中年空道家日記2009年度版

 

(11月某日)

 スネークピット。折れたかと思った足首も、お灸と冷却で回復した(依然として腫れ上がっているままだが、歩けるようになった)。蹴ることもできるようになった。

 サンドバッグでミドル180。スパーは大江先生、歌川・ヨースケ各選手と。蹴りが混じると異様に疲れる。前回はほぼパンチだけだったので、こんなに疲れなかった。倍はスタミナを使ったか?全員の圧力が半端ではないこともあるけれど。ロシア人に対した空道の日本人選手はこんな気持ちだったのかな。9ラウンドでシャツ二枚がずぶ濡れに。かなり寒い秋日なのだが。

 腿上げ300、前後ステップパンチ、錘パンチ240,足上げ腹筋60、背筋60、腹筋50、ロー30、膝蹴り30、それとベンチ60kgを10回。

 定アキラ選手(15歳)がスクワット3000をやっている。一時間半で終わっていないというので、先生に叱られていた。

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 一晩経ち、少し気分が落ち着いてきたので、空道世界大会についての感想を書く。

 ロシアに完敗したことはショックだったが、一方でわくわくしている自分もいる。これは何なのか?

 マスコミも、試合前は『ゴング格闘技』が「先生の顔を立てて白黒で一ページ」と言っていたのに、試合後には「カラーでやります」と言ってきた。「日本の空洞化」がタイトルなのだという。まったく・・・。しかし、修斗も、バリジャパで格通に「日本最弱」と書かれて奮起した。

 このところ日本の空道は、細かな技術が洗練されてきて、戦い方が似通っていた。大きなスタイルの枠をぶちこわすような技術革新というか、型破りな個性が現れなかったということだ。マスコミが使ってくれなくなったのも、そのせいだろう。

 しかしロシア勢の戦い方には、負けはしたものの、奇想天外な発想と、それを実現するだけの技術や稽古量に目を見張った。これは、長田・山田・加藤・市原各選手がそれぞれの「ありえない」スタイルで鎬を削った1990年代の再現ではないのか。しかも、ロシア勢の戦い方は、MMAともまったく似ていない。ある意味で、総合の世界に誰も見たことのない新しいページを加えているのだ。ロシア人で裸体のMMAをやっているのは在米ロシア人が中心らしい。

 中でも、カリエフ・アダン。後ろ回しを連発する選手である。後ろ蹴りは、サイドステップしてかわせばバックに付かれてしまう。襟首を持って引きずり倒されればキメを入れられるので、大道塾ではいったん廃れたはずの技だ。 せいぜい、虚をついて出せるだけだ。しかしアダンは、相手が分かっていても連発する。近くても遠くても、飛び上がっても、サイドにかわされても、確実にレバーに踵をめり込ませ、相手を吹っ飛ばすのだ。これはよほどの正確性がないとできないし、こういう発想を持つこと自体がユニークである。

 +270のビンゲルト・ニコライは、前傾のロシアン・フックの打ち終わりにミドルを見事にぶちかます。なんという下半身の強さだろう。ところがそれに対するラーサノフ・イブラギンは、パンチだけで叩きつぶしてしまうのだ。パンチだけの選手をミドルで潰すというのなら分かる。そのミドルを、さらにパンチだけでやっつけるのだから、何重にも進化している。

 田中俊輔と戦ったズロビン・アンドレイだったかと思うが、俊輔がミドルを抱え取られても膝を反転させて倒れないのに対し、襟をつかんでからスイングして倒れ込む引き込みを見せていた。これはなんと、七大柔道の技(柔術でも使うかもしれない)である。東北大の高橋実の技で、片襟を持って振り回しつつ倒れ込み、相手を亀にしてSRTでひっくり返し押さえ込むのである。高橋はこの秘技で、国際ルールでも東北予選を勝ち抜き、全国大会に進出した。彼は立ち技はほとんど何もできないのだから、驚きである。その技で俊輔(=飯村)流の立ち続ける技術を破ったのだ。

 おそらくロシアでは、新しい技術を開発しなければ、勝ち上がれないのだろう。パワーばかりが目立つが、それは必要条件にすぎない。それに続く新しい技が出てこないと勝ち上がれないのは、前回の出場者が国内予選で負けていることからも分かる。来年はワールド・カップがロシアで開かれるそうだが、ロシア人が大挙して出るなら、実力世界最高峰の大会ということになってしまう・・・・。日本でも、いまいちど、奇想天外な技術革新をしなければ勝てないような環境を取り戻さなければならない。 それには、1990年代前半までの本部寮生の稽古に相当するものを再現するしかないと思うが、どうだろうか。

 ヒントがないわけではない、と思う。中村知大はサウスポーで正面に立たない位置をキープし、被弾しなかった。勝と俊輔もロシアを破っている。青木の試合は引き分け延長でも良かったと思うが、彼は珍しくロシア人に気後れしない。何かコツをつかんでいるのだろう。山田壮(対ウクライナ)や笹沢も、負けたとはいえ良いポジションで戦っていた。かつて酒井修は、コノネンコを右ハイ一発でKOしている。まだまだ考えるべきことはあるはずだ。

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 最後に私ごと。

 前回の世界大会からお願いしていた、試合場ごとに○と◇を付した番号をつけ、それの左右に国名のカードを置くという案が、今回は事務局に実現していただいた。これで、途中から来たお客やパンフで選手が入れ替えになった場合でも、誰と誰が戦っているのか分かるようになった。しかも、私はカードを旗のようにして置くという案を出したのだが、ループで綴じたやつにするという進化したアイデアになっている。

 紙と手動でやったのも、アマらしくて良いと思う。事務局長、どうもありがとうございました!!

 見事に万事をさばいた牧君の司会と、異様に発音のよい伊東潮さんの英語。二つの試合場を的確に紹介したアナウンス陣。選手を確実に試合場に立たせる選手係。試合進行は審判だが、それは国際基準の資格を持つ審判が務めた。それ以外の高名な支部長さんが、掲示・計時といった下働きに当たった。もっと見えない仕事は会場設営。みなさん、本当に良くやって下さった。「大道塾の大会が時間通りに進行するのは、偶然ですよ」と言った人がいたが、いやいや。今回の運営は、最高の出来だったと思っている。

 

 

(11月某日)

 空道の世界選手権が11/14〜15と代々木第二体育館で開催された。

 しかし、試合はというと。準決勝まで、女子一階級、男子六階級で、日本人11人、同じくロシア11人。残りはウクライナ3,リトアニア2,イタリア1。それが決勝の残ったのはロシア10、日本3,ウクライナ1。そして決勝はロシアが全勝した。

 日本は準決勝で総崩れ、決勝で全滅した。ロシアが男女全階級を制覇し、14人の出場者のうち外国人に負けたのは2人だけ。残りの一人は欠場である。

 とくに−230の軽量と−240の中量は、ロシア一人を日本人三人で包囲するという、戦略通りの展開だった。それを正面突破されての完敗だ。

 悔しいというより、呆然としてパーティー会場へ。

友人の土井啓輔さんhttp://chikushin-sha.com/の尺八に、太鼓は小泉謙一さん。これはよくある陣太鼓みたいなのとはまったく異なる、素晴らしいインプロビゼーションだ。選手たちも聞き惚れていた。

ラーメン屋に牧君、所君とともに寄り、帰宅。疲れた。

 

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 大道塾はどうなってしまうのか。明白なのは、何も改革しないなら、次回も全階級ロシアに制覇されるということだろう。

 正直言って、いつかこうなることは、予想がついていた。何年か前の本部での飲み会の席で私は改革案を述べたのだが、何も変わらなかったし、私も責任を取ることもできないので言いっぱなしにしていた。今回も自分では動けないので言うことに責任は取れないのだが、私が提言できる改革の方向は明らかではあるので、もういちど備忘のために書いておく。

1.今回こうした結果になった原因は、寮生が激減したことに尽きると思う。少なくとも稽古づけになる寮生の期間を三年以上送る者が30人はいなければ、ロシアには対抗できない 。

 今回日本人で最後まで残ったのは、早稲田の中村と、吉祥寺の田中俊輔だった。早稲田優位は、笹沢・勝が健闘したことからも明かだろう。俊輔はほぼ吉祥寺の寮生である。

 ロシアの倍は稽古しなければ勝てないのは、柔道で実証されている。石井慧がロシアを恐れないのも、稽古時間のおかげである。稽古漬けにしないで手先の技術を使っても、体力で押し切られてしまう。

 寮生がいないなら(俊輔や堀越に当たる者がもっといればよいが、残りの28人が不足している)、大学の運動会空道部を作るしかない。早稲田が活躍したのは、彼らが寮生に近い稽古量を誇っているからだ。

 今の大道塾に、東大柔道部や七大柔道部と同じ稽古をしている選手が何人いるだろうか。少なくとも東大と同じだけの稽古をしなければ、ロシア人と試合するだけの体力は持てない。週に6日、平均2時間稽古。週二回のウェイト。月に一週間の合宿(最近はこれに代えて、週に二回の実業団と中大への出稽古)、夏休み・冬休みには午前・午後の二部稽古。七帝大は、みなこれくらいはこなしている (名大は毎日三時間)。つまり100人が帝大生でこれくらいやっている。国士舘・東海大・日大など一部校は質量ともにもっともっときつくやっている。つまり柔道では、寮生に当たる者が、2000人は存在するのではないか。

 大道塾に当てはめるなら、週に六回の稽古。二回のウェイト・毎日の走り込み。週に一回の、本部での黒帯研。パラエストラへの出稽古。年に二週間の、ウラジオへの出稽古合宿。こんなところだろうか。 学生は、少なくともこれくらいはやってもらいたい。加藤清尚さんたちは、毎日二部練、三部練をやっていたという。

 しかし一方で、大学生には特典もある。OBが何百万円か寄付するので、遠征費、大会ごとのパーティー代、四年のうち一度の海外遠征費はまかなってもらえる。会費は1000円ほど払っているだけではないかな。つまりほとんど経費は不要で、三年半、稽古漬けになるのだ。

 大道塾を大学運動会にするには、改革が必要だ。

・熱心な大学生は月謝は免除、もしくは月に1000円。大会参加費も免除として、それと引き替えに大学で同好会を作る意志を確認、実行させる。
・支部に出稽古しても、出稽古料免除とする。
・運動会に入り、運動部への昇格を数年内に果たすようにする。師範への謝金(東大なら月に三万円ほどか?)を拠出してもらう。誰か師範を派遣し、それを受け取 り指導する(OBから寄付がある場合は、師範への支払いには追加がある)。
・運動会の活動内容については、師範がしっかり把握し、指導する。大学生が指導員になれば、その者に指導させればよい。

 要するに寮生と同じ待遇にするということで、そうでなければ稽古漬けにすることは不可能だ。しかし大学生は集団になると精神が凝縮して異様な状態になるので、かつての(私の知っている時期では)長田さんや山田さん、加藤さんのように化けることができる。

 私は東大で週に一回稽古しているが、二年生の後半まではなんとか相手にできるものの、三年生になるとついていけなくなる。というのも、技術をいくら駆使したところで、道衣をつかんでふりまわされただけで息が切れるからだ。これは、ロシア人に対したときの日本人と同じではないか。

 現役運動部員の体力は、凄いものがある。しかもそうした彼らも、現役を退くと、あっという間に体力が減退して普通人になる。体重が10kg減るにも稀ではない。ぱんぱんに盛り上がっていた大胸筋や三頭筋が、女子部員ですら消えてなくなるのだ。

2.大学から白帯で始めるのでは、遅い。柔道で白帯から初めて活躍するのは不可能だ。空道でも、高校時代に、基本ルールと、体幹を作るために柔道・レスリング・相撲 ・サンボのうちどれかを三年間はやらせるべきである。それらが終わってから、三年半、空道に没入させるのだ。

 高校に空道部があるところは、極真ルールだけでなく、組み技も柔道部に出稽古するくらいにやるべきだ。

3.関東圏では(他の地区も)、世界大会合宿に相当する選手練習をするべきである。

 現在、選手は出稽古を頻繁にはしていない。総本部でも、堀越は数人の先輩と稽古しているだけだと聞く。私は、関東大会の上位に入り全国大会に出る選手は、本部のスパーの日には月に二回は本部に集結するべきだと思う。もっと交流していかないと、自分の支部だけでは稽古相手にも事欠くことになる。

4.空道の国内大会に、外部から強豪を招くべきである。

 すでにロシアに全敗したのだ。国内で大道塾と他流派が対抗心を持つのは、講道館と国士舘が対抗心をもつようなものだ。そんな小さなことより、日本選手団として強い選手を育て、ロシアに対抗するしかないではないか。これについては私にも心当たりがあるので、大道塾が国内大会でも鍛え上げられるような他流派を発掘したい。

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(11月某日)

   東大柔道部。「週刊鉄学」に大泉さんが見学に来られたので、一緒に本郷へ。

 一時間のみ稽古に参加したが、まだ左膝は具合がよくない。それで寝技をしていたら、いきなり「ゴリッ」という異様な音が。

 80kgはある学生が、走ってきて私の右の足首に乗ったのである。折れた、かと思った。動けなくなり、そのまま氷を取りに行かせ、寝転がる。一晩冷やしたら、足首の周囲にくぼみがまったくなくなった。腫れまくり、である。

 柔道は恐ろしい。自分は何もしていないのに、両足が使えなくなった。滅多打ちにされても打撃では怪我をしないのに。

 

(11月某日)

 スネークピット。まだ膝は完治していないが、サンドバッグを蹴り、慣らしてみる。

 望月さんも来られたので、大江先生、歌川・ヨースケ選手と乱打戦でガードの上から滅多打ちにされる。まだ蹴りはなかなか怖くて出せない。不思議なことに奥足へのインローは心配なく出るのでそればっかり。スパーは11ラウンド。

 

(11月某日)

 8時出、講道館にて柔道部の東京二部大会である。

 一回戦は、上智に7−0、全一本勝ち2不戦勝ち。二回戦は理科大に逆転で3−2勝ち。準々決勝進出は、私の代では初めてのことである。取るべき選手がきっちり取って、勝った。嬉しい。

 

 しかし次の慶応戦は、自力の差が出て0−7。かろうじて全一本負けは回避。その慶応がこの日は優勝した。

 正午から中野へ。一昨年に中野スポーツの田中先生から「東大の女子部を中野区に出して欲しい」旨の依頼を受けたので、高木道場枠で出場してもらっている。中野区は、高千穂大と帝京医大の女子しか出場していない由。

 で、一昨年・昨年と黒川・塩苅が優勝。今年は熊王の番だったが、あっという間に大内刈りで二試合に勝ってしまった。

 男子二段・三段は高木道場の平野賢人が優勝。

 高円寺の「かみや」に移動。祝杯を上げる。賢人のトーク(父上の「トムさん」の奇行について)が爆発、面白すぎて腹がよじれる。いつもクールというか浮かない顔をしている塩苅君も大声で大笑い。楽しい会だった。

 池袋に戻り、津澤師範も交えて部員たちとモーモーハウスで打ち上げ。これで四年生は卒業だ。I君は今日団体戦には出られなかったが、「一年生が頑張っていたので仕方ないと思えた」と言ってくれた。勝負の世界なのでいろいろあると思うが、チームを支えて準決勝に進出できたことを人生の糧としてくれれば嬉しい。

 

(11月某日)

 朝にNHKの経済番組があり、柔道部のOB会議を経て、少し寝て ビジネスマンクラス。

 寝技中心の週。

・アップ
・基本
・ミット 基本、連打、フリー 一ラウンドのみ。
・エビ、受け身、足回し、足蹴り、相手に対し亀から反転して正対へ
・正対からつかみを足で切り、その足を下げて立つ
・打ち込み
・上からパス・ニーオン・決め一種ずつ、下からスイープ・止め一種ずつ
・寝技スパー3ラウンド
・グローブを着け、押す、引き寄せて飛び膝
・スパー二分
・面目慣らし、1分3本
・ダウン

 懇親会はさくら。所君が旅行先からサービスショットなるものを送ってきたのでここに貼り付けてやろうかと思ったが、武士の情けでやめる。

 同級生からメールが来て、四人美熟女で飲んでるというので、村上・門間両君を連れて新宿へ。あ。本当に美女連だった・・

 初対面の女性の首を絞めたりしつつ、楽しく一時間ほど飲む。全員、盛り上がっていた。

 

 

 
(11月某日)

 駒場で柔道部へ。二部大会前で津澤師範もお見えになり、緊迫した稽古になっている。いい感じ。

 終了後、女子部四人と、ルヴェ・サン・ヴェールへ。七大戦三連覇・準優勝を含む活躍に対してお祝いである。いつも焼き肉屋ばかりであとは武道漬けというのも教育上どうかと思い、フレンチに連れて行きたいとOB幹部に諮ったところ、五名が時間を空けて下さった。お金だけ参加して下さる経産省の方もおられ、嬉しい。

 お見合いのように6対6で並んで、優雅な時を過ごした。

 しかし渋谷駅前の居酒屋で二次会になり、ずらずらと料理を食べて平らげたのには唖然。三十分前に高い方のフレンチのコースを完食したばかりなのになぁ。OB恐るべし。 

 

(11月某日)

 東大柔道部。七徳堂へ行ったら、学習院が来て合同稽古だった。寝技では押しているが、組みになると圧倒されている。良いライバルだ。

 まだ自分から反転したりするのが怖い。四本やって、Krush観戦へ。神興業なり。

 

(11月某日)

 世界大会まであと二週間。酒井チケット販売委員長から、総本部ビジネスマンクラスだけで198枚まで販売した旨報告がある。私は別枠で25枚ほど売ったので、220枚。

 
パンチ中心の週。


・アップ
・基本
・ステップ
・ステップからのパンチ
・重りを持ってのパンチ
・サンドバッグ4×5
・対人でパンチから蹴る。軸の確認
・対人約束組手 フックから肘、
・グローブ・スパー
・面スパー4本
 

 終了後、事務局長から当日の担当の割り振りの説明をいただく。
さらに塾長がお出ましになり、懇親会は、寿司屋の「むさし」。

  帰宅して、小津の『秋日和』見る。友人が亡くなった後、親友三人組が未亡人の原節子をそのうちの一人と再婚させようと暗躍する話。娘が母親を置いて嫁に行けぬと悩むのだが、いまなら近所に住まわせるんじゃないか。それにしても、小津はカラーも美しい。緑に統一された社長室、ロゴも斬新なバー等。

 

 

(10月某日)

   東大柔道部、七徳堂。久々、柏崎先生にお目にかかる。先生も、柔道のルール改定には疑問を持っておられた。タックルを防御をするのでなく、禁止してしまおうというのでは、武道でなくなる。現場の選手も大変だろう。

 膝が悪いがなんとか引き込んで寝技。四本ほどやる。

 終了後、一年生を連れて、本郷駅前の中華「桂園」。ここは安くてなかなかうまい。四人腹一杯になって、一万円しなかったぞ。

 

 

(10月某日)

    小雨が降る一日。ビジネスマンクラス。蹴り中心の週。

 月一、朝日校了の日。皆には悪いが携帯でやけとりしながら稽古する。

 BSフジの収録があるというので、膝はまだ悪いがスパーする。足を捕まれると怖くて自分からこけてしまう。


・ストレッチ
・基本
・シャドー、腕立て・腹筋・ケンケン
・腿上げ、ミドルの基本
・対人で蹴ってみる
・ミドルをつかむ、受けを切る
・前蹴り、前蹴りの受け
・ミット。パンチ単発、ミドル。ミドルの連打。フリーミットと合わせて2ラウンド。
・対人約手:右vs左。
・グローブスパー
・面で目慣らし
・スパー3本

自主トレは二階で、懇親会はさくらにて。五人でつつましく飲む。自分はそのあと三軒はしご。
 

 

 
(10月某日)

 引き続き、スネークピットでのスパーを撮影していただく。大江先生、望月さんに井上選手・定アキラ選手という試合組も混じってスパー。歌川・ヨースケ選手もいて、15ラウンドはやった。

 でも皆さん怪我人にやさしくして下さり、何とか終了。蹴りも格好だけはなんとか。ほっとした。

   途中、人数が半端で休んだ際、リング内を見ていたら、大江先生と望月コーチがマジで殴り合っていた。先生とコーチが、取材でもない普通のスパーでガチをやっているのだ。この ジムでは当たり前の光景だが、すごいと言えばすごいな。昔の大道塾みたいだ。

 

(10月某日)

 膝の具合はなかなか戻らないが、「Rocks」誌の取材で撮影をしていただくため、動くことにした。格闘技カメラの第一人者・長尾迪さんに撮っていただくのだから、これ以上の幸せはない。ビジネスマンクラス。25人程集まる。組技の週。

・アップ
・基本
・ミット
 単発・コンビネーション、フリー
・組技の確認
 首相撲:首の取り方、折り方、回して崩す、ルームを作る、シュラッグ、足を上げて防ぐ
 道衣組み:片襟で崩す、サイドに回る、背中をつかむ(浮き技)

・組みスパー 三本
・グローブを着けて約手:前手を伸ばし、後ろは肘を入れるようにして首相撲へ
 防御
・スパー  グローブ二分
 面4本

 終了後、二階で自主トレ。

 さくらで懇親会。

 
(10月某日)

   体力維持のため、スネークピット。スパーはできないが、ウェイト、踏み台昇降、腹筋等。自転車も漕ぐ。

 
(10月某日)

   ビジネスマンクラス。自分は左膝がダメなので、指導に専念する。とはいっても、ミットは左パンチのみ、スパーもパンチのみで参加。後ろ足に体重をかけてパンチを出したらまっすぐストレートが出て、妙な成果があった。寝技中心の週。

・アップ
・基本
・ミット 基本、連打、フリー 一ラウンドのみ。
・エビ、受け身、足回し、足蹴り、背中で這う
・アキレスの指示
・上からパス・ニーオン・決め一種ずつ、下からスイープ・止め一種ずつ
・スパー3ラウンド
・スパー1分4本
・ダウン

 世界大会の合宿があるというので、六時で稽古は終わり。これは普通の時間ではあるが、これだけで終わるとなると他のクラスはいったいどれだけの技術を伝えることができているのかしらん?

