(7月某日)

   久しぶり、高木道場。軽く稽古するつもりで来たら、フランスの指導者が10人ほど見学と稽古を兼ねて来ている。

 自分は乱取り三本。学生のようにはきつく持ってこないので、楽にできた。

 

 

 

(7月某日)

    蒸し暑い、蒸し暑い。仕事がタイトなので、集中できていない。明日試合だということだが、選手である糸井さん、早稲田の平野さんが参加。二十人弱でゆっくりやる。蹴り中心の週。

・ストレッチ
・防御、基本
・腿上げ、ミドルのモーションでで大きく回る、各100
・ミドルのフォームを確認、左右10
・二人組みで、打ち込み20、寝ての足入れ10
・遠いミドル、近いミドル
・背中でキャッチ、キャッチされたときの外し方
・前蹴り
・ミット 単発、パンチからミドル、左右連打
・グローブでパンチを防御
・右vs左
・グローブスパー二分
・面スパー、一分四本
・ストレッチ

 ミドルは浅くキャッチされたときは回転ではずすが、深くキャッチされたときは前襟をつかんで引き込み、ガードにするのが良いと思う。個人的には、そこからオモプラッタに行きたい。それを前提にすれば、高齢者はパンチ中心だと疲れるから、蹴り中心で良いのでは、ということを話す。

 終了後、二階で有志がグローブスパー2分3〜4本。ミットをほぼ全員分持つ。体液とともに大事なものが抜けた感じで、えらく疲れる。マルチビタミンなど飲んで、クーラーを浴びる。

 懇親会は、さくらへ。伊東夫妻がいないので、料理が余るかと思ったが、10時頃からぞろぞろと集まる。所君から座っている皆にメールが来る。前日なので眠れな〜いとのこと。

 

(7月某日)

 朝八時に家を出る。武道大会のはしごである。

 まずは講道館へ。全国国公立大会。七人の三チーム予選、それに勝ち抜くとベスト16となる。優勝はほぼ決まっていて、筑波大学。飛車格落ちで優勝するのがいつものことらしい。準優勝も指定席で、ほぼ埼玉大学。あとを秋田大・鹿屋体育大・東京教育大・茨城大などが争うのである。

 

 東大は、まずは神戸大と。なかなか強い相手だったが、立ち技が互角でも寝技で取れたのが大きかった。これも七大戦準優勝の成果か。4−1で勝ち。西沢・堤の取り役がしっかり抜く。大将の本田は、横三角への入りが本当に早くなった。

 ただし、神戸大の前田という選手はえらく背負いのキレがいい。余裕しゃくしゃくで出てきたが、立ち姿勢で東大生を一回転半させた。感心して、次の神戸大・福島大の試合は携帯でビデオ撮影。ちゃんと背負いで一本勝ちしてくれるところがまた良い。

次戦は福島大と。先鋒がなかなか強く、取られる。次鋒の相手は60キロくらいだったが肩車の入りが鋭く、当方の一年生がしっかり抱え上げられて一本負け。

 堤が抜き返したのに続き新主将の渡辺直人がバックからの十字を決めたのに、参ったしない。どうも関節がずれていたらしい。残念。ここで技ありだったため、本田が取ったが三対三、内容差負け。「勝てた試合だったのになぁ」とは柏崎師範。

 ところが天は見捨てないもので、神戸大が福島大と二対二、内容差勝ち。三チームが一勝一敗となり、星の差で東大が決勝トーナメントに進出。

 ここで酒井さんに電話したところ、もうビジネスマン大会の開会式が終わったというではないか。あちゃー、ルール説明をするはずだったのに、一時くらいまでは少年部が続くと思っていたのが甘かった。さっそくにタクシーで移動。後で聞いたら埼玉大との準々決勝は0−7だった由。

 第三試合で荒川スポーツセンター着。えらく蒸し暑い。糸井さんが、試合を終わって次ぎは棄権すると仰っている。この暑さで面を着けるのだから、それも仕方ない。

 廣井支部長と相談して、10試合が終わったところで急遽マイクを持ち、「今後の試合は1.5分の本戦決着、延長なしでいかがですか?」と選手に問いかける。挙手を求めたところ、延長なしで構わないとのことだったので、副主審に決着をお願いする。選手は力がはいって息を止め打ち合っている。試合終了と同時に酸欠のようになる方もおられたので、納得いただけたのではないか。

 私のクラスからは成績は芳しくなかった。しかし負傷のままの出場だったり、初めての顔面だったり、試合そのものが初めての割には、よくやってくれたと思う。

 総本部の応援組も含め、タクシーで町屋に移動。蕎麦屋で飲む。

 五時過ぎに、今度は池袋に移動。東大柔道部の打ち上げだ。モーモーハウスにて、しゃぶしゃぶ。津沢師範もお見えになる。学生を連れて、もう一軒。深夜に帰宅。

 

(7月某日)

