(8月某日)

   先週は合宿のため、一週飛ばしてビジネスマンクラス。蒸し暑い一日。クーラーはほとんど効かない。組み技中心の週。
 20人強の参加。

・ストレッチ
・防御の動き、基本
・ミット。単発パンチ、ロー、ミドルで身体をほぐす
・二分間、フリーのミット
・組み技(二組に分かれる)
・ロングフックからの膝・大外等。
・グローブを着けて片側が一分間パンチで攻撃を上体のみで防御、蹴りも入れて防御、攻撃側が蹴りも入れて攻撃の三本
・グローブスパー2分一本
・スパー、一分2本
・組みスパー2本

 終了後、二階で二分のスパー。自分は3本やる。全員のミットを持つ。
 懇親会はさくらにて。10人以上の盛況だった。所嬢が五月蠅く言うので、38回目の誕生日のお祝いをする。

 自分は20分ほどしてから東京駅へ。家族と合流して大阪へ最終の新幹線にて。大阪は、もっと蒸し暑かった。

 

 

(8月某日)

  暑い、暑い。日中に空がごろごろいう不安定な天候。スネークピットへ。

 大江先生が最初からおられるので、アップもそこそこにスパー。望月・歌川・ヨースケ各選手に大江先生で計12ラウンド。

 暑いのにラウンド数が多いので、ついスタミナを温存してしまう。顔面をガードすると皆さん腹を集中して攻めてくるので、極真のように強く締めて、前進。これはいい。

 ところが一瞬抜いたボディに歌川選手のストレートをもらってしまう。これには悶絶。内臓が破裂するような、いままで感じたことのない痛みだ。いつもは半端に抜いているのだが、力が入っている分だけ一瞬、完全に抜けてしまい、脱力したところにフルのストレートをもらったらしい。一分以上倒れていた。しかしスタミナに影響があったわけではないので、続行。最後に大江先生と乱打戦になり、ゴングと同時にミドルで倒される。こちらは、ろっ骨がどうかしたかもしれない。膝のスナップだけをきかすミドルなのになぁ。

 シャツ二枚汗が抜けたので、「朝陽」にて晩飯を食う。ロールズ「正義論再説」読む。

 

(8月某日)

  ビジネスマンクラス。帯の高齢化著しく、一人を除き茶帯以上という15人ほどで稽古。蹴り中心の週。

・アップ
・腿上げ、ミドルのモーションでで大きく回る、各50
・ミドルのフォームを確認、左右10
・シャドー
・二人組みで、打ち込み20、寝ての足入れ10
・高いミドル、近いミドルなど対人で
・背中でキャッチ、キャッチされたときの外し方
・前蹴り
・ミット2ラウンド 1−2−フック−右ミドル−左ミドル、フリー
・パンチ対蹴り
・蹴り対蹴り
・右vs左
・グローブスパー二分
・面スパー、一分四本
・ストレッチ

 稽古後、自主トレもせずに東大柔道部の祝勝会で駒場へ。着くなりビールで乾杯、挨拶する。

 二次会は渋谷へ。T君が院試も近いというので徹夜で飲みたいというので、「阿佐谷なら付き合うよ」との条件を出すと、6人の部員がついてきた。ならば見たことのない場所へ連れて行こうというので、さっそく、「山路」へ。二時間ほど騒いだが、新主将のW君が寝たので、はしごしようと出る。外でたむろしているとヨシコが出てきて、学生の股間を全員、品定め。走って逃げる。OILCITYに入れてもらい、朝まで飲む。

 院生のT君に山路から何度か電話するが、出ない。奴も悪い予感がしたのか、武道的勘が冴えてきたのかも。

 

(8月某日)

 東大柔道部、七徳堂。部員は朝三時間、午後一時間半、それからトレーニングと柔道漬け。

 私は午後から、研究に参加。亀の返しをいろいろやる。学生たちは帯取り返しをしていたが、疲れるので自分はバックから絞めをやる。腰を殺すのはなかなか面白い。

 

(8月某日)

 お盆でジムは休み。東大柔道部、七徳堂へ行く。本日も午後は研究。足抜きや様々なガードをやる。柔術の技術も、七大ルールへ変換がなされていて、情報量が多い。

 七徳堂の10mほどの天井にかかっている綱に上る。前回は上まで行けなかったが、今回は完遂。しかし最後に足をストッパーにしてしまったので、次回は腕だけで上がりたい。夏のうちに、下がるところまですべて腕でできることを目標にしよう。そうすれば当然部員は全員必修になるだろうし。