 懇親会はさくら。こちらも十時過ぎに早終わり。しかし所君がもう一軒、人生横町にあった飲み屋に行きたいというので行く。

 駅の登り階段で上から人が転落。紳士であるが、頭は打つなかったもののいびきをかき始めた。通りがかりの女性が「財布でも携帯でも探してご家族に電話しましょう」というので、一緒に介抱する。しかし終電が来てしまったので、駅員に任せて飛び乗る。脳溢血だろうか。なかなか救急車へ移送できなかったので、危険ではある。
 

 

(10月某日)
 
 東大柔道部、駒場。足が曲がらず、押さえ込み、下からの寝技のみ数本。まだ痛い。

 部員はなかなかよいメニューをこなしている。

 

(10月某日)

   中野区で昇段させる東大生を連れて高木道場。東亜学園の高校生が多数参加。

 稽古をつけるが、正課の生徒にしては野球部とかで足腰が良い。大きく投げて怪我させるわけにもいかないので技をかけさせていると、大内刈りでしがみついて倒れ込んでくる。バキっといやな音がしい、靱帯が伸びてしまう。

 治療していただき、かみやで飲み、自転車をひきずって帰る。

 
(10月4日)

  夏場から進めてきたビジネスマンクラス・ワンマッチを、交流戦の後の会場を借りて行った。

 ルールは当日に詳細を話し合う。
 中島さんが十字で肘を痛めましたが骨には異常がないようで、14試合が無事に終わり、ほっとする。

 結果は以下の通り。


◇基本
@石原透雄(31)浦和、171cm、62kg、5級/○田仲 本部5級177cm、68kg /本戦1.5分決着
A○赤塚栄文(42)浦和、172cm、70kg、6級/坂本一宏本部無32歳176cm77kg/本戦1.5分決着
B原田浩樹(44)浦和、174cm、67kg、無級/○庵澤雅夫 本部無38 164cm 59kg /本戦1.5分決着
C岡田健 27 1本部62cm 55kg /○森超 本部7級 172cm 60kg /本戦1.5分


◇格闘
D水野 浩(51)浦和、174cm、71kg、6級/○佐藤広隆練馬168cm 74kg4級37才2分1R
E○宇佐美亮吉祥寺175cm、65Kg、49歳、初段/戸谷誠練馬179cm・69kg5級36才 2分1R
F○生島隆渋谷53歳177センチ83.5キロ1級/大槻栄一浦和(60)178cm80kg4級/1.5分1R


◇空道
G○頃安延幸 本部185cm90kg2級/小久保隆陽行徳 179cm 81kg 39才 2分本戦引き分け 1.5分延長
H小林一也、吉祥寺35歳170cm72kg4級/倉本和男横浜北36歳174cm73kg初段 2分2R本戦引き分け、延長引き分け
I○深草宏之、吉祥寺46歳167cm68kg1級/田中春雄渋谷47歳164センチ65キロ1級 1.5分
J○小姓堂智勝、吉祥寺42歳174cm69kg初段/波多正俊大宮170.0cm65kg 2分2R
K○崎山和義、吉祥寺36歳172cm72kg初段/葛西(平石欠場) 行徳167cm 2分2R
L中島雄三、吉祥寺47歳176cm75kg初段/○平田祐二(39)、171cm、80kg、4級、2分十字固め
M○生島隆53歳渋谷177センチ83.5キロ1級/糸井 陽一53歳本部1級173cm 72kg、1.5分1R

 

 

(10月某日)

   ビジネスマンクラス。涼しくて良い気候になった。Tシャツだと薄ら寒い。パンチ中心の週。

 明日は交流戦とBCワンマッチ大会があるので、選手は来ないのが普通だが、それでも田仲・庵澤・岡田の三君は参加。

・アップ
・基本
・ステップ
・ステップからのパンチ
・重りを持ってのパンチ
・左右連打70
・サンドバッグ4×4
・対人約束組手 蹴りを空かして、ハイ・ミドル・前蹴りの対処
・グローブ・スパー
・面スパー
 

 終了後、自主トレ。2分を5本ほどスパーする。

 懇親会は、さくらが休みなのでふくろ。明日が早いので帰る、と言いながら阿佐ヶ谷ルーディー。下品な話で盛り上がっていたら、相手が『読者です』と。話は選ばなきゃいかんな。

 

 

 
(10月某日)

   久々、高木道場。

 警察官のK君、高校教諭のSさん、白帯の方、井澤先生と四本。立ち技をやる感覚がなくなっているな。

 かみやにて懇親会。高田先生も合流。

 

 
(10月某日)

   スネークに稽古に行くが、打撃選手はみなさんタイへ出払ったとのこと。

 ひとりサンドバッグを蹴っていると、出稽古に来られたタカ・クノウ選手とお弟子さんに混じらないか、と宮戸先生から指示をいただく。グラップリングである。

 一人目は、二度支え釣り込み足と大内でテンクダウンしたもののアキレスに行ったところ逆襲を受け、タップ。肩固めもはずされてまたもやアンクルでタップ。足関節のうまい方だった(DEEPに参戦しておられるらしい)。アキレスについて技を教えていただく。

 二人目はすでに疲れてへろへろになっておられたが、無理に相手をしていただく。やはり足が下がったところに支え釣り込み足でテイクダウン。肩固め。

 タカさんから、肘を使う嫌がらせの指導をしていただく。ありとあらゆる部分を正確に極める技術をお持ちである。ブラジル人柔術家から柔道的な寝技(送り襟絞め)で一本勝ちしただけあり、七大戦ルールならば現在最強ではないだろうか。

 
(9月某日)

 涼しくなって、気持ちよく稽古ができる。25人程集まる。組技の週。

・アップ
・基本
・ミット
 単発・コンビネーション、フリー
・組技の確認
 首相撲:首の取り方、折り方、回して崩す、ルームを作る、シュラッグ、足を上げて防ぐ
 道衣組み:片襟で崩す、サイドに回る、背中をつかむ

・組みスパー 三本
・グローブを着けて約手
 防御
・スパー  グローブ二分
 面3本

 終了後、二階で自主トレ。伊東さんの相手を仲田さんにしていただく。壮絶な殴り合い。直後にミット3本。田仲さんもスパー後にミット三本行う。

 さくらで懇親会。さくらにも10人以上集まる。先週沖縄に行った所嬢、澤井さんから島らっきょ、アグー豚ソーセージをいただく。

 
(9月某日)

 午前中は京大と合同稽古。中学生・高校生に足払いなどやってみる。

 午後二時より、東大・京大定期戦、復活第二回。前回は京大が勝っている。京大側にけが人が多く、十人にて行う。

 細川・新田・寺田と順調に取る。相手は二人取ったが、一年の光武と三年の伊藤ががんばり抜いたのは収穫。主将の境が相手の大将・安藤の猛攻を凌いで一人残しで東大の勝ち。境主将は七大戦の敗戦から三ヶ月、よく新しいチームを率いてくれていると思う。

 終了後、部長・監督・主将で会議。移動の道すがら、安藤君に得意技について尋ねる。彼は組み合ったところからズボンの横に手を伸ばし、そのままテイクダウンするのだ。不思議な技だと思ったら、以前は相撲をやっていたのでその応用だという。相撲と柔道!創造的な組み合わせだ、と感心する。七大戦には、まだこのような技の発展があるのが素晴らしい。ところが国際ルールときたら、こうした技を反則にする方向だ。柔道に創造性がなくなり、武道ですらなくなって、愛好家が減るだろうと危惧するばかりである。

 レセプションでも、閉会式に続き挨拶。文武両道を高い水準でやり抜こう、という意味のことを喋る。部員たちは大騒ぎ。

  両校が交互に登壇し、部歌を斉唱、エールを交換する。年齢を超えた先輩後輩が肩を組んで歌う光景は、現代日本では稀なものではないか。一つのことを継承できるというのは、素晴らしい。

 自分は稽古を東大につけてくれている大泉君とともに帰京。車中でも飲み続ける。

 

 
(9月某日)

 東大柔道部、京大合宿。二校に加えて高校と街道場からも参加がある。OBも混じっている中に自分も入れてもらう。

 打ち込みのあと、京大の一回生と二回生を捕まえて、乱取り。二回生はさすがに足が利く。6回ほど。

 いろいろ発見がある。午前中に元谷師範が来られて教えて帰られたという「金次郎返し」を大泉君から教わる。なるほど。

 終了後、いったんホテルへ帰り、京大と東大のM2、東大のK女史を呼んで飲み会。 京大の川本君、木下君、占部君、松原君、古野君、楽しい柔道談義をしてくれて、どうもありがとう。

 K女史は肉食、いや野獣である。あまりの猛威に男は一同毒気を抜かれる。まあ、これだけのファイトがなければ七大戦3連覇とはいかんなあ、とため息。

 もつ鍋、アイリッシュパブからロッキング・チェアというバーを経てカレーうどんを食べて帰る。

 
(9月某日)

 スネークピット。久々に望月さんとお会いする。小生は明日から岐阜・神戸・京都と旅行で試合に行けないが、ヨースケ選手と大道塾の末廣君がともに23日に試合で、稽古をつけておられるという。

 しっかし。体が切れているだけに、まさにどうにもならん。スパーでは、前に出た瞬間にクロスの右を食うなどボコボコにやられた。望月さんがいなくなったせいでライバルの山内裕太郎選手が不調に陥ったんじゃないか、と言いたくなるくらい強い。

 サンドバッグ200、スパー7ラウンド(望月・歌川・ヨースケ各選手)、腿上げ300、前後ステップ、錘パンチ、腹筋200、ロー30、久々ベンチプレス。

 
(9月某日)

   学芸大にて、京大の合宿に参加。東大・一橋・上智が合流。

 五本ほど乱取り。高本さんからスパイダーからのスイープを習う。

 
(9月某日)

だんだん涼しくなってきた。20人ほどが集まる。ビジネスマンクラス、寝技中心の週。

・アップ
・基本
・ミット 基本、連打、フリー
・エビ、受け身、ブリッジ、足回し、足蹴り
・打ち込み、足にかみつかれたときの蹴り、かつがれたときの足回し
・上からパス・ニーオン・決め一種ずつ、下からスイープ・止め一種ずつ
・スパー3ラウンド
・グローブで頭を押さえて膝
・グローブスパー2分
・スパー1分4本
・ダウン

自主トレは、試合に出る伊東さん、頃安さんと仲田さんが面で。激しくやりあう。頃安さんは指示した課題をすぐにマスターしている。試合が楽しみだ。

自分は4本ほど。懇親会はさくらにて。

 
(9月某日)

  「週刊鉄学」収録後に七徳堂。部員は黙々と課題をこなしている。

 打ち込み、乱取りを4本ほど。終了後、大泉さん、境主将と浅瀬川へ。ちゃんこをいただく。

 
(9月某日)

 スネークのプロ練。

 サンドバッグ200。

 スパーは大江先生、歌川・ヨースケ両選手と。9ラウンド。少し体調が戻ったかと思っていたが、それなりに相手もきつく当たってくるのですぐ息が上がる。ヨースケさん のストレートをもらい、後ろに倒れたらロープで跳ね返り、ダウンせずに打ち合ったりする。びしょびしょに。

 腿上げ300、首押し、前後ステップ、錘パンチ、体幹トレ(きつい)、腹筋。家に帰って食事。息子の顔を四日ぶりに見た。

 

 
(9月某日)

 ビジネスマンクラス。道場へ遅れて行くと、いつもと違うかけ声が。塾長である。

 基本で合流、すぐにスパー。面なしで。息を上げないままいきなり塾長と当たる。頭突き、肘と来られるので、すべてクロスの持ち手で防御。こちらは膝で反撃。合計10本もやったか?いきなりのスパーはきつい。

 組み際での頭突き、押し、押して来たのへの足払い等教わる。

 中華料理屋にて、塾長主催の世界大会決起集会。酒井さんをチケット販売委員長に指名。200枚を売ってくれると宣言をもらう。自分は誕生日だったが、最近ではmixiのお陰でそんな情報が流れ、店からあんまんをいただく。

 さつきに移動。塾長が遅いなあ、と思っていたら、なんと、バースデーケーキを抱えてご来場。「りゅういちろう」さんへ、とある。ありがたや。

 

(9月某日)

   「週刊鉄学」収録のあと、七徳堂へ。一時間だけ。打ち込み、一年生と女子相手に三本のみ。それでも久々、疲れる。

 
(8月某日)

   旅行で十日は何も体を動かさなかった。だからきついのは分かっているが、スネークのプロ練。

 股間が痛いために脛の内側で蹴ってこなかったが、いろいろ支障があるためサンドバッグで蹴り方を変える。160。

 スパーは大江先生、歌川・ヨースケ両選手と。9ラウンド。ヨースケさんは試合が決まったので、メタメタに絞られている。自分は動くので精一杯。前手を押さえてのアウトローや膝、脛の内側でのミドル等を試す。なんとかずぶ濡れになって終了。

 腿上げ300、首押し、前後ステップ、錘パンチ、体幹トレ(きつい)、腹筋。試合の決まっている井上選手も一緒に。すべて終えると、台風が来ていたはずだが、雨は上がっていた。

 

 
(8月某日)

今夏一番の暑さ。そのうえ蒸して、大変な汗をかいた。それでも20人程が集まる。組技の週。

・アップ
・基本
・ミット
 単発・コンビネーション、フリー
・組技の確認
 首相撲:首の取り方、折り方、回して崩す、ルームを作る、シュラッグ、足を上げて防ぐ
 道衣組み:片襟で崩す、サイドに回る

・組みスパー 三本
・グローブを着けて約手
 前手を押さえて肘、前手を押さえて膝
・スパー  グローブ二分
 面3本

 終了後、二階で自主トレでスパー。各自5本ほど。余りにも道衣が濡れ、いったん脱いだら二度と着られない状態になったので、道場に忘れ物になっていたTシャツをかりる。快適。大量に汗をかいたため、体がバリバリになった。

 

(8月某日)

 久々に高木道場。暑い。

 白帯がおらず、師範ばかりなので、私と井澤先生、マルちゃんと関根さんが総当たり。浮き技や帯取り返しなどやってみる。

 立ち技は普段ほとんどやっていないので、三本だけでえらく疲れた。かみやにて飲む。

 

(8月某日)

 中国と実家の神戸へ行って、さっぱり稽古していない。ストレッチばかり。

 オフ明け始めての柔道部、七徳堂、と思いきや、行ってみたら午後は休み。月刊予定にはそう書いてあるのに、自分の早とちりだ。

 仕方ないので、サンドバックを200蹴り、ストレッチ。部員に受けてもらい、打ち込みを100。汗をいっぱいかいた。釣り手の切り方を工夫したので、いろいろやってみる。

 

(8月某日)

 スネークピット。暑い、というか、蒸し暑い。サンドバッグを200叩いていたら、汗の異様な臭いがする。ずぶ濡れになり、さっそくTシャツ一枚着替える。

 大江先生が遅く来られたので、歌川・ヨースケ両選手とスパー。暑い、ダルいと言いながら、さすがプロはよく動く。圧力で再び汗まみれに。

 腿上げ、首、前後ステップ、重り、腹筋。

 帰りに食事しつつ三杯ビールを飲んだら、えらく回ってしまった。

 

 
(8月某日)

   グラップリングをやりたいという学生がいるので、ともどもパラエストラへ。

 中井先生に、この時間を主宰しておられる八王子の塩田先生をご紹介いただく。実は二週間ほど前、吉祥寺で首相撲をさせていただいたのは、誰あろう塩田先生だったのだ。奇遇に驚く。今回はお弟子の金原選手が戦極のチャンピオンになられたところだ。

 学生には自由にさせて、自分もスパーに入れていただく。道衣がなく膝蹴りもないので、どうテイクダウンすべきか分からなくなる。アームドラッグでバックにつこうとするが大量の汗を踏んでこける。一人目の方はしのいだが二人目には一度極められ、三人目には二度極められる。下になると汗が降ってくる。ものすごい湿度だ。

 毎度感じるが、この空間は新しい競技を作る、ないし先端で追求しているという熱気が充満している。明治期の講道館ってきっとこんなだったんだろうな、と思う。ムエタイの超人・ランバー先生もスパーしておられるが、凄い光景ではある。

 塩田先生は学生時代はプロレス研究をしておられたそうだが、戦極決勝で明治柔道部系の吉田道場と対面するとは感慨深かったそうな。なにしろ柔道界で明治と一般学生が同列なんて、ありえないことだから。大人と赤ん坊が戦うようなものだ。これを演出したのが中井先生なのである。

 

 

 
(8月某日)

 ビジネスマンクラス。寝技中心の日。昨日みなみ治療院に行き、骨まで染み込んだ疲れを抜いてもらったら、一日では疲れから完全には回復していない。

 先週ほどではないが、やはり暑い。最初から24名で開始。

・アップ、ストレッチ
・連打では、引き手に注意すること。引き手はガードにもなる。
・基本
・ミット 基本、連打、フリー
・エビ、受け身、ブリッジ、足回し、足蹴り
・足回しでかつぎをはずす。十字・足をはずされて枕で十字・頭に馬乗りで腕絡み
・上からパス・ニーオン・決め一種ずつ、下からスイープ・止め一種ずつ
・スパー3ラウンド
・グローブで相手のフックに縦肘
 相手のミドルにフックを合わせる
・グローブで防御
・グローブスパー2分
・スパー1分4本
・ダウン

自主トレは各自5本ほど。

さくらで土曜三部の今後につき、Kさん、Fくんと話す。

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 中村和浩さんにお誘いいだいたので、「戦極」を見にさいたまスーパーアリーナへ。

 レベルの高い試合つづきだった。中村さんは残念ながら敗戦。再起をお祈りしている。

 しかし総合では、膝が有効と再確認。小さなグローブでパンチだけだと危険だし、前蹴りやミドルは取られると危険である。パンチの合間に膝をはさむとかなり有効に見えた。飛び膝はタックルに対する牽制にもなるのだし。

 

 
(7月某日)

 吉祥寺。時間で出来たのでのんびり稽古。飯村さんにミットを持っていただく。3ラウンド。息が切れなかった。テンカオに行くときのパンチの処理を練習する。

 先日、首相撲をさせていただいたのは柔術黒帯の修斗のプロ選手だったようだ。さすがスタミナがあったわけだ。

 

 
(7月某日)

   またまた、間が開いてしまった、スネークピット。開くと二度と戻れないんではないかといつも怯えてしまう。歳が歳ですから。

 ヨースケ選手が切られてスパーできず、歌川選手と3ラウンド。大江先生はタイへ行かれたそうな。

 サンドバック200蹴った後だが3つなら、動ける。ということで、自分としてはもっともやれた。暑いだけ暑かったので、2キロ以上は絞れたかな?

