中年空道家日記2008年度版

 

 

(7月某日)

 完全回復したところで、早速にスネークのプロ練。メチャクチャ蒸し暑い。

 柔軟が終わり、サンドバッグに向かおうとしたところで大江先生が、「今日は逆にやります。スパーが先!」とのこと。自分は息を上げていない。大丈夫か?

 と、思っていたら、望月選手は青い顔をしている。そうか、先に大江先生のミットで瀕死になって、なんとか気力で持ち直してスパーを12ラウンドこなしているのが普段なのに、今日は先にスパーでスタミナを使ったら、暑いこともあり、ミットはどうなることか分からないのだ。お陰で、いつものひどい仕打ちは受けずに(耳の後ろに被弾しただけ。一時間、じーわじーわいっていた)見合うシーンが多かった。

 大江先生、望月・歌川・ヨースケ各選手と12ラウンドのスパー。各選手とも、入れ替わりで毎週、試合が入っている。ロングフックから首をつかんで膝、前蹴りのフェイントからミドルなどを試してみる。

 大江先生に左ロングフックから、左大外刈りをかけて掛け倒す。見事、STO(だったっけ?)が極まる。すかさずミドルで反撃を食い、両腕を背中で捻り上げられた。まずい!!と思うまもなく、ダブルアーム・スープレックス!腰を落としたのに、見事に一回転させられた。さすが、大江先生はプロレスマニアである。

 汗をかきすぎてサンドバッグをこれからやる気力がなくなったので、二時間の稽古で早帰り。

 

(7月某日)

 ひどく具合が悪い。夏風邪をひいたようだ。肩と首が硬直している。一週間続けて飲んでいるせいだろうか。だるいまま、ビジネスマンの稽古へ。寝技中心の週。20人ほど。

・ストレッチ
・パンチ防御の動作・蹴り防御の動作・基本
・ミット。パンチ単発、ミドル、ロー。
・受け身、後ろ・横
・えび・腹這い・足蹴上げ・足回し
・初級/中級に分けて、技術の稽古。初級指導は初段になって黒帯をもらったばかりの太田さんにお願いする。
・攻撃の基本として、下の持ち手を切る。下は手で二カ所持つ、などを徹底。
・寝技乱取り三本
・対人約手:グローブで防御。
・グローブスパー、スパー四本

終了後、有志が二階で3〜4ラウンドのグローブスパー。自分はミットを持つが、あまりにも調子悪かったのがピークを越え、やりたくなってきたので二本。計9本スパーした。

さくらがママの体調不良により使えず、懇親会は流浪の民となりました。

「ふくろ」は、いきなり断られ、北の家族も超満員。それで入った「ももいろといき」みたいな二階の店は、食事の内容はベリーグー。宮崎の冷たい茶漬けなど、食べる。5000円ほど。  

 翌日、国立のみなみ治療院。脳腫瘍から復帰したばかりの先生を日曜に引っ張り出してマッサージしてもらう。「筋肉がこわばってロックされちゃってるんですよ。難しいこと考えずに、肘も使うし針もお灸も全部やります」。で、完全回復〜!!やはりこの先生の治療は天才的だ。 

 

(7月某日)

 スネークピット。蒸し暑い。歌川選手は、シュートボクシングで今月もう一試合、タイトルマッチの査定試合とのことで、望月選手とともに気の遠くなるようなラウンド、ミットをこなしている。

 自分はサンドバッグでミドル200にシャドー。

 望月・歌川・ヨースケ・各選手と大江先生、井上選手と12ラウンドのスパー。 望月選手は真剣な表情でがんがん(本人にとっては二割くらいだろうが)打ってくるので、いきなり息が上がる。汗だく、ふらふらで終了。

 腿上げ300、前後ステップのパンチ、重りパンチ、腹筋。二リットルは汗をかいたな。帰宅、神戸・まるみや直伝のカレーうどんを自作後、アルチュセール等読む。

 

(7月某日)