 夕方、七徳堂。阪大が昨日からの居残りで出稽古に来るというので、自分も参加。柏崎師範も来ておられる。途中からは津沢師範も。

 さらに軽量級で惜しくも北京行きは逃したが、依然として第一線グループの了徳寺学園・小川武志選手がお見えになる。柏崎師範からの要望で、背負い系の選手が指導を受ける。自分もちゃっかり横で聴講。要するに、持ち手で体重をかけ、ふっと抜くことで崩すということらしい。もちろん、言うだけなら易しい。しかしヒントが多く、得した気分。津沢師範は、さらに相手に持ち手を切らせておいて、同じ切り方をしてきたときに身体を寄せて投げろ、と仰る。高度過ぎて、目が回る。

 阪大の学生とも一本乱取り。計・三本。すがすがしい。

 その後、新聞社のインタビューなど受け、早々に帰宅。 

 

(7月某日)

 スネークピット。蒸し暑い。歌川選手は、シュートボクシングで今月もう一試合、タイトルマッチの査定試合とのことで、望月選手とともに気の遠くなるようなラウンド、ミットをこなしている。

 自分はサンドバッグでミドル200にシャドー。

 望月・歌川・ヨースケ・各選手と大江先生、井上選手と12ラウンドのスパー。 望月選手は真剣な表情でがんがん(本人にとっては二割くらいだろうが)打ってくるので、いきなり息が上がる。汗だく、ふらふらで終了。

 腿上げ300、前後ステップのパンチ、重りパンチ、腹筋。二リットルは汗をかいたな。帰宅、神戸・まるみや直伝のカレーうどんを自作後、アルチュセール等読む。

 

(7月某日)

 ひどく具合が悪い。夏風邪をひいたようだ。肩と首が硬直している。一週間続けて飲んでいるせいだろうか。だるいまま、ビジネスマンの稽古へ。寝技中心の週。20人ほど。

・ストレッチ
・パンチ防御の動作・蹴り防御の動作・基本
・ミット。パンチ単発、ミドル、ロー。
・受け身、後ろ・横
・えび・腹這い・足蹴上げ・足回し
・初級/中級に分けて、技術の稽古。初級指導は初段になって黒帯をもらったばかりの太田さんにお願いする。
・攻撃の基本として、下の持ち手を切る。下は手で二カ所持つ、などを徹底。
・寝技乱取り三本
・対人約手:グローブで防御。
・グローブスパー、スパー四本

終了後、有志が二階で3〜4ラウンドのグローブスパー。自分はミットを持つが、あまりにも調子悪かったのがピークを越え、やりたくなってきたので二本。計9本スパーした。

さくらがママの体調不良により使えず、懇親会は流浪の民となりました。

「ふくろ」は、いきなり断られ、北の家族も超満員。それで入った「ももいろといき」みたいな二階の店は、食事の内容はベリーグー。宮崎の冷たい茶漬けなど、食べる。5000円ほど。  

 翌日、国立のみなみ治療院。脳腫瘍から復帰したばかりの先生を日曜に引っ張り出してマッサージしてもらう。「筋肉がこわばってロックされちゃってるんですよ。難しいこと考えずに、肘も使うし針もお灸も全部やります」。で、完全回復〜!!やはりこの先生の治療は天才的だ。 

 

(7月某日)

 完全回復したところで、早速にスネークのプロ練。メチャクチャ蒸し暑い。

 柔軟が終わり、サンドバッグに向かおうとしたところで大江先生が、「今日は逆にやります。スパーが先!」とのこと。自分は息を上げていない。大丈夫か?

 と、思っていたら、望月選手は青い顔をしている。そうか、先に大江先生のミットで瀕死になって、なんとか気力で持ち直してスパーを12ラウンドこなしているのが普段なのに、今日は先にスパーでスタミナを使ったら、暑いこともあり、ミットはどうなることか分からないのだ。お陰で、いつものひどい仕打ちは受けずに(耳の後ろに被弾しただけ。一時間、じーわじーわいっていた)見合うシーンが多かった。

 大江先生、望月・歌川・ヨースケ各選手と12ラウンドのスパー。各選手とも、入れ替わりで毎週、試合が入っている。ロングフックから首をつかんで膝、前蹴りのフェイントからミドルなどを試してみる。

 大江先生に左ロングフックから、左大外刈りをかけて掛け倒す。見事、STO(だったっけ?)が極まる。すかさずミドルで反撃を食い、両腕を背中で捻り上げられた。まずい!!と思うまもなく、ダブルアーム・スープレックス!腰を落としたのに、見事に一回転させられた。さすが、大江先生はプロレスマニアである。

 汗をかきすぎてサンドバッグをこれからやる気力がなくなったので、二時間の稽古で早帰り。

 

(7月某日)