 股上げ300、前後ステップ、重り80セット、腹筋。汗をかくだけかいた。

 ちなみに昨日は高木道場へ行ったが、情報足りず、お休み。仕方なく息子相手に自宅で打ち込み。釣り手を引き手で切るには、手首を極めることかと分かる。持ち上げればよいのかと(詳細はヒミツ)。

 
(7月某日)

 今期一番の暑さ。ピーカンの照りである。

 またまた朝日の校了。なんとかならないものか。稽古中に机に携帯を置き、やりとりする。

・アップ
・基本
・ステップ
・ステップからのパンチ
・重りを持ってのパンチ
・左右連打30
・二人組み、寝ての足回し、打ち込み
・サンドバッグ4×4
・対人約束組手 蹴りを空かして、ハイ・ミドル・前蹴りの対処、パンチへのパンチ返し
・グローブ・スパー
・面スパー
 

 終了後、自主トレ。2分を5本ほどスパーする。

 懇親会は、さくらが休みなのでふくろ。上野君が路上歌手に話しかけて、メンバーの男が心配して遮っていたのが面白かった。しかし、あの歌手はうまかったな。佐野君が「歌だけで惚れそうですね」と言っていたが、さもありなん。探偵ソウル、というバンドらしい。「マイマイ」というのが女性の名だが、泣かせるよ、この人。

http://www.myspace.com/tanteisoul

http://gakutakigawa-blog.seesaa.net/

 

 

(7月某日)

 祝日。空道世界大会合宿が開かれているので、九時に文京体育館へ。まずスパー。すね当てを持っていないので、女子と。

 柏崎先生をお招きして、演武をしていただく。空道は寝技を柔術に学んできたが、時間制限という点ではむしろ柔道のテイクダウンに学ぶ点は多い。選手に、以下のような呼びかけ文を書いた。

 自分としては、柏崎先生の世界第一線の神業を、選手諸君に目で見てもらいたかった。世界に出るとは、どんなことかを体験してもらい、安易に「達人」等に惑わされないようしてもらいたかったのである。

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 世界大会強化合宿に参加される選手のみなさん

 総本部の松原隆一郎です。 7月20日の合宿で、午前の部(10時より)に国際武道大学の柏崎克彦師範(マーストリヒト世界大会金メダリスト、モスクワ五輪不参加代表)をお招きし、セミナー形式で稽古をいたしますので、この件についてご説明申し上げます。

 柏崎先生は、『寝技で勝つ柔道』(ベースボールマガジン社)のご著書もあるように、柔道における寝技の第一人者です。

 これまで空道では、柔術と決まり手が近い(押さえ込み一本が認められない)こともあり、もっぱら柔術の研究が進められてきました。みなさんも柔術的な寝技の攻防については、日頃から稽古しておられることと思います。

 しかし空道では寝技の時間制限が30秒であり、柔術のようにフェイントをかけたり時間を使って極めることができません。その点では、むしろ短時間で立ち技から寝技に展開するタイプの柔道国際ルールの寝技に近い面もあります。

 柏崎師範は、各種のオリジナルな巴投げ(世界王者になられたのは、独自の「振り子巴」が決まり手でした)を駆使され、そこから一気に押さえ込んだり極めたりする寝技を得意としておられます。また、テイクダウンの技術としても、背負い投げや内股などのように相手に背中を見せる投げ技ではなく、巴投げや隅返し、浮き技や小外など正対しての技を開発してこられました。

 今回の世界大会では、打撃ではロシアと差をつけるのは難しいでしょう。そこでテイクダウンからの「決め」ポイントが日本人選手の活躍には必要になると思います。そこで、柏崎師範にいくつかのテイクダウンの技術を演武していただき、試合でのヒントとして持ち帰っていただきたく、セミナーを開くことにいたしました。

 私・松原としましては、メニューは以下を考えています。

・各種巴投げ
・隅返し・浮き技
・カニ挟み

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 二時間やって、師範をお送りし、池袋体育館に移動。夏期BC大会である。先週にトーナメント表は組んでおいた。

 本部の私のクラスからは、伊東・頃安・糸井各選手が出場。残念ながら優勝には到達できなかった。いろいろ反省点があるので、今後生かしていきたい。疲れたところで事務局長から打ち上げに呼ばれる。BCの仲間はみな行きたくないという。朝八時集合でせっかくの休みだから、羽を伸ばして飲みたいだろうに。というわけで、自分が人身御供として行く。疲れて寝てしまった。気がついたら酒井さんと上野君、牧君が乱入していた。酔ったら合流も厭わない、ということか。タクシーで帰宅。 

 

 
(7月某日)

 自分にとって、特別な日。山下トリオが日比谷野音で復活演奏するのだ。

 山下トリオは三期14年間続いた。私は1974年の10月10日に彼らを初めてピットインで見た。母親に連れられて入試の下見に上京したが、抜け出して聞きに行ったのである。18になったばかりだった。

 その演奏は衝撃的だった。極限まで速く、大きな音が、クリアーに叩き出される。「東京に出てくるとは、こんなことか」、と脳天を殴られたような気がした。

 しかしそのトリオは私が翌年に再び上京して、半年で解散してしまう。ドラムスの森山威男が脱退したからだ。最期の厚生年金での演奏は聴きそびれてしまった。生涯、悔いが残っている。

 メールスで収録された『クレイ』は、何百回聞いたか知れない。他人にはただの騒音と聞こえるかもしれないが、自分にとってはすべての音楽の中で、これだけが特別なものだ。世紀の名演とは、この盤のことだけを指す。特別な人間が特別なコンディションでのみ達する、人類の奇跡である。

 山下洋輔・坂田明・森山威男の三人は、互いに音を叩きつけあう。これに匹敵するものは、シュガー・レイ・レナードとハーンズの「ザ・ウォー」しか思い当たらない。あのボクシング戦も人類の奇跡だった。なにしろレナードのパンチは、遅送りにしても見えないのだから。

 森山は、自分の人生の師である。彼の音のように、ものを書きたい。大きく、速く、クリアーに。誰にもおもねらず、自分の出したい音を出す。そう念じて、ものを書いてきたが、森山の身体感覚を知りたくて、しかし音楽では微塵も近づけないと思い、武道を始めた。もう二十年になるが、三分間だけだったら、あのように強く速くクリアーにいられる。週に三回の稽古は欠かせないが。

 その森山が、30余年ぶりに山下トリオで叩くという。近所のジャズ屋のママは、「どうせ、だめでしょ」とつれない。ポスターが張ってあるのにな。森山も60をとうに過ぎている。全盛期のように2時間やれとは言わないが、せめて3分だけなら再現できるのではないか。できなければ、私の方がコンディションが良いことになるではないか。

 もし無様な舞台だったらどうしよう。森山への崇敬が音を立てて崩れるではないか。武道に対する情熱も冷めてしまうかも。見たいような、見たくないような。

 しかし、森山はやはり「神」であった。出てきて、いきなり「クレイ」を叩く。山下と坂田も、ゆっくりの出だしから、次第に加速する。三人が向き合って、絡み合う。フェイントを駆使してどつきあう組み手が展開される。坂田は少し苦しいか?山下は、いつもの手抜きではなく、たたみかけている。さすが。30年の時空をこれほど濃密な演奏と再会できるとは。思わず涙が出てきた。

 もう、会えないのかもしれない。しかし、それでもいい。60過ぎて、これほどのコンディションを保つ人がいるのだ。自分も、生涯、武道のスパーを続けることにした。

 

(7月某日)

   二日酔い。昼まで寝て、ビジネスマンクラス。暑い。組技の週。

・アップ
・基本
・ミット
 単発・コンビネーション、フリー
・組技の確認
 首相撲:首の取り方、折り方、回して崩す、ルームを作る、道衣で煽る、クロスではずす、シュラッグ、足を上げて防ぐ
 道衣組み:片襟で崩す、サイドに回る

・組みスパー 三本
・グローブを着けて約手
 自分から膝けり
・スパー  グローブ二分
 面4本

 終了後、二階で自主トレでスパー。各自5本。
 

 

 
(7月某日)

 夕方から東十条の「埼玉屋」に行くので、汗をかきに吉祥寺支部へ。総合のプロ選手二人が先着。飯村さんがスパーの相手をしておられる。膝をきかせいてる。

 私も首相撲には入れてもらうが、二人と終わったら息が切れた。それからミットを三ラウンド。再び息がきれる。

 東十条へ急ぐ。七人にて。埼玉屋は相変わらずうまいな。レモンサワーも絶品。親父さんが仕事を終えて宅に来られたので、話す。ちょうど新作『金融危機はなぜ起きたか』(新書館)ができていたので、サインして差し上げる。

 西日暮里「美奈子」にも寄る。ノスタルジーツアーであった。

 
(7月某日)

 久々、高木道場。前週に柔道の試合にエントリーしていたが、稽古がまったくできなかったのと、突然右手首に激痛が走ったため、とりやめにしていた。

 高木接骨院で湿布をしてもらい、いくらか握れるようになる。

 道場は暑い。ブランクのせいで、調子が悪い。白帯の方、高校の先生、大学生T君とやったら気持ち悪くなった。それでもT君からは小内と裸締めで優勢に。

 フランスの柔術家が見学に来て、形を珍しそうに見ていた。

 
(7月某日)

いよいよ暑くなってきた。更衣室に行くと天国のよう。24人で稽古。蹴り中心の週です。


・ストレッチ
・基本
・シャドー、腕立て・腹筋・首
・腿上げ、ミドルの基本
・打ち込み、足入れ
・近いミドル、遠いミドル
・ミドルを受ける、受けを切る
・前蹴り、前蹴りの受け
・ミット。パンチ単発、ミドル。ミドルの連打。フリーミットと合わせて3ラウンド。
・対人約手:右vs左。
・グローブスパー、スパー3本

自主トレは二階で、懇親会はさくらにて。
 

 
(7月某日)

   講演、ゲラでまったく稽古ができない。

 ビジネスマンクラス。次第に暑くなってきた。寝技中心の週。

・アップ
・基本
・シャドー
・ミット 基本、連打、フリー
・打ち込み、
・エビ、受け身、ブリッジ、足回し、足蹴り
・足にかみつかれたときの蹴り、かつがれたときの足回し
・上からパス・ニーオン・決め一種ずつ、下からスイープ・止め一種ずつ
・スパー3ラウンド
・グローブで防御
・グローブスパー2分
・スパー1分3本
・ダウン

自主トレは5本ほど。津澤師範が還暦ということで、新宿に移動。各学年からの贈り物贈呈。

二次会、さらにふらてへ、楠元監督と。一時半まで飲む。


 

 

 
(6月某日)

 一週間、ゲラと会議、授業で右往左往。まったく稽古できなかった。

 その上、朝日の論壇時評は月曜掲載のため、土曜六時校了。二・三日前に送稿しても、結局は四時頃から校正の質問が入ってくる。私が校了の時間を優先して稽古しないと先方では考えているのかもしれないが、まさか。原稿は朝九時に送り、二時間ほど寝たが、暑くて起きてしまった。脳が興奮しているのか、元気である。

 稽古中に机に携帯を置き、スパーの一分の休憩時間にやりとりする。スパーそのものはすべて自分もこなした。

・アップ
・基本
・ステップ
・ステップからのパンチ
・重りを持ってのパンチ
・1.5分、左右連打(パッキャオになったつもりで)
・二人組み、道衣をもって崩し合い、寝ての足入れ
・サンドバッグ4×5
・対人約束組み手 パンチに防御、蹴りに防御、ハイ・ミドル・前蹴りの対処
・グローブ・スパー
・面スパー
 

 終了後、自主トレ。2分を5本ほどスパーする。

 高円寺の高木道場で年に一度の例会「青畳を守る会」があり、私は稽古で行けなかったが二次会をやっているので、急いでそちらに回り、中途参加。高架下の「じじばば」。

 会長が急逝された山口先生から井澤先生に代わり、二代目会長体制で初の例会だが、二次会というのにまだ30人が残っている。これも、館長の人望の厚さのたまものだろう。 井澤せんせいも、篤実な方であるし。私の関係者なんかは、私が高齢になったらこんな風には集まったりしないだろうな。ゼミ生の結婚相手や生まれた赤ん坊でも、顔を見たこともないのもいるし。まあ、私が関心を持っていないせいもあるだろうが。

 
(6月某日)

 ビジネスマンクラス。七大戦が終わって疲れが出たのか、新刊書のゲラ直しのせいか。風邪をひいたようで、ずっとダルい。

 息子の学校の参観もパス。寝込んだままで起き出し、池袋へ。組みを中心とした週。

・アップ
・基本
・ミット
 単発、コンビネーション、フリー
・組技の確認
 首の取り方、折り方、回して崩す、ルームを作る、道衣で煽る、クロスではずす、シュラッグ、足を上げて防ぐ
・組みスパー
・グローブを着けて約手
 ランダムなパンチに合わせて首を取る
・スパー  グローブ二分
 面4本

 終了後、二階で自主トレでスパーを行う。さすがにきつく、受けに回ってしまうが相手が出てくるとつい打ち合ってしまう。それでも2×4本。

 懇親会はさくらにて。風邪の調子が悪く、中座する。
 

***************

 翌日、一日ウチでごろごろしていたら、復調。やはり疲れていただけだったか。

 後楽園ホールに、歌川選手の試合を見に行く。全日本キック。

 歌川選手は残念ながら僅差の判定負け。アウェーなので、ついパンチで打ち合いに行ったのが裏目に出たか。

 残りの試合もなかなか面白かった。なかでも凄かったのが、ピンサヤーム。04年度のMVP、元ルンピニー王者のスーパースターである。

ゆっくりした動きから、相手選手のすべての蹴りを膝カットする。腿上げは完璧であり速い。そのリズムからハイをガツーンとふり出すのだが、これも桁違いに速い。

見せパンチを数発、ゆっくり手打ちで打っておいて、いきなりガツーンとストレート。ダウンを奪う。

藤原あらしと言えば、タイの王座も狙おうかということになっている選手だが・・まったく何の技も当たらない。そのまま圧倒され、振り抜かれて粉砕。

アタチャイ、センチャイといった技術優先の化け物、ノンオーのような俊敏な化け物、アヌワットのような豪腕の化け物など見てきたが、ここにも化け物がいた。いったいどれくらい奥が深いのか、ムエタイ。

ピンサヤームは、相手の技術をすべて捌くスタイルは飯村さんに一番近いだろうか。しかし、日本でこういったスタイルはキック選手にもあまりおらず、その上に破壊力も凄い。どうすればこういった化け物に近づけるのか、想像 もつかない。

メインは前田vs石川というカードだったが、あまりにも平凡に見えてしまう。落差が大きすぎ、彼ら日本人なら自分でも戦えるのではないかと錯覚してしまうから、怖い。いったい、他の観客はこの落差をどう感じているのか、不思議である。マスコミは、ピンサヤームについてはほとんど触れていないが、私的には今年 観戦した格闘技で一番の衝撃だった。

 

(6月某日)

 前日まで七大戦では委員長として正面に座っているだけだったので、解放されて、自分の稽古ができるようになった。翌日、さっそくスネークピットへ。

 三澤選手=社長死去の話で持ちきり。業界トップの評価されるべき仕事がそれほど危険だったということだ。魔裟斗もジャンルこそ違え同じように危険な試合をし、今年引退するという。プロレスラーは試合結果ではなく、観客 の好むような危険なパフォーマンスをすることが仕事である。魅力的であればあるほど危険にさらされるわけで、構造的に死と隣り合わせということになる。地上波で放映される(NOARは打ち切りになったばかりだった)ことは、選手をギリギリの立場に置いているのだろう。

 サンドバッグを100ほど蹴ったところで大江先生が来られる。歌川・ヨースケ両選手、大江先生とスパー、9ラウンド。2週間ぶりなので調子が出ず、つい飛ばしすぎた。休みラウンドなしの9つはさすがにきつい。やっぱり週一はやらねば。

 腿上げ300、前後ステップパンチ、重りパンチ、足上げ腹筋、腹筋、背筋。

 土砂降りの中、帰る。

 柔道部の新主将に、部運営につき自分の考えを送る。

 

(6月某日)

 朝の体操はなし。

 女子部は凄くて、昨日はきっちりと阪大・名大に勝つ。三人制で一人いないのだから、一敗か二人引き分けでも負けてしまう。それでも勝つのだから、凄い。阪大には二人ともに勝ち。

 名大は、試合前から注文を付けられる。東大が敗者枠に入っているのはおかしいとのことなので、平等に抽選する。名大は三人女子部員がいるのに、外部の出稽古生を入れたいと言うので、これも飲む。その女子は、かなり強い選手だった。これを黒川に当て、引き分けて、さらに熊王とも強い久保が引き分ければ勝てるとの読みか。実際、オーダーも名大の注文通りになってしまった。

 しかし、それでも勝つのが東大女子の凄いところ。黒川が強豪・石田に、寝技で一本勝ち。熊王は引き分けて、延長で黒川が久保に一本勝ち。すべて相手の注文を飲み、正面突破で粉砕する。

 私は名大に出稽古に行かせていただき、女子部とは稽古したので、彼女らが寝技も相当にできることは知っている。 熱心な稽古風景を見て、本気なのだと感じた。東大が相手でなければ、応援しただろう。名大首脳陣も、本気で勝ちに来たのだろうな。それでも東大は勝つのだから、地力があるだけでなく、試合カンも素晴らしい。

 男子。東北・名古屋は、ふたたび死闘になった。黒木を一人抜き、中川を二人抜きで止めたのに、高橋実が二人抜きで小柄な158センチの水谷に止められたのが痛かった。水谷は、次戦の北大とも五藤と殊勲の引き分け。今回の七大戦の、MVPは中川・中の森だが、殊勲・技能賞は水谷で決まりだろう。

名大   東北大
森本   高橋佑
早稲田 葛西
黒木   佐藤
小塚   福尾
中川   伊藤
佐藤   高橋光
高木   木村
水谷   高橋哲
平野   高橋実
高     品川
武馬   高橋英
加藤   小畑
中ノ森 檜森
高橋   石丸
松元   西田中

あとは我慢強く引き分けを続ける。石丸が、一人ビハインドで中の森と当たる仕方なく立ち技に行ったところを内股一閃。呆然となる石丸。このまま中の森は西田中も投げて三人差勝ち。堂々のリベンジだ。

ここで上村春樹講道館長ご来臨。隣の椅子に座られる。ほぼ同時に、板垣恵介さん、来る。

いよいよ、決勝だ。女子は、九大と。

一人目、黒川は鬼武と引き分け。これで後がなくなった。熊王は勝つしかない。下になったところ、ヒップスローで押し倒す。縦四方で抑える!!なんと、28秒で抑えを解かれてしまった。そのまま引き分け。負けた訳じゃないが、これで優勝は逃してしまう。残念なり。

いよいよ男子決勝である。

名大   北大
中ノ森 高橋
松元   山本
黒木   赤松
森本   根元
佐藤   保坂
早稲田 平尾
高     廣瀬
高木   藤原
水谷   山下
加藤   小林
平野   五藤
武馬   川端
高橋   林
中川   本間洋充
小塚   畑中

なんと、中の森先鋒、黒木三将。前倒し、先行逃げ切りオーダーだ。中の森は一人抜くが、山本が引き分けに。赤松が取るが黒木に取り替えされる。保坂が抜くが早稲田・高と名大がコツコツ抜くのが効いた。この後、七試合連続の引き分け。中川と大将を二人残し、名大が地獄からはい上がって、見事優勝した。

 

 

 

そのまま閉会式へ。賞状を授与する。閉会の辞。

*******************

選手のみなさん、お疲れ様でした。

男子・名大、女子・九大、優勝おめでとう。

開会式に当たって、嘉納師範のお写真に、七大戦の歴史をご理解いただけるような試合をするようお願いしましたが、内容も熱気も、そのお願いに価するものとなりました。

七大戦はもとより寝技の大会ではありますが、団体のため、強い者は攻め、小さな者は守るというように、等しく役割を全うするところにも特徴があります。

このような特異なルールを持つ七大戦を、柔道の仲間としてお迎え下さり、講道館で開催することをお認め下さいました。七大学を代表して、 上村春樹講道館長に御礼申し上げます。

主管校の東大としましては、運営に不備があったやもしれぬと存じますが、皆様のご協力を得て、無事一切の行事を終えることができました。感謝いたします。ありがとうございました。

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 続いて、館長からご感想をいただく。精神性は素晴らしい、と。

 反省会終了後、板垣さん、獏さん、増田さんと座談会。オフレコに終始する。

 せっかくなので、学生のレセプションに三氏をお連れする。板垣さんは、七大生にもっとも影響力ある人物なのだそうだ。行列ができ、サインをしてもらっている。ありがとうございます。自分は空洞になりました・・・・

 

(6月某日)

 六時起き。いよいよ、である。一年の総決算だ。

 体操、食事。

 講道館に着く。四面の大道場で、すでに四校が稽古を始めている。壮観だ。テレビカメラも、NHK、ニュースター、晋遊社と三機回っている。華やかで、痛いほど緊迫して雰囲気だ。

 開会式。委員長なので、優勝旗・優勝カップ返還で、受け取る。委員長、挨拶。

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 おはようございます。

 選手諸君、引率の先生、OBのみなさん、ようこそ東京へいらっしゃいました。
今日、これから第58回の全国七大学柔道優勝大会を開催いたします。選手諸君は、一年間に培った力を存分に発揮して、思い残すことのない試合をしていただきたく願います。

 今回の七大戦は、ここ講道館で開催されることで、これまでの57回の歴史に大きな意味が付け加わろうとしています。

 七大学柔道大会の母体は、戦前の高専柔道大会であります。そして柔道の創始者であられる嘉納治五郎師範が、生前に寝技に偏っているという理由から高専柔道ルールに対し修正を求めたという経緯があります。

 それにもかかわらず七大戦は昭和27年(1952)にが開始されて以降、「引き込みあり、団体15人勝ち抜き戦、一本取り」という三原則に加えて、「守り一辺倒も認める」という方針で、講道館ルールや国際ルールとは異なる特異な柔道を築き上げてきました。

 本大会の審判規定前文は、「日本の学生柔道を牽引していくような立派な七大学柔道を作り上げていかなければならない」と謳っております。しかし、我々の七大戦ルールはこれまで、ほぼ七大学を中心とし、親交関係にある大学との交流戦でのみ用いられてきました。

 本日ここ講道館で七大戦が開催されるということは、七大戦が「日本の学生柔道を牽引していく」という文言に相応しいものに成長したのか否か、嘉納師範の写真の前で披露することを意味しています。

 本件につき、七大戦を講道館で開催することをご許可下さった上村春樹講道館長、そして仲介の労をおとりいただいた津澤寿志・東大師範には、心から感謝いたします。


 七大学柔道部は、多くの部員が大学院に進むほど、文字通り「文武両道」を追求しております。七大戦は、スポーツとしての国際柔道ルールの常識からははずれて見えるかもしれませんが、嘉納師範が追求しておられた「教育としての柔道」という考えに対し、ひとつの答えを出してきたと自負しております。

 選手諸君は、先輩方が築き上げてきた七大戦の歴史を嘉納師範にご覧いただけるような、立派な試合をして下さい。また、観客のみなさんには、歴史の証人となっていただきたい。以上を願って、開会の挨拶といたします。

東京大学柔道部長  松原隆一郎

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 普段は空で喋るのだが、今回ばかりはそうもいかない。自分としては、これで半分は仕事が終わったということか。ほっとする。

 いよいよオーダー発表。三試合が同時に始まる。

 京都は、信じがたいことに、先鋒の取り役・長崎がいきなり取られる。北大強し。平尾が二人抜き、小林・五藤・山本と、次々に抜いていく。京都が一方的にやられている。取り役の安堵はきっちり分けられた。信じられない。結局、五人差である。

 阪大・九州は、二番手の九州・宮崎が三人抜きで勝ち残り、四人差勝利。

 凄かったのは、やはり東北・名古屋。名古屋が黒木・早稲田と先行。東北の怪人・高橋実が抜き返すが、名古屋は二番手・中の森をぶつけて引き分けさせる。次に名古屋の佐藤が抜き、一人差に。このまま東北は三将の石丸だ。つまり東北はエース石丸のあとに二人置いておいたことになる。この配列は絶妙だ。

 石丸は、当たり前の顔をして、さっさと二人を抜く。抜かれた方も、分け役としては強いのだが、あっさりと抜くだけの正確さが石丸にはある。ついに逆転。ここで石丸は、名古屋のエース・中川ともついでに引き分けてしまう。取り役のくせに、分け役としても強いのが東北の特徴だ。これは東大にないところだ。

 

 ここで残りは名古屋一人、東北二人。東北はきっちり分けて、一人残しで勝利である。いやな名古屋が敗復に回ることとなった。

 東大・阪大は、寺田が四人抜く。しかし次に投げられるところも寺田らしい。しっかり分けろよ、コラ!!

