていただく。ハーフからのもぐりは自分もこのところやっているので食わなかった。アキレスに入ったが、手首の返しが甘くて極まらず。一度戻してから返すことが必要と再認識。最後一秒で、腕絡みから足でのネックロックを極められる。一線のプロの技術に感心する。

 そのままハンサム食堂で飲み会。石毛選手は18歳から鍼灸マッサージ業を営んでおられるとか。手に職あるプロというのは、まさに社会人体育である。

 

(5月某日)

  連休中にもかかわらず、20名ほどが参加。二時から五時まで。かなり暑い。パンチ中心の週。

・ストレッチ
・ダック・スリップ・スウェイ
・基本
・ステップ、横、回転、縦
・ステップからのパンチ 前後でジャブ・ストレート、フック、アッパー、左右でフック
・重りを持ってストレート・フック・アッパー、15回、ワンツー40
・シャドー、腕立て・腹筋、かかと上げ
・二人組みで、スリップ・ダック、ミドル、打ち込み
・サンドバッグ 4分4ラウンド
・グローブ着用 パンチを上体を振って避ける
・ハイ、ミドル、前蹴りを空かす
・グローブ3分スパー
・一分スパー4本
・一般部のみ三分スパー
・ダウン、ストレッチ

 終了後、さくらはお休みなのでいろいろ思案した挙げ句、「アントニオ猪木酒場」へ。これがテーマパークのようでなかなか面白く、ハンセン戦、前田戦など往年の名勝負の演技に盛り上がる。「シャカシャカサラダ」は「いち・に・さん・サラダー!!」。合コンのノリというか。

 

(5月某日)

 東大柔道部。七徳堂にて、柏崎先生の指導で、稲垣さんのグループ(東洋大OBのFさん、プロレスラーのUさん)、強豪OBでNHKのNさん、私の三代前の部長と、多く集まる。

 稽古はいつも通り。次に占有する剣道部がいないので、半時間延長して乱取りする。私も四年を除いてほぼ全員と当たった。柏崎先生は、途中四回ほど中断して基本や応用の技術を確認して下さる。

 私は終了のひとことで、「防大戦の後、柏崎先生から個別にいただいたコメントについてどんな対策を立てたのか」とK君を名指して聞き、若干のやりとりをする。それを聞いた三代前の部長から、「こういうことを言う部長はいなかった、あなたの個性なのでお好きなようにやって下さい」と励まされる。この方は、世界大会で柏崎先生が優勝された姿をテレビで見て、さっそく東大の師範にと招聘された由である。現役の王者にそんなオファーを出す行動力は凄いが、それが受諾されてしまったというから面白い。二十歳台、現役王者が師範に着任し、引退試合の講道館杯の前日に学生に稽古をつけられたという。仰天の逸話である。それだけ東大生には関心をお持ちいただいたのだろう。

 稽古後、いつもの「チムニー」。先生から監督に、学生とのつきあいについてアドバイスがある。私はといえば、昼間に先生の『寝技で勝つ柔道』のビデオを見ていたところ冒頭挨拶のシーンがあり、その最後に「私は固め技の虜になりました」と述べておられた。格闘技の教則ビデオで、こんなロマンチックな述懐をされるものがあるだろうか。それに感動した旨申し上げたところ、恥ずかしそうにしておられた。

 

(5月某日)

 スネークプロ練。大江先生はおられないが、超メジャープロレス団体の王者、S選手が来られる。

 サンドバッグで息を上げる。懐で回し前に体重をかけるミドルが少しできるようになってきた。スパーは望月・歌川・タイソン・S選手と、四分で二周。酸素カプセルに行ったせいかよく動けるが、それだけ運動量が多くなり、結局体はもっときつくなる。大汗をかく。

 腿上げ300、前後ステップのパンチ、重りを持ってパンチ。ふらふらで終わる。

 

(5月某日)

 駒場で時間があるので、柔道部。先週から、水・木・金・土・月・水・木と稽古している。さすがに疲れが抜けない。

 腕取りから押さえ込み、抑えられたところからの返しなど。乱取りは一年生を中心にやるが、勢いがある。自分から行けないので、投げられてしまった。S君から、帯を取ってのテイクダウンを教えてもらう。

 

(5月某日)