 夕方、七徳堂。阪大が昨日からの居残りで出稽古に来るというので、自分も参加。柏崎師範も来ておられる。途中からは津沢師範も。

 さらに軽量級で惜しくも北京行きは逃したが、依然として第一線グループの了徳寺学園・小川武志選手がお見えになる。柏崎師範からの要望で、背負い系の選手が指導を受ける。自分もちゃっかり横で聴講。要するに、持ち手で体重をかけ、ふっと抜くことで崩すということらしい。もちろん、言うだけなら易しい。しかしヒントが多く、得した気分。津沢師範は、さらに相手に持ち手を切らせておいて、同じ切り方をしてきたときに身体を寄せて投げろ、と仰る。高度過ぎて、目が回る。

 阪大の学生とも一本乱取り。計・三本。すがすがしい。

 その後、新聞社のインタビューなど受け、早々に帰宅。 

 

(7月某日)

 朝八時に家を出る。武道大会のはしごである。

 まずは講道館へ。全国国公立大会。七人の三チーム予選、それに勝ち抜くとベスト16となる。優勝はほぼ決まっていて、筑波大学。飛車格落ちで優勝するのがいつものことらしい。準優勝も指定席で、ほぼ埼玉大学。あとを秋田大・鹿屋体育大・東京教育大・茨城大などが争うのである。

 

 東大は、まずは神戸大と。なかなか強い相手だったが、立ち技が互角でも寝技で取れたのが大きかった。これも七大戦準優勝の成果か。4−1で勝ち。西沢・堤の取り役がしっかり抜く。大将の本田は、横三角への入りが本当に早くなった。

 ただし、神戸大の前田という選手はえらく背負いのキレがいい。余裕しゃくしゃくで出てきたが、立ち姿勢で東大生を一回転半させた。感心して、次の神戸大・福島大の試合は携帯でビデオ撮影。ちゃんと背負いで一本勝ちしてくれるところがまた良い。

次戦は福島大と。先鋒がなかなか強く、取られる。次鋒の相手は60キロくらいだったが肩車の入りが鋭く、当方の一年生がしっかり抱え上げられて一本負け。

 堤が抜き返したのに続き新主将の渡辺直人がバックからの十字を決めたのに、参ったしない。どうも関節がずれていたらしい。残念。ここで技ありだったため、本田が取ったが三対三、内容差負け。「勝てた試合だったのになぁ」とは柏崎師範。

 ところが天は見捨てないもので、神戸大が福島大と二対二、内容差勝ち。三チームが一勝一敗となり、星の差で東大が決勝トーナメントに進出。

 ここで酒井さんに電話したところ、もうビジネスマン大会の開会式が終わったというではないか。あちゃー、ルール説明をするはずだったのに、一時くらいまでは少年部が続くと思っていたのが甘かった。さっそくにタクシーで移動。後で聞いたら埼玉大との準々決勝は0−7だった由。

 第三試合で荒川スポーツセンター着。えらく蒸し暑い。糸井さんが、試合を終わって次ぎは棄権すると仰っている。この暑さで面を着けるのだから、それも仕方ない。

 廣井支部長と相談して、10試合が終わったところで急遽マイクを持ち、「今後の試合は1.5分の本戦決着、延長なしでいかがですか?」と選手に問いかける。挙手を求めたところ、延長なしで構わないとのことだったので、副主審に決着をお願いする。選手は力がはいって息を止め打ち合っている。試合終了と同時に酸欠のようになる方もおられたので、納得いただけたのではないか。

 私のクラスからは成績は芳しくなかった。しかし負傷のままの出場だったり、初めての顔面だったり、試合そのものが初めての割には、よくやってくれたと思う。

 総本部の応援組も含め、タクシーで町屋に移動。蕎麦屋で飲む。

 五時過ぎに、今度は池袋に移動。東大柔道部の打ち上げだ。モーモーハウスにて、しゃぶしゃぶ。津沢師範もお見えになる。学生を連れて、もう一軒。深夜に帰宅。

 

(7月某日)

    蒸し暑い、蒸し暑い。仕事がタイトなので、集中できていない。明日試合だということだが、選手である糸井さん、早稲田の平野さんが参加。二十人弱でゆっくりやる。蹴り中心の週。