 東大は、一年生の中野が、勝ち。教わったばかりの防御で、次を分ける。山村も良いセンスで分ける。この二人は試合カンに見るべきものがある。

 しかし、伊藤は相手が逃げているのに、監督の「攻めろ」の指示が聞こえず自分も逃げる。取り役・武田は一人抜きのあと、阪大のエース・竹内に抜かれてしまう。このあたりは石丸との差だ。結局、武内に三人をゴボウ抜きされて、二人残しの勝ち。僅差である。

 引き続き、名大戦。

名大   東大


早稲田 岡
佐藤   新田
森本   中野
中ノ森 碇
松元   武田
加藤   寺田
小塚   堀内
中川   渡辺
武馬   境
高     柳生田
水谷   伊藤
高木   高渕
黒木   佐竹
平野   細川
高橋   山村

 岡は良い感じに引き込んでいたが、なぜか一回前に出てしまう。まずい、と思った瞬間、投げられて一回転。続く新田が取り返すかと思ったが、これもなぜか得意の隅返しをやらないで引き分ける。「ノーミスで行け」とアドバイスしたのに、いきなりミス続きである。それでも一年中野が強い佐藤と必死の引き分け。取り役・武田が中の森と当たったので、ここで分けてくれれば試合になる。

 と思ったが、腕を決められる。寺田まで取られ、堀内は仕方ないにしても、大将・渡辺まで引っ張り出される。これでは試合にならない。境がようやく苦労して一人抜くが、最後はエース中川が笑いながら五人をごぼう抜き。八人差の大完敗である。呆然。

 津澤師範、柏崎先生も、あまりのことに怒りながら笑っておられる。いや、笑いながら激怒しておられる。ご自分ではこんな負け方をしたご経験がないので、どうしたらよいのか分からないご様子。勝てないにしても、八人差もつけられるような相手ではない。中央や国士舘とやっているんじゃないのだから。自分の力が出せないのは、自己評価が誤っているせい、もしくは怖がっているせい。気迫が感じられない。弱者が知性もしくは気迫で光るのが七大戦なら、これは七大戦ではない。がっくり。

 師範に呼び止められて、喫茶。次いで、OBレセプションで学士会館まで歩く。遠征歌・部歌など大合唱、自分は浮かれない気分で師範と飲み直し。さらに一部ともんじゃでビール。ホテルに帰ると反省会しているので、ひとことと言われて、10分喋る。監督・コーチとさらに深夜まで、ホンネ反省会。

 去年は、決勝で敗れ、胸に穴が空いたような感じになった。今年はまた、まったく違う。北大に勝ったのは、去年の金丸君とかの引き分けがあったからで、それだけの地力が見えた。今年は、とにかく分けることすらできない。試合にならないのだ。

 

 

 
(6月某日)

 昼過ぎ、キャリーを転がして講道館へ。いよいよ、七大戦だ。もう、各大学の稽古が始まっている。

 東大が始めた頃に、各大学の稽古を視察。皆、いろいろ工夫してやっている。北大はいかにも体格が良い。東北は皆丸坊主で、精悍である。

 五時から主将審判会議。自分は今回の式次第全体の委員長だ。司会は東大OBの宇野さん。控えめだが、実に的確な仕事をされるOBだ。

 最初に、抽選。ごそごそやって勘ぐられないよう、中央にテーブルを置く。せっかくだから、劇的にやる。抽選のくじをひく順の抽選をまず行う。今回は、北大・東北・京大・名古屋が横一線の四強と思われていた。東大は主管校で最初から敗者復活枠。東大以外の6校が一回戦をやるので、少なくとも一校は敗復に回ってくる。そこと東大が準決の残り一席を争うのだろうか。

 と思っていたら、仰天の結果に。

 一枠に阪大・九大。ここから一校は準決勝に行けるということだ。両校とも、主将はニコニコしている。

 緊迫しているのが、北大・京都、名古屋・東北。とくに後者は優勝候補同士。緒戦から事実上の決勝で、しかももし負けたら初日に敗復も含め三試合、二日目に残ればまた同じ対戦が準決勝となる。地獄のトーナメントだ。

 茅場町のホテルまで部員と行き、食事、ミーティング。監督・コーチがオーダーを組むというので、参加。デニーズで深夜まで四時間かけて、大枠を作る。

 

 
(6月某日)

 朝10時から衆議院会館で、議員さん100名ほどとともに臓器移植法について討論会。東京財団主催で、私も委員会に参加しているので、場違いなのに呼ばれたようだ。自分の意見を述べておく。この件、中日新聞に次回書くつもり。

 そのまま稽古のため駒場へ。津澤師範、落合コーチもお見えになる。サーキットを一本、落合さんとともに加わる。

 津澤師範にお誘いいただいたので、西森氏も連れて駒場の居酒屋「山口」へ。ここは、娘さんが小学生の頃、子供会に入っていて、一緒に遊んだ縁。小生、子供会員だったのだ。大学で社会復帰したかったからね。

 柔道談義していると、親父さんがなぜか「もちだ」と書いてある焼酎ボトルを出してくる。「はやま」とも書いてあるから、「持田先生」、「葉山充」選手のことではないか?葉山さんは大道塾の試合に出ようとした強豪だ。美味しくいただく。次回、こちらから一本入れておかねば。

 夜、開会式の挨拶の下書きを書く。

 
(6月某日)

 週刊鉄学で、都倉俊一さんと二時間歌謡話の後、七徳堂。

 いよいよ週末に七大戦。

 乱取りの後、息上げのサーキット・トレ。私も参加する。

 20秒ずつ、その場走り、腿上げ、抱え込みジャンプ、バービー、腕立て(高速で60回やった)、腹筋、打ち込み10本、走って往復、打ち込み10本、往復。これを2セット、「優勝するぞ!!」と絶叫しながらやった。高揚する。 この一週間、頭がずっと七大戦モードになっている。まあ、憑依した感じ。

 一年生も勢揃い、良い雰囲気である。団体の勝ち抜き一本取りらしい、緊迫感だ。

 終了後、銀メダリスト・溝口紀子さんが女子部二人を食事に誘うと仰るので、二年の堀内君も連れて、同伴。若手三人は、450gのステーキをぺろりと平らげる。いよいよ、明日が最後の道場稽古である。

 

 
(6月某日)

 七徳堂。追い込みなので、一年生も全員集合をかけて、柏崎先生に見ていただく。指名して、乱取りをやらせる。

 自分はもっぱら一年生と。四年の碇君とやったら、二本取られてしまう。さすがに力強い。

 院生連と一年生を連れて、8人でちゃんこ「浅瀬川」へ。都市工時代の教官・市川先生と偶然同席。ビールを4本ご馳走になる。ありがたや。市川先生はアメフットの「ウォリアーズ」を立ち上げたメンバーだったそうな。

 
(6月某日)

 ビジネスマンクラス。寝技中心の日。昨日の稽古後にサプリメントも飲まず風呂も入らずだったので、身体中が痛い。新宿文化・パラエストラの柳田さん来る。

・アップ、ストレッチ
・基本
・シャドー
・ミット 基本、連打、フリー
・打ち込み、隅返し
・エビ、受け身、ブリッジ、足回し、足蹴り
・上からパス・ニーオン・決め一種ずつ、下からスイープ・止め一種ずつ
・スパー3ラウンド
・グローブで防御
・グローブスパー2分
・スパー1分4本
・ダウン

自主トレは各自5本ほど。

懇親会は、さくらが閉まっているので、久々「ふくろ」へ。無愛想で愛嬌のあるややこしい姉さんが、今回は上機嫌。

 

(6月某日)

   先月本を出したばっかりだというのに、次の本の企画があり、脱稿。息と胸が詰まります。夜、眠れないし。

 しかしとにかく原稿を出したので、イケイケ。授業のあと、駒場の稽古。あと一週間で七大戦である。

 寝技ばかり五・六本?打ち込みもやったが、やはり疲れる。

 終了後、今度は三年生を誘って、「風風亭」。焼き肉食べ放題、6人である。どうなることかと思ったが、一人当たりが安く、助かった。

 話は・・・秘密。試合に向けて、頑張ろう。約束通り、優勝したら、異国で爆発するぜ!!

 

(6月某日)

   七徳堂。柏崎先生は北京五輪出場の佐藤愛子選手を連れてこられ、熱心に指導。指導者として、外部からこのように指導を受けに来られる方がいるというのは、素晴らしい。

 ゴンカク藁谷さん、日本総研・大泉さん、デンマーク王者の留学生が入り交じって稽古している様は壮観。終了後、渡辺主将、碇君、佐竹君を誘って食事。七大戦まで後二週間、頑張ろう!!

 『東天の獅子』の夢枕獏さん、七大学部員に強い影響があるという『バキ』板垣恵介さんが七大戦にご来臨下さるとの電話あり。選手諸君、立派な試合を見せてくれたまえ。

 

(5月某日)

 ビジネスマンクラス、今回は審査。火曜日に受験者名簿が送られてきたが、なんと昇段挑戦者が七人。対する緑帯以上が茶帯の二人だけ。

 従来はこうした場合、昇段組同士当たることとなっていた。しかも今回のケースならば2回当たっていたはず。しかし審査として、私は以前からこれはおかしいと思ってきた。「対戦相手が二級以下で規定人数」なのか「一級以上」なのかが時によって異なるというのでは絶対的な昇段の基準がないことになるし、半数が顔面で不利になることが決まっている審査というのもおかしいと考えるからだ。

 そこで

・対戦相手になってくれる方を募る。その方には、自分の審査で今回分として0.5〜1点を差し上げる。
・昇段組同士が当たることは避ける。
・同じ支部同士もなるべく顔面では当たらないようにする。

 というルールを基本として、対戦カードを組む。それでも本部四人、吉祥寺二人、草加一人の昇段挑戦者なので、本部だけから対戦相手を探すわけには行かず、野々山さん、植竹さんにお願いするとともに、飯村支部長に初段も含めて対戦相手を探して下さるようメールする。

 その結果、自分で言うのも何だが、大変気迫溢れる、しかし気持ちの良いができた。加藤さんが宇佐見・深草という吉祥寺勢と壮絶なドつきあいをし、篠塚さんも勝ち越し、遠藤さんは4.5ポイント獲得、吉祥寺の日吉さん、草食系金子さんもともに見事基準をクリア。加藤さんは三段に。

 自主トレは、宇佐見さん、深草さんを迎えて5人で行なう。組みから少し押し、背後に投げるのをいろいろやってみる。「浮き落とし」と同じ要領だ。

 激しくも武道らしい組み手に感銘を受けたのか、懇親会も盛り上がる。飯村支部長、志田・俊輔両チャンプも来て、さくらの路上まで溢れる。スナックとは思えない様子。20人を軽く越えていた。

 調子に乗って阿佐ヶ谷に佐野さん、澤井さん、村上さんを誘う。ひねもすにカニを蒸して持って行く。佐野・澤井両氏は、私の仕事場で爆睡することに・・

 

 
(5月某日)

   ニュースター「武田鉄矢の週刊鉄学」で、慶応・草野厚先生と「テレビと政治」、元国交相技官・大石久和先生と「国土学」。終了後、七徳堂へ。数本、乱取り。黒川さんと絞めについて、議論。帰りに辛い物が食べたくなって久々に「栄児中国家庭料理」にて麻婆豆腐。しかし、これは辛い、辛い。頭が沸騰して、すぐ帰宅。

 
(5月某日)

   久々、スネークピット。バトラーツの澤選手が来ていて、パンクラスチャンプの井上さん、IGF鈴木さんとスパーしている。

 自分は少しサンドバッグを蹴ったら、大江先生が「先にスパーしましょう」とのこと。

 ヨースケ・歌川両選手も交えて、休み無しの9ラウンド。久しぶりということもあり、ラウンド間に毎回座り込む。大江先生は「フェイントが珍しいですね。飯村流?」と言って下さるが、いや、きつくて疲れてるだけです。

 

 

(5月某日)

 朝から東京学生柔道団体戦。一回戦は拓大。さすがに一部校は皆大きい。先鋒の新田が技あり・有効で先行するが、そのあとは取られて0−7。

 敗者復活戦、東工大には4−2。学習院には勝ち越していたのにチョンボから3−3の内容負け。勝てた試合を、もったいない。

 しかし東大女子部は恐るべし。3人制に2人で参加したのに、成蹊・桜美林と連破。一敗からのスタート、一人でも引き分けられたら負けのところを二人で連勝したということだ。優勝の創価には一引き分け一敗、一不戦負けで、三位入賞、次は全国大会だ。おめでとう。

 
(5月某日)

 ビジネスマンクラス。

 朝日の時評は今年は毎月土曜六時校了。ということは、稽古中にやりとりしなければならない。今回も机に携帯とゲラを置き、やりとり。歴代の執筆者でこれをやった人はおらんだろうなあ。

 今回は四人も体験入門者がいる。塾長ご夫妻の還暦祝いもあって、30人も参加。満員だ。

・アップ
・基本
・ステップ
・ステップからのパンチ
・重りを持ってのパンチ
・1.5分、左右連打(パッキャオになったつもりで)
・二人組み、道衣をもって崩し合い、寝ての足入れ
・サンドバッグ4×5
・対人約束組み手 パンチに防御、蹴りに防御、ハイ・ミドル・前蹴りの対処
・グローブ・スパー
・面スパー

 終了後、正哲君の墓参り。昨年はできなかったので、うれしい。そのままファミレスで食事を経て還暦祝いへ。おめでとうございます。

 「100曲組み手」を塾長にお願いしたが、結局はただの宴会へ突入。

 

 
(5月某日)

 山上会議所にて、朝から七大戦の打ち合わせ。主管校はこれから一月、大変である。私は名目上は大会委員長だが、実際に動いて下さるのは院生や一部OBである。感謝。

 昼からOBも交えて稽古。夕方より赤門総会。さらに懇親会。七時過ぎに終了、そのまま仙台へ。

 北斗旗では、上野正さんのセコンドに付く。予備戦、一回戦と勝ち上がり、二回戦で相手の「待て」後の頭突きで負傷。判定負けとなったが、反則勝ちじゃないか?力闘であった。牛タンを食べ、青森へ。初めてである。親父が死んだり本の出版で、ムダに時間を過ごすことがなかったので、カニを食べに行く。

 寝ずに深夜3時、中央卸売市場へ。港ではなく、山の麓にある。雨の降る中、立ちつくして店が開くのを待つ。河岸はどこも威勢がよくて楽しい。

これが目当ての生けトゲクリガニ。ひと箱買ってしまった。毛蟹を濃くしたような味。子持ちである。

 東青森駅は東北本線なのに、無人駅であった。自転車の歩道橋のような構内。津軽ラーメンを食べた帰り。

 青森は食の宝庫だと知る。太平洋・日本海双方から潮が流れ込むからであるらしい。寿司屋は高級なところは3万を下らない銀座値段というが、いろいろ調べて「吉野寿司」へ。4000円ほどで大間のまぐろを含む お任せの握りを供している。コストパフォーマンスは最高の店であった。ホッケの握りは脂が乗ってうまい。右から二つめ。別に注文した殻つきウニは海水がないと出せないので、青森の名品である。 烏賊も透き通って、絶品。

 

(5月某日)

 授業後、灘高校の柔道部の後輩であるM君のお誘いで、恵比寿の一軒家にて美人連の割烹「園山」にて会食。K1君と、品川のエキナカを開発されて著名な女性K2さんも同席して下さる。私もM君も、K1君も、ともに主将だった。K2さんはM君とともにJR東日本に属し、K2さんの入社時にM君が面接した上司であるとか。

 これも武道の縁ではある。

 

(5月某日)

 会議に出ようと大学へ行ったが、今年その会議には別の先生が出ることになっていると判明。しかし六時過ぎから取材を受けるのでせ、急遽、それまでの時間、柔道部の稽古へ。一年生と乱取り。なかなか筋が良い。

 取材後、家内のやっているカフェ「ひねもすのたり」のお客様である料理研究家・伊野由布子さんの新著『俺のつまみ』(日経新聞)の出版パーティーで渋谷「食幹」へ。100人はいようかという大所帯だが、伊野さん自身がカウンターの中を飛び回ってサービスしている。

 平松洋子さんとひさびさにお会いする。今年は朝日で書評委員になられた。四方山話をしていると、80年代もののワインが出てくる。絶品。

 

(5月某日)

   七徳堂にて、柔道。主務を一年間務めた佐竹選手を誘い、寿司。日本総研、人口論の大泉さん、NHK西森大さんも来て下さる。両氏とも、熱心に部員に稽古を付けて下さっている。大泉さんはかつて京大のコーチであった由。

 

(5月某日)

約30人で三階は一杯。組みを中心としたミットの週。体験参加者二名。

・アップ、ストレッチ
・基本
・打ち込み、対人でミドルの当てどころを確認
・組技の確認
 首の取り方、折り方、回して崩す、ルームを作る、道衣で煽る、クロスではずす、シュラッグ、足を上げて防ぐ
・組みスパー 一分3本
・腹当てを付けてミット
 単発のパンチ、蹴り、膝蹴り、
 コンビネーション
 ランダムに応答 2分
・グローブを着けて約手
 ランダムなパンチに合わせて首を取る
・スパー  グローブ二分
 面四本


 懇親会はさくらにて。しかし自分は「和さび」にて稲垣大王主催の古株による塾長・事務局長還暦祝い。

 青木支部長がいまだに初段なのは、飯村支部長が十人組み手の時、八人目で相手をしてキメを入れたのにいまだに恨みをもっているからとのこと。 リベンジは一番手でやってやる、と飯村談。

 高松支部長による、降臨・大山館長による還暦祝辞など賑わう。

 黒木君と稲垣さんのツーショット。

 

(5月某日)

  酒井さんすら休みの連休中、20人ほどでビジネスマンクラス。蹴り中心の週。


・ストレッチ
・基本
・シャドー、スタビライゼーション
・腿上げ、ミドルの基本
・打ち込み、足入れ
・近いミドル、遠いミドル
・ミドルを受ける、受けを切る
・前蹴り、前蹴りの受け
・ミット。パンチ単発、ミドル。ミドルの連打。フリーミットと合わせて3ラウンド。
・対人約手:右vs左。パンチに蹴りで防御。
・グローブスパー、スパー4本

自主トレは二階で、少人数だったので広いスペースで行う。

懇親会は、「鮮Q」にて。なぜか「三国志」で盛り上がる。
 

 

(4月某日)

   スネークピット。タカ・クノウ選手が出稽古に来ておられる。国士舘高校出身だそうな。寝技に見惚れる。

 歌川・ヨースケ両選手と6ラウンド。右ミドルに固執、結局左右とも蹴れず。自分は左しかうまく出せない。

 

(4月某日)

 東大柔道部。七徳堂へ。柏崎師範が来ておられるので、新著をお渡しする。久々に中村和浩選手が来て下さる。

 自分も5本ほど乱取り。

 風呂に入り、夕食を食べるのに前主将の本田君を誘う。桂園。安いしうまい。

 