 一年生三人と、指南役の二年N君を連れて本郷三丁目の中華「桂園」へ。部長主催の歓迎会だ。餃子が売りのようだが、安くてうまい。予想の六割くらいの値段で助かる。石井慧の準決勝まで携帯で見て、帰る。

 

(8月某日)

 お盆は本来は大道塾総本部は閉館なのだが、鍵をお借りしてビジネスマンクラスだけ稽古する。佐野君始め9人が集まった。寝技中心の週。

・ストレッチ
・肩胛骨のストレッチ。猫のように背中を丸めるのと、逆に落とすのと。
・呼吸を入れながら、両足をつけ根で回転させる。肘まで付いて開脚。
・パンチ防御の動作・蹴り防御の動作・基本
・ミット。パンチ単発、ミドル、ロー。三分のフリーミット。
・受け身、後ろ・横
・えび・腹這い・足蹴上げ・足回し
・今回は、初級/中級を分けず。
・足捌き/腹おさえ/腕さばき、の順でパスする基本。足かつぎパスに対する対処法。
・寝技乱取り上下二本
・対人約手:グローブで防御。
・グローブスパー、スパー三本

 懇親会は「ふくろ」。空いていて、いつもは怖いねえさんが愛想良い。十時過ぎにお開きなった後、西口、ぺーぱーむーん。阿佐谷に行こうということになり、四人でタクシーになるが、上高田を通ったのでバー「ひとみ」に寄る。阿佐谷ではいつもの山路。通うとは、なんだかなあ。

 

(8月某日)

   昼過ぎ、七徳堂。技術指導をしている。本日は、パスしてサイドにつく動作。なかなか参考になる。正対して、乱取りも。

 スポーツ紙を読んでいたら、舛添要一大臣が、オリンピックの柔道について「俺にやらせろ」と吠えているそうな。彼はたしか講道館で二段をもらったと当人から聞いたことがある。でも、試合せずに段をもらった んじゃなかったっけ。そんな人が、「やらせろ」って、何をするのか。そんなデタラメな調子で大臣をしているのかもね。

 

(8月某日)

 かなり涼しくなってきた。最初は8人と少人数だったので、クーラーが涼しいほど。それでも最後は20人オーバーに。パンチ中心の週です。

 先週から、ストレッチで股関節を入念にやっている。自分ようやく開脚で肘と顔が床に着くようになった。


・ストレッチ、腸腰筋の刺激
・防御、基本(体重移動に注意)
・ステップ。前進、後退、ジャブを突きながら前進、サークリングなど
・前後ステップしながら、ジャブ、バックジャブ、フック、アッパー、ストレートなど。サイドステップしながらフック。
・大きなグローブを着けて、「ジャブ・フック・アッパー」を左だけで15回、右だけで20回、2セット。
・シャドー

二人組みになって
・相手にストレートを出してもらってヘッドスリップ、フックでダッキング、ウィービング
・上から襟の持ち手を切り、クロスでズボンを持つパスについて。
・ミドルを相手の腹に当てて、元の姿勢に戻る
・エビで足を入れる動作10

サンドバッグ(4×4)
・必修はローを左右20

グローブ
・壁打ち
・ローにカウンターのストレートを合わせる
・前蹴りを捌いてパンチで反撃
・ハイをかわしてパンチ
・2分、スパー


・面1分×4

 自主トレは八人ほど、グローブで二分四本、志望者のミットを持ちました。寝技も軽くスパー。

 懇親会はさくらにて。ミセス黒ヒヨのお誕生日。帰り、vesperにて、一杯。ビタミンCを取ったら甦った。

 飯村支部長からメールが来ている。格通で喧嘩歴数千と紹介された「レフティージム」浜川会長、MMA八隅選手、青木真也選手と阿佐谷「青二才」で私のボトルを飲んでしまった、と。いや、ここもついに格闘技虎の穴ですな。

 翌日、「戦極」テレビで見る。五味選手は右構えにしていたのに、一流解説陣が一同、意外、と連発していた。私には、相手の一発のある右ストレートと自分の左とを一騎打ちにしないよう、右に構え左手でガードしつつ右ローで足を潰してパンチ力をなくさせるクレバーな作戦に見えたのだが。仕留めるときに左構えに戻すということで。自分の見方がずれているのか、ちょっと不思議。