・ストレッチ
・防御、基本
・腿上げ、ミドルのモーションでで大きく回る、各100
・ミドルのフォームを確認、左右10
・二人組みで、打ち込み20、寝ての足入れ10
・遠いミドル、近いミドル
・背中でキャッチ、キャッチされたときの外し方
・前蹴り
・ミット 単発、パンチからミドル、左右連打
・グローブでパンチを防御
・右vs左
・グローブスパー二分
・面スパー、一分四本
・ストレッチ

 ミドルは浅くキャッチされたときは回転ではずすが、深くキャッチされたときは前襟をつかんで引き込み、ガードにするのが良いと思う。個人的には、そこからオモプラッタに行きたい。それを前提にすれば、高齢者はパンチ中心だと疲れるから、蹴り中心で良いのでは、ということを話す。

 終了後、二階で有志がグローブスパー2分3〜4本。ミットをほぼ全員分持つ。体液とともに大事なものが抜けた感じで、えらく疲れる。マルチビタミンなど飲んで、クーラーを浴びる。

 懇親会は、さくらへ。伊東夫妻がいないので、料理が余るかと思ったが、10時頃からぞろぞろと集まる。所君から座っている皆にメールが来る。前日なので眠れな〜いとのこと。

 

(7月某日)

   久しぶり、高木道場。軽く稽古するつもりで来たら、フランスの指導者が10人ほど見学と稽古を兼ねて来ている。

 自分は乱取り三本。学生のようにはきつく持ってこないので、楽にできた。

 

 

(6月某日)

 7月6日にビジネスマンクラスの試合があるため、稽古が熱気を帯びてきた。組み技中心の週。 今回から、組み技は初級・中級・上級と分けてルーティーンの技研を行うことにする。初級は杉本君が説明してくれた。

・ストレッチ
・防御の動き、基本
・ミット。ワンツー、ロー、ミドルで身体をほぐす
・組み技(二組に分かれる)
・グローブを着けて、接近から肘
・グローブスパー2分一本
・スパー、一分三本
・組みスパー2本

 終了後、伊東君の相手を自分ともう一人でやる。

 二階で二分のスパーを五本。ミットも持つ。

 懇親会はさくら。まったりする。

   阿佐谷に深夜帰ってきたら、駅で見かけたことのある八王子のキックジム会長と出くわす。飯村さん、大野さんがタイ料理屋で飲んでいるとのこと。顔を出す。大野さんはアメリカでの試合は僅差で判定負けとのこと。アウェーは難しいものだ。

 

(6月某日)

 スネークピット。涼しいが蒸し暑い。大量に汗をかく。

 ミドル200にシャドー。

 ヨースケ選手は、日曜に試合したばっかりなのに稽古に参加している。気迫溢れる試合でプロとして十分に面白かったが、セコンドの声に従わなかったのがマイナスか。

 望月・歌川・ヨースケ・各選手7ラウンドのスパー。 歌川選手は試合直前なので二回で抜ける。望月選手に弄ばれる。

 腿上げ300、前後ステップのパンチ、重りパンチ、腹筋。

 

 

(6月某日)

   お茶の水で会合があるので、一時間だけと、久しぶりに講道館。しかし実業団が大勢来る日で、ごった返している。

 しかたなく、初老の方にお願いして、打ち込み。「力があるねえ、腰がいかれてしまう」と仰るのだが、それは腰で完全に跳ね返そうとされるからだ。そこまで力を入れなくてもいいんじゃないかしら。まあ当方はお願いしているので、何も言わず進める。

 また年長の方に乱取りをお願いする。8分はやったか、息が切れた。次は、文京一中の中学生。組み手争いなどしてきて、なかなか技術がある。先日、大泉さんから教わったケンカ四つの組み手のコツをいろいろ確認してみる。組み勝ってから高井洋平のやる大内→内股というのは、なるほど言われた通りに相手がこけるな。

 風呂に入り、会合へ。組み技は週に一度はやらないと血液が循環しない気がする。

 

(6月某日)

   七大戦で一週休んでビジネスマンクラス。先週に昇段した村上・杉本両君が参加。拍手で迎える。かなり蒸し暑い。パンチ中心の週。

・ストレッチ
・防御、基本
・ステップ。前進、後退、ジャブを突きながら前進、サークリングなど
・前後ステップしながら、ジャブ、バックジャブ、フック、アッパー、ストレートなど
・大きなグローブを着けて、「ジャブ・フック・アッパー」を左だけで15回、右だけで15回、2セット。
・シャドー