(4月某日)

 岐阜へ講演に行ったり、テレビを一日三本撮りしたり、まったく稽古できていない。しかも朝八時までかけて朝日の論壇時評を書く。新著見本が送られてきている。ふらふらで二時まで眠り、ゲラ直しをして道場へ。ビジネスマンクラス。20人ほどで行う。寝技の週。

 校了が6時であるため、指導しかつ自分もミットやスパーをしながら電話に出、ゲラも受け取って修正する。いやはや。

・アップ
・基本
・シャドー
・腕立て・腹筋・ケンケン
・ミット 単発/コンビネーション/フリー
・受け身
・えび・肩ブリッジ・蹴上げ
・二人組みで、パス・ニーオン・極め、足回し・スイープ
・寝技スパー四本
・目慣らし
・グローブスパー二分
・面スパー四本

 二階に移動してグローブスパーを5本ほど。懇親会でさくらへ。ふらふらである。身体は硬くなり、痛い。

 伊東君に背中に乗ってもらうとボキボキいって、気持ちよい。復調したので、所・澤井両君と飲み直し。電車がなくなったので、タクシーで阿佐ヶ谷へ。自分は本が出来てきたことだし、時評も終わったのですっかり打ち上げ気分。「青二才」でもつ鍋を食べ、いやがる澤井君をなだめて「山路」へ。五時過ぎまで暴れる。

 

 
(4月某日)

 陽気が良いせいか、30人近い参加者で稽古、ビジネスマンクラス。パンチ中心の週。

・ストレッチ
・基本
・ボディワーク(擬似縄跳び、サークリング、前進)
・シャドー、スタビライゼーション
・二人組で、スリップ・ダック・スウェイ、膝蹴りに足払い、ズボンをもたれて足回し
・サンドバッグ 4×5
・蹴りに対して反撃(ローにカウンター、前蹴りをはずす、ハイをすかす)
・パンチに防御
・グローブ・スパー2分
・面スパー 4本

 自主トレでは、各自が5本以上を行う。

 さくらでの懇親会は、たけのこご飯!美味しかった。

 東大柔道部で私が作成したDVDを鑑賞。部員は、ふだんから自分で考えることを課題にしている。その成果を喋ってもらっているシーンを見てもらう。とくに西沢威人君 の亀に対して上からコムロックを掛けてスイープし、押さえ込むという技術について細かく20パターンほど場合分けを解説するあたり、一同凝視。

 「考える格闘技」が実現していることの、生々しい証拠である。

 
(4月某日)

 スネークピット。ひさびさだ。

 サンドバッグ200。腰を出したり引いたりしていろいろな形で蹴ってみる。

 スパーは、大江先生、歌川・ヨースケ両選手と。偶数だから連続9ラウンド。ヨースケさんは右手を怪我しているので、右ミドルだけで対応してみる。

 腿上げ300、前後ステップ、重りパンチ、腹筋足上げ他。きつい。

 
(4月某日)

   一週間まともに稽古できなかったのに、二日連続はきつい。少し風邪気味。

 日中はかなり暖かくなってきた。桜も散った。陽気がいいせいか、30人近い参加者。ビジネスマンクラス。組みを中心としたミットの週。

・アップ、ストレッチ
・基本
・打ち込み、対人でミドルの当てどころを確認
・組技の確認
 首の取り方、折り方、回して崩す、ルームを作る、道衣で煽る、クロスではずす、シュラッグ、足を上げて防ぐ
・腹当てを付けてミット
 単発のパンチ、蹴り、膝蹴り、縦肘
 コンビネーション
 ランダムに応答 3分
・組みスパー 一分3本
・グローブを着けて約手
 ランダムなパンチに合わせて首を取る
・スパー  グローブ二分
 面三本

 二階で青木さん率いる綾瀬支部の四人+遅れてきた平田さんが稽古している。自主トレは合流。各自5本ほど。

 懇親会はさくらにて。伊東君が稽古抜きで参加。新会員・中村さんがお子さん二人と参加。

 子供に「なぞなぞ」を出そうと息子に電話で尋ねたところ、「人間の足と手以外でツメがあるのかどこ?」というもの。答えは「脳」。こんな「なぞなぞ」は小学生に受けない。

 

 

(4月某日)

  駒場にて、柔道部。新入生が来ているというので、行ってみる。四人ほどがすでに一緒に稽古している。格闘技好きという者も。私も五本ほど乱取り。

 帰りに灘柔道部から東大に受かった三人と部員二人を連れて下北沢焼き肉「太樹苑」へ。安いがうまい。歓迎をする。

 

(4月某日)

 ちくま新書「経済思想30人組み手」が完成、ゲラの二校に追われている。みなみマッサージにも行っていないので、体調は最悪。夜眠れないのに朝早起きしてしまう。自律神経がおかしくなっているらしい。

 それで風邪引き状態のまま名古屋へ。息子を連れて祖母の墓へ。七回忌も行けなかったので、ほっとする。しかし調子が悪く、叔父がご馳走してくれた名古屋一というフレンチは残してしまった。

 翌朝、六時から風邪薬を叔母が取りに行ってくれる。一気に良くなってきたので、調べ物をしていると、名古屋大学の柔道部の稽古が午後二時からあるではないか。さっそく「まことや」でみそ煮込みうどんを食べ、名大へ。

 瓜谷部長が道場の外におられる。監督者が四名ほど、指示を出す中で三時間の稽古。乱取り中は上になっても下になっても立っても寝てもずっと動き続けるように指示がある。これならばスタミナはつくし、どう動くか考えねばならない。良い稽古方針だと思う。自分は病み上がりではあったが乱取りを五本。

 神戸でも墓参りとオーディオ売却。用事が終わったので少しは旅行らしくしようと、明石へたこ焼きを食べに移動。「いずみ」食堂のたこ焼きは、東京では味わえない香ばしさだった。調子に乗って、ジェノバという船で淡路志摩へ渡航。さらにタクシーに半時間乗り、民家を改造したギャラリーへ。ここのご主人は自宅を次々に「作品」にしておられる。花畑・菜園にオブジェが混じっており、景観好きな自分にはぴったりくる「芸術」である。自分は、「閉じた」作品が嫌いなのだ、と再認識した次第。武道も、閉じちゃいかんな。

 

 
(3月某日)

   最初は10人ほど。しかしいつものように増え、20人ほどで稽古。ビジネスマンクラス、蹴りに重点を置いたミットの日。

・アップ
・基本
・打ち込み、足をきかす
・腹当てを付けてミット
 単発のパンチ、蹴り
 コンビネーション
 ランダムに応答
・グローブを着けて約手
 右vs左
・スパー
 グローブ二分
 面四本

 自主トレは二階で各自5本。

 伊東(ダンナ)さんが怪我をされたので、関東大会には出場できなくなった。しかし懇親会にはご夫婦そろって参加。こういう交流は気持ちを維持するには重要だ。もつ鍋帝王。次回は、私は不参加。親父のいなくなった実家の片付けと各地の墓参りを家族旅行である。
 

 

(3月某日)

 今週も博論審査やら息子の卒業式やらで一向に稽古できない。おまけに友人でフードライターの大谷浩巳氏死去の報。これには参った。

 やっとスネークへ。調子は最悪である。

 縄跳び・踏み段昇降からサンドバック200。大江先生が来られないので、歌川・ヨースケ両選手とスパー開始。歌川選手の相手が左ということで、自分は左でやる。このところスイッチしているので、あまり苦にはしていない。6ラウンドだけだが、ひどく汗をかいた。

 腿上げ、前後ステップ、重りパンチ、首押し、足挙げのきつい腹筋、腹筋。

 汗をかいたら調子が戻ってきた。

 

(3月某日)

 テレビで「草食系男子」「鈴木宗男さんと政治とカネ」をテーマに喋ったり、カナダの経済思想家・ドスタレール氏と対談したり、PARCO社長と会食したりでなかなか稽古できない。

 午後二時過ぎから東大柔道部は学習院と定期戦。道場に行ってみると学習院は身体が大きく、相手に持たせない稽古をしていて、いかにも自信ありげ。当方としても、易々と負けるわけにはいかない。

 ところが蓋を開けてびっくり。先方・新田は動じないで粛々とクロスの組み手を続けると、次第に相手が混乱してきて有効を二つ。完勝する。次鋒にキャプテン渡辺直人を配すると、先方は「講道学舎」と帯にある選手。これに臆さず、渡辺は先に先に仕掛けて立ち技がもつれるところを寝技に引きずり込み、さらに相手が立とうとするのを帯取り返し。これが見事に決まって素早く上四方固め、一本勝ち!寝技と立ち技の際の展開が早く、相手がついてこれない勝利だった。こうした勝ち方は東大がめざすべきものだ。さすが主将である。つづく寺田も亀の相手に強引にSRT。知らない相手らしく、これも決まって上四方で連続一本。このあと二人が引き分け、早々と勝利を決めてしまった。そのあと二人が取られて3−2。数字は僅差だったが内容は堂々たるものだった。この調子で6月まで突っ走りたい。

**********

 そのまま荷物を担いで池袋。ビジネスマンクラスである。寝技中心の週。20人ほどで行う。

・アップ
・ストレッチ
・シャドー3分
・ミット
・受け身
・パス、横四方からの極め、下から食い止める、スイープの四項目について、それぞれ一つは自分の得意を作ること
・寝技乱取り 4本
・グローブで防御2分
・スパー2分
・面スパー4本

 自主トレは二階で各自スパーを5本ほど行う。みんな距離がつかめてきたように思う。懇親会はさくら。翌朝は早くから自分主催で息子の「保育園」の同窓会。高尾山にトリックアートを見に行く。おむつの友である。
 

 
(3月某日)

   次第に暖かくなってきた。沖縄に行っている本掲示板の管理者・佐藤和浩さんが、東京出張で久々に顔を見せてくれる。

・アップ ストレッチ
・シャドー 筋トレ
・二人組で膝蹴りへの支えつり込み足 打ち込み 寝技足入れ
・ミット
 単発
 コンビネーション
 ミット持ちとやりとり
・佐藤さん元立ち 10秒で10人とのスパー
・グローブ 防御
・グローブ スパー
・面スパー 4ラウンド

 自分6時に道場を出る。いつもはキックや柔道の試合などで誘われても土曜はすべて断ってきた。しかし今回は望月さんの引退式。一年間に100ラウンド、通算で300ラウンドはスパーさせていただいたのではないか。現役のトップ選手に、ありがたいことだ。高価なチケットをいただいたので、これだけは参加させていただく。

 山本元気選手の恐ろしくなるほどの打ち合い、大月選手のノーガードとフェイントからのバックハンドKO等見所が満載の興業だったが、その中で引退式。花束贈呈・小林GMからの激励など、所属団体でない選手にはありえない厚遇に、プロもなかなか暖かいな、と思う。引退の挨拶は全員の名前を挙げて「ありがとう」と連呼する実直なもの。しかし大江先生からは、「生テレビだったら放送事故ものだ!」と冷やかされていた。その大江先生からは、タイで作られたというチャンピオンベルトが贈呈されるというサプライズ。ついに王者にはなれなかったが、粋な計らいだ。

 高円寺でパーティー。飯村さん、大野さん、正木さんや試合後の大月さんも来られる。50人ほどで盛会。

 奥さんと話していると、試合後はKOで勝ったら「いまごろ相手の選手はどうしているだろうか・・」と落ち込んでいたという。負けても当然落ち込んで、結局は二日はまともに眠れなかったらしい。それだけ真面目で実直な選手だけに私もおつきあいさせていただいているが、「恋人ほど好きな相手だからぶっ倒します」と宣言し、実際にぶっ倒して「 今日は気持ちよかった〜」と心から笑顔を見せていた大月さんとは性格が違う。そういえば石毛慎也さんも、「試合では蹴り足の指が相手の目に入って失明したとしても、なんとも思いません。お互い様だし自分もやられる可能性もあって、納得していますから」と涼しい顔をして言っていた。破壊力がありながら優しい望月さんは、私のようにアマ武道をやっているのに近い感覚の持ち主なのだろう。

**********************

 朝イチで新幹線に乗り、京都へ。武徳殿にて「高専柔道の碑」除幕式と、東大が錬成大会に出場しているので励ましに行く。

 高専柔道はここ武徳殿で昭和17年まで行われていたが、それを物語る史跡はなにもない。岡山大学で教鞭を執られた京大卒の故・長谷川繁夫氏が遺産で建造することを言い残したのを遺族に京大OB会、京都府に府の柔道連盟がバックアップして、この日を迎えることとなった。全国から300人ほどの関係者が集まった。

右の遺影が長谷川氏。正続『寝技入門』の著作がある。抱えておられるがOB会の丹羽会長。感無量であろう。

 奥の武徳殿では、多くの大学が集まり七大ルールで団体戦を行った。東大は、滋賀大には勝ったものの、京大・名大・広島大に敗北。これから6月までにどれだけ実力を上げられるか、試練の時である。

 せっかくなので、道衣に着替え、阪大の学生と乱取り。スイープして首を狙ったところで時間切れ。

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 神戸に泊まりまたまた宮崎君と友達が務める寿司屋で一杯。

   翌日、 まずは兵庫駅へ。ボクサー坪井さんがオーナーの「気合いと情熱のつぼラーメン」。久々に来訪、元気にやっておられた。ますますメニューも増えている。白濁した汁がうまい。午後、灘校に東大の岡君・細川君とともにスカウトに出向く。中高生と寝技・立ち技で乱取り、全員に「東大に入って柔道部に来いよ」と声を掛けて回る。今年は灘の部からは三人が東大合格したらしい。確保せねば。
 

 
(3月某日)

   スネークピットのプロ練。

 縄跳び・踏み台昇降。サンドバッグ160やったところでスパーへ。

 本日は大江先生、望月さん、歌川・ヨースケ選手にイノキゲノムに出ている鈴木選手。あちゃー、6人だから休みなしの15ラウンドだ。

 膝を曲げてのミドルと後ろの手でのガード、左右の前手で相手の手を制御することに注意した。大江先生の左ミドルは如何ともしがたいので、左構えでやってみる。右でやるよりはレバーへの蹴りを食わなかったぞ。

 しかし望月さんはメタメタにフェイントをかけてくるので、なんともならない。仕方なく、「寝技(もちろん反則)」、「一切相手を見ない攻撃」、「防御しない攻撃」等をやる。まあ、どうしようもない、ということです。パンツまで替えが必要なほどの汗をかいた。しかし応答はだいぶんできるようになった。前後ステップ・重り・腹筋。

 望月さんの引退試合が土曜日に行われる。大月さんの試合もあるし、楽しみだ。

 

(3月某日)

 東大、柔道部の卒業試合。

 自分としては、恒例で昨年から「柔道部卒論」を作っている。柔道は、大学においては「やらされる」ものではなく「やる」ものであるから、考えたこと、その結果身につけたことがあるはずだ。また、週に六日稽古に打ち込んだ日々の証拠として、充実した肉体と動き、技があるはずだ。それをDVDに残そうと、八月から10回ほど、稽古中に撮影してきた。部員は恥ずかしがるのだが。

 その編集に二日かかったが、なんとか完成。11枚の表書きも終えて、七徳堂へ行く。

 卒論の内容は、

 衛門久樹:内股・酒井返しの打ち込み
 黒川瞳:右高い背負い・右低い背負い・つり込み腰・左背負い・隅返しの投げ込み。左カウンターの一本背負い、左逆(右腕に対する)一本背負い、亀取り、柴山縦の説明。
 小宮山紘平:タックル・デラヒーバの打ち込み。SRT、デラビーバ、「正対の奥義」の説明。
 塩苅恵:背負い投げ・横三角からの抑えの打ち込み
 堤ひろゆき:大内・内股の打ち込み、正対の上からの攻め(持ち手を切る)・下からのクロスを持たせないことの説明。
 西沢威人:隅返しの打ち込み。柴山縦から柏崎の絞めへの展開、上からクロスに襟を持つ攻めの説明。
 本田賢二:帯取り返し、縦返しの打ち込み。帯取り返し、裏三角、逆回転の裏三角、組み手の説明。

以上、編集は大変勉強になる。

・役職対決:上・中。新旧主将。本田と渡辺。
・OB戦:上・左。左の妙な格好をしているのが白帯から入って「柔道を知らない子だ」などとヤジをとばされながら七大戦の取り役にまで成長した寝業師・小宮山。七大学にしか生息しない柔道家である。
・上・右。現役から卒業生へのエール。
・下。津沢師範による部員へのはなむけの言葉。

 

(3月某日)

 ビジネスマンクラス。審査である。昇段は伊東夫妻、吉野さん、中島さん、寺崎さん、それに岡さん。前日にデータをもらい、組み合わせを決めて本部へファクスする。なかなかうまくいったなー。

 移動は酒井さんに一任。自分の仕事は出来る限り次の黒帯に譲ることにしている。自分もやってきて勉強になったことが多いので、次の世代の方にも体験してもらいたいからだ。

 酒井さんはなかなかよく声が通り、足が高く上がるわけではないが味のある移動をされる。声掛けは合格だと思う。また次の世代へ送ってもらいたい。

 人数が足りず、黒木・堀越両君にも対戦相手をお願いする。目慣らしでは、私も参加。マグナム・トーキョー=アラン黒木君とマス。終わると、なにやら目をうるうるさせている。「いやあ、先輩とやるなんて、10年ぶりでいろいろ思い出しちゃって」。スターでありながら、謙虚なところは一向に変わらない奴だ。しかも最近では、指導が好評。観客とのコール・アンド・レスポンスでは超一流のプロだけに、指導もその延長でやっているらしい。嬉しいことだ。

 伊東君は最初に黒星スタートとなったが、顔面で取り戻し、極真も大きな方に一つ取られたが取り返し、なんと寝技で二つ白星先行させて昇段。いわゆる寝技がうまいタイプではないが、マウントからの極めを生かした。これはこれで空道の寝技なので、組技が不得意な人にはお勧めだ。

 奥さんの潮さんは、全日本女子王者の岡さんと緒戦。驚いたことにこれをドローで乗り切る。次の所嬢とは引き分けかと思いきや、終盤に前蹴りでふっとばした。この勝ちがきいて、見事昇段。私のクラスから女性では初の黒帯誕生だ。一号から五号までも、ぜひ続いてもらいたい。

 皆の審査を見ていて、自分も身体を動かしたくなり、二階で酒井さんと5ラウンドのスパー。寝技も。

 さくらで祝杯を上げる。

 

(3月某日)

 東大柔道部。バルセロナ五輪銀メダルの溝口紀子さんが私を指導教官として博士課程に入学されるこことなり発表があったので、ついでに連れだって見学に行く。

 溝口さんは、スポーツ学・武道学では限界がある柔道の海外への伝播の歴史を、社会科学の方法で記述するという目的で志望された。私の所属する総合文化研究科には文化としての「ベースボール」の発展と普及を描いた内田隆三先生もおられる。溝口さんはフランスのナショナルチームのコーチでもあり、現場経験が豊富であるのでどのような歴史が描かれるのか楽しみだ。 

 

(2月某日)

 ビジネスマンクラス。25名ほどが参加。今回から稽古体系を変え、打撃の週はミット稽古に集約させることとする。

 打撃の稽古は、英語の勉強に似ている。

@一人で反復する→基本、移動、サンドバッグ
A相手に決まった質問をしてもらう→約束組み手、通常のミット
B実際の会話→スパー

今回やろうとしているのは、AとBの中間を補うミット。つまり、
A’相手にランダムに質問してもらったり、こちらからも質問をリードしたりする→ミット持ちが位置を変えたり何を出すかランダムに要求する。また、ボディのパンチ、膝蹴りは好きなときに出して良い。さらに道衣や首をつかんでミット持ちを操作してよい。

・アップ
・基本
・打ち込み、足をきかす
・腹当てを付けてミット
 単発のパンチ、蹴り
 コンビネーション
 ランダムに応答
・グローブを着けて約手
 ミドルを取られたときの防御
 前蹴りに対する防御
・スパー
 グローブ二分
 面四本

自主トレは二階で各自5本ほど
伊東夫妻がともに昇段審査なので、追加でミットを持つ。きつめにやったが、スタミナあるなあ。

 

(2月某日)

 毎日徹夜なので、少しは戻そうと吉祥寺支部へ。

 青木真也さん、正木和也さんが来て下さっている。田中君がキックの試合に出るので、新日本キック・チャンプの正木さんはその稽古相手である(豪華!!)。

 ミットを終えてスパー見学。互角にやりあっている。自信付けたかな?