  ビジネスマンクラス暑くも寒くもなく、絶好の稽古日和り。寝技の週。二十名強が参加。白帯に、少林寺経験者が入られる。

・アップ、ストレッチ
・ダック、スリップ、スウェイ、基本
・シャドー
・ゆっくり拳立て・早い拳立て・V字腹筋・静止・ケンケン
・後ろ・横受け身・前方回転受け身
・ワニ・自転車こぎ・足回転・後ろと肩のブリッジ
・二人でミドル・打ち込み・サイドに対して足を入れて正対へ
・二人で上からの流れ。足をさばく・膝で制する・崩れ袈裟・枕で横四方・ニーオンザベリー・マウント
・二人で防御。足回し、えび・マウントへのブリッジ
・スパー、一分四本
・極真・四級・それ以上で分かれて。グローブでジャブ・ジャブ返し、ワンツー・返し、ワンツーフック・ミドル、ローにカウンター
・グローブ三分スパー
・スパー、二本、つかみスパー、二本
・ダウン

 終了後、私は酒井さん、山家君とスパーを四本ほど。さくらへ行くと、塾長ご夫妻がご来臨。日本酒など飲みながら、大道塾の将来について密談。

 三時過ぎに就寝、翌朝、二日酔いのまま七時起きで講道館へ。東大女子が都の女子体重別大会。大道場に駆けつけると、塩刈・黒川ともに国士舘と一回戦で当たる。これは気を入れていかなきゃいかんと、激励、そのまま大道場で見守る。塩刈、二年前まで白帯だったのが、十年選手であろう相手に組み負けず、左つり込み腰連発。途中、セコンドの指示も良く聞こえて、寝技では横三角に入る。しかし抵抗にあって裏返しにはできず、無念の引き分け。そのままゴールデンスコアで、一気につり込み腰で巻き込まれ、肩から落ちる。有効負け。

 黒川は奥の試合場なので八階観覧席に移動。組みで若干負けてはいるものの動きで封じ、自分から左つり込み腰連発。ちょっと賭け逃げ風ではあったが、途中でがっちり送り襟絞めに入る。ところがなぜか「やめ」、立たされて続行。引き分けでゴールデンスコア、大外で転がされて効果負け。

 しかし両名ともに学校名に臆せず、私としては感動した。日頃の稽古での師範・監督の指示を忠実に守れば、ここまで行けるのだと確信した。どうもお疲れ様。

 そのあと、家族と合流、ネパールもので著名な、というか自分が家内と知り合うきっかけとなった平尾和雄さんの還暦・再婚を祝いに下赤塚へ。ネパール好きのキック元チャンプ、チームOJの中野智則さんもお誘いする。「アンナプルナのトレッキングでミットをやって試合に臨んでみたい」「きつい稽古をすると女性に『なんでもOK』と優しくなれる」「スポーツで体格劣等生は喧嘩か格闘技しかない」など、面白い話に、中年女性陣も大笑い。

 

(5月某日)

 東大柔道部、七徳堂。さすがに体がばりばりで痛いが、参加。
 
 柏崎先生指導のもと、稲垣組・三人とNHKのOB・Nさん。いつものメニューだが、ごまかしながらやる。Nさんは横四方から軽々返すので、その「鉄砲」のコツを教わる。柏崎先生からは、上から突っ張ってくる相手への対処。片襟を両手で取って引きつけ、半身にして肘を極める、など。縦四方は難しいが入ればきくという話をうかがったので、部員にかけたところいつまでも参ったしないので、そのままかけつづける。特段の返し方を知っているのではないようだ。

 そうこうするうちに武大で柏崎先生の教え子だという、吉田道場の中村和浩(PRIDE)、小見川道大(主にDEEP)のお二人が来られる。小見川さんは体重別で全日本タイトルを取り、五輪王者の野村にも勝った経験をお持ちだ。中村選手は広告だらけの青道衣持参なので、さっそく部員に稽古をつけていただく。カズに小見川両選手、大道塾・稲垣、NHKディレクター、柏崎先生、それに私や東大生というまさにディープなメンバーである。終了後、焼肉店で歓談。カズ選手は柔道出身同士でソクジュとやりたいそうだ。 彼には、人なつこさと大胆さがある。昔の大道塾のチャンピオンの臭いがする選手だ。ネパールでトレーニングしよう、という話で盛り上がる。はねた後、家内が合流したのでさらにもう一軒監督、Nさんと四川料理の栄児家庭料理へ。担々麺、未知の味。スカーっとした。

 

(5月某日)