◇二人組みになって
・相手にストレートを出してもらってヘッドスリップ、フックでダッキング、ウィービング(初級)
・壁打ち(上級)
・ミドルを相手の腹に当てて、元の姿勢に戻る
・エビで足を入れる動作10

◇サンドバッグ(4×4)
・必修はストレート・フック・右ロー・左ミドルを20

◇グローブ
・ローにカウンターのストレートを合わせる
・前蹴りを捌いてパンチで反撃
・2分、スパー

◇面
・面1分×4

 自主トレは十人ほど、グローブで二分四本、ミットを持つ。

 懇親会はさくらにて。佐野・上野両君がいて、「組」関係と農業の話で盛り上がる。
 

 

(6月某日)

   前日、駒場で東大柔道部の稽古を見に行く。全員、顔色が変わっている。打ち込みと息上げ。かなり軽快かつ効率よく身体が使えている。行ける予感がしてきた。

 翌朝、七時起き。八時過ぎに東京駅で待ち合わせ、部員と合流する。自分も柔道部Tシャツ姿である。

 仙台着、東北大の試合場へ直行。畳はふかふか、足の指でつかめるような素材だ。部員はアップしている。自分は学食で食事をして、いったん「ホテル太陽」へ。主将会議のため戻る。二時間ほど打ち合わせ。抽選があり、一回戦は北大、二回戦は京大と名大の勝者というブロックに入った。

 夜はみなと食事した後、柏崎先生とともに近所の牛タン屋へ。やたらとかん高い声で騒ぐ女性がおり、親父が「水をかけてやりたい」と言うのがおかしかった。夜半、マルクス系の本を読む。

 以下、「ゴンカク」に書く。出版された後に、掲載することにしたい。

 

(6月某日)

 スネークピット。日中は暑かったが夕方は涼しくなってきた。試合のある歌川選手は気が遠くなるほどミットを蹴らされていた。

 サンドバッグでミドル200にシャドー。

 望月・歌川・ヨースケ・各選手、大江先生と10ラウンドのスパー。休みがないときつい。

 腿上げ300、前後ステップのパンチ、重りパンチ、腹筋。

 

(6月某日)

 東大柔道部。いよいよ七大戦の週である。仕上がりは上々。二年生と乱取り。自分も体調は良い。

 監督とまたまた湯島のIへ。主人も呆れているのではないか。

 落雷で電車が止まっており帰宅が大変だった。

 

(6月某日)

  ビジネスマンクラス。審査前なので、別メニュー。かなり暑くなってきた。怪我をしていた藤澤さんが復帰されました!

・アップ、ストレッチ
・立ち方、基本
・移動(酒井さんが声かけ)
・グローブ着用、壁打ち
・パンチを蹴りで防御
・グローブスパー
・面スパー1分4本
・ダウン

 二階にて自主トレ、グローブスパー2分4本

 体力別で優勝した堀越君の祝勝会を「和さび」で行いました。帰京していつの間にか他流派(極真会増田道場)に属していた川口さんに来ていただきました。深夜まで、しみじみしました・・

 

(6月某日)

 歯医者のある神保町をぶらぶらしていたら、監督から電話。その流れで東大へ。

 調子が良くなってきたので、四本ほど乱取り。風呂に入り、二年生をまたまた湯島の中華へ連れて行く。今度は半額だった。面白し。

 

(6月某日)

 東大柔道部。柏崎師範、楠監督、OBも沢山来られて盛況。UFCの中村和浩さんもお見えになる。試合は残念だった。ローがきいてしまった、とのこと。パンチは全部見きったというだけに、残念さが表情に滲んでいた。

 自分は女子と一本、男子に二本。打ち込みを沢山やる。

 三年生を8人連れて湯島の中華へ。気合い入れて食事するが、単品を先に頼んだら、三時間後になって飯類がどかんと来た。勘定書を見てびっくり・・満腹です。

 

 

 

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サプリメント道場

はじめに

松原隆一郎「ビジネスマン空手家の生活と信条」『格闘王 男24歳からの格闘技』97.1