 そのあと自分たちのスパー。飯村先生、宮地君とやるといきなり息が切れて休む。一緒になって動くと疲れるなー。

 青木選手には前蹴りで翻弄される。くそー。ミット三本、スパー四本、首相撲四本やってへとへと。

 せっかくのチャンスなので、青木選手にはアキレスの取り方など質問する。身体の使い方がまったく違うと納得。「これは北岡さんの入り方」と、いろいろアキレスを極められて喜んでいる自分って一体・・コツは極秘ということで。

 青木さん、「先生、お願いしまーす」と大きな声で一礼して道場に入り、出て行く。まるで新人。これが出来るのは、本物の格闘家だと思う。向上心を満たすすべを知っているということだからね。

 飯村先生、正木先生と、吉祥寺「真希」にて空道の未来について語る。

 

(2月某日)

 28人の参加者。白帯が5人、やっと復興か?組み中心の週。

 先日、大野信一朗先生から習った「こかし」を皆でやってみる。

・ストレッチ
・基本
・ミット。単発パンチ、ロー、ミドル
・組み技(二組に分かれる)
 打ち込み
・首相撲の組み、クロスで切る、シュラッグで切る
・大野式の「脱輪」のこかし
・首相撲と道衣の混合の組み手
・組みスパー、一分3本
・目慣らし
・グローブスパー2分一本
・スパー、一分4本

 自主トレ。同い年の仲田さんも頑張っている。
 懇親会は、さくらにて。ふー。

 
(2月某日)

 スネークピット。望月選手は引退生活を満喫されているらしいし、ヨースケ選手は右腕骨折とのこと。

 それでも大江先生からヨースケ選手に左手一本でスパーせよとの命が下り、歌川選手、先生と四人でスパー。9ラウンド。やっぱり、疲れる。本日は少々早くかえれるな、と嬉しい。

 サンドバッグ200、補強他。

 
(2月某日)

 東大、七徳堂。なんか、力が出ない・というわけで、打ち込みをみっちりやった後は一年生・二年生と三本やっただけ。

 息子の中学受験以来、なんか力が入らないな。

 
(2月某日)

   大道塾吉祥寺支部。

 昼間に飯村先生にミット持っていただきに行ってみた。

 稽古は、英会話の勉強に似ている。「形の反復(約束組み手)」=パターン・プラクティスであるが、では現実に流動する状況の中で瞬間瞬間にどう判断し反応するかとなると、いきなりスパー(乱取り)では厳しい。

 そこで飯村先生のミットは、ミット持ちが様々に反応しながら反撃もして下さる。とくに近づいてきたときの前蹴りと膝蹴りに、いまだにしっかり反応できない。

 といっても、四十分くらいで稽古を終了したんだが。

 帰りに眺めていると、稽古生の主婦が、飯村先生の蹴りとかにも反応しながらタイ人みたいにミットをこなしていた。

 やればできるもんですね。

 
(2月某日)

   歌川選手の試合を観戦。シュート・ボクシングで以前に行われて流血ノーコンテストとなった石川剛司戦の再戦だ。

 日本のプロは厳しいものだ、とつくづく感じさせられる。タイだとムエタイは賭の対象となるために、勝てば次々と試合を組んでもらえる。しかし日本だと純粋に興業プロであるため、試合数は多くない。しかも二位くらいの地位だと一位を突破しない限りタイトルマッチを組んでもらえず、他団体との交流戦にも出場できなくなったりする。

 歌川選手の場合、何年も前に王者の及川選手に負けて以来、タイトルマッチを組んでもらえず、ここ数年は勝っても勝ってもランキングに関係ない試合ばかりだった。上位三人が煮詰まったように定着してしまっているため、協会としてもタイトルマッチを組めなかったのだろう。

 しかもずっと後輩のヨースケ選手が勝ち負けとは関係なく人気を高め、次々に格上選手と試合を組まれて張り切って稽古している。毎日顔を合わせても文句も言わずともに稽古するのは、心中穏やかではなかったに違いない。そうしたところでいよいよ前哨戦となったのだった。

 試合は、歌川選手のミドルとパンチ、石川選手の投げとパンチ、両者のヒジが交錯し、ふたたび両者が流血する壮絶なものに。会場は沸きに沸いている。それでも前進を止めない歌川選手に対し、石川選手は次第にスタミナを奪われたようだ。いったん判定はドローに。このあたり、投げを安易にポイントにしなかった審判団と会長のフェアな判定に感銘を受けた。

 結末は劇的だった。延長戦で疲れた石川選手に対し、パックドロップ一閃。ダウンも奪い、完勝だ。次はタイトルマッチだろう。おめでとうございます。

 この日のシュートボクシングは、稀に見る面白い興業だった。

 修斗のマモル選手は、首相撲に足払いを取り入れ、相手の蹴りはすべてつかんでこかし完勝。とくに膝蹴りに軸足払いと蹴り足をツバメ返しにする技術は柔道的なもので、感心した。さっそくマネしてみよう。

 

 
(2月某日)

   寝技中心の週。新年会後、久々に所さんが来る。沖縄から豚角煮をおみやげにもらう。さくらで食べたが、大根と玉子がうまい。なかなか料理は上手ではないか。

・ストレッチ
・ミット。パンチ単発、ミドル。ミドルの連打。フリーミットと合わせて二ラウンド。
・シャドー
・受け身、後ろ・横。
・えび・腹這い
・足回し・蹴り

・寝技は、最低一種のパス、一種のスイープ、ニーオンザベリー、一種の極め技をもつことを目標とすること。
・アキレスの説明
・パスについて、下からの持ち手を切ること等

・寝技乱取り三本
・対人約手:グローブでパンチを防御。
・グローブスパー、スパー三本

 自主トレの時間帯に、飯村支部長と新日本キックの大野信一朗選手が指導に来て下さる。

 両先生が元立ちで、各自二分二本ほど。みな、ころころと絶え間なく投げられる。とくに、

・自分の攻撃は遠い間合いから遠くに届く蹴りで
・近くになると組んで先に良いポジションを取り、投げる

という打撃の神髄を体感させていただく。

これは、大道塾で一般に見られる、「中間距離で力任せにフック連打とローの乱れ打ち」という打撃とは根本的に異なるものであり、空道の打撃としてより適切と思う。

そのあと首相撲の講座を開いていただく。私は大野先生の話;

@組むときに頭頂部を取れなかったとしても、最低限片手は相手の腕の内側に入れ、二頭筋に手首を鎌首のようにしてひっかける

Aつま先だって頭を相手の胸につけるようにし、背中を丸めて体重を預ける

B膝蹴りしたあとの足を、相手の足の少し外に着地させる。下半身で相手をまっすぐ後ろに押しながら、上半身は斜め45度の方向に押すと、相手は崩れてこける

相手を自分の後ろに支えつり込み足のようにして投げるには、少し相手を押してから反動を使うとよいようだ。

 そのあと再び首相撲スパー。両先生が元立ち。両先生、ありがとうございました。

 懇親会はさくらにて。大野先生から差し入れのヨックモックをいただく。

 

(2月某日)

  スネークのプロ練。タカ・クノウ、松井大二郎選手が来て、宮戸先生とスパーをしている。

 息子の受験で二週ほど来なかった間に、ヨースケ選手は尺骨を疲労骨折。新人選手は来なくなってしまった、とのこと。前回もローを蹴ったら倒れたからなあ。私にまでやられたら、踏ん張りがきかなくなってしまうのかも。

 サンドバック200。大江先生・歌川選手と計6ラウンド。

 

(1月某日)

 駒場で柔道部。あまり寝ていないので、いきなり息が切れる。乱取り四本。

 

(1月某日)

    ビジネスマンクラス。先週の新年会でハッスルしすぎたせいか、中心メンバーである方々は門間さんを除き欠席。パンチ中心の週。


・防御、基本
・ステップ。前進、後退、ジャブを突きながら前進、サークリングなど
・前後ステップしながら、ジャブ、バックジャブ、フック、アッパー、ストレートなど。
・大きなグローブを着けて、「ジャブ・フック・アッパー」を左だけで15回、右だけで20回、2セット。
・シャドー

二人組みになって
・相手にストレートを出してもらってヘッドスリップ、フックでダッキング、ウィービング
・袖を持ち合い、引いて場蘭図を崩す
・寝技で足を絡め、裾を持つ

サンドバッグ(4×5)
・必修は前蹴り

グローブ
・ローにカウンターのストレートを合わせる
・パンチを上体の振りで防御
・相手のワンツーにバックステップから右ストレート返し
・2分、グローブスパー
・面1分×4

 自主トレは二階で一時間ほど。私は翌日の息子の入試に備えてすぐ帰宅。

 

(1月某日)

 柔術黒帯・総合格闘家の植松直哉さん(クロスポイント吉祥寺:パラエストラ吉祥寺)が出稽古に来て下さる。大道塾の柳田さんが寝技を習っている先生という縁で、連絡をいただいたので、東大の七徳堂にお招きする。ちょうど柏崎師範が稽古指導の日で、実に豪華な顔合わせとなった。

 植松さんは先日、サンボの世界大会にも出場されていて、その方面でも柏崎先生の後輩に当たる。稽古前から話が弾んだ。そこに突然、小林随風さんが現れる。武大で柏崎先生の教え子だが、私は高木道場での知り合いだ。高校の先生をしていたのに、突如、占星術師となり、中野ブロードウェイで店舗を開いておられる。もともとはサンボの研究なども熱心にしておられたらしい。

 驚いたことに、植松さんが小林さんと静岡で後輩・先輩の仲であるらしい。挨拶をされたのでびっくり。柏崎先生とサンボの縁で、複雑に知り合いのネットワークが絡んでいる。

 稽古では、東大生は次々に植松さんの裸締めや十字を食っている。良い稽古が出来て、ありがたい。私も5本ほど。

 加賀屋にて、五人で飲む。柏崎先生は東海で団体戦のポイントゲッターだった由。100キロ以上の一流選手を押さえ込んでいたとのことで、驚く。またまたご馳走になってしまう。

 植松さんと一緒に中央線で帰る。以前、格通だかのインタビューで五味選手とともに先輩をこき下ろしていた印象があったので不遜な人かと思っていたが、それはまったく私の誤解だった。柔道に対しても格闘技に対しても、実に真摯で礼儀正しい方である。会ってみないと分からないものだ。今後とも、よろしくお願いいたします。

 

(1月某日)

 ビジネスマンクラス。寒い中、新年会ということもあり、最初から20人オーバー。最終的には30名に近い参加者。組み中心の日。ただ柔道だけとか首相撲だけとかではなく、空道のための組みを想定してみる。

 組み方としては、

首に手をかける/襟を釣り手とする/帯を持つ/両手で襟を引く

などがある。

 空道という武道は、総合武道なので、柔道のように双方が「正しく」勝負するとか、極真のように双方が我慢比べするとかいった「合意」ではなく、相手の意図を裏切るように組むのが良いと説明する。そう考えているので、「正しい」柔道を、と求める柔道界と私は考えが合わないのだろうな。空道では、相手が柔道組みをしてきたら襟を両手でもってサイドから蹴ったり、首相撲をしてきたら帯をもって投げるなど、合意しない(正しくないようにする)ことが重要だと思う。

・ストレッチ
・基本
・ミット。単発パンチ、ロー、ミドル
・階段ミット
・組み技(二組に分かれる)
 打ち込み
・首相撲の組み、クロスで切る、シュラッグで切る
・首相撲と道衣の混合の組み手
・ロシアンフックからの膝、クロスにパンチを抑えての膝
・組みスパー、一分3本
・目慣らし
・グローブスパー2分一本
・スパー、一分3本

 終了後、 西口・大馬鹿地蔵にて新年会。今年は自分は親父の後始末と息子の入試で気分が一杯一杯。何も用意できなかった。所君に司会は丸投げ、酒井さんが仕切ってくれる。ビジネスマンは皆が役割を分担すべきだと思うので、このような積極的な参加は実にありがたい。

 達人・藤松君は、「仕事で月間一位の成績を上げた」と挨拶。指導は盛況だし、仕事も成績を上げて、充実している様子。これもビジネスマンクラスなり。もう世界大会は出ないだろうな。

 ファールカップのみ着用で四人が踊る「チンチンExile」には爆笑した。MVPは太田君だな。キャサリン所もよくやってくれた。

****************

 自分は一次会のみでタクシーで帰宅。朝、五時に目覚めてしまう。いろいろ仕事の準備をする。

 そのまま神田の学士会館にて、東大柔道部の新入生勧誘会議。なかなか充実した話し合いができた。

 午後イチで原宿の代々木体育館へ。ムエローク、ムエタイのスーパースターが突如来日し、九時間の興業を行うのだ。ビジネスマンからは八人が来る。昨晩は三時過ぎまで飲んだらしい。ボロボロである。

 ついて二試合でウディデート対大野信一朗先生。今年のムエタイMVP、センチャイと勝ったり負けたり、ノンオーと三大高峰である。大野さんはいきなり足を払いに行く。なんと、大胆な、と思った瞬間、ヒジを合わせられていきなり出血。そのあとも蹴ると足をとられ、ヒジを打たれ、組むと手を下げられてあらゆる角度からヒジを打たれる。濃密な攻撃、30発はヒジを受けたか?それでも倒れず、4ラウンドには盛り返して、下がらせる。大野さんの健闘が光った試合だった。

 末廣君の相手は現在の最高峰・ノンオー。子供みたいなのが私の前に来て前席の客と喋っていたが、それがノンオーだった。「ナカムラとやる」「え?それは190センチもある奴だぞ」みたいな会話をしていた。末廣君は、名前も覚えてもらっていないのだ。

 試合が始まると、いや、強いのなんの。あっという間にストレートで倒され、回り込んでさがったところにドンぴしゃのフックをダブるでかまされて、後頭部からふっ飛んで倒れてしまう。ノンオーが強いかどうかすら分からないほどのやられ方だ。ムエタイのリズムで行ったので、向こうにとってはかえってやりやすかったのかも。 末廣君は勘で避けるところがあるが、勘が十倍の相手には危険ということだろうか。大野さんはガードが高いので、途中からはヒジも被弾しなくなっていった(ただし、そうなってからは手を押さえられて打ち込まれていた)。

 在日タイ人と現地人の試合を見ると、高校で日本一を争った柔道選手が、国士舘へ進学する者と早稲田・慶応当たりに進学する者とに分かれて試合をしたような感じだった。同じ一部校とはいえ、国士舘は強い者しかおらず、そこで毎日何時間ももまれたら、身体もスタミナも化け物にならざるをえない。日本では、そこまではどうしても無理。

 ひょっとして、タイでやりこんでいる中村元気が帰国して試合したら、日本人でもかなりやれるのではないか、と思った。日本で打倒ムエタイを言うのは、柔道で早稲田や慶応が打倒国士舘を言うようなものだと、勝手に納得する。


 

 石毛選手がやったケムも化け物みたいな奴だった。石毛さんの蹴りもヒジも、当たらないほどケムは遠い位置にいる。それなのに、ケムはどんどん前に出てくるのだ。なぜ当たらないのか、まったく分からない。一方的にヒジで打たれ、蹴られる。ケンカすら、させてもらえない。恐ろしい一夜だった。

 

(1月某日)

   スネークのプロ練。寒い、寒い。

 サンドバック200 蹴るが、プロはヨースケ選手も歌川選手も重要な試合から一月となったので、ビッシビシにミットで鍛えられている。八時過ぎからスパー、新人Y君・大江先生・ヨースケ・歌川選手と計1 2ラウンド。 なかなか調子良い。いろいろと技術ができるようになってきた。大江先生のマネをして、右構えからスイッチせずに左構えに移して蹴ったりしている。

 

(1月某日)

 本郷、七徳堂。寒い、寒い。オヤジには応える。しかし柏崎師範、岩永監督や出稽古も多く、盛況。

 自分は乱取りを10分少しやったただけで息が上がった。寒すぎると体がきつい。

 金丸君、黒川君と焼き肉。黒川によれば、私は先月、春に一緒に京都大学に寝技研究に行こうと誘ったとのこと。さっぱり忘れていたが、それもいいかも。再び口約束。

 

(1月某日)

 日曜ではあるが、大道塾総本部で審査の改訂について会議。塾長は移動廃止案、呼ばれた関東圏支部長が移行期間を提案と、塾長の方が過激である。そう仰るなら、何も異論はない。

 そのまま神保町のイースト・プレスにて、磯部さんと柔道界について対談。ものすごく詳しい方だ。

 

(1月某日)

 ビジネスマンクラス、新年初稽古。20人ほど。佐野君が終了間際に来て下さる。

 昼間に息子の中学受験初戦があり、迎えに行った。自分としては、50も過ぎてせっぱ詰まって試されることもなくなったと思っていたら、ずっと一緒に勉強してきた息子が受験するとなるとすっかり自分のことのような緊迫した気分になる。我が子となら緊張なんかしないのに、不思議だ。

 気が散ったまま、蹴り中心の週。

・アップ
・基本
・腿上げ50、ミドルのモーションで回る50
・シャドー
・二人組みで、打ち込み20、寝ての足入れ10
・遠いミドル、近いミドルなど対人で
・キャッチされたときの外し方、膝を押さえて外されない攻め
・膝を伸ばされたときはいったん曲げて近づき、一気につきはなす。
・前蹴りの攻防
・ミット、単発、連打、左右左右、2ラウンド。
・右vs左で前手でひっかけてサイドに回ってのミドル
・グローブスパー二分
・面蹴りスパー
・面スパー、一分三本
・ストレッチ

 自主トレ、打撃スパー各4本くらい。また右足親指を膝で打ち、折れたかのように痛い。お灸せねば。
 
 寝技をやると、爪がまっぷたつに。どうも調子がおかしい。緊張しているせいかしら。

 懇親会はさくらにて。鶏鍋をいただく。来週の新年会に、自分はとても気持ちが回らないので、所嬢に丸投げ。

 

 

(1月某日)

 初スネーク。 昨日、作家で北大出の増田俊成さんから力道山vs木村戦のDVDをいただき、さっそく見たので、宮戸先生と立ち話し。どんな取り決めにせよ、力道山側は引くに引けなかっただろうし、ガードしなかったのは木村先生の落ち度と言われても仕方ない、 と宮戸先生。同感である。

 力道山は、サッカーボール・キックしていた。なかなか腕のロックなど器用だった。

 私としては、八百長のありうる相撲では、いつ裏切ってガチになるかもしれないため、力道山は注意深く、ずっとガチでやってきた木村先生は八百長は裏切りがないものと決めつけていたのではないか、という気がする。

 サンドバック200のあと、新人Y君・大江先生・ヨースケ・歌川選手と計11ラウンド。 今月・来月とヨースケ・歌川両選手に大きな試合が予定されており、好調の様子。大江先生の正面からのミドルで悶絶。

 腿上げ、重り、前後ステップ、腹筋など補強。

 

(1月某日)

   新年二日、恒例の高木道場初稽古。

 しかし、朝11時は辛い。体がまったく動かず気持ち悪し。打ち込み80本ほどやり、高校生と5本やるとますます気持ち悪くなってきた。

 風呂に入り、新年会。だんだん調子が出てきたぞ。今年もよろしくお願いします。

 

(12月某日)

 親父が亡くなり、実家を手放す計画があり、その前になんとしても合宿をやりたかった。ついに、決行。

 澤井・植竹・所の三君が深夜バスにて来神。朝から飲んでいるという。私はさっさと納骨をすませた。伊東夫妻は新幹線で。いつも池袋で会っている諸君がJR住吉改札で集合すると、感慨無量。

 大阪から夫婦が一組加わり、そのまま宮崎龍さんの指導を受けに行く。いつもの通り、流麗なかけ声だ。当方も前蹴りのテイクダウン・横四方・キメ・十字、ロシアンフックから膝・大外などのコンビネーションを披露する。

 場所を拙宅に移して宴会へ突入。宮崎君とともに幼稚園の同級生・吉川のツーちゃんに、「寒ブリ・天然タイのしゃぶしゃぶ」「同お造り」を配達してもらう。どうですか。これはお作りの写真。一人3000円なり。あと、大量の酒を宮崎君のお弟子の尾野さんが差し入れてくれる。

 

 宴もたけなわ、宮崎君は立ち上がり、極真ならではの指導をして下さる。写真は黒ひよさんに合気をかけているところ。このまま、素足の足首で足首を蹴る、伊東君のローを10発受ける、ついに裸でお出しの北原さんとスパー、ぶっとばしてCDが棚からザーって降り落ちる・・と期待通りの展開に。皆、喜ぶ。

 翌日、伊東夫妻は帰ったので、澤井・所と新世界でも冷やかそうと大阪へ。串カツ「八重カツ」で、昼間っからビール。所君は腹が痛い、澤井君は頭が痛いというが、そんなもの迎え酒で退治せよ。

 

 
(12月某日)

   東大はオフ入りしたので、高木道場へ。久しぶり。ここも年末最後の稽古である。

 立ち技に専念するのも久しぶり。若い人が大勢来たので、次々に乱取りする。井澤先生は、ついに「腕をかけない一本背負い」開発された。振り回されてころがされてしまったが、他の人とはなんとか五分に。

 稽古後、10時から道場にて宴会。東大柔道部の塩苅恵選手が中野区大会で優勝したので、ダルマに目が入った。一時間でお開き。

 そのまま若い門人たちと若先生と、「火鍋」をということで駅前の中華屋へ。柔術の人がいたりして、盛り上がる。

 しかし帰り道、猛烈な寒波到来。革ジャンなのに中まで風が入り込み、前にもうしろにも進めず、あやうく阿佐ヶ谷への高架下にて遭難しそうになる。あまり寒いので「青二才」にて暖を取る。『諸君』誌に紹介したところ、厨房のケンジ君が、「うちのおじいちゃんが読んでます」とのこと(!)