 スネークプロ練。タイソン選手が試合なので、他のプロも同じ量の稽古をこなす。大変だなあ。自分はサンドバッグ小一時間とシャドー。

 スパーは望月・歌川・タイソン選手と6ラウンド。酸素カプセルに入ったせいか、体は軽い。前蹴りは手でさばくのではなく交わすことにした。望月選手から、「プレッシャーをかけられたら逆に前に出るように」との指示を受けたが、出たところ膝をもらう。このところ極真をやっていないので、腹が弱くなっているな。

 

(5月某日)

 ビジネスマンクラスはお休みさせてもらい、東大柔道部の年に一度の総会。土曜の二時から三時間稽古と聞いていたが、変更になって四時から。

 七徳堂に入ってみるとすでに寝技でくんずほぐれつしている。ストレッチもほどほどに、混ぜてもらう。周囲は、OBが取り巻いている。

 四本ほどやったところで、自分と同じほどの年齢、マスターズで決勝の常連である経産省のOさんに一本願う。なんとかパスしたが、両手で片手を阻止されて、肩をきめさせてもらえない。足を制する手をはずせばエビで戻される。なるほどなあ。この方、ご自分の柔道についてA4で卒論のような「寝技教室」なる冊子をまとめておられる。それだけなら熱心なヒトはやるのかもしれないが、もの凄いのはこのあと。

 なにしろ、同じ冊子で「英語訳」「仏語訳」「露語訳」さらになんと「アラビア語訳」版まで作成しておられるのだ!!私は全巻頂いたが、まさに圧倒された。

 総会は、学士会館にて、100名ほどの参加者。粛々と進んだのち、怒気の籠もったやりとりも混じり、熱気を帯びた討論に。七十台が元気で、五十台は若手といった印象。みなさん、柔道にかける情熱の火はまだまだ燃え尽きていない。現役もちゃんと意見を主張していた。

 立食で前任の落合部長をねぎらう会を行う。13年間の業績を称える声が相次ぐ。10年ほどの七大戦脱退期間ののちに復帰するという快挙を成し遂げられたのだから、さもありなん。私も贈る言葉を述べさせていただいたが、責任は重い。

 そのまま半数以上で加賀屋になだれ込む。ほとんど隣の声が聞こえないほどの騒ぎ。現役学生が酩酊して、絡んで夫婦漫才みたいなことをやったり、外で箱に乗って演説したりしている。面白い。

 

(5月某日)

 東大柔道部。しかし金曜に学生時代の友人が闘病生活ののちに死去、お通夜があるため一時間少しで早退。

 学生時分のままの安らかな顔で去っていった。ここ二十年は会っていなかったが、それまでの三年ほどは二時間でも消息が知れないと「どこかで良い目にあっているのでは」と足をひっぱるために探し回るような関係だった。老後は現役時の思い出でも喋ろうかと思っていたのだが。合掌。

 

(5月某日)

 東大柔道部。立ち技の国公立大会があるので、国際ルールの稽古。それでも時分は寝技中心にやる。ずっとクローズされているとき、足を切った後に再度からまれる。対処についていろいろ考える。

 終了後、監督と一年生五人を連れて下北お好み焼きの「ヒロキ」へ。家内の知人のお店、人気店である。一時間ほどいろいろいただいて、柔道部の意義など熱弁。七大戦を時分が楽しみに思っているということか。解散後、監督が「いっぱいやりましょう」と仰るので下北立ち退き運動の渦中にある「Lady Jane」へ。監督、カルーアミルクを10杯近く飲んだのでは。帰りに電話あり、彼女に連絡せずに飲んでいた監督はあたふた。面白い。

 タクシーにて帰宅したら、運転手がメーターを倒し忘れていた。格安にてすんだ。ラッキー。

 

(5月某日)

 北斗旗、今年も名古屋である。観光ホテルに泊まり、朝七時起き。結果は以下の通り。

◇軽量級(230未満)
優勝/末廣智明(吉祥寺)準優勝/高橋腕(新潟)

・末廣選手はことごとく打撃で上回り、決勝も寝技で膝を入れ万全の防御。見事初優勝、勝ちが宣せられると全身で感激を表現していた。何度も左右の肩を外し、苦労を重ねただけに感激もひとしおの様子だった。私としても、連休中に会ったことが少しでも厄だったのならうれしい。これで、30秒で寝技一本が決まるというのは最低限の防御ができていないからだ、ということになったのだと思う。

◇中量級(240未満)
優勝/我妻猛(角田)準優勝/榎並博幸(安城)

・こちらも初優勝。東北では中量ながら無差別も制した異能のベテランが、三角絞めで快勝。感涙にむせんだ。しかしあの三角は、とられた腕を太ももに回せば決まらなかったのでは・・