 

(8月某日)

   朝日の時評などがあり、体調が悪い。やっと時間が取れたので、吉祥寺支部で夕方に稽古。夜は飲み会だ。

 行ってみると、飯村さんはおらず田中俊輔君がいた。移籍して稽古に没頭するのだそうな。総合のH選手が来ていて、スパーを始める。

 私も俊輔君にお願いして、二ラウンド。蹴り合いは、トリックをかけあって面白い。

 

(8月某日)

 下北沢で「Save the シモキタ」シンポジウムに参加するので、自宅でストレッチとトレーニング。体幹を中心にやる。

 進歩では、道路の拡張によって高層化が進むことで下北沢「らしさ」が失われることについて、危惧を述べる。高層化すれば需要はついてくる、というのが新自由主義者の都市再生論だが、人と人がアイデアと出会いから消費文化を紡ぎ出すことでしか、需要は生まれない。壊れ物のような過程を、机上の論理で分断しようとしているのがこの再開発だと思う。

 シンポが終わると、明治・大正期のシモキタについても考察すべきだという老人につかまる。それが専門の学者らしい。また、反対のための反対になったら、道路ができたあとで適応できなくなるのではないか、という未来志向の方もいる。私は、過去から現在を経て未来への連続性を保つことが「らしさ」だと考える。過去だけでも、未来だけでも、「らしさ」は失われてしまう。

 第二部が音楽だったが、これは大変な拾いものだった。

 山本久土というパンク・ギターには心を奪われた。ピンクレディーの「UFO」を絶叫、「我一塊の肉塊なり」と、また絶叫。途中でニヤリとするのがいい。

 原マスミというのはよしもとばななの装訂をしている版画家だが、男とは知らなかった。そのうえ、私より年上なのに、少年の自意識というけったいな人である。ギターも妙にうまくておかしい。

 おおたか静流という人が才女なのはよく知っているが、内橋和久とのデュオ、全員の即興で、猛威を奮った。

 雷雨に見舞われたが、良い一日だった。

 

 

(8月某日)

  涼しくなってきた。東北本部の佐藤順さん来る。二十名弱で稽古。組み技中心の週。

・ストレッチ
・股関節を回す、開脚で胸をつける練習
・防御の動き、基本
・ミット。単発パンチ、ロー、ミドルで身体をほぐす
・二分間、フリーのミット
・組み技(二組に分かれる)
 打ち込み
 腕への高いミドル
 首相撲をぴょんぴょんではずすと道衣をつかむ柔道組みになることについて。
 組みスパー、一分三本
・ロングフックからの膝・大外等。
・グローブスパー2分一本
・スパー、一分3本

 終了後、二階で二分4ラウンドのスパー。佐藤さんのミットを二ラウンド持つ。
 

 自分は新幹線で大阪へ。

 翌日、朝から尼崎体育館へ。東大柔道部の落合雄太コーチ(セコム)が全日本実業団個人戦大会に出場されるので、応援に行く。

 落合コーチは一回戦は不戦勝。
 

 二回戦は土井(近畿通関、天理高出21歳)に完全に組み勝ち、華麗なステップで引き崩して内股で一本勝ち。組み勝つと、動くだけで相手が崩れるから面白い。

 三回戦は山島(日体大柔友会、23歳)にも釣り手をはたいて組み勝ったものの、相手の受けが強く、投げることはできなかった。それでも再三引き落として指導を奪い、優勢勝ち。
 

 四回戦は斎藤俊(新日鐵広畑、天理大出、23歳)と対戦。相手も組み手が強く、またリーチが長くて乱暴に振り回され、組みそのものは互角だったが膝をついて指導をとられて優勢負け。90キロ級でベスト16の戦績だった。

 高校までは誰もが柔道をするが、大学で週6やると本当にやったことになる。さらにそこから企業に誘われるのがプロ柔道家で、その集まりが実業団。ここで三位以内に入ると、国際大会に選抜される。その意味では、日本柔道の層が厚いというのは、この大会に表れている。全日本選手権とは違う、日本のトップ選手の闘いの過酷さを感じた。
 

 自分はそのまま体育館を出て、親父の入院している病院へ。初めて、髭など剃ってやり、車椅子を押して小一時間散歩する。