 そのまま何故かテキーラ一気大会に。私は意識が遠のき、またまた何故か皆が「ヨシコ」のところに行きたいというので行った、ような気がする。すでに店が閉まっているのに無理矢理店で寝ているヨシコをたたき起こし、「マキニカリス」で服を脱いで踊ったような・・・気がついたら朝。反省しきりである。

 
(12月某日)

   大道塾の審査。

 審査では、事前に対戦カードを決めておかないと進行がぐたぐだになってしまうことが以前からの例で分かっていたので、塾長・事務局長にお願いして、受審者のデータを前日までにいただいて、私が組むことにしている。

 前日、大学の自分のゼミのあと遅くまで飲んで帰宅、明け方道場から送られてきたファクスを見たら、身長・体重が書いていない!これではカードが組めない。あわてて事務局長に携帯メール、そのまま寝た。

 朝起きてファクスを見てみると、なんと15名(女性は1名)も昇段をかけているではないか。それぞれを9,8,7,7,5,4と年齢に応じて連続組み手の人数ごとに分ける。なるべく昇段希望者同士は当てないようにするが、それだと二級以下が6回も相手をすることになってしまう。それで8名には、昇段をかけての対戦をしてもらうことにする。

 体重・身長でおおよそ二級以下を顔面と基本の六つのグループに分け、15人にふりわけていく。100キロオーバーの人がふたりいて、この人たちは一度ずつしか使えない。

 ぎりぎり一時にタクシーで池袋スポーツセンター着。一般部も一書なので、えらい人数でやっている。これで対戦カードができていなければと思うと、とゾッとする。

 道場を四面に仕切ることにして、うち三面を15人で使うことに。1回たり三人ごとのグループで計五回。昇段希望者同士が当たる二人を一グループの核に入れていって、やっと組み合わせが完了した。

 支部長各氏に主審をお願いして、次々に審査をこなしていく。最後に女性。こちらは顔面の相手がいないので、堀越・酒井両氏にお願いする。堀越君はすいすい避けて、足をはらったりする。酒井さんは観客からの拍手を受け、見事にパンチを二発被弾。女性(清水さん)の勝ち。そのまま基本ルールでも左右へのステップをうまく使い、完勝。寝技は丘さんに無理に相手を頼む。色帯同士、巨漢同士の対戦を最後にやって、ようやく終わりに。四時間かかった。

 みんなが道場に行くまでに予行演習したいというので、駅近くで一杯やっていると、事務局長から「早く来い」メール。あわてて本部に合流。みなさん、お疲れ様でした。本部の私のクラスでは、酒井さん、松並さん、先日来られた野上さんが無事昇段された。お疲れ様でした。

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 この日、吉祥寺支部の末廣智明選手が神戸でトーナメント戦のリザーバーマッチに出場。MAキック王者を判定で破った(ことを吉祥寺の人たちから聞いた)。それとともに、なんと、来年1月17日に開かれるムエタイ・オールスター戦「ムエ・ローク」に抜擢されることとなった。

 相手は、な・なんと、ルンピニー王者ノーンオー・シットオー。アタチャイ、センチャイ、アヌワットに並ぶ現役バリバリのスーパースターだ。うーん。飯村さんが昔、ベルギーで現役王者と対戦したことがあったが、師弟ともに、すごいなあ。これは、見に行かなきゃ。といっても、もともと行くつもりだったけど。関心ある方は私か直接、飯村支部長にご連絡あれ。チケット用意できるそうです!

 

 
(12月某日)

 ビジネスマンクラス。いよいよ寒い。綾瀬・野神さんが出稽古。

 23日に審査があるので、その対策。まずは移動から。

 しかし、途中で蹴りを前屈にするのか、スタンスを狭くするのかにいちいち気を取られ、蹴りのコンビネーション6種をごっそり忘れる。しかし、みなさん何も言わなかった。やりたくなかったのかな。

 続けて、投げ技。後ろへ、大外・大内・小内・タックルなど。前へ、首投げ・大腰など。寝技は首投げからの十字、アキレスなど。

 対人は、最初から面で。

・パンチに対する防御
・面スパー1分5本

 ハッスル「アラン黒木」選手から階段の掃除を頼まれる。

 自主トレは二分5〜6本ほどグローブスパー。仲田さんがパンチのみのラッシュで猛威を奮う。

 懇親会は、さくらがお休みなので「庄屋」にて。もつ鍋。10時過ぎにお開き。本稽古は今年はこれで終わりである。一年間、お疲れ様でした!来年もよろしく。

 
(12月某日)

 スネークピット。望月選手は「先日はお疲れ様、二次会には残っていたんですか?」などと仰る。どうやら司会で緊張して、二次会以降の記憶がないらしい。

 新人君は怪我でおらず、望月選手は腰を痛めたとかでアドバイサー。大江先生は仕事で遅いと、めずらしくヨースケ・歌川選手と三人。こうなるとラウンド数も少ないので、がんがん行ける。

 サンドバッグをたらたら200やったあと、スパー。結局、5ラウンドのみ。

 腿上げ、重り、前後ステップ、腹筋など補強をこなす。

 
(12月某日)

 稽古しようかと思っていたが、身体ん゛かなり疲れているので休み。国立のみなみ治療院でマッサージ。

 寝ているとカーテンで仕切られた隣のベッドで先生が患者さんに「マイちゃんおめでとう」等と言っている。試合で優勝したらしい。続けて、「新体操・・」「全日本・・」等と言うではないか。

 帰りに隣の患者さんと顔を合わせた。先週の全日本で圧勝した日高舞選手だった。この治療院にはこのレベルの選手がよく来ているな。

 
(12月某日)

 11時から、七徳堂にて、七大ルールの練習試合として、かねてから中井祐樹先生にお願いしてあったパラエストラとの対抗戦を行う。若手OB諸君がきっちりとスーツで審判をして下さる。中井先生は北大で取り役として活躍されてから後に修斗に転身されたことは有名だが、当時を懐古されておられる様子。大将戦では、パラエストラ側は全員正座で観戦して下さる。実に厳粛な雰囲気だった。

 試合はなかなか興味深い内容で進んだ。パラエストラ選手が引き込んでくるのに対し東大は引き手を切るか、持ち上げて立つ。寝てしまうと東大は守りを固めるが、パラエストラ選手は猛攻で何人かが十字を取られる。東大側の勝利は、もっぱら押さえ込みだ。このあたり、東大が出稽古させていただいている割にはいざ試合となるには 柔道と柔術の武道文化の違いが鮮明になって、興味深い。

 東大側はたんに「亀」になって動かないだけでは波状攻撃を仕掛けられると取られてしまうこと、足抜きが完璧でなかったために何回か逃がしてしまったことが反省点だろうか。七大では寝技の攻撃というともっぱら押さえ込みになるが、ここまで関節・絞めが強烈な大学は存在しないので、防御が若干おろそかになっているのかもしれない。

 勝敗は大将決戦となったので、拮抗していたと思う。ただ、ここでパラエストラから出てこられたのが、「上田将勝」選手。全日本社会人レスリング2連覇、現・修斗世界王者である。開始直後に高速タックルを決められ、渡辺主将はかなりすばやく反応したが、それでもテイクダウンされてしまう。道衣があるだけに、いっそう切りにくいのだろう。オリンピックの柔道もこうなのか、と実感した。そこからハーフのままで強烈な腕がらみで一本。団体戦はパラエストラの勝利となった。

 そのあと個人戦を四試合行い、こちらは東大が全勝した。

 東大側は、普段は技の稽古はしていても、七大戦の緊張感やその中で頭を使うことなどで貴重な経験ができたことと思う。慣れないルールにチャレンジして 生徒の技の幹を太くしようとされる中井先生の飽くなき探求心と、師範を信頼して参加されたパラエストラ選手団のみなさんに、心から感謝いたします。今後ともよろしくお願いいたします。

 試合後、合同練習の後、寒い道場ではあるが車座になって懇親会を行う。

 夢枕獏さん、ノンフィクション作家の柳澤健さんが観戦して下さる。「防御も案外面白いねえ」と獏さん言っていただき、嬉しい。

 

 

(12月某日)

   望月竜介選手の「引退記念・ファンの集い」が高円寺のタイ・ベトナム料理屋であったので参加する。ヨースケ選手も妻子とともに来ている。次に出る「Fight&Life」誌によれば、鈴木秀明氏がヨースケ選手を評して「魔裟斗の次にアッパーがうまい」と言ったとか。驚きではあるが、仲間として嬉しい。

 望月さんのお姉さんが主催ではあるが、ずっとうれし泣きしていて、微笑ましい。スネークピットの「二号」さんが立派な望月竜介物語のDVD『不屈の男』を造って下さる。パンフにインタビューまで入って、本格的。

 それをテレビで流しながら飯村さんや30名ほどと会食。デビュー戦がラジャ、必死でKO。二戦目は戦績70戦のタイ人と当たって、これもローでKOするが、大江先生には「しょっぱい!!」と批判されている。なんとも、厳しい。オロノー戦、度重なるスネの骨折を経てラジャでの再起戦は凄まじい消耗戦で、これも削るようにしてKO。感動した。ビデオに拍手が起きる。

 私としては、プロとして最高水準にある選手の能力や厳しい練習と生き方を、その最盛期に身をもって知れてこんなに光栄なことはないと思っている。夜半に爆腕モンスター・大月晴明選手、レフティージム浜川会長も合流。感動的な一夜だった。望月選手、司会をご苦労様!!

 
(12月某日)

 ビジネスマンクラス。寒くなってきた。20人ほどで稽古。新宿から菊地選手と佐野選手が参加。

・ストレッチ
・シャドー
・ミット。パンチ単発、ミドル。ミドルの連打。フリーミットと合わせて二ラウンド。
・受け身、後ろ・横。
・えび・腹這い

・寝技は、最低一種のパス、一種のスイープ、ニーオンザベリー、一種の極め技をもつことを目標とすること。

・パスについて、下からの持ち手を切ること、クロスで上から相手の手をつかみ、膝もクロスでもってパスする。パスしたら腰の横に掌をおいて腰を切り、足を利かせないようにすること。


・ニーオンザベリーでは、崩れ袈裟から腕を襟に巻き、肘でキメを入れてから十字に行く。

・寝技乱取り三本
・対人約手:グローブでパンチを防御。

・グローブスパー、スパー三本

 自主トレスパーを各自五本ほど。菊地選手も参加してくれる。グローブで私ともスパー。早く動けるのは楽しい。

 さくらの懇親会は、今年最後。今年もお世話になりました。

 
(12月某日)

 スネークピット。サンドバッグをたらたら200。プロ練に新人が来ている。

 スパーは大江先生・歌川選手・新人Y君と。計9ラウンド。 フックから回ってミドルを蹴ったりしてみる。アウトローを何発か散らしてから左ミドルを蹴ったら、新人君は倒れてしまった。その前に大江先生に蹴り倒されたレバーを 私も蹴ってしまったらしい。最初はボディはきついかも。がんばれ!

 
(12月某日)

 大道塾・総本部。塾長に呼ばれ、朝岡さんとともに「型」作成の基本方針について話し合う。型を審査に取り入れるということなので、私は、

・現在の移動稽古は、身体づくりの稽古にすぎず、「型」ではない。単独稽古でありしかも防御を含まず攻撃一辺倒なので、型ができた暁には審査から削除すべきこと

・打撃も組みも寝技も、対人で型をつくるべきこと

・四級くらいから型を審査の対象とし、二段は投げ、三段は寝技、四段は総合的に、という風に、型審査が段を追うごとに難しくなるのがよい、ということ

などを申し上げた。型の内容そのものは、無差別王者の先生方にご提案いただくこととした。

 終了後、マグナム黒木君が指導していたので、四人で食事。昔話に花が咲いた。黒木の子分と言えるのは新田明臣君(現・バンゲリングベイ会長)だけだというのに、笑った。今は二人とも超一流のプロレスラーでありキックボクサーなのだが、あのころは色帯などつけていたなあ、と懐かしく思い出す。二人とも、実に性格のしっかりした後輩だ。

 
(12月某日)

 東大柔道部で稽古。七徳堂。

 風邪を引いてきつく稽古できていなかったので、白帯や軽量級と乱取りしただけで息が切れる。学生は寝技でもずっと動いてくるし立ち技では組み手を切りに来るから、やはり疲れる。四本ほどやったが、あまり身体が動かない。

 引き込み返し、バックからの攻めを大泉君から教わる。

 前日に山口香先生の講演を聞いた話など、雑談。帰り、荻窪の区民センターで精神科医兼ts.の近藤直司さんとロシア人・ロートフ(reeds)、原田依幸(p)の即興演奏を聴く。ロートフはタンキングで打楽器のような音をテナーサックスから出し、面白い。

 
(12月某日)

 スネークピットの選手が次々と試合。

 まずはヨースケ選手が全日本キックでメインを任され、元チャンプの前田尚紀選手と対戦。ジムでは毎回スパーしているので、声を枯らして応援する。いきなりヨースケ選手が肘で切る。写真で見ると髄膜まで見えるかという深い切れ方だ。前田選手も猛然と反撃、計4回ダウンを食らう。二ラウンドでは心が折れそうになっていたので、大江先生からビンタをもらって三ラウンドに突入、ドつきあいを演じる。客は大喜び。

 結局、採点では大負けだったが、リスクを背負う闘いぶりはまさにプロのもの。私は柔道のようなアマ競技に「一本をとること」を求めるのは反対だが、プロは逆にリスクを負って闘うべきだと思う。望月選手といい、スネークの試合は、本当に倒したおされで面白い。その前の何試合かがシーンとしていただけになおさらそう思う。

 続いて、パンクラスで井上学選手が王座決定戦。井上選手とは打撃スパーするだけでなく、いろいろ寝技を教わっている。また、名古屋出身なので、名大柔道部への出稽古の仲介をしたりした。

 相手はパンチで秒殺を重ねる新鋭だが、井上選手は圧力をかけ防御としてパンチを使い、組み付く作戦であることは、スパーからも分かっていた。しかしそれを実際に試合でやるのは、勇気がいる。一ラウンドはテイクダウンから寝技で支配したのでポイントを取ったかと思ったら、最後のタックルで飛び膝を食い、これが目に当たりふらつく。

 二ラウンド目は目が見えなくなったようで下がり始め、パンチ連打を食う。それでもひたすらタックル、タックル。最後にバックにつくことに成功、必死の形相でチョークをきめ、見事タップアウト。これには私も飛び上がった。飯村さんも望月さんも歌川さんも、みな駆け寄ってくる。ロビンソン先生は、杖を振り回して喜んでいる。師弟で喜びを分かち合ったのがその一枚。

 井上選手は宮戸先生からいつも厳しく指導されているが、それが恐怖に勝って前に出られた理由ではないかと思う。アウェーなのに多くの格闘家が声援を送っていたのも、謙虚な人柄のせいだろう。おめでとう!!

 
 (12月某日)

 東大・防大定期戦。七徳堂にて。

 本戦は、1−5で大敗。今年のチームはまだこんなものか。いまひとつ寝技を生かし切れていない。

 大急ぎで中座して、ビジネスマンクラスへ。パンチ中心の週。久しぶり、20名オーバー。


・防御、基本
・ステップ。前進、後退、ジャブを突きながら前進、サークリングなど
・前後ステップしながら、ジャブ、バックジャブ、フック、アッパー、ストレートなど。
・大きなグローブを着けて、「ジャブ・フック・アッパー」を左だけで15回、右だけで20回、2セット。
・シャドー

二人組みになって
・相手にストレートを出してもらってヘッドスリップ、フックでダッキング、ウィービング
・打ち込み
・パスされて足を入れる。

サンドバッグ(4×5)
・必修は前蹴り

グローブ
・ローにカウンターのストレートを合わせる
・パンチを上体の振りで防御
・フックにフックを合わせて縦肘
・相手のワンツーにバックステップから右ストレート返し
・2分、パンチスパー
・2分、グローブスパー

・面1分×4

 終了後、すぐに本郷へ。懇親会へ合流。本来は私はホストなので抜け出すのは申し訳ないのだが、二年ごとの防大への遠征では抜け出すことは不可能だから大道塾は休むしかない。空道の指導はライフワークであるので年に三度の柔道部の行事以外にあまり休みたくないので、仕方がない。

 さらに解散後、大阪府警の元谷金次郎先生と会うことになっていたので、柏崎師範にもそうお伝えすると、「金次郎?面白いからご一緒しましょうか」。おかげさまで、戦後柔道界を代表する二大寝業師と飲むことになった。

 
(12月某日)

 とはいうものの、土曜に暴れるだけ暴れたので、日曜には自宅で本を読むなどして身体を休めないと体調を崩すらしい。大人数と一室に閉じこもっていたので、それもあったのか、喉が痛くふらふらする。喘息も出てきた。

 しかしゴング格闘技・藁谷選手が来るということなので東大・七徳堂にて、稽古。彼はえらく強く、現役は全員がやられている。さすがブラジルの黒帯からインタビューの際、名指しで「日本人で負けたのはワラガイ」と言われただけある。

 津沢師範、柏崎師範来臨。藁谷さんと四人で中華をつつく。新しい全日本チームの編成につき、興味深い観察をいただく。

 帰り際、組み手の話になった折、「政治の話はどうもね〜」と言いながらやおら両師範が立ち上がり、店内で背広の襟をつかんで立ち回りをやられる。藁谷選手、目を白黒させている。引退されてもこのように情熱と研究を絶やさない武道家は、本当に美しいと感じる。

 日大の高木師範あたりも交えてこのお二人とどこかの旅館でも借りて一晩柔道談義をしていただいたら、いったいどんなことになるのだろうか。ゾクゾクする。プラトンの『饗宴』の向こうを張って、出版してくれるところはないものか。全柔連から取材拒否されているゴンカクではいかがなものか。

 
(11月某日)

 日曜だが朝早くから七大学の主将審判会議。全国からOB、部長も参宮橋の新日鐵寮に参集いただく。こうした情熱で七大戦が成り立っているのだと再認識。写真は、脇差しからのブリッジでやられた側が頭を打つのか、実演している様子。東北大の諸君による実演である。

 
(11月某日)

いよいよ寒くなってきた。しかし、妙に調子は良い。組み技中心の週。17人でやる。

・ストレッチ
・股関節を回す、開脚で胸をつける練習
・防御の動き、基本
・ミット。単発パンチ、ロー、ミドル
・フリーミット二分間
・組み技(二組に分かれる)
 打ち込み
 ミドル左右
・首相撲の組み、クロスで切る、シュラッグで切る
 引き手をとって、倒れ込んで投げる(松並投げ)
 引き手の切り方
 首相撲と道衣の混合
 組みスパー、一分4本
・肘とフック・アッパーの連打
・ロシアンフックからの膝、クロスにパンチを抑えての膝
・グローブスパー2分一本
・スパー、一分3本

 終了後、二階で二分のスパー。6本。寝技も二本。前蹴りを膝を押してテイクダウン、パスして道衣をつかむニーオンザベリー、肘でキメ、十字という連携をやってみる。計四時間以上。懇親会はさくらにて。
 

 

 
(11月某日)

 スネークピット。サンドバッグ200やって和んでいると、案の定、望月さんがにミット持参でにこにこして いる。今回は、蹴りも、とのこと。これで、スタミナの計算はまったく立たなくなる。

 単発で強く蹴る。なんだか長いなぁと思いながら、なんとかこなす。どうやら、四分にセットしてあるらしい。「じゃ、これで」 と挨拶すると、「松原さん、スネークのミットは2ラウンド単位ですよ!」と望月先生。 ミットに単位とかあるものか、と思いながらも恐れ多いので、また渋々飲む。

 二ラウンド目の、長いこと長いこと。蹴り2連打を何回か要求された後、1から5まで連打の階段。直後に「100 !」前回と同じくパンチ100連打である。

 もうどうにでもなれ、と、グガーっと叩く。目の前に薄曇りがたなびく。終わると望月さん、いきなりぶつかってくる。「はい、前蹴り」。

 といったって、押し戻すこともできない。仕方なく膝。それから単発を殴るが、チラッと時計を見たら、後一分ではないか。気が遠くなる。「50!」と望月さん。鬼、である。

 仕方なく、雄叫びを上げながら完遂する。息も絶え絶えとは、このことだ。

 スパーは望月・ヨースケ両選手、大江先生と。計12ラウンド。 どうにでもなれ、といったところ。途中、望月さんのパンチ連打を食って、反撃していたところハイの直撃をもらう。唇が切れて、終わり。ヨースケ選手も何度となく倒されて、しかし目はギラギラしている。次は後楽園のメイン。楽しみだ。

 
(11月某日)

 「週間鉄学」がスカパー!全体で賞を頂いて、翌日。どうも、芸能人の集まりとなるとウマが合わない。武田さんとはそうでないのは、彼がインテリであるからだろうな。

 鉄学収録、朝日が校了で、ゲラをもって七徳堂へ。「老いるアジア」大泉君が今週も来てくれている。3年S君をひねっていて、驚く。

 自分は打ち込みのあと、一年と一本のみ。部員を連れて中華。本郷の角の店は、餃子といいうまく、安い。

 
(11月某日)