◇軽重量級(250未満)
優勝/アレクセイ・コノネンコ(東北)準優勝/山内真也(日本拳法)

・パンチで圧倒したコノネンコが残り一分で、ひっかけるフックが強すぎるせいか、左肩亜脱臼。その後も左フックで攻めて他流派の優勝を阻止するというもの凄い展開に。恐ろしい格闘家である。闘わねばならない状況になったらどうしたものか、想像するだに怖い。加藤清尚さんに伺うと、「酒井(修選手)がやったみたいに間合いをはずしつつハイを当てるしかないのではないか」とのこと。うーむ。僕らにとっては答えなし、ということだな。

◇重量級(260未満)
優勝/志田淳(吉祥寺)準優勝/佐々木嗣治(帯広)

・初優勝後ことごとく勝ちに見放され、総本部ジャイアント中野にまで引き分けに持ち込まれた志田が、新妻一号の手前か大爆発。前に出る圧力とムエタイ(みたいな)組み手が合体して、最優秀勝利者にも輝いた。祝賀会では、塾長の求めで「あげまん」君に壇上でチュー。

◇超重量級(260以上)
優勝/藤田忠司(三河豊橋)準優勝/稲田卓也(横浜北)

・未完の大器と言われてはや十年のイケメン戦士がやっと地元で初優勝。場内大歓声のフィナーレとなる。藤松君が、「自分もあれくらい歓声のわく試合をしたい」旨述べていたが、一同「?」。ならばもっと分かりやすい組み手でなきゃ。同じ天才でも、小川はウケる組み手なんだから。
 

 帰り、新幹線にて延々三時間も渡辺・前原の久喜師弟と喋る。お疲れ様でした!

 総じて、寝技は逃げの基本さえしっかりしていたら、そう簡単には極まらないことがハッキリした。問題は、その基本が周知されていないためにたった三十秒なのに一本勝ちが出てしまうことだ。同様に、打撃についても基本はあると思う。吉祥寺が去年・今年で三人優勝したのだから、これは確定事項だろう。私の理解では、

・基本フォームをいつも保つこと
・ワンツーを連打して崩れないこと(左右の上体の入れ替えは、基本にも移動にも収録されていない)
・かかとを上げ、腰を前に出して遠いミドルを正確に蹴れること(今回は、末廣だけが出来ていた)
・ミットで、持ち手が反撃し、瞬間的な判断力を養うこと、フォームを崩さないこと
・毎日スパーを行い、間合いの判断力を実践的にも確認すること。ただし、防御ができずに顔をさらして打ち合うような「顔面極真」しか出来ない者にはスパーはさせない。

これくらいは必須だと思う。それをやっている支部が突出した勝ちを収めているのだから。

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 この日は関東学生大会が重なって、北斗旗を優先させていただいたのだが、我が東大は明治と一回戦0−7、二回戦が大正で1−6だった由。怪我なくてよかった。国際ルールだと、これまではっきりと実力差が出てしまう。それにしても、大正相手にしっかり取った本田は大したものだ。

 

(5月某日)

 スネークプロ練。
 
 サンドバッグ200。シャドー。近間と遠間を意識する。

 スパーは大江先生、望月・歌川・タイソン各選手と12ラウンド。調子良かったが、自分から動いたので疲労困憊。大江先生のノーモーションのミドルには、蹴られながら見入ってしまう。望月選手と先制がやっているのを観察していると、完全にガードしながらパンチから蹴りまでつながせて、直後にミドルもしくはローを入れている。あの呼吸を覚えたい。前蹴りは、バックステップもしくは半身に開くことで半数が処理できるようになった。問題は、パンチで詰められた場合だが・・なかなかうまく処理できない。

 腿上げ、前後ステップ、重りを持っての素振り、腹筋。ローと膝で終わり。三時間以上かかってしまった。

 

(5月某日)

  駒場で柔道。道衣を持って行くのは面倒ではある。

 四時半からと半端に早い時間からなので、四人からスタート。国際ルールの試合前なので、立ちを多く乱取りする。思いついた「袖をとり、膝を巴投げのように腹に当てて潜りで回転」をやってみるが、国際ルールでは難しいかな。

 終了時の部長挨拶では、先週、一年生と食事した後に監督と飲んだ話を披露。「七大戦の話に熱中しすぎて、彼女から電話で叱られた」と。これで諸君が成果を上げなければ金曜夜に彼女を放置した罪は重くなってしまうぞ、と変形のハッパを学生にかける。