   夕方に都心で二時間ほど時間が空いたので、初めて新宿レフティー・ジムにお邪魔する。副都心線駅の真上という、格闘技ジムとは思えぬ便利な環境である。

 一度、末廣君のスパーを見学に来たことがあったが、そのときは確か足の指を脱臼していて稽古できなかった。

 残念ながら、浜川会長は不在。ロスに選手の付き添いで遠征しているのだそうな。何度かお邪魔しますと言っていて、いざ来られたらご不在とは。

 ストレッチして、シャドー。軽くサンドバッグをしていると、先に来た稽古生の方がスパーをしませんか、と仰る。一人の方と軽くやる。そのまま回すことになり、二人目はジム所属、売り出し中のプロ・K選手。パンチ主体の選手のはずだが、蹴りマスの展開に。圧力をかけて、いろいろ試してみる。パンチでラッシュされたら、そうはいかないのだろうか。あと二人とやるが、四人目ともなるとスタミナ切れ。どうもだるいので、風邪をひいたのかもしれないな。そのままおいとまするが、ジム生の方にも歓迎され、雰囲気も開放的で、稽古には実に良いジムだと感じた。また、お邪魔します!!

 

(7月某日)

 土曜だというのに、取材。「The Outsider」第二回、不良の総合格闘技大会である。

 自分としては、高い費用を払って行った94年のアルティメット大会は、本当に行ってよかったと思っているので、これも技術水準はともかく、度胸試しに出てくる選手がどれほどのものか、見に行きたくなった。

 感想は、『ゴン格』に。その日に喋って、翌日修正。

 それにしても、この舞台に出る選手たちを、私としては尊敬するしかない。何が起きるか分からない舞台で喧嘩できるというのは、素晴らしい度胸だと思う。願わくば、その心意気を、社会のために使われますよう。

 

(7月某日)

 高木道場。久しぶりと思ったら、もう一学期終了、次は早朝稽古だそうだ。

 立ち技はほとんどやっていなかったので、息が上がる。子ども、井澤先生、学生、アフリカ人、高校生と乱取り。メンバーが、この道場らしい。

 高校生に引き手を切られて、指が腫れ上がった。柔道は一月ほどやっていないので、こういったところに支障がでるものではある。組み手がうまくいかなかった。

 

(7月某日)

   夏風邪をひいてしまった。頭が痛くて、何もする気になれない。それで稽古は一週間休んでいたのだが、少し風邪が抜けてきたので、飲み会の前に汗をかこうと新宿レフティー・ジムにお邪魔。一時間ほどサンドバッグをけらせていただく。本日は会長もおられる。

 帰り際、会員の方に誘われたので、2ラウンドのみスパー。押し合いしたら、じきに息が切れた。腕を伸ばして顔を押す防御をやってみる。

 夜、政治ジャーナリストの横田”ペコ”由美子さんと会食。中公のNさん、講談社のA氏も同伴いただく。

 講談社はH系記事を野間先代夫人がお嫌いということらしく、趨勢として記事の構成を変えている。典型的なのが週刊現代で、そのせいでスキャンダル路線に大転換を余儀なくされた。そんな話を聞く。朝青龍・山本KIDが標的にされたのはそのせいだが、この転換も空しく、営業成績は芳しくないのだそうな。格闘技界は、とんだとばっちりを食ったものではある。KILLER BEEの選手は全員脱会したと言われるが、それも関係あるのかどうか。朝青龍も強さに翳りが見え始めたし。

 そういえば、この話には関係はないが、横浜JMCジムも中心選手が相次いでいなくなったようだ。格闘技をプロで長く続けるというのは、大変なことではあるなぁ。

 

(7月某日)

 調子が上向きなので、続けて稽古。スネークピット。

 望月選手は、先日の試合でKO勝ち、次は十月にタイトルマッチだ。その試合、本当に大江先生の戦略は知的で面白い。

 キックの試合では、相手に合わせて研究し戦略を変える選手と、素で行く選手がいる。白虎選手は望月戦でローに難があること、パンチの乱打戦には強いことが明確なので、この日の相手(江口真吾)は、当然のようにローを連発、パンチはすべてブロックして首相撲からの肘攻撃に絞ったのだが、白虎選手は首相撲もローもまったく対応できていなかった。

 対照的に、大江先生は、望月選手が対戦相手(貴之ウィラサクレック)がサウスポーの肘名人ということで、左回りからのロー狙いを命じておられた。ただ、第一ラウンドは距離が合わず、ローがまったくヒットしないでひやひやしたが、さすが望月選手はブロックしながら距離を修正、第二ラウンド以降にローを連打で当てて倒した。ムエタイ系がローに弱いことも念頭にあったのだろうか、この子弟の試合運びは実に面白い。

 閑話休題。稽古は、サンドバッグ200、シャドー。スパーは、歌川・ヨースケ各選手に大江先生で計9ラウンド、休みなし。ヨースケ選手は圧力が増してきた。フックがぶんぶんくるので、疲れる。歌川選手のハイをもらってしまう。腕を狙うミドル、膝を伸ばしてレバーを叩くミドルの後だったので、軌道が読めなかった。