 秋というよりも冬を感じさせる気候。ビジネスマンクラス。20人ほどで稽古する。佐野君と、スパー二本。本稽古で打ち込まれたので、自主トレで再戦なり。つい、顔も殴ってしまう。


・アップ
・基本
・腿上げ50、ミドルのモーションで回る50
・シャドー
・二人組みで、打ち込み20、寝ての足入れ10
・遠いミドル、近いミドルなど対人で
・キャッチされたときの外し方、膝を押さえて外されない攻め
・ミドルをキャッチ、膝を手のひらで押さえてテイクダウン、足をさばいてニーオンザベリーの極め、ベースボールチョークまで。
・前蹴りの攻防
・ミット、単発、連打、左右左右、3ラウンド。
・ロー、ロー
・パンチにローを合わせる
・グローブスパー二分
・面蹴りスパー
・面スパー、一分三本
・ストレッチ

 自主トレ、打撃スパー各5本くらい。楠監督が来たので、寝技もやる。楠三分六人組み手。

 懇親会はさくらにて。着いたのが八時半だったので、稽古は四時間近くやったことに。我ながらよくやるとは思う。監督の奥さんも来られる。オメデタなり。

 

 
(11月某日)

 駒場で教授会に出るまで柔道部。学部長選挙がある。

 五人ほどと乱取り。こちらもいろいろ研究しているので、二年生からパスして押さえ込んだりして、結構うれしい。ところが一年生とケンカ四つで、ムキになって組み手でしてやられる。もっとしっかり研究しなくちゃ。

 

 
(11月某日)

   先週が北斗旗で休みだったせいか、最初から集まりがよく、20人以上で稽古。ビジネスマンクラスの寝技の週。

 先週の北斗旗の感想として、「吉祥寺田中選手の蹴り中心の防御は我々ビジネスマンにこそ向いている」旨話す。

・ストレッチ
・シャドー
・ミット。パンチ単発、ミドル。ミドルとローの連打。二ラウンド。
・受け身、後ろ・横。
・えび・腹這い・足蹴上げ・足回し(上体を立てて、寝かせて、足を頭上に上げて)

・寝技は、最低@一種のパス、A一種のスイープ、Bニーオンザベリー、C一種の極め技をもつことを目標としたい。

・パスについて、下からの持ち手を切ること、クロスで上から相手の手をつかみ、膝もクロスでもってパスすること。パスしたら腰の横に掌をおいて腰を切り、足を利かせないようにすること。
・ニーオンザベリーでは、襟を引き上げること。ここから、十字やマウントに行かなくても、左襟を左手で持ったときには右手を右襟にかけて十字絞め、左手で右襟を取ったときには右手を頭の後ろに巻いて下半身を移動させ、クロックチョークに行くと早く極めることができることを説明しました。空道では、早い極めが重要です。

・寝技乱取り四本(パスのみ、全部入れて)
・対人約手:グローブでパンチを防御。頭を振って、蹴りを入れて、反撃も入れての各種防御
・グローブスパー、スパー三本

 自主トレスパーを五本。久々、遠藤さんが参加。レフティージム仕込みの技術を披露してくれる。「捨てロー」から「即座のミドル」といった技術は基本ではあるものの、あまり空道では見られない。皆、翻弄されている。
 

 

(11月某日)

 本郷、東大柔道部。四年生の卒論を撮影するように声をかけてある。

 組み手、寝技のあと、ビデオを回す。まず本田君。普通の横三角、それをかわされた時の逆組み、腰を切られたときに自分から回転の三種。中村兼三先生に教わったものだそう。本田の三角はスピードといい、一級品である。

 次は、西沢君。東大の伝統技、亀取り「芝山縦」からの展開。これが実に面白い。返すと相手の手の位置により抑えに工夫が必要という話で、それが三種。その中に柏崎先生流の絞めが加えてある。芝山縦は返すとコムロックになっているので、芝山×柏崎×小室、という応用問題で、それを整然と整理した展開だ。さらに「これは応用にすぎないので、自分の唯一のオリジナルもやります」とのことで、上からクロスに襟を取ってパスすることの意義を説明する。クロスは柏崎先生が得意とされるが、皆継いでいない。これは相手の下からの足を防ぎ、かつ足を伸ばさせてパスする意味があるのだと力説する。これには感心した。さすが開成出身東大生、実に理路整然としている。

 こうした卒論を柔道部で作ると言っても、他大では口上がほとんどないものになるのではないか。整理や展開で、点がつながっていく様は本物の論文のよう。卒論を作る甲斐があるというものだ。ぜひ柏崎先生のご感想を伺ってみたい。

 

(11月某日)

 スネークピット。サンドバッグ200、シャドー。歌川選手はいつものようにみっちりミット。自分は休んでいると望月さんがにこにこして近づいてきて「久しぷりにミットでもやりますか」。大江先生、「ミドル20行ってみて」。いや、ご冗談でしょう?そんなことしたら、このあとのスパーに、とてもついていけない。

 しかし「パンチだけなら」ということで、渋々承知。基本的なパンチ連打を強く打つ。何か、長いなあと思っていたら、どうやら四分らしい。最後の30秒ほどになると、望月さん「じゃあ、連打、100!」。

 100?目が点になるが、乗りかかった船だ、仕方ない。うがーっと、連打、連打。

 やったー、と座り込む。

 と、そこに「あと一ラウンドね」と追い打ちの声。そりゃないですよ。

 次の四分は単発に力を込めて打つように支持される。「最後、強いパンチ50!!」もう、やけくそである。ふらふらだ。

 大江先生が、膝の皿が「三角形に欠けている」と笑って仰る(!)ので、スパーは望月・歌川両選手と。計6ラウンド。しかし、きつい。

 前後ステップ、重りでパンチ。井上選手にオモプラッタの極めを教えていただく。

 よれよれで焼き肉食べて帰宅。

 

(11月某日)

   朝から柔道部の二部大会と北斗旗が同時開催。忙しい。

 講道館は二回戦から。桜美林大学に、西沢が取るも、他が負ける。堤は数日前から腰痛で稽古できないというので心配したが、突然逆のつり込み腰。力で相手をねじ伏せて技あり、寝技で合わせ一本。大したものだ。試合は負け、四年生はこれで引退だ。お疲れ様。

 代々木第二に駆けつけると、中野君、佐藤君が終わったところだった。間に合わず。とくに佐藤君は準優勝者と引き分けに近い負けだったとか。我がクラス出身者が、よくそこまで頑張ってくれた。

 夕方、池袋へ。焼き肉屋で東大の引退打ち上げ。盛り上がる。学生達は道場へ戻り、下級生が上級生に打ち明けごとがあるらしい。私はふたたび渋谷へ、ビジネスマンクラスの打ち上げ。すでに完全に出来上がっていて、上野さんが新橋乗りで「六甲下ろし」を歌っている。店員は近寄ってこない。

 そのまま所・澤井両君とあと二軒。二つのグループのテンションがあまりにも異なり、疲れた。

 

(11月某日)

 駒場で柔道部。久々、国際ルールでやる。身体を動かしていないので、目の前をチラチラするものが走った。

 乱取りは五本。会議中に考えたパスの方法を試したらうまくいった。

 

(11月某日)

   昼から柔道中野区大会。東大の塩苅恵が出たいというので、仲介した。彼女は大学に入学して白帯から初めて、最近では一線の選手と当たっても同体重なら一本を取られないほど成長している。

 

 結果はめざましく、70キロ級の相手三人から背負い・横三角からの浮き固め・同で三連続一本勝ちで優勝。これで東大は、昨年の黒川瞳以来二連覇となった。高木道場からは二段で西川君が見事準優勝。

 夜は、望月竜介選手が仲間であるマスクマンズに引退報告をするというので、私も参加。仲間内の飲み会なのに、しっかりマスクマンズポーズ。

 翌日は、文京区民大会。こちらには、東大は男子団体の代表以外が全員出場。

 女子は、うれしいことに黒川・熊王の決勝。かなり強い選手を破っての進出だけに素晴らしい。黒川が僅差で優勝。こちにはなんと三連覇だ。この大会には引退はない。彼女は獣医学部なのでまだ卒業ではない。いったいどこまで連覇するのだろうか。

男子は二年から新田栄作が二位・真面目な伊藤理士が三位。順調に育ってくれて、これも嬉しい。

 

(11月某日)

  ビジネスマンクラス。すっかり涼しくなった。パンチ中心の週。仲田さんがひょっこり顔ほ見せてくれる。岐阜赴任、股関節を経ての帰還である。


・防御、基本
・ステップ。前進、後退、ジャブを突きながら前進、サークリングなど
・前後ステップしながら、ジャブ、バックジャブ、フック、アッパー、ストレートなど。
・大きなグローブを着けて、「ジャブ・フック・アッパー」を左だけで15回、右だけで20回、2セット。
・シャドー

二人組みになって
・相手にストレートを出してもらってヘッドスリップ、フックでダッキング、ウィービング
・打ち込み
・相手前蹴りを膝を伸ばしてテイクダウン、下は足を回してパスさせないように、上は足を捌き腰に手を置いて蝦を防ぐ。

サンドバッグ(4×4)
・必修はロー連打

グローブ
・ローにカウンターのストレートを合わせる
・パンチを上体の振りで防御
・パンチに蹴りで防御
・蹴りにパンチで反撃
・2分、スパー

・面1分×4

全員で30秒ずつジャイアント中野に励ましのスパー。

 自主トレはグローブで二分四本ほど、寝技も軽くスパー。ジャイアント中野には三分4ラウンドのミットと三人打ち込み30。来週は北斗旗、がんばってくれたまえ。

 懇親会は、さくらにて。
 

 

(10月某日)

 朝日原稿などがあり、くたくた。みなみ治療院でなんとか回復する。スネークピット。サンドバッグ200、シャドー。試合の近いヨースケ、歌川選手はいつものようにメタメタに鍛えられている。

 スパーは望月・歌川・ヨースケ各選手に大江先生。計12ラウンド。

 望月さんは、すっきりした顔をして同僚の稽古を眺めている。スパーではぼろくそにやられたけど。

 前後ステップ、重りでパンチ、腹筋して帰る。

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望月竜介選手が、Mixiで現役引退を表明された。

ヨースケ選手のミット打ちを穏やかな目をして眺めている姿を見て、引退を決意されたんだなあ、と感じてはいた。

キック界はK−1に向かっているが、先日の山内戦は、キック史に残る最高傑作の一つに数えられると思う。凡百の試合とは、技術も気迫も結末も、そして両者の相手への気遣いもまったく別次元のものだった。

望月さんの肘も右フックも何発も当たって、どちらが先に切れるか、倒れるかはまさに運だけが決めたのだと思う。技術がふんだんにあるのに1ラウンドからそこまで倒しに行く試合というのは、まさにプロのみがなしえるものだった。

試合後に山内選手が引き上げる望月さんに深々と一礼をした光景を見て、これほど武道的に美しい光景は、現在の武道界では見たことがないと感動した。

また望月さんも、いつも試合前に相手選手の肩に手をかけてレフェリー注意を聞いておられるが、そうした敬意の示し方や、それにもかかわらずKOを狙いに行くアグレッシブさに、私はたんなる格闘技を越えた武道精神を感じてきた。多くのファンが応援されるのも、そうした人柄ゆえかと思う。

本当にお疲れ様でした。

 

 

(10月某日)

   涼しい。二十名弱でビジネスマンクラス。組み技中心の週。一週間かけて作った先日の試合と審査のDVDを今野さん、酒井さんに差し上げる。

・ストレッチ
・股関節を回す、開脚で胸をつける練習
・防御の動き、基本
・ミット。単発パンチ、ロー、ミドルで身体をほぐす
・組み技(二組に分かれる)
 首相撲の組み
 道衣をつかんでの組み
 首相撲と道衣の混合
 小内・大内の連携
 組みスパー、一分4本
・グローブスパー2分一本
・スパー、一分3本

 終了後、二階で二分のスパー。打撃と寝技。中井先生に教わった三角の入り方、亀取り(ヤスケビッチの逆)を紹介する。懇親会はさくらにて。DVD鑑賞で盛り上がる。

 帰り、写真パネルを持ちペーパームーンへ。疲れてタクシーで帰る。

 

(10月某日)

 久々、パラエストラ。スパークラス。早めに行ったので、教室にも参加させていただく。

・三角に入るコツ。頭はひかず、自分の臑を引いて極める。
・足回しは、頭上で、普通に、上体を上げての三パターンで。
・亀取り。パックからつま先を腰にロックして、ヤスケビッチに見せかけ逆に十字に取る。

等。

 スパーに入ると、あまり寝ていなかったのでえらく疲れる。全三時間、いつもお会いするMさんに三角を極められてしまう。蒸し暑くて、えらく汗が出た。びしょびしょである。東大部員三人と、晩飯。

 

(10月某日)

  ビジネスマンクラス。最初は7人。次第に人数が増え、15人ほどで稽古。中野君も北斗旗に予選参加することになり、佐藤・上野君とともに出場ということで、昨年ののぼりが使えるなり。蹴り中心の週。新宿文化のYさんが出稽古に来られる。

・アップ
・股関節のストレッチ。開脚で胸まで着ける。
・腿上げ100、ミドルのモーションでで大きく回る50
・ミドルのフォームを確認、左右10

・二人組みで、打ち込み20、寝ての足入れ10
・遠いミドル、近いミドルなど対人で
・キャッチされたときの外し方、膝を押さえて外されない攻め
・前蹴りの攻防
・シャドー
・ミット、単発とフリー。
・パンチに対してプッシュ
・グローブスパー二分
・面スパー、一分四本
・ストレッチ

 自主トレ、打撃スパー各5本くらい。寝技も。やる。松波さんにリベンジ。

 懇親会には一号君が子連れ、ダンナ=志田君連れで来てくれる。大人しい子だこと・・

*******

 翌日曜、東大柔道部、対一橋定期戦。本郷の七徳堂にて。

 今年は一橋の都合により、9人戦。一人残し勝ちだったが、七大戦では考えられないような反則や技術的なミス等あり、両師範から厳しいご指導を受ける。

 懇親会は食堂にて。

 

(10月某日)

   スネークピット。サンドバッグ200、シャドー。タイトルマッチまであと三日の望月選手は早上がり。顔色は実によい。

 スパーは歌川・ヨースケ各選手に大江先生。計9ラウンド。

 歌川選手も試合が決まりそうとのこと一線の選手が試合の空白期間に所在なげにしているのはこちらも心苦しい。しかし「毎月でもいいっす」とは、恐れ入る。

 

(10月某日)

 外気は涼しい割に、室内は蒸し暑い一日。ビジネスマンクラス恒例の秋の審査会。今野さん、酒井さん、澤井さんが昇段審査に臨む。


・アップ
・基本
・移動(5号令一往復)
・組み手

今野さんが澤井さんとの一戦をフックで制止、寝技戦も引き分けて、見事60歳での三段昇段。酒井さんは前蹴りでうまく相手の突進を止めましたが、勝ちには至らず。澤井さんは今野戦が響き、生彩を欠いた。

懇親会は「さくら」にて。今野さんの「イヨマンテ」の美声が池袋の夜に響き渡い。自分は、組み手をしなかったので不完全燃焼。

 

(10月某日)

 同い年の東大OBに誘われ、柔道界1956年生まれの同期会というのに出る。門前仲町の「魚三」。

 四階に上がると、山下直前最強の座を争った松井先生や吉岡先生、皇宮警察師範の榎先生に、渋いところでは「金次郎返し」の元谷金次郎先生がおられる。

 北京五輪の慰労会で、日蔭先生、松岡義之先生をねぎらう趣旨である。


 

 元谷先生に、いきなり「あんた、ゴングに書いてるだろ!」と話かけられる。

 
「あの、木村政彦の連載(増田俊成氏)はいい!俺は二回しか読んでないが、あんたのと合わせて10ページだけで1000円払ってもいい。木村先生の話の過去の連載を買うにはどうしたらいいんだ?」とのこと。 ありがたや。

「金次郎は弱かったからなぁ」という野次が飛ぶ。いや、元谷先生、全日本で俊優勝しておられるのだが。恐ろしい層の厚さではある。

 

(10月某日)

 久々、スネークピット。タイトルマッチまであと10日の望月選手は、いつも通り延々とミット。見てるだけで気持ち悪くなるが、望月さんは結構けろっとしている。絶好調だ。

 サンドバッグ200、シャドーのあとスパー。望月・歌川・ヨースケ各選手に大江先生。計10ラウンド。結構、調子がよく、最後まで息が切れない。

 望月さんは「久々だから、軽くやりましょう」とにこやかに言っていたのに、10ラウンド目にいきなりめった打ちにしてくる。応戦したものの、腹をきかされて二度ダウン。

 ヨースケ選手はひっぱりだこらしくて、次に対戦する相手○○と××を大江先生が私だけに教えてくれたので、ものまねしながらヨースケさんとスパー。大江先生は、「似てますよ」とのことだが、ヨースケ「??」

 涼しいのに、ひどく汗をかいた

 

(10月某日)

 東大柔道部。久々、柏崎先生ご来臨。

 アップ後いきなり組み手乱取り。武田君とやる。寝技、七大ルールなど6本ほど。

 稽古後、『老いゆくアジア』大泉君といっしょに池袋へ。学芸・射手矢師範と「さくら」二階にて飲食。松茸ごはんなど出していただく。いろいろ面白い話が、ごにょごにょ。

 

(10月某日)

清々しい秋晴れ。20人弱での稽古、ビジネスマンクラス。糸井さんがカプセルホテルに泊まるとのことで、懇親会を最後まで楽しまれる。

・ストレッチ
・基本
・移動
・9/23の感想、続き
・「日下部スペシャル(襟を煽っての崩し)」の修正。右手で肘を押し上げ、抜重してロックをはずし、サイドに回り込む。
・ミドルのつかみから、膝の皿を押し上げ、膝を伸ばしてテイクダウンする。
・意識を相手よりも速く展開することについて
・グローブで防御、壁打ち、蹴りで防御
・スパー

 自主トレは、ミットとスパーを五本ほど。寝技も行う。

 来週は、酒井さん、今野さんが三段審査に挑戦するとのこと。

*******************

 

翌朝、早くから綾瀬、東京武道館へ。世界柔道団体戦である。

しかし、ま〜ったく、客がいない。中に入ると、結構席は空いている。チケットをあまり配布しなかったらしいが、もったいないなあ。

テレビでもやったが、男子はいいとこなし。驚いたのが、寝技国内現役最強の一人とされる国士舘の加藤が、ブラジルのカントに加藤返しどころか一方的に二度飛びつき十字を極められ、持ち上げて逃げたものの内股から完璧に十字を極められたこと。柔術的な動きに対応できていない。私は、柔道家にとって柔術は教養であると思うので、攻撃までできなくても防御は不可欠だ。石井が柔術を学んでいたのはそのせいだろう。やはり他の柔道家とは心がけが違うな。

女子はみな、寝技がいい。立ち技で崩したらそのまましつこく押さえ込んでいる。松本という選手は正対から横返しを連発、上四方で押さえ込んだ。まったく動きに切れ目がない。

 

(10月某日)

 月曜早朝に電話、親父がいよいよ危篤になったというので、新幹線で神戸へ。息があるうちに間に合う。静かに呼吸が止まった。火曜お通夜、水曜葬儀。ビジネスマンクラスからお花を頂戴する。後始末を木曜に、町内の同級生に集まってもらって飲み会で偲んでいただく。金曜に原稿を二時間で書いて入れて、最終で帰京。

   葬儀では、読経の代わりに鍋島直昶さんの「When I grow too old to dream(夢見る頃を過ぎても)」を流す。古老の優しいビブラフォンに、泣けた。

 ビジネスマンクラス。20人弱。糸井さんがカプセルホテルに泊まるとのことで、懇親会を最後まで楽しまれる。医療と産科について、興味深い話を聞く。

・ストレッチ
・基本
・移動
・9/23の感想、続き
・「日下部スペシャル(襟を煽っての崩し)」の修正。右手で肘を押し上げ、抜重してロックをはずし、サイドに回り込む。
・ミドルのつかみから、膝の皿を押し上げ、膝を伸ばしてテイクダウンする。
・意識を相手よりも速く展開することについて
・グローブで防御、壁打ち、蹴りで防御
・スパー

 自主トレは、ミットとスパーを五本ほど。寝技も行う。

 来週は、酒井さん、今野さんが三段審査に挑戦されるとのこと。

 さくらへ行くと、牧さんがスーツで来ていました。テレビ局は番組改編期で忙しいようですね。

 神戸で合宿、という妄想計画が進行中。深夜バスで大阪へ。拙宅で一休みして午前中から極真会で稽古、午後の部は空道。東京から一流の調理人(「みや野」主人)を同伴するので、魚屋の吉川君から鮮魚を仕入れて刺身と鍋にして拙宅、もしくは道場にて宴会。夜は魚小の仲間も加え、カラオケ三昧。なかなかダイナミックになってきた。

 

 

 

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サプリメント道場

はじめに

 

松原隆一郎「ビジネスマン空手家の生活と信条」『格闘王 男24歳からの格闘技』97.1